JP2019184016A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】差動機構周辺に潤滑油が滞留するのを抑制でき、油撹拌によるフリクションの増加や泡立ちを抑制できる動力伝達装置を提供する。【解決手段】本発明の動力伝達装置では、駆動源からの動力を、変速機構、減速機構及び差動機構の順に経由して駆動輪に伝達する動力伝達装置において、前記減速機構を、前記差動機構と同軸上、かつ隣接して配置されるとともに、第1の回転要素が変速機ケースにスプライン嵌合され、第2の回転要素を変速機構に連結し、第3の回転要素を前記差動機構に連結された遊星歯車機構で構成し、当該遊星歯車機構の前記第1の回転要素と変速機ケースとのスプライン嵌合部のうち、変速機の鉛直下方側のスプライン歯を一部削除した欠歯部を備えることを特徴とする。【選択図】 図3
Description
本発明は、動力伝達装置に関する。
特許文献1には、駆動輪へ駆動力を伝達する差動機構であるデファレンシャルギヤ軸と同軸上に、変速機構からの駆動力をデファレンシャルギヤの直前で減速する減速機として遊星歯車を備えた動力伝達装置の技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、デファレンシャルギヤの軸中心は、変速機の変速機構といった複数の回転軸の軸中心よりも低い位置におかれることが一般的であり、また、差動歯車に隣接して減速機構が配置され、かつリングギヤがケースにより固定されていることから、デファレンシャルギヤやその周辺を潤滑した油が、変速機構側に設けられた油だまりに戻る際に、この減速用遊星歯車が邪魔になって油だまり側へ油が排出されにくくなり、デファレンシャルギヤの周辺に油が溜り、油を撹拌してしまい、油の撹拌によるフリクション増加や油の泡立ちなどによるオイルポンプのエア吸いこみなどの問題が発生する恐れがあった。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、差動機構周辺に潤滑油が滞留するのを抑制でき、油撹拌によるフリクションの増加や泡立ちを抑制できる動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明の動力伝達装置では、駆動源からの動力を、変速機構、減速機構及び差動機構の順に経由して駆動輪に伝達する動力伝達装置において、前記減速機構を、前記差動機構と同軸上、かつ隣接して配置されるとともに、第1の回転要素が変速機ケースにスプライン嵌合され、第2の回転要素を変速機構に連結し、第3の回転要素を前記差動機構に連結された遊星歯車機構で構成し、当該遊星歯車機構の前記第1の回転要素と変速機ケースとのスプライン嵌合部のうち、変速機の鉛直下方側のスプライン歯を一部削除した欠歯部を備えることを特徴とする。
よって、本発明の動力伝達装置にあっては、差動機構周辺に潤滑油が滞留するのを抑制でき、油撹拌によるフリクションの増加や泡立ちを抑制することができる。
[実施例1]
図1は、本発明が適用される一例としての動力伝達装置の概略図である。
図1は、本発明が適用される一例としての動力伝達装置の概略図である。
[動力伝達装置の構成]
動力伝達装置100は、変速機構としてのCVT3、減速機構としての第2減速機構5及び差動機構7とから構成されている。
駆動源としてのモータ1の駆動力が、第1減速機構2を構成する入力ギヤ2aとこれに噛み合う出力ギヤ2bを介して、変速機構としてのCVT3のプライマリプーリ3aへ伝達される。
さらに、プライマリプーリ3aからベルト3cを介してセカンダリプーリ3bへ、駆動力が所定の変速比で伝達される。
セカンダリプーリ3bへ伝達された駆動力は、出力ギヤ4aとこれに噛み合うファイナルギヤ4bを経由して、減速機構としての遊星歯車で構成される第2減速機構5へと伝達される。
第2減速機構5の第2の回転要素としてのサンギヤ5Sは、ファイナルギヤ4bと一体に形成されており、このサンギヤ5Sに、CVT3から第2減速機構5への駆動力が入力される。
第2減速機構5の第1の回転要素としてのリングギヤ5Rは、その外周にスプライン歯が形成され、第1変速機ケース8aの内周に形成されたスプライン歯に嵌合することにより、第1変速機ケース8aに固定されている。
第2減速機構5のリングギヤ5Rとサンギヤ5Sに噛み合うピニオンギヤ5Pを支持する第3の回転要素としてのキヤリヤ5Cは、差動機構7の差動機構ケース7aに常時連結しており、第2減速機構5からの駆動力を差動機構7へ入力する。
このように、差動機構7の直前において、第2減速機構5にて減速するため、CVT3で伝達する駆動力を小さくすることができるので、部品強度を下げることができて、CVT3の小型化や部品の耐久性を向上することができる。
また、第2減速機構5を遊星歯車にて構成しているので、回転軸線P方向の寸法の増大を抑制することができる
差動機構7は、一対のドライブシャフト14を介して、両側の駆動輪6a、6bへ駆動力を伝達する。
動力伝達装置100は、変速機構としてのCVT3、減速機構としての第2減速機構5及び差動機構7とから構成されている。
駆動源としてのモータ1の駆動力が、第1減速機構2を構成する入力ギヤ2aとこれに噛み合う出力ギヤ2bを介して、変速機構としてのCVT3のプライマリプーリ3aへ伝達される。
さらに、プライマリプーリ3aからベルト3cを介してセカンダリプーリ3bへ、駆動力が所定の変速比で伝達される。
セカンダリプーリ3bへ伝達された駆動力は、出力ギヤ4aとこれに噛み合うファイナルギヤ4bを経由して、減速機構としての遊星歯車で構成される第2減速機構5へと伝達される。
第2減速機構5の第2の回転要素としてのサンギヤ5Sは、ファイナルギヤ4bと一体に形成されており、このサンギヤ5Sに、CVT3から第2減速機構5への駆動力が入力される。
第2減速機構5の第1の回転要素としてのリングギヤ5Rは、その外周にスプライン歯が形成され、第1変速機ケース8aの内周に形成されたスプライン歯に嵌合することにより、第1変速機ケース8aに固定されている。
第2減速機構5のリングギヤ5Rとサンギヤ5Sに噛み合うピニオンギヤ5Pを支持する第3の回転要素としてのキヤリヤ5Cは、差動機構7の差動機構ケース7aに常時連結しており、第2減速機構5からの駆動力を差動機構7へ入力する。
このように、差動機構7の直前において、第2減速機構5にて減速するため、CVT3で伝達する駆動力を小さくすることができるので、部品強度を下げることができて、CVT3の小型化や部品の耐久性を向上することができる。
また、第2減速機構5を遊星歯車にて構成しているので、回転軸線P方向の寸法の増大を抑制することができる
差動機構7は、一対のドライブシャフト14を介して、両側の駆動輪6a、6bへ駆動力を伝達する。
図2は、本発明が適用される一例としての動力伝達装置の側面から見た概念図である。
差動機構7の回転軸線Pが、変速機ケース8内の鉛直軸Z方向のもっとも鉛直下方にあるのが分かる。
図3は、実施例1の動力伝達装置の減速機構と差動機構を示す断面図であり、図4は、実施例1の動力伝達装置の減速機構の第2変速機ケースを取り外した状態での側面図である。
変速機ケース8は、第1変速機ケース8aと第2変速機ケース8bとから構成されている。
ファイナルギヤ4bは、出力ギヤ4aと噛合う歯が一方側(図示右方向)の端部に形成され、周方向に複数の貫通孔17が形成された筒状部4b1と、この筒状部4b1に連続して径方向内側に延びる底部4b2と、この底部4b2の内周側で他方側(図示左方向)に延びるフランジ部4b3と、底部4b2の内周には、一方側に延び、その外周に減速機構としての第2減速機構のサンギヤ5Sが形成された小径の凸部4b4から、構成されている。
フランジ部4b3の外周は、軸受9bの内輪に固定され、軸受9bの外輪は第2変速機ケース8bに固定されており、ファイナルギヤ4bは、軸受9bにより回転自在に第2変速機ケース8bに支持されている。
また、図2にも示すように、凹状のバッフルプレート18が、ファイナルギヤ4bの出力ギヤ4aと噛合う歯の鉛直下方側のほぼ半分を囲むように設けられている。
ファイナルギヤ4bは、出力ギヤ4aと噛合う歯が一方側(図示右方向)の端部に形成され、周方向に複数の貫通孔17が形成された筒状部4b1と、この筒状部4b1に連続して径方向内側に延びる底部4b2と、この底部4b2の内周側で他方側(図示左方向)に延びるフランジ部4b3と、底部4b2の内周には、一方側に延び、その外周に減速機構としての第2減速機構のサンギヤ5Sが形成された小径の凸部4b4から、構成されている。
フランジ部4b3の外周は、軸受9bの内輪に固定され、軸受9bの外輪は第2変速機ケース8bに固定されており、ファイナルギヤ4bは、軸受9bにより回転自在に第2変速機ケース8bに支持されている。
また、図2にも示すように、凹状のバッフルプレート18が、ファイナルギヤ4bの出力ギヤ4aと噛合う歯の鉛直下方側のほぼ半分を囲むように設けられている。
減速機構としての第2減速機構5のピニオンギヤ5Pを支持するキャリア5Cは、差動機構7の差動機構ケース7aに、圧入嵌合されるピン5c1にて固定されている。
差動機構ケース7a内には、一対のドライブシャフト14、14と回転軸線Pの同軸上でスプライン嵌合して、駆動力を伝達する一対のサイドギヤ7b、7bと、回転軸線Pと直交する方向に、差動機構ケース7aに貫通固定された軸7dに回転自在に支持され、一対のサイドギヤ7b、7bと噛合う一対のピニオンギヤ7c、7cが配置されている。
また、差動機構ケース7aの一方側の端部は、軸受9aを介して第1変速機ケース8aに、回転自在に支持されている。
差動機構ケース7a内には、一対のドライブシャフト14、14と回転軸線Pの同軸上でスプライン嵌合して、駆動力を伝達する一対のサイドギヤ7b、7bと、回転軸線Pと直交する方向に、差動機構ケース7aに貫通固定された軸7dに回転自在に支持され、一対のサイドギヤ7b、7bと噛合う一対のピニオンギヤ7c、7cが配置されている。
また、差動機構ケース7aの一方側の端部は、軸受9aを介して第1変速機ケース8aに、回転自在に支持されている。
減速機構としての第2減速機構5のリングギヤ5Rの外周には、円筒状に形成された第1変速機ケース8aの筒状部8a1の他方側の端部内周面に形成されたスプライン歯と噛合い、スプライン嵌合部10を構成するスプライン歯が形成されている。
このスプライン嵌合部10により、第2減速機構5のリングギヤ5Rは、第1変速機ケース8aに固定されている。
また、リングギヤ5Rは、一方側の端部は、第1変速機ケース8aに当接し、他方側の端部は、筒状部8a1の他方側の端部内周面に形成された溝に、係合するCリング15により、抜け止めされている。
このスプライン嵌合部10により、第2減速機構5のリングギヤ5Rは、第1変速機ケース8aに固定されている。
また、リングギヤ5Rは、一方側の端部は、第1変速機ケース8aに当接し、他方側の端部は、筒状部8a1の他方側の端部内周面に形成された溝に、係合するCリング15により、抜け止めされている。
また、図3、図4の下方向すなわち、鉛直下方側のスプライン嵌合部10の一部のスプライン歯は、リングギヤ5Rおよび第1変速機ケース8aの筒状部8a1ともに、削除されて、欠歯部12が形成されている。
さらに、欠歯部12の第1変速機ケース8aの筒状部8a1の内周面は、筒状部8a1の図示左方向の開口部に向かって(前記差動機構7側から第2減速機構5側に向かって)、第1減速機構5及び差動機構7の回転軸線Pからの距離が長くなるような勾配が設けられた傾斜面11が形成されている。
また、第1変速機ケース8aの筒状部8a1の図示左方向の端部には、図示上方向の半径方向内側の一端が前記欠歯部12に接続し、図示下方向の半径方向外側の他端が、第2減速機構5の他方側の鉛直下方に設けられた油だまり16側に開口する開口溝13が形成されている。
さらに、欠歯部12の第1変速機ケース8aの筒状部8a1の内周面は、筒状部8a1の図示左方向の開口部に向かって(前記差動機構7側から第2減速機構5側に向かって)、第1減速機構5及び差動機構7の回転軸線Pからの距離が長くなるような勾配が設けられた傾斜面11が形成されている。
また、第1変速機ケース8aの筒状部8a1の図示左方向の端部には、図示上方向の半径方向内側の一端が前記欠歯部12に接続し、図示下方向の半径方向外側の他端が、第2減速機構5の他方側の鉛直下方に設けられた油だまり16側に開口する開口溝13が形成されている。
図3の矢印は、潤滑油の流れを示すものである。
従来は、スプライン嵌合部10が壁となり、差動機構7周辺の第1変速機ケース8a内に潤滑油が滞留して、差動機構7による油撹拌によるフリクションの増加や泡立ちが発生していたが、この欠歯部12を形成することで、差動機構7周辺の第1変速機ケース8a内に潤滑油が滞留することなく、潤滑油を傾斜面11、開口溝13、貫通孔17を経由して、油だまり16へ戻すことができる。
また、欠歯部12の第1変速機ケース8aの筒状部8a1の内周面に形成された傾斜面11により、よりスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
さらに、第1変速機ケース8aの筒状部8a1の他方側の端部に形成した開口溝13により、Cリング15に邪魔されずに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
ファイナルギヤ4bの筒状部4b1に形成された複数の貫通孔17にて、遠心力により、さらにスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
なお、出力ギヤ4aと噛合う歯を囲むように設けられた凹状のバッフルプレート18により、ファイナルギヤ4bが油だまり16に浸かっていないので、油だまり16内の潤滑油を直接撹拌することが抑制できる。
また、ファイナルギヤ4bの筒状部4b1に形成された複数の貫通孔17にて、凹状のバッフルプレート18の上流側にて、潤滑油を油だまり16へ戻しているので、凹状のバッフルプレート18内へ潤滑油が流れ込むことを抑制できる。
従来は、スプライン嵌合部10が壁となり、差動機構7周辺の第1変速機ケース8a内に潤滑油が滞留して、差動機構7による油撹拌によるフリクションの増加や泡立ちが発生していたが、この欠歯部12を形成することで、差動機構7周辺の第1変速機ケース8a内に潤滑油が滞留することなく、潤滑油を傾斜面11、開口溝13、貫通孔17を経由して、油だまり16へ戻すことができる。
また、欠歯部12の第1変速機ケース8aの筒状部8a1の内周面に形成された傾斜面11により、よりスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
さらに、第1変速機ケース8aの筒状部8a1の他方側の端部に形成した開口溝13により、Cリング15に邪魔されずに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
ファイナルギヤ4bの筒状部4b1に形成された複数の貫通孔17にて、遠心力により、さらにスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
なお、出力ギヤ4aと噛合う歯を囲むように設けられた凹状のバッフルプレート18により、ファイナルギヤ4bが油だまり16に浸かっていないので、油だまり16内の潤滑油を直接撹拌することが抑制できる。
また、ファイナルギヤ4bの筒状部4b1に形成された複数の貫通孔17にて、凹状のバッフルプレート18の上流側にて、潤滑油を油だまり16へ戻しているので、凹状のバッフルプレート18内へ潤滑油が流れ込むことを抑制できる。
次に、作用効果を説明する。
実施例1の動力伝達装置にあっては、以下に列挙する作用効果を奏する。
実施例1の動力伝達装置にあっては、以下に列挙する作用効果を奏する。
(1)遊星歯車機構で構成される第2減速機構5のリングギヤ5Rと第1変速機ケース8aとのスプライン嵌合部10のうち、鉛直下方側のスプライン歯を一部削除した欠歯部12を形成した。
よって、この欠歯部12を形成することで、差動機構7周辺の第1変速機ケース8a内に潤滑油が滞留することなく、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
よって、この欠歯部12を形成することで、差動機構7周辺の第1変速機ケース8a内に潤滑油が滞留することなく、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
(2)欠歯部12の第1変速機ケース8aの筒状部8a1の内周面は、筒状部8a1の他方側の開口部に向かって(前記差動機構7側から第2減速機構5側に向かって)、第1減速機構5及び差動機構7の回転軸線Pからの距離が長くなるような勾配が設けられた傾斜面11を形成した。
よって、よりスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
よって、よりスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
(3)第1変速機ケース8aの筒状部8a1の端部に、半径方向内側の一端が前記欠歯部12に接続し、半径方向外側の他端が油だまり16側に開口する開口溝13を形成した。
よって、Cリング15に邪魔されずに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
よって、Cリング15に邪魔されずに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
(4)ファイナルギヤ4bの筒状部4b1の周方向に複数の貫通孔17を形成した。
よって、遠心力により、さらにスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
よって、遠心力により、さらにスムーズに、潤滑油を油だまり16へ戻すことができる。
(5)凹状のバッフルプレート18をファイナルギヤ4bの出力ギヤ4aと噛合う歯の鉛直下方側のほぼ半分を囲むように設けた。
よって、ファイナルギヤ4bが油だまり16に浸かっていないので、油だまり16内の潤滑油を直接撹拌することが抑制できる。
よって、ファイナルギヤ4bが油だまり16に浸かっていないので、油だまり16内の潤滑油を直接撹拌することが抑制できる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
また、実施例では、欠歯部12を形成するのに、リングギヤ5Rおよび第1変速機ケース8aの筒状部8a1ともに、スプライン歯を削除したが、どちらか一方のスプライン歯を削除することで、欠歯部12を形成してもよい。
さらに、実施例では、第1変速機ケース8aに固定される第1の回転要素としてリングギヤ5R、入力としての第2の回転要素としてサンギヤ5S、出力としての第3の回転要素としてキャリア5Cで説明したが、これに限定されるものではない。
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
また、実施例では、欠歯部12を形成するのに、リングギヤ5Rおよび第1変速機ケース8aの筒状部8a1ともに、スプライン歯を削除したが、どちらか一方のスプライン歯を削除することで、欠歯部12を形成してもよい。
さらに、実施例では、第1変速機ケース8aに固定される第1の回転要素としてリングギヤ5R、入力としての第2の回転要素としてサンギヤ5S、出力としての第3の回転要素としてキャリア5Cで説明したが、これに限定されるものではない。
1 モータ(駆動源)
2 第1減速機構
3 CVT(変速機構)
5 第2減速機構(減速機構)
5C キャリア(第3の回転要素)
5P ピニオンギヤ
5R リングギヤ(第1の回転要素)
5S サンギヤ(第2の回転要素)
6a 駆動輪
6b 駆動輪
7 差動機構
10 スプライン嵌合部
11 傾斜面
12 欠歯部
13 開口溝
16 油だまり
17 貫通孔
18 バッフルプレート
2 第1減速機構
3 CVT(変速機構)
5 第2減速機構(減速機構)
5C キャリア(第3の回転要素)
5P ピニオンギヤ
5R リングギヤ(第1の回転要素)
5S サンギヤ(第2の回転要素)
6a 駆動輪
6b 駆動輪
7 差動機構
10 スプライン嵌合部
11 傾斜面
12 欠歯部
13 開口溝
16 油だまり
17 貫通孔
18 バッフルプレート
Claims (3)
- 駆動源からの動力を、変速機構、減速機構及び差動機構の順に経由して駆動輪に伝達する動力伝達装置において、
前記減速機構を、前記差動機構と同軸上、かつ隣接して配置されるとともに、第1の回転要素が変速機ケースにスプライン嵌合され、第2の回転要素を変速機構に連結し、第3の回転要素を前記差動機構に連結された遊星歯車機構で構成し、
当該遊星歯車機構の前記第1の回転要素と変速機ケースとのスプライン嵌合部のうち、変速機の鉛直下方側のスプライン歯を一部削除した欠歯部を備える、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1に記載の動力伝達装置において、
前記変速機ケースの内周面は、前記差動機構側から減速機構側に向かって、減速機構及び差動機構の回転軸からの距離が長くなるような勾配を備える傾斜面がある、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項2に記載の動力伝達装置において、
前記変速機ケースには、半径方向内側の一端が前記欠歯部に接続し、半径方向外側の他端が油だまり側に開口する開口溝が形成されている、
ことを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018078322A JP2019184016A (ja) | 2018-04-16 | 2018-04-16 | 動力伝達装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018078322A JP2019184016A (ja) | 2018-04-16 | 2018-04-16 | 動力伝達装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2019184016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113232226A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-10 | 有志竟成(山东)新能源科技有限公司 | 一种基于塑料板生产用二氧化碳发泡装置 |
-
2018
- 2018-04-16 JP JP2018078322A patent/JP2019184016A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113232226A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-10 | 有志竟成(山东)新能源科技有限公司 | 一种基于塑料板生产用二氧化碳发泡装置 |
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