JP2019180370A - 切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造 - Google Patents

切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造 Download PDF

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恵弘 森田
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恵弘 森田
山内 義一
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Abstract

【課題】施工コストが安価な切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造を提供する。【解決手段】切土のり面12を緑化する方法であって、切土のり面12を所定の高さHで段切りした後、その表面を現地発生材または客土の少なくとも一方で覆土して、この覆土を植生基盤16とし、その後、この植生基盤16に対して植生を行うようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造に関するものである。
従来、道路工事などで造成される切土のり面に植栽を施して緑化する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この切土のり面が岩盤で硬度が高い場合や、切土のり面が酸化土壌の場合、植生のための基盤を設ける必要があった。特に、酸化土壌は表面を覆うことで酸化が抑制されるため、その点においても基盤を設ける必要があった。
基盤は、切土のり面の表面に現地発生材で覆土して構築するのが経済的であるが、一般に切土のり面は急勾配のため覆土の安定が保たれず、降雨などで流出してしまうおそれがある。そのため、客土の吹付けなどにより基盤を設けるのが一般的となっている。しかし、客土の吹付けは施工コストが高価になるという問題があった。
特開平11−209984号公報
このため、施工コストが安価な切土のり面緑化方法が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、施工コストが安価な切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る切土のり面緑化方法は、切土のり面を緑化する方法であって、切土のり面を所定の高さで段切りした後、その表面を現地発生材または客土の少なくとも一方で覆土して、この覆土を植生基盤とし、その後、この植生基盤に対して植生を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る切土のり面緑化構造は、切土のり面を緑化した構造であって、切土のり面を所定の高さで段切りした表面に覆土され、現地発生材または客土の少なくとも一方からなる植生基盤と、この植生基盤に設けられた植生とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の切土のり面緑化構造は、上述した発明において、段切りした表面のうち略水平面の勾配は、外側が低くなるように傾斜していることを特徴とする。
また、本発明に係る他の切土のり面緑化構造は、上述した発明において、段切りした表面のうち略水平面に設けられ、湧水を外部に排水するための排水材をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る切土のり面緑化方法によれば、切土のり面を緑化する方法であって、切土のり面を所定の高さで段切りした後、その表面を現地発生材または客土の少なくとも一方で覆土して、この覆土を植生基盤とし、その後、この植生基盤に対して植生を行うので、施工コストが安価な切土のり面緑化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る切土のり面緑化構造によれば、切土のり面を緑化した構造であって、切土のり面を所定の高さで段切りした表面に覆土され、現地発生材または客土の少なくとも一方からなる植生基盤と、この植生基盤に設けられた植生とを備えるので、施工コストが安価な切土のり面緑化構造を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の切土のり面緑化構造によれば、段切りした表面のうち略水平面の勾配は、外側が低くなるように傾斜しているので、降雨水や湧水などの水を、この略水平面に沿って外部に排水することができる。このため、切土のり面の安定性を確保することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の切土のり面緑化構造によれば、段切りした表面のうち略水平面に設けられ、湧水を外部に排水するための排水材をさらに備えるので、切土のり面の内部の湧水を排水材を通じて外部に排水することができる。このため、切土のり面の安定性を確保することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造の実施の形態を示す断面図である。
以下に、本発明に係る切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(切土のり面緑化構造)
まず、本発明に係る切土のり面緑化構造の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る切土のり面緑化構造10は、地山Gに形成した切土のり面12を緑化した構造である。この構造10は、切土のり面12を所定の高さHで段切りした段切り部14と、この段切り部14の表面に覆土した現地発生材からなる植生基盤16と、この植生基盤16に設けられた図示しない緑化用の植生とを備える。なお、本実施の形態では、のり面勾配が1:1.5程度の切土のり面12を想定しているが、これ以外ののり面勾配に対して適用することもできる。
現地発生材としては、例えば、植生基盤16として使用可能な材料であって現地で発生した材料(例えば、現地発生土など)を用いることができる。現地発生材を用いれば材料コストが安価となる。なお、本発明の植生基盤16はこれに限るものではない。例えば、現地発生材の代わりに客土を覆土してこれを植生基盤16としてもよいし、現地発生材と客土の双方を覆土してこれを植生基盤16としてもよい。
段切り部14の高さHは、50cm程度とすることが好ましい。一般に切土のり面は1段あたり5〜10mの高さで計画されるため、最低高さ5mののり面の全面に覆土すると安定が保てないが、本実施の形態のように、段切り部14の高さHを50cm程度とすればのり面12の安定を保てる。
段切り部14によって、切土のり面12には鉛直部18と水平部20(略水平面)とが交互に接続した階段状の表面が形成される。鉛直部18の高さが段切り部14の高さHに相当する。水平部20は略水平の面である。この水平部20の勾配Iは、外側が低くなるように傾斜しているので、植生基盤14に入り込んだ降雨水や湧水などの水を、水平部20に沿って外部に排水することができる。このため、切土のり面12の安定性を確保することができる。
また、湧水がある場合に備えて水平排水材22(排水材)を水平部20上に設けてもよい。この水平排水材22は、地山Gから覆土表面に向けて水平部20上に沿って植生基盤16内部に配置される排水管などによって構成することができる。水平排水材22は、図の例のように、所定の水平部20に対して設けてもよいし、全ての水平部20に設けてもよい。この水平排水材22により、地山G内部からの湧水を効率的に外部に排水することが可能となる。これにより、切土のり面12の安定性を確保することができる。
上記の従来の客土吹付けにより植生基盤を構築する場合と、本実施の形態の施工コストを比較する。一般に厚さ5cmの客土吹付けの施工単価は5000円/m程度であるのに対し、本実施の形態で用いる段切り覆土の施工単価は1000円/m程度である。このように、本実施の形態は、従来の客土吹付けの構造よりも安価に施工することができる。したがって、本実施の形態によれば、施工コストが安価な切土のり面緑化構造を提供することができる。
(切土のり面緑化方法)
次に、本発明に係る切土のり面緑化方法の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る切土のり面緑化方法は、切土のり面12を所定の高さHで段切りして段切り部14を形成した後、その表面を現地発生材で覆土して、この覆土を植生基盤16とし、その後、この植生基盤16に対して植生を行うものである。このようにすることで、本実施の形態に係る切土のり面緑化構造10を得ることができる。湧水がある場合には、水平部20上に水平排水材22を設置して覆土する。こうして施工される切土のり面緑化構造10の構成要素および作用効果については、上述した通りであるので、詳細な説明は省略する。
したがって、本実施の形態によれば、切土のり面緑化構造10を安価に施工することができる。
以上説明したように、本発明に係る切土のり面緑化方法によれば、切土のり面を緑化する方法であって、切土のり面を所定の高さで段切りした後、その表面を現地発生材または客土の少なくとも一方で覆土して、この覆土を植生基盤とし、その後、この植生基盤に対して植生を行うので、施工コストが安価な切土のり面緑化方法を提供することができる。
また、本発明に係る切土のり面緑化構造によれば、切土のり面を緑化した構造であって、切土のり面を所定の高さで段切りした表面に覆土され、現地発生材または客土の少なくとも一方からなる植生基盤と、この植生基盤に設けられた植生とを備えるので、施工コストが安価な切土のり面緑化構造を提供することができる。
また、本発明に係る他の切土のり面緑化構造によれば、段切りした表面のうち略水平面の勾配は、外側が低くなるように傾斜しているので、降雨水や湧水などの水を、この略水平面に沿って外部に排水することができる。このため、切土のり面の安定性を確保することができる。
また、本発明に係る他の切土のり面緑化構造によれば、段切りした表面のうち略水平面に設けられ、湧水を外部に排水するための排水材をさらに備えるので、切土のり面の内部の湧水を排水材を通じて外部に排水することができる。このため、切土のり面の安定性を確保することができる。
以上のように、本発明に係る切土のり面緑化方法および切土のり面緑化構造は、道路工事などにおいて造成される切土のり面の緑化に有用であり、特に、のり面緑化施工を安価に行うのに適している。
10 切土のり面緑化構造
12 切土のり面
14 段切り部
16 植生基盤
18 鉛直部
20 水平部(略水平面)
22 水平排水材(排水材)
G 地山
H 高さ
I 勾配

Claims (4)

  1. 切土のり面を緑化する方法であって、
    切土のり面を所定の高さで段切りした後、その表面を現地発生材または客土の少なくとも一方で覆土して、この覆土を植生基盤とし、その後、この植生基盤に対して植生を行うことを特徴とする切土のり面緑化方法。
  2. 切土のり面を緑化した構造であって、
    切土のり面を所定の高さで段切りした表面に覆土され、現地発生材または客土の少なくとも一方からなる植生基盤と、この植生基盤に設けられた植生とを備えることを特徴とする切土のり面緑化構造。
  3. 段切りした表面のうち略水平面の勾配は、外側が低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の切土のり面緑化構造。
  4. 段切りした表面のうち略水平面に設けられ、湧水を外部に排水するための排水材をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の切土のり面緑化構造。
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