JP2019173981A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面のパネルが開閉を行う空調室内機において、フィルターの着脱のために、ユーザーが前面のパネルを手動で開にする必要があった。機種の構成によっては、この操作が困難であった。【解決手段】空調室内機は、熱交換器と、ファンと、フィルターと、筐体と、筐体の前面を覆う第1位置と、筐体の前面から離間した第2位置との間を移動可能な、第1パネルと、第1パネルを、第1位置から第2位置に移動できる、パネル搬送機構と、空調運転停止時に、ユーザーによって第1スイッチ(101)が操作されると、ファンの停止状態は継続したままで、パネル搬送機構を制御して、第1パネルを第1位置から第2位置に移動させる、制御部と、を備える。【選択図】図9

Description

前面のパネルが開閉を行う空調室内機に関する。
空気調和装置においては、熱交換機の空気の吸入口に配置されたフィルターを随時掃除するのが望ましい。一方、空調室内機の前面には、パネルが配置されており、フィルターの掃除には、このパネルを開にした状態で、フィルターの掃除、または、フィルターの着脱が行われる(特許文献1:特開2000−234760号公報)。
従来、フィルターの清掃時に、このパネルを開にするためには、手動でパネルを持ち上げて行われてきた。
しかしながら、機種によっては、手動でパネルを開にするのは困難である。また、無理に開けようとすることにより、パネル自体やパネルの周囲をいためてしまう恐れがあった。
第1観点の空調室内機は、壁掛け式である。空調室内機は、熱交換器と、ファンと、フィルターと、筐体と、第1パネルと、パネル搬送機構と、制御部とを備えている。熱交換器は、空気と冷媒の熱交換をさせる。ファンは、熱交換器への空気の流れを生成する。フィルターは、空気を清浄化させる。筐体は、熱交換器、ファン、フィルターを収容する。筐体は、室内の側壁に固定される。第1パネルは、第1位置と第2位置を有する。第1位置は、筐体の前面を覆う位置である。第2位置は、筐体の前面から離間した位置である。パネル搬送機構は、第1パネルを第1位置から、第2位置に搬送する。制御部は、空調運転停止時に、ユーザーによって、第1スイッチが操作されると、ファンの停止状態は継続したままで、パネル搬送機構を制御して、第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させる。
第1観点の空調室内機は、第1スイッチの操作でパネルを操作できるため、ユーザーが第1パネルを手動で第1位置から動かさなくて良く、利便性に優れている。
第2観点の空調室内機は、第1観点の空調室内機であって、制御部と有線または無線で通信可能な端末をさらに備えている。第1スイッチは、端末に配置されている。
第2観点の空調室内機は、第1スイッチが端末に配置されているために、ユーザーは操作が理解しやすい。
第3観点の空調室内機は、第1観点の空調室内機であって、第1スイッチは、筐体に配置されている。
第3観点の空調室内機は、筐体に第1スイッチが配置されているため、端末を使わずに、手動でなく、第1パネルを操作することが出来る。
第4観点の空調室内機においては、第1スイッチは、ユーザーの携帯端末のディスプレイ上に表示されるものである。
第4観点の空調室内機は、携帯端末の操作で、ユーザーが第1パネルを第1位置から移動させることが出来、利便性に優れている。
第5観点の空調室内機は、第1観点〜第4観点のいずれかの空調室内機であって、パネル搬送機構による第1パネルの第1位置から第2位置への移動は、第1パネルの前方への平行移動と、上方への平行移動の組み合わされた動きである。
第6観点の空調室内機は、第5観点の空調室内機であって、第1パネルの上方に、さらに第2パネルを備える。パネル搬送機構が、第1パネルを第1位置から直線的に第2位置に移動させるには、第2パネルが障害となっている。
第7観点の空調室内機は、第1観点〜第6観点のいずれかの空調室内機であって、第1パネルの第1位置から第2位置への移動は、ユーザーが手動で行うことも可能である。
第8観点の空調室内機は、第1観点〜第7観点のいずれかの空調室内機であって、フィルターの清掃は、ユーザーが第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させた後で、さらに、ユーザーが手動で第1パネルの上部を軸にして下部を前方に引き出す回転動作によって、第3位置に移動した後で行われる。
第9観点の空調室内機は、第1観点〜第8観点のいずれかの空調室内機であって、パネル搬送機構は、第1パネルを、第2位置から第1位置に移動させることも可能である。制御部は、ユーザーが前記第1スイッチを操作したとき、第1パネルが第2位置にあるときは、パネル搬送機構に第1パネルを第1位置に移動させる。
第10観点の空調室内機は、第1観点〜第8観点のいずれかの空調室内機であって、パネル搬送機構は、第1パネルを、第2位置から第1位置に移動させることも可能である。制御部は、空調運転停止時に、ユーザーが第1スイッチを操作したとき、第1パネルが第1位置から第2位置に移動中のときは、パネル搬送機構に第1パネルをいったん停止させた後、第1位置に移動させ、第1パネルが第2位置から第1位置に移動中のときは、パネル搬送機構に第1パネルをいったん停止させた後、第2位置に移動させる。
第11観点の空調室内機は、第1観点〜第10観点のいずれかの空調室内機であって、制御部は、空調室内機が空調運転中には、ユーザーが第1スイッチの操作により入力した命令を実行しない。
第12観点の空調室内機は、第11観点の空調室内機であって、ユーザーが入力した命令を実行しないときに、命令を実行しない旨をユーザーに知らせる音を発生するブザーをさらに備える。
第13観点の空調室内機は、第1観点〜第12観点のいずれかの空調室内機であって、制御部は、ユーザーの第1スイッチの操作により、第1パネルが第1位置から第2位置に移動中に、ユーザーの第2スイッチの操作により、空調運転開始の命令を受けたときは、第1パネルの第2位置への移動を継続させ、第1パネルが第2位置に停止した後で、空調室内機の空調運転を開始させる制御を行う。
第14観点の空調室内機は、第1観点〜第13観点のいずれかの空調室内機であって、第1パネルの開閉異常を検知する開閉異常検知部をさらに備える。制御部は、ユーザーの第1スイッチの操作により第1パネルが移動するときには、開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない。
第15観点の空調室内機は、第1観点〜第14観点のいずれかの空調室内機であって、空調運転のほかに、内部クリーン運転を行うことができる。制御部は、内部クリーン運転実行中に、ユーザーにより第1スイッチが操作された場合には、内部クリーン運転を停止させた後に、ユーザーの操作により入力された命令を実行する。
第16観点の空調室内機は、第15観点の空調室内機であって、制御部は、ユーザーにより前記第1スイッチの操作による内部クリーン運転の停止動作期間中に、さらに、ユーザーにより第1スイッチが操作された場合は、停止動作期間中の操作回数が奇数回のときは、第1パネルを第1位置で停止させ、停止動作期間中の操作回数が偶数回のときは、第1パネルを第2位置で停止させる。
空気調和装置1の全体構成図である。 空調室内機10の運転停止時の斜視図である。 空調室内機10の空調運転時の斜視図である。 空調室内機10の運転停止時の側面図である。 空調室内機10の空調運転時の側面図である。 空調室内機10の空調停止時の断面図である。 空調室内機10の空調運転時の断面図である。 空調室内機10の第1パネル11の清掃時の位置を示す図である。 端末100の一部の概略模式図である。 ユーザーにより第1スイッチ101の操作があったときに空気調和装置1の運転制御を示すフローチャートである。 ユーザーにより第1スイッチ101の操作があったときに空気調和装置1の別の運転制御を示すフローチャートである。 図11Aの1の部分の運転フローを示す図である。 内部クリーン運転モードを有する空気調和装置1において、ユーザーにより第1スイッチ101の操作があったときに空気調和装置1の運転制御を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
(1)全体構成
空気調和装置1について全体構成を説明する。図1は、空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことができる。空気調和装置1は、主として、空調室内機10と、空調室外機20と、空調室内機10と空調室外機20とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、空調室内機10および空調室外機20の構成機器を制御する制御部2と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路3は、空調室内機10と空調室外機20とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
空調室外機20は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)に設置されている。空調室外機20は、主として、アキュムレータ7と、圧縮機8と、四路切換弁24と、室外熱交換器9と、膨張機構としての膨張弁6と、液側閉鎖弁26と、ガス側閉鎖弁25と、室外ファン23と、を有している。各機器及び弁間は、冷媒管によって接続されている。
空調室内機10は、室内(居室や天井裏空間等)に設置されている。空調室内機10は、主として、室内熱交換器14と、室内ファン13と、を有している。
空気調和装置1は、室内の空調運転を行う。空調運転とは、冷房、暖房、除湿、加湿、送風などの運転モードを含んでも良い。
(2)空調室内機10の構成
空調室内機10について説明する。空調室内機10は、熱交換器14と、ファン13と、筐体50と、第1パネル11と、第2パネル12と、フィルター34と、制御部2(図1に図示)とを備えている。本実施形態の空調室内機10は、壁掛け式である。
筐体50は、熱交換器14と、ファン13とを、内部に収容している。
熱交換器14は、図7の断面図に示されているように、ファン13を覆うように配置されている。ファン13の回転により、室内の空気が筐体50の内部の吸込口51に取り込まれて、熱交換器14において、空気と冷媒で熱交換を行う。冷媒と熱交換した空気は、ファン13の回転によって、筐体50の下部の吹出口52より、室内に放出され、暖房または冷房等を行う。
フィルター34は、吸込口51に流入した空気が熱交換器14に入る前に、通過する。フィルター34は、空気中のごみなど余分な粒子を捉えて、空気を清浄化する。フィルター34は着脱可能である。フィルター34を清掃する際には、空調室内機10より取り外して、清掃することが出来る。
第1パネル11と、第2パネル12は、図4、6に示すように、空調運転の停止時に、筐体50の前面を覆っている。本実施形態においては、第2パネル12は、固定である。第1パネル11は可動式である。第1パネルの停止時の位置を第1位置とする。閉位置といってもよい。第1パネルは、空調運転時に、図5、7に示すように、筐体50の前面に平行移動するとともに、大体第2パネルの高さ分だけ、上方へ移動する。この第1パネルの移動後の位置を第2位置とする。開位置と呼んでもよい。第1パネル11が、第2位置に移動することによって、熱交換器14の前面に、室内の空気を取り込む空間である吸込口51が出来る。これによって、空調室内機10は、空調運転時に冷媒と熱交換する空気を取り込めるようになる。また、第1パネル11は、停止時の第1位置にあるときは、吹出口52の前を覆っているので、これを第2位置に移動させることにより、吹出口52の前を開放する。なお、第1パネルは、図7に示すように、第1位置と第2位置の間を移動できる。本明細書において、その中間の状態のときは、基本的に空調運転が可能であり、第2位置と呼ぶ場合がある。ただし、第1位置に近く、空調運転ができないほど、筐体50に近い場合は、その場合も含めて第1位置と呼ぶ場合がある。
パネル搬送機構21は、第1パネル11を、第1位置から第2位置へ、または、その逆に搬送する。パネル搬送機構21は、図7に示すように、第1クランク211および第2クランク212を有している。第1クランク211、第2クランク212ともに、一方は、筐体50側に取り付けられており、他方は、第1パネル11側に取り付けられている。第1クランク211の筐体50側は、モータの出力軸に取り付けられており、モータが出力軸を回転させることにより、第1クランク211は、図7のRmに記載された範囲を回転する。モータは、制御部2によって制御が可能である。この第1クランクの動きによって、第1パネル11は、図6の第1位置から、図7の第2位置に移動できる。このように第1パネル11の第1位置から第2位置への移動の軌跡は、直線的ではなく、円弧状である。第1パネル11を直線的に移動させようとすると、第2パネル12が障害となる。ユーザーが手動でこのようなパネル搬送を行うことも可能ではあるが、困難を伴い、場合によっては、第1パネル11や第2パネル12を傷つける恐れがある。
図8に示すように、本実施形態の空調室内機10は、パネル搬送機構21に付随して、さらに、パネル支持部材22を有している。パネル支持部材22は、第1パネル11が第1位置または第2位置のときは、ほぼ、鉛直に立っており、第1パネルの裏面に沿っている。フィルター34の清掃時に、第1パネル11が第2位置から、ユーザーが第1パネル11の下部を引き出して、第1パネル11の上部を軸にして回転させたとき、パネル支持部材22は、図8の矢印の方向に引き出されて、第1パネル11を第3位置に支持した状態で、停止する。第1パネル11が第3位置に配置された状態で、ユーザーはフィルター34の着脱が可能となる。フィルター34は、取り外した状態で、清掃を行う。
本実施形態の空調室内機10は、図7に示すように、さらに、第1風向調整羽根30、第2風向調整羽根31、第3風向調整羽根32を備えている。
第1風向調整羽根30は、フラップと呼んでも良い。第1風向調整羽根30は、空調運転時に、吹出口52から吹出される空気の向きを調整する。空調運転が停止状態のときは、図6に示すように、第1風向調整羽根30は、吹出口52の下面を覆っている。空調運転時には、図7に示すように、第1風向調整羽根30は、180°回転して上下を反転させた上で、吹出口52の上、前に移動した第1パネル11の下に、移動して、停止している。
第2風向調整羽根31は、吹出口52の中に配置されている。第2風向調整羽根31は、姿勢を変更することにより、空気の吹出し方向を調整する。
第3風向調整羽根32は、ファン13を通過して室内に噴出される空気の通路であって、吹出口52の手前に配置されている。第3風向調整羽根32は、その姿勢を変化することにより、左右方向の空気の吹出し方向を調整する。
空調室内機10はさらに、ブザー(図示せず)を備えている。ブザーは、制御部2によって、制御されている。制御部2は、たとえば、ユーザーの命令を実行しない場合に、ブザーにより警告音を発して、その旨を伝える。
制御部2は、少なくともプロセッサを有している。制御部2は、空調室内機10のいずれかの場所に備えても良い。制御部2は、少なくとも、圧縮機8、室内ファン13、第1パネル11を制御する。制御部2は、複数のプロセッサから構成されていても良い。たとえば、空調室内機10と、空調室外機20とに備えても良い。
(3)端末100
図3または図9に示すように、空調室内機10は、筐体50など、以上説明した様々な構成要素を含む本体から隔離した端末100を備える。端末100は、リモコンと呼んでもよい。端末100は、空気調和装置1の専用端末であってもよい。端末100は、有線または無線で、本体中の制御部2と双方向通信可能である。図3の場合は、無線である。端末100は、各種スイッチ101〜117を有している。ユーザーは、空気調和装置1に命令を与えるために、各種スイッチ101〜117を操作する。ユーザーがスイッチを操作すると、命令が、無線通信によって、本体の制御部2に伝えられ、制御部2は、命令の内容を適宜解釈して実行していく。
端末100は、ディスプレイ(図示せず)を有しても良い。ディスプレイは、空気調和装置1の運転状態や、ユーザーの各種スイッチ101〜117による命令の入力内容などを表示する。ユーザーがスイッチ操作で入力した命令を制御部2が実行できない旨を、ディスプレイに表示しても良い。
端末100は、第1スイッチ101を有している。第1スイッチ101そのもの、またはその周辺部には、第1スイッチ101の操作の内容として、「お手入れ」、「開/閉」、「(2秒押し)」などの表示がある。「お手入れ」は、フィルターの清掃時に第2スイッチ101を使うことを示している。「開/閉」の表示のうち、「開」は、第1パネル11が第2位置にあることを示し、「閉」は、第1位置にあることを示している。つまり、この第1スイッチ101を操作することによって、第1パネルが第1位置にあるときは、第2位置に移動すること、第1パネルが第2位置にあるときは第1位置に移動することを示している。「(2秒押し)」は、このスイッチを機能させるためには、2秒以上継続して押し続ける必要があることを示している。いわゆる、「長押し」である。つまり、第1スイッチ101は、短時間押すだけでは、機能しない。
端末100は、さらに、第2スイッチ102を有していても良い。第2スイッチ102は、空調運転の起動または停止の命令を与える、スイッチである。ユーザーが第2スイッチ102を押すと、空気調和装置1は、空調運転を開始する。また、空調運転中に、ユーザーが第2スイッチ102を操作した場合には、空調運転を停止する。
なお、空調運転停止状態のときに、第2スイッチ102が操作された場合、第1スイッチ101が操作された場合と同様に、第1パネル11は、第1位置から、第2位置に移動する。第2スイッチ102が操作された場合が、第1スイッチ101が操作された場合と異なるのは、空調運転が開始される点である。つまり、第2スイッチ102の操作により、ファン13が回転する、圧縮機8が起動する、などの制御が行われるのに対して、第1スイッチ101が操作された場合は、このような制御は行われない。ファン13は停止したままである。
(4)第1スイッチ101の操作による空調室内機の制御
次にユーザーにより第1スイッチ101の操作があった場合に、空調室内機10において実施される制御について説明する。
図10は、本実施形態による、空調室内機10の操作の一例を示す。
ユーザーが端末100の第1スイッチ101のステップS201を実行すると、無線で、制御部2に信号が送られる。制御部2は、空気調和装置1が、空調運転中か否かを判断する(S202)。空調運転中の場合は、制御部2が、ユーザーの命令を無視する決定をする(S211)。制御部2は、この場合、ユーザーに、命令を実行しない旨を知らせるために、ブザーにピピという警告音を出させる(S212)。
一方、ステップS202で、空調運転中でないと、判断した場合には、第1パネル11を第1位置から第2位置に移動させる(S203)。
また、ステップS201で、ユーザーが第1スイッチ101ではなく、第2スイッチ102を操作した場合も類似の操作が行われる。この場合にも、ステップS202と同様に、空調運転中か否かが判断され、空調運転中でないと判断された場合には、ステップS203と同様に、第1パネル11を第1位置から第2位置へ移動させる点は、同様である。ただ、この場合は、図10の制御とは異なり、ステップS203の制御と並行して、または、その前後に、その他の空調運転開始の制御をスタートさせる。すなわち、圧縮機8を起動し、ファン13を駆動するなどの制御を行う。これに対して、図10の場合は、このような制御を行わない。たとえば、ファンを停止させた状態を継続させる。つまり、ステップS203のみで、制御を終了する。
ステップS202で、空調運転中と判断するのは、たとえば、以下の条件が一つでも成立している場合である。
1)室内ファン13が動作中である。
2)第1風向調整羽根30が運転位置である。
3)第1パネル11、または、第1風向調整羽根30が運転停止位置へ移動中である。
4)ユーザーが第2スイッチ102の操作後、運転準備中である。
以上は、図10の、ステップS202で、空調運転中でないと判断した場合に、ステップS203で、第1パネル11を第2位置へ移動させる制御を行う場合について、説明した。しかし、ステップS202の後で、図11AのステップS304と同様の制御を行っても良い。すなわち、ステップS304で、第1パネルが第1位置か否かを判断する。第1位置と判断した場合は、ステップS306で、第1パネルを第2位置へ移動する。第2位置と判断した場合は、第1パネル11を第1位置へ移動させる。このように制御することで、たとえば、フィルター34の清掃の後で、ユーザーが第1スイッチ101を操作することで、第1パネル11を第2位置から第1位置へ戻すことが出来る。
なお、図10のステップS203の実行中、すなわち、第1パネル11が第1位置から第2位置に移動中に、ユーザーにより第2スイッチ102が操作された場合、そのまま、S203の実行を継続し、第1パネルを第2位置へ移動させる。その後で、空調運転制御に移行する。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態の特徴は、空調室内機10の第1パネル11を第1位置から第2位置に移動させるために、ユーザーが操作する第1スイッチ101を設けたことである。ユーザーがフィルター34を清掃する時には、第1パネル11を第2位置に移動させる必要がある。この作業は、従来ユーザーが手動で行っていた。しかし、空調室内機の機種によっては、第1パネル11の移動が手動で簡単に行えない場合もある。また、場合によっては、第1パネル11や周辺部を傷めてしまう場合もありうる。このような場合に、ユーザーがスイッチ操作で第1パネル11を移動させることが出来れば、ユーザーにとって利便性が高く、また、第1パネル11やその周辺部を傷めてしまう恐れも少ない。
(5−2)
第1スイッチ101は、端末100に備えられていても良い。端末100とは、いわゆるリモコンといってよい。ユーザーがリモコン操作で第1パネル11を動かせることで、ユーザーにとって操作性が向上する。
(5−3)
また、第1パネル11の第1位置から第2位置への移動は、直線的に行われるのではく、円弧状の軌跡を通って行われる。すなわち、第1パネルは、いったん前面に平行移動した後、上方へ平行移動する。このような移動は、第1パネル11をスタイリッシュな収納位置である第1位置から、円滑に空調運転位置の可能な第2位置に引き出すという点において、有意義である。しかし、手動でユーザーがこのような移動を行うのは、可能ではあるが困難性を伴う。したがって、このようなケースでは、本実施形態のごとく、第1スイッチ101操作による、第1パネル11の制御が有効である。
(5−4)
フィルター34の清掃時に、第1パネル11が第2位置で、フィルター34を取り外すのは、不可能または困難である。フィルター34は、第1パネルを第2位置からさらに第3位置に、手動で移動させることによって、取り外しが可能である。第1パネル11を第2位置までスイッチ操作で動かせる理由は、第2位置は空調運転でも用いるポジションなので、新たなメカニズムを用いなくても移動が可能であるからである。第3位置まで、スイッチ操作で動かせるようにするためには、新たなメカニズムが必要になる。また、第1パネル11を第2位置まで移動させれば、第3位置までは、手動でも比較的容易に操作が出来るし、第1パネル11とその周辺を傷めるリスクも少ない。
(5−5)
ユーザーが第1スイッチ101を操作したとき、空調運転が停止中で、かつ、第1パネル11が第2位置にあるときは、第1位置へ移動させる。このようにすれば、ユーザーは、フィルター清掃作業後に、スイッチ操作で、第1パネル11を元に戻すことが出来る。
(5−6)
ユーザーが第1スイッチ101を操作したとき、空調運転中のときは、ユーザーの命令を無視して、空調運転を継続する。このようにする理由は、空調運転中のユーザーの操作は、誤操作かも分からないし、また、空調運転を停止し、ユーザーの命令に答えるには、相当の時間がかかるためである。そこで、この場合は、ユーザーの命令は、実行しない。
また、ユーザーの第1スイッチ101の操作による命令を制御部2が無視するときは、ユーザーにその旨を知らせる。その方法は、警告音を発するブザーをさらに備え、警告音を発することにより、ユーザーに知らせても良い。端末100のディスプレイにその旨を表示しても良い。両方同時に行ってもよい。
(5−7)
ユーザーの第1スイッチ101の操作により、第1パネル11が第1位置から第2位置に移動中に、ユーザーにより第2スイッチ102が操作された場合、制御部2は、そのまま、第1パネル11を第2位置へ移動させ、その後で、空調運転制御に移行する。
これは、ユーザーの後の操作である第2スイッチ102の操作を優先し、円滑に、空調運転を開始する制御を行う趣旨である。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
第1実施形態においては、端末100に第1スイッチ101がある場合について説明した。変形例1Aにおいては、第1スイッチは、筐体50に配置されている。ユーザーは、フィルターの掃除のために、筐体50に近づいたときに第1スイッチを操作することが出来て、便利である。
(6−2)変形例1B
第1実施形態では、専用端末100に第1スイッチ101がある場合について説明した。第1スイッチは、ユーザーの汎用の携帯端末に備えられていても良い。携帯端末としては、スマートフォンであってもよい。携帯端末は、空調室内機10の制御部2に通信可能に接続されている。携帯端末は、ディスプレイと、ディスプレイに付随したタッチパネルとを有していてもよい。たとえば、ユーザーが空気調和装置1の操作をする場合、スマートフォンのディスプレイに、図9と同様な操作スイッチが表示されても良い。ユーザーが第1スイッチにタッチすると、ユーザーが第1スイッチを操作したことになり、ユーザーの命令が、制御部2に伝達される。
(6−2−1)変形例1Bの特徴
第1スイッチは、ユーザーの携帯端末、いわゆる、スマートフォンなどに備えられていても良い。携帯端末で、空調運転の起動停止などの操作が可能な場合、空気調和装置1の操作を、統一して、携帯端末で行うことができ、ユーザーにとって便利である。
また、別途専用端末を準備する必要がなくなる。さらに、外部のネットワークに接続することにより、たとえば、気候に応じた運転や、機器の保守管理などの情報を、ネットワークやネットワーク上のサーバーとやり取りすることができ、利便性が高まる。
(6−3)変形例1C
第1実施形態における制御は、図10に示したように、ユーザーが第1スイッチ101を操作したとき(S201)、制御部2は、空調運転中か否かを判断する(S202)制御を行う場合について説明した。変形例1Cは、さらに、きめ細かい制御を行う場合である。
すなわち、変形例1Cの制御は、図11A、11Bに示すとおりである。まず、図11Aに示すように、ユーザーにより、第1スイッチ101が操作されたとき(S301)、空調運転中か否かを判断し(S302)、空調運転中の場合は、図11Bに示すように、実施形態1と同様の操作を行う。すなわち、制御部2は、ユーザーの命令を無視するとの判断を行い(S311)、ユーザーに警告音でその旨を伝えて(S312)、制御を終了する。
ここで、図11Aの制御部2が空調運転中か否かを判断するステップ(S302)へ戻る。ここで、空調運転はしていなくても、たとえば、空調運転の停止動作が進行中の場合がある。そこで、ステップS302で空調運転中ではないと判断された場合、次に、制御部は、ステップS303で、第1パネル11が移動中か否かを判断する。第1パネル11が移動中と判断された場合は、ステップS321へ進む。制御部2は、ステップS321で第1パネルの移動方向を判断する。ステップS321で、第1パネル11が第1位置から第2位置へ移動中と判断された場合には、ステップS323へ進み、制御部は、第1パネル11をいったん停止させた後で、第1位置へ移動させる(S323)。逆に、ステップS321で、第1パネル11が第2位置から第1位置へ移動中と判断された場合には、ステップS322へ進み、制御部2は、第1パネル11をいったん停止させた後で、第2位置へ移動させる。
次に、ステップS303に戻る。ステップS303で第1パネル11は移動中で無い、すなわち、停止中と判断された場合、ステップS304で、制御部2は、第1パネル11は、第1位置にあるか否かを判断する。第1パネル11が第1位置にあると判断された場合は、制御部2は、第1パネルを第1位置に移動させる(S306)。第1パネル11が第1位置に無い、すなわち、第2位置にあると判断された場合は、制御部2は、第1パネルを第1位置に移動させる(S305)。これは、たとえば、ユーザーのフィルターの清掃作業が終わった後で、第1パネル11を第1位置に戻す場合に用いることが出来る。
(6−3−1)変形例1Cの特徴
変形例1Cでは、ユーザーによる第1スイッチ101の操作があったとき、空調運転はしていないが、第1パネルが移動中のとき、反対向きに第1パネルを移動させる。このようにすることによって、たとえば、空調運転は終了しているが、停止動作中に第1スイッチ101の操作が行われたときは、第1パネルを第2位置に移動させることによって、ユーザーの意思であるフィルターのお掃除に迅速に移ることが出来る。
(6−4)変形例1D
実施形態1の空気調和装置1は、室内の空調運転モードのほかに、さらに、内部クリーン運転モードを有していても良い。内部クリーン運転とは、たとえば、特開2009−168327号公報に説明されているように、冷房運転または除湿運転を行った後で、実施される、送風運転および/または暖房運転である。空調室内機10の筐体50の内部を乾燥させることにより、カビや細菌の発生を抑制する。
内部クリーン運転の開始は、たとえば、冷房運転または除湿運転の停止時に、制御部2の判断で実施しても良いし、ユーザーの操作で実施しても良い。ユーザーの操作で実施する場合、たとえば、端末100に第3スイッチ114を設けても良い。ユーザーが第3スイッチを操作することにより、制御部2は、内部クリーン運転をスタートさせる。
空気調和装置1が内部クリーン運転モードを有し、内部クリーン運転中である場合に、空調運転中と同様に扱い、図10に示す制御を行っても良い。変形例1Dにおいては、内部クリーンモード運転を行っている場合に、空調運転中と異なる特有の制御を行う一例について、図12を用いて説明する。
ユーザーにより第1スイッチ101が操作された場合(S401)、制御部2は、空調運転中か否かを判断する(S402)。空調運転中と判断した場合には、図10の場合と同様に、ユーザーの命令を無視して(S401)、ユーザーにその旨を警告音で知らせる(S401)。制御部2が、ステップS402で、空調運転中でないと判断した場合は、ステップS403に進み、内部クリーン運転中か否かを判断する。内部クリーン運転中でないと判断した場合には、ステップS404に進み、第1パネル11を第1位置から第2位置へ移動させて、制御を終了する。ステップS403で、内部クリーン運転中と判断した場合には、ステップS405に進み、内部クリーン運転を停止する。その後、第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させる(S406)。
以上は、ステップS402の次に、ステップS403の判断を行う場合について説明したが、順番は逆でも、同時に行ってもよい。
また、ユーザーによるステップS401の操作の後、内部クリーン運転の停止中の処理、すなわちS406の操作が完了する前に、さらに、ユーザーによる第1スイッチ101の操作があった場合は、追加の操作回数が奇数回のときは、第1パネル11を第1位置に移動させ、追加の操作回数が偶数回のときは、第1パネル11を第2位置に移動させる。
(6−4−1)変形例1Dの特徴
内部クリーン運転中に、ユーザーにより第1スイッチが操作された場合には、ユーザーの意思を尊重して、内部クリーン運転を停止させて、第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させる。
このように制御する理由は、内部クリーン運転はユーザーの意思表示がなくても自動で運転する場合があるため、フィルターのお掃除をしたいというユーザーの意思を尊重するためである。
また、内部クリーン運転の停止中にさらに、第1スイッチが操作された場合、操作された回数に応じて、第1パネルの停止位置を決める。これは、第1スイッチが合計で奇数回操作された場合(追加回数は、偶数回)は、ユーザーが第2位置で停止させたかったのだろうと判断し、第1スイッチが合計で偶数回操作された場合(追加回数は、奇数回)は、ユーザーが第1位置で停止させたかったのだろうと判断しているためである。
(6−5)変形例1E
変形例1Eにおいては、空調室内機10が、第1パネル11の開(第2位置)、閉(第1位置)を検知する、リミットスイッチ(開閉異常検知部、図示せず)を備えている。開閉異常検知部は、制御部が制御する。
ユーザーが、第2スイッチ102を操作して、空調運転を開始する場合には、開閉異常検知部による開閉異常検知を行う。
図10に示すように、ユーザーが第1スイッチ101を操作して(S201)、制御部2が第1パネル11を第1位置から第2位置へ移動させる場合(S203)には、開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない。
(6−5−1)変形例1Eの特徴
このように、第1スイッチ操作によって第1パネル11を駆動する場合は、開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない。それは、第1スイッチ101操作の場合には、圧縮機8を起動しないので、第1パネル11が閉(第1位置)であったとしても、露つきや高圧上昇などの問題は発生しないからである。
(6−6)変形例1F
変形例1Fでは、制御部は、空調室外機20に備えられている(図示せず)。空調室外機20の制御部は、少なくともマイコンを含んでいる。変形例1のその他の構成は、実施形態1と同様である。端末100との通信を行う通信部については、空調室内機10の本体に備えられている。すなわち、ユーザーが端末100で命令を入力すると、命令は、空調室内機10の本体にある通信部に送られ、さらに、空調室外機20の制御部に送られる。空調室外機20にある制御部は、受け取った命令に従って、第1パネル11の制御を行う。
なお、本明細書において、制御部の定義は、ユーザーのスイッチ操作による命令を受けて、第1パネルを移動させるために、何らかの制御を行う部位という意味である。したがて、変形例1Fの空調室内機10も何らかの制御部を有しているといえる。つまり、変形例1Fは、空調室内機10も、空調室外機20も、制御部を有しているといえる。
制御部は他の位置に配置されていてもよい。たとえば、ネットワークを介して制御が行われるということもありうる。また、制御部は、その機能を分散して配置してもよい。しかし、空調室内機10は、少なくとも一部の何らかの制御部を有している。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
2・・・・制御部
10・・・空調室内機
11・・・第1パネル
12・・・第2パネル
13・・・ファン
14・・・熱交換器
21・・・パネル搬送機構
34・・・フィルター
100・・端末
101・・第1スイッチ
102・・第2スイッチ
特開2000−234760号公報
前面のパネルが開閉を行う空調室内機に関する。
空気調和装置においては、熱交換機の空気の吸入口に配置されたフィルターを随時掃除するのが望ましい。一方、空調室内機の前面には、パネルが配置されており、フィルターの掃除には、このパネルを開にした状態で、フィルターの掃除、または、フィルターの着脱が行われる(特許文献1:特開2000−234760号公報)。
従来、フィルターの清掃時に、このパネルを開にするためには、手動でパネルを持ち上げて行われてきた。
しかしながら、機種によっては、手動でパネルを開にするのは困難である。また、無理に開けようとすることにより、パネル自体やパネルの周囲をいためてしまう恐れがあった。
第1観点の空調室内機は、壁掛け式である。空調室内機は、熱交換器と、ファンと、フィルターと、筐体と、第1パネルと、パネル搬送機構と、制御部とを備えている。熱交換器は、空気と冷媒の熱交換をさせる。ファンは、熱交換器への空気の流れを生成する。フィルターは、空気を清浄化させる。筐体は、熱交換器、ファン、フィルターを収容する。筐体は、室内の側壁に固定される。第1パネルは、第1位置と第2位置を有する。第1位置は、筐体の前面を覆う位置である。第2位置は、筐体の前面から離間した位置である。パネル搬送機構は、第1パネルを第1位置から、第2位置に搬送する。制御部は、空調運転停止時に、ユーザーによって、第1スイッチが操作されると、ファンの停止状態は継続したままで、パネル搬送機構を制御して、第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させる。
第1観点の空調室内機は、第1スイッチの操作でパネルを操作できるため、ユーザーが第1パネルを手動で第1位置から動かさなくて良く、利便性に優れている。
第2観点の空調室内機は、第1観点の空調室内機であって、制御部と有線または無線で通信可能な端末をさらに備えている。第1スイッチは、端末に配置されている。
第2観点の空調室内機は、第1スイッチが端末に配置されているために、ユーザーは操作が理解しやすい。
第3観点の空調室内機は、第1観点の空調室内機であって、第1スイッチは、筐体に配置されている。
第3観点の空調室内機は、筐体に第1スイッチが配置されているため、端末を使わずに、手動でなく、第1パネルを操作することが出来る。
第4観点の空調室内機においては、第1スイッチは、ユーザーの携帯端末のディスプレイ上に表示されるものである。
第4観点の空調室内機は、携帯端末の操作で、ユーザーが第1パネルを第1位置から移動させることが出来、利便性に優れている。
第5観点の空調室内機は、第1観点〜第4観点のいずれかの空調室内機であって、パネル搬送機構による第1パネルの第1位置から第2位置への移動は、第1パネルの前方への平行移動と、上方への平行移動の組み合わされた動きである。
第6観点の空調室内機は、第5観点の空調室内機であって、第1パネルの上方に、さらに第2パネルを備える。パネル搬送機構が、第1パネルを第1位置から直線的に第2位置に移動させるには、第2パネルが障害となっている。
第7観点の空調室内機は、第1観点〜第6観点のいずれかの空調室内機であって、第1パネルの第1位置から第2位置への移動は、ユーザーが手動で行うことも可能である。
第8観点の空調室内機は、第1観点〜第7観点のいずれかの空調室内機であって、フィルターの清掃は、ユーザーが第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させた後で、さらに、ユーザーが手動で第1パネルの上部を軸にして下部を前方に引き出す回転動作によって、第3位置に移動した後で行われる。
第9観点の空調室内機は、第1観点〜第8観点のいずれかの空調室内機であって、パネル搬送機構は、第1パネルを、第2位置から第1位置に移動させることも可能である。制御部は、ユーザーが前記第1スイッチを操作したとき、第1パネルが第2位置にあるときは、パネル搬送機構に第1パネルを第1位置に移動させる。
第10観点の空調室内機は、第1観点〜第8観点のいずれかの空調室内機であって、パネル搬送機構は、第1パネルを、第2位置から第1位置に移動させることも可能である。制御部は、空調運転停止時に、ユーザーが第1スイッチを操作したとき、第1パネルが第1位置から第2位置に移動中のときは、パネル搬送機構に第1パネルをいったん停止させた後、第1位置に移動させ、第1パネルが第2位置から第1位置に移動中のときは、パネル搬送機構に第1パネルをいったん停止させた後、第2位置に移動させる。
第11観点の空調室内機は、第1観点〜第10観点のいずれかの空調室内機であって、制御部は、空調室内機が空調運転中には、ユーザーが第1スイッチの操作により入力した命令を実行しない。
第12観点の空調室内機は、第11観点の空調室内機であって、ユーザーが入力した命令を実行しないときに、命令を実行しない旨をユーザーに知らせる音を発生するブザーをさらに備える。
第13観点の空調室内機は、第1観点〜第12観点のいずれかの空調室内機であって、制御部は、ユーザーの第1スイッチの操作により、第1パネルが第1位置から第2位置に移動中に、ユーザーの第2スイッチの操作により、空調運転開始の命令を受けたときは、第1パネルの第2位置への移動を継続させ、第1パネルが第2位置に停止した後で、空調室内機の空調運転を開始させる制御を行う。
第14観点の空調室内機は、第1観点〜第13観点のいずれかの空調室内機であって、第1パネルの開閉異常を検知する開閉異常検知部をさらに備える。制御部は、ユーザーの第1スイッチの操作により第1パネルが移動するときには、開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない。
第15観点の空調室内機は、第1観点〜第14観点のいずれかの空調室内機であって、空調運転のほかに、内部クリーン運転を行うことができる。制御部は、内部クリーン運転実行中に、ユーザーにより第1スイッチが操作された場合には、内部クリーン運転を停止させた後に、ユーザーの操作により入力された命令を実行する。
第16観点の空調室内機は、第15観点の空調室内機であって、制御部は、ユーザーにより前記第1スイッチの操作による内部クリーン運転の停止動作期間中に、さらに、ユーザーにより第1スイッチが操作された場合は、停止動作期間中の操作回数が奇数回のときは、第1パネルを第1位置で停止させ、停止動作期間中の操作回数が偶数回のときは、第1パネルを第2位置で停止させる。
空気調和装置1の全体構成図である。 空調室内機10の運転停止時の斜視図である。 空調室内機10の空調運転時の斜視図である。 空調室内機10の運転停止時の側面図である。 空調室内機10の空調運転時の側面図である。 空調室内機10の空調停止時の断面図である。 空調室内機10の空調運転時の断面図である。 空調室内機10の第1パネル11の清掃時の位置を示す図である。 端末100の一部の概略模式図である。 ユーザーにより第1スイッチ101の操作があったときに空気調和装置1の運転制御を示すフローチャートである。 ユーザーにより第1スイッチ101の操作があったときに空気調和装置1の別の運転制御を示すフローチャートである。 図11Aの1の部分の運転フローを示す図である。 内部クリーン運転モードを有する空気調和装置1において、ユーザーにより第1スイッチ101の操作があったときに空気調和装置1の運転制御を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
(1)全体構成
空気調和装置1について全体構成を説明する。図1は、空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことができる。空気調和装置1は、主として、空調室内機10と、空調室外機20と、空調室内機10と空調室外機20とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、空調室内機10および空調室外機20の構成機器を制御する制御部2と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路3は、空調室内機10と空調室外機20とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
空調室外機20は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)に設置されている。空調室外機20は、主として、アキュムレータ7と、圧縮機8と、四路切換弁24と、室外熱交換器9と、膨張機構としての膨張弁6と、液側閉鎖弁26と、ガス側閉鎖弁25と、室外ファン23と、を有している。各機器及び弁間は、冷媒管によって接続されている。
空調室内機10は、室内(居室や天井裏空間等)に設置されている。空調室内機10は、主として、室内熱交換器14と、室内ファン13と、を有している。
空気調和装置1は、室内の空調運転を行う。空調運転とは、冷房、暖房、除湿、加湿、送風などの運転モードを含んでも良い。
(2)空調室内機10の構成
空調室内機10について説明する。空調室内機10は、熱交換器14と、ファン13と、筐体50と、第1パネル11と、第2パネル12と、フィルター34と、制御部2(図1に図示)とを備えている。本実施形態の空調室内機10は、壁掛け式である。
筐体50は、熱交換器14と、ファン13とを、内部に収容している。
熱交換器14は、図7の断面図に示されているように、ファン13を覆うように配置されている。ファン13の回転により、室内の空気が筐体50の内部の吸込口51に取り込まれて、熱交換器14において、空気と冷媒で熱交換を行う。冷媒と熱交換した空気は、ファン13の回転によって、筐体50の下部の吹出口52より、室内に放出され、暖房または冷房等を行う。
フィルター34は、吸込口51に流入した空気が熱交換器14に入る前に、通過する。フィルター34は、空気中のごみなど余分な粒子を捉えて、空気を清浄化する。フィルター34は着脱可能である。フィルター34を清掃する際には、空調室内機10より取り外して、清掃することが出来る。
第1パネル11と、第2パネル12は、図4、6に示すように、空調運転の停止時に、筐体50の前面を覆っている。本実施形態においては、第2パネル12は、固定である。第1パネル11は可動式である。第1パネルの停止時の位置を第1位置とする。閉位置といってもよい。第1パネルは、空調運転時に、図5、7に示すように、筐体50の前面に平行移動するとともに、大体第2パネルの高さ分だけ、上方へ移動する。この第1パネルの移動後の位置を第2位置とする。開位置と呼んでもよい。第1パネル11が、第2位置に移動することによって、熱交換器14の前面に、室内の空気を取り込む空間である吸込口51が出来る。これによって、空調室内機10は、空調運転時に冷媒と熱交換する空気を取り込めるようになる。また、第1パネル11は、停止時の第1位置にあるときは、吹出口52の前を覆っているので、これを第2位置に移動させることにより、吹出口52の前を開放する。なお、第1パネルは、図7に示すように、第1位置と第2位置の間を移動できる。本明細書において、その中間の状態のときは、基本的に空調運転が可能であり、第2位置と呼ぶ場合がある。ただし、第1位置に近く、空調運転ができないほど、筐体50に近い場合は、その場合も含めて第1位置と呼ぶ場合がある。
パネル搬送機構21は、第1パネル11を、第1位置から第2位置へ、または、その逆に搬送する。パネル搬送機構21は、図7に示すように、第1クランク211および第2クランク212を有している。第1クランク211、第2クランク212ともに、一方は、筐体50側に取り付けられており、他方は、第1パネル11側に取り付けられている。第1クランク211の筐体50側は、モータの出力軸に取り付けられており、モータが出力軸を回転させることにより、第1クランク211は、図7のRmに記載された範囲を回転する。モータは、制御部2によって制御が可能である。この第1クランクの動きによって、第1パネル11は、図6の第1位置から、図7の第2位置に移動できる。このように第1パネル11の第1位置から第2位置への移動の軌跡は、直線的ではなく、円弧状である。第1パネル11を直線的に移動させようとすると、第2パネル12が障害となる。ユーザーが手動でこのようなパネル搬送を行うことも可能ではあるが、困難を伴い、場合によっては、第1パネル11や第2パネル12を傷つける恐れがある。
図8に示すように、本実施形態の空調室内機10は、パネル搬送機構21に付随して、さらに、パネル支持部材22を有している。パネル支持部材22は、第1パネル11が第1位置または第2位置のときは、ほぼ、鉛直に立っており、第1パネルの裏面に沿っている。フィルター34の清掃時に、第1パネル11が第2位置から、ユーザーが第1パネル11の下部を引き出して、第1パネル11の上部を軸にして回転させたとき、パネル支持部材22は、図8の矢印の方向に引き出されて、第1パネル11を第3位置に支持した状態で、停止する。第1パネル11が第3位置に配置された状態で、ユーザーはフィルター34の着脱が可能となる。フィルター34は、取り外した状態で、清掃を行う。
本実施形態の空調室内機10は、図7に示すように、さらに、第1風向調整羽根30、第2風向調整羽根31、第3風向調整羽根32を備えている。
第1風向調整羽根30は、フラップと呼んでも良い。第1風向調整羽根30は、空調運転時に、吹出口52から吹出される空気の向きを調整する。空調運転が停止状態のときは、図6に示すように、第1風向調整羽根30は、吹出口52の下面を覆っている。空調運転時には、図7に示すように、第1風向調整羽根30は、180°回転して上下を反転させた上で、吹出口52の上、前に移動した第1パネル11の下に、移動して、停止している。
第2風向調整羽根31は、吹出口52の中に配置されている。第2風向調整羽根31は、姿勢を変更することにより、空気の吹出し方向を調整する。
第3風向調整羽根32は、ファン13を通過して室内に噴出される空気の通路であって、吹出口52の手前に配置されている。第3風向調整羽根32は、その姿勢を変化することにより、左右方向の空気の吹出し方向を調整する。
空調室内機10はさらに、ブザー(図示せず)を備えている。ブザーは、制御部2によって、制御されている。制御部2は、たとえば、ユーザーの命令を実行しない場合に、ブザーにより警告音を発して、その旨を伝える。
制御部2は、少なくともプロセッサを有している。制御部2は、空調室内機10のいずれかの場所に備えても良い。制御部2は、少なくとも、圧縮機8、室内ファン13、第1パネル11を制御する。制御部2は、複数のプロセッサから構成されていても良い。たとえば、空調室内機10と、空調室外機20とに備えても良い。
(3)端末100
図3または図9に示すように、空調室内機10は、筐体50など、以上説明した様々な構成要素を含む本体から隔離した端末100を備える。端末100は、リモコンと呼んでもよい。端末100は、空気調和装置1の専用端末であってもよい。端末100は、有線または無線で、本体中の制御部2と双方向通信可能である。図3の場合は、無線である。端末100は、各種スイッチ101〜117を有している。ユーザーは、空気調和装置1に命令を与えるために、各種スイッチ101〜117を操作する。ユーザーがスイッチを操作すると、命令が、無線通信によって、本体の制御部2に伝えられ、制御部2は、命令の内容を適宜解釈して実行していく。
端末100は、ディスプレイ(図示せず)を有しても良い。ディスプレイは、空気調和装置1の運転状態や、ユーザーの各種スイッチ101〜117による命令の入力内容などを表示する。ユーザーがスイッチ操作で入力した命令を制御部2が実行できない旨を、ディスプレイに表示しても良い。
端末100は、第1スイッチ101を有している。第1スイッチ101そのもの、またはその周辺部には、第1スイッチ101の操作の内容として、「お手入れ」、「開/閉」、「(2秒押し)」などの表示がある。「お手入れ」は、フィルターの清掃時に第スイッチ101を使うことを示している。「開/閉」の表示のうち、「開」は、第1パネル11が第2位置にあることを示し、「閉」は、第1位置にあることを示している。つまり、この第1スイッチ101を操作することによって、第1パネルが第1位置にあるときは、第2位置に移動すること、第1パネルが第2位置にあるときは第1位置に移動することを示している。「(2秒押し)」は、このスイッチを機能させるためには、2秒以上継続して押し続ける必要があることを示している。いわゆる、「長押し」である。つまり、第1スイッチ101は、短時間押すだけでは、機能しない。
端末100は、さらに、第2スイッチ102を有していても良い。第2スイッチ102は、空調運転の起動または停止の命令を与える、スイッチである。ユーザーが第2スイッチ102を押すと、空気調和装置1は、空調運転を開始する。また、空調運転中に、ユーザーが第2スイッチ102を操作した場合には、空調運転を停止する。
なお、空調運転停止状態のときに、第2スイッチ102が操作された場合、第1スイッチ101が操作された場合と同様に、第1パネル11は、第1位置から、第2位置に移動する。第2スイッチ102が操作された場合が、第1スイッチ101が操作された場合と異なるのは、空調運転が開始される点である。つまり、第2スイッチ102の操作により、ファン13が回転する、圧縮機8が起動する、などの制御が行われるのに対して、第1スイッチ101が操作された場合は、このような制御は行われない。ファン13は停止したままである。
(4)第1スイッチ101の操作による空調室内機の制御
次にユーザーにより第1スイッチ101の操作があった場合に、空調室内機10において実施される制御について説明する。
図10は、本実施形態による、空調室内機10の操作の一例を示す。
ユーザーが端末100の第1スイッチ101のステップS201を実行すると、無線で、制御部2に信号が送られる。制御部2は、空気調和装置1が、空調運転中か否かを判断する(S202)。空調運転中の場合は、制御部2が、ユーザーの命令を無視する決定をする(S211)。制御部2は、この場合、ユーザーに、命令を実行しない旨を知らせるために、ブザーにピピという警告音を出させる(S212)。
一方、ステップS202で、空調運転中でないと、判断した場合には、第1パネル11を第1位置から第2位置に移動させる(S203)。
また、ステップS201で、ユーザーが第1スイッチ101ではなく、第2スイッチ102を操作した場合も類似の操作が行われる。この場合にも、ステップS202と同様に、空調運転中か否かが判断され、空調運転中でないと判断された場合には、ステップS203と同様に、第1パネル11を第1位置から第2位置へ移動させる点は、同様である。ただ、この場合は、図10の制御とは異なり、ステップS203の制御と並行して、または、その前後に、その他の空調運転開始の制御をスタートさせる。すなわち、圧縮機8を起動し、ファン13を駆動するなどの制御を行う。これに対して、図10の場合は、このような制御を行わない。たとえば、ファンを停止させた状態を継続させる。つまり、ステップS203のみで、制御を終了する。
ステップS202で、空調運転中と判断するのは、たとえば、以下の条件が一つでも成立している場合である。
1)室内ファン13が動作中である。
2)第1風向調整羽根30が運転位置である。
3)第1パネル11、または、第1風向調整羽根30が運転停止位置へ移動中である。
4)ユーザーが第2スイッチ102の操作後、運転準備中である。
以上は、図10の、ステップS202で、空調運転中でないと判断した場合に、ステップS203で、第1パネル11を第2位置へ移動させる制御を行う場合について、説明した。しかし、ステップS202の後で、図11AのステップS304と同様の制御を行っても良い。すなわち、ステップS304で、第1パネルが第1位置か否かを判断する。第1位置と判断した場合は、ステップS306で、第1パネルを第2位置へ移動する。第2位置と判断した場合は、第1パネル11を第1位置へ移動させる。このように制御することで、たとえば、フィルター34の清掃の後で、ユーザーが第1スイッチ101を操作することで、第1パネル11を第2位置から第1位置へ戻すことが出来る。
なお、図10のステップS203の実行中、すなわち、第1パネル11が第1位置から第2位置に移動中に、ユーザーにより第2スイッチ102が操作された場合、そのまま、S203の実行を継続し、第1パネルを第2位置へ移動させる。その後で、空調運転制御に移行する。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態の特徴は、空調室内機10の第1パネル11を第1位置から第2位置に移動させるために、ユーザーが操作する第1スイッチ101を設けたことである。ユーザーがフィルター34を清掃する時には、第1パネル11を第2位置に移動させる必要がある。この作業は、従来ユーザーが手動で行っていた。しかし、空調室内機の機種によっては、第1パネル11の移動が手動で簡単に行えない場合もある。また、場合によっては、第1パネル11や周辺部を傷めてしまう場合もありうる。このような場合に、ユーザーがスイッチ操作で第1パネル11を移動させることが出来れば、ユーザーにとって利便性が高く、また、第1パネル11やその周辺部を傷めてしまう恐れも少ない。
(5−2)
第1スイッチ101は、端末100に備えられていても良い。端末100とは、いわゆるリモコンといってよい。ユーザーがリモコン操作で第1パネル11を動かせることで、ユーザーにとって操作性が向上する。
(5−3)
また、第1パネル11の第1位置から第2位置への移動は、直線的に行われるのではく、円弧状の軌跡を通って行われる。すなわち、第1パネルは、いったん前面に平行移動した後、上方へ平行移動する。このような移動は、第1パネル11をスタイリッシュな収納位置である第1位置から、円滑に空調運転位置の可能な第2位置に引き出すという点において、有意義である。しかし、手動でユーザーがこのような移動を行うのは、可能ではあるが困難性を伴う。したがって、このようなケースでは、本実施形態のごとく、第1スイッチ101操作による、第1パネル11の制御が有効である。
(5−4)
フィルター34の清掃時に、第1パネル11が第2位置で、フィルター34を取り外すのは、不可能または困難である。フィルター34は、第1パネルを第2位置からさらに第3位置に、手動で移動させることによって、取り外しが可能である。第1パネル11を第2位置までスイッチ操作で動かせる理由は、第2位置は空調運転でも用いるポジションなので、新たなメカニズムを用いなくても移動が可能であるからである。第3位置まで、スイッチ操作で動かせるようにするためには、新たなメカニズムが必要になる。また、第1パネル11を第2位置まで移動させれば、第3位置までは、手動でも比較的容易に操作が出来るし、第1パネル11とその周辺を傷めるリスクも少ない。
(5−5)
ユーザーが第1スイッチ101を操作したとき、空調運転が停止中で、かつ、第1パネル11が第2位置にあるときは、第1位置へ移動させる。このようにすれば、ユーザーは、フィルター清掃作業後に、スイッチ操作で、第1パネル11を元に戻すことが出来る。
(5−6)
ユーザーが第1スイッチ101を操作したとき、空調運転中のときは、ユーザーの命令を無視して、空調運転を継続する。このようにする理由は、空調運転中のユーザーの操作は、誤操作かも分からないし、また、空調運転を停止し、ユーザーの命令に答えるには、相当の時間がかかるためである。そこで、この場合は、ユーザーの命令は、実行しない。
また、ユーザーの第1スイッチ101の操作による命令を制御部2が無視するときは、ユーザーにその旨を知らせる。その方法は、警告音を発するブザーをさらに備え、警告音を発することにより、ユーザーに知らせても良い。端末100のディスプレイにその旨を表示しても良い。両方同時に行ってもよい。
(5−7)
ユーザーの第1スイッチ101の操作により、第1パネル11が第1位置から第2位置に移動中に、ユーザーにより第2スイッチ102が操作された場合、制御部2は、そのまま、第1パネル11を第2位置へ移動させ、その後で、空調運転制御に移行する。
これは、ユーザーの後の操作である第2スイッチ102の操作を優先し、円滑に、空調運転を開始する制御を行う趣旨である。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
第1実施形態においては、端末100に第1スイッチ101がある場合について説明した。変形例1Aにおいては、第1スイッチは、筐体50に配置されている。ユーザーは、フィルターの掃除のために、筐体50に近づいたときに第1スイッチを操作することが出来て、便利である。
(6−2)変形例1B
第1実施形態では、専用端末100に第1スイッチ101がある場合について説明した。第1スイッチは、ユーザーの汎用の携帯端末に備えられていても良い。携帯端末としては、スマートフォンであってもよい。携帯端末は、空調室内機10の制御部2に通信可能に接続されている。携帯端末は、ディスプレイと、ディスプレイに付随したタッチパネルとを有していてもよい。たとえば、ユーザーが空気調和装置1の操作をする場合、スマートフォンのディスプレイに、図9と同様な操作スイッチが表示されても良い。ユーザーが第1スイッチにタッチすると、ユーザーが第1スイッチを操作したことになり、ユーザーの命令が、制御部2に伝達される。
(6−2−1)変形例1Bの特徴
第1スイッチは、ユーザーの携帯端末、いわゆる、スマートフォンなどに備えられていても良い。携帯端末で、空調運転の起動停止などの操作が可能な場合、空気調和装置1の操作を、統一して、携帯端末で行うことができ、ユーザーにとって便利である。
また、別途専用端末を準備する必要がなくなる。さらに、外部のネットワークに接続することにより、たとえば、気候に応じた運転や、機器の保守管理などの情報を、ネットワークやネットワーク上のサーバーとやり取りすることができ、利便性が高まる。
(6−3)変形例1C
第1実施形態における制御は、図10に示したように、ユーザーが第1スイッチ101を操作したとき(S201)、制御部2は、空調運転中か否かを判断する(S202)制御を行う場合について説明した。変形例1Cは、さらに、きめ細かい制御を行う場合である。
すなわち、変形例1Cの制御は、図11A、11Bに示すとおりである。まず、図11Aに示すように、ユーザーにより、第1スイッチ101が操作されたとき(S301)、空調運転中か否かを判断し(S302)、空調運転中の場合は、図11Bに示すように、実施形態1と同様の操作を行う。すなわち、制御部2は、ユーザーの命令を無視するとの判断を行い(S311)、ユーザーに警告音でその旨を伝えて(S312)、制御を終了する。
ここで、図11Aの制御部2が空調運転中か否かを判断するステップ(S302)へ戻る。ここで、空調運転はしていなくても、たとえば、空調運転の停止動作が進行中の場合がある。そこで、ステップS302で空調運転中ではないと判断された場合、次に、制御部は、ステップS303で、第1パネル11が移動中か否かを判断する。第1パネル11が移動中と判断された場合は、ステップS321へ進む。制御部2は、ステップS321で第1パネルの移動方向を判断する。ステップS321で、第1パネル11が第1位置から第2位置へ移動中と判断された場合には、ステップS323へ進み、制御部は、第1パネル11をいったん停止させた後で、第1位置へ移動させる(S323)。逆に、ステップS321で、第1パネル11が第2位置から第1位置へ移動中と判断された場合には、ステップS322へ進み、制御部2は、第1パネル11をいったん停止させた後で、第2位置へ移動させる。
次に、ステップS303に戻る。ステップS303で第1パネル11は移動中で無い、すなわち、停止中と判断された場合、ステップS304で、制御部2は、第1パネル11は、第1位置にあるか否かを判断する。第1パネル11が第1位置にあると判断された場合は、制御部2は、第1パネルを第位置に移動させる(S306)。第1パネル11が第1位置に無い、すなわち、第2位置にあると判断された場合は、制御部2は、第1パネルを第1位置に移動させる(S305)。これは、たとえば、ユーザーのフィルターの清掃作業が終わった後で、第1パネル11を第1位置に戻す場合に用いることが出来る。
(6−3−1)変形例1Cの特徴
変形例1Cでは、ユーザーによる第1スイッチ101の操作があったとき、空調運転はしていないが、第1パネルが移動中のとき、反対向きに第1パネルを移動させる。このようにすることによって、たとえば、空調運転は終了しているが、停止動作中に第1スイッチ101の操作が行われたときは、第1パネルを第2位置に移動させることによって、ユーザーの意思であるフィルターのお掃除に迅速に移ることが出来る。
(6−4)変形例1D
実施形態1の空気調和装置1は、室内の空調運転モードのほかに、さらに、内部クリーン運転モードを有していても良い。内部クリーン運転とは、たとえば、特開2009−168327号公報に説明されているように、冷房運転または除湿運転を行った後で、実施される、送風運転および/または暖房運転である。空調室内機10の筐体50の内部を乾燥させることにより、カビや細菌の発生を抑制する。
内部クリーン運転の開始は、たとえば、冷房運転または除湿運転の停止時に、制御部2の判断で実施しても良いし、ユーザーの操作で実施しても良い。ユーザーの操作で実施する場合、たとえば、端末100に第3スイッチ114を設けても良い。ユーザーが第3スイッチを操作することにより、制御部2は、内部クリーン運転をスタートさせる。
空気調和装置1が内部クリーン運転モードを有し、内部クリーン運転中である場合に、空調運転中と同様に扱い、図10に示す制御を行っても良い。変形例1Dにおいては、内部クリーンモード運転を行っている場合に、空調運転中と異なる特有の制御を行う一例について、図12を用いて説明する。
ユーザーにより第1スイッチ101が操作された場合(S401)、制御部2は、空調運転中か否かを判断する(S402)。空調運転中と判断した場合には、図10の場合と同様に、ユーザーの命令を無視して(S401)、ユーザーにその旨を警告音で知らせる(S401)。制御部2が、ステップS402で、空調運転中でないと判断した場合は、ステップS403に進み、内部クリーン運転中か否かを判断する。内部クリーン運転中でないと判断した場合には、ステップS404に進み、第1パネル11を第1位置から第2位置へ移動させて、制御を終了する。ステップS403で、内部クリーン運転中と判断した場合には、ステップS405に進み、内部クリーン運転を停止する。その後、第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させる(S406)。
以上は、ステップS402の次に、ステップS403の判断を行う場合について説明したが、順番は逆でも、同時に行ってもよい。
また、ユーザーによるステップS401の操作の後、内部クリーン運転の停止中の処理、すなわちS406の操作が完了する前に、さらに、ユーザーによる第1スイッチ101の操作があった場合は、追加の操作回数が奇数回のときは、第1パネル11を第1位置に移動させ、追加の操作回数が偶数回のときは、第1パネル11を第2位置に移動させる。
(6−4−1)変形例1Dの特徴
内部クリーン運転中に、ユーザーにより第1スイッチが操作された場合には、ユーザーの意思を尊重して、内部クリーン運転を停止させて、第1パネルを第1位置から第2位置へ移動させる。
このように制御する理由は、内部クリーン運転はユーザーの意思表示がなくても自動で運転する場合があるため、フィルターのお掃除をしたいというユーザーの意思を尊重するためである。
また、内部クリーン運転の停止中にさらに、第1スイッチが操作された場合、操作された回数に応じて、第1パネルの停止位置を決める。これは、第1スイッチが合計で奇数回操作された場合(追加回数は、偶数回)は、ユーザーが第2位置で停止させたかったのだろうと判断し、第1スイッチが合計で偶数回操作された場合(追加回数は、奇数回)は、ユーザーが第1位置で停止させたかったのだろうと判断しているためである。
(6−5)変形例1E
変形例1Eにおいては、空調室内機10が、第1パネル11の開(第2位置)、閉(第1位置)を検知する、リミットスイッチ(開閉異常検知部、図示せず)を備えている。開閉異常検知部は、制御部が制御する。
ユーザーが、第2スイッチ102を操作して、空調運転を開始する場合には、開閉異常検知部による開閉異常検知を行う。
図10に示すように、ユーザーが第1スイッチ101を操作して(S201)、制御部2が第1パネル11を第1位置から第2位置へ移動させる場合(S203)には、開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない。
(6−5−1)変形例1Eの特徴
このように、第1スイッチ操作によって第1パネル11を駆動する場合は、開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない。それは、第1スイッチ101操作の場合には、圧縮機8を起動しないので、第1パネル11が閉(第1位置)であったとしても、露つきや高圧上昇などの問題は発生しないからである。
(6−6)変形例1F
変形例1Fでは、制御部は、空調室外機20に備えられている(図示せず)。空調室外機20の制御部は、少なくともマイコンを含んでいる。変形例1のその他の構成は、実施形態1と同様である。端末100との通信を行う通信部については、空調室内機10の本体に備えられている。すなわち、ユーザーが端末100で命令を入力すると、命令は、空調室内機10の本体にある通信部に送られ、さらに、空調室外機20の制御部に送られる。空調室外機20にある制御部は、受け取った命令に従って、第1パネル11の制御を行う。
なお、本明細書において、制御部の定義は、ユーザーのスイッチ操作による命令を受けて、第1パネルを移動させるために、何らかの制御を行う部位という意味である。したがて、変形例1Fの空調室内機10も何らかの制御部を有しているといえる。つまり、変形例1Fは、空調室内機10も、空調室外機20も、制御部を有しているといえる。
制御部は他の位置に配置されていてもよい。たとえば、ネットワークを介して制御が行われるということもありうる。また、制御部は、その機能を分散して配置してもよい。しかし、空調室内機10は、少なくとも一部の何らかの制御部を有している。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
2・・・・制御部
10・・・空調室内機
11・・・第1パネル
12・・・第2パネル
13・・・ファン
14・・・熱交換器
21・・・パネル搬送機構
34・・・フィルター
100・・端末
101・・第1スイッチ
102・・第2スイッチ
特開2000−234760号公報

Claims (16)

  1. 壁掛け式の空調室内機(10)であって、
    空気と冷媒との熱交換をさせる熱交換器(14)と、
    熱交換器への前記空気の流れを生成するファン(13)と、
    前記空気を清浄化するフィルター(34)と、
    前記熱交換器(14)、前記ファン(13)、および前記フィルター(34)を収容し、室内の側壁に固定される筐体(50)と、
    前記筐体(50)の前面を覆う第1位置と、前記筐体(50)の前面から離間した第2位置との間を移動可能な、第1パネル(11)と、
    前記第1パネル(11)を、前記第1位置から前記第2位置に移動できる、パネル搬送機構(21)と、
    空調運転停止時に、ユーザーによって第1スイッチ(101)が操作されると、前記ファン(13)の停止状態は継続したままで、前記パネル搬送機構(21)を制御して、前記第1パネル(11)を前記第1位置から前記第2位置に移動させる、制御部(2)と、
    を備える、空調室内機(10)。
  2. 前記制御部(2)と有線または無線で通信可能な端末(100)をさらに備え、
    前記第1スイッチ(101)は、前記端末(100)に配置されている、
    請求項1に記載の空調室内機(10)。
  3. 前記第1スイッチは、前記筐体(50)に配置されている、
    請求項1に記載の空調室内機(10)。
  4. 前記第1スイッチは、ユーザーの携帯端末のディスプレイ上に表示されるものである、
    請求項1に記載の空調室内機(10)。
  5. 前記パネル搬送機構(21)による前記第1パネル(11)の前記第1位置から前記第2位置への移動は、前記第1パネル(11)の前方への平行移動と、上方への平行移動の組み合わされた動きである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  6. 前記空調室内機(10)は、
    前記第1パネル(11)の上方に第2パネル(12)をさらに備え、
    前記パネル搬送機構(21)が、前記第1パネル(11)を前記第1位置から直線的に前記第2位置に移動させるには、前記第2パネル(12)が障害となる、
    請求項5に記載の空調室内機(1)。
  7. 前記第1パネル(11)の前記第1位置から前記第2位置への移動は、ユーザーが手動で行うことも可能である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  8. 前記フィルター(34)の清掃は、ユーザーが前記第1パネル(13)を前記第1位置から前記第2位置へ移動させた後で、
    さらに、ユーザーが手動で前記第1パネル(11)の上部を軸にして下部を前方に引き出す回転動作によって、第3位置に移動した後で行われる、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  9. 前記パネル搬送機構(21)は、前記第1パネル(11)を、前記第2位置から前記第1位置に移動させることが可能であり、
    前記制御部(2)は、ユーザーが前記第1スイッチ(101)を操作したとき、前記第1パネル(11)が前記第2位置にあるときは、前記パネル搬送機構(21)に前記第1パネル(11)を前記第1位置に移動させる、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の空調室内機(1)。
  10. 前記パネル搬送機構(21)は、前記第1パネル(11)を、前記第2位置から前記第1位置に移動させることが可能であり、
    前記制御部(2)は、空調運転停止時に、ユーザーが前記第1スイッチ(101)を操作したとき、
    前記第1パネル(11)が前記第1位置から前記第2位置に移動中のときは、前記パネル搬送機構(21)に前記第1パネル(11)をいったん停止させた後、前記第1位置に移動させ、
    前記第1パネル(11)が前記第2位置から前記第1位置に移動中のときは、前記パネル搬送機構(21)に前記第1パネル(11)をいったん停止させた後、前記第2位置に移動させる、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の空調室内機(1)。
  11. 前記制御部(2)は、前記空調室内機(10)が空調運転中には、ユーザーが前記第1スイッチ(101)の操作により入力した命令を実行しない、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  12. ユーザーが入力した命令を実行しないときに、前記命令を実行しない旨をユーザーに知らせる音を発生するブザー、
    をさらに備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  13. 前記制御部(2)は、
    ユーザーの前記第1スイッチ(101)の操作により、前記第1パネル(11)が前記第1位置から前記第2位置に移動中に、ユーザーの第2スイッチ(102)の操作により、空調運転開始の命令を受けたときは、
    前記第1パネル(11)の前記第2位置への移動を継続させ、前記第1パネル(11)が前記第2位置に停止した後で、前記空調室内機の空調運転を開始させる、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  14. 前記空調室内機(1)は、
    前記第1パネルの開閉異常を検知する開閉異常検知部をさらに備え、
    前記制御部(2)は、ユーザーの前記第1スイッチ(101)の操作により前記第1パネル(11)が移動するときには、前記開閉異常検知部による開閉異常検知は行わない、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  15. 前記空調室内機(1)は、空調運転のほかに、内部クリーン運転を行うことができ、
    前記制御部(2)は、前記内部クリーン運転実行中に、ユーザーにより前記第1スイッチ(101)が操作された場合には、前記内部クリーン運転を停止させた後に、ユーザーの操作により入力された命令を実行する、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の空調室内機。
  16. 前記制御部(2)は、
    ユーザーにより前記第1スイッチ(101)の操作による前記内部クリーン運転の停止動作期間中に、さらに、ユーザーにより前記第1スイッチ(101)が操作された場合は、
    前記停止動作期間中の操作回数が奇数回のときは、前記第1パネル(11)を第1位置で停止させ、
    前記停止動作期間中の操作回数が偶数回のときは、前記第1パネル(11)を第2位置で停止させる、
    請求項15に記載の空調室内機(10)。
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