JP2019180033A - 監視システム及び監視装置 - Google Patents

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哲也 高橋
拓朗 田中
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Abstract

【課題】監視対象の場所の被害の状況をより正確に判定する。【解決手段】撮像手段は、監視対象の場所の複数の画像を時間軸に沿って撮影する。算出手段は、撮影された複数の画像のうち、地震の発生時点の前に撮影された第1画像と、時点の後に撮影された第2画像との変化量を算出する。取得手段は、地震により場所において発生する変化に関連する場所の特徴を示す特徴情報を取得する。重み付け手段は、算出された変化量に対して、取得された特徴情報に応じた重み付けを行う。判定手段は、重み付けされた変化量に応じて、場所の被害の状況を判定する。【選択図】図7

Description

本発明は、監視対象の場所を撮影した画像を用いて被害の状況を判定する技術に関する。
地震等の災害の発生時に、監視対象の場所を撮影した画像を用いて被害の状況を判定する技術が知られている。例えば特許文献1には、撮像画像と基準画像との画像差分値に応じて、監視領域で被災が生じていると判定する技術が記載されている。また、特許文献2には、地震の検知前に撮影された画像と検知後に撮影された画像との間の線分要素の数の変化量に応じて、監視空間における被災の発生を判定する技術が記載されている。
特開2006−285644号公報 特開2010−211763号公報
ところで、監視対象の場所の特徴によっては、その場所を撮影した画像の変化が大きくても、実際の被害の状況はそれほど深刻ではない場合がある。しかし、特許文献1及び2に記載の技術では、いずれも、このような場所の特徴を考慮せずに、画像の変化量だけに基づいて被害の状況を判定しているため、被害の状況を正確に判定できない場合がある。
本発明は、監視対象の場所の被害の状況をより正確に判定することを目的とする。
本発明は、監視対象の場所の複数の画像を時間軸に沿って撮影する撮像手段と、前記撮影された複数の画像のうち、地震の発生時点の前に撮影された第1画像と、前記時点の後に撮影された第2画像との変化量を算出する算出手段と、前記地震により前記場所において発生する変化に関連する前記場所の特徴を示す特徴情報を取得する取得手段と、前記算出された変化量に対して、前記取得された特徴情報に応じた重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付けされた変化量に応じて、前記場所の被害の状況を判定する判定手段とを備える監視システムを提供する。
前記場所は、建物内にあり、前記特徴情報は、前記建物における前記場所の階数を示す情報、前記建物の構造を示す情報、又は前記場所に存在する物品の量を示す情報を含んでもよい。
前記判定手段は、前記算出された変化量と前記重みとを乗じることにより得られる前記場所の被害度を判定してもよい。
前記監視システムは、前記判定された被害の状況に応じて、前記場所に関する対処の優先度を決定する決定手段と、前記決定された優先度を出力する出力手段とをさらに備えてもよい。
前記変化量は、第1変化量であり、前記算出手段は、さらに前記複数の画像のうち前記時点の後に撮影された2以上の画像の間の第2変化量を算出し、前記決定手段は、監視対象の複数の場所のうち前記第1変化量が第1所定量以上であり、前記第2変化量が第2所定量以下の場所について、前記優先度を上げてもよい。
また、本発明は、撮像手段が監視対象の場所を時間軸に沿って撮影した複数の画像を示す画像情報を取得する第1取得手段と、前記取得された画像情報が示す前記複数の画像のうち、地震の発生時点の前に撮影された第1画像と、前記時点の後に撮影された第2画像との変化量を算出する算出手段と、前記地震により前記場所において発生する変化に関連する前記場所の特徴を示す特徴情報を取得する第2取得手段と、前記算出された変化量に対して、前記取得された特徴情報に応じた重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付けされた変化量に応じて、前記場所の被害の状況を判定する判定手段とを備える監視装置を提供する。
本発明によれば、監視対象の場所の被害の状況をより正確に判定することができる。
実施形態に係る監視システム100の構成の一例を示す図である。 監視装置130のハードウェア構成の一例を示す図である。 監視装置130の機能構成の一例を示す図である。 監視システム100の処理の一例を示すシーケンスチャートである。 監視装置130の処理の一例を示すフローチャートである。 画像の変化量を算出する方法の一例を説明する図である。 場所の階数と重みとの関係の一例を示す図である。 建物の構造と重みとの関係の一例を示す図である。 場所に存在する物品の数と重みとの関係の一例を示す図である。 画面320の一例を示す図である。
1.構成
図1は、本実施形態に係る監視システム100の構成の一例を示す図である。監視システム100は、例えば被災地において監視を行うために用いられる。監視システム100は、複数の撮像装置110と、車両120に搭載された監視装置130とを備える。なお、図1に示す各装置の数は、例示であり、これに限定されない。撮像装置110と監視装置130とは、通信回線140を介して接続されている。通信回線140は、例えばインターネットを含み、データを伝送する。
複数の撮像装置110は、それぞれ、監視対象となる複数の場所に設置される。この場所は、例えば建物内の部屋である。例えば撮像装置110は、部屋の天井の角に、部屋の床面の中央付近に向けて設置されてもよい。撮像装置110は、例えばデジタルカメラであり、レンズを含む光学系を用いて撮像素子上に像を結ばせることにより、監視対象となる場所の画像を時間軸に沿って撮影する。この画像は、動画であってもよいし、静止画であってもよい。撮像装置110が撮影した画像を示す画像情報は、通信回線140を介して監視装置130に順次送信される。
車両120は、移動式のモニタリング拠点である。車両120は、例えば自然災害が発生すると、被災地に移動する。監視装置130は、撮像装置110により撮影された画像を収集し表示する。監視員は、車両120内において、監視装置130により表示された画像を確認し、監視を行う。また、監視員は、必要に応じて、警察や災害対策本部等の情報提供先に画像を提供してもよい。この画像の提供は、通信回線140を介して行われてもよい。
図2は、監視装置130のハードウェア構成の一例を示す図である。監視装置130は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータである。監視装置130は、撮像装置110が撮影した画像を用いた監視を実現するための機能の他に、監視対象の場所の被害の状況を判定する機能を有する。監視装置130は、例えばプロセッサ131と、メモリ132と、ストレージ133と、通信部134と、入力部135と、表示部136とを備える。これらの装置は、バス137を介して接続されている。
プロセッサ131は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、プログラムをメモリ132に読み出して実行することにより、各種の処理を実行する。メモリ132は、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)であり、プロセッサ131により実行されるプログラムを記憶する。ストレージ133は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリであり、各種のデータ及びプログラムを記憶する。通信部134は、通信回線140に接続するための通信インターフェースであり、通信回線140を介してデータ通信を行う。入力部135は、例えばマウス及びキーボードであり、各種の情報の入力に用いられる。表示部136は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。
図3は、監視装置130の機能構成の一例を示す図である。監視装置130は、第1取得手段231と、地震検知手段232と、算出手段233と、第2取得手段234と、重み付け手段235と、判定手段236と、決定手段237と、出力制御手段238とを有する。これらの機能は、メモリ132に記憶されたプログラムと、このプログラムを実行するプロセッサ131との協働により、プロセッサ131が演算を行い又は通信部134による通信を制御することにより実現される。
第1取得手段231は、撮像装置110が監視対象の場所を時間軸に沿って撮影した複数の画像を示す画像情報を取得する。この複数の画像は、動画であってもよいし、所定の時間間隔で撮影された複数の静止画であってもよい。この画像情報は、撮像装置110から送信されたものであってもよい。
地震検知手段232は、地震の発生を検知する。地震の発生を検知する方法には、例えば上述した特許文献2に開示された技術等の周知技術が用いられてもよい。例えば地震検知手段232は、特許文献2に開示されているように、現在撮影された画像と直前に撮影された画像との間の画像全体に亘る変動を検出することにより、地震の発生を検知してもよい。また、地震検知手段232は、特許文献2に開示されているように、地震センサにより地震の発生を検知してもよい。さらに、地震検知手段232は、特許文献2に開示されているように、緊急地震速報等の地震が発生したことを示す情報を受信することにより、地震の発生を検知してもよい。また、ここでの地震の発生とは、所定震度以上の地震の発生、或いは所定震度以上に相当する画像の変動があったことをいい、このような地震の発生が検知されるものとする。
算出手段233は、撮像装置110が撮影した複数の画像のうち、地震検知手段232が地震の発生を検知した時点の前に撮影された画像と、その時点の後に撮影された画像との変化量を算出する。この変化量を算出する方法には、上述した特許文献1又は特許文献2に開示された技術等の周知技術が用いられてもよい。この画像の変化量は、特許文献1に開示されているように、画像差分値であってもよいし、特許文献2に開示されているように、画像の線分要素の数の変化量であってもよい。
第2取得手段234は、地震により監視対象の場所において発生する変化に関連するその場所の特徴を示す特徴情報を取得する。この特徴は、例えば画像の変化量を増やす要因となるような特徴である。ただし、この特徴を有する場所においては、画像の変化量が増えても、実際の被害の状況はそれほど深刻ではない場合がある。すなわち、この特徴を有する場所において画像の変化量と被害の状況との関係は、画像の変化量の増加に伴って被害の状況が深刻になる関係とは異なる関係になる。特徴情報は、例えば予めストレージ133に記憶される。
特徴情報には、例えば建物における場所の階数を示す情報、建物の構造を示す情報、又は場所に存在する物品の量を示す情報が含まれる。「階数」とは、建物の層の数をいう。建物の構造には、柔構造が含まれる。「柔構造」とは、地震に対して揺れることにより建物の破壊を防ぐ構造をいう。「物品」とは、不動産以外の有体物をいう。例えば物品は、固定されておらず、地震により移動可能な物品に限定されてもよい。また、物品の量には、物品の数又は物品の大きさが含まれてもよい。この物品の量は、例えば場所の種別に応じて相違する。物品の数は少ない場所は、例えば空き部屋等の使用されていない場所である。物品の数が中程度の場所は、例えばオフィスである。物品の数が多い場所は、例えばコンビニエンスストア等の店舗である。
建物の高層階では、低層階に比べて地震による揺れが大きくなる。そのため、高層階の場所では、地震により画像の変化量が増える。しかし、高層階の揺れが大きい場合でも建物自体の損壊は少ないことが多い。そのため、高層階の場所では、画像の変化量が大きくても、実際の被害の状況はそれほど深刻ではない場合がある。また、建物の中には、柔構造を有するものがある。柔構造の建物は、通常の構造の建物に比べて地震による揺れが大きくなる。そのため、柔構造の建物内の場所では、地震により画像の変化量は増える。しかし、柔構造の建物は、揺れが大きい場合でも建物自体の損壊は少ないことが多い。そのため、柔構造の建物内の場所では、画像の変化量が大きくても、実際の被害の状況はそれほど深刻ではない場合がある。さらに、場所に存在する物品の量が大きい場合には、地震により多くの物品が散乱する。そのため、物品の量が大きい場所では、地震により画像の変化量が増える。しかし、多くの物品が散乱していても、建物自体の損壊に影響はない。そのため、物品の量が大きい場所では、画像の変化量が大きくても、実際の被害の状況はそれほど深刻ではない場合がある。
重み付け手段235は、算出手段233が算出した変化量に対して、第2取得手段234が取得した特徴情報に応じた重み付けを行う。この重み付けは、例えば変化量に重みを乗じることにより行われる。重みが大きいほど、重み付けされた変化量は大きくなる。
判定手段236は、重み付け手段235が重み付けした変化量に応じて、監視対象の場所の被害の状況を判定する。例えば判定手段236は、重み付けされた変化量に応じて、監視対象の場所の被害度を判定してもよい。「被害度」とは、被害の深刻さの程度をいう。例えば重み付けされた変化量が大きい程、被害度は高くなる。この被害度は、例えば重み付けされた変化量そのもの、すなわち変化量に重みを乗じることにより得られる値であってもよい。
決定手段237は、判定手段236が判定した被害の状況に応じて、監視対象の場所に関する対処の優先度を決定する。優先度は、例えば「高」、「中」、「低」の3段階で表される。ただし、優先度は、対処の優先の程度を示す情報であれば、文字、数値、記号等、どのような表現を用いて表されてもよい。また、優先度は、3段階以外の段階に区分されてもよい。この優先度は、例えば被害度が高い程、高くなってもよい。監視対象の場所に関する対処は、例えば対処員が監視対象の場所に行って、被害の状況を確認する作業を行うことであってもよい。
出力制御手段238は、決定手段237が決定した優先度を出力させる。例えば優先度は、表示部136に表示されてもよい。この優先度は、例えば対処員が複数の監視対象の場所に行く順番を決めるのに用いられてもよい。
2.動作
図4は、監視システム100の処理の一例を示すシーケンスチャートである。複数の撮像装置110は、それぞれ、監視対象の場所の画像を撮影すると、撮影した画像を示す画像情報を監視装置130に順次送信する(ステップ11)。この画像情報には、画像の撮影日時が付加されている。監視装置130は、各撮像装置110から送信された画像情報を第1取得手段231にて受信すると、受信した画像情報をストレージ133に記憶させる(ステップ12)。これにより、ストレージ133には、複数の撮像装置110から受信した画像情報が蓄積される。
図5は、監視装置130の処理の一例を示すフローチャートである。監視装置130は、地震検知手段232により地震の発生が検知されたか否かを判定する(ステップ21)。地震の発生が検知されていない場合(ステップ21の判定がNO)、ステップ21に戻りこの判定が繰り返される。一方、地震の発生が検知されると(ステップ21の判定がYES)、算出手段233は、ストレージ133に記憶された画像情報に基づいて、地震の発生が検知された時点の前に撮影された画像と、その時点の後に撮影された画像との変化量を算出する(ステップ22)。
図6は、画像の変化量を算出する方法の一例を説明する図である。ここでは、時点t2において、地震の発生が検知された場合を想定する。この場合、例えば時点t2より前の期間において時点t2に最も近い時点t1に撮影された画像311と、時点t2より後の期間において時点t2に最も近い時点t3に撮影された画像312との間の変化量が算出される。
第2取得手段234は、監視対象の場所の特徴を示す特徴情報を取得する(ステップ23)。例えば特徴情報がストレージ133に記憶されている場合、第2取得手段234はストレージ133から特徴情報を読み出す。この特徴情報には、例えば建物における場所の階数を示す情報、建物の構造を示す情報、又は場所に存在する物品の数を示す情報が含まれる。重み付け手段235は、ステップ22において算出された変化量に対して、ステップ23において取得された特徴情報に応じた重み付けを行う(ステップ24)。
図7は、場所の階数と重みとの関係の一例を示す図である。この例では、階数が多い程、重みが小さくなる。例えば監視対象の場所が建物の1階にある場合、重みは1になる。この場合において、例えば画像の変化量が0.2であるときは、重み付けされた変化量は、0.2×1=0.2となる。一方、例えば監視対象の場所が建物の10階にある場合、重みは0.5になる。この場合において、例えば画像の変化量が0.2であるときは、重み付けされた変化量は、0.2×0.5=0.1となる。
図8は、建物の構造と重みとの関係の一例を示す図である。この例では、建物の構造が柔構造である場合には、重みが小さくなる。例えば監視対象の場所を含む建物が通常の構造を有する場合、重みは1になる。この場合において、例えば画像の変化量が0.2であるときは、重み付けされた変化量は、0.2×1=0.2となる。一方、例えば監視対象の場所を含む建物が柔構造を有する場合、重みは0.5になる。この場合において、例えば画像の変化量が0.2であるときは、重み付けされた変化量は、0.2×0.5=0.1となる。
図9は、場所に存在する物品の数と重みとの関係の一例を示す図である。この例では、物品の数が多い程、重みが小さくなる。例えば監視対象の場所に存在する物品の数が0である場合、重みは1になる。この場合において、例えば画像の変化量が0.2であるときは、重み付けされた変化量は、0.2×1=0.2となる。一方、例えば監視対象の場所に存在する物品の数が1000である場合、重みは0.5になる。この場合において、例えば画像の変化量が0.2であるときは、重み付けされた変化量は、0.2×0.5=0.1となる。
判定手段236は、ステップ24において重み付けされた変化量に応じて、監視対象の場所の被害度を判定する(ステップ25)。例えば、重み付けされた変化量が0.2である場合、被害度は0.2になる。一方、重み付けされた変化量が0.1である場合、被害度は0.1になる。決定手段237は、ステップ25において判定された被害度に応じて、監視対象の場所に関する対処の優先度を決定する(ステップ26)。例えば被害度が0.2以上の場合には優先度「高」が決定され、被害度が0.1以上0.2未満の場合には優先度「中」が決定され、被害度が0.1未満の場合には優先度「低」が決定されてもよい。出力制御手段238は、監視対象の場所を示す情報と、ステップ27において決定された優先度とを含む画面320を表示部136に表示させる(ステップ27)。
図10は、画面320の一例を示す図である。この画面320には、地図が含まれる。地図上には、監視対象の場所A〜Eを示す画像321〜325が、それぞれ、場所A〜Eに対応する位置に表示される。画像321〜325には、それぞれ、監視対象の場所A〜Eを識別する情報と、その場所A〜Eに関する対処の優先度とが含まれる。また、監視対象の場所A〜Eのうち場所A及び場所Bは、いずれも優先度が「高」であり、それらの間の距離が所定の距離以下である。この場合、場所Aと場所Bとを含む所定範囲の領域326は、地域対処の優先度が高い場所が集中している地域、すなわち被害が大きい地域であるため、他の領域と区別して表示される。例えば領域326は、網掛けをして表示されてもよいし、色を付けて表示されてもよい。監視員は、画面320を見ることにより、監視対象の場所A〜Eに関する対処の優先度を認識することができる。例えば監視員は、対処員に対して、優先度が高い順に監視対象の場所A〜Eに行って被害の状況を確認する作業を行うよう指示してもよい。また、監視員は、対処員に対して、領域326を重点的に巡回するよう指示してもよい。
なお、上述した実施形態では、「撮像装置110」、「第2取得手段234」、「表示部136」、「画像311」、「画像312」が、それぞれ、本発明に係る「撮像手段」、「取得手段」、「出力手段」、「第1画像」、「第2画像」として用いられている。
上述した実施形態によれば、監視対象の場所の特徴に応じて重み付けされた画像の変化量に基づいて、監視対象の場所の被害度が決定されるため、監視対象の場所の被害の状況をより正確に判定することができる。また、画像の変化量に対して、監視対象の場所の階数、監視対象の場所を含む建物の構造、監視対象の場所に存在する物品の量に応じた重み付けが行われるため、これらの特徴を加味した被害の状況を判定することができる。さらに、監視対象の場所の被害度に応じた優先度が表示されるため、監視対象の場所に関する対処の優先度を認識することができる。
3.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態に対し、種々の変形がなされてもよい。また、以下の変形例が組み合わせて実施されてもよい。
上述した実施形態において、地震の発生後、復旧していない場所に関する対処の優先度を上げてもよい。この場合、算出手段233は、上述した変化量(以下、「第1変化量」という。)に加えて、監視対象の場所を撮影した複数の画像のうち地震の発生が検知された時点の後に撮影された2以上の画像の間の変化量(以下、「第2変化量」という。)を算出してもよい。決定手段237は、例えば監視対象の場所を撮影した複数の場所のうち第1変化量が第1所定量以上であり、第2変化量が第2所定量以下の場所について、優先度を上げてもよい。或いは、決定手段237は、監視対象の場所を撮影した複数の場所のうち第1変化量が第1所定量以上であり、第2変化量が第2所定量以下である状態が所定時間以上継続している場所について、優先度を上げてもよい。第1所定量は、例えば地震により被害が発生したと考えられる画像の変化量である。第2所定量は、例えば地震の後、復旧作業が行われていないと考えられる画像の変化量である。ここでは、第1所定量が0.1であり、第2所定量が0.01であるものとする。この場合、図6に示す例では、時点t1に撮影された画像311と時点t3に撮影された画像312との変化量が0.1以上であり、時点t3に撮影された画像312と時点t4に撮影された画像313との変化量が0.01以下であるときは、この監視対象の場所の優先度が「高」になってもよい。これにより、地震の発生後、復旧していない場所に関する対処を優先して行うことができる。
また、上記の第2変化量を加味して優先度を決定する方法は、第1の地震の後、比較的大きな余震が発生して優先度が更新される場合にも適用できる。第1の地震の発生後、復旧していない状態では例えば什器等の稼動物は移動限界まで移動して停止した状態であるため、余震が発生しても画像上で大きな変動が検出されない可能性がある。そうすると監視対象では画像変化なしとして優先度が低い値に更新されてしまう。これは本願発明の課題とは逆に画像の変化が小さくても実際の被害が深刻である状況を見逃すことになる。そのため上記第2所定量を、余震が発生した場合を想定した値(例えば0.02)に設定することで余震による画像上の変化が小さくても優先度を高く設定することができる。
上述した実施形態において、優先度が所定度以上の場所を示す情報だけが出力されてもよい。この所定度は、早急に対処が必要であると考えられるような優先度である。例えば所定度は、「高」又は「中」であってもよい。例えば所定度が「高」である場合、図10に示す例では、優先度が「高」の場所A、B、及びDを示す画像321、322、及び324だけが表示されてもよい。この場合、優先度が「中」又は「低」の場所C及びEを示す画像323及び325は表示されない。また、画面320には、判定手段236により判定された被害度が表示されてもよい。さらに、監視対象の場所を示す情報又は優先度の出力は、表示に限定されない。この出力は、例えば通信回線140を介した送信であってもよいし、印刷であってもよいし、音の出力であってもよい。
上述した実施形態において、判定手段236は、必ずしも被害度を判定しなくてもよい。例えば判定手段236は、重み付けされた画像の変化量に基づいて、監視対象の場所の被害の状況を判定してもよい。例えば重み付けされた変化量が所定量以上である場合には、被害ありと判定され、重み付けされた変化量が所定量より少ない場合には、被害なしと判定されてもよい。この所定量は、例えば地震により被害が発生したと考えられる画像の変化量である。
上述した実施形態において、図3に示される監視装置130の機能の一部が他の装置により実現されてもよい。例えば監視装置130に代えて撮像装置110が、地震検知手段232及び算出手段233を有していてもよい。
監視システム100、撮像装置110、又は監視装置130において行われる処理のステップは、上述した実施形態で説明した例に限定されない。この処理のステップは、矛盾のない限り、入れ替えられてもよい。本発明は、監視システム100、撮像装置110、又は監視装置130において行われる処理のステップを備える方法として提供されてもよい。
本発明は、撮像装置110又は監視装置130において実行されるプログラムとして提供されてもよい。このプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
本明細書で使用する「第1」、「第2」という記載は、それを使用した要素の量又は順序を限定するものではない。これらの記載は、2つ以上の要素を区別するために使用されており、例えば数字を入れ替えて用いられてもよい。
100:監視システム、110:撮像装置、130:監視装置、131:プロセッサ、132:メモリ、133:ストレージ、134:通信部、135:入力部、136:表示部、231:第1取得手段、232:地震検知手段、233:算出手段、234:第2取得手段、235:重み付け手段、236:判定手段、237:決定手段、238:出力制御手段

Claims (6)

  1. 監視対象の場所の複数の画像を時間軸に沿って撮影する撮像手段と、
    前記撮影された複数の画像のうち、地震の発生時点の前に撮影された第1画像と、前記時点の後に撮影された第2画像との変化量を算出する算出手段と、
    前記地震により前記場所において発生する変化に関連する前記場所の特徴を示す特徴情報を取得する取得手段と、
    前記算出された変化量に対して、前記取得された特徴情報に応じた重み付けを行う重み付け手段と、
    前記重み付けされた変化量に応じて、前記場所の被害の状況を判定する判定手段と
    を備える監視システム。
  2. 前記場所は、建物内にあり、
    前記特徴情報は、前記建物における前記場所の階数を示す情報、前記建物の構造を示す情報、又は前記場所に存在する物品の量を示す情報を含む
    請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記判定手段は、前記算出された変化量と前記重みとを乗じることにより得られる前記場所の被害度を判定する
    請求項1又は2に記載の監視システム。
  4. 前記判定された被害の状況に応じて、前記場所に関する対処の優先度を決定する決定手段と、
    前記決定された優先度を出力する出力手段とをさらに備える
    請求項1から3のいずれか1項に記載の監視システム。
  5. 前記変化量は、第1変化量であり、
    前記算出手段は、さらに前記複数の画像のうち前記時点の後に撮影された2以上の画像の間の第2変化量を算出し、
    前記決定手段は、監視対象の複数の場所のうち前記第1変化量が第1所定量以上であり、前記第2変化量が第2所定量以下の場所について、前記優先度を上げる
    請求項4に記載の監視システム。
  6. 撮像手段が監視対象の場所を時間軸に沿って撮影した複数の画像を示す画像情報を取得する第1取得手段と、
    前記取得された画像情報が示す前記複数の画像のうち、地震の発生時点の前に撮影された第1画像と、前記時点の後に撮影された第2画像との変化量を算出する算出手段と、
    前記地震により前記場所において発生する変化に関連する前記場所の特徴を示す特徴情報を取得する第2取得手段と、
    前記算出された変化量に対して、前記取得された特徴情報に応じた重み付けを行う重み付け手段と、
    前記重み付けされた変化量に応じて、前記場所の被害の状況を判定する判定手段と
    を備える監視装置。
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