JP2019181753A - コルク成形品、コルク複合品及びコルク成形品の製造方法 - Google Patents
コルク成形品、コルク複合品及びコルク成形品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019181753A JP2019181753A JP2018073422A JP2018073422A JP2019181753A JP 2019181753 A JP2019181753 A JP 2019181753A JP 2018073422 A JP2018073422 A JP 2018073422A JP 2018073422 A JP2018073422 A JP 2018073422A JP 2019181753 A JP2019181753 A JP 2019181753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cork
- flame retardant
- grains
- molded article
- curable resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
Description
これらの用途においては、コルク栓のようにコルク組織を打ち抜いて成形するものだけでなく、コルク樹皮を一旦粉砕してコルク粒とし、その後、コルク粒を接着剤と共に接着して、その用途に好適な形状に成形されるものがある。
例えば、適度に製粒されたコルク粒と、パーライトと、ケイ酸ソーダと、塩化カルシウムとを主成分として用い、これらを混合した後加熱して硬化せしめた難燃性断熱材の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、粒度5〜30メッシュ程度のコルク粒に、リン酸塩化合物、ハロゲン化合物、スルフォアミド化合物、窒素化合物の何れかあるいはこれらの混合物と、塩と、接着剤とを混合し、これを加圧して形成した難燃性コルク材が知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献2記載の難燃性コルク材においては、リン酸塩化合物、スルフォアミド化合物又は窒素化合物を採用した場合、難燃性が十分とはいえない。
また、リン酸塩化合物を採用した場合、べたつき感が生じるという欠点がある。
また、ハロゲン化合物、スルフォアミド化合物又は窒素化合物を採用した場合、難燃性コルク材から悪臭が発生する場合があり、難燃性コルク材が変色する恐れもある。
その上で、上記コルク成形品においては、無機系難燃剤によるコルク粒の難燃化効果が発揮される。
また、上記コルク成形品においては、無機系難燃剤が硬化性樹脂と共にコルク粒同士の間に介在しているため、炎天下や雨風に晒された場合であっても、無機系難燃剤が流出することを抑制でき、耐久性に優れるものとなる。
そして、上記コルク成形品においては、UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するものとすることにより、上述したコルク自体の特性を維持しつつ、十分な難燃性を発揮することが可能となる。
なお、上記コルク成形品においては、コルク粒の平均粒径を0.5mm〜8mmとすることにより、コルク自体の特性の維持と難燃性とを高レベルで両立させることが可能となる。
また、熱硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂であることが好ましい。例えば、熱硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂であると、他の熱硬化性樹脂を用いる場合よりも難燃性が向上する。また、熱硬化性樹脂がウレタン樹脂であると、他の熱硬化性樹脂を用いる場合よりも弾力性が向上し、コルクの特性が損なわれ難いという利点がある。
また、上記コルク成形品においては、無機系難燃剤が硼酸及び硼砂からなる群より選ばれる少なくとも1種のホウ素化合物を含有するものであることが好ましい。理由は定かではないが、無機系難燃剤の中でも、これらのホウ素化合物を採用することにより、コルク粒の難燃化効果をより向上させることができる。
また、上記コルク成形品においては、空隙に無機系難燃剤が保持されるため、雨等による無機系難燃剤の流出も抑制することができる。
なお、本発明のコルク成形品の製造方法においては、成形工程と、浸漬工程と、置換工程とを順次行うことにより、かかるコルク成形品を製造することができる。
また、上記コルク成形品においては、無機系難燃剤自体も硬化性樹脂により連結固定されるため、雨等による無機系難燃剤の流出も抑制することができる。
なお、本発明のコルク成形品の製造方法においては、浸漬工程と、成形工程とを順次行うことにより、かかるコルク成形品を製造することができる。
そして、上記コルク複合品においては、UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するものとすることにより、上述したコルク及び基材の特性を維持しつつ、十分な難燃性を発揮することが可能となる。
なお、本発明において、難燃とは、少なくとも燃焼し難いことを意味する。すなわち、本発明の難燃化されたコルク成形品には、コルク成形品に難燃性を付与したものだけでなく、コルク成形品に不燃性を付与したものも含まれる。また、難燃性の基準については、後述する。
まず、本発明に係るコルク成形品の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るコルク成形品を模式的に示す側面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るコルク成形品10は、後述するコルク粒が集合して成形されたボード状となっている。
図2に示すように、第1実施形態に係るコルク成形品10は、複数のコルク粒1と、該コルク粒1同士の間に介在する硬化性樹脂2及び無機系難燃剤3と、からなる。
具体的には、コルク成形品10は、硬化性樹脂2が各コルク粒1を被覆すると共にコルク粒1同士を連結固定しており、硬化性樹脂2により被覆されたコルク粒1同士の間に形成された空隙3aに無機系難燃剤3が存在している。
そして、これらの空隙3aに無機系難燃剤3が存在しているため、炎天下や雨風に晒された場合であっても、無機系難燃剤3が流出することを抑制できる。
また、空隙3aに存在する酸素が、無機系難燃剤3に置換されているので、火がコルク成形品10の内部に侵入し難く、仮に、侵入したとしても空隙3aに存在する無機系難燃剤3の難燃化効果により、燃焼が抑制される。
なお、平均粒径とは、コルク粒の重心を通る直線のうち、最大となる直線の長さ(最大径)の平均値である。
なお、無機系難燃剤3が硼酸及び硼砂を含有する場合、これらの配合割合(硼酸:硼砂)は、1:0.96〜1.53であることが好ましい。
シランカップリング剤としては、メトキシシラン、エトキシシラン等のアルコキシシラン、ビニル系アルコキシシラン、アミノ系アルコキシシラン、エポキシ系アルコキシシラン、シラザン等が挙げられる。
なお、シランカップリング剤の配合割合は、ホウ素化合物の0.1〜5質量%であることが好ましい。
多価フェノール化合物としては、フラボノイド、イソフラボン、カテキン、アントシアニン、タンニン、ルチン、ケルセチン等が挙げられる。これらの中でも、多価フェノール化合物は、タンニンであることが好ましい。
なお、多価フェノール化合物の配合割合は、ホウ素化合物の0.5〜40質量%であることが好ましい。
無機酸としては、塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられる。これらの中でも、無機酸は、作業安全性の観点から、リン酸を採用することが好ましい。
金属塩としては、フッ化ナトリウム、亜燐酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硼フッ化ナトリウム等が挙げられる。これらの中でも、金属塩は、汎用性の観点から、フッ化ナトリウムを採用することが好ましい。
なお、無機酸及び/又は金属塩の配合割合は、ホウ素化合物の1〜10質量%であることが好ましい。
また、少量であれば、ハロゲン化合物、リン酸エステル等のリン化合物等の有機系難燃剤を含有していてもよい。
ここで、UL94規格は、プラスチックス材料の燃焼性試験の規格であり、世界的規格として普及され、日本でも法的な拘束力はないものの成形品材料の使用可否判断として一般的に用いられている。すなわち、コルク成形品10は、難燃性の基準として、UL94規格の難燃レベルにおいてV−1又はV−0の難燃性を有するものである。なお、コルク成形品10は、UL94規格の難燃レベルにおいてV−0の難燃性を有するものであることがより好ましい。もちろん、コルク成形品10は、UL94規格の難燃レベルにおいてV−0よりも高い難燃性を有していてもよい。
したがって、コルク成形品10は、UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するものとすることにより、コルク自体の特性を維持しつつ、十分な難燃性を発揮することが可能となる。
図3は、第1実施形態に係るコルク複合品を示す概略断面図である。
図3に示すように、第1実施形態に係るコルク複合品20は、上述したコルク成形品10からなるコルク層10aと、基材からなる基材層5と、コルク層10a及び基材層5の間に積層された接着剤層7と、からなる。すなわち、コルク複合品20は、コルク成形品10からなるコルク層10aの一面に接着剤層7を介して、基材層5が貼着された構造となっている。
コルク複合品20においては、コルク層10aにより、コルク自体の特性を維持しつつ、積層される基材層5による特性も付与することができる。
接着剤層7を構成する接着剤としては、コルク層10aと基材層5との接着に適した公知の接着剤が適宜用いられる。
なお、接着剤の代わりに、両面テープ等を採用することも可能である。
コルク複合品は、UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するものとすることにより、上述したコルク及び基材の特性を維持しつつ、十分な難燃性を発揮することが可能となる。
図4は、第1実施形態に係るコルク成形品の製造方法を示すフローチャートである。
図4に示すように、第1実施形態に係るコルク成形品10の製造方法は、成形工程S1と、浸漬工程S2と、置換工程S3と、を有する。すなわち、コルク成形品10の製造方法においては、成形工程S1と、浸漬工程S2と、置換工程S3とを順次行うことにより、図1及び図2に示すコルク成形品10を製造することができる
具体的には、コルク粒1及び硬化前の熱硬化性樹脂をキャビティに投入し、圧縮成形機で、圧力が40〜100kgf/cm2、温度が常温〜160℃、時間が8分〜24時間の条件下で圧縮成形する。これにより、硬化した熱硬化性樹脂がコルク粒1同士を連結固定した成形体が得られる。
ここで、容器内を負圧にする方法としては、容器自体を密閉した後、その容器内を負圧にする方法や、容器を槽に配置して、槽を密閉した後、その槽内を負圧にすることにより容器内も負圧にする方法が挙げられる。
そして、得られた成形体を乾燥することにより、空隙3aに無機系難燃剤3が存在するコルク成形品10が得られる。
次に、本発明に係るコルク成形品の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係るコルク成形品11は、上述した第1実施形態に係るコルク成形品10と同様にボード状となっている(図1参照)。
図5に示すように、第2実施形態に係るコルク成形品11は、複数のコルク粒1と、該コルク粒1同士の間に介在する硬化性樹脂2及び無機系難燃剤3と、からなる。
具体的には、コルク成形品11は、無機系難燃剤3が各コルク粒1を被覆しており、硬化性樹脂2が無機系難燃剤3を介して、コルク粒1同士を連結固定している。
また、コルク粒1だけでなく、無機系難燃剤自体も熱硬化性樹脂により連結固定されることになるため、耐久性に優れ、雨等による無機系難燃剤の流出も抑制することができる。
第2実施形態に係るコルク複合品は、上述したコルク成形品11からなるコルク層11aと、基材からなる基材層5と、コルク層11a及び基材層5の間に積層された接着剤層7と、からなる。すなわち、第2実施形態に係るコルク複合品は、第1実施形態に係るコルク成形品10の代わりに、第2実施形態に係るコルク成形品11を用いたこと以外は、第1実施形態に係るコルク複合品20と同じである(図3参照)。
図6は、第2実施形態に係るコルク成形品の製造方法を示すフローチャートである。
図6に示すように、第2実施形態に係るコルク成形品11の製造方法は、浸漬工程S4と、成形工程S5と、を有する。すなわち、コルク成形品11の製造方法においては、浸漬工程S4と、成形工程S5とを順次行うことにより、図1及び図5に示すコルク成形品11を製造することができる。
そして、浸漬したコルク粒1を乾燥することにより、コルク粒1が無機系難燃剤により被覆された状態となる。
具体的には、無機系難燃剤が付着したコルク粒1及び硬化前の熱硬化性樹脂をキャビティに投入し、圧縮成形機で、圧力が40〜100kgf/cm2、温度が常温〜160℃、時間が8分〜24時間の条件下で圧縮成形する。これにより、硬化した熱硬化性樹脂が無機系難燃剤を介して、コルク粒1同士を連結固定したコルク成形品11が得られる。
例えば、シート状、ブロック状等であってもよい。
例えば、シート状、ブロック状等であってもよい。
このときの条件は、−0.1〜−0.07MPaの負圧で、5〜10分維持することが好ましい。
具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化マグネシウムを含むpH10〜13の水溶液に、コルク粒を浸漬させ、その状態で10分維持することにより行われる。
平均粒径1mmのコルク粒300質量部と、ウレタン樹脂(熱硬化性樹脂)36質量部とを混合して圧力60kgf/cm2Pa、温度150℃の条件下で圧縮成形機にて圧縮成形することにより棒状の成形体を得た(成形工程S1)。
そして、硼酸(無機系難燃剤)100質量部、硼砂(無機系難燃剤)100質量部、メトキシシラン(シランカップリング剤)1質量部、タンニン(多価フェノール化合物)2質量部、リン酸(助剤)10質量部、フッ化ナトリウム(助剤)10質量部、及び、水1000質量部からなる難燃液を、容器に貯留させ、これに成形体を浸漬させた(浸漬工程S2)。
次に、容器を密閉し、容器内を0.08MPaの負圧となるように脱気し、その状態で5分維持することにより、空気の代わりに、難燃剤を成形体の内部に浸透させた(置換工程S3)。
そして、風乾することにより、棒状のコルク成形品を得た。なお、コルク成形品の密度は、0.4g/cm3であった。
コルク粒の平均粒径を6mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして棒状のコルク成形品を得た。なお、コルク成形品の密度は、0.4g/cm3であった。
実施例1で用いた難燃液を、容器に貯留させ、これに平均粒径6mmのコルク粒300質量部を浸漬させた(浸漬工程S4)。
風乾した後、無機系難燃剤が付着したコルク粒400質量部と、ウレタン樹脂(熱硬化性樹脂)36質量部とを混合して圧力60kgf/cm2、温度150℃の条件下で圧縮成形機にて圧縮成形することにより棒状のコルク成形品を得た。なお、コルク成形品の密度は、0.3g/cm3であった。
コルク粒の平均粒径を9mmとしたこと以外は、実施例3と同様にして棒状のコルク成形品を得た。なお、コルク成形品の密度は、0.25g/cm3であった。
平均粒径6mmのコルク粒300質量部と、ウレタン樹脂(熱硬化性樹脂)36質量部とを混合して圧力60kgf/cm2、温度150℃の条件下で圧縮成形機にて圧縮成形することにより棒状のコルク成形品を得た。なお、コルク成形品の密度は、0.2g/cm3であった。
実施例1〜4及び比較例1で得られたコルク成形品に対し、UL94規格に基づいて、燃焼性試験を行った。
得られた結果を図7に示す。
図7に示すように、実施例1〜4のコルク成形品は、UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するものであることが確認された。特に、コルク粒の平均粒径を1mm又は6mmとした実施例1〜3のコルク成形品は、UL94規格の難燃レベルにおいてV−0の難燃性を有する優れたものであった。
一方、無機系難燃剤を含まないコルク成形品は、UL94規格の判定基準を満たすものではなかった。
本発明に係るコルク成形品、コルク複合品又はコルク成形品の製造方法によれば、難燃性に優れると共に、コルク自体の特性を維持することができる。
2・・・硬化性樹脂
3・・・無機系難燃剤
3a・・・空隙
5・・・基材層
7・・・接着剤層
10,11・・・コルク成形品
10a,11a・・・コルク層
20・・・コルク複合品
S1,S5・・・成形工程
S2,S4・・・浸漬工程
S3・・・置換工程
Claims (9)
- 難燃化されたコルク成形品であって、
複数のコルク粒と、
該コルク粒同士の間に介在する硬化性樹脂及び無機系難燃剤と、からなり、
前記硬化性樹脂が前記コルク粒同士を連結固定しており、
UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するコルク成形品。 - 前記コルク粒の平均粒径が0.5mm〜8mmである請求項1記載のコルク成形品。
- 前記硬化性樹脂が熱硬化性樹脂であり、
該熱硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂であり、
前記無機系難燃剤が硼酸及び硼砂からなる群より選ばれる少なくとも1種のホウ素化合物を含有するものである請求項1又は2に記載のコルク成形品。 - 前記コルク粒の配合割合が、前記硬化性樹脂1質量部に対して、2〜10質量部であり、
前記無機系難燃剤の配合割合が、前記硬化性樹脂1質量部に対して、0.1〜5質量部である請求項1〜3のいずれか1項に記載のコルク成形品。 - 前記硬化性樹脂が前記コルク粒を被覆しており、
前記コルク粒同士の間に形成された空隙に前記無機系難燃剤が存在している請求項1〜4のいずれか1項に記載のコルク成形品。 - 前記無機系難燃剤が前記コルク粒を被覆しており、
前記硬化性樹脂が前記無機系難燃剤を介して、前記コルク粒同士を連結固定している請求項1〜4のいずれか1項に記載のコルク成形品。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のコルク成形品からなるコルク層と、
ボード状の基材からなる基材層と、
前記コルク層及び前記基材層の間に積層された接着剤層と、からなり、
UL94規格の難燃レベルにおいてV−1以上の難燃性を有するコルク複合品。 - 請求項5記載のコルク成形品の製造方法であって、
前記硬化性樹脂が熱硬化性樹脂であり、
前記コルク粒及び前記熱硬化性樹脂を混合して圧縮成形することにより成形体とする成形工程と、
前記成形体を、容器に貯留された、前記無機系難燃剤及び水を含む難燃液に浸漬する浸漬工程と、
前記容器内を負圧にすることにより、前記コルク粒同士の間に形成された空隙の空気と、前記難燃液とを置換する置換工程と、
を有するコルク成形品の製造方法。 - 請求項6記載のコルク成形品の製造方法であって、
前記硬化性樹脂が熱硬化性樹脂であり、
前記コルク粒を、容器に貯留された、前記無機系難燃剤及び水を含む難燃液に浸漬する浸漬工程と、
前記無機系難燃剤が付着した前記コルク粒及び前記熱硬化性樹脂を混合して圧縮成形する成形工程と、
を有するコルク成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018073422A JP7114845B2 (ja) | 2018-04-05 | 2018-04-05 | コルク成形品、コルク複合品及びコルク成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018073422A JP7114845B2 (ja) | 2018-04-05 | 2018-04-05 | コルク成形品、コルク複合品及びコルク成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019181753A true JP2019181753A (ja) | 2019-10-24 |
JP7114845B2 JP7114845B2 (ja) | 2022-08-09 |
Family
ID=68338896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018073422A Active JP7114845B2 (ja) | 2018-04-05 | 2018-04-05 | コルク成形品、コルク複合品及びコルク成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7114845B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111645151A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-09-11 | 丁群雄 | 一种中草药稻杆软木合成材料及其生产工艺 |
CN113502046A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-10-15 | 中科创新材料科技(辽宁)有限公司 | 阻燃软木跑道 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524009A (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-02 | Uchiyama Mfg Corp | 難燃性コルク材 |
WO2008146370A1 (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-04 | Fujitsu Limited | 植物材料を用いた圧縮成型品及びその製造方法 |
-
2018
- 2018-04-05 JP JP2018073422A patent/JP7114845B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524009A (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-02 | Uchiyama Mfg Corp | 難燃性コルク材 |
WO2008146370A1 (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-04 | Fujitsu Limited | 植物材料を用いた圧縮成型品及びその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111645151A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-09-11 | 丁群雄 | 一种中草药稻杆软木合成材料及其生产工艺 |
CN113502046A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-10-15 | 中科创新材料科技(辽宁)有限公司 | 阻燃软木跑道 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7114845B2 (ja) | 2022-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Saba et al. | A review on flammability of epoxy polymer, cellulosic and non‐cellulosic fiber reinforced epoxy composites | |
US9650512B2 (en) | Halogen-free resin composition, copper clad laminate using the same, and printed circuit board using the same | |
TWI589583B (zh) | 二烷膦酸與烷膦酸之混合物,彼之製法與應用 | |
ES2759278T3 (es) | Resinas pirorretardantes para laminados y materiales compuestos que comprenden pirorretardantes que contienen fósforo | |
JP5053646B2 (ja) | シロキサンを用いた難燃性組成物 | |
KR101334505B1 (ko) | 난연성 조성물 | |
US6420459B1 (en) | Flame-retarding thermosetting compositions | |
JP2004115797A (ja) | 難燃性熱硬化性組成物 | |
Ciesielski et al. | Fire-retardant high-performance epoxy-based materials | |
TWI428242B (zh) | 用於印刷電路板之阻燃性預浸漬物和層合物 | |
KR101849833B1 (ko) | 에폭시 수지 조성물 및 상기 조성물을 사용하여 제작된 프리프레그 및 동박적층판 | |
CN103435973B (zh) | 一种无卤环氧树脂组合物及使用其制作的半固化片及层压板 | |
CN102947388A (zh) | 树脂组合物、预浸料和层压板 | |
TWI417312B (zh) | 樹脂組成物,預浸漬體及層積板 | |
JP2019181753A (ja) | コルク成形品、コルク複合品及びコルク成形品の製造方法 | |
CN102051024B (zh) | 无卤阻燃环氧树脂组合物及其应用 | |
KR19980086796A (ko) | 난연성 수지 조성물 및 이를 사용한 반도체 밀봉제 | |
RU2014117380A (ru) | Термостойкий композиционный материал и способ его получения | |
KR101805463B1 (ko) | 목재용 방염액, 이의 제조방법 및 목재보드 | |
TW201402638A (zh) | 熱硬化性樹脂組成物、樹脂薄膜、包銅板及撓性印刷電路板 | |
KR100985296B1 (ko) | 비할로겐 난연성 폴리우레탄 조성물과 이를 이용한비수축튜브 | |
EP3679093A1 (de) | Flammschutzmittelkombinationen für polymerzusammensetzungen und deren verwendung | |
CN103547626A (zh) | 作为环氧树脂固化抑制剂的铝磷酸盐 | |
CN103753905A (zh) | 一种无卤阻燃树脂基体夹层结构体及其制备方法 | |
JP2010155980A (ja) | エポキシ樹脂組成物並びにプリプレグ、積層板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7114845 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |