JP2019176350A - パラメトリックスピーカ - Google Patents

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Hisashi Kawase
悠 川▲瀬▼
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Norio Mima
紀雄 三摩
将史 岸田
Masafumi Kishida
将史 岸田
真一 永田
Shinichi Nagata
真一 永田
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Takumi Shigemori
巧 重森
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Abstract

【課題】複数の振動素子間の振動の影響を低減し、高い音圧及び指向性を実現する。【解決手段】パラメトリックスピーカ(10)は、超音波領域で独立して振動可能な複数の振動素子(120)と、複数の振動素子が搭載される搭載面(135)と、隣接する複数の振動素子が搭載された搭載面間に設けられた溝部(140)とを備える。このようなパラメトリックスピーカでは、複数の振動素子間の振動の影響が、溝部によって効果的に低減される。【選択図】図1

Description

本発明は、パラメトリックスピーカの技術分野に関する。
超音波を利用した音響システムとして、指向性を有するパラメトリックスピーカが知られており、品質を高めるための様々な技術が提案されている。例えば特許文献1では、水等の液体が侵入して電極間で短絡が生じないように、樹脂を用いて振動板の表面を封止するという技術が開示されている。特許文献2では、複数の超音波振動子の集積度を上げるべく、設置高さの異なる2つの群に分けて振動子を配置するという技術が開示されている。特許文献3では、防水性を確保しつつ、超音波の音圧レベルの低下を防ぐパラメトリックスピーカの構造が開示されている。
特開2017−204461号公報 特開2003−047085号公報 特開2012−148657号公報
上述した特許文献1に記載されている技術のように、樹脂等で振動板の表面を封止すると、防滴効果を得ることができる一方で、各振動素子の振動が隣接する振動素子に影響を与え、音圧や指向性が低下するという技術的問題点が生ずる。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数の振動素子間の振動の影響を低減し、高い音圧及び指向性を実現することが可能なパラメトリックスピーカを提供することを課題とする。
本発明に係るパラメトリックスピーカの一態様では、超音波領域で独立して振動可能な複数の振動素子と、前記複数の振動素子が搭載される搭載面と、隣接する前記複数の振動素子が搭載された前記搭載面間に設けられた溝部とを備える。
第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す平面図である。 第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す平面図及び断面図である。 第1実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける振動による振動体の変形を示す概念図である。 比較例に係るパラメトリックスピーカにおける振動による振動体の変形を示す概念図である。 第1実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける各搭載面の振動の振幅を色の濃淡によって示す図である。 第1実施形態に係るパラメトリックスピーカによる音圧増加の効果を示すグラフである。 第1実施形態に係るパラメトリックスピーカによる指向性向上の効果を示すグラフである。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す平面図及び断面図である。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける位相制御を示す概念図である。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける各搭載面の振動の振幅を色の濃淡によって示す図である。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例の構成を示す平面図及び断面図である。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例における位相制御を示す概念図である。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例における各搭載面の振動の振幅を色の濃淡によって示す図である。 第2実施形態に係るパラメトリックスピーカによる指向性向上の効果を示すグラフである。 第3実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す上面図、正面図及び斜視図である。
以下、図面を参照してパラメトリックスピーカの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るパラメトリックスピーカについて、図1から図8を参照して説明する。
<装置構成>
まず、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成について、図1から図3を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す平面図及び断面図である。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10は、スピーカケース100の内部に、複数の振動素子120が搭載された振動体130を備えて構成されている。振動体130における隣接する振動素子120間には、各振動素子120が搭載された搭載面135を互いに分離するように、溝部(言い換えれば、凹部)140が設けられている。溝部140は、例えば深さ5mm、幅1mmに設定されている。
図3に示すように、振動体130は一体的に構成されており、複数の振動素子120が搭載される搭載面135が、溝部140によって分離されている。図に示す例では、搭載面135を六角形の形状に分離するように溝部140が設けられているが、その形状は特に限定されるものではなく、例えば搭載面135を円柱状に分離するような溝部140が設けられてもよい。なお、複数の振動素子120には、その各々に対応するように通電用端子150が設けられている。
<溝部による振動方向の変化>
次に、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10に設けられた溝部140による振動方向の変化について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける振動による振動体の変形を示す概念図である。図5は、比較例に係るパラメトリックスピーカにおける振動による振動体の変形を示す概念図である。
図4に示すように、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10では、振動体130に溝部140が設けられていることにより、複数の振動素子120による振動が、隣接する搭載面135間において及ぼす影響を低減することができる。具体的には、振動素子120によって搭載面135が振動により大きく振動する一方で、搭載面135の伸縮に応じて、溝部140の側面部分が側面内外方向に変形する(即ち、振動方向が搭載面135の面方向とは異なる方向となる)。これにより、一の振動素子120が搭載された搭載面135の振動が、隣接する他の振動素子120が搭載された搭載面135に与える影響を小さくすることができる。
図5に示すように、溝部140が設けられない比較例の場合、一の振動素子120が搭載された搭載面135の振動が、図4のように方向変換されない。この結果、一の振動素子120が搭載された搭載面135の振動により、隣接する他の振動素子120が搭載された搭載面135が引っ張られることになる。このように、溝部140が設けられていない場合には、複数の振動素子120が搭載された搭載面135が互いの振動の影響を受け、結果として音圧や指向性の低下を招いてしまう。
<振動の独立性>
次に、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10における振動の独立性について、図6を参照して説明する。図6は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける各搭載面の振動の振幅を色の濃淡によって示す図である。
図6(a)に示すように、溝部140が設けられた第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10では、複数の振動素子120が搭載された搭載面135の各々が独立して振動している。すでに説明したように、溝部140が設けられているによって、一の振動素子120が搭載された搭載面135の振動が、隣接する他の振動素子120が搭載された搭載面135に与える影響が低減されているからである。
図6(b)に示すように、溝部140が設けられていない比較例に係るパラメトリックスピーカでは、周囲の振動を受けて中心部の振幅が大きく、外側になるほど振幅が小さくなっている。また、比較例に係るパラメトリックスピーカでは、振動体130全体での振動(以下、適宜「全体振動」と称する)も発生している。全体振動が発生すると、中心部と外周部とで位相差が発生することになる。さらに、振動の送信方向が広がるため、パラメトリックスピーカとしての指向性が悪くなり、聞かせたい領域の音圧も低下してしまう。
<技術的効果>
次に、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10によって得られる技術的効果について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカによる音圧増加の効果を示すグラフである。図8は、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカによる指向性向上の効果を示すグラフである。
図7に示すように、本願発明者の研究するところによれば、溝部140が設けられた第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10と、溝部140が設けられていない比較例に係るパラメトリックスピーカとで音圧を比較すると、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10の方が、比較例に係るパラメトリックスピーカよりも、音圧が+3.4dB大きくなるという結果が得られている。このように、振動体130に溝部140を設けることで、効果的に音圧を増加させることができる。
図8に示すように、本願発明者の研究するところによれば、溝部140が設けられた第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10と、溝部140が設けられていない比較例に係るパラメトリックスピーカとで指向性を比較すると、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10の方が、比較例に係るパラメトリックスピーカよりも、±10°、±50°、及び±70°付近に広がっているサイドローブが小さくなるという結果が得られている。この結果から、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10では、正面音圧にエネルギーが集中していることが分かる。よって、振動体130に溝部140を設けることで、効果的に指向性を向上させることができる。
以上説明したように、第1実施形態に係るパラメトリックスピーカ10によれば、振動体130に溝部140が設けられているため、複数の振動素子120が搭載された搭載面135間における振動の影響が低減され、高い音圧及び指向性を実現することが可能である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカについて、図9から図15を参照して説明する。なお、第2実施形態は、上述した第1実施形態と比べて一部の構成が異なるのみであり共通する部分も多い。このため、以下では第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、他の重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
<装置構成>
まず、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成について、図9を参照して説明する。図9は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す平面図及び断面図である。
図9に示すように、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20は、複数の振動素子120が設けられる搭載面135間に段差が設けられている。具体的には、振動体130には、比較的高い位置に存在する搭載面135aと、比較的低い位置に存在する搭載面135bの2種類が、交互に位置するように設定されている。
<位相制御>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20において実行される位相制御について、図10を参照して説明する。図10は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける位相制御を示す概念図である。
図10に示すように、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20では、高さの違う搭載面135aと135bとで超音波の位相が揃うように、位相制御が実行される。ここで特に、振動体130の段差の深さ(即ち、搭載面135aと135bとの高さの差分)Lnは、4.25mmに設定されている。4.25mmは、音速を340m/sとした場合の40kHz音波の波長λの1/2に相当する。このため、搭載面135aと135bとで位相Φ=π(半周期)となるようにずらして駆動すれば、高さの異なる搭載面135aと135bから位相の揃った音波を出力できる。位相を半周期ずらす場合、搭載面135aが段差壁面にかける力と、搭載面135bが段差壁面にかける力がつりあうため、相殺効果が最大となり、隣接する振動素子120間での影響を小さくできる。
なお、上述したように音速を一定値として定義せず、監視している温度、湿度、気圧、気体密度等から波長を計算して、駆動時に位相のずれを調整するようにしてもよい。
<振動の独立性>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20における振動の独立性について、図11を参照して説明する。図11は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカにおける各搭載面の振動の振幅を色の濃淡によって示す図である。
図11に示すように、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20では、正面側(図11(a)参照)及び背面側(図11(b)参照)において、複数の振動素子120の搭載面135a及び135bがそれぞれ独立して振動している。
<変形例>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例について説明する。
<装置構成>
まず、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例20bの構成について、図12を参照して説明する。図12は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例の構成を示す平面図及び断面図である。
図12に示すように、変形例に係るパラメトリックスピーカ20bでは、振動体130に複数の段差が設定されている。具体的には、最も高い位置に存在する0段目の搭載面135aと、2番目に高い位置に存在する1段目の搭載面135bと、最も低い位置に存在する2段目の搭載面135cとが設けられている。
<位相制御>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例20bにおいて実行される位相制御について、図13を参照して説明する。図13は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例における位相制御を示す概念図である。
図13に示すように、変形例に係るパラメトリックスピーカ20bにおいても、図10で説明した位相制御と同様の制御が実行される。ここで特に、搭載面135aと135bとの段差L、及び搭載面135bと135cとの段差Lは、いずれも4.25mmに設定されている。変形例に係るパラメトリックスピーカ20bでは、0段目の搭載面135aの位相Φ=0を基準として、1段目の搭載面135bの位相Φ=π、2段目の搭載面の位相Φ=2πとして、それぞれ位相をずらして駆動する。これにより、高さの異なる搭載面135a、135b、及び135cから位相の揃った音波を出力できる。
<振動の独立性>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例20bにおける振動の独立性について、図14を参照して説明する。図14は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカの変形例における各搭載面の振動の振幅を色の濃淡によって示す図である。
図14に示すように、変形例に係るパラメトリックスピーカ20bでは、正面側(図14(a)参照)及び背面側(図14(b)参照)において、複数の振動素子120の搭載面135a、135b、及び135cがそれぞれ独立して振動している。
<技術的効果>
次に、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ(変形例を含む)によって得られる技術的効果について、図15を参照して説明する。図15は、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカによる指向性向上の効果を示すグラフである。
図15に示すように、段差が設けられた第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20と、段差が設けられていない比較例に係るパラメトリックスピーカとで指向性を比較すると、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20の方が、比較例に係るパラメトリックスピーカよりも、±10°、±50°、及び±70°付近に広がっているサイドローブが小さくなっている。この結果から、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20では、正面音圧にエネルギーが集中していることが分かる。このように、振動体130に段差を設けることで、効果的に指向性を向上させることができる。また、第2実施形態に係るパラメトリックスピーカ20では、正面と周囲との音圧差が大きくなっている。このため、比較的静かな環境においても、周囲に配慮して利用することが可能である。
なお、第2実施形態では、第1実施形態のように溝部140を設ける隙間を要しないため、振動素子120の配置密度を増加させることが可能である。よって、振動素子120間の距離に影響を受けるサイドローブの低減や装置の小型化を実現することができる。また、変形例のように段差を複数設けることで、より配置密度を上げることができる。具体的には、図12示すような構成であれば、振動素子120を投影面に細密構造として配置した場合でも、隣接する6つの振動素子120の搭載面が異なる平面上に位置するため、振動素子120の配置密度を向上できる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るパラメトリックスピーカについて、図16を参照して説明する。なお、第3実施形態は、上述した第1及び第2実施形態と比べて一部の構成が異なるのみであり共通する部分も多い。このため、以下では第1及び第2実施形態と異なる部分について詳細に説明し、他の重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
<装置構成>
まず、第3実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成について、図16を参照して説明する。図16は、第3実施形態に係るパラメトリックスピーカの構成を示す上面図、正面図及び斜視図である。
図16に示すように、第3実施形態に係るパラメトリックスピーカ30は、スピーカケース200に、一体的に構成された2つの振動体130a及び130bを備えて構成されている。なお、振動体130a及び130bは、第1実施形態のように溝部140が設けられた構成であってもよいし(図1から図3等を参照)、第2実施形態のように段差が設けられた構成であってもよい(図9及び図12等を参照)。
<技術的効果>
次に、第3実施形態に係るパラメトリックスピーカ30によって得られる技術的効果について、引き続き図16を参照して説明する。
装置の規模が大きくなる場合、或いは搭載形状が立体的になる場合、振動体1つで構成しようとすると、製造時に要求される技術が高くなり、製造コストも増加する。これに対し、第3実施形態に係るパラメトリックスピーカ30のように、複数個の振動体130a及び130bで1つのスピーカを構成すれば、防水性・洗浄性を確保しやすく、製造コストの高騰の防止、及びスピーカとしてのデザインの自由度を向上させることができる。
<付記>
以上説明した実施形態から導き出される発明の各種態様を以下に説明する。
(付記1)
付記1に記載のパラメトリックスピーカは、超音波領域で独立して振動可能な複数の振動素子と、前記複数の振動素子が搭載される搭載面と、隣接する前記複数の振動素子が搭載された前記搭載面間に設けられた溝部とを備える。
付記1に記載のパラメトリックスピーカによれば、隣接する複数の振動素子が搭載される搭載面間に溝部が設けられているため、隣接する複数の振動素子が互いの振動の影響を受け難い。具体的には、搭載面の振動方向の力が、溝部の側面で側面方向の力に変換される(即ち、側面振動に変わる)ことで、隣接する振動素子への振動の影響が低減される。この結果、音圧や指向性の低下を抑制することができる。言い換えれば、音圧や指向性の高いパラメトリックスピーカを実現できる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うパラメトリックスピーカもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10,20,30 パラメトリックスピーカ
110,200 スピーカケース
120 振動素子
130 振動体
135 搭載面
140 溝部

Claims (1)

  1. 超音波領域で独立して振動可能な複数の振動素子と、
    前記複数の振動素子が搭載される搭載面と、
    隣接する前記複数の振動素子が搭載された前記搭載面間に設けられた溝部と
    を備えることを特徴とするパラメトリックスピーカ。
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