JP2019175661A - 燃料電池発電設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化可能な燃料電池発電設備を提供する。【解決手段】発電部10と熱回収部20を備える燃料電池発電設備200において、熱回収部20にヒートパイプ100を備え、ヒートパイプ100は、扁平に成形された複数重ねられた板状部材132よりなる加熱部130と、板状部材132の端部が接続され蓄熱材を周囲に備えてなる蓄熱部120と、蓄熱部120の端部に接続される放熱用流体を周囲に流す放熱部110よりなり、発電部10から気体を介して排出される熱を、気体を板状部材132の間を通すことにより、加熱部130にて回収し、加熱部130で回収した熱を、蓄熱部120で蓄熱し、加熱部130又は蓄熱部120から伝えられる熱を、放熱部110より放熱用流体に伝える。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池発電設備に蓄熱材やヒートパイプを用いることで燃料電池発電設備の小型化を図る技術に関する。
近年、燃料電池発電設備の改良が進み、家庭でも燃料改質を伴う発電によって、家庭で用いる電力の供給や給湯を実現できるようになってきている。しかしながら、これまでは燃料電池発電設備の一次エネルギー利用効率を高める為に、大型の貯湯槽と組み合わせる事でメリットを出してきたものの、近年の技術革新に伴い、燃料電池設備の発電効率が向上したことで、お湯として取り出されるエネルギー量が減少し、組み合わされる貯湯槽が小型化されてきている。しかし一方で、燃料電池発電設備のより一層の普及拡大を図るためには、更なる小型化や低コスト化が望まれている。
特許文献1には、蓄熱装置及び蓄熱装置を備えた燃料電池発電設備に関する技術が開示されている。燃料電池発電設備に設けられた排熱発生源から与えられる熱を回収する加熱部と、アルカリ土類金属の水酸化物の水和物にて構成される蓄熱材を担持した蓄熱部、及び、その蓄熱部にて蓄熱される熱を放熱する放熱部を備え、前記加熱部からの熱を前記蓄熱部、及び前記放熱部に伝達するヒートパイプが設けられている。このヒートパイプは複数本設けられて、加熱源となる排熱回収水と接することで、加熱部から熱をヒートパイプによって蓄熱部及び放熱部に運んでいる。このことで、燃料電池発電設備の小型化を実現している。
特開2000−171179号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような技術を用いた場合には、ヒートパイプに熱を伝える熱源流体には排熱回収水を必要とすると考えられる。これは、ヒートパイプの熱伝達部の伝熱性が低いためだと考えられ、実施例にも、発電部の冷却に用いた気体から熱交換器を用いて排熱回収水に熱を回収していると説明されている。この熱交換のシステムには、熱交換器や水循環ポンプなどが必要となるため、小型化の妨げになると考えられる。
そこで、本発明はこの様な課題を解決する為に、小型化可能な燃料電池発電設備を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による燃料電池発電設備は、以下のような特徴を有する。
(1)発電部と熱回収部を備える燃料電池発電設備において、前記熱回収部にヒートパイプを備え、該ヒートパイプは、扁平に成形された複数重ねられた板状部材よりなる加熱部と、前記板状部材の端部が接続され蓄熱材を周囲に備えてなる蓄熱部と、該蓄熱部の端部に接続される放熱用流体を周囲に流す放熱部よりなり、前記発電部から気体を介して排出される熱を、前記気体を前記板状部材の間を通すことにより前記加熱部にて回収し、前記加熱部で回収した熱を、前記蓄熱部で蓄熱し、前記加熱部又は前記蓄熱部から伝えられる熱を、前記放熱部より前記放熱用流体に伝えること、を特徴とする。
上記(1)に記載の態様により、燃料電池発電設備において発電部から発生する熱を効率的に蓄熱部や放熱用流体に伝える事ができる。加熱部にはヒートパイプを扁平に形成した板状部材を複数重ねることにより、加熱部の伝熱性を高めて、気体から熱回収して蓄熱部及び放熱部に伝熱可能な構成となっており、蓄熱部で蓄熱しつつ放熱部で放熱用流体に熱を伝える事ができる。加熱部に複数積層した板状部材を用いたことで、熱伝達性の向上を図って、気体から熱が回収できるため、加熱用流体に液体を用いる必要がなくなり、水循環ポンプや熱交換器などを省いて、省スペース化を図ることで、結果的に燃料電池発電設備の小型化に貢献できる。
(2)(1)に記載の燃料電池発電設備において、前記加熱部に備える前記板状部材のうち、第1板状部材と第2板状部材の間には金属製の波板が配置され、該波板により前記第1板状部材の一面と前記第2板状部材の一面とが接続され、前記第1板状部材と前記第2板状部材と前記波板の間を、前記気体が通されることで、前記加熱部により前記気体から熱を回収すること、が好ましい。
上記(2)に記載の態様により、加熱部に備える板状部材の間に波板を配置する事で、加熱部の伝熱性を更に高めることに貢献する。このことは、加熱部の小型化に貢献できるので、全体的な設備の小型化に寄与することが可能となる。
(3)(2)に記載の燃料電池発電設備において、前記加熱部には、前記気体を導き、前記板状部材を覆うための加熱側容器が備えられ、該加熱側容器の下部にはドレン回収口が配置され、該ドレン回収口から前記発電部で使用可能な純水を精製する水処理部までを繋ぐ流路が設けられていること、が好ましい。
上記(3)に記載の態様により、板状部材によって熱を奪われることで、気体から水分が凝縮してドレンとなり、これを発電部で利用可能となるので、外部からの水の供給が不要となる、或いは供給量を絞ることができるので、燃料電池発電設備による効率的な発電が可能となる。
本実施形態の、燃料電池発電設備のブロック図である。 本実施形態の、熱回収部の模式図である。 本実施形態の、熱回収部の断面図である。
まず、本発明の実施形態について図面を用いて説明を行う。図1に、本実施形態の、燃料電池発電設備200のブロック図を示す。燃料電池発電設備200は、発電部10と熱回収部20と水処理部30と貯湯槽40を備えている。発電部10には外部より都市ガスラインL1が接続されており、発電部10からは熱回収部20に排ガスラインL2が接続されている。熱回収部20からは、水処理部30とドレンラインL4によって接続され、貯湯槽40と給湯ラインL3によって接続される。水処理部30からは発電部10に給水ラインL5で接続される。
図2に、熱回収部20の模式図を示す。図3に、熱回収部20の断面図を示す。図3は、図2のAA断面にあたる。熱回収部20には、ヒートパイプ100を備えている。ヒートパイプ100は、放熱側容器111の内部に挿入されている放熱部110と、蓄熱部容器121を貫通している蓄熱部120、加熱側容器131の内部に挿入されている加熱部130よりなる。放熱部110と蓄熱部120、蓄熱部120と加熱部130はそれぞれ端部が繋がっている。このヒートパイプ100の内部は図示しない中空構造となっており、その内壁に沿ってウィックと呼ばれる毛細管構造を持たせた素材が設けられている。
また、ヒートパイプ100内部には作動液と呼ばれる液体が封入されている。ここで作動液は特に限定しないが、水など腐食性や毒性が低く、可燃性のない流体が好ましい。この作動液が蒸気流となってヒートパイプ100内部を移動し、ウィックによる毛細管現象によって蒸気流とは逆方向に作動液が移動する。こうした作動液の動きによって熱伝達がスムーズに行われる。
放熱部110と蓄熱部120が中空の棒状に形成されているのに対して、加熱部130は、図3に示される様に5枚の板状部材132を積層して形成し、その板状部材132の間に金属製の波板133が配置されている。便宜上、板状部材132を、第1板状部材132a、第2板状部材132b、第3板状部材132c、第4板状部材132d、及び第5板状部材132eとするが、特に断り無く板状部材132と記載する場合は、第1板状部材132a乃至第5板状部材132eのうちの何れか1つ又は全てを指すものとする。なお、本実施形態では板状部材132を5枚としているが、この枚数はあくまで一例に過ぎず、必要に応じて適宜変更することが望ましい。
板状部材132と波板133との関係については、例えば、第1板状部材132aと第2板状部材132bの間にそれぞれの面に接するように波板133が配置され、板状部材132と波板133との間には、通路135が形成される。これら板状部材132は扁平に形成されており、内部にはウィックが配置され、蓄熱部120と放熱部110の空洞部分と連通する構造になっている。なお、近年の研究ではウィックを用いない平板であっても一定の効果は得られることが分かっているが、ウィックを内部に配置した方が効果は高くなるため、ウィックを用いた板状部材132を用いることが好ましい。
加熱部130は、加熱側容器131の内部に配置されていて、加熱側容器131には、排熱供給口136とドレン排出口137、排ガス排出口134が備えられている。排熱供給口136は、排ガスラインL2と接続されている。また、ドレン排出口137はドレンラインL4に接続されている。
ヒートパイプ100に設けられた蓄熱部120は、蓄熱部容器121の内部を貫通して設けられている。蓄熱部容器121の内部には、蓄熱材122が備えられている。蓄熱材122は潜熱蓄熱に適した中温型か高温型の原料を用いたものが望ましく、例えばミョウバン水和物や水酸化されたアルカリ土類金属の水和物などが考えられる。蓄熱材122は、ヒートパイプ100の蓄熱部120を取り囲むように配置されている。
ヒートパイプ100に設けられた放熱部110は、放熱側容器111の内部に配置されている。放熱側容器111には、取水口112と排出口113が設けられており、内部は放熱用流体として用いる水で満たされている。排出口113は図1に示す給湯ラインL3に接続され、貯湯槽40へと温められた水(お湯)が送られる。なお、ヒートパイプ100の放熱部110に関しても、必要に応じて加熱部130に用いた板状部材132を積層するような構成を用いる事が好ましい。
また、放熱側容器111と蓄熱部容器121と加熱側容器131はそれぞれ離間し、ヒートパイプ100が外部にむき出しになるような図となっているが、実際には、放熱側容器111と蓄熱部容器121の間、蓄熱部容器121と加熱側容器131の間のヒートパイプ100の外部には適切な断熱処理が行われている。
本実施形態の作用について次に説明を行う。図1に示される燃料電池発電設備200の発電部10には、都市ガスラインL1より都市ガスが供給される。そして、都市ガスを元に水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて電気を取り出す。この電気は図示しない制御盤に送られる。一方、発電部10では化学反応に伴う熱が発生するため、これを冷却するための図示しない冷却装置により発電部10は冷却され、その排ガスは排ガスラインL2を通じて熱回収部20に供給される。
熱回収部20では、図2に示される様に排ガスラインL2に接続した排熱供給口136から供給された熱い空気(排ガス)は、ヒートパイプ100の加熱部130の波板133と板状部材132の間を通されて加熱部130に熱を伝えながら排ガス排出口134へと通される。この際に、排ガス中の水分などが凝縮してドリップとして生じるので、この水分はドレン排出口137よりドレンラインL4へと流される。一方、加熱部130の熱はヒートパイプ100の効果によって、蓄熱部120及び放熱部110へと伝達される。
ヒートパイプ100の蓄熱部120に熱が伝達されることで、蓄熱部容器121内部に用意された蓄熱材122に熱が蓄積される。そして、ヒートパイプ100の放熱部110に熱が伝えられ、図示しない水道などと接続される取水口112から放熱側容器111に取り入れられた水に、放熱部110から伝えられた熱によって加熱をし、給湯ラインL3を介して貯湯槽40に温められたお湯を供給する。なお、ドレンラインL4から水処理部30に送られた水は、水処理部30に備えられたイオン交換樹脂によって処理された後に、給水ラインL5を介して発電部10に供給される。発電部10で使用される水は、このドレンで概ね賄うことが可能である。
本実施形態の燃料電池発電設備200は上記構成であるので、下記に説明する作用・効果を奏する。
まず、効果として、燃料電池発電設備200の小型化が実現できる。これは、本実施形態の発電部10と熱回収部20を備える燃料電池発電設備200において、熱回収部20にヒートパイプ100を備え、ヒートパイプ100は、扁平に成形された複数重ねられた板状部材132よりなる加熱部130と、板状部材132の端部が接続され蓄熱材を周囲に備えてなる蓄熱部120と、蓄熱部120の端部に接続される放熱用流体を周囲に流す放熱部110よりなり、発電部10から気体を介して排出される熱を、気体を板状部材132の間を通すことにより加熱部130にて回収し、加熱部130で回収した熱を、蓄熱部120で蓄熱し、加熱部130又は蓄熱部120から伝えられる熱を、放熱部110より放熱用流体に伝えること、を特徴とするからである。
また、加熱部130に備える板状部材132のうち、第1板状部材132aと第2板状部材132bの間には金属製の波板133が配置され、波板133により第1板状部材132aの一面と第2板状部材132bの一面とが接続され、第1板状部材132aと第2板状部材132bと波板133の間を、気体が通されることで、加熱部130により気体からの熱を回収すること、が好ましい。
上述したように、本実施形態の燃料電池発電設備200には、熱回収部20にヒートパイプ100を用いている。ここで、ヒートパイプ100の加熱部130には、板状部材132を複数重ねて積層した構成とし、第1板状部材132aと第2板状部材132bの間には金属製の波板133が配置されている。この様に加熱部130の表面積を広げるように板状部材132を積層し、その間に波板133を配置したことで、発電部10から発生する熱の回収効率を高めることが可能となった。このような加熱部130を備える事で、加熱部130に発電部10からの排ガスをそのまま通し、排ガスからの熱回収が可能となる。
この結果、特許文献1に示される様な排熱回収水を利用した熱回収を行う必要がなくなり、排熱回収水を利用するにあたって必要となる熱交換器や水循環ポンプなどの設備を必要としなくなって、結果的に熱回収部20をコンパクトにすることが可能となる。発電部10には、都市ガスから水素を取り出し、水素と酸素と反応させる過程で熱が発生する。これを適宜冷却する必要があるが、空冷してその排ガスを加熱部130に流して、ヒートパイプ100による熱回収が可能となることで、燃料電池発電設備200の小型化に貢献ができる。
また、熱回収部20に蓄熱部120を備えて、蓄熱部120の蓄熱部容器121内部に用意された蓄熱材122にヒートパイプ100を通じて伝えられる熱が蓄熱される。この蓄熱材122に蓄熱できる単位体積あたりの蓄熱量は、潜熱により蓄熱する場合の温水の単位体積あたりの蓄熱量よりも多くなる。よって、貯湯槽40の大きさを以前よりも小さくすることが可能となる。貯湯槽40の容量は、従来は例えば小型なものでも25L程度、大きなものでは150L程度に設定されている。そして、貯湯槽40を燃料電池発電設備200と一体化することで、設備全体の大きさを小さくするよう工夫されているが、貯湯槽40の容量を減らすことが可能となることで燃料電池発電設備200の小型化を一層進められる。場合によっては貯湯槽40を燃料電池発電設備200内部に設けず、熱回収部20より直接給湯するというようなことも可能となる。
こうした燃料電池発電設備200の小型化は、既に給湯設備を備えている家庭にて、燃料電池発電設備200を追加で設置しようと考えた場合に、大きなメリットとなる。従来技術で示した通り、燃料電池発電設備200の効率が向上したことで、コージェネレーションに拘らなくともコストメリットが出るようになってきている。また、既に給湯設備がある場合には、貯湯槽40に大量のお湯を作ったとしても使い切れないといった問題が生じる事もある。つまり、別の給湯設備が既にある場合には、燃料電池発電設備200のコージェネレーションを生かし切れない可能性がある。そして、大きな貯湯槽が既に別設備として設置されている場合には、燃料電池発電設備200に大きな設置場所を必要としない方がメリットは大きくなる。
この様な事情から、燃料電池発電設備200が発する熱の回収を気体によって行い、又、蓄熱部120に蓄熱材122を用いることで、燃料電池発電設備200の薄型化や小型化などが実現できる。装置の小型化によって設置する場所の選択肢を増やせることは、ユーザーにとっても大きなメリットとなる。更に、加熱部130からの凝結水を回収して発電部10に供給する構成なので、その点もコストメリットに繋がる。
以上、本発明に係る燃料電池発電設備200の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、図1に示すような貯湯槽40だが、熱回収部20の蓄熱部120に十分に熱量を蓄熱することができれば、貯湯槽40の大きさは更に小さくすることが可能となる。また、ヒートパイプ100の加熱部130だけが板状部材132を積層して構成されているが、放熱部110側にも設けることを妨げない。
10 発電部
20 熱回収部
30 水処理部
40 貯湯槽
100 ヒートパイプ
110 放熱部
120 蓄熱部
130 加熱部
131 加熱側容器
132 板状部材
133 波板
200 燃料電池発電設備
L1 都市ガスライン
L2 排ガスライン
L3 給湯ライン
L4 ドレンライン
L5 給水ライン

Claims (3)

  1. 発電部と熱回収部を備える燃料電池発電設備において、
    前記熱回収部にヒートパイプを備え、該ヒートパイプは、扁平に成形された複数重ねられた板状部材よりなる加熱部と、前記板状部材の端部が接続され蓄熱材を周囲に備えてなる蓄熱部と、該蓄熱部の端部に接続される放熱用流体を周囲に流す放熱部よりなり、
    前記発電部から気体を介して排出される熱を、前記気体を前記板状部材の間を通すことにより前記加熱部にて回収し、
    前記加熱部で回収した熱を、前記蓄熱部で蓄熱し、
    前記加熱部又は前記蓄熱部から伝えられる熱を、前記放熱部より前記放熱用流体に伝えること、
    を特徴とする燃料電池発電設備。
  2. 請求項1に記載の燃料電池発電設備において、
    前記加熱部に備える前記板状部材のうち、第1板状部材と第2板状部材の間には金属製の波板が配置され、該波板により前記第1板状部材の一面と前記第2板状部材の一面とが接続され、
    前記第1板状部材と前記第2板状部材と前記波板の間を、前記気体が通されることで、前記加熱部により前記気体から熱を回収すること、
    を特徴とする燃料電池発電設備。
  3. 請求項2に記載の燃料電池発電設備において、
    前記加熱部には、前記気体を導き、前記板状部材を覆うための加熱側容器が備えられ、該加熱側容器の下部にはドレン回収口が配置され、該ドレン回収口から前記発電部で使用可能な純水を精製する水処理部までを繋ぐ流路が設けられていること、
    を特徴とする燃料電池発電設備。
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