JP2019173638A - 燃料ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】リリーフ流路から燃料室に流入した燃料が、低圧配管に逆流することを防止する。【解決手段】筒状のボディ2内部に摺動可能に保持されたプランジャ3bと、上記プランジャ3bの加圧行程によって減容し燃料が加圧される加圧室R4と、上記加圧室R4に接続される燃料吐出流路R2と、外部の低圧配管110から上記燃料が供給されると共に貯留される燃料室Rdと、上記燃料吐出流路R2及び上記燃料室Rdに接続されるリリーフ流路R6とを有する燃料ポンプ1であって、上記低圧配管110との接続部に設けられると共に上記リリーフ流路R6から上記低圧配管110への燃料の流れを封鎖する逆止弁7bを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、燃料ポンプに関するものである。
例えば、特許文献1には、吐出通路(燃料吐出流路)と加圧室とを連通するリターン通路(リリーフ流路)が形成された高圧ポンプ(燃料ポンプ)が開示されている。特許文献1の高圧ポンプは、吐出通路の燃料が所定値以上に高圧になると、リターン通路に設けられたリリーフ弁が開き、吐出通路の燃料を、リターン通路を介して加圧室(低圧領域)に戻すことができる。
ところで、燃料ポンプには、燃料が貯留される燃料室が設けられ、リリーフ流路の下流側の端部が燃料室に接続される場合がある。このような構造の燃料ポンプにおいて、燃料室には外部の燃料タンクが低圧配管を介して接続され、燃料が供給されている。燃料吐出流路における燃料が所定値以上に高圧になり、リリーフ流路を介して燃料室に高圧燃料が流入すると、燃料室が高圧となり、圧力差から燃料タンク側へと燃料が逆流する可能性がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、リリーフ流路から燃料室に流入した燃料が、低圧配管に逆流することを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、筒状のボディ内部に摺動可能に保持されたプランジャと、上記プランジャの加圧行程によって減容し燃料が加圧される加圧室と、上記加圧室に接続される燃料吐出流路と、外部の低圧配管から上記燃料が供給されると共に貯留される燃料室と、上記燃料吐出流路及び上記燃料室に接続されるリリーフ流路とを有する燃料ポンプであって、上記低圧配管との接続部に設けられると共に上記リリーフ流路から上記低圧配管への燃料の流れを封鎖する逆止弁を備える、という構成を採用する。
本発明によれば、低圧配管との接続部に逆止弁が設けられている。これにより、燃料室側が高圧となり、低圧配管との接続部に燃料が逆流した場合でも、逆止弁によりリリーフ流路から低圧配管へと燃料が逆流することを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る燃料ポンプの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のプランジャポンプ1の概略構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態におけるプランジャポンプ1は、燃料が貯留された燃料タンク100と接続されている。燃料タンク100に貯留される燃料は、燃料タンク100に設けられる不図示のポンプにより汲み上げられ、低圧配管110を介してプランジャポンプ1に供給されている。
図1に示すように、本実施形態のプランジャポンプ1は、ボディ2と、昇圧機構3と、吐出機構4と、ダンパ機構5と、リリーフ弁6と、燃料配管接続部7と、不図示の吸入機構とを備えている。なお、以下の説明では、燃料の昇圧を行うプランジャ(昇圧プランジャ3b)の軸芯を中心軸Lとし、この中心軸Lと直交する方向をボディ径方向と称し、ボディ径方向における中心軸L側をボディ径方向内側、ボディ径方向における中心軸Lと反対側をボディ径方向外側と称する。また、プランジャポンプ1の設置姿勢は限定されないものの、説明の便宜上、図1における上側を上方、図1における下側を下方と称する。
ボディ2は、昇圧機構3、吐出機構4、ダンパ機構5及び燃料配管接続部7が取り付けられる略筒状の基部であり、内部に燃料を案内する燃料流路が形成されている。図1に示すように、本実施形態のプランジャポンプ1においては、燃料流路として、吐出機構4の一部が嵌入される吐出流路R2と、後述するダンパ室Rdと燃料タンク100の燃料配管110とを接続する燃料供給流路R3とがボディ2の内部に形成されている。燃料供給流路R3は、ボディ2の側周面において開口端を有し、低圧配管110と接続される燃料配管接続部7が嵌入されている。また、ボディ2の内部には、吸入流路(不図示)と吐出流路R2とを繋ぐと共に燃料の加圧が行われる加圧室R4が設けられている。この加圧室R4は、ボディ径方向においてボディ2の中央部に配置されている。また、ボディ2は、加圧室R4から下方に貫通すると共に後述の昇圧プランジャ3bが移動可能に収容される貫通空間R5を有している。また、ボディ2には、吐出流路R2と加圧室とを連通するリリーフ流路R6が形成されている。このリリーフ流路R6は、ボディ径方向に沿って形成され、上流側の端部が吐出流路R2と接続されると共に、下流側の端部が燃料供給流路R3と接続されている。また、不図示の吸入機構は、ダンパ室Rdから加圧室R4に向けて設けられている吸入流路中に設置され、ダンパ室Rd内の燃料を加圧室R4へと案内する。
昇圧機構3は、バレル3aと、昇圧プランジャ3bと、下部フランジ3cと、昇圧スプリング3dとを備えている。バレル3aは、ボディ2の貫通空間R5に内嵌されており、昇圧プランジャ3bの昇降を案内する筒状の部品である。昇圧プランジャ3bは、上端面がボディ2の加圧室R4に臨むように昇降可能に保持されている。この昇圧プランジャ3bは、下端面が不図示のカムと当接しており、カムの回転に応じて昇降される。下部フランジ3cは、昇圧プランジャ3bの下端部に接続されており、昇圧プランジャ3bの周面からボディ径方向外側に突出されている。昇圧スプリング3dは、ボディ2と下部フランジ3cとの間に介挿された圧縮コイルバネであり、下部フランジ3cを介して、下方に向けて昇圧プランジャ3bを付勢している。このような昇圧機構3は、昇圧プランジャ3bが上昇して加圧室R4を減容することにより、加圧室R4内の燃料を昇圧する。
吐出機構4は、吐出ノズル4aと、吐出バルブシート4bと、吐出弁体4cと、スプリング保持部4dと、吐出スプリング4eとを備えている。吐出ノズル4aは、吐出流路R2に接続されるようにボディ2に固定された略円筒状の部品であり、本実施形態のプランジャポンプ1によって昇圧された燃料を外部に吐出する。吐出バルブシート4bは、吐出流路R2の内部であって、吐出機構4の構成部品のうち最も加圧室R4寄り(ボディ径方向内側寄り)に配置されている。この吐出バルブシート4bは、吐出弁体4cにより開閉される開口を有している。吐出弁体4cは、吐出バルブシート4bのボディ径方向外側に配置されており、吐出スプリング4eによりボディ径方向に移動可能に保持されている。スプリング保持部4dは、吐出弁体4cを囲うように吐出バルブシート4bに外嵌されており、内部に吐出弁体4c及び吐出スプリング4eを収容している。このスプリング保持部4dは、周面や底面等に貫通孔が設けられた略円筒形状とされており、内部から外部に燃料が通過可能とされている。吐出スプリング4eは、圧縮コイルバネであり、吐出弁体4cをボディ径方向内側(吐出バルブシート4b側)に向けて付勢している。
ダンパ機構5は、カバー5aと、座バネ5bと、リテーナ5cと、パルセーションダンパ5dとを備えている。カバー5aは、ドーム形に形状設定されており、ボディ2との間にダンパ室Rd(燃料室)を形成するように、ボディ2の囲壁部2aに固定されている。座バネ5bは、ダンパ室Rdの底部(すなわちボディ2の天面)に載置されている。この座バネ5bは、リテーナ5cの下方に配置されており、リテーナ5cをカバー5aの内壁面に向けて付勢している。リテーナ5cは、パルセーションダンパ5dを保持する略リング状の部材であり、周面に対して複数の貫通孔が形成されている。パルセーションダンパ5dは、2枚のダイアフラムを内部空間が形成されるように上下方向に貼り合せた部材であり、リテーナ5cに囲まれた領域に収容されている。このパルセーションダンパ5dは、ダンパ室Rdの圧力に応じて、圧縮あるいは膨張し、ダンパ室Rdの圧力変動を吸収する。
リリーフ弁6は、リリーフ流路R6に設けられ、リリーフバルブシート6aと、リリーフ弁体6bと、リリーフスプリング台座6cと、リリーフスプリング6dとを有している。リリーフバルブシート6aは、リリーフ流路R6の吐出流路R2側に配置され、リリーフ弁体6bにより開閉される開口を有している略円環状の部材である。リリーフ弁体6bは、略球形状の部材であり、リリーフ流路R6においてリリーフバルブシート6aの下流側に配置されている。リリーフ弁体6bは、吐出流路R2における燃料圧力が所定値未満の状態において、リリーフスプリング6dに付勢されることによりリリーフバルブシート6aに当接し、リリーフバルブシート6aの開口を遮蔽している。リリーフスプリング台座6cは、リリーフ弁体6bとリリーフスプリング6dとの間に設けられ、リリーフスプリング6dの付勢力をリリーフ弁体6bに伝える部材である。リリーフスプリング6dは、リリーフ弁体6bを閉弁方向に付勢しており、リリーフ弁体6bの上流側の圧力が下流側の圧力に対して相対的に高くなった場合に、差圧により収縮する。
燃料配管接続部7は、基部7aと、逆止弁7bとを有している。基部7aは、燃料供給流路R3の開口端に嵌入された筒状の部材であり、ボディ2の側周面から突出した状態で固定されている。基部7aは、ボディ2の側周面から突出した領域に低圧配管110が接続される。逆止弁7bは、ボール弁体7b1と、スプリング台座7b2と、スプリング7b3と有している。ボール弁体7b1は、スプリング7b3により、基部7aの端部に押し付けられることにより、基部7aの流路を封止している。スプリング台座7b2は、ボール弁体7b1とスプリング7b3との間に設けられ、スプリング7b3の付勢力をボール弁体7b1に伝えている。スプリング7b3は、燃料供給流路R3の内壁に形成された凹部に当接し、ボール弁体7b1が基部7aの開口を塞ぐように、スプリング台座7b2を介して外周面に向けて付勢している。
このような本実施形態におけるプランジャポンプ1では、加圧室R4において燃料が昇圧されると、吐出機構4の吐出弁体4cがボディ径方向外側に押圧されて、吐出弁体4cと吐出バルブシート4bとの間に隙間が形成される。この結果、加圧室R4にて昇圧された燃料は、吐出流路R2及び吐出ノズル4aを通じて、本実施形態のプランジャポンプ1の外部に吐出される。
また、吐出流路R2に流入した高圧燃料の圧力が所定値よりも上昇すると、リリーフ弁体6bが燃料により下流側に押され、リリーフスプリング台座6cを介してリリーフスプリング6dが圧縮されることで、リリーフ弁体6bがリリーフバルブシート6aから離れて下流側へと移動する。これにより、高圧燃料は、リリーフ流路R6を介して燃料供給流路R3を通り、ダンパ室Rdへと流入する。この際、従来の構造においては、燃料供給流路R3を流れる燃料が、燃料配管接続部7より低圧配管110へと流入する場合がある。本実施形態においては、逆止弁7bにより燃料供給流路R3の内側から基部7aの流路が閉鎖されているため、高圧燃料が低圧配管110に流入することがない。
1……プランジャポンプ
2……ボディ
6……リリーフ弁
7b……逆止弁
R2……吐出流路
R3……燃料供給流路
R6……リリーフ流路
Rd……ダンパ室
2……ボディ
6……リリーフ弁
7b……逆止弁
R2……吐出流路
R3……燃料供給流路
R6……リリーフ流路
Rd……ダンパ室
Claims (1)
- 筒状のボディ内部に摺動可能に保持されたプランジャと、前記プランジャの加圧行程によって減容し燃料が加圧される加圧室と、前記加圧室に接続される燃料吐出流路と、外部の低圧配管から前記燃料が供給されると共に貯留される燃料室と、前記燃料吐出流路及び前記燃料室に接続されるリリーフ流路とを有する燃料ポンプであって、
前記低圧配管との接続部に設けられると共に前記リリーフ流路から前記低圧配管への燃料の流れを封鎖する逆止弁を備える
ことを特徴とする燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018061801A JP2019173638A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018061801A JP2019173638A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 燃料ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019173638A true JP2019173638A (ja) | 2019-10-10 |
Family
ID=68168438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018061801A Pending JP2019173638A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 燃料ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019173638A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7505121B2 (ja) | 2020-09-22 | 2024-06-24 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 内燃機関の燃料噴射システム用の高圧燃料ポンプ |
-
2018
- 2018-03-28 JP JP2018061801A patent/JP2019173638A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP7505121B2 (ja) | 2020-09-22 | 2024-06-24 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 内燃機関の燃料噴射システム用の高圧燃料ポンプ |
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