JP2019181393A - 振動体、及び振動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな形状で振動体の運動量をより大きくすることができる振動モータを提供する。【解決手段】振動モータ100は中心軸の上下方向に振動を発生し、板形状の基板3が中心軸と垂直に設けられる。振動モータは、筐体1と振動体7とを備える。筐体は、軸方向に延びる角筒形状のケース11を有する。振動体は、軸方向に延びる柱形状であって、ケースに収容され、該ケースに対して軸方向に振動可能である。振動体は、該振動体の径方向外端部において少なくとも1つの第1角部74を有する。第1角部は、軸方向に延び且つケースに収容可能な仮想の円柱から、径方向のうちの中心軸からケースの隅部に向かう角方向に向かって突出する。【選択図】図6
Description
本発明は、振動体、及び振動モータに関する。
従来、スマートフォン等の各種機器には、振動モータが備えられる。振動モータには、横方向に振動を行うタイプと、縦方向に振動を行うタイプが存在する。ユーザである人間は、横方向の振動よりも縦方向の振動を感じやすい。従来の縦方向振動型のリニア振動モータの一例は、特許文献1に開示される。
特許文献1の振動モータは、固定部と、磁界部と、基板と、振動部と、弾性部材と、を備える。固定部は、下部が開放されたケースと、ケースの内部空間を密閉するブラケットと、を有する。磁界部は、ブラケット上に固定されるマグネットと、マグネット上に固定されるヨークプレートと、を有する。振動部は、コイルと、質量体と、を有する。基板は、コイルの下面に固定される。弾性部材は、ケースと振動部との間に配置される。コイルは、対向するマグネットの外径よりも大きい内径を有し、マグネットの一部はコイルによって形成される空間内に挿入可能である。
基板を介してコイルに通電が行われると、コイルに発生する磁界と、マグネットにより形成される磁界の相互作用により、振動部は縦方向に振動を行う。
ところで、振動部が重いほど、振動時の振動部の運動量は大きくなる。そのため、振動部の体積はより大きい方が好ましい。ここで、特許文献1では、振動部の振動方向から見た該振動部の形状は、有蓋筒状のケースの振動方向から見た形状と同じ円形状である。この場合、振動モータが機器に搭載される際、ケースの径方向外端部近傍には多くの利用されない空間(いわゆるデッドスペース)が生じる。
本発明は、コンパクトな形状で振動体の運動量をより大きくすることを目的とする。
本発明の例示的な振動モータは、中心軸の上下方向に振動を発生し、板形状の基板が前記中心軸と垂直に設けられる。振動モータは、軸方向に延びる角筒形状のケースを有する筐体と、軸方向に延びる柱形状であって前記ケースに収容され且つ該ケースに対して軸方向に振動可能である振動体と、を備える。前記振動体は、該振動体の径方向外端部において少なくとも1つの第1角部を有する。前記第1角部は、軸方向に延び且つ前記ケースに収容可能な仮想の円柱から、径方向のうちの前記中心軸から前記ケースの隅部に向かう角方向に向かって突出する。
本発明の例示的な振動モータによれば、コンパクトな形状で振動体の運動量をより大きくすることができる。
以下に図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。
なお、本明細書では、振動モータ100において、中心軸CAと平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。また、軸方向に沿ってベースプレート12から振動体7に向かう向きを「軸方向上方」と呼ぶ。軸方向に沿って振動体7からベースプレート12に向かう向きを「軸方向下方」と呼ぶ。各々の構成要素において、軸方向上方の部分を「軸方向上部」と呼び、軸方向上方における端部を「軸方向上端部」と呼び、軸方向上端部の軸方向位置を「軸方向上端」と呼ぶ。また、軸方向下方の部分を「軸方向下部」と呼び、軸方向下方における端部を「軸方向下端部」と呼び、軸方向下端部の軸方向位置を「軸方向下端」と呼ぶ。さらに、各々の構成要素の表面において、軸方向上方を向く面を「軸方向上面」と呼び、軸方向下方を向く面を「軸方向下面」と呼ぶ。
また、中心軸CAに直交する方向を「径方向」と呼び、中心軸CAを中心に回転する方向を「周方向」と呼ぶ。径方向において、中心軸CAに向かう向きを「径方向内方」と呼び、中心軸CAから離れる向きを「径方向外方」と呼ぶ。各々の構成要素において、径方向内方における端部を「径方向内端部」と呼び、径方向内端部の径方向位置を「径方向内端」と呼ぶ。径方向外方における端部を「径方向外端部」と呼び、径方向外端部の径方向位置を「径方向外端」と呼ぶ。また、各々の構成要素の側面において、径方向内方を向く側面を「径方向内側面」と呼び、径方向外方を向く側面を「径方向外側面」と呼ぶ。
なお、以上に説明した方向、端部、位置、及び面などの呼称は、実際の機器に組み込まれた場合での位置関係及び方向などを示すものではない。
<1.実施形態>
<1−1.振動モータの構成>
図1は、振動モータ100の外観を示す斜視図である。図2は、振動モータ100の構成例を示す断面図である。図3は、振動モータ100の分解斜視図である。なお、図2は、図1のA−A線に沿う振動モータ100の切断構造を示している。また、図3では、ケース11を透明表示している。
<1−1.振動モータの構成>
図1は、振動モータ100の外観を示す斜視図である。図2は、振動モータ100の構成例を示す断面図である。図3は、振動モータ100の分解斜視図である。なお、図2は、図1のA−A線に沿う振動モータ100の切断構造を示している。また、図3では、ケース11を透明表示している。
振動モータ100は、たとえば縦リニア振動モータであり、中心軸CAの上下方向に振動を発生する。振動モータ100では、板形状の基板3が中心軸CAと垂直に設けられる。つまり、振動モータ100の振動方向は、基板3と垂直である。振動モータ100は、静止部110と、振動体7と、弾性部材8と、を備える。静止部110は、筐体1と、基板3と、コイル部4と、ダンパー9と、を有する。言い換えると、振動モータ100は、基板3、コイル部4、及びダンパー9をさらに備える。
筐体1は、基板3の一部(後述する第1基板部31)、コイル部4、振動体7、弾性部材8、及びダンパー9を内部に収容する。筐体1は、ケース11と、ベースプレート12と、を有する。
ケース11は、軸方向に延び且つ蓋を有する角筒形状のカバー部材である。そのため、振動モータ100を装置に搭載する際に、デッドスペースが生じ難くなっている。ケース11の材料は、たとえばSUS材である。ケース11の軸方向上端部は蓋で覆われており、ケース11の軸方向下端部は開口している。
本実施形態では、軸方向から見たケース11の平面形状は、矩形状である。より具体的には、軸方向から見たケース11の径方向外端部の形状は、矩形状である。また、軸方向から見たケース11の径方向内端部の形状は、4つの隅部11Bを有する矩形状である。このように、ケース11は隅部11Bを有する。言い換えると、筐体1は隅部11Bを有する。なお、振動モータ100を装置に搭載する際にデッドスペースを生じ難くするという観点によれば、通常では好ましくは、軸方向から見たケース11の平面形状(特にケース11の径方向内端部の形状)に矩形状が採用される。但し、この例示に限定されず、軸方向から見たケース11の平面形状(特にケース11の径方向内端部の形状)に、矩形以外の多角形状を採用することもできる。多角形状を採用する場合、隅部11Bの数は、該多角形状が有する角の数と同じとなる。
ケース11の軸方向下端部には、軸方向上方に凹むケース凹部11Aが設けられる。ケース11の軸方向下端部において、ケース凹部11Aは、周方向に隣り合う隅部11B間に設けられる。
ベースプレート12は、径方向に拡がる板形状の部材であり、中心軸CAに対して垂直に設けられる。ベースプレート12の上面には、基板3が設けられる。ベースプレート12の材料は、たとえば冷延鋼板である。ベースプレート12は、第1基台部121と、第2基台部122と、を有する。
第1基台部121は、ケース11の軸方向下端部に取り付けられ、ケース11の軸方向下端部を覆う。第1基台部121上には、基板3の一部(後述する第1基板部31)が設けられる。より具体的には、本実施形態では、第1基台部121の上面には、収容凹部121Aが設けられる(図3参照)。収容凹部121Aは、軸方向下方に凹み、基板3の一部を収容する。軸方向から見た第1基台部121の径方向外端部の形状は、ケース11の径方向内端部の形状と同じであり、本実施形態では矩形状である。第1基台部121の径方向外端部は、好ましくは、溶接、接着剤、カシメなどによってケース11の軸方向下端部に固定される。
第2基台部122は、軸方向から見てケース11の外部に設けられ、ケース凹部11Aを通じて第1基台部121と接続される。第1基台部121と第2基台部122との間の接続部分は、ケース凹部11Aに収容される。該接続部分がケース凹部11Aに収容されることにより、組み立ての際に、ベースプレート12を位置決めできる。
第2基台部122は、軸方向から見て、ケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向外端部において、第1基台部121からケース11よりも径方向外方に延びる。そのため、仮にケース11の隅部11Bにおいて第2基台部122がケース11よりも径方向外方に延びる構成を有する場合よりも、振動モータ100を装置に搭載する際に、デッドスペースが生じ難い。従って、振動モータ100のレイアウトがし易くなっている。
基板3は、コイル部4に電流を供給するための配線(図示省略)を有する基板である。基板3は、本実施形態では可撓性を有するフレキシブル基板であるが、この例示に限定されず、リジッド基板であってもよい。基板3は、ベースプレート12上に接着され、或いは、粘着シートなどによってベースプレート12上に固定される。
基板3は、図3に示すように、円板形状の第1基板部31と、矩形状の第2基板部32と、第1基板部31及び第2基板部32間を接続する接続基板部33と、を有する。第1基板部31は、ケース11に収容され、第1基台部121に設けられる。第2基板部32は、筐体1の外部において第2基台部122に設けられる。第2基板部32上には、複数の端子部(図示省略)が設けられる。複数の端子部は、基板3の配線を介して、コイル部4の導線42Aと電気的に接続される。該端子部に電圧を印加することで、コイル部4に電流が供給される。
第1基板部31は、第1基台部121の上面に接着され、或いは、粘着シートにより第1基台部121の上面に固定される。より具体的には、第1基板部31及び接続基板部33は、第1基台部121上の収容凹部121Aに収容される。第1基板部31及び接続基板部33の下面は、収容凹部121Aの軸方向上方を向く内底面に接着され、或いは、粘着シートにより収容凹部121Aの該内底面に固定される。
ここで、軸方向から見て、第1基板部31及び接続基板部33の外縁部の形状は、図4に示すように、収容凹部121Aの外縁部の形状と同じである。そのため、第1基板部31及び接続基板部33が収容凹部121Aに収容されることにより、基板3の周方向位置(特に接続基板部33が収容される周方向位置)が決定される。従って、基板3の組み立ての際に、ケース11に対して基板3を位置決めできる。また、基板3の周方向における回転を抑制又は防止できる。
なお、上述の例示に限定されず、第1基板部31及び接続基板部33は、第1基台部121上の収容凹部121Aに収容されなくてもよい。さらに、軸方向から見て、第1基板部31の径方向外端部は、複数個所においてケース11の径方向内端部に接してもよい。そして、接続基板部33は、ケース凹部11Aを通じて第1基板部31を、筐体1の外部の第2基板部32に接続してもよい。このようにしても、接続基板部33がケース凹部11A内に収容されることによって、基板3の組み立ての際に、ケース11に対して基板3を位置決めできる。
或いは、軸方向から見て、第1基板部31の径方向外端部の形状は、ケース11の径方向内端部と同じ形状であってもよい。つまり、軸方向から見て、第1基板部31の径方向外端部における全ての縁部が、ケース11の径方向内端部に接してもよい。これにより、ケース11に対する基板3の位置決めがさらに容易になる。また、基板3の周方向における回転を防止できる。
次に、コイル部4は、メタルコア41と、巻線部42と、上ボビン43Aと、下ボビン43Bと、を有する。メタルコア41は、軸方向に延びる柱形状であり、磁性を有する。メタルコア41の材料は、たとえば切削鋼である。巻線部42は、導線42Aが軸方向に沿ってメタルコア41の径方向外端部に巻き付けられた部材である。つまり、巻線部42は、メタルコア41の径方向外端部に配置される。導線42Aには、たとえば融着ポリウレタン銅線が用いられる。上ボビン43A及び下ボビン43Bは、メタルコア41の径方向外端部に設けられ、メタルコア41の周囲に巻き付けられた導線42Aの軸方向における移動を防止する。上ボビン43Aは、メタルコア41の軸方向上部に設けられ、導線42Aの軸方向上方への移動を防止する。下ボビン43Bは、メタルコア41の軸方向下部に設けられ、導線42Aの軸方向下方への移動を防止する。メタルコア41及び下ボビン43Bの下面はそれぞれ、第1基台部121の上面に接着され、或いは、粘着シートにより第1基台部121の上面に固定される。
振動体7は、軸方向に延びる柱形状であって、ケース11に収容される。振動体7は、弾性部材8により筐体1に対して軸方向に振動可能に支持される。振動体7は、錘71と、磁石72と、上側ホルダー73Aと、下側ホルダー73Bと、を有する。
錘71は、中心軸CAを中心とする環形状である。錘71の材料は、たとえばタングステン合金である。錘71の径方向内端部は、軸方向から見て、中心軸CAを中心とする円形状である。錘71の径方向外端部は、本実施形態では、軸方向から見て八角形状であり、4つの第1角部74と4つの第2角部75とを含む。なお、錘71の径方向外端部の形状は、本実施形態では、振動体7の径方向外端部の形状となる。振動体7の径方向外端部の形状は、後にさらに詳細に説明する。
磁石72は、たとえば焼結ネオジム磁石であり、軸方向から見て円環形状である。磁石72は、錘71の径方向内端部に配置され、コイル部4の径方向外端部よりも径方向外方に位置する。磁石72の径方向内側面は、コイル部4の径方向外側面と径方向に対向する。磁石72の径方向外側面は、錘71の径方向内側面に接着され、或いは、粘着シートにより径方向内側面に固定される。
上側ホルダー73A及び下側ホルダー73Bは、磁性を有する円環形状の部材である。上側ホルダー73A及び下側ホルダー73Bの材料は、たとえばSUS材である。上側ホルダー73Aは、錘71及び磁石72の軸方向上端部に配置される。上側ホルダー73Aは、錘71及び磁石72の上面に接着、或いは、粘着シートにより錘71及び磁石72の上面に固定される。下側ホルダー73Bは、錘71及び磁石72の軸方向下端部に配置される。下側ホルダー73Bの上面は、錘71及び磁石72の下面に接着、或いは、粘着シートにより錘71及び磁石72の下面に固定される。下側ホルダー73Bの下面は、弾性部材8と固着される。
コイル部4に電流が供給されると、コイル部4で磁束が発生する。コイル部4に発生した磁束と、磁石72、上側ホルダー73A及び下側ホルダー73Bを磁路とする磁束との相互作用によって、振動体7は中心軸CAの上下方向に振動する。
次に、弾性部材8は、振動体7を軸方向において振動可能に支持する。弾性部材8は、板バネ部材であり、振動体7と第1基台部121との間に配置される。弾性部材8の材料は、たとえばSUS材である。弾性部材8は、基部81と、リング部82と、複数の脚部83と、を有する。
基部81は、中心軸CAを中心とする環形状である。基部81は、ケース11に収容され、たとえば溶接により筐体1に固定される。軸方向から見て、基部81の径方向外端部は、複数個所においてケース11の径方向内端部に接し、溶接などによってケース11の径方向内端部に固定される。これにより、ベースプレート12の組み立ての際に、ケース11に対して基部81を位置決めできる。なお、基部81は、上述の例示に限定されず、ベースプレート12に固定されてもよい。たとえば、基部81の下面が、溶接などにより、第1基台部121の上面に固定されてもよい。
本実施形態では、基部81の径方向外端部の軸方向から見た形状は、図5に示すように、ケース11の径方向内端部と同じ形状であり、矩形状である。つまり、軸方向から見て、基部81の径方向外端部における全ての縁部が、ケース11の径方向内端部に接する。これにより、ケース11に対する基部81の位置決めがさらに容易になる。また、弾性部材8の周方向における回転を防止できる。
但し、図5の例示に限定されず、基部81の径方向外端部の軸方向から見た形状は、ケース11の径方向内端部と同じ形状でなくてもよい。この際、軸方向から見て、基部81の径方向外端部における少なくとも2つの縁部は、好ましくは、ケース11の径方向内端部に接する。或いは、この例示に限定されず、基部81の径方向外端部は、ケース11の全ての径方向内端部から離れていてもよい。
リング部82は、中心軸CAを中心とする円環形状であり、溶接などによって振動体7に固定される。リング部82は、本実施形態では下側ホルダー73Bに溶接される。リング部82よりも径方向内方には、コイル部4が配置される。
脚部83は、基部81とリング部82とを接続する。本実施形態では、各々の脚部83の一端は、円環形状のリング部82の径方向外端部に接続される。各々の脚部83は、軸方向上方から見て、中心軸CAを中心として螺旋状に延びる。各々の脚部83の他端は円環形状の基部81の径方向内端部に接続される。このような構成により、弾性部材8は、軸方向に伸縮可能である。
ダンパー9は、ケース11の天面部分の軸方向下方を向く内底面に設けられ、振動体7と軸方向に対向する。ダンパー9は、振動体7の軸方向上方における振動範囲を制限するための緩衝部材である。ダンパー9は、振動体7の通常の振動状態では振動体7に接触しないが、振動体7が通常よりも大きく軸方向上方に変位した場合には振動体7に接触する。これにより、軸方向上方における振動体7の過剰な変位が抑制される。
<1−1−1.振動体の形状>
次に、振動体7の形状を説明する。図6は、軸方向から見た振動モータ100の断面構造の一例を示す図である。図7は、軸方向から見た振動モータ100の断面構造の他の一例を示す図である。なお、図6及び図7は、図2のB−B線に沿う断面構造に対応している。また、破線で示される仮想の円柱CIは、振動体7(特に、その径方向外端部)が仮想的に収容し得る最大の円柱であり、軸方向に延びる。
次に、振動体7の形状を説明する。図6は、軸方向から見た振動モータ100の断面構造の一例を示す図である。図7は、軸方向から見た振動モータ100の断面構造の他の一例を示す図である。なお、図6及び図7は、図2のB−B線に沿う断面構造に対応している。また、破線で示される仮想の円柱CIは、振動体7(特に、その径方向外端部)が仮想的に収容し得る最大の円柱であり、軸方向に延びる。
振動体7は、たとえば図6に示すように、第1角部74と、第2角部75と、を有する。
第1角部74は、ケース11に収容可能な仮想の円柱CIから、角方向deに向かって突出する。なお、角方向deは、径方向のうちの中心軸CAからケース11の隅部11Bに向かう向きである。さらに、第1角部74は、軸方向に延びる。第1角部74を設けることにより、ケース11の隅部11Bと振動体7の第1角部74との間におけるデッドスペースの形成を軽減できる。従って、たとえば振動体7が円柱形状である場合と比べて振動体7の体積をより大きくして、振動体7の重量をより大きくすることができる。よって、コンパクトな形状で、軸方向に振動する際における振動体7の運動量をより大きくすることができる。
第1角部74の数は、図6では4つである。言い換えると、第1角部74の数は、ケース11の隅部11Bの数と同じである。このようにすれば、振動体7の体積をより大きくして、該振動体7の重量をより大きくすることができる。ケース11の隅部11Bと振動体7との間の角方向deにおけるデッドスペースの形成をさらに軽減できる。但し、この例示に限定されず、第1角部74の数は、隅部11B未満の整数であってもよい。すなわち、第1角部74の数は、0より大きく且つケース11の隅部11B以下の整数であればよい。言い換えると、第1角部74は、振動体7の径方向外端部において少なくとも1つ設けられていればよい。第1角部74の数が多いほど、上述の効果は高くなる。
振動体7において、周方向に隣り合う第1角部74は、好ましくは、図6の二点鎖線で示される仮想の平面PIに対して面対称である。なお、仮想の平面PIは、中心軸CAと、周方向に隣り合う第1角部74間における径方向側面の周方向中央とを含む平面である。複数の第1角部74をこのように配置することによって、振動体7が、軸方向上方から見て時計回りの周方向又は反時計回りの周方向に向かって捻じれ難くなる。従って、振動体7の角方向deにおける径方向外端部がケース11の径方向内側面に当たることを防止できる。なお、この例示に限定されず、周方向に隣り合う第1角部74は、仮想の平面PIに対して面対称でなくてもよい。
第1角部74は、角張っていてもよいが、好ましくは面取りされる。本実施形態では、第1角部74は、R面取りされる。より具体的には、図6に示すように、第1角部74は、軸方向から見て角方向deに突出する第1曲面部741を含む。第1角部74をR面取りすることにより、たとえば組み立て時において、第1角部74が他の部材などに引っ掛かったり、第1角部74が他の部材に当たって欠けたりすることを防止できる。また、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、第1角部74がケース11の径方向内側面に当たり難くなる。
なお、図6では全ての第1角部74がR面取りされるが、この例示には限定されない。少なくとも1つの第1角部74がR面取りされていればよい。さらに、残りの全ての第1角部74は、R面取りされず、角張ってもよい。
また、第1角部74の面取りは、R面取り以外であってもよい。たとえば、図7に示すように、第1角部74は、C面取りされていてもよい。より具体的には、第1角部74は、軸方向及び角方向deと交わる平面部742を含んでもよい。第1角部74をC面取りすることによって、上述の同様の効果を得ることができる。つまり、たとえば組み立て時において、第1角部が他の部材などに引っ掛かったり、第1角部が他の部材に当たって欠けたりすることを防止できる。また、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、第1角部74がケース11の径方向内側面に当たり難くなる。
なお、図7では全ての第1角部74がC面取りされるが、この例示には限定されない。少なくとも1つの第1角部74が、C面取りされていればよい。さらに、残りの全ての第1角部74は、C面取りされず、角張ってもよい。或いは、残りの第1角部74のうちの少なくとも1つが、R面取りされてもよい。
次に、振動体7は、前述の如く、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する第2角部75を有する。第2角部75は、振動体7の径方向外端部において少なくとも1つ設けられる。より具体的には、第2角部75は、振動体7の径方向外端部のうちのケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向内端部と径方向に対向する部分に設けられる。第2角部75を設けることにより、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。なお、第2角部75は、上記部分の周方向中央以外に設けられてもよいが、好ましくは上記部分の周方向中央に設けられる。第2角部75を上記部分の周方向中央に設けることにより、上述の効果が高まる。
第2角部75の数は、図7では4つであるが、この例示に限定されない。第2角部75の数は、0より大きく且つケース11の軸方向から見た平面形状が有する辺の数以下の整数であればよい。第2角部75の数が多いほど、上述の効果がさらに高まる。
第2角部75は、角張っていてもよいが、好ましくは面取りされる。本実施形態では、第2角部75は、R面取りされる。より具体的には、図6及び図7に示すように、振動体7が有する第2角部75は、第2曲面部751を含む。第2曲面部751は、振動体7の径方向外端部のうちのケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向内端部と径方向に対向する部分の周方向中央において、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する。さらに、軸方向から見て、第1曲面部741の第1曲率半径は、より好ましくは、第2曲面部751の第2曲率半径よりも小さい。第2角部75に上述のような面取りを施すことによって、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。また、第2曲面部751の曲がりの程度が第1曲面部741よりも小さいので、軸方向から見た振動体7の断面積がさらに広くなる。そのため、振動体7の重量をさらに大きくできる。従って、振動体7が振動する際の運動量をさらに大きくすることができる。
<1−1−2.振動体の形状の変形例>
次に、振動体7の形状の変形例について説明する。変形例では、図6及び図7の第2角部75に代えて、後述する第3曲面部76が振動体7の径方向外端部に設けられる。以下では、上述の実施形態と異なる構成について説明する。また、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
次に、振動体7の形状の変形例について説明する。変形例では、図6及び図7の第2角部75に代えて、後述する第3曲面部76が振動体7の径方向外端部に設けられる。以下では、上述の実施形態と異なる構成について説明する。また、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図8は、軸方向から見た振動モータ100の断面構造の変形例を示す図である。なお、図8は、図2のB−B線に沿う断面構造に対応している。また、破線で示される仮想の円柱CIは、振動体7(特に、その径方向外端部)が仮想的に収容し得る最大の円柱であり、軸方向に延びる。
振動体7は、図8に示すように、第1角部74のほかに、第3曲面部76を有する。第1角部74は、図8では、R面取りされ、第1曲面部741を含む。第3曲面部76は、振動体7の径方向外端部のうちのケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向内端部と径方向に対向する部分のうちの第1曲面部741を除く部分の全てにおいて、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する。第3曲面部76が設けられることにより、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。
なお、第3曲面部76の数は、図8は4つであるが、この例示に限定されない。第3曲面部76の数は、0より大きく且つケース11の軸方向から見た平面形状が有する辺の数以下の整数であればよい。第3曲面部76の数が多いほど、上述の効果はより高まる。
また、軸方向から見て、第1曲面部741の第1曲率半径は、好ましくは、第3曲面部76の第3曲率半径よりも小さい。こうすれば、振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。また、第3曲面部76の曲がりの程度が第1曲面部741よりも小さいので、軸方向から見た振動体7の断面積がさらに広くなる。そのため、振動体7の重量をさらに大きくできる。従って、振動体7が振動する際の運動量をさらに大きくすることができる。
<1-2.まとめ>
本実施形態によれば、振動モータ100は、中心軸CAの上下方向に振動を発生する。振動モータ100では、板形状の基板3が中心軸CAと垂直に設けられる。振動モータ100は、筐体1と、振動体7と、を備える。筐体1は、軸方向に延びる角筒形状のケース11を有する。振動体7は、軸方向に延びる柱形状であって、ケース11に収容され、且つ該ケース11に対して軸方向に振動可能である。振動体7は、該振動体7の径方向外端部において少なくとも1つの第1角部74を有する。第1角部74は、軸方向に延び且つケース11に収容可能な仮想の円柱CIから、径方向のうちの中心軸CAからケース11の隅部11Bに向かう角方向deに向かって突出する。
本実施形態によれば、振動モータ100は、中心軸CAの上下方向に振動を発生する。振動モータ100では、板形状の基板3が中心軸CAと垂直に設けられる。振動モータ100は、筐体1と、振動体7と、を備える。筐体1は、軸方向に延びる角筒形状のケース11を有する。振動体7は、軸方向に延びる柱形状であって、ケース11に収容され、且つ該ケース11に対して軸方向に振動可能である。振動体7は、該振動体7の径方向外端部において少なくとも1つの第1角部74を有する。第1角部74は、軸方向に延び且つケース11に収容可能な仮想の円柱CIから、径方向のうちの中心軸CAからケース11の隅部11Bに向かう角方向deに向かって突出する。
これらの構成によれば、筐体1のケース11が軸方向に延びる角筒形状であるため、振動モータ100を装置に搭載する際に、デッドスペースが生じ難い。また、第1角部74を設けることにより、ケース11の隅部11Bと振動体7の第1角部74との間におけるデッドスペースの形成を軽減できる。従って、たとえば振動体7が仮想の円柱CIと同じ円柱形状である場合と比べて、振動体7の体積をより大きくして、振動体7の重量をより大きくすることができる。よって、コンパクトな形状で、軸方向に振動する際における振動体7の運動量をより大きくすることができる。
本実施形態によれば、第1角部74の数は、隅部11Bの数と同じであってもよい。
この構成によれば、振動体7の体積をより大きくして、該振動体7の重量をより大きくすることができる。また、ケース11の隅部11Bと振動体7との間の角方向deにおけるデッドスペースの形成をさらに軽減できる。
本実施形態によれば、好ましくは、振動体7において、仮想の平面PIに対して、周方向に隣り合う第1角部74が面対称である。仮想の平面PIは、周方向に隣り合う第1角部74間における径方向側面の周方向中央と、中心軸CAとを含む。
この構成によれば、振動体7が、軸方向上方から見て時計回りの周方向又は反時計回りの周方向に向かって捻じれ難くなる。従って、振動体7の角方向deにおける径方向外端部がケース11の径方向内側面に当たることを防止できる。
本実施形態によれば、第1角部74は、軸方向から見て角方向deに突出する第1曲面部741を含んでもよい。
この構成によれば、第1角部74をR面取りできる。従って、たとえば組み立ての際、第1角部74が他の部材などに引っ掛かったり、第1角部74が他の部材に当たって欠けたりすることを防止できる。また、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、第1角部74がケース11の径方向内側面に当たり難くなる。
本実施形態によれば、第1角部74は、軸方向及び角方向deと交わる平面部742を含んでもよい。
この構成によれば、第1角部74をC面取りできる。従って、たとえば組み立て時において、第1角部74が他の部材などに引っ掛かったり、第1角部74が他の部材に当たって欠けたりすることを防止できる。また、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、第1角部74がケース11の径方向内側面に当たり難くなる。
本実施形態によれば、振動体7は、第2角部75を有してもよい。第2角部75は、好ましくは、該振動体7の径方向外端部のうちのケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向内端部と径方向に対向する部分の周方向中央において、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する。
この構成によれば、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。
本実施形態によれば、振動体7が有する第2角部75は、第2曲面部751を含んでもよい。第2曲面部751は、振動体7の径方向外端部のうちのケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向内端部と径方向に対向する部分の周方向中央において、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する。軸方向から見て、第1曲面部741の第1曲率半径は、好ましくは、第2曲面部751の第2曲率半径よりも小さい。
この構成によれば、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。また、第2曲面部751の曲がりの程度が第1曲面部741よりも小さいので、軸方向から見た振動体7の断面積がさらに広くなる。そのため、振動体7の重量をさらに大きくできる。従って、振動体7が振動する際の運動量をさらに大きくすることができる。
或いは、本実施形態によれば、振動体7は、第2角部75に代えて、第3曲面部76を有してもよい。第3曲面部76は、該振動体7の径方向外端部のうちのケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向内端部と径方向に対向する部分のうちの第1曲面部741を除く部分の全てにおいて、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する。
この構成によれば、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。
本実施形態によれば、軸方向から見て、第1曲面部741の第1曲率半径は、好ましくは、第3曲面部76の第3曲率半径よりも小さい。
この構成によれば、仮に振動体7が中心軸CA周りに捻じれても、振動体7がケース11の径方向内側面にさらに当たり難くなる。また、第3曲面部76の曲がりの程度が第1曲面部741よりも小さいので、軸方向から見た振動体7の断面積がさらに広くなる。そのため、振動体7の重量をさらに大きくできる。従って、振動体7が振動する際の運動量をさらに大きくすることができる。
本実施形態によれば、筐体1は、ベースプレート12をさらに有する。ベースプレート12は、第1基台部121と、第2基台部122と、を含む。第1基台部121は、ケース11の軸方向下端部を覆う。第2基台部122は、軸方向から見て、ケース11の周方向に隣り合う隅部11B間の径方向外端部において、第1基台部121からケース11よりも径方向外方に延びる。
この構成によれば、ケース11の隅部11Bにおいて第2基台部122がケース11よりも径方向外方に延びる構成を有する場合よりも、振動モータ100を装置に搭載する際に、デッドスペースが生じ難い。従って、振動モータ100のレイアウトがし易くなる。
本実施形態によれば、ケース11の軸方向下端部において、軸方向上方に凹むケース凹部11Aが、周方向に隣り合う隅部11B間に設けられる。第1基台部121と第2基台部122との間の接続部分が、ケース凹部11Aに収容される。
この構成によれば、上記の接続部分がケース凹部11Aに収容されることにより、組み立ての際に、ベースプレート12を位置決めできる。
本実施形態によれば、基板3は、ケース11に収容される第1基板部31を有する。ベースプレート12の第1基台部121には、軸方向下方に凹み且つ第1基板部31を収容する収容凹部121Aが設けられてもよい。軸方向から見て、第1基板部31の外縁部の形状は、収容凹部121Aの外縁部の形状と同じであってもよい。
この構成によれば、ケース11に対する基板3の位置決めがさらに容易になる。また、基板3の周方向における回転を抑制又は防止できる。
或いは、本実施形態によれば、基板3は、ケース11に収容されて第1基台部121に設けられる第1基板部31と、筐体1の外部において第2基台部122に設けられる第2基板部32と、を有する。軸方向から見て、第1基板部31の径方向外端部は、複数個所においてケース11の径方向内端部に接してもよい。
この構成によれば、組み立ての際に、ケース11に対して基板3を位置決めできる。
さらに、本実施形態によれば、軸方向から見て、第1基板部31の径方向外端部の形状は、好ましくは、ケース11の径方向内端部の形状と同じである。
この構成によれば、ケース11に対する基板3の位置決めがさらに容易になる。また、基板3の周方向における回転を抑制又は防止できる。
本実施形態によれば、振動体7を軸方向において振動可能に支持する弾性部材8をさらに備える。弾性部材8は、筐体1に固定され且つケース11に収容される基部81を有する。軸方向から見て、基部81の径方向外端部は、複数個所においてケース11の径方向内端部に接してもよい。
この構成によれば、ベースプレート12の組み立ての際に、ケース11に対して基部81を位置決めできる。
本実施形態によれば、軸方向から見て、基部81の外縁部の形状は、ケース11の径方向内端部の形状と同じであってもよい。
この構成によれば、ケース11に対する基部81の位置決めがさらに容易になる。また、弾性部材8の周方向における回転を防止できる。
<2.その他>
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本発明は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
本発明は、例えばスマートフォン、ウエアラブル機器などに備えられる振動モータに利用することができる。
100・・・振動モータ、110・・・静止部、1・・・筐体、11・・・ケース、11A・・・ケース凹部、11B・・・隅部、12・・・ベースプレート、121・・・第1基台部、121A・・・収容凹部、122・・・第2基台部、3・・・基板、31・・・第1基板部、32・・・第2基板部、33・・・接続基板部、4・・・コイル部、41・・・コア部、42・・・巻線部、42A・・・導線、43A・・・上ボビン、43B・・・下ボビン、7・・・振動体、71・・・錘、72・・・磁石、73A・・・上側ホルダー、73B・・・下側ホルダー、74・・・第1角部、741・・・第1曲面部、742・・・平面部、75・・・第2角部、751・・・第2曲面部、76・・・第3曲面部、8・・・弾性部材、81・・・基部、82・・・リング部、83・・・脚部、9・・・ダンパー、CA・・・中心軸、CI・・・仮想の円柱、PI・・・仮想の平面
Claims (16)
- 中心軸の上下方向に振動を発生し、板形状の基板が前記中心軸と垂直に設けられる振動モータであって、
軸方向に延びる角筒形状のケースを有する筐体と、
軸方向に延びる柱形状であって前記ケースに収容され且つ該ケースに対して軸方向に振動可能である振動体と、
を備え、
前記振動体は、該振動体の径方向外端部において少なくとも1つの第1角部を有し、
前記第1角部は、軸方向に延び且つ前記ケースに収容可能な仮想の円柱から、径方向のうちの前記中心軸から前記ケースの隅部に向かう角方向に向かって突出する、振動モータ。 - 前記第1角部の数は、前記隅部の数と同じである、請求項1に記載の振動モータ。
- 前記振動体において、周方向に隣り合う前記第1角部間における径方向側面の周方向中央と前記中心軸とを含む仮想の平面に対して、周方向に隣り合う前記第1角部が面対称である、請求項1又は請求項2に記載の振動モータ。
- 前記第1角部は、軸方向から見て前記角方向に突出する第1曲面部を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の振動モータ。
- 前記第1角部は、軸方向及び前記角方向と交わる平面部を含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の振動モータ。
- 前記振動体は、該振動体の径方向外端部のうちの前記ケースの周方向に隣り合う隅部間の径方向内端部と径方向に対向する部分の周方向中央において、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する第2角部を有する、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の振動モータ。
- 前記振動体が有する前記第2角部は、前記振動体の径方向外端部のうちの前記ケースの周方向に隣り合う隅部間の径方向内端部と径方向に対向する部分の周方向中央において、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する第2曲面部を含み、
軸方向から見て、前記第1曲面部の第1曲率半径は、前記第2曲面部の第2曲率半径よりも小さい、請求項6に記載の振動モータ。 - 前記振動体は、該振動体の径方向外端部のうちの前記ケースの周方向に隣り合う隅部間の径方向内端部と径方向に対向する部分のうちの前記第1曲面部を除く部分の全てにおいて、軸方向から見て径方向外方に向かって突出する第3曲面部を有する、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の振動モータ。
- 軸方向から見て、前記第1曲面部の第1曲率半径は、前記第3曲面部の第3曲率半径よりも小さい、請求項8に記載の振動モータ。
- 前記筐体は、ベースプレートをさらに有し、
前記ベースプレートは、
前記ケースの軸方向下端部を覆う第1基台部と、
軸方向から見て、前記ケースの周方向に隣り合う隅部間の径方向外端部において、前記第1基台部から前記ケースよりも径方向外方に延びる第2基台部と、
を含む、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の振動モータ。 - 前記ケースの軸方向下端部において、軸方向上方に凹むケース凹部が、周方向に隣り合う前記隅部間に設けられ、
前記第1基台部と前記第2基台部との間の接続部分が、前記ケース凹部に収容される、請求項10に記載の振動モータ。 - 前記基板は、前記ケースに収容される第1基板部を有し、
前記ベースプレートの前記第1基台部には、軸方向下方に凹み且つ前記第1基板部を収容する収容凹部が設けられ、
軸方向から見て、前記第1基板部の外縁部の形状は、前記収容凹部の外縁部の形状と同じである、請求項10又は請求項11に記載の振動モータ。 - 前記基板は、前記ケースに収容されて前記第1基台部に設けられる第1基板部と、前記筐体の外部において前記第2基台部に設けられる第2基板部と、を有し、
軸方向から見て、前記第1基板部の径方向外端部は、複数個所において前記ケースの径方向内端部に接する、請求項10又は請求項11に記載の振動モータ。 - 軸方向から見て、前記第1基板部の径方向外端部の形状は、前記ケースの径方向内端部の形状と同じである、請求項13に記載の振動モータ。
- 前記振動体を軸方向において振動可能に支持する弾性部材をさらに備え、
前記弾性部材は、前記筐体に固定され且つ前記ケースに収容される基部を有し、
軸方向から見て、前記基部の径方向外端部は、複数個所において前記ケースの径方向内端部に接する、請求項1〜請求項14のいずれかに記載の振動モータ。 - 軸方向から見て、前記基部の外縁部の形状は、前記ケースの径方向内端部の形状と同じである、請求項15に記載の振動モータ。
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