JP2019182127A - トラック - Google Patents

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久和 花岡
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Abstract

【課題】ボンネット型のトラックにおいて、全長の長い荷物を積載することができ、且つ荷物を容易に積載することのできる荷台を提供する。【解決手段】ボンネット型のトラックであって、車体の前部に設けられ、車幅方向に延びるエンジンルームと、エンジンルームの後側において、車幅方向一側に偏在する客室4と、客室4の車幅方向他側から客室の後方に延びる荷台20とを有し、荷台20の上面はエンジンルームの上壁よりも低い位置に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、ボンネット型のトラックに関する。
客室を変形させることによって、車体に全長の長い荷物を載置する載置面を設けることができるボンネット型のトラックが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1のトラックにはボンネットの後方に運転席が設けられた主客室、及び補助席が設けられた副客室が左右に並んで配置されている。ボンネットの上面であって、副客室の前方にはフロント補助台が設けられている。2つの客室の後方には、フロント補助台と同じ高さの荷台が設けられている。副客室の後壁上部を前方に傾倒させて副客室を変形させると、副客室の上面はフロント補助台の上面及び荷台の上面と面一となる。これにより、フロント補助台から車体後部に設けられた荷台に至る略水平な載置面を形成することができる。
実開昭63−180439号公報
特許文献1のトラックでは車体後部の荷台とボンネットの上面に設けられたフロント補助台とが同じ高さに構成されている。そのため、車体後部の荷台がボンネットよりも高くなり、荷物を荷台に積載することが難しい。
本発明は、以上の背景を鑑み、ボンネット型のトラックにおいて、全長の長い荷物を積載することができ、且つ積載作業が容易な荷台を設けることを課題とする。
上記課題を解決するために、車体の前部に設けられ、車幅方向に延びるエンジンルーム(2)と、前記エンジンルームの後側において、車幅方向一側に偏在する客室(4)と、前記客室の車幅方向他側から前記客室の後方に延びる荷台(20)とを有し、前記荷台の上面は前記エンジンルームの上壁よりも低い位置に設けられていることを特徴とする。
この態様によれば、客室の側方から客室の後方までの長さの荷物をトラックに積載することができる。また、荷台の高さはエンジンルームの上壁よりも低くなるため、荷物を容易にトラックに積載することができる。
上記の態様において、前記エンジンルームの上壁上面は前記車幅方向他側において、略水平をなすとよい。
この態様によれば、エンジンルーム上壁上面から荷台後端に至る全長の長い荷物をトラックに積載することができる。
上記の態様において、前記車体に固定され、それぞれ車輪を上方から覆うホイールハウス(7,8)を有し、前記荷台の上面は少なくとも一つの前記ホイールハウスの上端よりも下方に設けられているとよい。
この態様によれば、荷台の上面はホイールハウスの上端よりも下方に設けられているため、荷台をより低くすることができ、より容易にトラックに荷物を積載することができる。
上記の態様において、前記荷台の前記車幅方向他側の側縁にヒンジ接続され、前記荷台に略平行な水平位置に保持可能な側あおり(22)を有し、前記側あおりの内側には、スロープ板(25)が取り外し可能に設けられ、前記スロープ板は前記側あおりから取り外されたときに、前記荷台に略平行な位置に保持された前記側あおりと地面との間に掛け渡し可能であるとよい。
この態様によれば、スロープ板を地面と側あおりとの間に掛け渡すことによって、地面と側あおりとの間に傾斜面が設けられる。これによって、地面から荷台に達する通路が形成されて、荷物を台車に載せて通路に沿って地面から荷台に運搬することができ、トラックに容易に荷物を積載することができる。また、荷物を積み込んだ後にスロープ板を側あおりの内側に取付けて、側あおりを閉じることでスロープ板を容易にトラックに積載することができる。
上記の態様において、前記荷台の後縁にヒンジ接続された後あおり(30)を有し、前記後あおりは、一端において前記荷台の後縁にヒンジ接続され、前記荷台に略平行な位置に保持可能な板状の基部(31)と、前記基部の他端縁にヒンジ接続された板状の縁部(32)とを備え、前記縁部は前記基部に対して、前記基部から平行に延出する延出位置と、前記基部に対して垂直、且つ前記基部が前記荷台に平行に延出する位置にあるときに上方に起立する向きの垂直位置とに保持可能であるとよい。
この態様によれば、後あおりを閉じているときに、縁部を延出位置にすることによって、後あおりを高くすることができる。これによって、荷物の荷台の後方への脱落を防止することができる。後あおりが開かれて縁部が荷台の後縁の下方に位置しているときに、縁部を垂直位置にすることによって、縁部の端部が地面に接触することを防止することができる。また、基部を後方に延びる位置にしたときに、縁部を垂直位置とすることによって、荷台上の荷物の後方への脱落を防止することができる。
上記の態様において、前記側あおりの内面、前記後あおりの内面、又は前記客室の側面に沿って延びる収納位置と、前記荷台の上方において車幅方向に延びる使用位置とに変位可能に前記荷台又は前記客室に支持された複数の支持部材(57,58)と、前記側あおりの内面、前記後あおりの内面、又は前記客室の側面に沿って配置される収納位置と、前記支持部材に支持され、略水平をなす使用位置とに変位可能な棚板(67,71)とを備えるとよい。
この態様によれば、支持部材及び棚板を使用位置にすると、トラックに上下に2つの荷台を形成することができる。これにより、トラックに荷物を積載し易くなる。
上記の態様において、前輪の上方には前記車体に固定された前側フェンダパネル(10)が設けられ、前記車幅方向他側に設けられた前記前側フェンダパネルの後端上部と、前記客室の前記車幅方向他側の壁面とには、それぞれロープフック(35,36)が設けられているとよい。
この態様によれば、ロープフックにロープを引っ掛けることによって、ロープを車幅方向に掛け渡すことができる。これにより、車幅方向に掛け渡されたロープを用いて、荷物を荷台に固定することができる。
上記の態様において、前記客室内には前後に並ぶ少なくとも2つの乗物用シート(5,6)が配置されているとよい。
この態様によれば、トラックに2名以上の乗員が乗車可能となる。
上記の態様において、前記荷台には下方に凹む収納凹部(42)が形成され、前記収納凹部に組立可能な補助シート(43)が収納されているとよい。
この態様によれば、補助シートを組み立てることによって、トラックに乗車可能な人数を増やすことができる。
上記の態様において、前記荷台の下側には、車幅方向外方に引出可能な横キャビネット(85L)、及び、車体後方に引出可能な後キャビネット(85B)の少なくとも一つが設けられているとよい。
この態様によれば、トラックに積載可能な荷物の量を増やすことができる。
以上の構成によれば、ボンネット型のトラックにおいて、全長の長い荷物を積載することができ、且つ荷物を容易に積載することのできる荷台を設けることができる。
第1実施形態に係るトラックの斜視図 第1実施形態に係るトラックの側面図 側あおりを開いたときのトラックの斜視図 後あおりを開き、縁部を起立させたときのトラックの斜視図 全長の長い荷物を積載したときのトラックの側面図 側あおりと地面との間にスロープ板を配置したときのトラックの斜視図 荷台と地面との間にスロープ板を配置したときのトラックの斜視図 第2実施形態に係るトラックの荷台の拡大図 補助シートの組立説明図 第3実施形態に係るトラックの補助荷台を形成して荷物を積載したときの状態を説明するための説明図 第3実施形態に係るトラックの補助荷台を形成する前の状態を説明するための説明図 第3実施形態に係るトラックの補助荷台を形成した後の状態を説明するための説明図 第4実施形態に係るトラックの側あおり及び後あおりが閉じられているときの状態を説明するための説明図 第4実施形態に係るトラックの側あおり及び後あおりが開かれているときの状態を説明するための説明図
以下、本発明に係るトラックの実施形態について説明する。以下の説明では、トラックの進行方向を基準として前後、左右及び上下の方向を定める。
<<第1実施形態>>
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係るトラック1は、車体前部に車幅方向に延びるエンジンルーム2を備えたいわゆるボンネット型のトラックである。エンジンルーム2の後側には車体右側に偏在するキャブ構造体3が設けられている。キャブ構造体3は、左右側壁、上壁及び下壁を有する箱状をなしている。キャブ構造体3の内部には客室4が設けられている。客室4には前席シート5と後席シート6とが前後に並んで配置されている。キャブ構造体3の右側面には1つの乗降用ドア(図示せず)が設けられている。
トラック1の車体には左右一対の前輪ホイールハウス7と、左右一対の後輪ホイールハウス8とが設けられている。前輪ホイールハウス7はそれぞれ対応する前輪を上方から覆い、後輪ホイールハウス8はそれぞれ対応する後輪を上方から覆っている。本実施形態では、全てのホイールハウス7,8の上端は同じ高さに設けられている。
左右の前輪ホイールハウス7の上方にはそれぞれ、前側フェンダパネル10が設けられている。前側フェンダパネル10はそれぞれ車外側を向く主面を有し、対応する前輪ホイールハウス7の後端上方から車体前端に延びる板状をなしている。前側フェンダパネル10の前縁はそれぞれ車体前面に設けられたフロントパネル11に接続している。フロントパネル11には、図1に示すように、ヘッドライト12、フロントグリル13等が設けられている。
図3に示すようにエンジンルーム2の上部は、車体右側に設けられたエンジンフード14と、車体左側に設けられたエンジンカバー15とによって形成されている。エンジンフード14は金属又はカーボン樹脂によって形成され、キャブ構造体3の前端上部から車体前面に延び、フロントパネル11に接続している。エンジンフード14は右縁において車体の右前側に設けられた前側フェンダパネル10の上縁に接続している。エンジンカバー15はフロントパネル11の背面から後方に延びるカバー上壁17と、カバー上壁17後縁から下方に延びるカバー後壁18とを備えている。カバー上壁17はエンジンフード14の下方に位置し、エンジンフード14に段部16を介して接続されている。カバー上壁17の前部上面には略水平な面が形成されている。
カバー上壁17の後端はキャブ構造体3の前端に概ね左右方向に揃う位置にあり、かつ前側フェンダパネル10の後縁よりも前側に位置している。カバー上壁17及びカバー後壁18はそれぞれ左縁において車体左側に設けられた前側フェンダパネル10に接続している。カバー上壁17及びカバー後壁18はそれぞれ右縁において、キャブ構造体3の左側壁を構成するとともに、前方に延出するセンタパネル19に接続している。エンジンカバー15は十分な厚みの金属製の板材によって形成され、上方からの荷重によって変形し難く、その剛性はエンジンフード14の剛性よりも高い。
図2に示すように、トラック1には客室4の左方から客室4の後方にまで延びる略水平な荷台20が設けられている。荷台20はカバー後壁18の下縁、キャブ構造体3の左壁下縁、及びキャブ構造体3の後壁下縁にそれぞれ接続している。荷台20の左縁は前後に延び、車体の左縁を画定している。荷台20の後縁はキャブ構造体3の後方において左右に延び、車体の後縁を画定している。荷台20の右縁はキャブ構造体3の右縁から後方に延び、車体の右縁を画定している。荷台20の上面は図3に示すようにカバー上壁17の上面よりも低く、かつ、図2に示すように全てのホイールハウス7,8の上端よりも低い。荷台20は金属製の板材によって形成され、エンジンカバー15と同様に、その剛性はエンジンフード14の剛性よりも高くなるように構成されている。本実施形態では、荷台20の左右後端部にはそれぞれ、後輪ホイールハウス8に対応する位置に上方に突出した凸部21が形成されている。
図3に示すように、荷台20の左縁には側あおり22と左後側フェンダパネル23Lとが設けられている。側あおり22は前輪ホイールハウス7の後端から後輪ホイールハウス8の前端にまで延びる板状をなしている。側あおり22は荷台20の左縁にヒンジ接続され、荷台20の左縁を軸線とする回転が可能である。左後側フェンダパネル23Lは側あおり22の後側に設けられ、車外側を向く主面を有する板状をなしている。左後側フェンダパネル23Lは車体左側の後輪ホイールハウス8の上方において荷台20に固定されている。左後側フェンダパネル23Lは車体左側の後輪ホイールハウス8の前端上方から車体左後端まで延びている。
トラック1には側あおり22を荷台20に対して略垂直をなし、かつ荷台20の左縁から上方に延出する位置に固定する公知の掛止部が設けられている。掛止部は例えば、左側の前側フェンダパネル10及び側あおり22の間に設けられる掛け金具を含むとよい。また、トラック1には側あおり22を荷台20に平行であり、かつ荷台20の左端から左方に延出する水平位置に固定する公知のあおり止めが設けられている。あおり止めは例えば、左後側フェンダパネル23Lの上端に設けられたフック、側あおり22に設けられたフック、及び両フックに掛け止めされるチェーンを含むとよい。
側あおり22の車内側の側面(以下、内面)には側あおり22に沿って延びる板状のスロープ板25が取り外し可能に設けられている。本実施形態では、側あおり22には内面前端部分に凹部26が設けられ、スロープ板25には延在方向一端側に凹部26に係合するフック27が設けられている。
荷台20の右縁には右後側フェンダパネル23Rが設けられている。右後側フェンダパネル23Rは右側の後輪ホイールハウス8の上方に設けられ、荷台20の右後縁に固定されている。右後側フェンダパネル23Rは、車外側を向く主面を有する板状をなし、右後側フェンダパネル23Rはキャブ構造体3の右側面後縁から後方に延びている。
左後側フェンダパネル23L及び右後側フェンダパネル23Rの間には後あおり30が設けられている。図4に示すように、後あおり30は、基端側において荷台20の後縁にヒンジ接続された基部31と、基部31の遊端側にヒンジ接続された縁部32とを備えている。基部31は荷台20の後縁に沿って延びる板状をなし、荷台20に対して荷台20の後縁を軸線とする回転が可能である。縁部32は基部31の遊端に沿って設けられた板状をなし、基部31に対して基部31の遊端を軸線とする回転が可能である。
トラック1には基部31を荷台20に対して略垂直をなし、かつ荷台20の後縁から上方に延出する位置となるように固定する掛止部が設けられている。トラック1には基部31を荷台20に略平行に、且つ荷台20から後方に延びる位置に保持するあおり止めが設けられている。
基部31と縁部32の間には、縁部32を基部31に対して平行をなし、かつ基部31の遊端から外方に延出する位置(以下、延出位置)に固定する公知の第1固定部が設けられている。第1固定部は例えば、基部31に設けられたフックと、縁部32に設けられたフックと、両フックに掛け止めされる平板状の掛止部材とを含むとよい。また、基部31と縁部32の間には、縁部32を基部31が荷台20から後方に延びる位置にあるときに縁部32が上方に延出する向きであり、かつ基部31に対して垂直な位置(以下、垂直位置)に固定する公知の第2固定部が設けられている。第2固定部は、例えば、縁部に設けられたフックと、基部に設けられたフックと、両フックに掛け止めされるL字金具とを含むとよい。
車体左側に位置する前側フェンダパネル10の後端上部には第1ロープフック35が設けられている。本実施形態では、第1ロープフック35は前側フェンダパネル10の後端上部に設けられた貫通孔として形成されている。
キャブ構造体3の左側の外壁面には、第1ロープフック35に車幅方向に対向する位置に第2ロープフック36が設けられている。本実施形態では、キャブ構造体3の左側の外壁面に右方に凹む凹部が設けられ、その凹部の内部にフックが設けられることによって、第2ロープフック36が形成されている。
以上のように構成したトラック1の動作について説明する。図1及び図2に示すように、トラック1に荷物が積載されているときには、側あおり22及び後あおり30がそれぞれ荷台20に対して垂直且つ上方に延びる位置に固定されることによって、荷台20が閉じられている。このとき、荷台20はエンジンカバー15、キャブ構造体3、左右の後側フェンダパネル23L,23R、側あおり22及び後あおり30によって前後及び左右から囲まれている。図3に示すように、後あおり30の縁部32は延出位置にあり、基部31から上方に延びている。縁部32を延出位置にすることによって、後あおり30を高くすることができるため、荷物の荷台20の後方への脱落を防止することができる。
図5に示すように、トラック1に管材や柱材等の客室4の側方から後方までの長さを有する荷物を積載することができる。このとき、作業者は、ロープを第1ロープフック35及び第2ロープフック36に引っ掛けることにより車体の左右に掛け渡して、荷物を荷台20に固定することができる。
荷物をトラック1に積載するときには、図3に示すように、側あおり22を荷台20の左縁を軸線として回転させることによって荷台20を開き、側あおり22を荷台20に対して略水平をなす水平位置に固定する。次に、スロープ板25を取り外して、スロープ板25の一端側に設けられたフック27を側あおり22の内面に設けられた凹部26に引っ掛け、スロープ板25の他端を地面上に載置する。これによって、図6に示すように、地面から側あおり22に至る斜面が形成される。
図7に示すように、スロープ板25は更に荷台20と地面との間に掛け渡し可能である。スロープ板25を荷台20と地面との間に掛け渡すときには、まず、作業者は縁部32を垂直位置として、基部31の遊端が基端の下側に位置するように後あおり30を開き、スロープ板25のフック27を車体後方から荷台20に引っ掛ければよい。スロープ板25が荷台20から離れることを防止するため、荷台20の所定の位置にフック27に係合可能な凹部37が設けられているとよい。
以上のように構成したトラック1の効果について説明する。図3に示すように、荷台20が客室4の側方から後方まで延在しているため、客室4の側方から後方までの長さを有する荷物をトラック1に積載することができる。更に、荷台20がエンジンフード14の上壁及び全てのホイールハウス7,8の上端よりも低い位置に設けられている。これにより、荷物を容易にトラック1に積載することができる。
カバー上壁17の前部上面は略水平をなしている。そのため、カバー上壁17の前部上面に荷物を載置することができ、トラック1にカバー上壁17の上面前端から荷台20の後端に至る荷物を積載することができる。また、図5に示すように、エンジンカバー15の上面後端に荷物を立て掛けることも可能である。また、エンジンカバー15は十分な厚みの金属製の板材によって形成されているため、カバー上壁17の上面に載置された荷物によってエンジンカバー15が変形し難い。
図6に示すように、スロープ板25を側あおり22と地面との間に掛け渡すことによって、地面から側あおり22に至る斜面を形成することができる。地面と側あおり22との間に斜面が設けられることによって、地面から荷台20に達する通路が形成される。作業者は予め用意した台車に荷物を載せ、台車を斜面に沿って押し上げることで、荷物を容易に荷台20に積載することができる。
荷台20は全てのホイールハウス7,8の上端よりも低い位置に設けられている。これにより、スロープ板25によって形成される斜面の傾斜が緩やかになり、作業者は台車を容易に押し上げることができる。また、荷台20をより低い位置に設定することで、荷台20に載置された荷物の重心の位置を下げることができるため、積載された荷物の安定性を高めることができる。
図7に示すように、スロープ板25を荷台20と地面との間に直接掛け渡すことで、荷物を地面から直接荷台20に運搬することができる。このとき、縁部32を垂直位置とすることによって、後あおり30の地面への接触を防止することができる。
図4に示すように、後あおり30の基部31を荷台20に対して平行、かつ荷台20から後方に延びる位置に保持することによって、荷台20を後方に拡張することができる。このとき、縁部32を垂直位置とすることによって、荷台20から荷物が後方に脱落することを防止することができる。
<<第2実施形態>>
第2実施形態に係るトラック41は、第1実施形態に比べて、荷台20に下方に凹む収納凹部42が設けられ、その収納凹部42に組立可能な補助シート43が収容されている点が異なる。図8に示すように、補助シート43はシートクッション45、シートバック46、及びヘッドレスト47を備えている。シートクッション45は座面が下を向くように収納凹部42に収容され、シートバック46は前面が下を向くように収納凹部42に収容され、ヘッドレスト47は前面が下方を向くように収納凹部42に収容されている。補助シート43が収納凹部42に収容されているときには、シートクッション45の底面、シートバック46の背面、及びヘッドレスト47の背面は略水平をなし、荷台20の上面の一部を形成している。
組み立て時には、図9に示すように、シートバック46を左右に延びる軸線を中心として回転させ、前面が前方を向くように配置する。その後、シートクッション45を左右に延びる軸線を中心として回転させ、座面が上方を向くように配置する。次にヘッドレスト47を収納凹部42から取り出して、シートバック46の上端に結合させることによって、補助シート43の組立が完了する。
このように荷台20に補助シート43を組み立てることによって、必要に応じて、トラック41に乗車可能な人数を増やすことができる。
<<第3実施形態>>
第3実施形態に係るトラック51は、図10に示すように、第1実施形態に比べて、荷台20の上方に補助荷台53が形成可能である点と、側あおり22、左右の後側フェンダパネル23L,23R、及び後あおり30にそれぞれ補助柵55が設けられている点とが異なる。
図12に示すように、トラック51は客室4の左方に設けられた第1支持部材57と、荷台20の後部に設けられた2つの第2支持部材58とを備えている。第1支持部材57は下方に延びる2つの脚部61と脚部上端を繋ぎ、水平方向に延びる横枠62とを備えている。第1支持部材57は2つの脚部61及び横枠62がキャブ構造体3の左側面に沿う収納位置と、キャブ構造体3の左方において2つの脚部61が左右に並び、横枠62が荷台20の上方において左右に延在する使用位置とに変位可能である。第2支持部材58はそれぞれ、荷台20の左右後端から上方に延びる支柱64と、支柱64の上端から略水平に延びる横枠65とを備えている。2つの第2支持部材58は互いに左右対称な形状をなしている。第2支持部材58はそれぞれ、横枠65が後側フェンダパネル23L,23Rに沿って前後に延びる収納位置と、横枠65が左右に延びる使用位置とに変位可能である。2つの第2支持部材58が共に使用位置にあるときに、横枠65が延出端において互いに接続されるように構成するとよい。本実施形態では、キャブ構造体3の左側面に、収納位置にある第1支持部材57を収容する凹部66が設けられている。
トラック51は側あおり22に着脱可能な第1棚板67を備えている。第1棚板67は側あおり22の内面に結合した収納位置と、使用位置にある第1支持部材57及び使用位置にある第2支持部材58との間に掛け渡され、荷台20に対して略平行をなす使用位置とに変位可能である。
キャブ構造体3の後壁には前方に凹む格納凹部69が形成されている。格納凹部69の底面には上方に向く面を有する段部70が設けられている。
トラック51は格納凹部69に嵌脱可能な第2棚板71を備えている。第2棚板71は格納凹部69に嵌め込まれた収納位置と、格納凹部69から取り外され、使用位置にある第2支持部材58と段部70との間に掛け渡された使用位置とに変位可能である。第2棚板71は使用位置にあるとき、荷台20に対して略平行に配置される。
図11に示すように、後側フェンダパネル23L,23Rに設けられる補助柵55はそれぞれ、後側フェンダパネル23L,23Rに支持され、後側フェンダパネル23L,23Rの上方に延びる支柱73と、支柱73の上端を互い接続する横枠74とを備えている。側あおり22に設けられる補助柵55は、側あおり22に支持され、側あおり22の遊端から側あおり22に沿って外方に延びる支柱73と、支柱73の突端を互いに接続する横枠74とを備えている。後あおり30に設けられる補助柵55は、後あおり30に支持され、後あおり30の遊端から後あおり30に沿って外方に延びる支柱73と、支柱73の突端を互いに接続する横枠74とを備えている。補助柵55はそれぞれ、側あおり22及び後あおり30が共に閉じられたときに公知の昇降部によって昇降可能に構成されている。昇降部としては、例えば、支柱73を摺動可能に収容する案内管と、支柱を案内管に沿って移動させる昇降装置を含むとよい。昇降部が側あおり22に設けられるときには、案内管は側あおり22に固着されるとよい。
次にこのように構成したトラック51の効果について説明する。第1支持部材57、第2支持部材58、第1棚板67及び第2棚板71をそれぞれ使用位置とすることにより、トラック51には荷台20の上方に、荷台20に略平行な補助荷台53が形成される。これにより、トラック51に荷物を積載し易くなる。また、図11に示すように補助柵55を上昇させることによって、荷物が荷台20に高く積載された場合や、上下に2つの荷台20が設けられた場合に、荷物の荷台20からの脱落を防止することができる。
<<第4実施形態>>
第4実施形態に係るトラック81は、図13及び図14に示すように、荷台20が全てのホイールハウス7,8の上端よりも上方に設けられている点と、荷台20の左右側縁にそれぞれ側あおり82L,82Rが設けられている点と、荷台20の下側に複数のキャビネット85が設けられている点とが異なる。車体左側の側あおり82Lは、荷台20の左縁にヒンジ接続され、車体右側の側あおり82Rは、荷台20の右縁にヒンジ接続されている。図14に示すように、左右の側あおり82L,82R及び後あおり30は開閉可能に構成されている。
図13に示すように、左前輪83F及び左後輪83Rの間には左方に引出可能な左横キャビネット85Lが設けられている。左後輪83R及び右後輪の間には後方に引出可能な後キャビネット85Bが設けられている。更に、右前輪及び右後輪の間には右方に引出可能な右横キャビネット(図示せず)が設けられている。
このように、キャビネット85を荷台20の下側に設けることによって、トラック81に積載可能な荷物の量を増やすことができ、荷台20の下側のスペースを有効に活用することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。上記実施形態では、客室4は車体右側に偏在するように設けられていたが、客室4は車体左側に偏在するように設けられていてもよい。上記実施形態ではキャブ構造体3の内部には前席シート5及び後席シート6の2つの乗物用シートが設けられていたが、3つ以上の乗物用シートが前後に並設されていてもよい。第1実施形態において、荷台20は全てのホイールハウス7,8の上端よりも低い位置に設けられていたが、少なくとも1つのホイールハウス7,8の上端よりも低い位置に設けられていてもよい。
1 :第1実施形態に係るトラック
2 :エンジンルーム
4 :キャブ(客室)
5 :前席シート(乗物用シート)
6 :後席シート(乗物用シート)
7 :前輪ホイールハウス(ホイールハウス)
8 :後輪ホイールハウス(ホイールハウス)
10 :前側フェンダパネル
20 :荷台
22 :側あおり
23L :左後側フェンダパネル(後側フェンダパネル)
23R :右後側フェンダパネル(後側フェンダパネル)
25 :スロープ板
30 :後あおり
31 :基部
32 :縁部
35 :第1ロープフック(ロープフック)
36 :第2ロープフック(ロープフック)
41 :第2実施形態に係るトラック
42 :収納凹部
43 :補助シート
45 :シートクッション
46 :シートバック
47 :ヘッドレスト
51 :第3実施形態に係るトラック
53 :補助荷台
55 :補助柵
57 :第1支持部材
58 :第2支持部材
67 :第1棚板
71 :第2棚板
81 :第4実施形態に係るトラック
82L,82R:側あおり
85L :左横キャビネット(横キャビネット)
85B :後キャビネット

Claims (10)

  1. 車体の前部に設けられ、車幅方向に延びるエンジンルームと、
    前記エンジンルームの後側において、車幅方向一側に偏在する客室と、
    前記客室の車幅方向他側から前記客室の後方に延びる荷台とを有し、
    前記荷台の上面は前記エンジンルームの上壁よりも低い位置に設けられていることを特徴とするトラック。
  2. 前記エンジンルームの上壁上面は前記車幅方向他側において、略水平をなすことを特徴とする請求項1に記載のトラック。
  3. 前記車体に固定され、それぞれ車輪を上方から覆うホイールハウスを有し、
    前記荷台の上面は少なくとも一つの前記ホイールハウスの上端よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラック。
  4. 前記荷台の前記車幅方向他側の側縁にヒンジ接続され、前記荷台に略平行な水平位置に保持可能な側あおりを有し、
    前記側あおりの内側には、スロープ板が取り外し可能に設けられ、
    前記スロープ板は前記側あおりから取り外されたときに、前記荷台に略平行な位置に保持された前記側あおりと地面との間に掛け渡し可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のトラック。
  5. 前記荷台の後縁にヒンジ接続された後あおりを有し、
    前記後あおりは、一端において前記荷台の後縁にヒンジ接続され、前記荷台に略平行な位置に保持可能な板状の基部と、前記基部の他端縁にヒンジ接続された板状の縁部とを備え、
    前記縁部は前記基部に対して、前記基部から平行に延出する延出位置と、前記基部に対して垂直、且つ前記基部が前記荷台に平行に延出する位置にあるときに上方に起立する向きの垂直位置とに保持可能であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載のトラック。
  6. 前記側あおりの内面、前記後あおりの内面、又は前記客室の側面に沿って延びる収納位置と、前記荷台の上方において車幅方向に延びる使用位置とに変位可能に前記荷台又は前記客室に支持された複数の支持部材と、
    前記側あおりの内面、前記後あおりの内面、又は前記客室の側面に沿って配置される収納位置と、前記支持部材に支持され、略水平をなす使用位置とに変位可能な棚板とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載のトラック。
  7. 前輪の上方には前記車体に固定された前側フェンダパネルが設けられ、
    前記車幅方向他側に設けられた前記前側フェンダパネルの後端上部と、前記客室の前記車幅方向他側の壁面とには、それぞれロープフックが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載のトラック。
  8. 前記客室内には前後に並ぶ少なくとも2つの乗物用シートが配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載のトラック。
  9. 前記荷台には下方に凹む収納凹部が形成され、
    前記収納凹部に組立可能な補助シートが収納されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載のトラック。
  10. 前記荷台の下側には、車幅方向外方に引出可能な横キャビネット、及び、車体後方に引出可能な後キャビネットの少なくとも一つが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つの項に記載のトラック。
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