JP2019178931A - レーン情報表示システム、レーン情報表示プログラム - Google Patents

レーン情報表示システム、レーン情報表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】全てのレーンについてのレーン情報を利用者の追加操作無しで視認可能にする技術の提供。【解決手段】車両の前方の交差点からの退出方向を各レーンについて取得する退出方向取得部と、ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に前記退出方向を示すアイコンを前記レーンが並ぶ順に表示するレーン情報表示制御部であって、前記表示枠の個数よりも前記レーンの個数が多い場合、前記表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する前記表示枠に2個以上の前記アイコンを通常より縮小して表示することで、全ての前記レーンについての前記アイコンを前記画面に表示するレーン情報表示制御部と、を備えるレーン情報表示システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、レーン情報表示システム、レーン情報表示プログラムに関する。
従来、車両の前方の交差点についてのレーン情報(当該交差点への進入道路上のレーン毎に決められた当該交差点からの退出方向を示す情報)を案内することが知られている。特許文献1には、レーン情報の案内において、表示可能レーン数より実際のレーン数が多い場合、超過分のレーンを非表示にする代わりにレーンをスクロール表示するためのアイコンを表示し、当該アイコンが操作された場合に、超過分のレーンを表示することが記載されている(0036段落)。
特開2015−155857号公報
しかし従来の構成では、利用者は、スクロールさせるための操作を行わなければ表示されていない超過分のレーンの退出方向を視認することができない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、全てのレーンについての退出方向を利用者の追加操作無しで視認可能にする技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、レーン情報表示システムは、車両の前方の交差点からの退出方向を当該交差点への進入道路の各レーンについて取得する退出方向取得部と、ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に退出方向を示すアイコンをレーンが並ぶ順に表示するレーン情報表示制御部であって、表示枠の個数よりもレーンの個数が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを画面に表示するレーン情報表示制御部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、レーン情報表示プログラムは、コンピュータを、車両の前方の交差点からの退出方向を当該交差点への進入道路の各レーンについて取得する退出方向取得部、ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に退出方向を示すアイコンをレーンが並ぶ順に表示するレーン情報表示制御部であって、表示枠の個数よりもレーンの個数が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを画面に表示するレーン情報表示制御部、として機能させる。
すなわち、レーン情報表示システム、プログラムでは、表示枠の個数よりもレーンの個数が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを画面に表示する。したがってこの構成によれば、利用者は追加で操作を行うことなく、車両の前方の交差点に進入する道路上の全てのレーンについて当該交差点からの退出方向を視認可能である。
レーン情報表示システムの構成を示すブロック図である。 図2Aは表示枠の説明図、図2Bはレーン情報の例を示す図、図2Cはレーン情報の表示例を示す図である。 図3Aはレーン情報の例を示す図、図3B〜図3Dはレーン情報の表示例を示す図である。 レーン情報表示処理のフローチャートである。 図5Aおよび図5Bは推奨レーングループの強調表示例を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)レーン情報表示システムの構成:
(2)レーン情報表示処理:
(3)他の実施形態:
(1)レーン情報表示システムの構成:
図1は、車両に搭載されたレーン情報表示システムの構成を示すブロック図である。本実施形態においてレーン情報表示システムは、ナビゲーションシステム10によって実現される。ナビゲーションシステム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と記録媒体30とを備えており、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。
記録媒体30には地図情報30aが記録されている。地図情報30aは、車両が走行する道路区間の端点に対応するノードの位置等を示すノードデータ、ノード間の道路区間の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、道路周辺に存在する施設を示す施設データ等を含んでいる。
本実施形態においては、ノードが示す交差点への進入道路のレーン構成を示すレーン情報が各リンクデータに対して対応付けられて記録されている。例えば、あるリンクデータがあるノードへの進入道路を示しており、当該あるノードが示す交差点への進入道路上に3個のレーンが存在し、左レーン、中央レーン、右レーンのそれぞれにおいて、直進および左折が可能、直進が可能、右折が可能である場合、これらを示す情報がレーン情報としてリンクデータに対応付けられている。すなわちリンクデータに対して、リンクの終点の交差点からのレーン毎の退出方向を示すレーン情報が対応付けて記録されている。
オブジェクト表示情報30bは、ナビゲーションシステム10が後述するユーザI/F部44のディスプレイに表示する様々なオブジェクト(文字や図形、アイコン等)の形状や色を示す情報を含んでいる。本実施形態においてはオブジェクト表示情報30bには、交差点からの退出方向を示すアイコンの形状や色を示す情報が含まれる。制御部20はオブジェクト表示情報30bに基づいて交差点からの退出方向を示すアイコンを含む様々なオブジェクトをディスプレイに表示することができる。
本実施形態にかかる車両は、GNSS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43とユーザI/F部44とを備えている。GNSS受信部41は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の現在位置を取得する。車速センサ42は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ43は、車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。車速センサ42およびジャイロセンサ43等は、車両の走行軌跡を特定するために利用され、本実施形態においては、車両の出発地と走行軌跡とに基づいて現在位置が特定され、当該出発地と走行軌跡とに基づいて特定された車両の現在地がGNSS受信部41の出力信号に基づいて補正される。
ユーザI/F部44は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部である。ユーザI/F部44は、タッチパネル式のディスプレイからなる入力部を兼ねた表示部や、各種スイッチ等の入力部や、スピーカ等の音声出力部を備えている。
本実施形態において制御部20は、ROMや記録媒体に記録された図示しないナビゲーションプログラムを実行可能である。ナビゲーションプログラムは、ユーザI/F部44のディスプレイに車両の現在位置が含まれる地図を表示して運転者を目的地まで案内する機能を制御部20に実現させるプログラムである。すなわち、制御部20は、ナビゲーションプログラムにより、出発地から目的地までの経路を探索し、探索結果を走行予定経路として取得する。制御部20は、ナビゲーションプログラムにより、走行予定経路に沿った走行を誘導する案内を実行することができる。また、ナビゲーションプログラムは、車両の前方の交差点のレーン情報を表示する機能を実現させるために、レーン情報表示プログラム21を含んでいる。
レーン情報表示プログラム21は、当該機能を制御部20に実現させるため、退出方向取得部21aと、推奨レーン取得部21bと、スクロール指示受付部21cと、レーン情報表示制御部21dと、を備えている。退出方向取得部21aは、車両の前方の交差点からの退出方向を当該交差点への進入道路の各レーンについて取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、制御部20は退出方向取得部21aの機能により、地図情報30aを参照し、走行予定経路において車両の前方に存在する交差点に進入する走行予定経路上の道路区間に対応するリンクデータに対応付けられたレーン情報を取得する。
レーン情報表示制御部21dは、ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に退出方向を示すアイコンをレーンが並ぶ順に表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。さらにレーン情報表示制御部21dは、表示枠の個数(表示枠数とも言う)よりもレーンの個数(レーン数とも言う)が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを画面に表示する機能を制御部20に実現させる。
図2Aは、本実施形態における交差点からの退出方向を示すアイコンの表示枠を説明する図である。本実施形態においては、ユーザI/F部44のディスプレイの画面に車両の現在位置を含む地図が表示され、当該画面の中央上部に直近の交差点についてのレーン情報表示部440a(図2Aを参照)が配置される構成を想定している。レーン情報表示部440aには、直近の交差点への進入道路上のレーン毎の当該交差点からの退出方向をそれぞれ示すアイコンが表示される。当該アイコンの表示枠の個数の最大値は本実施形態においては6個(F1〜F6)である。なお交差点への進入道路上のレーンの個数が6より小さい場合、レーン情報表示部440a内に設定される表示枠の個数はレーンの個数と同数である。
制御部20は、退出方向取得部21aの機能により取得した退出方向を示すアイコンを、レーン情報表示制御部21dの機能によりレーン情報表示部440aの表示枠にレーンが当該交差点への進入道路上で実際に並んでいる順(並び順)に割り当てて表示する。例えば図2Bに示すように、対象交差点(本実施形態においては走行予定経路上における車両の前方の直近の交差点)への進入道路(走行予定経路上の道路)においてレーンが6個存在し、各レーンの退出方向がそれぞれ当該交差点に向かって左から順に、左折、直進、直進、直進、直進、右折である場合について説明する。制御部20は、地図情報30aを参照してこれらのレーン情報(レーンの個数と各レーンの退出方向)を取得すると、レーンの個数と表示枠の個数(最大値)が一致するため、1表示枠に1レーンを並び順に割り当てる。そして制御部20は、各表示枠に、割り当てたレーンに対応付けられた退出方向を示すアイコンを通常の大きさで表示する。その結果図2Cに示すように、レーン情報表示部440aにおいて、左端の表示枠(F1)にレーンL1の左折アイコン、右端の表示枠(F6)にレーンL6の右折アイコン、中央の残りの4つの表示枠(F2〜F5)にレーンL2〜L5にそれぞれ対応する直進アイコンが表示される。
なお、レーンの個数が表示枠の個数の最大値よりも少ない場合、制御部20は、レーンの個数と同数の表示枠をレーン情報表示部440a内に設定し、レーンの並び順に1表示枠につき1レーンを割り当て、各表示枠に対して割り当てられたレーンの退出方向を示すアイコンを表示する。このように、レーンの個数が表示枠の個数以下である場合は、1個の表示枠に対して1個のレーンを割り当て、各レーンに対応する退出方向を示すアイコンを1個の表示枠内に通常の大きさで表示する。
一方で、レーンの個数が表示枠の個数(最大値)より多い場合、制御部20は、デフォルト表示態様としては、推奨レーン(詳細は後述する)を可能な限り中央に近い1個の表示枠に割り当て、推奨レーンに隣接するレーンからレーンの並び順にレーンを端の表示枠を除いて1表示枠に1レーンずつ割り当て、残った未割り当てのレーンを端の表示枠に割り当てる。なおここで、「可能な限り中央に近い」表示枠は、レーンの並び順を保ったまま全ての表示枠F1〜F6に1以上のレーンが割り当てられる(いずれの表示枠も空欄にならない)限りにおいて最大限中央に近い表示枠を意味する。そしてレーンが1個のみ割り当てられている表示枠については当該レーンの退出方向を示すアイコンを通常の大きさで表示し、2個以上のレーンが割り当てられている表示枠(左端または右端の少なくともいずれか一方)については、割り当てられた2個以上のレーンに対応する各アイコンを縮小表示することで、全てのレーンについての退出方向を示すアイコンをレーン情報表示部440aに表示する。
図3Aに示すように、対象交差点への進入道路においてレーンが9個(L1〜L9)存在し、各レーンの退出方向がそれぞれ当該交差点に向かって左から順に、左折、左折、直進、直進、直進、直進、右折、右折、右折である場合を例にして具体的に説明する。
例えば、推奨レーンが退出方向として「左折」が対応付けられたレーンL2(図3Aを参照)である場合、制御部20は、中央の表示枠(F3やF4)側に可能な限り近い表示枠である表示枠F2にレーンL2を割り当てる。また制御部20は、レーンL2の左側に隣接するレーンL1を左端の表示枠F1に割り当てる。また制御部20は、レーンL2の右側に隣接するレーンL3からレーンを右端の表示枠F6を除く表示枠にレーンの並び順に割り当てる。すなわち制御部20は、表示枠F3〜F5にレーンL3〜F5をそれぞれ順に割り当てる。最後に制御部20は、右端の表示枠F6に残りのレーンL6〜L9を割り当てる。そして、制御部20は図3Bに示すように、レーンが1個ずつ割り当てられた表示枠F1〜F5については、割り当てられたレーンの退出方向を示すアイコンを通常の大きさで表示し、4個のレーンが割り当てられた右端の表示枠F6については、割り当てられた4個のレーンの退出方向を示すアイコンを縮小表示する。なお1個の表示枠に複数割り当てられた各レーンのアイコンは、レーンの並び順を保ったまま表示枠の並ぶ方向に並行に並べられた状態で縮小表示される。また制御部20は、退出方向を示すアイコンが縮小表示されている右端の表示枠F6の右側にアイコンS1を表示する。アイコンS1は右端の表示枠に複数のレーンのアイコンがまとめて表示されている状態であることを示すアイコンである。
また例えば、推奨レーンが退出方向として「右折」が対応付けられたレーンL9(図3Aを参照)である場合、制御部20は、中央の表示枠(F3やF4)側に可能な限り近い表示枠である表示枠F6にレーンL9を割り当てる。レーンL9は最右に位置するレーンであるため、制御部20はレーンL9の左側に位置するレーンについて割り当てを行う。すなわち制御部20は、レーンL9の左側に隣接するレーンL8からレーンを左端の表示枠F1を除く表示枠にレーンの並び順に割り当てる。すなわち制御部20は、表示枠F5〜F2にレーンL8〜L5をそれぞれ順に割り当てる。最後に制御部20は、左端の表示枠F1に残りのレーンL4〜L1を割り当てる。そして制御部20は図3Cに示すように、レーンが1個ずつ割り当てられた表示枠F2〜F6については、割り当てられたレーンの退出方向を示すアイコンを通常の大きさで表示し、4個のレーンが割り当てられた左端の表示枠F1については、割り当てられた4個のレーンの退出方向を示すアイコンを縮小表示する。また制御部20は、退出方向を示すアイコンが縮小表示されている左端の表示枠F1の左側にアイコンS2を表示する。アイコンS2は左端の表示枠に複数のレーンのアイコンがまとめて表示されている状態であることを示すアイコンである。
また例えば、推奨レーンが退出方向として「直進」が対応付けられたレーンL4(図3Aを参照)である場合、制御部20は、中央に可能な限り近い表示枠である表示枠F3にレーンL4を割り当てる。また制御部20は、レーンL4の左側に隣接するレーンL3を左端の表示枠F1を除く表示枠F3の左側に位置する表示枠F2に割り当て、左端の表示枠F1に左側に残るレーンL2,L1を割り当てる。また制御部20は、レーンL4の右側に隣接するレーンL5からレーンを右端の表示枠F6を除く表示枠にレーンの並び順に割り当てる。すなわち制御部20は、表示枠F4〜F5にレーンL5〜F6をそれぞれ順に割り当てる。また制御部20は、右端の表示枠F6に右側に残るレーンL7〜L9を割り当てる。そして、制御部20は図3Dに示すように、レーンが1個ずつ割り当てられた表示枠F2〜F5については、割り当てられたレーンの退出方向を示すアイコンを通常の大きさで表示し、複数のレーンが割り当てられた左端の表示枠F1や右端の表示枠F6については、割り当てられた複数のレーンの退出方向を示すアイコンを縮小表示する。
このように、レーンの個数が表示枠の個数より多い場合であっても、全てのレーンについての退出方向がレーン情報表示部440aに表示されるため、運転者は追加の操作なしに全てのレーンについての退出方向を視認することができる。またデフォルト表示態様においては、推奨レーンにおける退出方向を示すアイコンは1個の表示枠において通常の大きさで表示されるため、運転者は推奨レーンのアイコンに注目しやすい。また、デフォルト表示態様においては、また、端部の表示枠に複数個まとめて表示されているアイコンについても、縮小されてはいるもののそのアイコンが示している退出方向の矢印の形状や色や並び順等から、運転者は、当該端部側に存在するレーンの概要(どの退出方向のレーンが何個存在するか等)を認識することができる。
なお、上記の割り当て方針の他にも例えば、推奨レーンと同じ退出方向が対応付けられているレーンを推奨レーングループとして特定し、推奨レーングループに属するレーンが可能な限り多く通常の大きさで表示されるように推奨レーングループに属するレーンを表示枠に割り当てる方針が採用されてもよい。この方針によると、例えば、推奨レーンが図3AにおけるレーンL3(直進)である場合、図3BのようにレーンL3が中央に可能な限り近い表示枠に割り当てられる訳ではないが、図3Dのように4個の直進レーンL3〜L6の全てが通常の大きさで表示されることとなる。この場合、推奨レーングループに属する推奨レーン以外のレーンも推奨レーングループ以外のレーンより優先的に通常の大きさで表示されるため、運転者は、推奨レーンと退出方向が同じレーンが他にどの程度存在するのか等の情報を認識しやすい。
なお、図3B〜図3D等に示すように、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、端部の表示枠において縮小表示するアイコンの個数に応じて当該縮小表示対象のアイコンの表示形態を変化させる。本実施形態においては、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、縮小表示対象のアイコンを表示枠が並ぶ仮想平面において表示枠が並ぶ方向と直交する軸を中心に、中央の表示枠を向く方向に90度未満回転した形態で表示する。なお制御部20は、端部以外の表示枠において1表示枠あたりに1個のアイコンを通常の大きさで表示する場合のアイコンを、表示枠が並べられる仮想平面において回転しない形態で(回転角0度で)表示する。回転角90度はアイコンを側方から見る状態となり、この場合、アイコンを正面から見た形状が推認できないため回転角は90度未満とする。
縮小表示するアイコンの個数に応じた表示形態の変化として例えば、縮小表示するアイコンの数がN+1個(Nは2以上の整数)の場合は、N個の場合よりも1アイコンに対応する領域の幅(表示枠が並ぶ方向における長さ)が小さくなるように各アイコンが表示されてもよい。あるいは、N+1個の場合はN個の場合よりも各アイコンに対応する領域の間隔(表示枠が並ぶ方向における間隔)が狭くても良い。またあるいは、N+1個の場合はN個の場合よりも各アイコンに対応する領域同士の重なり量が多くてもよい。
推奨レーン取得部21bは、車両の走行が推奨される推奨レーンを取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち制御部20は推奨レーン取得部21bの機能により、走行予定経路に含まれる交差点での進行方向を特定する。また、制御部20は、地図情報30aのレーン情報を参照し、当該交差点への進入道路のレーン構成を特定する。そして、制御部20は、走行予定経路に含まれる交差点での進行方向に向けて車両を走行させる際に走行すべきレーンを特定し、推奨レーンとして取得する。このように取得された推奨レーンはレーン情報表示の際に利用される。
スクロール指示受付部21cは、表示枠の一端から他端に向かう方向のスクロール指示を受け付ける機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。なおスクロール指示受付部21cの機能により制御部20は、車両と対象交差点との距離が既定距離より大きい場合にはスクロール指示を受け付けるが、車両と対象交差点との距離が既定距離以下となった場合、スクロール指示を受け付けない。
車両と表示対象の交差点との距離が既定距離より大きい場合に、表示枠の一端から他端に向かう方向のスクロール指示を検知すると、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、一端において縮小表示されていたアイコンのうちの少なくとも1個を表示枠1個に対して1個割り当て、当該表示枠において通常の大きさでアイコンを表示する(なおその結果、他端においては、縮小表示されるアイコンの数が少なくとも1個増加する)。例えば図3Dに示す状態において右端の表示枠F6から左端の表示枠F1に向かう方向のスクロール指示を検知すると、制御部20は、右端の表示枠F6において縮小表示されていた3個のレーンL7,L8,L9を図3Cに示すように1個の表示枠に1個ずつ割り当て通常の大きさで表示する。このように、本実施形態の構成によれば、スクロール指示を行うことによって運転者は、端の表示枠においてまとめて表示されているレーンの退出方向を自身が視認しやすいように通常の大きさで表示させることができる。
なお、表示枠の一端から他端に向かう方向のスクロール指示は、例えばタッチパネル式のディスプレイ上における表示枠上での一端から他端に向かう方向のスワイプ操作やフリック操作によってなされてもよいし、一端側に表示されているアイコン(S1またはS2)に対するタップ操作によってなされてもよい。また、当該スクロール指示は、タッチパネル式のディスプレイとは別の入力部(方向キー等)に対する操作によってなされてもよい。
このように、車両と対象交差点との距離が既定距離より大きい間は、制御部20は、スクロール指示を受け付け、スクロール指示に応じて表示枠に対するレーンの割り当てをずらす。車両と対象交差点との距離が既定距離以下となった場合、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、推奨レーンにおける退出方向を示すアイコンを通常の大きさで表示する。すなわち、車両と対象交差点との距離が既定距離より大きい期間になされたスクロール指示に応じて推奨レーンが縮小表示された状態であったとしても、車両と対象交差点との距離が既定距離以下になると制御部20は、推奨レーンを通常表示する上述のデフォルト表示態様に戻す。例えば推奨レーンがL4(図3Aを参照)であってデフォルト表示態様においては図3Dに示すように表示されていたが、右端から左端に向かう方向のスクロール指示に応じて図3Cに示すような表示に遷移した状態であっても、車両と対象交差点との距離が既定距離以下になると再び図3Dに示すデフォルト表示態様に戻る。このように、車両と対象交差点との距離が既定距離以下になると、自動的に推奨レーンが見やすい態様で表示される状態となるため、運転者にとって便利である。
また、車両と対象交差点との距離が既定距離以下となって以降、制御部20はスクロール指示を受け付けない。したがってレーン情報表示部440aにおいては図3Dのデフォルト表示態様が、車両が対象交差点を通過するまで継続することとなる。そのため、運転者は推奨レーンの位置を把握しやすい。なお、車両と対象交差点との距離が既定距離以下となった場合、例えば交差点拡大図を表示し、交差点における進行方向を示す音声メッセージを出力する構成であってもよい。
なお、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、推奨レーンと退出方向が同じレーンのグループ(推奨レーングループ)の全レーンを強調表示する。例えば推奨レーングループの全レーンのアイコンの表示態様を推奨レーングループ以外のレーンのアイコンの表示態様より注意を引きやすい態様とすることを決定する。具体的には例えば、制御部20は、推奨レーンが属するグループ以外のグループのレーンのアイコンの表示色を無彩色(例:灰色)とし、推奨レーンが属するグループのレーンのアイコンの表示色を有彩色(例:青色)とする。図5Aおよび図5Bは、推奨レーングループに属するレーンのアイコンの強調表示例を示している。図5Aおよび図5Bの例では、退出方向として「直進」が対応付けられているレーンが推奨レーングループに属していること示している。「直進」レーンが「右折」レーンや「左折」レーンよりも強調表示されることによって、推奨レーンと退出方向が同じレーンの存在を運転者は認識しやすい。
(2)レーン情報表示処理:
次に、制御部20が実行するレーン情報表示処理を、図4を参照しながら説明する。レーン情報表示処理は、車両が交差点を通過する毎に次に通過予定の交差点(直近の交差点)を対象に実行される。レーン情報表示処理が開始されると、制御部20は、退出方向取得部21aの機能により、対象交差点のレーン情報を取得する(ステップS100)。すなわち制御部20は、地図情報30aを参照し、対象交差点への走行経路上の進入道路のレーン数と、各レーンにおける退出方向を取得する。
続いて制御部20は推奨レーン取得部21bの機能により、推奨レーンを取得する(ステップS105)。すなわち制御部20は、走行予定経路に沿って走行するための対象交差点における進行方向を取得し、当該交差点を当該進行方向に向けて走行させるために走行すべきレーン(推奨レーン)を取得する。続いて制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、推奨レーンと退出方向が同じレーンのグループ(推奨レーングループ)の全レーンを強調表示設定する(ステップS110)。すなわち制御部20は、推奨レーングループに属する全てのレーンを特定し、当該レーンを強調表示することを設定する。
続いて制御部20は、レーン情報表示制御部21dの機能により、レーン数は表示枠数より多いか否かを判定する(ステップS115)。ステップS115においてレーン数が表示枠数よりも多いと判定されない場合、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、各レーンを並び順に1表示枠当たり1レーンずつ割り当てる(ステップS130)。例えば図2Bおよび図2Cを用いて上述したように、制御部20は1表示枠に1レーンをレーンの並び順に割り当てる。
ステップS115においてレーン数は表示枠数より多いと判定される場合、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、推奨レーンを可能な限り中央に近い1表示枠に割り当て、推奨レーン以外のレーンを推奨レーンに隣接するレーンから端以外の表示枠にレーンの並び順に1表示枠に1レーンずつ割り当て、残りのレーン(未割り当てのレーン)を、端の表示枠に割り当てる(ステップS120)。すなわち制御部20は、図3A〜図3Dを参照して上述したように表示枠に対して推奨レーンやその他のレーンを割り当てる。
続いて制御部20は、レーン情報表示制御部21dの機能により、1表示枠に複数割り当てられたレーンのアイコンを縮小する(ステップS125)。具体的には制御部20は、縮小表示対象のアイコンを表示枠が並ぶ仮想平面において表示枠が並ぶ方向と直交する軸を中心に90度未満回転した形態にオブジェクト表示情報30bを参照して変形処理する。また制御部20は、縮小表示するアイコンの個数に応じて上述したようにアイコンの変形の態様を変化させる。
ステップS130またはステップS125を実行後、制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、各表示枠に割り当てられたレーンのアイコンを表示する(ステップS135)。1表示枠に1個のみ割り当てられたレーンのアイコンについては、制御部20はオブジェクト表示情報30bを参照してアイコンの画像を通常の大きさで表示枠に対応するRAMの領域に描画する。1表示枠に複数割り当てられたレーンのアイコンについてはステップS125(または後述するS160)で変形処理された状態のアイコンの画像を表示枠に対応するRAMの領域に描画する。なお制御部20は、ステップS110の処理結果に従って、推奨レーンが属するグループの全レーンのアイコンをその他のレーンのアイコンと比較して運転者の注目を引きやすい色で描画する。制御部20は、RAMの描画内容を既定のタイミングでディスプレイに表示させる。以上のステップS100〜S135が実行されることによってデフォルト表示態様で対象交差点のレーン情報が表示されることとなる。
続いて制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、車両と対象交差点との距離が既定距離以下であるか否かを判定する(ステップS140)。すなわち制御部20は、車両の現在位置を取得する。また制御部20は、地図情報30aを参照して対象交差点の位置を取得する。そして制御部20は車両の現在位置から対象交差点までの走行予定経路上の距離を取得し、当該距離が既定距離以下であるか否かを判定する。
ステップS140において車両と対象交差点との距離が既定距離以下であると判定されない場合、制御部20はスクロール指示受付部21cの機能により、スクロール指示を検知したか否かを判定する(ステップS145)。制御部20は、ディスプレイの画面上の表示枠の位置においてスワイプ操作やフリック操作を検知した場合や、アイコンS1またはアイコンS2に対するタップ操作を検知した場合に、スクロール指示を検知したと判定する。
ステップS145においてスクロール指示を検知したと判定される場合、制御部20はスクロール指示受付部21cの機能により、スクロール指示は有効であるか否かを判定する(ステップS150)。例えばレーン数が表示枠数(最大値)より多く、かつ、右端の表示枠において2個以上のアイコンが縮小表示されている場合、かつ、右端から左端に向かう方向のスクロール指示が検知された場合は、当該スクロール指示は有効と判定する。また例えば、レーン数が表示枠数より多く、かつ、左端の表示枠において2個以上のアイコンが縮小表示されており、かつ、左端から右端に向かう方向のスクロール指示が検知された場合も、制御部20は、当該スクロール指示は有効と判定する。それ以外の場合、制御部20は、スクロール指示は有効であると判定しない。
ステップS150においてスクロール指示は有効であると判定された場合、制御部20は当該スクロール指示に応じて各表示枠に割り当てるレーンをずらす(ステップS155)。その結果、表示枠の一端に複数個まとめて割り当てられていたレーンの少なくとも1個が表示枠1個に対して1個割り当てられ、表示枠の他端においてはまとめて割り当てられるレーンの個数が少なくとも1個増える。
続いて制御部20はレーン情報表示制御部21dの機能により、ステップS125と同様に、1表示枠に複数割り当てられたレーンのアイコンを縮小する(ステップS160)。続いて制御部20はステップS135の処理に進む。なおステップS145においてスクロール指示を検知したと判定されない場合、制御部20はステップS135の処理に進む。また、ステップS150においてスクロール指示は有効であると判定されない場合、制御部20はステップS135の処理に進む。
以上のステップS140〜S160およびS135の処理によって、車両と対象交差点との距離が既定距離以下でない間、運転者はスクロール指示によって表示枠に対するレーンの表示位置を変更することができる。
ステップS140において車両と対象交差点との距離が既定距離以下であると判定される場合、制御部20はステップS115の処理に戻り、ステップS115〜S135の処理を繰り返す。従って、車両と対象交差点との距離が既定距離以下になると、スクロール指示は受け付けられない。また、車両と対象交差点との距離が既定距離以下となると、自動的にデフォルト表示態様で対象交差点のレーン情報が表示されることとなる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、表示枠の個数よりもレーンの個数が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを表示する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、ナビゲーションシステム10は、車両等に搭載された装置であっても良いし、スマートフォン等の可搬型の端末によって実現される装置であっても良いし、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現される装置であっても良い。
さらに、レーン情報表示システムを構成する退出方向取得部21a、推奨レーン取得部21b、スクロール指示受付部21c、レーン情報表示制御部21dの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、退出方向取得部21aや推奨レーン取得部21bの機能の一部がサーバで実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
退出方向取得部は、車両の前方の交差点からの退出方向を当該交差点への進入道路の各レーンについて取得することができればよい。例えば、直近の交差点だけでなく、直近の交差点を含む走行予定経路における車両の前方の複数個の交差点のそれぞれについて、当該交差点への進入道路のレーン毎の退出方向を取得する構成であってもよい。この場合、レーン情報表示制御部においては、各交差点についてのレーン情報を通過予定順に並べたレーンリストをディスプレイに表示してもよい。
なお、上記実施形態においては、走行予定経路を誘導案内中の動作を前提としていたため、走行予定経路上の車両の前方の交差点の退出方向を取得する構成であったが、必ずしも走行予定経路が設定された状態でなくてもよい。走行予定経路が設定されていない状態で、車両の前方の例えば直近の交差点の退出方向を取得する構成であってもよい。
また、レーンに対応付けられた退出方向は、左折、直進、右折等の1レーンごとに1方向である構成に限定されない。例えばあるレーンの退出方向として、左折と直進の2方向が対応付けられても良い。また、方向は、左折、直進、右折に限定されず、Uターンが含まれていてもよいし、さらに細かい分解能で表現されてもよい。
推奨レーン取得部は、車両の走行が推奨される推奨レーンを取得することができればよい。推奨レーンは交通状況に応じて動的に変化する構成であってもよい。また推奨レーンは、運転者の運転技能のレベルに応じて異なる構成であってもよい。なお、走行予定経路が設定されていない場合は、推奨レーンの取得は省略されてもよい。また、走行予定経路が設定されている場合においても、推奨レーンの取得が省略されてもよい。
推奨レーンの取得が省略される構成の場合のデフォルト表示態様は種々想定しうるが、例えば、デフォルト表示態様として、全レーンのうちの中央に位置するレーンを中央の表示枠に割り当てる構成であってもよい。また例えば、デフォルト表示態様として、直進レーンが両端以外の表示枠において最も多く位置するように割り当てる構成であってもよい。
スクロール指示受付部は、表示枠の一端から他端に向かう方向のスクロール指示を受け付けることができればよい。通過予定順に複数の交差点のそれぞれについてのレーン情報を並べたレーンリストを表示する構成の場合、直近以外の交差点についてはスクロール指示を受け付け、直近の交差点についてはスクロール指示を受け付けないという構成であってもよい。
レーン情報表示制御部は、ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に退出方向を示すアイコンをレーンが並ぶ順に表示し、表示枠の個数よりもレーンの個数が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを表示することができればよい。縮小表示するアイコンは、表示枠が並ぶ仮想平面において表示枠が並ぶ方向と直交する軸を中心に、中央の表示枠を向く方向と反対の方向に90度未満回転した形態で表示されてもよい。なお、縮小表示するアイコンは、上述の軸回りに回転させた形態で表示する以外にも、例えば回転させずに単に幅を縮小して表示する構成であってもよい。
また、スクロール指示に応じて表示枠に対するレーンの割り当てをずらす場合、スクロール量(スワイプ操作における指の移動量や、フリック操作における指の移動速度や、アイコンS1・S2に対するタップ操作の回数等)に応じてずらす量を変化させてもよい。また、表示枠に対して割り当てるレーンをずらす場合、移動前の表示枠から移動後の表示枠アイコンが少しずつ移動する過程や、縮小表示されていたアイコンが通常の大きさのアイコンに変化していく過程が表示されてもよい。
さらに、本発明のように、表示枠の個数よりもレーンの個数が多い場合、表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する表示枠に2個以上のアイコンを通常より縮小して表示することで、全てのレーンについてのアイコンを表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…ナビゲーションシステム、20…制御部、21…レーン情報表示プログラム、21a…退出方向取得部、21b…推奨レーン取得部、21c…スクロール指示受付部、21d…レーン情報表示制御部、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…オブジェクト表示情報、41…GNSS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…ユーザI/F部、440a…レーン情報表示部

Claims (7)

  1. 車両の前方の交差点からの退出方向を前記交差点への進入道路の各レーンについて取得する退出方向取得部と、
    ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に前記退出方向を示すアイコンを前記レーンが並ぶ順に表示するレーン情報表示制御部であって、前記表示枠の個数よりも前記レーンの個数が多い場合、前記表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する前記表示枠に2個以上の前記アイコンを通常より縮小して表示することで、全ての前記レーンについての前記アイコンを前記画面に表示するレーン情報表示制御部と、
    を備えるレーン情報表示システム。
  2. 前記表示枠の一端から他端に向かう方向のスクロール指示を受け付けるスクロール指示受付部を備え、
    前記レーン情報表示制御部は、
    前記スクロール指示が受け付けられると、前記一端において縮小表示されていた前記アイコンを前記表示枠1個に対して1個割り当て、当該表示枠において前記通常の大きさで表示する、
    請求項1に記載のレーン情報表示システム。
  3. 前記スクロール指示受付部は、前記車両と前記交差点との距離が既定距離以下となった場合、前記スクロール指示を受け付けない、
    請求項2に記載のレーン情報表示システム。
  4. 前記車両の走行が推奨される推奨レーンを取得する推奨レーン取得部を備え、
    前記レーン情報表示制御部は、
    前記車両と前記交差点との距離が既定距離以下となった場合、前記推奨レーンについての前記アイコンを前記通常の大きさで表示する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のレーン情報表示システム。
  5. 前記レーン情報表示制御部は、
    縮小表示対象の前記アイコンの個数に応じて当該アイコンの表示形態を変化させる、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のレーン情報表示システム。
  6. 前記レーン情報表示制御部は、
    縮小表示対象の前記アイコンを、前記表示枠が並ぶ仮想平面において前記表示枠が並ぶ方向と直交する軸を中心に回転した形態で表示する、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載のレーン情報表示システム。
  7. コンピュータを、
    車両の前方の交差点からの退出方向を前記交差点への進入道路の各レーンについて取得する退出方向取得部、
    ディスプレイの画面に一列に並べられた複数の表示枠に前記退出方向を示すアイコンを前記レーンが並ぶ順に表示するレーン情報表示制御部であって、前記表示枠の個数よりも前記レーンの個数が多い場合、前記表示枠の両端のうち少なくとも一方の端に位置する前記表示枠に2個以上の前記アイコンを通常より縮小して表示することで、全ての前記レーンについての前記アイコンを前記画面に表示するレーン情報表示制御部、
    として機能させるレーン情報表示プログラム。
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