JP2019181583A - ロボット、プリンターおよび光信号伝送装置 - Google Patents

ロボット、プリンターおよび光信号伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を図ることのできるロボット、プリンターおよび光信号伝送装置を提供すること。【解決手段】ロボットは、光信号の伝送を行う光信号伝送装置を備える。また、前記光信号伝送装置は、光を出射する発光素子と、光を受けて信号を出力する受光素子と、前記受光素子から出力された前記信号を増幅する増幅回路と、を有し、前記発光素子と前記受光素子との間に前記増幅回路が配置されている。また、前記受光素子と前記増幅回路との距離は、前記発光素子と前記増幅回路との距離よりも小さい。【選択図】図5

Description

本発明は、ロボット、プリンターおよび光信号伝送装置に関するものである。
例えば、電気信号と光信号とを切り替え可能な光信号伝送装置として、特許文献1に記載の光通信モジュールが知られている。特許文献1の光通信モジュールは、レーザーダイオードと、フォトダイオードと、フォトダイオードからの電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプと、を備える。
特開2013−21543号公報
しかしながら、このような構成の特許文献1の光通信モジュールでは、レーザーダイオードおよびフォトダイオードの後方にトランスインピーダンスアンプが配置されているため、装置の小型化を図ることが困難である。
本発明のロボットは、光信号の伝送を行う光信号伝送装置を備え、
前記光信号伝送装置は、
光を出射する発光素子と、
光を受けて信号を出力する受光素子と、
前記受光素子から出力された前記信号を増幅する増幅回路と、を有し、
前記発光素子と前記受光素子との間に前記増幅回路が配置されていることを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 ロボットが備える光信号伝送装置の配置を示す図である。 光信号伝送装置を示す側面図である。 光信号伝送装置が備える第1基板の上面図である。 光信号伝送装置が備えるパッケージの上面図である。 図5中のA−A線断面図である。 光信号伝送装置が備える光電変換部の断面図である。 光信号伝送装置が備える光電変換部の断面図である。 光信号伝送装置が備える第1基板の上面図である。 光信号伝送装置が備える第2基板の下面図である。 光信号伝送装置と電子部品との接続状態を示すブロック図である。 光信号伝送装置の変形例を示す断面図である。 光信号伝送装置の変形例を示す断面図である。 光信号伝送装置の変形例を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る光信号伝送装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。 図16に示すプリンターが有する制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明のロボット、プリンターおよび光信号伝送装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るロボットおよび光信号伝送装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図2は、ロボットが備える光信号伝送装置の配置を示す図である。図3は、光信号伝送装置を示す側面図である。図4は、光信号伝送装置が備える第1基板の上面図である。図5は、光信号伝送装置が備えるパッケージの上面図である。図6は、図5中のA−A線断面図である。図7および図8は、それぞれ、光信号伝送装置が備える光電変換部の断面図である。図9は、光信号伝送装置が備える第1基板の上面図である。図10は、光信号伝送装置が備える第2基板の下面図である。図11は、光信号伝送装置と電子部品との接続状態を示すブロック図である。図12および図13は、それぞれ、光信号伝送装置の変形例を示す断面図である。図14は、光信号伝送装置の変形例を示す側面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、X軸に平行な方向を「X軸方向(第1方向)」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向(第2方向)」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、各軸の矢印方向先端側を「プラス側」、反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z軸方向のプラス側を「上側」とも言い、マイナス側を「下側」とも言う。また、Y軸方向プラス側を「先端側」とも言い、マイナス側を「基端側」とも言う。また、Z軸方向からの平面視を単に「平面視」とも言う。
図1に示すロボット1は、例えば、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ただし、ロボット1の用途としては、これに限定されない。ロボット1は、垂直多関節ロボットである。ロボット1は、基台11と、ロボットアーム12と、を有する。また、ロボットアーム12は、第1アーム121、第2アーム122、第3アーム123、第4アーム124、第5アーム125および第6アーム126と、を有する。
基台11は、床、壁または天井等に対して固定されている。第1アーム121は、基台11に対して第1回動軸O1まわりに回動可能である。第2アーム122は、第1アーム121に対して第1回動軸O1に直交する第2回動軸O2まわりに回動可能である。第3アーム123は、第2アーム122に対して第2回動軸O2に平行な第3回動軸O3まわりに回動可能である。第4アーム124は、第3アーム123に対して第3回動軸O3と直交する第4回動軸O4まわりに回動可能である。第5アーム125は、第4アーム124に対して第4回動軸O4と直交する第5回動軸O5まわりに回動可能である。第6アーム126は、第5アーム125に対して第5回動軸O5と直交する第6回動軸O6まわりに回動可能である。
なお、第1回動軸O1〜第6回動軸O6について、「直交」とは、2つの軸のなす角度が90°から±5°の範囲内でずれている場合も含み、また、「平行」とは、2つの軸の一方が他方に対して±5°の範囲内で傾斜している場合も含む。
また、ロボット1では、第6アーム126の先端部に、例えば、精密機器、部品等を把持するロボットハンド19(図1では図示せず)等のエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができる。また、ロボット1は、ロボット1の各部の作動を制御するパーソナルコンピューター等のロボット制御装置18を有する。また、ロボット1は、基台11および第1アーム121〜第6アーム126の各連結部に配置された駆動装置13を有する。各駆動装置13は、例えば、アームの駆動源となるモーター、モーターの駆動を制御するコントローラー、減速機、エンコーダー等を有する。
図2に示すように、ロボット1は、その内部に配置された複数の光信号伝送装置2を有する。複数の光信号伝送装置2は、基台11内に配置された光信号伝送装置2A’、2B’、2C’、2D’、2E’、2F’、2G’と、第1アーム121内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2A’と光学的に接続された光信号伝送装置2A”と、第2アーム122内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2B’と光学的に接続された光信号伝送装置2B”と、第3アーム123内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2C’と光学的に接続された光信号伝送装置2C”と、第4アーム124内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2D’と光学的に接続された光信号伝送装置2D”と、第5アーム125内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2E’と光学的に接続された光信号伝送装置2E”と、第6アーム126内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2F’と光学的に接続された光信号伝送装置2F”と、ロボットハンド19内に配置され、光配線14を介して光信号伝送装置2G’と光学的に接続された光信号伝送装置2G”と、を含む。なお、「光学的に接続されている」とは「光通信が可能な状態に接続されている」と言うこともできる。
なお、ロボット1は、少なくとも1つの光信号伝送装置2を有していればよく、例えば、光信号伝送装置2A’、2A”、2B’、2B”、2C’、2C”、2D’、2D”、2E’、2E”、2F’、2F”、2G’、2G”(以下、説明の便宜上「光信号伝送装置2A’〜2G”」とも言う)の一部を省略してもよい。また、光信号伝送装置2A’〜2G”は、ロボット1の内部ではなく、ロボット1の外部に露出した状態で配置されていてもよい。光信号伝送装置2A’〜2G”は、互いに同じ構成であるため、以下では、これらを光信号伝送装置2としてまとめて説明する。
光信号伝送装置2は、光信号を送受信する機能を有する。図3に示すように、光信号伝送装置2は、第1基板21と、第2基板22と、第1基板21に配置された光電変換部23と、第2基板22に配置された回路素子27および端子部28と、第1基板21と第2基板22とを接続する基板接続部29と、を有する。
図4に示すように、第1基板21は、硬質な基部211と、基部211に配置された複数の配線212と、を有する。基部211としては、特に限定されず、例えば、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、セラミックス基板、低温同時焼成セラミックス(LTCC)基板等の各種リジッドプリント配線基板を用いることができる。
図3および図4に示すように、光電変換部23は、第1基板21の上面に配置されている。光電変換部23は、光学素子24と、光導波路25と、コネクター26と、を有する。光学素子24は、電気信号から変換された第1光信号LS1を生成する機能と、第2光信号LS2を受光して電気信号に変換する機能と、を有する。図5に示すように、光学素子24は、パッケージ241と、パッケージ241に収納された発光素子247、受光素子248および増幅回路249と、を有する。そして、発光素子247から出射される光によって第1光信号LS1を生成し、受光素子248によって第2光信号LS2を受光する。
図6に示すように、パッケージ241は、上面側に開放する凹部242aを有するベース242と、ベース242の上面に接合され、凹部242aの開口を塞ぐ光透過部としての板状のリッド243と、を有する。また、凹部242aは、ベース242の上面に開口部を有する第1凹部242a’と、第1凹部242a’の底面に開口部を有する第2凹部242a”と、を有する。すなわち、第1凹部242a’の底面に対して第2凹部242a”の底面の方が、Z軸方向のマイナス側に配置されていて、ベース242の上面からの距離が大きい。そして、凹部242aの開口がリッド243で塞がれることにより、パッケージ241の内側に気密な内部空間Sが形成され、内部空間Sに発光素子247、受光素子248および増幅回路249が封止された状態で収納される。
なお、内部空間Sの雰囲気としては、特に限定されないが、例えば、窒素雰囲気とすることが好ましい。これにより、内部空間S内での光の損失が抑えられ、内部空間S内での第1光信号LS1や第2光信号LS2の強度の低下を抑制することができる。
ベース242の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物セラミックス、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化チタン等の窒化物セラミックス等の各種セラミックスを用いることができる。これにより、十分な強度を有するベース242が得られる。また、例えば、パッケージ241の外部の熱を遮断する効果が高まり、内部空間S内の昇温を抑制することができる。そのため、例えば、温度上昇に伴う発光素子247の駆動効率の低下が抑制され、所定強度の第1光信号LS1を安定して出射することができる。
また、第1凹部242a’の底面に複数の内部端子244が設けられ、第2凹部242a”の底面には、グランド電位となるGND電極246が設けられ、ベース242の下面には複数の外部端子245が設けられている。複数の内部端子244およびGND電極246は、それぞれ、ベース242に形成された図示しない内部配線を介して対応する外部端子245と電気的に接続されている。また、内部端子244は、ボンディングワイヤーBW1を介して発光素子247および増幅回路249と電気的に接続されている。
このようなベース242は、図示しないが、導電性接着剤、はんだ、金属ろう材等からなる接合部材を介して第1基板21の上面に固定されていると共に、各外部端子245が接合部材を介して所定の配線212と電気的に接続されている。
発光素子247、受光素子248および増幅回路249は、それぞれ、第2凹部242a”の底面(GND電極246上)に配置されている。発光素子247、受光素子248および増幅回路249は、それぞれ、Agペースト、Auペースト等の導電性接合部材(図示せず)を介して第2凹部242a”の底面に接合されており、導電性接合部材を介してGND電極246と電気的に接続されている。
発光素子247は、その上面に発光面247aを有し、Z軸方向のプラス側に向けて光を出射する。発光素子247としては、光を出射することができれば、特に限定されず、例えば、面発光レーザー(VCSEL)、レーザーダイオード(LD)、LED等を用いることができる。また、受光素子248は、光電変換素子とも言われ、その上面に受光面248aを有する。受光素子248としては、受光した光に応じた電流信号を出力することができれば、特に限定されず、例えば、フォトダイオードを用いることができる。また、増幅回路249は、例えば、トランスインピーダンスアンプ(TIA)であり、受光素子248が出力する電流信号をインピーダンス変換、増幅し、電圧信号として出力する。
発光素子247、受光素子248および増幅回路249は、X軸方向に沿って並んで配置されている。また、増幅回路249を間に挟んで、発光素子247および受光素子248が配置されている。具体的には、増幅回路249のX軸方向の一方側(プラス側)に発光素子247が配置され、X軸方向の他方側(マイナス側)に受光素子248が配置されている。このように、発光素子247と受光素子248との間に増幅回路249を配置することにより、発光素子247と受光素子248とを内部空間S内でなるべく離間させることができる。そのため、例えば、発光素子247から出射された光を受光素子248が受光することを低減することができ、より精度よく第2光信号LS2を受光することができる。さらには、発光素子247と受光素子248とを内部空間S内でなるべく離間させることにより生じたこれらの間のスペースに増幅回路249を配置することにより、内部空間S内のスペースを有効活用することができる。そのため、パッケージ241の小型化を図ることができる。以上より、発光素子247と受光素子248との間に増幅回路249を配置することにより、光学素子24の光学特性が低下することを抑制しつつ、光学素子24の小型化を図ることができる。
なお、本実施形態では、発光素子247、受光素子248および増幅回路249が、その中心同士がX軸方向に沿って直線状に並んでいるが、これに限定されず、例えば、発光素子247と受光素子248、発光素子247と増幅回路249、受光素子248と増幅回路249のいずれかが、Y軸方向またはZ軸方向にずれていてもよい。
また、増幅回路249と受光素子248とは、ボンディングワイヤーBW2を介して電気的に接続されている。ここで、増幅回路249は、発光素子247よりも受光素子248側に偏って配置されている。すなわち、増幅回路249と受光素子248との離間距離D1は、増幅回路249と発光素子247の離間距離D2よりも小さい。このように、D1<D2の関係を満足することにより、例えば、D1=D2の場合と比べて、増幅回路249と受光素子248とをより接近させて配置することができ、これらを電気的に接続するボンディングワイヤーBW2をより短くすることができる。そのため、ボンディングワイヤーBW2を介して受光素子248から出力される電流信号にノイズが混入し難く、より精度よく、受光素子248から出力される電流信号を電圧信号に変換することができる。ただし、D1、D2の関係は、特に限定されず、D1≧D2であってもよい。
ここで、ベース242に設けられた複数の内部端子244の説明に戻ると、図5に示すように、複数の内部端子244は、発光素子247、受光素子248および増幅回路249が配置された領域Qを間に挟むようにして、領域QのY軸方向の両側に配置されている。具体的には、領域QのY軸方向のプラス側にはX軸方向に沿って3つの内部端子244が配置されており、領域QのY軸方向のマイナス側にもX軸方向に沿って3つの内部端子244が配置されている。このように、X軸方向を長手方向とする領域Qに対して、そのY軸方向の両側に複数の内部端子244を配置することにより、他の配置と比べて、パッケージ241をX軸方向とY軸方向とにバランスよく広げることができるため、パッケージ241の小型化を図ることができる。また、他の配置と比べて、各内部端子244を発光素子247および増幅回路249になるべく近づけて配置することができるため、ボンディングワイヤーBW1をより短くすることができ、ボンディングワイヤーBW1を介してノイズが混入し難くなる。
なお、パッケージ241の平面視形状としては、特に限定されないが、本実施形態では、略正方形である。また、パッケージ241のサイズとしては、特に限定されないが、例えば、X軸方向の長さ×Y軸方向の長さを3.0mm×3.0mm〜10.0mm×10.0mm程度とすることができる。これにより、発光素子247と受光素子248とを十分に離間させて配置することができると共に、十分に小型化されたパッケージ241が得られる。
領域QのY軸方向のプラス側に配置されている3つの内部端子244と領域QのY軸方向のマイナス側に配置されている3つの内部端子244とは、領域Qに対して対称的に配置されている。これにより、次の効果を発揮することができる。なお、以下では、領域QのY軸方向のプラス側に配置されている3つの内部端子244をX軸方向プラス側から順に、244a、244b、244cとも言い、領域QのY軸方向のマイナス側に配置されている3つの内部端子244をX軸方向プラス側から順に、244d、244e、244fとも言う。
例えば、本実施形態の増幅回路249には、少なくとも、電源電圧が印加されるVDD端子249aと、受信信号強度レベルを検出するためのRSSI(Received Signal Strength Indicator)端子249bと、非反転電圧出力端子249cと、反転電圧出力端子249dと、が設けられている。そして、VDD端子249aと内部端子244c、RSSI端子249bと内部端子244f、非反転電圧出力端子249cと内部端子244b、反転電圧出力端子249dと内部端子244eがそれぞれボンディングワイヤーBW1を介して接続されている。本実施形態では、非反転電圧出力端子249cに接続された内部端子244bと反転電圧出力端子249dに接続された内部端子244eとが領域Qに対して対称的に配置されているため、非反転電圧出力端子249cと内部端子244bとを接続するボンディングワイヤーBW1と、反転電圧出力端子249dと内部端子244eとを接続するボンディングワイヤーBW1と、がほぼ同じ長さとなる。そのため、非反転電圧出力端子249cからの出力信号と反転電圧出力端子249dからの出力信号とをさらにオペアンプで増幅することにより、第2光信号LS2に基づいた精度の良い電気信号を生成することができる。
なお、増幅回路249と電気的に接続されていない2つの内部端子244a、244dのうち、内部端子244dは、ボンディングワイヤーBW1を介して発光素子247と電気的に接続されている。したがって、内部端子244を介して発光素子247に駆動信号が印加される。一方、内部端子244aは、図示しない内部配線を介してGND電極246に接続されており、本実施形態では用いられていない。
なお、本実施形態では、複数の内部端子244は、発光素子247、受光素子248および増幅回路249が配置された領域Qを間に挟むようにして、領域QのY軸方向の両側に配置されているが、これに限定されず、領域QのX軸方向の両側に配置されていてもよい。
図6に示すように、リッド243は、板状をなし、ベース242の凹部242aの開口を塞ぐようにして、ベース242の上面に接合されている。なお、リッド243とベース242との接合方法としては、特に限定されず、例えば、低融点ガラスを介して接合することができる。
リッド243の構成材料としては、第1光信号LS1および第2光信号LS2を透過することができれば、特に限定されず、例えば、各種ガラス材料、各種樹脂材料を用いることができる。ただし、リッド243の構成材料としては、各種ガラス材料であることが好ましい。リッド243をガラス材料で構成することにより、実質的に無色透明で、優れた光透過特性を有するリッド243が簡単に得られる。ガラス材料としては、特に限定されず、例えば、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス等が挙げられる。なお、リッド243の上面や下面には、光の反射を低減するための反射防止膜が成膜されていてもよい。
光導波路25は、光学素子24と光学的に接続されている。図4に示すように、光導波路25は、Y軸方向に延在する帯状をなし、帯状の基端部がリッド243上に位置している。そして、光導波路25は、その基端部において、図示しない接着剤を介してリッド243の上面に接合されている。
また、光導波路25は、第1光信号LS1を伝搬するための第1光伝送路251と、第2光信号LS2を伝搬するための第2光伝送路252と、第1光伝送路251および第2光伝送路252を覆う基部253と、を有する。このような光導波路25は、ポリマーで形成された、ポリマー光導波路(有機光導波路)である。これにより、光導波路25を比較的簡単に形成することができると共に、光を効率的に伝搬することができる。なお、ポリマー光導波路とは、高分子材料を用いて形成される光導波路を意味し、高分子光導波路、プラスチック光導波路と呼ばれることもあり、主にガラスを用いて形成される無機光導波路と区別されるものである。ただし、光導波路25としては、無機光導波路、すなわちポリマー導波路以外の光導波路を用いてもよい。
第1光伝送路251は、実質的に無色透明であり、基部253よりも高い屈折率を有している。そのため、第1光伝送路251に入射した第1光信号LS1は、全反射しながら第1光伝送路251に閉じこめられた状態で伝搬する。同様に、第2光伝送路252も、実質的に無色透明であり、基部253よりも高い屈折率を有している。そのため、第2光伝送路252に入射した第2光信号LS2は、全反射しながら第2光伝送路252に閉じこめられた状態で伝搬する。
また、第1光伝送路251は、Y軸方向に沿って延在し、その先端面251aが光導波路25の先端面25aに露出している。また、図7に示すように、平面視で、第1光伝送路251は、発光素子247の発光面247aと重なる部分を有し、当該重なる部分には発光素子247から出射された光(第1光信号LS1)を反射して第1光伝送路251に導く第1反射部254が形成されている。
また、第2光伝送路252は、第1光伝送路251とX軸方向に並び、Y軸方向に沿って延在している。また、図8に示すように、第2光伝送路252は、その先端面252aが光導波路25の先端面25aに露出している。また、平面視で、第2光伝送路252は、受光素子248の受光面248aと重なる部分を有し、当該重なる部分には第2光伝送路252を伝搬する光(第2光信号LS2)を受光素子248の受光面248aに向けて反射する第2反射部255が設けられている。
第1光伝送路251、第2光伝送路252および基部253の構成材料としては、前述したように、第1、第2光伝送路251、252の屈折率が、基部253の屈折率よりも大きければ、特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、PETやPBTのようなポリエステル、ポリエチレンサクシネート、ポリサルフォン、ポリエーテル、また、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂のような各種樹脂材料を用いることができ、少なくとも2つの異なる材料を組み合わせた複合材料を用いてもよい。
また、第1、第2反射部254、255の構成としては、光を反射することができれば、特に限定されない。図7および図8に示すように、本実施形態では、第1、第2光伝送路251、252に達する切り欠き259を形成し、切り欠き259により生じた傾斜面を第1、第2反射部254、255として用いている。切り欠き259は、例えば、基部253と同じ材料、アルミニウム等の金属材料で埋められていてもよい。
コネクター26は、光伝送路としての光配線14が接続される部分である。図9に示すように、コネクター26は、光導波路25の先端部を覆うように設けられている。また、コネクター26の先端面26aからは光導波路25の先端面25aが露出しており、本実施形態では、先端面26a、25a同士がほぼ面一となっている。また、コネクター26は、X軸方向の両端部に位置し、先端面26aに開口する穴269を有する。この穴269は、後述するように、光配線14との接続をガイドするために用いられる。
光配線14は、第1光配線141と、第2光配線142と、コネクター143と、を有する。第1光配線141および第2光配線142としては、例えば、光ファイバーを用いることができる。また、コネクター143には一対のピン144が設けられ、これらピン144をコネクター26の穴269に挿入することにより、コネクター143とコネクター26との位置合わせができるようになっている。そして、コネクター143の基端面143aとコネクター26の先端面26aとを接触させた状態で、コネクター143、26同士を図示しないクリップで固定することにより、これらの接続状態を維持することができる。なお、コネクター143、26同士の固定方法としては、特に限定されない。
また、コネクター143、26同士が接続された状態では、第1光配線141の基端面141aと第1光伝送路251の先端面251aとが対向し、第2光配線142の基端面142aと第2光伝送路252の先端面252aとが対向している。これにより、第1光配線141と第1光伝送路251とが光接続され、第2光配線142と第2光伝送路252とが光接続される。
なお、このようなコネクター26としては、例えば、MTコネクターを用いることができる。ただし、コネクター26の構成としては、光配線14と光接続することができれば、特に限定されない。
図10に示すように、第2基板22は、硬質な基部221と、基部221に配置された配線222と、を有する。また、第2基板22は、第1基板21とZ軸方向に重なって(対向して)配置されている。このような第2基板22としては、特に限定されず、前述した第1基板21と同様に、例えば、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、セラミックス基板、低温同時焼成セラミックス(LTCC)基板等の各種リジッドプリント配線基板を用いることができる。
回路素子27は、第2基板22の下面に設けられており、配線222と電気的に接続されている。回路素子27は、光学素子24のための電気信号処理や制御を実行することができる。このような回路素子27には、例えば、発光素子247への電流をスイッチングするLDD回路、信号レベルを変換するレベル変換回路等が含まれている。なお、本実施形態では、第2基板22の下面にチップ化された回路素子27が設けられた構成となっているが、第2基板22の下面に各種回路要素を配置することにより回路素子27が構成されていてもよい。
基板接続部29は、第1基板21と第2基板22とを接続して固定すると共に、第1基板21上の光学素子24と第2基板22上の回路素子27とを電気的に接続する機能を有する。このような基板接続部29は、図3に示すように、第1基板21の上面に固定され、第2基板22側へ突出して設けられた第1基板接続片291と、第2基板22の下面に固定され、第1基板21側へ突出して設けられた第2基板接続片292と、を有する。また、第1基板接続片291は、雌型のコネクターであり、図4に示すように、複数の配線212と電気的に接続された複数の端子291aを有する。一方、第2基板接続片292は、第1基板接続片291と係合可能な雄型のコネクターであり、図10に示すように、複数の配線222と電気的に接続された複数の端子292aを有する。
このような構成によれば、第1基板接続片291と第2基板接続片292とを接続することにより、第1基板21と第2基板22とを固定することができる。また、第1基板接続片291と第2基板接続片292とを接続すれば、端子291a、292a同士が接触するため、配線212、222を電気的に接続することもできる。これにより、光学素子24と回路素子27とが電気的に接続される。
なお、基板接続部29の構成としては、光学素子24と回路素子27とを電気的に接続することができれば、特に限定されない。
端子部28は、光信号伝送装置2を他の電子部品と電気的に接続する機能を有する。図10に示すように、端子部28は、第2基板22の基端部に設けられている。また、端子部28は、第2基板22の下面に設けられている。また、端子部28は、配線222を介して回路素子27と電気的に接続された複数の端子281を有するコネクターで構成されている。このような構成によれば、比較的簡単に、光信号伝送装置2と電子部品とを電気的に接続することができる。
ここで、端子281を介して光信号伝送装置2と電気的に接続される前記電子部品としては、特に限定されず、例えば、図11に示すように、駆動装置13が挙げられる。この場合、ロボット制御装置18から駆動装置13のコントローラーへ送信する信号(コントロール信号)を第2光信号LS2として送信し、エンコーダーからロボット制御装置18へ送信する出力信号を第1光信号LS1として送信することができる。これにより、ロボット制御装置18と駆動装置13との間の通信速度を高めることができる。
端子281を介して光信号伝送装置2と電気的に接続される前記電子部品としては、上述した駆動装置13の他にも、例えば、ロボット1の所定箇所に設けられた各種センサーが挙げられる。また、センサーとしては、例えば、カメラ、力覚センサー、温度センサー、圧力センサー等が挙げられる。この場合、ロボット制御装置18からセンサーへ送信する信号(コントロール信号)を第2光信号LS2として送信し、センサーからロボット制御装置18へ送信する出力信号を第1光信号LS1として送信することができる。これにより、ロボット制御装置18とセンサーとの間の通信速度を高めることができる。
以上、ロボット1について説明した。このようなロボット1は、光信号の伝送を行う光信号伝送装置2を備える。また、光信号伝送装置2は、光を出射する発光素子247と、光を受けて信号を出力する受光素子248と、受光素子248から出力された信号(電流信号)を増幅する増幅回路249と、を有する。そして、発光素子247と受光素子248との間に増幅回路249が配置されている。このように、発光素子247と受光素子248との間に増幅回路249を配置することにより、発光素子247から出射された光を受光素子248が受光しないようにこれらを十分に離間して配置した結果生じたこれらの間のスペースを増幅回路249の配置スペースとして有効利用することができ、光信号伝送装置2の小型化を図ることができる。
また、前述したように、受光素子248と増幅回路249との離間距離D1(距離)は、発光素子247と増幅回路249との離間距離D2(距離)よりも小さい。このように、D1<D2の関係を満足することにより、例えば、D1=D2の場合と比べて、増幅回路249と受光素子248とをより接近させて配置することができ、これらを電気的に接続するボンディングワイヤーBW2をより短くすることができる。そのため、ボンディングワイヤーBW2を介して受光素子248から出力される電流信号にノイズが混入し難く、より精度よく、受光素子248から出力される電流信号を電圧信号に変換することができる。
また、前述したように、発光素子247から出射された光(第1光信号LS1)を伝送する第1光伝送路251と、受光素子248に向けて光(第2光信号LS2)を伝送する第2光伝送路252と、を有する。これにより、第1光信号LS1の送信と、第2光信号LS2の受信と、を行うことができ、双方向通信が可能となる。
また、前述したように、第1光伝送路251および第2光伝送路252は、それぞれ、ポリマー光導波路である。これにより、光導波路25を比較的簡単に形成することができると共に、光を効率的に伝搬することができる。
また、前述したように、光信号伝送装置2は、内部空間Sを有するパッケージ241を備え、内部空間Sに発光素子247、受光素子248および増幅回路249が収納されている。これにより、発光素子247、受光素子248および増幅回路249を衝撃等から保護することができる。
また、前述したように、内部空間Sは、窒素雰囲気で封止されている。これにより、発光素子247、受光素子248および増幅回路249を埃、水分等から効果的に保護することができる。特に、内部空間Sを減圧状態とすることにより、内部空間S内での第1光信号LS1や第2光信号LS2の強度の低下を抑制することができる。
また、前述したように、パッケージ241は、凹部242aを有し、凹部242aの底面に発光素子247、受光素子248および増幅回路249が配置されているベース242と、凹部242aの開口を塞ぐようにベース242に接合されているリッド243と、を有する。そして、ベース242は、セラミックスで構成されている。これにより、十分な強度を有するベース242が得られる。また、例えば、パッケージ241外部の熱を遮断する効果が高まり、内部空間S内の昇温を抑制することができる。そのため、例えば、温度上昇に伴う発光素子247の駆動効率の低下が抑制され、所定強度の第1光信号LS1を安定して出射することができる。
また、前述したように、発光素子247と受光素子248とが並ぶ方向をX軸方向(第1方向)とし、平面視で、X軸方向に交差する方向をY軸方向(第2方向)としたとき、パッケージ241は、発光素子247、受光素子248および増幅回路249が配置されている領域Qに対してY軸方向の両側に配置されている複数の内部端子244(端子)を有する。複数の内部端子244をこのように配置することにより、各内部端子244を発光素子247および増幅回路249になるべく近づけて配置することができる。そのため、内部端子244と発光素子247とを接続するボンディングワイヤーBW1や内部端子244と増幅回路249とを接続するボンディングワイヤーBW1をより短くすることができ、ボンディングワイヤーBW1を介してノイズが混入し難くなる。
なお、光信号伝送装置2の構成は、本実施形態の構成に限定されない。例えば、本実施形態では、内部空間Sが封止されているが、これに限定されず、内部空間Sは、パッケージ241の外部と連通していてもよい。また、本実施形態では、発光素子247、受光素子248および増幅回路249がパッケージ241に収納されているが、これに限定されず、例えば、図12に示すように、パッケージ241が省略され、発光素子247、受光素子248および増幅回路249が第1基板21に配置されていてもよい。この場合、光導波路25は、スペーサーを兼ねた支持部材20を介して第1基板21に固定すればよい。
また、例えば、図13に示すように、第2凹部242a”の底面にストリップラインSLを形成し、このストリップラインSLと発光素子247および増幅回路249とをボンディングワイヤーBW1を介して電気的に接続してもよい。このような構成によれば、ストリップラインSLを発光素子247および増幅回路249のなるべく近くまで形成することができるため、本実施形態と比べてボンディングワイヤーBW1を短くすることができる。また、ストリップラインSLを利用すれば、元々のベース242の形状や大きさを変えることなく済むため、製造コストの増加を抑えることもできる。
また、例えば、図14に示すように、本実施形態の光信号伝送装置2から第2基板22および基板接続部29を省略し、第1基板21に回路素子27および端子部28を配置してもよい。この際、回路素子27は、パッケージ241の基端側(Y軸方向のマイナス側)に配置することが好ましい。言い換えると、回路素子27は、パッケージ241に対して光導波路25の延在方向とは反対側に配置することが好ましい。これにより、回路素子27の熱が光導波路25に伝わり難くなり、光導波路25が熱ダメージを受け難くなる。
<第2実施形態>
図15は、本発明の第2実施形態に係る光信号伝送装置の断面図である。
本実施形態に係る光信号伝送装置は、光導波路25に替えて光配線3を用いたこと以外は、前述した第1実施形態の光信号伝送装置と同様である。なお、以下の説明では、第2実施形態の光信号伝送装置に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図15では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図15に示すように、本実施形態の光信号伝送装置2では、パッケージ241のリッド243に光配線3の一端が接続されている。例えば、リッド243と光配線3との接続は、接着剤を介して行ってもよいし、パッケージ241に接続可能なコネクター等を介して行ってもよい。
光配線3は、第1光伝送路31と、第2光伝送路32と、を有する。そして、第1光伝送路31の基端面311は、発光素子247の発光面247aと対向しており、発光素子247から出射された第1光信号LS1が基端面311から第1光伝送路31内に導かれる。また、第2光伝送路32の基端面321は、受光素子248の受光面248aと対向しており、第2光伝送路32を伝搬し基端面321から出射された第2光信号LS2を受光素子248が受光する。このような第1光伝送路31および第2光伝送路32は、それぞれ、光ファイバーである。このように、第1、第2光伝送路31、32を光ファイバーとすることにより、第1、第2光伝送路31、32の構成が簡単なものとなると共に、効率的に第1、第2光信号LS1、LS2を伝送することができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るプリンターについて説明する。
図16は、本発明の第3実施形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。図17は、図16に示すプリンターが有する制御装置を示すブロック図である。
図16に示すプリンター3000は、筐体3010と、筐体3010の内部に設けられている印刷機構3020および給紙機構3030と、を有するプリンター本体3100と、プリンター本体3100の駆動を制御する制御装置3200と、を備えている。筐体3010には、記録用紙Pを設置するトレイ3011と、記録用紙Pを排出する排紙口3012と、液晶ディスプレイ等の操作パネル3013とが設けられている。
印刷機構3020は、ヘッドユニット3021と、キャリッジモーター3022と、キャリッジモーター3022の駆動力によりヘッドユニット3021を往復動させる往復動機構3023と、を備えている。また、ヘッドユニット3021は、インクジェット式記録ヘッドであるヘッド3021aと、ヘッド3021aにインクを供給するインクカートリッジ3021bと、ヘッド3021aおよびインクカートリッジ3021bを搭載したキャリッジ3021cと、を有している。
往復動機構3023は、キャリッジ3021cを往復移動可能に支持しているキャリッジガイド軸3023aと、キャリッジモーター3022の駆動力によりキャリッジ3021cをキャリッジガイド軸3023a上で移動させるタイミングベルト3023bと、を有している。また、給紙機構3030は、互いに圧接している従動ローラー3031および駆動ローラー3032と、駆動ローラー3032を駆動するモーター3033と、を有している。
このようなプリンター本体3100では、給紙機構3030が記録用紙Pを一枚ずつヘッドユニット3021の下部近傍へ間欠送りする。このとき、ヘッドユニット3021が記録用紙Pの送り方向とほぼ直交する方向に往復移動して、記録用紙Pへの印刷が行なわれる。
制御装置3200は、パーソナルコンピューター等であり、プリンター本体3100の各部の駆動を制御する。このような制御は、例えば、パーソナルコンピューター等のホストコンピューターHCから入力された印刷データに基づいて実行される。
また、プリンター3000は、図17に示すように、制御装置3200と電気的に接続された光信号伝送装置2を有し、この光信号伝送装置2を介してホストコンピューターHCと通信するようになっている。
以上のように、プリンター3000は、光信号の伝送を行う光信号伝送装置2を有している。また、光信号伝送装置2は、光を出射する発光素子247と、光を受けて信号を出力する受光素子248と、受光素子248から出力された信号(電流信号)を増幅する増幅回路249と、を有する。そして、発光素子247と受光素子248との間に増幅回路が配置されている。このように、プリンター3000は、光信号伝送装置2を有するため、前述した第1実施形態で述べた光信号伝送装置2の効果を発揮することができる。そのため、光信号伝送装置2の安定した駆動が可能となると共に、プリンター3000の小型化を図ることができる。
以上、本発明のロボット、プリンターおよび光信号伝送装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、ロボット1が6軸ロボットである構成について説明したが、ロボット1としては、特に限定されず、例えば、双腕ロボット、スカラロボット等であってもよい。
1…ロボット、11…基台、12…ロボットアーム、121…第1アーム、122…第2アーム、123…第3アーム、124…第4アーム、125…第5アーム、126…第6アーム、13…駆動装置、14…光配線、141…第1光配線、141a…基端面、142…第2光配線、142a…基端面、143…コネクター、143a…基端面、144…ピン、18…ロボット制御装置、19…ロボットハンド、2、2A’〜2G’、2A”〜2G”…光信号伝送装置、20…支持部材、21…第1基板、211…基部、212…配線、22…第2基板、221…基部、222…配線、23…光電変換部、24…光学素子、241…パッケージ、242…ベース、242a…凹部、242a’…第1凹部、242a”…第2凹部、243…リッド、244、244a〜244f…内部端子、245…外部端子、246…GND電極、247…発光素子、247a…発光面、248…受光素子、248a…受光面、249…増幅回路、249a…VDD端子、249b…RSSI端子、249c…非反転電圧出力端子、249d…反転電圧出力端子、25…光導波路、25a…先端面、251…第1光伝送路、251a…先端面、252…第2光伝送路、252a…先端面、253…基部、254…第1反射部、255…第2反射部、259…切り欠き、26…コネクター、26a…先端面、269…穴、27…回路素子、28…端子部、281…端子、29…基板接続部、291…第1基板接続片、291a…端子、292…第2基板接続片、292a…端子、3…光配線、31…第1光伝送路、311…基端面、32…第2光伝送路、321…基端面、3000…プリンター、3010…筐体、3011…トレイ、3012…排紙口、3013…操作パネル、3020…印刷機構、3021…ヘッドユニット、3021a…ヘッド、3021b…インクカートリッジ、3021c…キャリッジ、3022…キャリッジモーター、3023…往復動機構、3023a…キャリッジガイド軸、3023b…タイミングベルト、3030…給紙機構、3031…従動ローラー、3032…駆動ローラー、3033…モーター、3100…プリンター本体、3200…制御装置、BW1、BW2…ボンディングワイヤー、D1、D2…離間距離、HC…ホストコンピューター、LS1…第1光信号、LS2…第2光信号、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸、P…記録用紙、Q…領域、S…内部空間、SL…ストリップライン

Claims (11)

  1. 光信号の伝送を行う光信号伝送装置を備え、
    前記光信号伝送装置は、
    光を出射する発光素子と、
    光を受けて信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力された前記信号を増幅する増幅回路と、を有し、
    前記発光素子と前記受光素子との間に前記増幅回路が配置されていることを特徴とするロボット。
  2. 前記受光素子と前記増幅回路との距離は、前記発光素子と前記増幅回路との距離よりも小さい請求項1に記載のロボット。
  3. 前記発光素子から出射された光を伝送する第1光伝送路と、
    前記受光素子に向けて光を伝送する第2光伝送路と、を有する請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記第1光伝送路および前記第2光伝送路は、それぞれ、ポリマー光導波路である請求項3に記載のロボット。
  5. 前記第1光伝送路および前記第2光伝送路は、それぞれ、光ファイバーである請求項3に記載のロボット。
  6. 内部空間を有するパッケージを備え、
    前記内部空間に前記発光素子、前記受光素子および前記増幅回路が収納されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記内部空間は、封止されている請求項6に記載のロボット。
  8. 前記パッケージは、
    凹部を有し、前記凹部の底面に前記発光素子、前記受光素子および前記増幅回路が配置されているベースと、
    前記凹部の開口を塞ぐように前記ベースに接合されているリッドと、を有し、
    前記ベースは、セラミックスで構成されている請求項6または7に記載のロボット。
  9. 前記発光素子と前記受光素子とが並ぶ方向を第1方向とし、
    前記第1方向に交差する方向を第2方向としたとき、
    前記パッケージは、
    前記発光素子、前記受光素子および前記増幅回路が配置されている領域に対して前記第2方向の両側に配置されている複数の端子を有する請求項6ないし8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 光信号の伝送を行う光信号伝送装置を備え、
    前記光信号伝送装置は、
    光を出射する発光素子と、
    光を受けて信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力された前記信号を増幅する増幅回路と、を有し、
    前記発光素子と前記受光素子との間に前記増幅回路が配置されていることを特徴とするプリンター。
  11. 光を出射する発光素子と、
    光を受けて信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力された前記信号を増幅する増幅回路と、を有し、
    前記発光素子と前記受光素子との間に前記増幅回路が配置されていることを特徴とする光信号伝送装置。
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