JP2019173824A - 自動車用lng充填装置 - Google Patents

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【課題】ユーザの正しい操作を支援すると共に、ユーザや充填所の不正を防止することができる自動車用LNG充填装置を提供する。【解決手段】LNGを貯留するLNG貯留槽に連通する配管2、6の途中に充填機構を介装し、LNGを自動車に搭載された燃料タンクに充填する充填装置1において、充填機構は、燃料タンクにLNGを充填するための充填ノズル3と、非充填時に充填ノズル3と接続されることで、LNG貯留槽と配管2、6との間に循環路が形成されるレセプタクル7と、充填ノズル3とレセプタクル7の接続/非接続を検知する検知スイッチ8とを備える自動車用LNG充填装置1。充填装置1が循環路を介してLNGの予冷を行っているときに、検知スイッチ8が充填ノズル3とレセプタクル7の非接続を検知した場合に、充填装置1の動作を停止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、LNG(液化天然ガス)等を自動車等の車両に搭載されたタンクに充填するガス充填装置に関する。
近年CNG(圧縮天然ガス)、LNGを燃料とする車両は、ガソリンを燃料とする車両に比べて環境に及ぼす弊害が少ないため普及が進んでいる。
天然ガスを圧縮したCNGは体積が約1/200となり、天然ガスを液化したLNGは体積が約1/600になる。そのため、LNGを車両に搭載した場合、同容量の燃料タンクであれば、CNGの場合に比較して数倍の燃料を搭載できることとなり、車両の走行可能距離を延ばすことができる。そこで、本出願人は、特願2016−511931号において、貯槽内でLNGを常圧で約−162℃の低温に保持し、車両へ供給する充填装置を提案している。
上記充填装置は、充填動作を行う直前等に予冷動作を行うことで、充填時に流量計の内部にLNGが蒸発したガスが混入することによって計量精度が低下したり、このガスが車載タンク内に混入することを防止している。
一方、上記ガスが存在して車載タンク内の圧力が高い場合には、充填装置からLNGを充填することができないため、充填動作及び予冷動作を行う前に車載タンクからガスを回収している。
上記ガス回収動作や予冷動作により、従来の充填装置は効果的に機能するが、充填装置の一部の状況確認を目視に頼っているため、ユーザ(充填者)が誤った操作をすると、実際の充填量とは異なる充填料金を請求したり、ユーザや充填所の不正に繋がる動作を行うおそれがあった。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、ユーザの正しい操作を支援すると共に、ユーザや充填所の不正を防止することができる自動車用LNG充填装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、LNGを貯留するLNG貯留槽に連通する配管の途中に充填機構を介装し、前記LNGを自動車に搭載された燃料タンクに充填する充填装置において、前記充填機構は、前記燃料タンクに前記LNGを充填するための充填ノズルと、非充填時に前記充填ノズルと接続されるレセプタクルであって、前記充填ノズルに接続されることで、前記LNG貯留槽と前記配管との間に循環路が形成されるレセプタクルと、前記充填ノズルと前記レセプタクルの接続/非接続を検知する検知スイッチとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、検知スイッチによって充填ノズルがレセプタクルから取り外されたことを検知することができるため、充填ノズルがレセプタクルから取り外されている間は他の動作を制限したり、他の動作を行ってる間に充填ノズルがレセプタクルから取り外された際に報知するなど、ユーザの正しい操作を支援すると共に、充填ノズルの使用に伴うユーザの不正に対処することができる。
上記自動車用LNG充填装置において、該充填装置が前記循環路を介して前記LNGの予冷を行っているときに、前記検知スイッチが前記充填ノズルと前記レセプタクルの非接続を検知した場合に、該充填装置の動作を停止することができる。これにより、循環路でLNGを予冷している際の充填ノズルの使用を制限し、ユーザの不正を防止することができる。
また、本発明は、LNGを貯留するLNG貯留槽に連通する配管の途中に充填機構を介装し、前記LNGを自動車に搭載された燃料タンクに充填する充填装置において、前記LNGの充填前に、前記自動車に搭載された燃料タンクからLNGが蒸発したガスを回収するガス回収機構を備え、該ガス回収機構は、前記燃料タンクから前記ガスを回収するためのガス回収ノズルと、該ガス回収ノズルが掛けられるノズル掛けと、該ノズル掛けへの前記ガス回収ノズルの着脱を検知するノズルスイッチとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルスイッチによってガス回収ノズルがノズル掛けから取り外されたことを検知することができるため、ガス回収ノズルがノズル掛けから取り外されている間は他の動作を制限したり、他の動作を行ってる間にガス回収ノズルがノズル掛けから取り外された際に報知するなど、ユーザの正しい操作を支援すると共に、ガス回収ノズルの使用に伴う充填所の不正に対処することができる。
上記自動車用LNG充填装置において、前記ガス回収機構は、該ガス回収機構が介装される配管の流量を計測する流量計を備えることができる。これにより、充填量からガス回収量を差し引いた分を実際の充填量としてユーザに請求することができ、適正な取引を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、ユーザの正しい操作を支援すると共に、ユーザや充填所の不正を防止することができる自動車用LNG充填装置を提供することができる。
本発明に係る自動車用LNG充填装置の一実施の形態を示す概略図である。 図1の自動車用LNG充填装置の充填動作を説明するためのフローチャートである。 図1の自動車用LNG充填装置のガス回収動作を説明するためのフローチャートである。 図1の自動車用LNG充填装置の予冷動作の第1実施例を説明するためのフローチャートである。 図1の自動車用LNG充填装置の予冷動作の第2実施例を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る自動車用LNG充填装置の一実施の形態を示し、このLNG充填装置1は、一端がLNG貯留槽に接続され、他端が充填ノズル3が接続された充填ホース4に安全接手5を介して接続される供給管2と、一端に充填ノズル3が接続されるレセプタクル7及び検知スイッチ(以下「スイッチ」を「SW」と略記する。)8を有し、他端がLNG貯留槽に接続される戻り管6と、一端がガス回収タンクに接続され、他端にガス回収ノズル10が接続されたガス回収管9等を備える。
供給管2には、供給管2の内部の圧力を計測する圧力計13と、供給管2を流れるLNGの流量を計測する流量計14と、LNGの充填を行っていない非充填時に閉となってLNGを遮断する遮断弁15とが設けられる。流量計14としては、密度と温度の両方を計測することが可能なコリオリ流量計を用いることが好ましい。
戻り管6の検知SW8は、レセプタクル7に充填ノズル3が接続されているか否かを検知するために設けられ、レセプタクル7に充填ノズル3が接続されているときにオンとなる。この検知SW8としては、例えば、近接スイッチやファイバーセンサを用いることができる。
また、戻り管6には、他の部分よりも小径に形成され、戻り管6内の圧力を維持してLNGの液化状態を維持するための絞り部(抵抗部)16と、戻り管6の温度を測定する温度計17とが設けられる。
循環管18は、供給管2と戻り管6とを繋ぐために設けられ、非充填時に開となる循環弁19が設けられる。この循環管18により、LNG充填装置1を利用するユーザが少なく、充填間隔が長い場合に、遮断弁15を閉じ、循環弁19を開くことで、LNG貯留槽からのLNGを、供給管2、循環管18及び戻り管6を介して循環させ、流量計14等を予冷することができる。
ガス回収管9には、ガス回収ノズル10がノズル掛け(不図示)に掛けられている場合にオンとなるノズルSW20と、ガス回収管9内の圧力を測定する圧力計21と、ガスの回収を行っていない非回収時に閉となる制御弁22と、ガス回収管9内の流量を測定する流量計23とが設けられる。
遮断弁15、循環弁19、制御弁22及びエア吹き出し口12には、エア源からこれらに対するエアの供給を制御するために電磁弁24A〜24Dが付設される。遮断弁15(常時閉弁)は、電磁弁24Aが開いてエアが供給されると開き、循環弁19(常時開弁)は、電磁弁24Bが開いてエアが供給されると閉じ、制御弁22(常時開弁)は、電磁弁24Cが開いてエアが供給されると閉じるように構成される。また、電磁弁24Dは、充填ノズル3とレセプタクル7の接続部11の外周にエアを吹き付けるためのエア吹き出し口12へのエアの供給停止を切り換える。
ガスセンサ25は、LNG充填装置1の内部におけるLNGの漏洩を検知するために設けられる。モード切換SW26は、後述する予冷動作をガス充填所の作業員が切り換えるためのダイアル式のSWである。充填開始/停止SW27、28は、ユーザが充填開始/停止時に押圧することでLNG充填装置1の充填機構の作動/停止を制御するために設けられ、緊急停止SW29は、異常時にユーザが押圧することでLNG充填装置1の動作を緊急停止させるために設けられる。ガス回収SW30は、回収時にユーザが押圧することで後述する回収動作を行うために設けられる。
制御装置31は、圧力計13等から計測値を取得してLNG充填装置1全体を制御したり、エアを遮断弁15及び循環弁19に供給したり、充填ノズル3とレセプタクル7の接続部11にエアを吹き付けたりするか否かを電磁弁24の開閉制御によって制御するなどのために設けられる。制御盤32は、LNG充填装置1の構成要素ではなく、LNG充填装置1が設置される充填所に設けられ、外部からLNG充填装置1を制御するものである。
次に、上記構成を有するLNG充填装置1の充填動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。尚、実際の充填動作の前に行うガス回収動作と予冷動作については後述する。
ステップS1において、充填ノズル3が自動車の充填口(不図示)に接続された後、ユーザによって充填開始SW27が押圧されると(ステップS1;Yes)、制御装置31には、充填開始SW27からLNG圧送開始を指示する信号が入力される(ステップS2)。
制御装置31は、LNG圧送開始を指示する信号に基づいて、電磁弁24Bを開くと共に、電磁弁24Aを開くことで、循環弁19を閉じると共に、遮断弁15を開き、LNGの充填を開始する(ステップS3)。
LNGを満充填する際には、ステップS4において、圧力計13の指示値Pを監視し、指示値Pが所定の圧力P1(例えば、1〜1.5MPa程度)に達した場合には(ステップS4;Yes)、電磁弁24Aを閉じて遮断弁15を閉じた後(ステップS5)、表示部(不図示)を介してユーザに充填終了を報知して(ステップS6)充填動作を終了する。また、流量計14の瞬時流量が所定の値になったときに充・動作を終了することもできる。
LNGをユーザが所望する量だけ充填するフリー充填を行う際には、ステップS3からステップS4を経てステップS7へと進み、ステップS7において充填停止SW28が押圧されるまで待機し、ユーザによって充填停止SW28が押圧されると(ステップS7;Yes)、電磁弁24Aを閉じて遮断弁15を閉じた後(ステップS5)、表示部(不図示)を介してユーザに充填終了を報知して(ステップS6)充填動作を終了する。
上記ステップS4における満充填又はステップS7におけるフリー充填の最中に、ユーザが異常を感じて緊急停止SW29を押圧した場合には(ステップS8;Yes)、電磁弁24Aを閉じて遮断弁15を閉じた後、表示部を介してガス充填所の作業員に異常を報知すると共に(ステップS9)、充填終了も報知して(ステップS10)充填動作を終了する。
次に、上記充填動作の前に行うガス回収動作について図1及び図3を参照しながら説明する。このガス回収動作は、上述のように、車両の燃料タンクに残存するLNGが蒸発したガスの圧力等により、充填装置からのLNGの充填が不可能になることを回避するために行うものであり、ガス回収管9のガス回収ノズル10を車載タンクのガス回収口(不図示)に接続して行う。
ステップS11において、ガス回収ノズル10がノズル掛けから外されてオフになると(ステップS11;Yes)、ステップS12において、検知SW8がオンか否かを判定し、検知SW8がオンになると(ステップS12;Yes)、制御弁22を閉じる(ステップS13)。尚、ステップS11で、ガス回収ノズル10が車載タンクに接続されていることとする。
ステップS14において、ガス回収SW30が押圧されると(ステップS14;Yes)、ステップS15において、圧力計21を介して燃料タンク内の圧力を測定し、圧力計21の指示値Pが閾値P1(例えばP1=1MPa程度)より大きいか否かを判定し、指示値Pが閾値P1を上回る場合には(ステップS15;Yes)、ステップS16において、制御弁22を開いて燃料タンクからガスを回収する。
ガスを回収している間は、ステップS17において、圧力計21によって燃料タンク内の圧力を監視すると共に、ステップS18において、検知SW8を監視する。圧力計21の指示値Pが閾値P2(例えばP2=0.8MPa程度)となるまでに検知SW8がオフにならなければ(ステップS17;Yes、ステップS18;No)、制御弁22を閉じ(ステップS19)、ガス回収が終了したことを報知する(ステップS20)。
一方、ステップS15において、圧力計21の指示値Pが閾値P1を上回らないと判定された場合には(ステップS15;No)、ガスを回収する必要がないことを報知し(ステップS21)、ステップS24へ進む。
また、圧力計21の指示値Pが閾値P2(例えばP2=0.8MPa程度)になるまでの間に検知SW8がオフになった場合には(ステップS17;No、ステップS18;Yes)、制御弁22を閉じ(ステップS22)、レセプタクル7からの充填ノズル3の外れを報知した後(ステップS23)、ステップS24へ進む。
そして、ステップS24において、ガス回収ノズル10がノズル掛けに掛けられてノズルSW20がオンになると(ステップS24;Yes)、制御弁22を開いてガス回収動作を終了する(ステップS25)。
ステップS23において、レセプタクル7からの充填ノズル3の外れを報知するのは、ガス回収動作中に充填動作が行われると、LNG充填装置1は充填したLNGが蒸発したガスを回収してしまうため、実際の充填量がLNG充填装置1が計測する充填量よりも少なくなり、給油所の不正に繋がるからであり、車両のタンク内に気相部がなくなって100%充・となり、タンクが破損したり、LNGがタンク外に吹き出すなどのおそれがあるからでもある。
なお、上記充填動作における充填量から上記ガス回収動作におけるガス回収量を引いた分を実際の充填量としてユーザに請求すれば、適正な取引を行うことができる。
次に、上記ガス回収動作の後で上記充填動作の直前の予冷(充填準備)時に行う予冷動作について図1を参照しながら説明する。この予冷動作は、上述のように、充填時に流量計14の内部に気体が混入することによって計量精度が低下したり、車載タンク内に気体が混入することを防止するために行うものであり、供給管2等の配管や供給管2に付設される流量計14等を予冷する。この予冷動作は、LNG貯留槽と配管の間で循環路を形成し、LNGを循環させて行う。
循環路は、供給管2の遮断弁15を開き、循環管18の循環弁19を閉じ、充填ノズル3をレセプタクル7に接続することで形成され、LNG貯留槽、供給管2、安全接手5、充填ホース4、充填ノズル3、レセプタクル7、戻り管6及びLNG貯留槽を連通させるものであり、この循環路によれば、充填時に使用する供給管2及びこれに設けられる充填機構のすべてを予冷することができる。
次に、上記循環路を用いた予冷動作について、図1並びに図4及び図5のフローチャートを参照しながら説明する。以下の説明においては、予冷動作の2つの実施例について説明する。
予冷動作の第1実施例について図1及び図4を参照しながら説明する。この第1実施例は、ステップS31〜33に示すように、第1実施例の予冷動作を行うようにモード切換SW26が切り換えられること(ステップS31;Yes)、充填ノズル3がレセプタクル7に接続されて検知SWがオンであること(ステップS32;Yes)、及びガス回収ノズル10のノズルSW20がオンであること(ステップS33;Yes)を条件に、制御装置31にモード切換SW26からLNG圧送開始を指示する信号が入力され、制御装置31が電磁弁24Dを開く。これによって、充填ノズル3とレセプタクル7の接続部11にエア吹き出し口12からエアを吹き付けながら、すなわち、接続部11への水の付着を防止しながら後述するLNG圧送を行うことができ、充填ノズル3とレセプタクル7の凍結を防止する。次に、制御装置31は、電磁弁24Bを閉じると共に電磁弁24Aを開くことで、循環弁19を閉じると共に遮断弁15を開き、LNGの圧送を開始する(ステップS34)。
LNGの圧送により循環路内が冷却されることで、ステップS35において、温度計17の指示値Tが、LNG充填装置1の内部の配管内においてLNGが液化する温度t1(例えば−100℃)以下になるまで待機し、温度計17の指示値Tが温度t1以下になった場合には(ステップS35;Yes)、制御装置31に温度計17からLNG圧送終了を指示する信号が入力され、制御装置31が電磁弁24Aを閉じることで、遮断弁15を閉じる(ステップS36)。そして、予冷が終了したことを報知し(ステップS37)、LNGの圧送を終了する。尚、エア吹き出し口12を介したエアの吹き付けは充填ノズル3をレセプタクル7から安全に取り外せるようになるまで継続する。
一方、温度計17の指示値Tが温度t1以下になるまでの間に(ステップS35;No)、ガス回収ノズル10のノズルSW20がオフになると(ステップS38;Yes)、ノズルSW20から制御装置31にLNG圧送終了を指示する信号が入力され、制御装置31が電磁弁24Aを閉じることで、遮断弁15を閉じる(ステップS39)。そして、予冷中にガスガス回収ノズル10が外されたことを報知し(ステップS40)、LNGの圧送を終了する。
本実施の形態におけるガス充填装置1は、予冷時に充填ノズル3をレセプタクル7から取り外すと遮断弁15を開くように構成されているが、レセプタクル7から取り外した充填ノズル3を車両の燃料タンクの充填口に接続することでLNGを充填することができてしまう。しかし、上記第1の実施例によれば、予冷時に充填ノズル3がレセプタクル7から取り外されたことを報知することができるため、そのような不正を防止することができる。
予冷動作の第2実施例を図5に示すが、この第2実施例は、流量計14の密度の指示値Dを予冷動作を終了する判断材料にする点で、図4に示した第1実施例と相違する。
図5に示すステップS41〜S43において、上記ステップS31〜S33と同様に、第2実施例の予冷動作を行う条件が整うと(ステップS41〜43;Yes)、ステップS44において、上記ステップS42と同様にLNGの圧送を開始する。
予冷動作を終了するのは、ステップS45において、流量計14の密度の指示値Dが、LNG充填装置1の内部の配管内においてLNGが液化する密度d1(例えば300kg/m3)以上になった場合か(ステップS45;Yes)、それまでの間に(ステップS45;No)、ガス回収ノズル10のノズルSW20がオフになった場合である(ステップS48;Yes)。この第2実施例によれば、第1実施例の効果に加え、配管内のLNGが液化しているか否か、すなわち、配管が十分に冷えているか否かを瞬時に判断することができる。
前記の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。例えば、予冷動作の第1実施例での温度計17の温度の代わりに、流量計14を通過するLNGの温度や密度を用いることも可能である。
1 LNG充填装置
2 供給管
3 充填ノズル
4 充填ホース
5 安全接手
6 戻り管
7 レセプタクル
8 検知SW
9 ガス回収管
10 ガス回収ノズル
11 接続部
12 エア吹き出し口
13 圧力計
14 流量計
15 遮断弁
16 絞り部
17 温度計
18 循環管
19 循環弁
20 ノズルSW
21 圧力計
22 制御弁
23 流量計
24(24A〜24D) 電磁弁
25 ガスセンサ
26 モード切換SW
27 充填開始SW
28 充填停止SW
29 緊急停止SW
30 回収SW
31 制御装置
32 制御盤

Claims (4)

  1. LNGを貯留するLNG貯留槽に連通する配管の途中に充填機構を介装し、前記LNGを自動車に搭載された燃料タンクに充填する充填装置において、
    前記充填機構は、
    前記燃料タンクに前記LNGを充填するための充填ノズルと、
    非充填時に前記充填ノズルと接続されるレセプタクルであって、前記充填ノズルに接続されることで、前記LNG貯留槽と前記配管との間に循環路が形成されるレセプタクルと、
    前記充填ノズルと前記レセプタクルの接続/非接続を検知する検知スイッチとを備えることを特徴とする自動車用LNG充填装置。
  2. 該充填装置が前記循環路を介して前記LNGの予冷を行っているときに、前記検知スイッチが前記充填ノズルと前記レセプタクルの非接続を検知した場合に、該充填装置の動作を停止することを特徴とする請求項1に記載の自動車用LNG充填装置。
  3. LNGを貯留するLNG貯留槽に連通する配管の途中に充填機構を介装し、前記LNGを自動車に搭載された燃料タンクに充填する充填装置において、
    前記LNGの充填前に、前記自動車に搭載された燃料タンクからLNGが蒸発したガスを回収するガス回収機構を備え、
    該ガス回収機構は、前記燃料タンクから前記ガスを回収するためのガス回収ノズルと、該ガス回収ノズルが掛けられるノズル掛けと、該ノズル掛けへの前記ガス回収ノズルの着脱を検知するノズルスイッチとを備えることを特徴とする自動車用LNG充填装置。
  4. 前記ガス回収機構は、該ガス回収機構が介装される配管の流量を計測する流量計を備えることを特徴とする請求項3に記載の自動車用LNG充填装置。
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