JP2019178640A - 圧縮着火式エンジンの制御装置 - Google Patents

圧縮着火式エンジンの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】混合気の燃焼状態をより良好にすることのできる圧縮着火式エンジンの制御装置を提供する。【解決手段】排気通路50の触媒55aよりも下流側の部分と吸気通路30とを連通して排気ガスの一部を吸気通路30に還流させるEGR通路84と、EGR通路84に設けられた開閉可能なEGR弁86と、吸気通路30のEGR通路84との接続部分よりも下流側に設けられて吸気を過給する過給機70とを設け、エンジンが冷機状態にあり、且つ、エンジン負荷が所定の基準負荷未満の状態でエンジンが運転されているとき、EGR弁86を開弁させるとともに、過給機70によって吸気を過給させる。【選択図】図1

Description

本発明は、気筒と、気筒に導入される吸気が流通する吸気通路と、気筒から排出された排気ガスが流通する排気通路とを備え、空気と燃料との混合気が前記気筒内で圧縮着火燃焼するように構成された圧縮着火式エンジンを制御する装置に関する。
従来、エンジンの分野では、吸気を過給するための過給機を設けることが行われている。また、エンジンから排出されるNOxを抑制するために、排気ガスの一部を吸気通路に還流するためのEGR装置を設けることが行われている。
例えば、特許文献1には、電気エネルギーにより駆動される電動過給機が吸気通路に設けられるとともに、排気通路のうち触媒よりも上流側の部分と吸気通路のうち電動過給機よりも下流側の部分とを連通するEGR通路を含み触媒に流入する前の排気ガスを吸気通路に還流するEGR装置が設けられたエンジンが開示されている。
このエンジンでは、さらに、EGR通路の途中にこれを通過するガスであるEGRガスを冷却するクーラが設けられるとともに、このクーラをバイパスするバイパス通路が設けられている。そして、エンジンが冷機状態(ピストンやピストンが嵌装されるシリンダの温度が低い状態)にあり気筒内の温度が低いことに伴って燃料と空気の混合気の着火性が悪化しやすいときに、この着火性を高めるべく、前記のクーラを介さずにEGRガスを吸気通路に還流させるように構成されている。
特開2010−180710号公報
前記の特許文献1の構成では、エンジンが冷機状態にあるときにEGRガスとして吸気通路に還流されるのは、触媒を通過する前の排気ガスである。触媒を通過する前の排気ガスには、NOx、HC、HO、およびスート等の不純物が多量に含まれており、この排気ガスの比重は高い。そのため、所定の量のEGRガスを吸気通路ひいては気筒内に導入しても、気筒内においてEGRガスと空気および燃料とが十分に混じりあわず、混合気の燃焼状態を充分に適切にできないおそれがある。特に、混合気を圧縮させて自着火させる圧縮着火式のエンジンでは、気筒内で混合気が適切に分布していないと着火時期が不適切になる等に伴い燃焼状態が悪化しやすくなる。
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、混合気の燃焼状態をより良好にすることのできる圧縮着火式エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、気筒が形成されたエンジン本体と、気筒に導入される吸気が流通する吸気通路と、気筒から排出された排気ガスが流通する排気通路とを備え、空気と燃料との混合気が前記気筒内で圧縮着火燃焼するように構成されたエンジンを制御する装置であって、前記排気通路に設けられた排気ガス浄化用の触媒と、前記排気通路の前記触媒よりも下流側の部分と前記吸気通路とを連通して排気ガスの一部を吸気通路に還流させるEGR通路と、前記EGR通路に設けられた開閉可能なEGR弁と、前記吸気通路の前記EGR通路との接続部分よりも下流側に設けられて吸気を過給する過給機と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出部と、前記エンジン本体の温度を検出する温度検出部と、前記EGR弁および前記過給機を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記温度検出部による検出温度に基づいてエンジンが冷機状態にあることが確認され、且つ、前記運転状態検出部による検出結果に基づいてエンジン負荷が所定の基準負荷未満の状態でエンジンが運転されていることが確認された特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記EGR弁を開弁させるとともに、前記過給機によって吸気が過給されるように当該過給機を駆動する、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置を提供する。
この構成によれば、エンジンが冷機状態にあり、且つ、エンジン負荷が基準負荷未満という特定条件下であって、混合気の着火性が悪くなりやすいときに、過給機によって吸気が過給されるとともに、空気よりも温度の高い排気ガスの一部が吸気通路ひいては気筒内に導入される。そのため、混合気の圧縮端温度を高くして混合気の着火性を高めることができるとともに、NOxの排出を抑制することができる。
しかも、この構成では、前記の特定条件下において吸気通路に還流される排気ガスは、排気通路の触媒を通過した後の排気ガスである。そのため、触媒を通過する前の(つまり多くの不純物を含む)排気ガスを還流する場合とは異なり、比較的比重が軽く空気と混じり易い排気ガスをEGRガスとして気筒に導入することができる。さらに、この構成では、このEGRガスが吸気通路のうち過給機よりも上流側に導入される。そのため、過給機においてEGRガスと空気とを充分に混合することができる。これにより、空気、EGRガス、および燃料の三者が比較的均一に混じり合った混合気をつくり出すことができ、混合気の燃焼状態を良好にすることができる。
前記構成において、前記過給機は、電気エネルギーによって駆動される電動過給機である、のが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、排気のエネルギーによって吸気を過給するターボ過給機に比べて、エンジン負荷が基準負荷未満と低く排気のエネルギーが低いときにも吸気を適切に過給することができる。
前記構成において、前記吸気通路に接続されて、前記電動過給機をバイパスするバイパス通路と、前記吸気通路のうち前記バイパス通路の下流端が接続される部分よりも下流側に設けられて当該吸気通路を開閉する吸気絞り弁とをさらに備え、前記制御部は、前記特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記電動過給機で過給された吸気の一部が前記バイパス通路を通じて前記電動過給機に戻される吸気循環流が形成されるように前記吸気絞り弁を制御するのが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、前記の特定条件下において、前記の吸気循環流の形成によって電動過給機により吸気が繰り返し圧縮される。そのため、特定条件下において、圧縮端温度をより一層高くして混合気の着火性を高めることができる。さらに、EGRガスと空気とを繰り返し混ぜ合わせることができ、空気、EGRガス、および燃料の三者がより均一に混じり合った適切な混合気を形成することができる。
前記構成において、前記バイパス通路に設けられた開閉可能なバイパス弁をさらに備え、前記制御部は、前記特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記バイパス弁の開度を、前記吸気絞り弁の開度よりも開き側で且つ全開よりも閉じ側の開度にする、のが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、電動過給機に導入される吸気の量を確保して前記の吸気循環流を確実に形成することができる。また、バイパス通路を逆流する吸気が低開度のバイパス弁の周囲の隙間を通過する際の抵抗から生じる熱エネルギーにより吸気の温度をさらに上昇させることができる。従って、混合気の着火性および燃焼状態をより確実に良好にできる。
前記構成において、前記電動過給機よりも下流側の前記吸気通路に設けられて吸気を冷却するインタークーラと、前記吸気通路に接続されて、前記インタークーラをバイパスするインタークーラバイパス通路と、前記インタークーラバイパス通路を開閉するインタークーラバイパス弁とをさらに備え、前記制御部は、前記特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記インタークーラバイパス弁を開弁するのが好ましい(請求項5)。
この構成によれば、前記の特定条件下において、電動過給機によって過給された吸気がインタークーラによって冷却されることなく気筒に導入される。そのため、圧縮端温度をより一層高くして、混合気の着火性および燃焼状態をより確実に良好にすることができる。
幾何学的圧縮比が13以上且つ16以下と比較的低いディーゼルエンジンでは、特に前記の特定条件下において圧縮端温度が低く抑えられて混合気の着火性が悪くなりやすい。従って、このようなエンジンに前記構成が適用されれば、効果的に混合気の着火性ひいては燃費性能を高めることができる(請求項6)。
以上説明したように、本発明によれば、圧縮着火式エンジンにおいて、混合気の燃焼状態をより良好にすることができる。
本発明のエンジンの制御装置が適用されたエンジンの好ましい実施形態を示すシステム図である。 エンジンの制御系統を示すブロック図である。 低負荷領域での制御の流れを示したフローチャートである。 エンジンの運転マップを示した図である。 吸気循環流を説明するため図である。
(1)エンジンの全体構成
図1は、本発明のエンジンの制御装置が適用されたエンジンの好ましい実施形態を示すシステム図である。本図に示されるエンジンは、走行用の動力源として車両に搭載された4サイクルのディーゼルエンジンであり、エンジン本体1と、エンジン本体1に導入される吸気が流通する吸気通路30と、エンジン本体1から排出された排気ガスが流通する排気通路50と、吸気通路30を流通する吸気を圧縮しつつエンジン本体1に送り出すターボ過給機60及び電動過給機(過給機)70と、排気通路50を流通する排気ガスの一部を吸気通路30に還流する高圧EGR装置80A及び低圧EGR装置80Bとを備えている。
エンジン本体1は、複数の気筒2が図1の紙面と直交する方向に直列に配置された直列多気筒エンジンである。本実施形態では、エンジン本体1には4つの気筒2が設けられている。図1では、複数の気筒2のうちの1つのみを示している。エンジン本体1は、シリンダブロック3、シリンダヘッド4及びピストン5を備える。ピストン5の冠面には、下方(シリンダヘッド4から離間する方向)に凹むキャビティ6aが形成されている。シリンダブロック3は、前述の4つの気筒2を形成するシリンダライナー3aを有する。シリンダヘッド4は、シリンダブロック3の上面に取り付けられ、気筒2の上部開口を塞いでいる。ピストン5は、各気筒2に往復摺動可能に収容されており、コネクティングロッド8を介してクランク軸7と連結されている。ピストン5の往復運動に応じて、クランク軸7はその中心軸回りに回転する。
ピストン5の上方には燃焼室6が形成されている。燃焼室6には、後述する燃料噴射弁15からの噴射により、軽油を主成分とする燃料が供給される。燃焼室6内において、供給された燃料が圧縮着火により燃焼し、その燃焼による膨張力で押し下げられたピストン5が上下方向に往復運動する。気筒2の幾何学的圧縮比、つまりピストン5が上死点にあるときの燃焼室6の容積とピストン5が下死点にあるときの燃焼室の容積との比は、13以上16以下に設定されている。
シリンダブロック3には、クランク軸7の角度(クランク角)およびクランク軸7の回転速度(エンジン回転速度)を検出するクランク角センサSN1が設けられている。また、シリンダヘッド4には、エンジン本体1(シリンダブロック3およびシリンダヘッド4)の内部を流通する冷却水の温度(エンジン水温)を検出するエンジン水温センサSN2が設けられている。
なお、水温センサSN2は、請求項にいう「温度検出部」の一例に該当し、当該水温センサSN2により検出されるエンジン水温は、請求項にいう「エンジン本体の温度」の一例に該当する。
シリンダヘッド4には、燃焼室6と連通する吸気ポート9及び排気ポート10が形成されている。シリンダヘッド4の底面は燃焼室6の天井面を形成している。この天井面には、吸気ポート9の下流端である吸気側開口と、排気ポート10の上流端である排気側開口とが形成されている。シリンダヘッド4には、前記吸気側開口を開閉する吸気バルブ11と、前記排気側開口を開閉する排気バルブ12とが組み付けられている。また、シリンダヘッド4には、吸気バルブ11、排気バルブ12を各々駆動する吸気側動弁機構13、排気側動弁機構14が配設されている。
シリンダヘッド4には、さらに、燃焼室6に燃料(軽油)を噴射する燃料噴射弁15が設けられている。燃料噴射弁15は、例えば、燃焼室6の天井面中央から放射状に燃料を噴射する多噴孔型の噴射弁である。
吸気通路30は、単管状の吸気管32と、吸気管32に吸気流の上流側から順に設けられた、エアクリーナ31、インタークーラ41、サージタンク35を備えている。吸気通路30には、吸気管32から分岐してインタークーラ41をバイパスするI/Cバイパス通路36が設けられている。
エアクリーナ31は、吸気中の異物を除去する。インタークーラ41は、水冷式の熱交換器であり、当該インタークーラ41を通過する吸気を冷却する。
吸気管32は、その途中部が二股に分岐するように形成されている。すなわち、吸気管32は、単管状の主通路部32aと、主通路部32aの途中部から分岐して下流側において再び主通路部32aに合流するバイパス通路32cとを有している。第主通路32aは、後述する電動過給機70(電動モータ70M)に通じる通路である。バイパス通路32cは、電動過給機70をバイパスする通路である。バイパス通路32cには、当該バイパス通路32cを開閉可能なバイパス弁321が設けられている。主通路部32aの、バイパス通路32cの下流端の接続部分よりも下流側の部分には、当該主通路32aを開閉可能なスロットル弁(吸気絞り弁)341が設けられている。
I/Cバイパス通路36は、吸気管32のスロットル弁341とインタークーラ41との間の部分と、吸気管32のインタークーラ41とサージタンク35との間の部分とを連通している。I/Cバイパス通路36の途中部には、I/Cバイパス通路36を開閉可能なI/Cバイパス弁(インタークーラバイパス弁)361が設けられている。I/Cバイパス弁36が全開にされると、吸気通路30内のほとんどすべての吸気(空気)が、インタークーラ41を通過せず流路抵抗のより小さいI/Cバイパス通路36を通る。
排気通路50は、複数の気筒2の各排気ポート10から延びる複数の独立排気通路51(図1にはそのうちの1つのみが示されている)と、各独立排気通路51が集合した排気集合部から下流側に延びる単管状の共通排気通路53とを有している。共通排気通路53には、排気ガスを浄化するための触媒55aを内蔵した触媒コンバータ55が設けられている。触媒55aは、例えば、排気ガス中のCOおよびHCを酸化して無害化する酸化触媒、尿素を用いて排気ガス中のNOxを還元して無害化するNOx触媒、および排気ガス中のスート(煤)を捕集するDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)が含まれる。なお、図示は省略したが、触媒55aの上流側には、共通排気通路53ひいては触媒55aに尿素を供給する尿素インジェクタが設けられている。
ターボ過給機60は、排気の圧力を動力源として吸気を過給する装置であって、タービン61及びコンプレッサ62を含む。タービン61は、排気通路50を流通する排気ガスにより回転駆動される。コンプレッサ62は、タービン61と連動して回転し、吸気通路30を流通する吸気を圧縮する。コンプレッサ62は、上流側吸気通路32における電動過給機70よりも上流側の部分に配置されている。タービン61は、共通排気通路53における触媒コンバータ55よりも上流側の部分に配置されている。排気通路50には、タービン61をバイパスするためのバイパス通路63が設けられている。このバイパス通路63には、当該バイパス通路63を開閉可能なウェストゲート弁64が設けられている。
電動過給機70は、電気エネルギーを動力源として吸気を過給する装置であって、電力の供給を受けて回転駆動力を発生する電動モータ71Mと、電動モータ71Mによって回転駆動されるコンプレッサ72Cとを含む。コンプレッサ72Cは、吸気管32を流通する吸気を過給する。コンプレッサ72Cは、吸気通路30において、ターボ過給機60のコンプレッサ62よりも下流側に配置されている。
高圧EGR装置80A及び低圧EGR装置80Bは、排気通路50から排気を取り出し、吸気通路30へ取り出された排気を還流させる装置である。高圧EGR装置80Aは、ターボ過給機60のタービン61よりも上流側を流れる排気ガスの一部を、電動過給機70のコンプレッサ72Cよりも下流側の吸気通路30に還流する。低圧EGR装置80Bは、触媒コンバータ55よりも下流側を流れる排気ガスの一部を、コンプレッサ62よりも上流側の吸気通路30に還流する。
高圧EGR装置80Aは、高圧EGR通路81、高圧EGRクーラ82及び高圧EGR弁83を含む。高圧EGR通路81は、排気通路50のタービン61よりも上流側の部分と、吸気通路30のスロットル弁341及びバイパス弁361よりも下流側の部分(サージタンク35)とを連通している。高圧EGRクーラ82は、高圧EGR通路81を通過するEGRガスを冷却する。高圧EGR弁83は、高圧EGR通路81を開閉する。電動過給機70は、高圧EGR通路81を通して還流させる高圧EGRガスの増加に伴い、コンプレッサ62を通過する排気量が減少することによるターボ過給機60の過給能力の低下を補完する役目を果たす。
低圧EGR装置80Bは、低圧EGR通路84、チャンバ87、低圧EGRクーラ85及び低圧EGR弁86を含む。低圧EGR通路84は、排気通路50の触媒コンバータ55よりも下流側の部分と、吸気通路30のコンプレッサ62よりも上流側の部分とを連通している。この配置により、低圧EGR通路84を通過するEGRガスには、HC、CO、スート、NOxが微小量しか含有されていない。チャンバ87は、内側に所定の空間を備える箱状部材である。チャンバ87は、低圧EGR通路84よりも流路面積が大きくなるように構成されている。これに伴い、チャンバ87に流入したEGRガスは減圧され、EGRガスから水の一部が除去される。つまり、排気ガスには燃焼により生成した水が含まれており、チャンバ87内においてこの水の一部がEGR通路84を通過するEGRガスから除去される。低圧EGRクーラ85は、低圧EGR通路84を通過するEGRガスを冷却する。低圧EGR弁86は、低圧EGR通路84を開閉する。
ここで、請求項でいう「EGR通路」は低圧EGR通路84であり、請求項でいう「EGR弁」は低圧EGR弁86である。
上流側吸気通路32の上流部であって低圧EGR通路84の接続口とエアクリーナ31との間の部分には、吸気通路30を通じてエンジン本体1に導入される空気(新気)の流量を検出するエアフローセンサSN3が設けられている。サージタンク35には、その内部の吸気の圧力を検出する吸気圧センサSN4が設けられている。
(2)制御系統
図2は、当実施形態のエンジンの制御系統を示すブロック図である。本図に示されるPCM100は、エンジンを統括的に制御するためのマイクロプロセッサであり、周知のCPU、ROM、RAM等から構成されている。
PCM100には各種センサによる検出情報が入力される。具体的に、PCM100は、前述したクランク角センサSN1、水温センサSN2、エアフローセンサSN3、吸気圧センサSN4と電気的に接続されており、これらのセンサによって検出された各種情報、具体的には、エンジン回転数、エンジン水温、吸気量、吸気圧(過給圧)等の情報が、それぞれPCM100に逐次入力される。車両には、外気の温度(以下、外気温という)を検出するための外気温センサSN5、車両の走行速度(以下、車速という)を検出する車速センサSN6、アクセルペダルの開度(以下、アクセル開度という)を検出するアクセル開度センサSN7が設けられており、これらセンサSN5〜SN7による検出情報もPCM100に逐次入力される。
なお、クランク角センサSN1、アクセル開度センサSN7は、請求項にいう「運転状態検出部」の一例に該当し、これらセンサSN1、SN72によりエンジン負荷、エンジン回転数が検出される。
PCM100は、前記各センサSN1〜SN7からの入力情報に基づいて種々の判定や演算等を実行しつつエンジンの各部を制御する。すなわち、PCM100は、燃料噴射弁15、スロットル弁341、電動過給機70(電動モータ71M)、バイパス弁321、I/Cバイパス弁361、ウェストゲート弁64、高圧EGR弁83、低圧EGR弁86等と電気的に接続されており、前記演算の結果等に基づいてこれらの機器にそれぞれ制御用の信号を出力する。このようなPCM100は、請求項にいう「制御部」に相当する。
例えば、PCM100は、アクセル開度センサSN7により検出されるアクセル開度および車速センサSN6により検出される車速等に基づいてエンジンの負荷(要求トルク)を算出し、算出した負荷と、クランク角センサSN1により検出されるエンジン回転速度とに基づいて、燃焼室6に噴射すべき燃料の量(目標噴射量)を決定し、決定した目標噴射量に一致する量の燃料が燃焼室6に噴射されるように燃料噴射弁15を制御する。
(3)低負荷領域の制御
次に、低負荷領域での制御について、図3のフローチャートを用いて説明する。低負荷領域とは、図4に示すように、エンジン負荷が基準負荷Tq1未満の領域A1である。
図3のフローチャートは、低負荷領域A1でエンジンが運転されているときに実施されるフローである。つまり、PCM100は、低負荷領域A1でエンジンが運転されているか否かを判定し、低負荷領域A1でエンジンが運転されているときに図4のステップS1を開始する。
まず、PCM100は、ステップS1にて、エンジンの各種情報を読み込む。例えば、PCM100は、エンジン水温、エンジン回転数、アクセル開度等の情報を読み込む。
次に、PCM100は、ステップS2にて、エンジンが冷機状態にあるか否かを判定する。ここでいう冷機状態とは、エンジン水温が基準温度未満でありエンジン本体の温度が所定の温度未満の状態をいう。基準温度は予め設定された温度であって、例えば、50℃程度に設定されている。以下では、エンジンが冷機状態のときのことを冷機時という。また、エンジン水温が基準温度以上の状態にあるときのことを温間時という。
これより、PCM100は、エンジン水温が基準水温未満のときは冷機時であると判定し、エンジン水温が基準水温以上のときは温間時であると判定する。
ステップS2において冷機時であると判定されたときは、ステップS3に進む。つまり、冷機時で、且つ、低負荷領域A1でエンジンが運転されているという特定条件が成立すると、ステップS3が実施される。
ステップS3では、PCM100は、外気温が判定外気温以上であるか否かを判定する。判定外気温は予め設定されてPCM100に記憶されている。例えば、判定外気温は、20℃程度に設定されている。
ステップS3の判定がYESであって外気温が判定外気温以上のときは、ステップS4に進む。ステップS4では、PCM100は、低圧EGR弁86を開弁するとともに、I/Cバイパス弁361を開弁する。一方、バイパス弁321を全閉にする。また、PCM100は、電動過給機70(電動モータ71M)を駆動して、電動過給機70のコンプレッサ72Cを回転させる。なお、このとき、PCM100は、高圧EGR弁84は全閉にする。
ステップS4の後はステップS5に進み、PCM100は、スロットル弁341の開度と電動過給機70の回転数(電動モータ71Mの回転数およびコンプレッサ72Cの回転数)とを、それぞれ吸気量の目標値および吸気圧の目標値が実現されるように変更する。
具体的には、PCM100は、エンジン負荷(要求されているエンジントルク)を、エンジン回転数とアクセル開度とに基づいて算出し、エンジン負荷とエンジン回転数とに基づいて吸気量の目標値および吸気圧の目標値を算出する。例えば、PCM100には、エンジン負荷とエンジン回転数とについて吸気量の目標値および吸気圧の目標値がマップで記憶されており、PCM100は、算出したエンジン負荷と、現在のエンジン回転数とに対応する各値を各マップから抽出する。ステップS5の後は、処理を終了する(ステップS1に戻る)。
このように、冷機時で且つ低負荷領域A1でエンジンが運転されているとともに、外気温が判定外気温以上のときは、低圧EGR弁86が開弁されるとともに、I/Cバイパス弁361が開弁される一方、バイパス弁321は全閉にされる。
これにより、冷機時で且つ低負荷領域A1でエンジンが運転されているとともに、外気温が判定外気温未満のときには、低圧EGR装置80Bによって、触媒コンバータ55、チャンバ87を通過した後の排気ガスの一部が吸気通路30に還流される。以下、適宜、低圧EGR装置80Bによって吸気通路20に還流された排気ガスを低圧EGRガスという。また、この低圧EGRガスと空気とはターボ過給機62のコンプレッサ62を通過してコンプレッサ62で混合されるとともに、その後、この混合ガスのすべてが電動過給機70のコンプレッサ72Cに導入されてコンプレッサ72Cによってさらに混合されつつ過給される。そして、電動過給機70で過給および混合された低圧EGRガスと空気との混合ガスのほぼすべてが、インタークーラ41で冷却されることなく燃焼室6に導入される。
一方、ステップS3の判定がNOであって、冷機時で且つ低負荷領域A1でエンジンが運転されているとともに、外気温が判定外気温以上のときは、ステップS6に進む。ステップS6では、PCM100は、ステップS4と同様に、低圧EGR弁86を開弁し、I/Cバイパス弁361を開弁するとともに、電動過給機70(電動モータ71M)を駆動して電動過給機70のコンプレッサ72Cを回転させる。
一方、ステップS6では、バイパス弁321を開弁させる。また、ステップS6では、スロットル弁341の開度を全開よりも閉じ側の開度にするとともに、電動モータ71Mの回転数をアイドル回転数よりも高い回転数にする。このアイドル回転数は、電動モータ71Mおよび電動過給機70のコンプレッサ72Cの回転が維持される回転数のうち最も低い回転数である。
このように、バイパス弁321が開弁されてスロットル弁341の開度が閉じ側とされた状態で電動過給機70が駆動されることで、吸気通路30には、図5に示すように、電動過給機70で圧縮された吸気の一部がバイパス通路32cを逆流して再び電動過給機70に導入されるような流れ、つまり吸気循環流が形成される(図5の矢印X1参照)。本実施形態では、吸気循環流が確実に形成されるように、バイパス弁321の開度はスロットル弁341の開度よりも大きい開度(開き側の開度)とされる。なお、このときも、高圧EGR弁83は全閉とされる。
また、PCM100は、前記の吸気循環流が形成されつつ、吸気量の目標値および吸気圧の目標値が実現されるように、スロットル弁341の開度、バイパス弁321の開度、電動過給機70の回転数を変更する。
ステップS6の後は処理を終了する(ステップS1に戻る)。
このように、冷機時で且つ低負荷領域A1でエンジンが運転されているとともに、外気温が判定外気温未満のときは、低圧EGR弁86が開弁され、I/Cバイパス弁361が開弁されるとともに、吸気循環流が形成される。
これにより、冷機時で且つ低負荷領域A1でエンジンが運転されているとともに、外気温が判定外気温未満のときには、低圧EGRガスが吸気通路30に還流されて、低圧EGRガスと空気とがターボ過給機62のコンプレッサ62および電動過給機70のコンプレッサ72Cによって混合および過給される。特に、このときは、低圧EGRガスと空気との混合ガスは、電動過給機70によって繰り返し混合および過給される。そして、この混合ガスのほぼすべてが、インタークーラ41で冷却されることなく燃焼室6に導入される。
ステップS2に戻り、ステップS2の判定がNOであって温間時であると判定されたときは、ステップS10に進む。ステップS10では、PCM100は、I/Cバイパス弁361を全閉にするとともに、バイパス弁321を全閉にする。また、PCM100は、吸気量の目標値および吸気圧の目標値が実現されるように、スロットル弁341の開度、バイパス弁321の開度、電動過給機70の回転数を変更する。また、本実施形態では、このときにも、高圧EGRバルブ83を全閉にして低圧EGRバルブ86を開弁する。
(4)作用等
以上のように、本実施形態では、冷機時且つエンジン負荷が基準負荷未満という特定条件下であって混合気の着火性が悪くなりやすいときに、電動過給機70によって吸気が過給されるとともに、空気よりも温度の高いEGRガスが燃焼室6に導入される。そのため、混合気の圧縮端温度を高くして混合気の着火性を高めることができるとともに、NOxの排出を抑制することができる。
しかも、前記の特定条件下では高圧EGR装置80AによるEGRガスの還流は停止されて低圧EGR装置80BによってEGRガスが還流される。これより、前記の特定条件下において吸気通路30に還流されるEGRガスは、触媒55aを通過した後のガスである。そのため、触媒55aを通過する前の(つまり多くの不純物を含む)排気ガスを還流する場合とは異なり、比較的比重が軽く空気と混じり易い排気ガスをEGRガスとして燃焼室6に導入することができる。さらに、このEGRガスが電動過給機70よりも上流側に導入されることで、電動過給機70においてEGRガスと空気とを充分に混合することができる。従って、燃焼室6内に、空気、EGRガス、および燃料の三者が比較的均一に混じり合った混合気をつくり出すことができ、混合気の燃焼状態を良好にすることができる。
特に、前記の特定条件下において、電動過給機70によって吸気が過給される。そのため、排気のエネルギーによって吸気を過給するターボ過給機に比べて、エンジン負荷が基準負荷未満と低く排気のエネルギーが低いときにも吸気を適切に過給することができる。
また、本実施形態では、特定条件下でエンジンが運転されているとき、電動過給機70で過給された吸気の一部がバイパス通路32cを通じて電動過給機70に戻される吸気循環流が形成されるようにスロットル弁341が制御される。
そのため、前記の特定条件下において、電動過給機70により吸気を繰り返し圧縮させて吸気の温度ひいては燃焼室6内の圧縮端温度をより一層高くすることができ、混合気の着火性を高めることができる。また、EGRガスと空気とを繰り返し混ぜ合わせることができ、空気、EGRガス、および燃料の三者をより均一に混合させて燃焼室6内に適切な混合気を形成することができる。
また、本実施形態では、バイパス通路32cにバイパス弁321を設けて、前記の特定条件下でエンジンが運転されているときに、バイパス弁321の開度を、スロットル弁341の開度よりも開き側で且つ全開よりも閉じ側の開度にしている。
そのため、電動過給機70に導入される吸気の量を確保して前記の吸気循環流を確実に形成することができる。また、バイパス通路32cを逆流する吸気が低開度のバイパス弁321の周囲の隙間を通過する際の抵抗から生じる熱エネルギーにより吸気の温度をさらに上昇させることができる。従って、混合気の着火性および燃焼状態をより確実に良好にできる。
また、本実施形態では、インタークーラ41をバイパスするインタークーラバイパス通路36とインタークーラバイパス弁361とを設け、前記の特定条件下でエンジンが運転されているときには、インタークーラバイパス弁361を開弁する。
そのため、前記の特定条件下において、電動過給機70によって過給された吸気をインタークーラ41によって冷却されることなく燃焼室6内に導入できる。そのため、燃焼室6内の圧縮端温度をより一層高くして、混合気の着火性および燃焼状態をより確実に良好にすることができる。
(5)変形例
前記実施形態では、低圧EGR装置80Bに加えて高圧EGR装置80Aを設けた場合について説明したが、高圧EGR装置80Aは省略してもよい。
前記実施形態では、軽油を主成分とする燃料を圧着着火させるディーゼルエンジンに本発明の制御装置を適用した例について説明したが、本発明を適用可能なエンジンはこれに限らず、例えばガソリンを主成分とする燃料と空気との混合気を圧縮着火燃焼させるガソリンエンジンに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、電動過給機70に加えてターボ過給機60が設けられた場合について説明したが、ターボ過給機60は省略してもよい。
前記実施形態では、前記特定条件下において、主として電動過給機70によって低圧EGRガスと空気との混合を促進させる場合について説明したが、吸気通路30には低圧EGR通路84の接続部分よりも下流側にターボ過給機60のコンプレッサ62が設けられており、このコンプレッサ62によっても低圧EGRガスと空気との混合は促進される。従って、電動過給機70を省略してもよい。ただし、エンジン負荷が低いときは排気のエネルギーが低くターボ過給機60の過給力は低い。そのため、電動過給機70を設け、冷機時且つ低負荷領域A1において電動過給機70により吸気を過給するのが好ましい。
前記実施形態では、冷機時で且つ低負荷領域A1でエンジンが運転されているという特定条件が成立したときにおいて、外気温が判定外気温未満の場合に吸気循環流が形成されるように構成した場合について説明したが、特定条件が成立すれば外気温によらず吸気循環流が形成されるように構成してもよい。また、吸気循環流を形成する制御は省略してもよい。
また、前記実施形態では、インタークーラ41をバイパスするI/Cバイパス通路36およびこれを開閉するインタークーラバイパス弁361を吸気通路20に設けた場合について説明したが、これらは省略してもよい。
30 吸気通路
32C バイパス通路
36 インタークーラバイパス通路
41 インタークーラ
55a 触媒
70 電動過給機
80B 低圧EGR装置
84 低圧EGR通路(EGR通路)
86 低圧EGR弁(EGR弁)
100 PCM(制御部)
321 バイパス弁
341 スロットル弁(吸気絞り弁)
361 インタークーラバイパス弁
SN2 水温センサ(温度検出部)

Claims (6)

  1. 気筒が形成されたエンジン本体と、気筒に導入される吸気が流通する吸気通路と、気筒から排出された排気ガスが流通する排気通路とを備え、空気と燃料との混合気が前記気筒内で圧縮着火燃焼するように構成されたエンジンを制御する装置であって、
    前記排気通路に設けられた排気ガス浄化用の触媒と、
    前記排気通路の前記触媒よりも下流側の部分と前記吸気通路とを連通して排気ガスの一部を吸気通路に還流させるEGR通路と、
    前記EGR通路に設けられた開閉可能なEGR弁と、
    前記吸気通路の前記EGR通路との接続部分よりも下流側に設けられて吸気を過給する過給機と、
    エンジンの運転状態を検出する運転状態検出部と、
    前記エンジン本体の温度を検出する温度検出部と、
    前記EGR弁および前記過給機を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記温度検出部による検出温度に基づいてエンジンが冷機状態にあることが確認され、且つ、前記運転状態検出部による検出結果に基づいてエンジン負荷が所定の基準負荷未満の状態でエンジンが運転されていることが確認された特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記EGR弁を開弁させるとともに、前記過給機によって吸気が過給されるように当該過給機を駆動する、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載の圧縮着火式エンジンの制御装置において、
    前記過給機は、電気エネルギーによって駆動される電動過給機である、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置。
  3. 請求項2に記載の圧縮着火式エンジンの制御装置において、
    前記吸気通路に接続されて、前記電動過給機をバイパスするバイパス通路と、
    前記吸気通路のうち前記バイパス通路の下流端が接続される部分よりも下流側に設けられて当該吸気通路を開閉する吸気絞り弁とをさらに備え、
    前記制御部は、前記特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記電動過給機で過給された吸気の一部が前記バイパス通路を通じて前記電動過給機に戻される吸気循環流が形成されるように前記吸気絞り弁を制御する、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置。
  4. 請求項3に記載の圧縮着火式エンジンの制御装置において、
    前記バイパス通路に設けられた開閉可能なバイパス弁をさらに備え、
    前記制御部は、前記特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記バイパス弁の開度を、前記吸気絞り弁の開度よりも開き側で且つ全開よりも閉じ側の開度にする、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧縮着火式エンジンの制御装置において、
    前記電動過給機よりも下流側の前記吸気通路に設けられて吸気を冷却するインタークーラと、
    前記吸気通路に接続されて、前記インタークーラをバイパスするインタークーラバイパス通路と、
    前記インタークーラバイパス通路を開閉するインタークーラバイパス弁とをさらに備え、
    前記制御部は、前記特定条件下でエンジンが運転されているとき、前記インタークーラバイパス弁を開弁する、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧縮着火式エンジンの制御装置において、
    前記エンジンは、幾何学的圧縮比が13以上且つ16以下に設定されたディーゼルエンジンである、ことを特徴とする圧縮着火式エンジンの制御装置。
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