JP2019178529A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】上端部が天井まで達する建具で、上枠と天井との納まりを良好とした建具を提供する。【解決手段】建具1は、上枠21、下枠22及び左右の縦枠を有する枠体と、枠体内に開閉可能に設けられた障子3と、を備え、上枠21の屋内側を向く面は、天井仕上げ材Tの屋外側端面と対向し、上枠21は、少なくとも屋内側に樹脂で形成された樹脂上枠21Cを有し、上枠21には、上枠21の下面21aから天井仕上げ材Tの下面にまたがって配置された上枠見切り材420が設けられ、上枠見切り材420は、樹脂上枠21Cに形成され溝部に嵌合可能な嵌合部と、上枠21の下面から天井仕上げ材Tの下面にまたがって配置された見切り部と、を有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、建具に関するものである。
従来から、建築物の開口部に設置される建具として、開口部に固定される枠体と、枠体内に開閉可能に設けられた障子と、を備えたものが知られている。枠体の上枠が天井仕上げ材よりも僅かに下方に配置される場合には、上枠の屋内側に化粧部材を設けることがある(下記の特許文献1〜3参照)。
特開2015−55072号公報 特開2000−314273号公報 実開昭57−89672号公報
ところで、建具の枠体を開口部に固定する際には、四方枠状に形成された枠体を開口部に嵌め込んで、下枠を躯体に固定して、続いて縦枠及び上枠を躯体に固定する手順で行うことが一般的である。このように、下枠を基準として施工するため、上枠の下面が天井仕上げ材の下面と面一になるように設計された建具の場合には、下枠や床材等の施工誤差により、上枠の下面と天井仕上げ材の下面との間に段差が生じてしまい、見栄えが悪くなるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上端部が天井まで達する建具で、上枠と天井との納まりを良好とした建具を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を有する枠体と、該枠体内に開閉可能に設けられた障子と、を備え、前記上枠の屋内側を向く面は、天井仕上げ材の屋外側端面と対向し、前記上枠は、少なくとも屋内側に樹脂で形成された樹脂上枠を有し、前記上枠には、該上枠の下面から前記天井仕上げ材の下面にまたがって配置された上枠見切り材が設けられ、該上枠見切り材は、前記樹脂上枠に形成され溝部に嵌合可能な嵌合部と、前記上枠の下面から前記天井仕上げ材の下面にまたがって配置された見切り部と、を有することを特徴とする。
このように構成された建具では、天井仕上げ材の端面が枠体の上枠の屋内側を向く面に対向配置されるため、上枠の屋内側を向く面が天井仕上げ材で隠れて屋内側に露出することが抑制されている。また、上枠には、下面から天井仕上げ材の下面にまたがって配置された上枠見切り材が設けられている。よって、天井仕上げ材の下面と上枠の下面との間に段差があったとしても、当該段差は上枠見切り材で覆われて露出することが抑制されるため、上枠と天井(天井仕上げ材)との納まりを良好とすることができる。
また、上枠の少なくとも屋内側に設けられた樹脂上枠に形成された溝部に上枠見切り材の嵌合部を嵌合すれば、上枠見切り材の見切り部が上枠の下面から天井仕上げ材の下面にまたがって配置される。よって、上枠見切り材を樹脂上枠に容易に取り付けることができる。
また、本発明に係る建具は、前記枠体は、前記左右の縦枠の間に配置される方立を有し、前記上枠、前記下枠、前記左右の縦枠のうち前記障子の戸先側に配置される戸先側縦枠及び前記方立により屋内外方向に連通する開口部が形成され、前記戸先側縦枠及び前記方立には、屋内側に向かって突出する縦材見切り部が設けられ、前記縦材見切り部の前記開口部側を向く面に、前記上枠見切り材の端面が当接配置されていることが好ましい。
このように構成された建具では、縦材見切り部における開口部側を向く面には、上枠見切り材の端面が当接配置されているため、上枠見切り材の端面の露出が抑制され、見栄えが良い。
また、本発明に係る建具は、前記溝部には上下方向にわたって被係止部が形成され、前記嵌合部には、前記溝部の前記被係止部と係止可能な係止片が形成されていてもよい。
このように構成された建具では、溝部には上下方向のいずれかの位置の被係止部と嵌合部の係止片を係止させればよい。よって、天井仕上げ材の下面と上枠の下面との間の段差の高さに応じて、見切り材溝部の上下方向に変位させて取り付けることができる。
また、本発明に係る建具では、前記樹脂上枠は、前記天井仕上げ材と対向する天井対向壁部を有し、前記溝部は、前記天井対向壁部よりも屋外側に形成されていてもよい。
このように構成された建具では、樹脂上枠の天井対向壁部よりも屋外側に形成された溝部に上枠見切り材の嵌合部を嵌合すれば、上枠見切り材が取り付けられる。
本発明に係る建具によれば、上端部が天井まで達する建具で、上枠と天井との納まりを良好とすることができる。
本発明の一実施形態による建具を屋内側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態による建具を屋内側から見た正面図であり、障子が閉じた状態を示している。 本発明の一実施形態による建具を屋内側から見た正面図であり、障子が開いた状態を示している。 本発明の一実施形態による建具の縦断面図である。 本発明の一実施形態による建具の横断面図であり、障子が閉じて、網戸が開いた状態を示している。 本発明の一実施形態による建具の横断面図であり、障子が開いて、網戸が閉じた状態を示している。 図4のA部拡大図である。 本発明の一実施形態による建具と隣り合って配置される天井仕上げ材が、図7に示す位置よりも下方に配置された状態で、上枠見切り材の配置を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例による建具の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態による建築物に設けられる建具の一例として、片引き戸について図1から図8に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による建具を屋内側から見た斜視図である。図2は、本発明の一実施形態による建具を屋内側から見た正面図であり、障子が閉じた状態を示している。図3は、本発明の一実施形態による建具を屋内側から見た正面図であり、障子が開いた状態を示している。なお、図1では、建具が固定される建築物の図示を省略し、建具単独で示している。
図1から図3に示すように、片引き戸(建具)1は、建築物の開口に設けられ、四角形枠状に形成された枠体2と、枠体2に対してスライド可能に設けられた障子3と、を備えている。
以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向を屋内外方向とし、建築物の開口が壁部を貫通する方向(壁部に対向する方向)から見た際の左側と右側を結ぶ水平方向を左右方向とする。また、片引き戸1を構成する各部材や部品等は、前記開口に設けられている姿勢であるものとして、その姿勢における屋内外方向および左右方向を用いて説明する。左右方向において、障子を閉じる方向を閉鎖方向といい、開く方向を開放方向という。
片引き戸1は、アルミニウムと樹脂の複合のサッシである。枠体2には左右領域のうち一方(本実施形態では屋内側から見て右側)の第1領域の屋内側に躯体K(図2参照。以下同じ。)が設けられ、他方(屋内側から見て左側)の第2領域の屋内側に屋内外方向に連通する開口部2Aが形成された外付け構造となっている。
図4は、本発明の一実施形態による建具の縦断面図である。図5は、本発明の一実施形態による建具の横断面図であり、障子が閉じて、網戸が開いた状態を示している。図6は、本発明の一実施形態による建具の横断面図であり、障子が開いて、網戸が閉じた状態を示している。
図4から図6に示すように、枠体2は、全体が矩形状に形成されている。枠体2は、左右方向に延在する上枠21及び下枠22と、上枠21の両端部と下枠22の両端部とをそれぞれ連結し上下方向に延在する縦枠23,24と、左右の縦枠23,24どうしの間の左右方向の中間部分に設けられる方立25と、を有している。本実施形態では、上枠21、下枠22、縦枠23,24及び方立25は、それぞれアルミ合金等の金属製である。
方立25は、上枠21と下枠22とのそれぞれの左右方向の中間部分に連結されている。
また、枠体2の屋外側には、網戸5が左右方向に移動可能に設けられている(図5参照)。
図4に示すように、上枠21は、屋外側に配置され障子3の後述する上框31を開閉自在に支持する屋外側上枠部21Aと、屋内側に配置され開口部2Aを形成する上枠カバー21Cが取り付けられる屋内側上枠部21Bと、を有している。
屋外側上枠部21Aには、屋外側の端面から下方に向けて突出するとともに、左右方向に延びるフランジ形状の網戸レールガイド211と、屋内外方向の中間部分から下方に向けて突出するとともに、左右方向に延びるフランジ形状の障子レールガイド212と、が設けられている。
屋外側上枠部21Aにおける障子レールガイド212の屋内側には、上方に凹む上枠凹部213が設けられている。上枠凹部213には、ダンパー装置6を収納可能な上枠レール間カバー21Eが配置されている。
屋内側上枠部21Bには、複数箇所(3箇所)から下方に向けて突出するとともに、左右方向に延びる上枠カバー21Cの上部を固定するためのフランジ214a,214b,214cが設けられている。
フランジ214a,214b,214cは、この順に屋外側から屋内側に配置されている。フランジ214aは、下方に向かうにしたがって次第に屋内側に傾斜するように延びている。フランジ214b,214cは、鉛直下方に向かって延びている。
上枠カバー(樹脂上枠)21Cには、複数箇所(3箇所)から上方に向けて突出する取付片216a,216b,216cが設けられている。
取付片216a,216b,216cは、この順に屋外側から屋内側に配置されている。取付片216aは、上方に向かうにしたがって次第に屋外側に傾斜するように延びている。取付片216b,216cは、鉛直上方に向かって延びている。
取付片216aは、上枠21のフランジ214aに螺子217で螺合されている。取付片216b,216cは、それぞれフランジ214b,214cに嵌合されている。このようにして、上枠カバー21Cは、上枠21に取り付けられている。上枠カバー21Cの下面21aは、上述した開口部2Aの上側の面を構成している。
上枠カバー21Cの屋外側角部には、ヒレ部材215が設けられている。ヒレ部材215は、屋外側に向かうにしたがって次第に上方に向かって突出している。ヒレ部材215は、左右方向の全体にわたって延在している。ヒレ部材215は、障子3の後述する上框31の屋内側面31aに接触可能に設けられている。
上枠レール間カバー21Eは、上枠カバー21Cとは別体で設けられている。上枠レール間カバー21Eは、下側に向かって開口する縦断面略コ字状をなしている。上枠レール間カバー21Eは、上枠凹部213に係合された状態で上板21cがねじ固定や嵌め合わせ等により上枠凹部213の頂板213aに固定されている。
上枠カバー21C及び上枠レール間カバー21Eは、合成樹脂等の材料により形成されている。
図7は、図4のA部拡大図である。
図7に示すように、上枠カバー21Cの下部では、屋内側を向く面21bに、天井仕上げ材Tの端面(屋外側端面)t1が当接配置されている。上枠カバー21Cの下面21aには、屋内側の端部に、アングル配置部411が形成されている。アングル配置部411は、上枠カバー21Cの延在方向(左右方向)にわたって形成されている。
アングル配置部411は、第1段部412と、第2段部(天井対向壁部)413と、凹溝(溝部)414と、を有している。第1段部412は、上枠カバー21Cの下面21aから上方に凹んでいる。第2段部413は、第1段部412の屋内側の端部において、第1段部412から上方に凹んでいる。第2段部413の屋内側を向く面は、天井仕上げ材Tの端面t1と対向配置されている。凹溝414は、第2段部413よりも屋外側に設けられている。凹溝414は、第1段部412から上方に凹んでいる。
凹溝414は、凹部と凸部とが上下方向に連続した凹凸部(被係止部)415により形成されている。凹凸部415は、凹溝414の屋内側を向く面及び屋外側を向く面の両側に形成されている。
凹溝414には、上枠アングル(上枠見切り材)420が嵌合されている。上枠アングル420は、凹溝414の延在方向(左右方向)にわたって設けられている。
上枠アングル420は、嵌合部421と、見切り部431と、を有している。本実施形態では、上枠アングル420は、合成樹脂等の材料により形成されている。
嵌合部421は、見切り部431から上方に延びている。嵌合部421は、上枠カバー21Cの凹溝414に挿入され、凹凸部415に嵌合されている。
図7に示す状態で、上枠アングル420の嵌合部421の上端部421uと、上枠カバー21Cの凹溝414の底部(上端面)414tとの間には上下方向の空間が形成されている。このため、嵌合部421は凹溝414内でさら上方に移動可能とされている。
嵌合部421の先端部(上端部421u)には、下方に向かって延びる係止片423が設けられている。係止片423は、嵌合部421の屋内側を向く面及び屋外側を向く面の両側に形成されている。係止片423の先端部(下端部)が上枠カバー21Cの凹溝414の凹凸部415に係止可能とされている。係止片423は、上下方向に形成された凹凸部415のうち任意の凹凸部415に係止可能とされている。
見切り部431は、板状に形成されている。見切り部431は、板厚方向の上下方向に向けて配置されている。
見切り部431は、屋外側の上面432が、屋内側の上面433よりも下方に配置されている。上面432と上面433とは、傾斜面434で接続されている。傾斜面434は、屋内側から屋外側に向かうにしたがって次第に下方に向かうように形成されている。嵌合部421は、見切り部431の上面432から上方に延びている。
見切り部431は、天井仕上げ材Tに螺子(不図示)により固定されている。なお、見切り部431の上面に接着剤等を付着して、天井仕上げ材Tの下面tdに固定する等の固定方法であってもよい。
見切り部431は、上枠カバー21Cの下面21aから天井仕上げ材Tの下面tdにまたがって配置されている。換言すると、上枠カバー21Cと天井仕上げ材Tとの境界部は、見切り部431で覆われている。見切り部431の上面433が、天井仕上げ材Tの下面tdに当接配置されている。
上枠カバー21Cの下面21aは、天井仕上げ材Tの下面tdよりも僅かに下方に配置されている。上枠カバー21Cの第1段部412は、天井仕上げ材Tの下面tdと略同一高さに配置されている。上枠アングル420の下面420dは、上枠カバー21Cの下面21a及び天井仕上げ材Tの下面tdよりも下方に配置されている。
図8は、天井仕上げ材Tが、図7に示す位置よりも下方に配置された状態で、上枠アングル420の配置を示す図である。
図8に示すように、施工誤差等により、天井仕上げ材Tが図7に示す所定の高さよりも下方に配置された場合には、上枠アングル420が上枠カバー21Cの凹溝414内で図7に示す状態よりも下方に配置されている。上枠アングル420の見切り部431の上面433は、天井仕上げ材Tの下面tdに当接されている。
なお、天井仕上げ材Tが図7に示す所定の高さよりも上方に配置された場合には、上枠アングル420は上枠カバー21Cの凹溝414内で図7に示す状態よりも上方に配置可能である。詳細には、上枠アングル420の嵌合部421の上端部421uが凹溝414の底部(上端面)414tに当接する位置まで、上枠アングル420を上方に移動させることができる。
図4に示すように、下枠22は、屋外側に配置され障子3の後述する下框32を開閉自在に支持する屋外側下枠部22Aと、屋内側に配置され開口部2Aを形成する下枠カバー22Cが取り付けられる屋内側下枠部22Bと、を有している。
屋外側下枠部22Aには、屋外側の端面から上方に向けて突出するとともに、左右方向に延びるフランジ形状の網戸レールガイド221と、屋内外方向の中間部分から上方に向けて突出するとともに、左右方向に延びるフランジ形状の障子レールガイド222と、が設けられている。
屋外側下枠部22Aにおける障子レールガイド222の屋内側には、下方に凹む下枠凹部223が設けられている。下枠凹部223には、下枠レール間カバー22Eが配置されている。
障子レールガイド222の上端部には、障子3の下框32に設けられる戸車36が屋内外方向への移動が規制された状態で左右方向に走行可能に載置されている。
屋内側下枠部22Bには、上方に向けて突出するとともに、左右方向に延びる下枠カバー22Cの下部及び側面を固定するためのフランジ224が設けられている。
下枠カバー22Cの下部は、ねじ固定や嵌め合わせ等により屋内側下枠部22Bのフランジ224に固定されている。下枠カバー22Cの上面22aは、開口部2Aの下側の面を構成している。
下枠カバー22Cの屋外側角部には、ヒレ部材225が設けられている。ヒレ部材225は、屋外側に向かうにしたがって次第に下方に向かって突出している。ヒレ部材225は、左右方向の全体にわたって延在している。ヒレ部材225は、障子3の後述する下框32の屋内側面32bに接触可能に設けられている。
下枠レール間カバー22Eは、下枠カバー22Cとは別体で設けられ、ねじ固定や嵌め合わせ等により下枠凹部223に固定されている。
下枠カバー22C及び下枠レール間カバー22Eは、合成樹脂等の材料により形成されている。
下枠カバー22Cの上面22aには、屋内側に、アングル配置部441が形成されている。アングル配置部441には、下枠アングル450が嵌合されている。アングル配置部441及び下枠アングル450は、それぞれ上枠カバー21Cに形成されたアングル配置部411及び上枠アングル420を上下反転させた構成であり、各部の構成は同一の符号を付して説明を省略する。アングル配置部441の凹溝414には、下枠アングル450の嵌合部421が嵌合されている。
下枠アングル450の見切り部431の下面433は、床仕上げ材Fの上面fuに当接配置されている。
図5に示すように、一対の縦枠23,24のうち、障子3の後述する戸先框33に対向する側を第1縦枠(戸先側縦枠)23とし、障子3の後述する召合框34に対向する側を第2縦枠24として、以下説明する。
第1縦枠23は、屋外側に配置され障子3の戸先框33を開閉自在に係止する屋外側枠部23Aと、屋内側に配置され開口部2Aを形成する縦枠カバー26が取り付けられる屋内側枠部23Bと、を有している。
第1縦枠23における第2縦枠24側を向く面(側面)の内側には、閉止状態の障子3を開放方向に向けて押し出す押出し機構4(図1参照)が設けられている。
屋外側枠部23Aには、左右方向の開放方向に向けて突出するとともに、上下方向に延びるフランジ231が設けられている。屋内側枠部23Bには、左右方向の開放方向に向けて突出するとともに、上下方向に延びる縦枠カバー26を固定するためのフランジ232,233が設けられている。フランジ232,233は、この順に屋外側から屋内側に配置されている。
縦枠カバー26は、合成樹脂等の材料により形成されている。縦枠カバー26は、ねじ固定や嵌め合わせ等により第1縦枠23の屋内側枠部23Bのフランジ232,233に固定されている。縦枠カバー26の第2縦枠24側を向く側面26aは、開口部2Aの左右方向の一方側の面を構成している。
縦枠カバー26の屋外側角部には、ヒレ部材261が設けられている。ヒレ部材261は、屋外側に向かって突出している。ヒレ部材261は、上下方向の全体にわたって延在している。ヒレ部材261は、障子3の後述する戸先框33の屋内側を向く面33aに接触可能に設けられている。
第1縦枠23および縦枠カバー26は、屋内側の面で躯体(図示省略)に固定されている。
縦枠カバー26の屋内側角部には、屋内側に向かって突出する縦枠見切り部(縦材見切り部)262が設けられている。
縦枠見切り部262は、板状に形成されている。縦枠見切り部262は、板厚方向を左右方向に向けて配置されている。縦枠見切り部262における開口部2A側を向く面262aは、縦枠カバー26の側面26aに沿って配置されている。縦枠見切り部262は、縦枠カバー26の延在方向(上下方向)にわたって設けられている。
縦枠見切り部262における開口部2A側と反対側を向く面には、壁仕上げ材Wの端面w1が当接配置されている。
第2縦枠24は、屋外側に配置され障子3の召合框34を係止する屋外側枠部24Aと、屋内側に配置され躯体Kが取り付けられる屋内側枠部24Bと、を有している。
屋外側枠部24Aには、左右方向の閉鎖方向に向けて突出するとともに、上下方向に延びるフランジ241,242が設けられている。フランジ241,242は、この順に屋外側から屋内側に配置されている。フランジ241は網戸5の端部が係止可能となっている。
屋内側枠部24Bには、屋外側枠部24Aから左右方向の閉鎖方向に向けて突出するとともに、上下方向に延びる躯体Kを固定するためのフランジ243が設けられている。
方立25は、第2縦枠24に支持される躯体Kの第1縦枠23側の端部を支持する方立形材25Aを有している。
方立形材25Aは、板面が屋内側を向く内板部251と、屋外側端部に形成され障子3の閉鎖方向の移動を規制するストッパー部252と、内板部251の第1縦枠23側の端部に設けられるカバー係止部253と、を有している。
方立形材25Aにおける第1縦枠23側には、方立カバー25Bが係合されている。
方立カバー25Bは、合成樹脂等の材料により形成されている。方立カバー25Bは、ねじ固定や嵌め合わせ等により方立25の屋内側枠部23Bのストッパー部252及びカバー係止部253に固定されている。方立カバー25Bの第1縦枠23を向く側面25cは、開口部2Aの左右方向の他方側の面を構成している。
方立カバー25Bの屋外側角部には、ヒレ部材254が設けられている。ヒレ部材254は、屋外側に向かって突出している。ヒレ部材254は、上下方向の全体にわたって延在している。ヒレ部材254は、障子3の後述する召合框34の屋内側を向く面34aに接触可能に設けられている。
方立カバー25Bの屋内側の角部には、屋内側に向かって突出する方立見切り部(縦材見切り部)255が設けられている。
方立見切り部255は、板状に形成されている。方立見切り部255は、板厚方向を左右方向に向けて配置されている。方立見切り部255における開口部2A側を向く面255aは、方立カバー25Bの側面25cに沿って配置されている。方立見切り部255は、方立カバー25Bの延在方向(上下方向)にわたって設けられている。
方立見切り部255における開口部2A側と反対側を向く面には、壁仕上げ材Wの端面w1が当接配置されている。
上枠アングル420、下枠アングル450、縦枠見切り部262及び方立見切り部255により組み立てられる形状は、屋内側から見て四方枠状をなしている。縦枠見切り部262及び方立見切り部255の上端部において、開口部2A側を向く面に、上枠アングル420の端面がそれぞれ当接されて固定されている。縦枠見切り部262及び方立見切り部255の下端部において、開口部2A側を向く面に、下枠アングル450の端面がそれぞれ当接されて固定されている。
図4及び図5に示すように、障子3は、左右方向に延在する上框31および下框32と、上下方向に延在する戸先框33と召合框34と、これらの框31〜34の内側に配置されるガラス35と、を有している。本実施形態では、各框31〜34は、アルミニウム部材と合成樹脂部材とが連結されて構成されている。
障子3が全閉した状態(全閉状態)において、上下左右の各框31〜34には、それぞれガラス35を支持するための断面略コの字状の溝(ガラス保持溝G)が形成されている。ガラス35の周縁部は、ガラス保持溝G2内に嵌め込まれている。各框31〜34を形成する形の先端部が、屋内側から見てそれぞれ上枠21、下枠22、第1縦枠23及び方立25の屋外側に隠れるように構成されている。
図6に示すように、障子3は、全開した状態(全開状態)において、戸先框33が屋内側から見て躯体Kの屋外側に隠れるように構成されている。第1領域において全開状態の障子3が引き込まれる際の引き込み代は、障子3の左右方向の寸法と同等以上に設定されている。
このように構成された片引き戸1では、天井仕上げ材Tの端面t1が上枠21の下部の屋内側を向く面21bに当接配置されるため上枠21の屋内側を向く面が天井仕上げ材Tで隠れて屋内側に露出することが抑制されている。また、上枠21には、上枠カバー21Cの第1段部412から天井仕上げ材Tの下面tdにまたがって配置された上枠アングル420が設けられている。よって、天井仕上げ材Tの下面tdと上枠カバー21Cの下面21aとの間に段差があったとしても、当該段差は上枠アングル420で覆われて露出することが抑制されるため、上枠21と天井仕上げ材Tとの納まりを良好とすることができる。
また、方立見切り部255及び縦枠見切り部262,における開口部2A側を向く面255a,262aには、上枠アングル420及び下枠アングル450の端面が当接配置されているため、上枠アングル420及び下枠アングル450の端面の露出が抑制され、見栄えが良い。
また、上枠21の少なくとも屋内側に設けられた上枠カバー21Cの第2段部413よりも屋外側に形成された凹溝414に上枠アングル420の嵌合部421を嵌合すれば、上枠アングル420の見切り部431が上枠カバー21Cの第1段部412から天井仕上げ材Tの下面tdにまたがって配置される。よって、上枠アングル420を上枠カバー21Cに容易に取り付けることができる。
また、凹溝414には上下方向のいずれかの位置の凹凸部415と嵌合部421の係止片423を係止させればよい。よって、天井仕上げ材Tの下面tdと上枠21の下面21aとの間の段差の高さに応じて、上枠アングル420を凹溝414内で上下方向に変位させて取り付けることができる。
また、上枠アングル420は上枠21の屋内側の端部に設けられているため、上枠アングル420の幅(屋内外方向の長さ)を短くすることができ、上枠アングル420が目立たちにくい。
(変形例)
次に、本発明の変形例による片引き戸について、主に図9を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施形態の変形例による建具の縦断面図である。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、本変形例では、下枠カバー22Fは、第1下枠カバー部226と、第2下枠カバー部227と、第3下枠カバー部228と、を有している。
第1下枠カバー部226はねじ固定で屋内側下枠部22Bに固定されている。第2下枠カバー部227は、第1下枠カバー部226の上部及び屋内側を覆うように配置されている。第2下枠カバー部227は、ねじ固定で第1下枠カバー部226及び屋内側下枠部22Bに固定されている。
第3下枠カバー部228は、第2下枠カバー部227の上部を覆うように配置されている。第3下枠カバー部228は、嵌め合わせにより第2下枠カバー部227に固定されている。
第3下枠カバー部228の上面22aは、開口部2Aの下側の面を構成している。上面22aの屋内側には、アングル配置部441が形成されている。アングル配置部411の凹溝414には、下枠アングル450の嵌合部421が嵌合されている。
このように構成された片引き戸101では、下枠カバー22Fのうち第3下枠カバー部228の色調を床仕上げ材Fの色調と合わせることで、下枠22と床仕上げ材Fとの一体感が生まれ、外観を良好とすることができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、下枠カバー22C、方立カバー25B及び縦枠カバー26には、それぞれ下枠アングル450、方立見切り部255及び縦枠見切り部262が設けられているが、本発明はこれに限られない。少なくとも、上枠に上枠見切り材が設けられていればよい。
また、上記に示す実施形態では、上枠アングル420の嵌合部421が上枠カバー21Cの凹溝414に嵌合されているが、本発明はこれに限られない。上枠見切り材が上枠の下面から天井仕上げ材の下面にまたがって配置されていればよく、例えば上枠見切り材が上枠と天井仕上げ材との間に形成された隙間等に挿入されて固定される構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、上枠アングル420は上枠21の屋内側の端部に設けられているが、本発明はこれに限られない。上枠見切り材は上枠の屋内外方向の所望の位置に設けられていてよい。
1…片引き戸(建具)
2…枠体
2A…開口部
3…障子
5…網戸
21…上枠
21C…上枠カバー(樹脂上枠)
22…下枠
22C…下枠カバー
23…第1縦枠(戸先側縦枠)
24…第2縦枠
25…方立
25B…方立カバー
26…縦枠カバー
255…方立見切り部(縦材見切り部)
262…縦枠見切り部(縦材見切り部)
413…第2段部(天井対向壁部)
414…凹溝(溝部)
415…凹凸部(被係止部)
420…上枠アングル(上枠見切り材)
421…嵌合部
423…係止片
431…見切り部
450…下枠アングル
F…床仕上げ材
T…天井仕上げ材
W…壁仕上げ材

Claims (4)

  1. 上枠、下枠及び左右の縦枠を有する枠体と、
    該枠体内に開閉可能に設けられた障子と、を備え、
    前記上枠の屋内側を向く面は、天井仕上げ材の屋外側端面と対向し、
    前記上枠は、少なくとも屋内側に樹脂で形成された樹脂上枠を有し、
    前記上枠には、該上枠の下面から前記天井仕上げ材の下面にまたがって配置された上枠見切り材が設けられ、
    該上枠見切り材は、
    前記樹脂上枠に形成され溝部に嵌合可能な嵌合部と、
    前記上枠の下面から前記天井仕上げ材の下面にまたがって配置された見切り部と、を有することを特徴とする建具。
  2. 前記枠体は、前記左右の縦枠の間に配置される方立を有し、
    前記上枠、前記下枠、前記左右の縦枠のうち前記障子の戸先側に配置される戸先側縦枠及び前記方立により屋内外方向に連通する開口部が形成され、
    前記戸先側縦枠及び前記方立には、屋内側に向かって突出する縦材見切り部が設けられ、
    前記縦材見切り部の前記開口部側を向く面に、前記上枠見切り材の端面が当接配置されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記溝部には上下方向にわたって被係止部が形成され、
    前記嵌合部には、前記溝部の前記被係止部と係止可能な係止片が形成されている請求項1または2に記載の建具。
  4. 前記樹脂上枠は、前記天井仕上げ材と対向する天井対向壁部を有し、
    前記溝部は、前記天井対向壁部よりも屋外側に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の建具。
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