JP2019180700A - 熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法 - Google Patents

熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019180700A
JP2019180700A JP2018074189A JP2018074189A JP2019180700A JP 2019180700 A JP2019180700 A JP 2019180700A JP 2018074189 A JP2018074189 A JP 2018074189A JP 2018074189 A JP2018074189 A JP 2018074189A JP 2019180700 A JP2019180700 A JP 2019180700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
heat stroke
score
determination
stroke risk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018074189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6939683B2 (ja
Inventor
将俊 東島
Masatoshi Tojima
将俊 東島
規志 奥島
Noriyuki Okujima
規志 奥島
陽平 渡邊
Yohei Watanabe
陽平 渡邊
保雅 河邉
Yasumasa Kawabe
保雅 河邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Starlite Co Ltd
Original Assignee
Starlite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Starlite Co Ltd filed Critical Starlite Co Ltd
Priority to JP2018074189A priority Critical patent/JP6939683B2/ja
Publication of JP2019180700A publication Critical patent/JP2019180700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6939683B2 publication Critical patent/JP6939683B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】熱中症の危険性判断を行う際に、適切に熱中症の危険度を算出することが可能となる、熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法を提供する。【解決手段】熱中症危険度算出システムは、ヘルメット6で測定したユーザーUの生体情報を取得する生体情報取得部21と、周囲の環境情報を取得する環境情報取得部22と、生体/環境情報に基づいて、使用者点数を算出する使用者点数算出部301と、使用者点数と経過時間毎に設定された時間係数とから算出される値の累積により、判定点数を算出する判定点数算出部302と、を備え、使用者点数算出部301は、生体/環境情報の値が予め設定した設定値から遠いほど使用者点数を高く算出し、時間係数は経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定される。【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザーの生体情報及び環境情報を検出する各種センサの検出データに基づいて、ユーザーが熱中症となる危険度を算出するための、熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法に関する。
従来、作業者等の対象者が熱中症になる危険性を低減するために、対象者の体温等の情報を取得し、取得した情報に基づいて熱中症の危険性を判断するシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。熱中症の危険性判断については、過去数時間分における情報の累積値を用いる手法が知られている。例えば特許文献1には、現時点から遡った直近の一定長さの算出期間についての使用者の運動強度の寄与を算出した活動量と、周囲の温度等を取得した環境情報と、に基づいて、使用者が熱中症となるリスクを表すリスク指標を求める技術が記載されている。
特開2012−210233号公報
上述の従来技術では、所定の算出時間内における直近の過去の情報と、同じく所定の算出時間内において時間が経過した情報と、が同じ重要度で判断されていた。例えば、気温の累積値を用いて熱中症の危険性判断を行うケースにおいて、気温の累積値が同じ場合は、気温が上昇中であっても下降中であっても、同程度の危険性と判断していた。このため、気温が上昇中の場合のように、気温が一定の場合と比べて熱中症のリスクが高くなるケースにおいて、危険性を過少に評価してしまう可能性があった。逆に、気温が下降中の場合のように、気温が一定の場合と比べて熱中症のリスクが低くなるケースにおいて、危険性を過大に評価してしまう可能性があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、熱中症の危険性判断を行う際に、適切に熱中症の危険度を算出することが可能となる、熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法を提供することを目的としている。
本発明は、前述の課題解決のために、以下の熱中症危険度算出システムを構成した。
(1)使用者が身に着けているウェアラブル機器で測定した前記使用者の生体情報を、所定の計測時間毎に取得する生体情報取得部と、前記使用者の周囲の環境情報を、前記計測時間毎に取得する環境情報取得部と、前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、使用者点数を前記計測時間毎に算出する、使用者点数算出部と、前記使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を前記計測時間毎に算出する、判定点数算出部と、を備える、熱中症危険度算出システムであって、前記使用者点数算出部は、前記生体情報及び/又は前記環境情報の値が、予め設定した設定値から遠いほど、前記使用者点数を高く算出し、前記判定点数算出部において用いられる前記時間係数は、前記経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定される、熱中症危険度算出システム。
(2)前記環境情報取得部は、前記使用者の周囲の気温と湿度とに基づいて前記環境情報を算出する、(1)に記載の熱中症危険度算出システム。
(3)前記生体情報取得部は、前記ウェアラブル機器で測定した前記使用者の体温を前記生体情報として取得する、(1)又は(2)に記載の熱中症危険度算出システム。
(4)前記ウェアラブル機器は使用者が頭に装着するヘルメットに備えられ、前記生体情報取得部は、前記ウェアラブル機器で測定した前記使用者の額の皮膚接触温度を前記生体情報として取得する、(1)又は(2)に記載の熱中症危険度算出システム。
(5)前記判定点数算出部において用いられる前記時間係数は、前記経過時間が所定時間を超えると0になるように設定される、(1)から(4)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システム。
(6)前記計測時間が1分以上10分以下に設定される、(1)から(5)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システム。
(7)前記判定点数が予め設定した閾値を超えている否かを判定する判定部を備える、(1)から(6)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システム。
(8)前記判定点数、及び/又は、前記判定部における判定結果を表示する表示部を備える、(7)に記載の熱中症危険度算出システム。
(9)前記表示部は、前記判定点数を表示する場合に前記判定点数を棒グラフで表示する、(8)に記載の熱中症危険度算出システム。
(10)前記表示部は、複数の前記使用者の前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、複数の前記使用者別に、前記判定点数を前記計測時間毎に表示する、(8)又は(9)に記載の熱中症危険度算出システム。
(11)前記表示部は、複数の使用日における前記使用者の前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、複数の使用日別に、前記判定点数を前記計測時間毎に表示する、(8)から(10)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システム。
(12)前記表示部は、前記使用者を管理する管理者の情報機器端末であり、
前記判定点数、及び/又は、前記判定部における判定結果がサーバーに記録され、
管理者が前記情報機器端末と前記サーバーとを接続することにより、前記情報機器端末が前記判定点数、及び/又は、前記判定部における判定結果を表示する、(8)から(11)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システム。
(13)前記判定点数が前記閾値を超えていると前記判定部が判定した判定結果を、前記使用者を管理する管理者の情報機器端末に送信する、送信部を備える、(8)から(12)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システム。
また、本発明は、前述の課題解決のために、以下の熱中症危険度算出プログラムを構成した。
(14)コンピュータを(1)から(13)の何れか一に記載の熱中症危険度算出システムとして機能させる、熱中症危険度算出プログラム。
また、本発明は、前述の課題解決のために、以下のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を構成した。
(15)(14)に記載の熱中症危険度算出プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
また、本発明は、前述の課題解決のために、以下の熱中症危険度算出方法を構成した。
(16)使用者が身に着けているウェアラブル機器で測定した前記使用者の生体情報を、所定の計測時間毎に取得する生体情報取得工程と、前記使用者の周囲の環境情報を、前記計測時間毎に取得する環境情報取得工程と、前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、使用者点数を前記計測時間毎に算出する、使用者点数算出工程と、前記使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を前記計測時間毎に算出する、判定点数算出工程と、を備える、熱中症危険度判定方法であって、前記使用者点数算出工程では、前記生体情報及び/又は前記環境情報の値が、予め設定した設定値から遠いほど、前記使用者点数を高く算出し、前記判定点数算出工程において用いられる前記時間係数は、経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定される、熱中症危険度算出方法。
本発明に係る熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法によれば、熱中症の危険性判断を行う際に、適切に熱中症の危険度を算出することが可能となる。
本発明の実施形態に係る熱中症危険度算出システムの構成を示すブロック図。 ユーザーが装着するウェアラブル機器の具体例を示す部分断面図。 各種センサ及び携帯情報端末等の具体的構成を示すブロック図。 (a)はひたい温度と生体情報点数との関係を示す図、(b)はWBGTと環境情報点数との関係を示す図、(c)は経過時間と時間係数との関係を示す図。 熱中症危険度算出方法の手順を示すフローチャート。 (a)から(c)は第一実施例から第三実施例に係る熱中症危険度算出モデルを示した図。 (a)及び(b)は通常時及び異常発生時に携帯情報端末の表示部に表示される画像の一例を示す図。 管理用端末の表示部に表示される管理データの一例を示す図。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る熱中症危険度算出システム1の構成を示すブロック図、図2は、熱中症危険度算出システム1の使用者であるユーザーUが装着するウェアラブル機器の一例であるヘルメット6を示す部分断面図、図3は、取得部2及び携帯情報端末3等の具体的構成を示すブロック図である。
本発明に係る熱中症危険度算出システム1は、図1に示すように、ユーザーUが装着するウェアラブル機器の一例であるヘルメット6と、ヘルメットに備えられてユーザーUの生体情報及び環境情報に関するデータを検出する各種センサである取得部2と、同じくヘルメットに備えられて取得部2における検出データをユーザーUが有する携帯情報端末3に送信する送信機4と、ユーザーUが携帯する携帯情報端末3と、インターネット又はイントラネット等からなる通信回線50を介して携帯情報端末3に接続されるWebサーバー等からなる管理サーバー5と、この管理サーバー5に通信回線50を介して接続されるクライアント端末7と、を有している。なお,熱中症危険度算出システム1の構成は,上記の形態に限定されるものではない。
本発明に係る熱中症危険度算出システム1は、携帯情報端末3、管理サーバー5、及び、クライアント端末7等にインストールされたアプリケーションプログラム(熱中症危険度算出プログラム)に従って、取得部2、携帯情報端末3、送信機4、管理サーバー5、及び、クライアント端末7を制御するとともに,所定の演算を行う。熱中症危険度算出プログラムは各構成要素が備える記憶部に記憶される。熱中症危険度算出プログラムは、インターネット経由でダウンロードする他、Blu−ray、DVD、SDカード、USBフラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することが可能である。また、熱中症危険度算出システム1は、携帯情報端末3、管理サーバー5、及び、クライアント端末7等全てにアプリケーションがインストールされる必要はない。例えば携帯情報端末3、管理サーバー5にアプリケーションをインストールし、クライアント端末7からインターネットを経由して管理サーバー5にアクセスする事で、熱中症危険度算出システム1を構築する事もできる。
取得部2は図3に示すように、生体情報取得部21と環境情報取得部22とで構成されている。生体情報取得部21及び環境情報取得部22は、図2に示す如く、工場や工事現場あるいは山林等で作業する作業者等のユーザーUが頭部に装着するヘルメット6に設けられている。なお、生体情報取得部21及び環境情報取得部22を、ヘルメット6とは異なる他のウェアラブル機器(例えば、ユーザーUが身に着ける上着やベルト等)に設けることも可能である。
本実施形態において、生体情報取得部21はヘルメット6のヘッドバンド61に設けられ、ユーザーUの生体情報を所定の計測時間毎に取得する。本実施形態における生体情報取得部21は、ユーザーUのひたいに接触する電極を有する皮膚表面温度センサであり、ユーザーUのひたい温度に関する生体情報を1分毎に取得する。
なお、生体情報取得部21において、ユーザーUのひたい以外の箇所における皮膚接触温度又は体内温度等の温度を取得し、ユーザーUの脈波、脳波、又は血流等、他の様々の情報を取得し、又は、これらを組み合わせることにより、生体情報として使用することも可能である。ただし、熱中症の発症との相関性の高さから、生体情報としてユーザーUの体温を、温度センサを用いて取得する構成が好ましい。また、危険を伴う作業を行う作業者にとって、体内に器具を入れる必要がないという安全性の観点、及び、測定の容易性の観点から、ユーザーUが身に着けるウェアラブル機器に皮膚表面温度センサを設けてユーザーUの体温を取得する構成がより好ましい。加えて、熱中症の影響が最も大きい脳に近い部分で生体情報を測定するという観点より、ユーザーUの体温はヘルメット6のひたい部分に接触温度センサを設けて皮膚接触温度を測定する構成がより好ましい。
また、所定の計測時間は1分以外の時間とすることも可能である。但し、熱中症危険度算出システム1が採用される現場においては、休憩時間が数分から十数分の場合が多いため、所定の計測時間を1分から10分の間で設定することが好ましい。なお、計測時間を1分より小さく設定することもできる。例えば、計測時間を1秒として常時計測を行う構成とすることも可能である。しかし、常時計測のように頻繁に計測を行う構成とした場合、計測及び送信の頻度が高くなり、バッテリーの消費が大きくなる。このため、本実施形態においては計測時間を1分以上に設定することにより、頻繁に計測する場合と比較して計測及び送信の頻度を低くして、バッテリーの消費を抑える構成としている。
本実施形態において、環境情報取得部22は図2及び図3に示す如く、ヘルメット6の後部又はヘッドバンド61等に着脱可能に取り付けられた収容部材40内に収容されており、ユーザーUの周囲における環境情報を所定の計測時間毎に取得する。本実施形態における環境情報取得部22は、外気温を1分毎に取得する温度センサ、及び外湿度を1分毎に取得する湿度センサ等で構成されている。
環境情報取得部22は、取得した外気温と外湿度とから、暑さ指標として知られているWBGT指標の近似値(以下、単に「WBGT」と記載する)を1分毎に算出している。WBGT指標とは、人体が受ける熱ストレスの大きさを、気温・湿度・風速・輻射熱を考慮して指標化したものであり、この値が大きい場合には、作業やスポーツを休止することが望ましいとされている。なお、環境情報取得部22において、外気温及び外湿度以外に、日射強度、天気、照度等を取得し、時刻や位置情報等の様々の情報を取得し、又は、これらを組み合わせることにより、環境情報として使用することも可能である。但し、測定の簡易性の観点から、環境情報はユーザーUの周囲の気温と湿度とに基づいて算出することが好ましい。
送信機4は、取得部2で取得した生体情報及び環境情報のデータを、計測時間毎にユーザーUが携帯する携帯情報端末3に送信する近距離用の無線送信機であり、図3に示す如く収容部材40内に収容される。近距離用の無線送信機としては、例えばBluetooth(登録商標)や、ZigBee(登録商標)の規格により規定された無線PAN、又はWiMAX(登録商標)の規格により規定された無線MAN等が用いられる。
図3に示す如く、収容部材40には環境情報取得部22、送信機4の他に、バッテリー41が収容される。バッテリー41は制御部30及び送信機4等に電力を供給する。バッテリー41としては、例えば使い捨てのリチウム乾電池やアルカリ乾電池又は充電式のリチウム電池等からなる各種のバッテリーを採用可能である。特に、ヘルメット6に配設されるバッテリー41としては、小型のボタン型電池やコイン型電池等が省スペースかつ軽量であるため好適に用いられる。
送信機4は、取得部2で取得したユーザーUの生体情報、及び、環境情報のデータを、計測時間毎に携帯情報端末3に送信する。携帯情報端末3は、各ユーザーUがそれぞれ携帯するスマートフォン、タブレット、携帯用無線機又は携帯型パソコン等で構成される。図3に示す如く、携帯情報端末3には、制御部30と、送信機4から処理データを受信する通信機31と、タッチパネル等からなる入力部32と、液晶表示パネル等からなる表示部33と、が設けられている。
制御部30は図3に示す如く、使用者点数算出部301と、判定点数算出部302と、判定部303と、を備え、各部は図示しない記憶部(メモリ等)及び演算部(CPU等)を具備する。以下、各部について具体的に説明する。
使用者点数算出部301は、通信機31で受信した、生体情報取得部21で取得したユーザーUの生体情報(本実施形態においてはユーザーUのひたい温度)と、環境情報取得部22で取得した環境情報(本実施形態においてはユーザーUの周囲のWBGT)と、に基づいて、使用者点数を計測時間(1分)毎に算出する。
具体的には図4(a)に示す如く、使用者点数算出部301の記憶部には、生体情報取得部21で取得した生体情報データ(ユーザーUのひたい温度)に対応して予め設定された点数(以下、「生体点数」と記載する)が記憶されている。また、図4(b)に示す如く、使用者点数算出部301の記憶部には、環境情報取得部22で取得した環境情報データ(WBGT)に対応して予め設定された点数(以下、「環境点数」と記載する)が記憶されている。そして、使用者点数算出部301の演算部において、受信した生体情報データに対応する生体点数と、受信した環境情報データに対応する環境点数と、を足し合わせることにより、使用者点数を計測時間毎に算出するのである。
例えば、生体情報取得部21で取得したユーザーUのひたい温度が36℃の場合、図4(a)に示す如く生体点数は6となる。また、環境情報取得部22で取得したWBGTが29℃の場合、図4(b)に示す如く環境点数は5となる。この場合、使用者点数は6+5=11となる。
本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1において、使用者点数算出部301は、生体情報及び環境情報の値が、予め設定した設定値から遠いほど、使用者点数を高く算出するように設定されている。具体的には図4(a)に示す如く、使用者点数算出部301の記憶部には、生体情報データ(ひたい温度)が高くなるほど生体点数が高くなるように設定されている。本実施形態において、生体情報データの設定値は30℃に設定している。また、図4(b)に示す如く、使用者点数算出部301の記憶部には、環境情報データ(WBGT)が高くなるほど環境点数が高くなるように設定されている。本実施形態において、環境情報データの設定値は10℃に設定している。
なお、本実施形態において、使用者点数は生体点数と環境点数との和で算出しているが、使用者点数の算出方法はこれに限定されるものではない。例えば、生体点数と環境点数とのうち何れか一方のみを用いる方法や、生体点数と環境点数とを所定の演算式に代入する方法により、使用者点数を算出することも可能である。
判定点数算出部302は、使用者点数算出部301で算出した使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を計測時間毎に算出する。
具体的には図4(c)に示す如く、判定点数算出部302の記憶部には、現在から過去に遡った経過時間に対応して予め設定された係数(以下、「時間係数」と記載する)が記憶されている。そして、判定点数算出部302の演算部において、使用者点数算出部301で算出した使用者点数と、経過時間毎に設定された時間係数と、の積の累積により、計測時間毎に判定点数を算出するのである。
例えば、過去240分間の全てで生体点数と環境点数との両方が最高値の12であった場合、使用者点数は常に24となる。このため、理論上の判定点数の最高値は24×0.5×60分+24×1.0×60分+24×1.5×60分+24×2.0×60分=7200となる。
本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1において、判定点数算出部302において用いられる時間係数は、経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定されている。具体的には図4(c)に示す如く、判定点数算出部302の記憶部には、経過時間が60分未満であれば時間係数が2.0に設定され、以下同様に120分未満で1.5、180分未満で1.0、240分未満で0.5、240分以上で0となるように設定されている。
なお、本実施形態において、判定点数は使用者点数と時間係数との積の累積値として算出しているが、判定点数の算出方法はこれに限定されるものではない。例えば、使用者点数と時間係数とを所定の演算式に代入して得られる値を累積することにより判定点数を算出することも可能である。
判定部303は、判定点数算出部302で算出した判定点数が予め設定した閾値を超えている否かを判定する。具体的には、判定点数が閾値未満であれば「安全」、判定点数が閾値以上であれば「危険」と判定するのである。本実施形態においては、第一の閾値と第二の閾値とをそれぞれ4000及び5000に設定し、判定点数が第一の閾値未満(4000未満)であれば「安全」、判定点数が第一の閾値以上、第二の閾値未満(4000以上、5000未満)であれば「注意」、判定点数が第二の閾値以上(5000以上)であれば「危険」と判定するように構成している。
図1に示す如く、携帯情報端末3の通信機31は、通信回線50を介して管理サーバー5との間でデータのやり取りを行う双方向通信機能を有している。また、携帯情報端末3の表示部33には、判定点数算出部302で算出した判定点数と、判定部303で判定した判定結果と、が表示される。なお、表示部33に、判定点数と判定結果とのうち何れか一方のみを表示する構成とすることも可能である。
具体的には図7(a)及び(b)に示す如く、判定点数が表示部33における判定点数表示部33aに表示され、判定点数を棒グラフで表したものが表示部33におけるグラフ表示部33bに表示され、判定部303における判定結果が表示部33における判定結果表示部33cに記号と文字とで表示される。本実施形態において、判定結果が「安全」の場合は「〇」、「注意」の場合は「△」、「危険」の場合は「×」と表示している。なお、表示部33における表示方法は、上記の如く数値、棒グラフ、記号、及び、文字以外にも、円グラフ、ヒトの表情や危険性を表したアイコン等の画像表示等で表示しても良い。また、表示部33において、警告音、警告灯、e−メール通知等を用いて、管理者や家族に通知する構成とすることも可能である。
表示部33に各種の情報を表示する際は、表示部33a〜33cにおける表示の色彩を、ユーザーUの危険度合に応じて緑から黄色、赤へと変化させるように構成すれば、ユーザーUの危険度合いを効果的に報知することが可能となる。
携帯情報端末3から管理サーバー5には、通信機31及び通信回線50を介して、生体情報、及び、環境情報、判定点数算出部302で算出した判定点数、判定部303で判定した判定結果等に関するデータ(以下、これらのデータを「処理データ」と記載する)が計測時間毎に送信される。管理サーバー5は図1に示すように、見守り制御部51と、表示制御部52と、データ提供部53と、を備え、各部は図示しない記憶部(メモリ等)及び演算部(CPU等)を具備する。
見守り制御部51は、記憶部に記録されている各ユーザーU1〜Unの個人データであるIDデータと、各ユーザーU1〜Unが有する携帯情報端末3から送信された処理データとを紐づけて、各ユーザーU1〜Unの管理データを生成する。表示制御部52は、見守り制御部51から出力された各ユーザーU1〜Unの管理データを、クライアント端末7の表示部71に一覧リストで表示させる機能を有している。クライアント端末7は、各ユーザーU1〜Unを管理する管理者の情報機器端末である。データ提供部53は、管理者がクライアント端末7と管理サーバー5とを接続することにより、見守り制御部51で生成した管理データを、通信回線50を介してクライアント端末7等に提供する。
見守り制御部51では、ユーザーUの生体情報、環境情報、判定点数算出部302で算出した判定点数、及び、判定部303で判定した判定結果等の情報からなる管理データの少なくとも一つが、ユーザーU1〜Un毎に取得されるとともに、記憶部に記憶されるようになっている。また、見守り制御部51は、記憶部で記憶されている各ユーザーU1〜UnのIDデータを表示制御部52に出力する。
表示制御部52は、図8に示すように、見守り制御部51から出力された各ユーザーU1〜UnのIDデータと、各ユーザーU1〜Unの管理データとを、クライアント端末7の表示部71のID表示部71u及び管理データ表示部71a〜71c等に、一覧リストで表示させる機能を有している。本実施形態においては図8中のグラフ表示部71bに示す如く、各ユーザーU1〜Unの判定点数を棒グラフで示すことにより、ユーザーU毎の熱中症の危険性を並列比較できるように構成している。これにより、管理者が各ユーザーU1〜Unの熱中症危険度をリアルタイムで把握することができる。
具体的には図8に示す如く、各ユーザーU1〜Unの氏名や管理番号等の個人データが表示部71におけるID表示部71uに表示され、各ユーザーU1〜Unの判定点数が表示部71における判定点数表示部71aに表示され、判定点数を棒グラフで表したものが表示部71におけるグラフ表示部71bに表示され、判定結果が表示部71における判定結果表示部71cに記号(アイコン)と文字とで表示される。即ち、表示部71においては、複数のユーザーU1〜Unの生体情報及び環境情報に基づいて、ユーザーU1〜Un別に、判定点数及び判定結果を計測時間毎に表示するのである。本実施形態において、判定結果が「安全」の場合は「〇」、「注意」の場合は「△」、「危険」の場合は「×」と表示している。
なお、表示制御部52は、見守り制御部51が取得した管理データをWeb画面等からなる表示部に表示させるように構成することも可能である。また、表示制御部52は、見守り制御部51において取得された上述のユーザーUの生体情報、環境情報等の管理データの少なくとも一つを、表示部71等に表示させるように構成してもよい。
また、判定部303が、一のユーザーUについての判定点数が閾値を超えていると判定した場合、送信機4が携帯情報端末3及び通信回線50を通じて、上記判定結果を管理者のクライアント端末7に送信する構成とすることも可能である。これにより、ユーザーUにおいて熱中症の危険性が高まった際に、管理者が即座に認識することができる。
データ提供部53は、予め登録されたクライアント、例えばユーザーUの所属会社が所有するパソコン等からなるクライアント端末7が、通信回線50を介して管理サーバー5に接続された場合に、見守り制御部51において取得された管理データをクライアント端末7に提供する。
本実施形態においては、見守り制御部51により生成されたユーザーUの管理データ(判定点数)を、判定点数表示部71aにおいて数値化して表示している。また、同じく判定点数を、グラフ表示部71bにおいてあるいは色彩グラデーション化して表示している。さらに、見守り制御部51により生成されたユーザーUの管理データ(判定結果)を、判定結果表示部71cにおいて、文字だけでなく記号により表示している。これにより、特定のユーザーUが危険である点を直感的に把握することが可能となる。さらに、表示部71の各表示部71a〜71cにおける表示の色彩を、緑から黄色、赤へと危険度に応じて変化させることにより、危険性の度合いが直感的に把握できるように表現することもできる。
上記の如く構成した熱中症危険度算出システム1で行われる熱中症危険度算出方法について、図6(a)に示す第一実施例データを用いて具体的に説明する。本実施例データは、図8中に示すユーザーU1に係るものであり、図7(a)はユーザーU1が有する携帯情報端末3を図示しているものとする。
まず、生体情報取得部21において、ユーザーUが身に着けているヘルメット6で測定したユーザーUの生体情報であるひたい温度を、1分毎に取得する(生体情報取得工程、図5中のステップS01)。本実施例においては説明の便宜上、図6(a)に示す如く、過去60分以内のひたい温度が36℃で一定であったものとする。そして、以下同様に、過去60分以上120分未満において37℃、過去120分以上180分未満において37℃、過去180分以上240分未満において36℃、過去240分以上経過した時間帯において36℃で一定のデータが取得されたものとする。
生体情報取得工程と並行して、環境情報取得部22において、ユーザーUの周囲の環境情報であるWBGTを、1分毎に取得する(環境情報取得工程、図5中のステップS02)。本実施例においては説明の便宜上、図6(a)に示す如く、過去60分以内のWBGTが28℃で一定であったものとする。そして、以下同様に、過去60分以上120分未満において33℃、過去120分以上180分未満において32℃、過去180分以上240分未満において31℃、過去240分以上経過した時間帯において29℃で一定のWBGTのデータが取得されたものとする。
次に、使用者点数算出部301において、ひたい温度及びWBGTに基づいて、使用者点数を1分毎に算出する(使用者点数算出工程、図5中のステップS03)。具体的には図6(a)に示す如く、生体情報データであるひたい温度に対応する生体点数と、環境情報データであるWBGTに対応する環境点数と、を足し合わせることにより、使用者点数を計測時間毎に算出する。本実施例においては、過去60分以内の使用者点数は毎分10であり、以下同様に、過去60分以上120分未満において14、過去120分以上180分未満において13、過去180分以上240分未満において12、過去240分以上経過した時間帯において11となる。
次に、判定点数算出部302において、使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を1分毎に算出する(判定点数算出工程、図5中のステップS04)。具体的には、使用者点数算出部301で算出した使用者点数と、経過時間毎に設定された時間係数と、の積を累積する。本実施形態において、経過時間が60分未満の時間係数が2.0に設定され、以下同様に120分未満において1.5、180分未満において1.0、240分未満において0.5、240分以上において0となるように設定されている。このため、各時間帯における毎分の使用者点数と時間係数との積は図6(a)に示す如く、過去60分以内において20、過去60分以上120分未満において21、過去120分以上180分未満において13、過去180分以上240分未満において6、過去240分以上経過した時間帯において0となる。そして、それぞれの時間帯における60分間の累積値は、順に1200、1260、780、360、0となるため、これらを合計した判定点数は3600となる。
次に、判定部303において、判定点数算出部302で算出した判定点数が予め設定した閾値を超えている否かを判定する(熱中症危険度判定工程、図5中のステップS05)。具体的には、判定点数が第一の閾値未満(4000未満)であれば「安全」、判定点数が第一の閾値以上、第二の閾値未満(4000以上、5000未満)であれば「注意」、判定点数が第二の閾値以上(5000以上)であれば「危険」と判定する。本実施例においては、判定点数が3600であるため、判定部303において「安全」と判定される。
次に、携帯情報端末3の表示部33、及び、クライアント端末7の表示部71において、判定点数及び判定結果を表示する(判定結果表示工程、図5中のステップS06)。具体的には図7(a)及び図8中のユーザーU1の欄に示す如く、判定点数表示部33a・71aに判定点数「3600」を表示し、グラフ表示部33b・71bに判定点数を棒グラフで表示し、判定結果表示部33c・71cに判定結果を記号「〇」と文字「安全」とで表示するのである。
次に、図6(b)に示す第二実施例データについて説明する。本実施例データは、図8中に示すユーザーU3に係るものであり、図7(b)はユーザーU3が有する携帯情報端末3Aを図示しているものとする。なお、以下の実施例データにおける判定手順は上記第一実施例データと同様であるため、各種データの算出方法等の詳細な手順は説明を省略する。
本実施例における生体情報取得工程では、図6(b)に示す如く、過去60分以内のひたい温度が39℃で一定であったものとする。そして、以下同様に、過去60分以上120分未満において39℃、過去120分以上180分未満において38℃、過去180分以上240分未満において36℃、過去240分以上経過した時間帯において36℃で一定のデータが取得されたものとする。即ち本実施例では、過去から現在に近づくにつれてひたい温度が上昇傾向にあるものとする。
また、環境情報取得工程では、図6(b)に示す如く、過去60分以内のWBGTが38℃で一定であったものとする。そして、以下同様に、過去60分以上120分未満において37℃、過去120分以上180分未満において35℃、過去180分以上240分未満において31℃、過去240分以上経過した時間帯において29℃で一定のWBGTのデータが取得されたものとする。即ち本実施例では、過去から現在に近づくにつれてWBGTが上昇傾向にあるものとする。
次に、使用者点数算出工程では、図6(b)に示す如く、過去60分以内の使用者点数は毎分18であり、以下同様に、過去60分以上120分未満において18、過去120分以上180分未満において16、過去180分以上240分未満において12、過去240分以上経過した時間帯において11となる。
次に、判定点数算出工程では、図6(b)に示す如く、過去60分以内において36、過去60分以上120分未満において27、過去120分以上180分未満において16、過去180分以上240分未満においてで6、過去240分以上経過した時間帯において0となる。そして、それぞれの時間帯における60分間の累積値は、順に2160、1620、960、360、0となるため、これらを合計した判定点数は5100となる。
次に、熱中症危険度判定工程では、本実施例の判定点数が5100であるため、判定部303において「危険」と判定される。
次に、表示工程では、携帯情報端末3の表示部33、及び、クライアント端末7の表示部71において、図7(b)及び図8中のユーザーU3の欄に示す如く、判定点数表示部33a・71aに判定点数「5100」を表示し、グラフ表示部33b・71bに判定点数を棒グラフで表示し、判定結果表示部33c・71cに判定結果を記号「×」と文字「危険」とで表示するのである。
次に、図6(c)に示す第三実施例データについて説明する。本実施例データは、図8中に示すユーザーUnに係るものである。また、本実施例データは、前記第二実施例データの時系列を逆にしたものである。即ち、第二実施例データでは、過去から現在に近づくにつれてひたい温度及びWBGTが上昇傾向にあったのに対し、本実施例データでは、過去から現在に近づくにつれてひたい温度及びWBGTが下降傾向にあるものとする。
本実施例における生体情報取得工程では、図6(c)に示す如く、過去60分以内のひたい温度が36℃で一定であったものとする。そして、以下同様に、過去60分以上120分未満において36℃、過去120分以上180分未満において38℃、過去180分以上240分未満において39℃、過去240分以上経過した時間帯において39℃で一定のデータが取得されたものとする。即ち本実施例では、過去から現在に近づくにつれてひたい温度が下降傾向にあるものとする。
また、環境情報取得工程では、図6(c)に示す如く、過去60分以内のWBGTが29℃で一定であったものとする。そして、以下同様に、過去60分以上120分未満において31℃、過去120分以上180分未満において35℃、過去180分以上240分未満において37℃、過去240分以上経過した時間帯において38℃で一定のWBGTのデータが取得されたものとする。即ち本実施例では、過去から現在に近づくにつれてWBGTが下降傾向にあるものとする。
次に、使用者点数算出工程では、図6(c)に示す如く、過去60分以内の使用者点数は毎分11であり、以下同様に、過去60分以上120分未満において12、過去120分以上180分未満において16、過去180分以上240分未満において18、過去240分以上経過した時間帯において18となる。
次に、判定点数算出工程では、図6(c)に示す如く、過去60分以内において22、過去60分以上120分未満において18、過去120分以上180分未満において16、過去180分以上240分未満において9、過去240分以上経過した時間帯において0となる。そして、それぞれの時間帯における60分間の累積値は、順に1320、1080、960、540、0となるため、これらを合計した判定点数は3900となる。
次に、熱中症危険度判定工程では、本実施例の判定点数が3900であるため、判定部303において「安全」と判定される。このように、本実施例においては、第二実施例と使用者点数の合計値は同じ数値であるが、時系列が逆であるために時間係数が異なり、これにより異なる判定結果が判定される。
次に、表示工程では、携帯情報端末3の表示部33、及び、クライアント端末7の表示部71において、図8中のユーザーUnの欄に示す如く、判定点数表示部33a・71aに判定点数「3900」を表示し、グラフ表示部33b・71bに判定点数を棒グラフで表示し、判定結果表示部33c・71cに判定結果を記号「〇」と文字「安全」とで表示するのである。
このように、本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1は、ユーザーUが身に着けているウェアラブル機器であるヘルメット6で測定したユーザーUの生体情報(ひたい温度)を、所定の計測時間毎に取得する生体情報取得部21と、ユーザーUの周囲の環境情報(WBGT)を、計測時間毎に取得する環境情報取得部22と、生体情報及び環境情報に基づいて、使用者点数を計測時間毎に算出する、使用者点数算出部301と、使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を計測時間毎に算出する、判定点数算出部302と、を備えている。
また、本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1において、使用者点数算出部301では、生体情報及び環境情報の値が、予め設定した設定値から遠いほど、使用者点数を高く算出するように設定されている。これにより、生体情報や環境情報が高くなるほど使用者点数が高く算出され、適切に熱中症の危険度を算出することができる。
また、熱中症危険度算出システム1において、判定点数算出部302で用いられる時間係数は、経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定されている。これにより、熱中症危険度算出システム1においては適切に熱中症の危険度を算出することが可能となる。即ち、所定の算出時間内における直近の過去の情報についての時間係数を大きくすることにより、同じく所定の算出時間内においてある程度の時間が経過した情報よりも重要度を大きく判断している。
即ち、本実施形態においては直近の使用者点数の大きさが重要視されるため、第二実施例と第三実施例の如く使用者点数の合計値が同じ場合でも、第二実施例の如く使用者点数が上昇傾向にある場合は危険と判断され、第三実施例の如く使用者点数が下降傾向にある場合は安全と判断されるのである。即ち、使用者点数が上昇中の場合のように、使用者点数が一定の場合と比べて熱中症のリスクが高くなるケースにおいて、危険性を過少に評価してしまう可能性を低減させることができる。逆に、使用者点数が下降中の場合のように、使用者点数が一定の場合と比べて熱中症のリスクが低くなるケースにおいて、危険性を過大に評価してしまう可能性を低減させることができる。
このように、本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1によれば、高温に曝された累積時間や、経過時間によるリスク減少等を考慮して、熱中症の危険度を総合的に判定できる。即ち、熱中症危険度算出システム1は、リアルタイムの測定値や、単純に算出時間内の情報を累積した値のみで判断する構成と比較して、より適切に熱中症の危険度を算出することが可能となるのである。
また、本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1において、使用者点数算出部301は、生体情報データ及び環境情報データが、予め設定した設定値に近い場合は、使用者点数がマイナスになるように設定されている。具体的には図4(a)に示す如く、使用者点数算出部301の記憶部には、生体情報データ(ひたい温度)が32℃未満で生体点数が−6、32℃以上33℃未満で生体点数が−3となるように設定されている。また、図4(b)に示す如く、使用者点数算出部301の記憶部には、環境情報データ(WBGT)が17℃未満で環境点数が−6、17℃以上19℃未満で環境点数が−4、19℃以上21℃未満で環境点数が−2となるように設定されている。このように、生体情報データ及び環境情報データが設定値に近い場合には、ユーザーUが身体の冷却や休憩を行ったと判断して、使用者点数を下げるように構成しているのである。なお、時間係数は、熱中症危険度算出システム1を用いてユーザーUを管理する管理者(例えば、ユーザーUを雇用する企業の責任者等)の側で、任意に設定する事も可能である。
また、本実施形態に係る熱中症危険度算出システム1において、判定点数算出部302において用いられる時間係数は、経過時間が所定時間である240分を超えると0になるように設定されている。これにより、所定時間が経過した過去の情報の影響を考慮しないことにより、より適切に熱中症の危険度を算出することが可能となる。本実施形態においては、工事現場等において4時間単位で作業が行われることから、所定時間を240分に設定しているが、この所定時間を別の数値に設定することも可能である。
なお、熱中症危険度算出システム1において、環境情報取得部22をヘルメット6ではなく、ユーザーUが使用する携帯情報端末3や作業現場に設けることも可能である。また、管理サーバー5がWeb上の情報を環境情報として取得する構成とすることも可能である。また、使用者点数算出部301、判定点数算出部302、及び、判定部303を備える制御部30を、収容部材40又は管理サーバー5に設ける構成とすることも可能である。
また、本発明に係る熱中症危険度算出システム1は、工場や工事現場あるいは山林等で作業するユーザーUに限られず、その他熱中症が発症する可能性があるユーザーUを管理するシステムとしても使用可能である。例えば、ユーザーが身に着ける帽子、ヘッドバンド、カチューシャもしくはイアリング等のアクセサリー、アームバンド、腰ベルト、ベルト用固定金具、ネックストラップ、又は時計等からなる各種のウェアラブル機器に、取得部2、送信機4、バッテリー41及び制御部42を取り付けるように構成してもよい。
さらに、前記ウェアラブル機器以外、例えばユーザーUが操作するフォークリフト等の作業車、又は自家用車のハンドル等であって、ユーザーUの体の少なくとも一部が常時触れている可能性が高い作業機器又は作業机等に、取得部2、送信機4、バッテリー41及び制御部30を設ける構造とすることもできる。
上述の実施形態では、複数のユーザーUが有する携帯情報端末3から送信されたデータに基づいて各ユーザーUの管理データを見守り制御部51において取得し、各ユーザーUの管理データを表示部71に一覧リストで表示させる制御(図8を参照)を表示制御部52より実行するように構成した。このため、多数のユーザーUが作業現場で作業している場合等に、各ユーザーUが所属する会社の作業管理者等が表示部71の管理データを閲覧することにより、各ユーザーUの状態をそれぞれ適正に管理し、特定のユーザーUに異常が生じた場合に、迅速かつ適切な対応を取ることができる。
また、見守り制御部51により取得された現在の管理データと、メモリに記憶された過去の管理データと、の両方を表示部71等に表示し、両者を経時的に比較することにより同一のユーザーUの危険度を判別し得るように構成してもよい。換言すれば、複数の使用日におけるユーザーUの生体情報及び環境情報に基づいて、複数の使用日別に、判定点数を計測時間毎に表示することも可能である。これにより、同一のユーザーUについて、現在と過去との情報を対比することにより、より適切に熱中症の危険度を判定することが可能となる。
さらに、ユーザーUの家族又は知人等からなる関係者が、通信回線50を介して管理サーバー5に接続し、ユーザーID及びパスワードを入力した場合に、データ提供部53がユーザーUの管理データの全部又は一部を前記関係者に提供するようにしてもよい。この場合、ユーザーID及びパスワードに応じて該当するユーザーUを判別し、該ユーザーUの管理データだけを前記関係者に提供し、他のユーザーUの管理データが提供されないように制限することが好ましい。
また、見守り制御部51により取得された管理データの少なくとも一つを表示部71等に表示させる制御を表示制御部52において実行するように構成した場合には、ユーザーUが現在どのような状態にあるかを詳細に判別することが可能である。
なお、ユーザーUの管理データとして、例えばユーザーUの氏名、顔写真、性別、年齢、体重、身長、通常の血圧、血液型、所属会社、所属部署、社員番号、現在の業務内容、スケジュール、作業場所、緊急連絡先、緊急時に搬送される病院名、病歴、通院歴、ドナー登録の有無、労災履歴、家族情報等を表示部71に表示させることも可能である。
また、携帯情報端末3のアプリケーションにログイン画面を設け、該携帯情報端末3を所持するユーザーUが通信回線50を介して管理サーバー5にアクセスし得るようにしてもよい。また、ヘルメット6等に設けられた送信機4が有する個別の固体識別番号を、携帯情報端末3の記憶装置に入力して記憶させるようにすれば、特定の携帯情報端末3によるアクセスのみを許容するように制限することで混線を防止することができる。しかも、前記携帯情報端末3を使用して再接続する際に、ユーザーID等を再度入力する操作を不要として、管理サーバー5に対する接続操作を簡略化できるという利点がある。
また、携帯情報端末3が有するSDカード等からなる記憶媒体に、前記取得部2及び制御部30等から送信された送信データを蓄積するようにしてもよい。この構成によれば、通信回線50を使用した携帯情報端末3と管理サーバー5との接続が、通信不良等によって遮断されたとしても、記憶媒体の蓄積データを利用することにより、管理サーバー5の記憶装置におけるデータの欠落を防止できる等の利点がある。
また、管理サーバー5から提供される画像情報にログイン画面を設け、特定の管理者のみにユーザーIDとパスワードを与えることにより、閲覧権限を有する者を制限するようにすれば、複数の利用者間におけるデータの干渉を防止できるとともに、本発明に係る熱中症危険度算出システム1のセキュリティを効果的に向上させることができる。
さらに、管理サーバー5の記憶装置に蓄積される各ユーザーUの管理データ(所謂ビッグデータ)に基づいて、AI等を用いてユーザーUの熱中症の危険状態を推測し、あるいはユーザーUの将来における危険状態を予測するように構成することも可能である。
1 熱中症危険度算出システム
2 取得部 3 携帯情報端末
3A 携帯情報端末 4 送信機
5 管理サーバー 6 ヘルメット(ウェアラブル機器)
7 クライアント端末 21 生体情報取得部
22 環境情報取得部 30 制御部
31 通信機 32 入力部
33 表示部 33a 判定点数表示部
33b グラフ表示部 33c 判定結果表示部
40 収容部材 41 バッテリー
50 通信回線 51 見守り制御部
52 表示制御部 53 データ提供部
61 ヘッドバンド 71 表示部
71a 判定点数表示部 71b グラフ表示部
71c 判定結果表示部 71u ID表示部
301 使用者点数算出部 302 判定点数算出部
303 判定部 U ユーザー

Claims (16)

  1. 使用者が身に着けているウェアラブル機器で測定した前記使用者の生体情報を、所定の計測時間毎に取得する生体情報取得部と、
    前記使用者の周囲の環境情報を、前記計測時間毎に取得する環境情報取得部と、
    前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、使用者点数を前記計測時間毎に算出する、使用者点数算出部と、
    前記使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を前記計測時間毎に算出する、判定点数算出部と、を備える、熱中症危険度算出システムであって、
    前記使用者点数算出部は、前記生体情報及び/又は前記環境情報の値が、予め設定した設定値から遠いほど、前記使用者点数を高く算出し、
    前記判定点数算出部において用いられる前記時間係数は、前記経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定される、熱中症危険度算出システム。
  2. 前記環境情報取得部は、前記使用者の周囲の気温と湿度とに基づいて前記環境情報を算出する、請求項1に記載の熱中症危険度算出システム。
  3. 前記生体情報取得部は、前記ウェアラブル機器で測定した前記使用者の体温を前記生体情報として取得する、請求項1又は請求項2に記載の熱中症危険度算出システム。
  4. 前記ウェアラブル機器は使用者が頭に装着するヘルメットに備えられ、
    前記生体情報取得部は、前記ウェアラブル機器で測定した前記使用者の額の皮膚接触温度を前記生体情報として取得する、請求項1又は請求項2に記載の熱中症危険度算出システム。
  5. 前記判定点数算出部において用いられる前記時間係数は、前記経過時間が所定時間を超えると0になるように設定される、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システム。
  6. 前記計測時間が1分以上10分以下に設定される、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システム。
  7. 前記判定点数が予め設定した閾値を超えている否かを判定する判定部を備える、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システム。
  8. 前記判定点数、及び/又は、前記判定部における判定結果を表示する表示部を備える、請求項7に記載の熱中症危険度算出システム。
  9. 前記表示部は、前記判定点数を表示する場合に前記判定点数を棒グラフで表示する、請求項8に記載の熱中症危険度算出システム。
  10. 前記表示部は、複数の前記使用者の前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、複数の前記使用者別に、前記判定点数を前記計測時間毎に表示する、請求項8又は請求項9に記載の熱中症危険度算出システム。
  11. 前記表示部は、複数の使用日における前記使用者の前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、複数の使用日別に、前記判定点数を前記計測時間毎に表示する、請求項8から請求項10の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システム。
  12. 前記表示部は、前記使用者を管理する管理者の情報機器端末であり、
    前記判定点数、及び/又は、前記判定部における判定結果がサーバーに記録され、
    管理者が前記情報機器端末と前記サーバーとを接続することにより、前記情報機器端末が前記判定点数、及び/又は、前記判定部における判定結果を表示する、請求項8から請求項11の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システム。
  13. 前記判定点数が前記閾値を超えていると前記判定部が判定した判定結果を、前記使用者を管理する管理者の情報機器端末に送信する、送信部を備える、請求項8から請求項12の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システム。
  14. コンピュータを請求項1から請求項13の何れか1項に記載の熱中症危険度算出システムとして機能させる、熱中症危険度算出プログラム。
  15. 請求項14に記載の熱中症危険度算出プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 使用者が身に着けているウェアラブル機器で測定した前記使用者の生体情報を、所定の計測時間毎に取得する生体情報取得工程と、
    前記使用者の周囲の環境情報を、前記計測時間毎に取得する環境情報取得工程と、
    前記生体情報及び/又は前記環境情報に基づいて、使用者点数を前記計測時間毎に算出する、使用者点数算出工程と、
    前記使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を前記計測時間毎に算出する、判定点数算出工程と、を備える、熱中症危険度判定方法であって、
    前記使用者点数算出工程では、前記生体情報及び/又は前記環境情報の値が、予め設定した設定値から遠いほど、前記使用者点数を高く算出し、
    前記判定点数算出工程において用いられる前記時間係数は、経過時間が過去に遡るほど小さくなるように設定される、熱中症危険度算出方法。
JP2018074189A 2018-04-06 2018-04-06 熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法 Active JP6939683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018074189A JP6939683B2 (ja) 2018-04-06 2018-04-06 熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018074189A JP6939683B2 (ja) 2018-04-06 2018-04-06 熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019180700A true JP2019180700A (ja) 2019-10-24
JP6939683B2 JP6939683B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=68337301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018074189A Active JP6939683B2 (ja) 2018-04-06 2018-04-06 熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6939683B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213791A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Sharp Corp 健康状態判定装置及び健康状態判定方法ならびに判定結果の表示方法
JP2012210233A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Omron Healthcare Co Ltd 熱中症予防システム
JP2013022451A (ja) * 2012-06-14 2013-02-04 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 熱中症検知システム
JP2013090894A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Tetsu Nemoto 身体装着型熱中症警告装置
JP2017038839A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 日本電信電話株式会社 ウェアラブルセンサシステム
JP2017070666A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 タカヤ株式会社 センシング型衣服及び管理システム
US9666052B1 (en) * 2014-01-12 2017-05-30 Elliot John Smith Portable environment monitoring and early warning system for babies
JP2017104327A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 株式会社村田製作所 ウエアラブル熱中症判定装置、熱中症監視システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213791A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Sharp Corp 健康状態判定装置及び健康状態判定方法ならびに判定結果の表示方法
JP2012210233A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Omron Healthcare Co Ltd 熱中症予防システム
JP2013090894A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Tetsu Nemoto 身体装着型熱中症警告装置
JP2013022451A (ja) * 2012-06-14 2013-02-04 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 熱中症検知システム
US9666052B1 (en) * 2014-01-12 2017-05-30 Elliot John Smith Portable environment monitoring and early warning system for babies
JP2017038839A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 日本電信電話株式会社 ウェアラブルセンサシステム
JP2017070666A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 タカヤ株式会社 センシング型衣服及び管理システム
JP2017104327A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 株式会社村田製作所 ウエアラブル熱中症判定装置、熱中症監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6939683B2 (ja) 2021-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7213481B2 (ja) 作業負担推定方法、体調評価方法、熱中症発症リスク評価方法、および、プログラム
CN109844867A (zh) 用于个人防护设备的自检
US20100228584A1 (en) Predictive risk intelligent safety module
US11113942B1 (en) Human awareness telemetry apparatus, systems, and methods
JP2020113117A (ja) 集団環境評価方法ならびに集団環境評価システム
US20120062383A1 (en) Method for determining operator condition, device therefrom and their use in alarm response system in a facility
JP2019036071A (ja) ウェアラブル機器
KR20090123041A (ko) 헬멧 형 유비쿼터스 안전관리 시스템 및 서비스
JP2019180700A (ja) 熱中症危険度算出システム、熱中症危険度算出プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、熱中症危険度算出方法
Maeda et al. COSMS: Unconscious stress monitoring system for office worker
JP2021122580A (ja) 体調評価方法、および、体調評価システム
JP2017167802A (ja) 健康管理システム、健康管理サーバ、ウェアラブルデバイス、健康管理方法、プログラム、記録媒体
JP6969218B2 (ja) ユーザー管理システム
JP2022086699A (ja) 体調評価方法、および、体調評価システム
JP2020017046A (ja) 管理システム
JP7390783B2 (ja) 表示システム
KR101576500B1 (ko) 작업현장의 감성 안전 문화를 통한 관리대상 건강 관리 시스템 및 그 관리 방법
Aksüt et al. Using wearable technological devices to improve workplace health and safety: An assessment on a sector base with multi-criteria decision-making methods
JP2022142082A (ja) 生体情報センサを利用した健康管理システム、健康管理システム用の作業負荷判定プログラム、健康管理システム用のデータ構造
JP2021099811A (ja) 健康状態管理装置、健康状態管理システム、健康状態管理方法、及び健康状態管理プログラム
KR20160117935A (ko) 스마트워치를 이용한 건설근로자 안전 및 생산성 관리 시스템
Caporusso et al. A pervasive solution for risk awareness in the context of fall prevention
US20230181048A1 (en) Physical condition change detection device, physical condition change management program, and physical condition change management system
Bendale et al. IOT FOR MANKIND
KR102437402B1 (ko) 개인 맞춤형 생체리듬 분석 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6939683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150