JP2019174605A - 光導波路、及び光コネクタ - Google Patents

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一博 吉田
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武 奥山
孝俊 八木澤
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孝俊 八木澤
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Abstract

【課題】光導波路とフェルールを接着する際に、光路に気泡を残さない光導波路および光コネクタを提供することを課題とする。【解決手段】開示の技術の一態様に係る光導波路は、複数のコアと、前記コアの周囲を覆うクラッドとを有し、フェルールに接続される光導波路であって、前記クラッドは、前記光導波路の端面において凹んだ凹部を有する、ことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、光導波路、及び光コネクタに関する。
情報処理機器などの高性能化に伴う機器内配線の高速化、高密度化の要求から、光高速伝送を機器内信号伝送に応用した光配線技術が知られている。光配線技術で用いられる光導波路を他の光デバイスと繋げるために、光導波路とフェルールとを接続した光コネクタが用いられている。
光コネクタでは、光信号の伝送効率の低下防止が課題のひとつとされ、例えば、光導波路の先端部分を収容するフェルールの収容部に、フェルールの外部に通じる貫通孔を具備したものが開示されている(例えば特許文献1)。
この光コネクタでは、収容部に接着剤を充填し、収容部に光導波路の先端を挿入して接着する際に、光導波路のコアと収容部との間の光路に残る気泡を、貫通孔を通じてフェルールの外部に排出する。これにより、光路に気泡を残さず、気泡に起因した光損失、すなわちフレネル反射損失による光伝送効率の低下を防止している。
特開2015−22130号公報
しかしながら、従来の方法によると、光導波路のコアとフェルールの収容部の端部の光路に、貫通孔を通じて外部に排出することができない気泡が残る場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、光導波路とフェルールを接着する際に、光路に気泡を残さない光導波路および光コネクタを提供することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る光導波路は、複数のコアと、前記コアの周囲を覆うクラッドとを有し、フェルールに接続される光導波路であって、前記クラッドは、前記光導波路の端面において凹んだ凹部を有する、ことを特徴とする。
光導波路とフェルールを接着する際に、光路に気泡を残さない光導波路を提供できる。
光導波路の構成の一例を説明する図である。 光導波路をスリットの接続面に押し当てる前の様子を説明する図である。 光導波路をスリットの接続面に押し当てた様子を説明する図である。 本実施形態に係る光導波路の構成を説明する図である。 本実施形態に係るフェルールの構成を説明する図である。 本実施形態に係る光コネクタの構成を説明する図である。 光導波路の端面をスリットの接続面に押し当てた様子を説明する図である。 本実施形態に係る光導波路の穿孔工程を説明する図である。 本実施形態に係る光導波路の切断工程を説明する図である。 光導波路とフェルールの接着工程を説明する図である。 本実施形態に係る光コネクタの製造方法のフローを示す図である。
以下に実施形態を、図面を参照しながら説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。また、各図面において矢印で示した方向のうち、Xは光導波路の幅方向、Yは光導波路による光の伝送方向、Zは光導波路の厚み方向をそれぞれ表している。
光導波路の構成と、光導波路を備えた光コネクタで気泡が残る様子を図1〜3を用いて説明する。
図1は、光導波路500の構成を示している。図1において、(a)は光導波路500の三面図、(b)は光導波路500の端面530の拡大図、(c)は(b)において二点鎖線で囲った領域512の拡大図、(d)は(a)における矢視A−A断面の断面図である。
光導波路500は、複数のコア510と、クラッド520aと、クラッド520bとを有する。図1(b)、(c)に示すように、コア510とクラッド520bとは、クラッド520aに挟まれている。また、図1(c)に示すように、コア510はクラッド520aとクラッド520bにより被覆されている。
コア510、クラッド520a及びクラッド520bは樹脂で製作されている。コア510は、クラッド520a及びクラッド520bに対し高い屈折率を有している。
図1(a)において、コア510の一端510aから入射する光は、他端510bから出射する。また、他端510bからコア510に入射する光は、一端510aから出射する。
以上のような光導波路500がフェルールに接続され、光コネクタが構成される。図2は光コネクタの光導波路500とフェルール400が接続する部分を示す図である。
図2においてスリット413はフェルール400の内部に形成され、光導波路500の先端を収容する矩形の窪みである。スリット413の先端には、端面530が接着される接続面414が設けられている。
スリット413の両端には、フェルール400をZ方向に貫通し、スリット413の内部とフェルール400の外部を連通する貫通孔416a及び416bが設けられている。
接着剤を充填したスリット413に光導波路500を挿入し、端面530を接続面414に押し当てる。この状態で接着剤を硬化させることで、光導波路500がフェルール400に接着される。
図2は、端面530を接続面414に押し当てる直前の状態を示している。図2において、梨地ハッチングで示した部分418は、端面530と接続面414の間に介在する接着剤を示している。419は接着剤418に残る気泡を示している。
フェルール400の先端には、マイクロレンズが形成されている。コアの中心とマイクロレンズの中心との位置を合わせて光軸を一致させる必要があるので、スリット413に挿入された光導波路500の位置を規制し、光導波路500のスリット413への挿入により両者の光軸的な位置合わせができるようにしている。そのため、スリット413の厚みと幅は、光導波路500の先端の厚みと幅に略一致するように形成され、光導波路500とスリット413との隙間は小さい。従って、光導波路500とフェルール400を接着する際に接着剤内に気泡が発生すると、気泡が逃げる空間が制限され、端面530と接続面414との間に気泡が残る場合がある。
気泡がコアの光路に存在すると、光が気泡と接着剤の界面で反射してフレネル反射損失が発生する。フレネル反射損失とは、入射光が屈折率の異なる媒質の表面で反射することによって生じる光損失をいう。フレネル反射損失は光導波路の光伝送効率を低下させる。
図3は、気泡が残る様子を説明するもので、端面530を接続面414に押し当てた状態を示している。図3は、図2の状態から光導波路500をスリット413の内部にさらに押し込んだ状態を示す。
図3(a)は光導波路500とフェルール400の接続部分を上面視した図である。図3(b)は図3(a)の矢視B−B断面の断面図、図3(c)は図3(b)の領域512の拡大図である。図3(a)では、端面530と接続面414との間に接着剤418が介在している。
液体に発生した気泡は、固体表面などの界面に付着することが知られている。接着剤内で発生した気泡は、スリット413の内部で端面530又は接続面414に付着するが、粒径が比較的大きい気泡は接着剤の流れの力などを大きく受けるため、端面530又は接続面414から切り離され、接着剤の流れに応じて移動しやすい。そのため、光導波路500とフェルール400を接着する際に端面530を接続面414に近付ける過程でスリット413の両端部分まで移動し、貫通孔416a又は416bを通ってフェルールの外部に排出され、端面530と接続面414との間に残らない。
一方、粒径が比較的小さい気泡は体積が小さいため、接着剤の流れの力を受けにくく、接着剤の流れに伴って移動しにくい。そのため、端面530を接続面414に近付ける過程で貫通孔からフェルールの外部に排出されず、図3(b)に示すように端面530と接続面414の間の接着剤内に残る。なお、図3(a)では気泡の図示は省略されている。
図3(c)に示すように、コア510の光路に気泡419が存在すると、上述のように、フレネル反射損失が発生する。
次に、本実施形態に係る光導波路、フェルール、及び光コネクタの構成を図4〜7を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る光導波路の構成を示している。図4において、(a)は光導波路100の三面図、(b)は光導波路100の端面130の拡大図、(c)は(b)の領域112の拡大図、(d)は(a)における矢視C−C断面の断面図である。
光導波路100は、複数のコア110と、クラッド120aと、クラッド120bとを有し、3層構造のフィルム状の形態をしている。図4(b)、(c)に示すように、コア110とクラッド120bとを含む層は、2つのクラッド120aに挟まれている。
コア110はY方向に延びる部材であり、図4(c)に示すように矩形の断面形状をしている。コア110はクラッド120aとクラッド120bにより被覆されている。図4(b)に示すように、コア110はX方向に等間隔で配列されている。光導波路100は中央部分を除いた両側にそれぞれ4本のコアを有している。
コア110、クラッド120a及びクラッド120bは、例えば樹脂により形成されている。コア110は、クラッド120a及びクラッド120bに対し高い屈折率を有している。
光導波路100の端面130はコア110に交差する平面である。端面130は、各コアの光の端部110bとその周囲を覆うクラッドとを含んでいる。
端面130の各コアの両側のクラッド部分には、図4(d)に示すように凹部131が形成されている。図4(d)の凹部131は、端面130で円筒形に凹んだ部分である。ここで円筒形とは、円筒の一部を軸方向に切り出した形態を意味している。凹部131の円筒の軸方向は光導波路100の厚み方向に一致している。また凹部131は、略半円の断面形状をしている。
本実施形態では凹部131を略半円の断面形状としたが、半円以外の円周の一部分をなす円弧形状でも、他の断面形状でもよい。また本実施形態では全てのコアの両側に凹部131を形成した構成を示したが、少なくとも1つのコアの両側に凹部131を形成した構成としてよい。
凹部131は0.05mm以上、0.15mm以下の深さに形成されている。凹部131の深さとは、端面130からY方向に最も離れた凹部131の部分と端面130との距離をいう。凹部131の深さの範囲については後述する。
端面130の中央に位置する平面部132には凹部131が形成されていない。平面部132を設けることにより、光導波路100の端面130を含む先端部分の強度が確保され、光導波路100をフェルールに接着する際の光導波路100の変形を抑制できる。
凹部131をコア110の一部分に重なるように形成すると、凹部131とコア110とが重なる部分でクラッドが無くなる場合がある。クラッドが無くなると、光がコア内で全反射せず光損失が生じる。そのため、コア110の周囲のクラッドが無くならないように、凹部131の幅はコアの間隔より小さく形成されている。
次に、本実施形態に係るフェルールの構成を、図5を用いて説明する。図5において、(a)は本実施形態に係るフェルールの正面図、(b)は側面図、(c)は(a)における矢視D−D断面の断面図である。
フェルール300は、光導波路100を収容し固定する部材である。フェルール300に光導波路100を接続して光コネクタを構成し、他の光デバイスと接続される。
フェルール300は例えば透明の樹脂により形成される。フェルール300の材料となる樹脂の屈折率は、コア110の屈折率と略等しいことが望ましい。フェルール300とコア110との屈折率を略等しくすることで、それぞれの界面を光が通過するときの界面反射が抑えられ、光損失が抑制される。
フェルール300は、挿入部310と、窓320と、キャビティ330と、連結部311aと、連結部311bとを有している。
挿入部310は、フェルール300に光導波路100を挿入する入口となる部分であり、Y方向に向けて開けられた孔である。挿入部310の先端付近にはテーパ312が形成されている。テーパ312は、Y方向に向かうにつれ空洞部のZ方向の幅が先細りになる形状をしている。テーパ312の先端には、光導波路が収容されるスリット313が設けられている。スリット313は、収容部の一例である。
スリット313は光導波路100の先端を収容する箇所であり、X方向よりZ方向の長さが短い、薄い矩形の窪みである。スリット313はフェルール300の内部に形成されている。
スリット313の先端には接続面314が設けられている。接続面314は、光導波路100の端面130に対向し、接着剤により端面130と接続される、平らな面である。スリット313の両端には、連通孔316a及び316bが形成されている。連通孔316a、316bは、スリット313からフェルール300の上面315に連通している。
連通孔316a及び316bは略同一の形状をしており、スリット313の中心線に対し対称となる位置に設けられている。連通孔316a、316bは矩形の断面形状をしている。なお、連通孔316a、316bが連通するフェルール300の外周面は上面315に限定されず、下面317であっても、上面315から下面317まで貫通する貫通孔であってもよい。
連通孔316a、316bは、スリット313の中央部分には形成されていない。この構成により、光導波路100の中央をスリット313の面で押さえることができ、光導波路100をスリット313に挿入したときの光導波路100の変形を防ぐことができる。
窓320は、上面315に設けられた孔であり、スリット313に接着剤を滴下するときに、ディスペンサなどの滴下手段を挿入する場合に利用される。
キャビティ330は、フェルール300外周面のうち、接続面314に対向する面に形成された矩形の窪みである。キャビティ330の接続面314と対向するレンズ形成面331には複数のマイクロレンズ340が設けられている。フェルール300とマイクロレンズ340は、樹脂の射出成形により一体成型されている。
各マイクロレンズ340はいずれかのコア110と対をなす。従って、コア110の配置に対応し、各マイクロレンズはX方向に等間隔で形成されている。また、フェルール300の中央部分には、マイクロレンズは形成されていない。
次に、本実施形態に係る光コネクタを、図6を用いて説明する。図6において、(a)は本実施形態に係る光コネクタの正面図、(b)は側面図、(c)は(a)における矢視E−E断面の断面図である。図6(a)の光コネクタ200は、光導波路100とフェルール300とを有している。
光導波路100は、挿入部310からフェルール300に挿入される。また光導波路100の先端は、テーパ312を通じてスリット313に挿入される。端面130は接着剤により接続面314に接着される。端面130と接続面314が接着することにより、光導波路100とフェルール300が接続される。
接着剤は、コア110、及びフェルール300と略等しい屈折率の紫外線硬化型の接着剤である。コア100、フェルール300と屈折率が等しいことにより、接着剤と端面130あるいは接続面314との界面での光の反射が防止され、光損失が抑制される。
スリット313の厚みと幅は、光導波路100の先端の厚みと幅に一致する。これにより、光導波路100をスリット313に挿入することで、コアとマイクロレンズの光軸を一致させることができる。
X−Y平面内でのスリット313と光導波路100との接触面積は、光導波路100とフェルール300を接着する際に光導波路100が変形しないように適正化されている。
連結部311a及び311bは、光コネクタ200を他の光コネクタと連結する場合の位置合わせに用いられる。
図7は、光コネクタ200の光導波路100とフェルール300とが接着される部分を示している。図7は、端面130を接続面314に押し当てた様子を表している。
光コネクタ200は、端面130のコアの両側に凹部131を備えていることを1つの特徴としている。この構成により、端面130が接続面314に押し当てられる部分に、凹部131による隙間が形成される。
上述したように、粒径が比較的大きい気泡は、接着剤の流れの力などを大きく受け接着剤の流れに応じて移動しやすい。そのため、光導波路100とフェルール300を接着する際に、端面130を接続面314に近付ける過程でスリット313の両端まで気泡が移動し、連通孔316a、316bを通って外部に排出される。
一方、粒径が比較的小さい気泡は接着剤の流れの力などを受けにくく、接着剤の流れに応じた移動をしにくい。しかし本実施形態では、各コアの近傍に凹部131による隙間があるため、粒径が小さい気泡も少しの移動で隙間に収まることができる。図7に示す接着剤318は、連通孔316a、316b、及び凹部131による隙間のそれぞれに流れ込んでいる。319は気泡であり、接着剤318と共に凹部131の隙間に収まっている。
このように、凹部131の隙間に気泡を収めることで、光導波路100とフェルール300とを接続した光コネクタ200において、粒径が比較的大きい気泡だけでなく、粒径が小さい気泡をも、コア110とマイクロレンズ340との間の光路に残さないようにすることができる。そして気泡に起因するフレネル反射損失を防止し、光伝送効率の低下を防止することができる。
なお、フレネル反射損失を発生させる原因となる気泡は粒径が0.045mm以上の気泡であることが分かった。そこで、光導波路100では、粒径が0.045mm以上の気泡を収められるように、凹部131の深さを0.05mm以上としている。
また、凹部131の深さが0.15mmより大きいと、光導波路100の先端の強度が低下し、スリット313に挿入したときに変形する可能性のあることが分かった。そこで、本実施形態では、光導波路100の変形防止のため、凹部131の深さを0.15mm以下としている。
凹部131は円筒形に凹んだ部分であり、その断面は円周の一部分をなす。この形状により、接着剤318を凹部131内で局在させることなく、凹部131の内面全体に行き渡らせることが可能となる。そして、接着剤の局在に起因する収縮ばらつきなどに伴う光導波路100の変形を抑制できる。
続いて、光導波路100、フェルール300、及び光コネクタ200の製造方法について説明する。
図8及び図9を用いて、光導波路100の製造工程を説明する。図8は、光導波路100の穿孔工程を説明する図である。図8において、(a)はフィルム101の正面図、(b)は(a)において二点鎖線で囲った領域113の拡大図である。図8(b)に示した部分が加工されて、端面130が形成される。
図8(b)において、各コア110のX方向両側に貫通孔102が開けられる。貫通孔102はフィルム101をZ方向に貫通する円筒形の孔である。貫通孔102の穿孔加工にはエキシマレーザーを用いたレーザー加工を適用できる。
光導波路100の平面部132に対応し、図8に示すフィルム101の中央部分には貫通孔102は開けられていない。
貫通孔102を円形にすることで、貫通孔102の加工および凹部131の形成を容易に行うことができる。また高速加工に適したレーザー加工を、貫通孔102の加工に適用することが可能となる。
続いて、光導波路100の切断工程を、図9を用いて説明する。図9において(a)は貫通孔102が開けられたフィルム101を示している。(b)は(a)の領域114の拡大図である。図9(b)で示した部分が加工されて端面130が形成される。
図9(a)に示す太い実線103は、カッターなどで切断される部分を示している。一方、貫通孔102近傍の切断面104は端面130に相当する。切断面104は実線103より高い面精度が要求されるため、切断手段には例えばダイシングソーが用いられる。
ダイシングソーによる切断は、各貫通孔102の中心と切断面とが交差するように行われる。貫通孔102の一部を残すことで、端面130には断面形状が半円の凹部131が形成される。
なお、凹部131の断面形状は半円に限られず、貫通孔102の中心に対し切断面104が交差する位置をY方向にずらすことで、凹部131を円周の一部分をなす他の形状に形成してもよい。また、凹部は、四角形や三角形など任意の形状とすることもできる。
凹部131の深さを変えるには、貫通孔102の径を変えたり、貫通孔102と切断面104が交差する位置をY方向にずらせばよい。
以上により、光導波路100を製作することができる。
一方、フェルール300は、金型を用いた射出成形により製作することができる。
続いて、光導波路100とフェルール300を接着する工程を、図10を用いて説明する。図10において、(a)はフェルール300の正面図、(b)は(a)における矢視F−F断面の断面図、(c)は(a)の領域350の拡大図、(d)は(b)の領域351の拡大図である。
図10の梨地ハッチングで示した部分は、スリット313に充填した接着剤318を示している。接着剤318には、例えば、フェルール300及びコア110と同じ屈折率の紫外線硬化型接着剤が用いられる。
接着剤318は、窓320からスリット313付近に滴下される。滴下された接着剤318は、毛細管現象によって図10(c)、(d)に示すようにスリット313内部に浸透する。
スリット313の内部に接着剤が十分に浸透した状態で、光導波路100を挿入部310からスリット313に挿入し、端面130を接続面314に押し当てる。押し当てる過程で、粒径が比較的大きい気泡は、連通孔316a、316bからフェルール300の外部に排出される。また粒径が比較的小さい気泡は凹部131による隙間に収められる。
端面130を接続面314に押し当てた状態で、接着剤318に紫外光を照射すると、接着剤318は硬化され、フェルール300と光導波路100が接着される。
光コネクタ200の製造方法を、図11のフローチャートを用いて説明する。
まず、光導波路100の母体となる3層構造のフィルム101に、貫通孔102を形成する(S1101)。
続いて、フィルム101をダイシング加工し、凹部131を有する端面130を形成する(S1102)。
続いて、フィルム101を切断し、光導波路100を製作する(S1103)。
また、金型を用いて樹脂を射出成形し、フェルール300を製作する(S1104)。
続いて、窓320にディスペンサを近づけ、スリット313付近に接着剤318を滴下する。毛細管現象により、滴下された接着剤318はスリット313に浸透する(S1105)。
続いて、挿入部310から光導波路100をフェルール300に挿入し、光導波路100の先端をスリット313に挿入する。そして端面130を接続面314に、接着剤318を介在させて押し当てる(S1106)。
続いて、紫外光を照射して接着剤318を硬化させ、フェルール300に光導波路100を接着する(S1107)。
以上により、光導波路100及び光コネクタ200を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態により、光導波路とフェルールを接着する際に、光導波路の光路に気泡を残さない光導波路を提供できる。
また上記の他に、例えば、以下の効果を得ることもできる。
凹部の幅をコア間隔に対して小さくすることにより、コアの周囲のクラッドが無くなることを防ぎ、光損失を防止できる。
端面の中央部分にコアの間隔より大きい幅の平面部を設けることにより、光導波路の先端を収容部に挿入するときの光導波路の変形を抑制できる。
以上、本発明の実施形態の例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100、500 光導波路
101 フィルム
102 フィルム貫通孔
110、510 コア
120a、120b、520a、520b クラッド
130、530 端面
131 凹部
200 光コネクタ
300、400 フェルール
310 挿入部
313、413 スリット
314、414 接続面
316a、316b 連通孔
318、418 接着剤
319、419 気泡
416a、416b 貫通孔

Claims (5)

  1. 複数のコアと、前記コアの周囲を覆うクラッドとを有し、フェルールに接続される光導波路であって、
    前記クラッドは、前記光導波路の端面において凹んだ凹部を有する、ことを特徴とする光導波路。
  2. 前記凹部は、前記端面における前記コアの両側に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路。
  3. 前記凹部の幅は、前記コア間の間隔より小さい、ことを特徴とする請求項1、又は2に記載の光導波路。
  4. 複数のコアと、前記コアの周囲を覆うクラッドとを含む光導波路と、前記光導波路に接続するフェルールとを有し、
    前記クラッドは、前記光導波路の端面において、凹んだ凹部を有し、
    前記フェルールは、接着剤で前記端面と接着する接続面を有する、ことを特徴とする光コネクタ。
  5. 前記フェルールは、前記光導波路の前記端面を含む先端部分を収容する収容部と、前記フェルールの外周から前記収容部に連通する連通孔とを有する、ことを特徴とする請求項4に記載の光コネクタ。
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