JP2019173193A - 吸液紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】鮮度保持性に優れる吸液紙を提供する。【解決手段】繊維原料が湿式抄紙されてなる1プライの吸液紙であって、構成繊維に針葉樹パルプを40質量%以上含み、坪量が35〜55g/m2であり、比容積が4.0〜7.0cm3/gであり、ウェットクレープ法により形成されたクレープを有し、かつ、10〜26線/インチのバルキーワイヤーのメッシュ痕を有し、有機酸を含み酸性度がpH5.5以下である、吸液紙により解決される。【選択図】図1

Description

生鮮食料品を取り扱う店舗や厨房等において食材に付着した汚れの拭き取り、食材の水切り、食材から浸出するドリップの拭き取り、食材保管時に食材を包み保護する用途などに用いられる、厨房用ペーパー、厨房用清拭紙などとも称される吸液紙に関する。
生鮮食料品を取り扱う店舗や厨房、食品加工場等において、食材に付着した汚れの拭き取り、食材の水切り、肉や魚などの食材から浸出するドリップの拭き取り、食材保管時に食材を包み保護する用途などに用いられる厨房用ペーパー等とも称される吸液紙がある。
この吸液紙は、繊維原料がパルプのみのもの、パルプと化学繊維との混合品、化学繊維のみのものがあり、また、抄紙による紙と、不織布態様のものがあるが、パルプのみを原料とし、湿式抄紙法により製造される「紙」であるものが安価で市場にもっとも多く流通している。そして、この吸液紙は、業務用が主であることから安価であることが求められるとともに、さらに他の拭き取りや水分などの液体の吸収用途に用いられる紙と異なり、高い強度と、生鮮食料品を包んで保管する際にその生鮮食料品の鮮度が保持されることが求められる。
従来の一般的な吸液紙は、ドライクレープ法により抄紙した坪量が40〜50g/m2程度の比較的高坪量の1プライのエンボス無又はエンボス有のものが主流である。高坪量にすることで液吸収性を高め、さらに、エンボス加工による凹凸を形成して食材との接触面積を低下させて、生鮮食料品の鮮度を保持する。
しかしながら、従来の吸液紙は、吸液時にクレープが伸びたり、またクレープの伸びによってエンボス加工による凹凸の高低差が少なくなり、生鮮食料品との接触面積が増加して鮮度保持性が低下することがあった。また、特にエンボス加工されているものは圧がかけられているため吸液速度が遅いことがあり、また、液保持性や吸液量についても十分でない場合があった。家庭用のキッチンペーパーには、吸液性が高いものがあるが、強度が十分ではなく、吸液紙として使用することは難しい。特に、ドリップ吸収や水切りの際に破れやすい。
一方で、ウェットクレープ法とバルキーワイヤーとを組み合わせることで抄紙時に表面に凹凸を付与したものが知られる(例えば、特許文献1)。この特許文献1にかかる吸液紙は、吸液時においても表面の凹凸が潰れがたく、吸液時においても食材から吸収したドリップ等と食材とが接触し難い状態が維持されやすく、鮮度保持性が高まった。
しかし、吸液紙における鮮度保持性はより高いほうが望ましく、さらなる鮮度保持性の向上が求められているものの、吸液時における吸液紙と食材との接触面積を低くしても、吸収したドリップ等において経時的に菌類が増加するため、接触面積を低くするだけでは鮮度保持性をより高めるのは難しい。
一方で、下記特許文献2のように薄葉紙においてカチオン性抗菌剤と多孔質を付与した消臭性を付与したものも知られるが、食材に触れる用途が主である吸液紙においては、カチオン性抗菌剤や離脱の恐れのある多孔質を付与するのは好ましくなく、またこのような抗菌剤や多孔質の付与は吸液紙のコストを高める。
特許第5755464号公報 特許第6130869号公報
そこで、本発明の主たる課題は、食材との剥離性がよく、特に鮮度保持性に優れる吸液紙を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は次のとおりである。
その第一の手段は、
繊維原料が湿式抄紙されてなる1プライの吸液紙であって、
構成繊維に針葉樹パルプを40質量%以上含み、
坪量が35〜55g/m2であり、
比容積が4.0〜7.0cm3/gであり、
ウェットクレープ法により形成されたクレープを有し、
かつ、10〜26線/インチのバルキーワイヤーのメッシュ痕を有し、
有機酸を含み酸性度がpH5.5以下である、
ことを特徴とする吸液紙である。
第二の手段は、前記有機酸の有機酸塩を含む上記第一の手段に係る吸液紙。
上記第一の手段に係る吸液紙である。
第三の手段は、
縦方向の乾燥引張強度が2100〜3800cNであり、
横方向の乾燥引張強度が1500〜3500cNであり、
縦方向の湿潤引張強度が1000〜2000cNであり、
横方向の湿潤引張強度が600〜1300cNであり、
上記第一又は第二に係る吸液紙である。
第四の手段は、有機酸が一方の紙面に付与されている上記第一から第三に係る吸液紙である。
本発明によれば、食材との剥離性がよく、特に鮮度保持性に優れる吸液紙が提供される。
バルキーワイヤーメッシュ痕を有するウェットクレープ法の吸液紙の紙面の拡大図である。 エンボス加工による凹凸を有するドライクレープの吸液紙の紙面の拡大図である。 本発明に係る吸液紙の製造工程を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る吸液紙は、生鮮食料品を取り扱う店舗や厨房等において食材に付着した汚れの拭き取り、食材の水切り、食材から浸出するドリップの拭き取り、食材保管時に食材を包み保護する用途などに用いられる厨房用ペーパー等とも称されるものである。
特に本発明に係る吸液紙は、例えば、野菜、鮮魚、刺身用のブロック(サク)、ブロック肉などを一時的に保管するためにこれらの食材を包んだ際に、食材の乾燥防止、食材からのドリップ(浸出液)の吸収などが行なわれる。この際、食材との接触面積が少ない状態が維持されると、食材の鮮度がより保持されるように機能する。
本発明に係る吸液紙は、湿式抄紙法により抄紙された所謂「紙」であり、不織布は含まれない。また、本発明に係る吸液紙は、構成繊維の少なくとも98質量%がパルプ繊維からなるものであり、特には100質量%がパルプ繊維からなるものである。パルプ繊維が100質量%であると通常の湿式抄紙法によって抄紙することが容易となり、本発明の作用効果を発現させることができる。但し湿式抄紙が可能な範囲で2質量%未満程度であれば化学繊維などを含ませることができる。
本発明に係る吸液紙は、1プライであり坪量が35〜55g/m2である。1プライとすることでコストを安くすることができ、プライ剥離することがなく食材を包む際の作業性に優れる。また、坪量が35〜55g/m2とやや高くすることで吸液量及び吸収速度が確保しやすくなる。なお、本発明に係る坪量は、JIS P 8124(1998)に基づいて測定した値である。
本発明に係る吸液紙は、特徴的に有機酸を含み酸性度がpH5.5以下である。この本発明に係る酸性度は、紙面を純水(2cc/10cm2)で濡らし、株式会社佐藤商事社製のフラット型pH計MJ-120A及び測定原理を同様とするその相当機により測定した値である。酸性度をpH5.5以下とすることで細菌繁殖が抑制される。すなわち、ドリップを吸収した吸液紙は、経時的に細菌が増殖するため、この細菌が食材の鮮度劣化や腐敗の原因となる。食材と吸液紙との接触面積を低下させても細菌の繁殖を抑制させることはできない。ここで、一般的な細菌が生育するためには、温度、水分、栄養、pHが特定の環境下にあることが要するとされており、多くの細菌はpH5.5以下では生育が抑制される。そこで、本発明に係る吸液紙では、紙の酸性度をpH5.5以下として細菌の繁殖を抑制させるようにした。酸性度の下限値はpH3.0程度であり、好ましい酸性度の範囲はpH4.0〜pH5.0である。pH3.0未満になると酸性が強すぎてたんぱく質等成分の分解で食材を痛めるおそれがある。
また、本発明に係る吸液紙では、有機酸を含ませるようにして紙を酸性にする。紙を酸性にする技術としては、抄紙時の内添薬品として硫酸バンドを使用して酸性紙とする手法が従来から知られる。しかし、硫酸バンドは、紙の強度を劣化させるとともに食材に触れる吸液紙に使用するには食品安全性に関して問題がある。有機酸は、フェノール系やピグアナイド系に代表される有機系の抗菌剤と比して、食材に使用した際の安全性が高いものが多く、有機酸によって酸性にすることで、紙の強度低下をおさえ吸液紙として十分な強度と安全性を確保できる。有機酸としては、食品添加物、天然物由来のものが望ましく、人体に毒性を有するものや過度に臭気を有したり、食材の味を変化させるようなものは望ましくない。臭気を有していたり、酸味を呈するものであっても、pH5.5以下とすることが可能な程度の量の使用量で食材の匂いや味覚を変化させないものであればよい。具体例としては、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸等が挙げられる。有機酸を含ませるには、後述するが有機酸を含む薬液を原紙に塗布等すればよい。
さらに、本発明に係る吸液紙では、有機酸とともにその有機酸の有機酸塩を含むのが望ましい。例えば、有機酸としてクエン酸を含ませる場合には、有機酸塩としてクエン酸ナトリウムなどクエン酸塩を含ませるようにするのが望ましい。有機酸塩としては、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。有機酸塩を含ませると、より食材が痛み難く鮮度保持性が高まる。湿潤やドリップ等を吸収した際の湿潤によって、吸液紙に含まれる液体が有機酸と有機酸塩とが含まれるようになるため、pH安定性に優れる急激なpH変化が抑制される緩衝液が形成される。有機酸ととともに有機酸塩を含ませるようにするには、有機酸及び有機酸塩を含む薬液を原紙に塗布等すればよい。さらに、有機酸とともに有機酸塩を含ませるようにすると、有機酸及び有機酸塩を含む薬液、つまり緩衝液を原紙に塗布できるようになるため、抄紙設備の腐食性の点でも利点がある。つまり、抄紙機で使用している鉄やニッケル、鋳物はpH4未満となると腐食の速度が速まるため、有機酸塩を含むようにすると製造時に緩衝液として塗布することができ、製造設備の保護の点からも有機酸塩を含ませるのがよい。ここで、有機酸と有機酸塩との比率は、有機酸:有機酸塩=1:1〜1:0.5あるのが好ましく、より好ましくは1:1〜1:0.75である。
有機酸及び有機酸塩は、吸液紙全体に含侵されていてもよいが、一方の紙面のみに付与されて、一方紙面に偏在するようにしてもよいし、一方紙面に付着した態様で存在していてもよい。食材と触れる面となる一方紙面に有機酸及び有機酸塩があればよく、この場合には製造コストや薬液コストの点で利点がある。
本発明に係る吸液紙では、繊維原料中の40質量%以上が針葉樹パルプである。針葉樹パルプとしては、針葉樹クラフトパルプ(NBKP)、針葉樹未晒しパルプ(NUKP)等が挙げられる。針葉樹パルプは、繊維長が長くコシが発現しやすく、また繊維に沿って素早く水分を拡散吸収させやすい。本発明に係る吸液紙では、繊維原料の100質量%がパルプ繊維であり、その40質量%以上が針葉樹パルプで構成されているものが最も望ましい。針葉樹パルプの割合が40質量%以上であると食材からのドリップの吸収性に優れるとともに、ドリップを吸収してもへたらない適度なコシが発現できるようになる。なお、本発明に係る吸液紙は、食材に触れる用途に用いられることから古紙パルプは含まないのが望ましい。さらに、繊維原料中における針葉樹パルプの割合は好ましくは60質量%以上である。また、特に、針葉樹未晒しパルプ(NUKP)を用いる場合には、80質量%以上、さらに95質量%以上であるのが望ましい。本発明に係る吸液紙における針葉樹パルプ以外のパルプ繊維としては、広葉樹パルプが望ましい。広葉樹パルプとしては、広葉樹クラフトパルプ(LBKP)、広葉樹未晒しパルプ(LUKP)を用いることができる。特に、針葉樹未晒しパルプ(NUKP)を用いる場合には、広葉樹未晒しパルプ(LUKP)を用いるのが望ましく、針葉樹クラフトパルプ(NBKP)を用いる場合には、広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を用いるのが望ましい。また、針葉樹クラフトパルプ(NBKP)と広葉樹クラフトパルプ(LBKP)とでパルプ繊維を構成する場合には、針葉樹クラフトパルプ(NBKP):広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を40:60〜60:40とするのが望ましい。
他方、本発明に係る吸液紙は、特にその比容積が、4.0〜7.0cm3/gである。比容積の値が大きいほど繊維間の空隙が大きくなる。比容積がこの範囲であれば、適度に密でコシがあるものとなる。なお、比容積は、紙厚〔μm〕を坪量〔g/m2〕により除した値〔cm3/g〕である。なお、紙厚は、坪量との関係で比容積を達成できる範囲で適宜に調整すればよい。ここでの紙厚は、JIS P 8118(1998)の条件下で、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所)を用いて測定した値とする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリがないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと紙面に対し垂直に下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この紙厚測定時の荷重は、約70gfである。なお紙厚は測定を10回行って得られる平均値とする。
他方、本発明に係る吸液紙は、ウェットクレープ法により形成されたクレープを有する。ウェットクレープ法によるクレープ(以下、単にウェットクレープとも言う)は、湿紙の状態で形成されるクレープであり、液体を吸収した際にもクレープが伸びがたい性質を有する。本発明に係る吸液紙では、ウェットクレープを有することにより、食材のドリップを吸収した際においてもクレープが伸びがたく表面に微細なクレープによる凹凸が維持されるやすい。このため食材を包んで保管する際に、食材からドリップが浸出してそれを吸収した際にもクレープが伸び難く、凹凸が維持されやすいため食材との接触面積が高くなりづらく鮮度保持性が高まる。
さらに、本発明の吸液紙は、10〜26線/インチのバルキーワイヤーのメッシュ痕を有する。より好適には、15〜21線/インチのバルキーワイヤーのメッシュ痕を有する。バルキーワイヤーは、湿式抄紙において湿紙を移送するために用いられる抄紙網の一態様であり、特に、10〜26線/インチのバルキーワイヤーは比較的疎である。本発明者等は、ウェットクレープに加え、さらにバルキーワイヤーによるメッシュ痕を紙に形成することで、食材を包んで保管する際に、食材からドリップが浸出してそれを吸収した際に、紙面の凹凸が維持されて食材との接触面積が広がることがなく、さらにその凹凸の上記範囲は、含有する有機酸等と食材との接触範囲が好適な範囲であり、凹凸の維持と有機酸等の作用と相まって高い鮮度保持機能が発揮される。ここで、本発明の吸液紙における特徴的なバルキーワイヤーのメッシュ痕は、図1(A)に紙面の拡大図を示すように、表面に各ワイヤーの跡が形成されるだけでなく、ワイヤー間に存在する孔に対応する位置に繊維が非常に疎な穴のようにも見える部分が規則的に形成される(図中、バルキーワイヤーの概ねのワイヤー位置の一部をBWとして示す)。このメッシュ痕は、後述の製造方法により形成することができる。そして、メッシュ痕は、図1(B)に吸水時における紙面の拡大図を示すように、湿潤状態においても維持される。つまり、本発明の吸液紙は、ウェットクレープとメッシュ痕によって紙面がへたり難く紙面の凹凸が維持されやすいとともに、十分に吸液された後においてもメッシュ痕が維持されることによって食材に対する過度にシートが貼りつくことがなく、適度な接触性が維持されるとともに、有機酸による細菌の繁殖抑制作用が発現して、高い鮮度保持機能が確保される。また、エンボス加工及びメッシュ痕により、食材からの剥離性も高まる。
なお、比較のために図2に従来のドライクレープ紙にエンボス加工による凹凸を形成しただけの従来の吸液紙の表面の拡大図を示す。図2の(A)が乾燥時、(B)が吸水時である。図2の(A)、(B)を比較するとエンボス加工による凹凸が吸水によって失われるとともに、特に吸水時は平坦になり食材等に張り付きやすくなってしまっている。
なお、本発明に係る吸液紙は、エンボス加工による凹凸が形成されていてもよいが、本発明に係る吸液紙では、1プライで比較的高い坪量、密な比容積であることが望ましく、また、低価格であることが求められることから、エンボス加工による凹凸はないほうが望ましい。
また、本発明に係る吸液紙は、縦方向の湿潤引張強度が1000〜2000cNであり、横方向の湿潤引張強度が600〜1300cNであるのが望ましい。本発明に係る湿潤引張強度は、JIS P 8135(1998)に基づいて測定した値を言う。なお、試験片は、長手方向長さ150mm、短手方向長さ25mmの短冊形状に裁断したものとした。本発明に係る吸液紙の湿潤引張強度は非常に高く、ドリップ吸収時においても極めて高い強度を有する。本発明に係る吸液紙は、濡れた手で取り扱うことも多いため、高い湿潤時の強度は、作業性において優れたものとなる。湿潤引張強度は、本発明に係る坪量の範囲であれば、湿潤紙力剤等によって十分に調整することができる。
他方、本発明に係る吸液紙は、縦方向の乾燥引張強度が2100〜2600cNであり、横方向の乾燥引張強度が1500〜2300cNである。本発明に係る乾燥引張強度は、JIS P 8113(2008)に基づいて測定した値を言う。吸液紙は、業務用に用いられることが多く、ミシン目のような部分を有さず、ロール状に巻かれた状態から適宜の長さを引き出したのち破って使用するのが一般的である。上記の乾燥引張強度であれば使用時に意図して破りやすく、しかも通常の使用態様では破れることがない十分に高い強度である。乾燥引張強度は、乾燥紙力剤等によって調整することができる。
ここで、本発明に係る吸液紙は、吸水量が150〜300g/m2であるのが望ましい。本発明に係る構造の吸液紙であれば十分にこの範囲とすることができ、この吸水量であれば、メッシュ痕とウェットクレープによりエンボス加工の凹凸が消失しがたく、鮮度保持性に極めて優れたものとなる。この吸水量は、下記の手順で測定した値である。吸水量は、試験片を縦100mm×横100mm(縦横誤差各±1mm)に裁断し試験片を用意し重量を測る。パンに深さ20mmになるように蒸留水を入れ、裁断した試験片を紙面の上まで蒸留水を浸漬させ、次いで、蒸留水中から引き上げて30秒後の重量を測定する。1つの試験片について5回の測定を行い、その平均値を測定値とする。吸水量=〔(吸水後の重量)−(吸水前の重量)〕×100(単位:g/m2
次いで、本発明に係る吸液紙の製造方法例を図3を参照しながら説明する。図3は、抄紙設備X1の概略図である。この製造方法は、抄紙原料を抄紙網10上に吐出して湿紙W1を形成する湿紙形成工程P1と、この湿紙W1を搬送する過程で湿紙の脱水を行なう脱水工程P2と、前記脱水工程P2を経た湿紙W2をロール20に移行しロール20上の湿紙W3をブレード40により引き剥がしてウェットクレープを施すとともに、バルキーワイヤー50上に移行するウェットクレープ付与工程P3と、前記バルキーワイヤー50上の湿紙W4をヤンキードライヤー60に押しつけてメッシュ痕を形成するとともにヤンキードライヤー60上に移行させる工程P4と、移行された湿紙W4をヤンキードライヤーで乾燥する工程と、を有している。以下、各工程等について詳述する。
本発明にかかる抄紙原料は、本発明の吸液紙の構成繊維を繊維原料とするパルプスラリーであり、このパルプスラリーには、既知の方法により適宜の薬剤等が添加して調整することができる。本発明に係る吸液紙のパルプスラリーのフリーネスは、500〜650cc(CSF:カナディアンスタンダードフリーネス)であるのが望ましい。
また、本発明に係る吸液紙の好適な湿潤引張強度とするためにパルプスラリー中に湿潤紙力剤を添加する。その添加量は、抄紙設備及び構成繊維比にもよるが、15〜35kg/パルプtであるのが望ましい。また、乾燥紙力剤についても10〜30kg/パルプt添加するのが望ましい。これらの紙力剤の使用により所望の紙力に調整しやすくなる。なお、紙力剤は公知のなかから適宜選択することができる。
本発明に係る吸液紙を製造するには、本発明に係る業務用清拭の坪量となる量の上記抄紙原料をインレット1から抄紙網10上に吐出して湿紙W1を形成する。そして、この抄紙網10上で前記湿紙W1の脱水(脱水工程)を行う。本発明に係る製造方法においては、この抄紙網10上で脱水をするにあたってプレスロールなどを用いてプレス脱水してもよい。このようにするとメッシュ痕が形成されやすくなる。
次いで、湿紙W1は、抄紙網からロール20にピックアップし、ロール20からブレード40により引き剥がしつつバルキーワイヤー50に移送する。ここで、本発明に係る吸液紙では、バルキーワイヤーのメッシュ痕の形成を確実にするために上記抄紙網10での脱水をやや高めにして適度に水を含んだ状態で湿紙をバルキーワイヤーに移送するのが望ましい。ここで、本発明におけるウェットクレープ付与時の好ましいクレープ率は5〜25%である。クレープ率が5%未満では嵩が出難く、吸水性、吸油性向上の効果が少なく、また、紙が硬く作業を行い難くなる。25%超では湿潤状態での引張り強度が低下し剥離する際の強度に劣る。なお、本実施形態では、クレープ率は、下記のように算出することができる。クレープ率:{(ヤンキードライヤーの周速 図3の60)−(ロールの周速 図3の20)}/(ヤンキードライヤーの周速)×100。
バルキーワイヤー50上に移行した湿紙W3は、バルキーワイヤー50を移送する過程でその接触面に各ワイヤーの跡が形成される。定かではないが、ワイヤー間の隙間からの脱水によっても繊維が疎な部分が形成されると推測される。
次いで、バルキーワイヤー50から湿紙W4をヤンキードライヤー60上に移行する。この移行の際に、バルキーワイヤー50をヤンキードライヤー60に押しつけるようにして移行させる。バルキーワイヤー50の表面の規則正しい凹凸が湿紙W4の表面に転写されるとともに繊維が疎な穴部分が形成され固定される。ここでの移送は一つのタッチロール55によってバルキーワイヤー50をヤンキードライヤー60に押しつけて行なうのが望ましい。タッチロール55を一つとすることでバルキーワイヤー50の吸液シートの内部構造の改質、表面構造の改質を好適に行なわれ、また、嵩の低下を防止できる。
ここで、本発明の用いるバルキーワイヤー50は10〜50メッシュ(線/インチ)である。バルキーワイヤー50を構成するワイヤーの太さは0.5mmφ程度である。なお、バルキーワイヤー50によって付与される湿紙の凹凸差(頂部と底部との差)は0.4〜1.0mmとするのが望ましい。これは、バルキーワイヤー50の表面構成とヤンキードライヤー60への接触圧、湿紙W4の厚さ、水分率等により調整する。
このように、湿紙をバルキーワイヤー50を介してヤンキードライヤー60に湿紙W4を移行させることでメッシュ痕が形成される。
ヤンキードライヤー60に移行された湿紙W4は、ヤンキードライヤー表面に付着して搬送される課程で乾燥され、その後にヤンキードライヤー60からブレード61により剥がされ、適宜巻き取り工程を経て本発明にかかる吸液紙の原紙Tとされる。なお、ヤンキードライヤー60からシートW5をブレード61により剥がすようにするが、かかるブレード61はヤンキードライヤー60からシートW5を引き剥がす単なるきっかけとするものであり、この引き剥がし時には所謂ドライクレープは付与されないか、ほとんど製造される吸液シートの伸びに影響がしない程度しか付与されない。これは、前段のウェットクレープとバルキーワイヤーのメッシュ痕によって、シートW5の表面には既に凹凸があり、ヤンキードライヤーへの接着力が低下されていることによる。もちろん、ヤンキードライヤーとその後段の巻き取り手段との速度を意図的に調整して過度のドライクレープが付与されないように調整をすることもできる。
ここで有機酸を含む薬液の付与は、抄紙設備X1で巻き取った原紙Tのロールから原紙Tを巻きほどいて、印刷装置等のロール転写方式で付与するようにしてもよいが、上記抄紙工程における湿紙W1〜W5に対してスプレー塗布などの噴霧方式などにより行うのが望ましい、特に湿紙W1〜W3に付与するのが望ましい。図3に示す例では湿紙W1に対してスプレー塗布装置15で薬液Lを一方面から付与している。このように湿紙W1〜W3に非接触で付与すると紙面に影響を与えることがなく製造することができる。薬液の付与は、抄紙設備における湿紙W1〜W3に対してであれば、一方面からのみおこなう。ただし、原紙Tに対して付与するのであれば両面から行ってもよい。上記のとおり食材と接する一方面にのみ薬液を付与すると安価に製造することができるため、片面から付与するのがよい。他方で、有機酸を含む薬液については、上記のとおり有機酸塩を含むようにして緩衝液となっているものが望ましい。緩衝液として、湿紙W1〜W3にスプレー塗布すれば、抄紙設備を腐食させがたい。特に、このようにするのであれば薬液の酸性度をpH4.0以上とするのがよい。なお、薬液中の有機酸:有機酸塩の比率は、1:1〜1:0.5に調整すればよい。薬液の塗布量は、片面に対して0.5〜2.0g/m2が望ましい。より具体的には、塗布装置、薬液の粘度、原紙Tの坪量、設定pH値等を考慮して適宜に調整することができる。
かくして形成された、有機酸を含む原紙Tからなる吸液紙は、その後に、公知の方法によって適宜にロール状の製品にするなどして市販に供される態様とする。
本発明に係る実施例と、その比較例を作成し各物性値を測定するとともに、細菌の繁殖性及び鮮度保持性について試験を行った。
各例に係る抄紙条件は表1に示し、各例に係る品質は表2及び表3に示す。なお、表2は、製造直後の値であり、表3は、温度80℃、湿度65%の環境下に24時間さらす加速劣化試験を行った後の値である。細菌繁殖性及び鮮度保持性は表4に示す。
湿潤引張強度などその測定方法について既に述べたものについてはその測定方法にしたがって測定した。また、表中のソフトネスは、JIS L 1096 E法に準じたハンドルオメータ法に従って測定した。但し、試験片は100mm×100mmの大きさとし、クリアランスは5mmとして実施した。縦方向、横方向の各々5回ずつ測定し、その全10回の平均値を、cN/100mmを単位として表した。ソフトネスは、柔らかさの指標の一つである。伸長率は、JIS P 8113(1998)の引張試験に従って、ミネベア株式会社製ロードセル引張り試験機TG−200Nを用い、乾燥引張強度に係る試料及び測定手順に準じて測定した。
表4中における細菌増殖性は、JIS L 1902に基づいて次のようにおこなった。1.0×105cuf/mL程度に調整した菌液を10cm×10cm角に裁断した試料に0.2mL接種した。接種直後及び37±2℃で18時間培養後に20mLのSCDLPで洗い出しを行い、標準寒天培地を用いた混釈培養法で菌類の測定を行った。寒天培養は37±2℃で40〜48時間培養した。
また、表5中における細菌増殖性は、条件を変えJIS L 1902に準じて次のようにおこなった。1.0×106cuf/mL程度に調整した菌液を5cm×5cm角に裁断した試料に0.4mL接種した。接種直後及び35±1℃で24時間培養後に10mLのSCDLPで洗い出しを行い、標準寒天培地を用いた混釈培養法で菌類の測定を行った。寒天培養は35±1℃で40〜48時間培養した。
鮮度保持性試験は、食材(牛もも肉、鶏むね肉、刺身用キハダマグロ)を、各例に係る試料で包み、さらに食品用ラップフィルム(旭化成ケミカルズ社製 サランラップ)で包み、冷蔵庫(5〜10℃)で保管し、各食材の鮮度状態を確認した。表中の評価は、5:鮮度の劣化は見られない、4:若干の鮮度の劣化が見られる、3:退色し鮮度劣化が見られる、2:部分的に変色し可食に適さない、1:変色し異臭がする。
Figure 2019173193
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表2及び表3を比較するとまず本発明に係る実施例は、加速劣化試験しても十分に強度等が維持されており、製品として十分である。
また、表4を見てみると、本発明の実施例1及び実施例2では、有機酸を含まず、pH6.8の比較例1に比して、細菌の増殖性が抑制され鮮度保持性高まっていることが確認できる。特に、pH4.8の実施例1及びpH4.6の実施例2においては、細菌が減少していることが確認でき、鮮度保持性についてより高い結果となった。また、表5を見てみると、菌数等を条件を変えて試験したが、pH5.5の実施例3及びpH5.2の実施例2でも、菌類の増殖が抑制されている。官能評価における鮮度保持性で比較すれば、比較例1や比較例2より優れた結果となっている。これらの結果より、本発明に係る吸液紙は、鮮度保持性に優れるといえる。
X1…抄紙設備、1…インレット、10…抄紙網、15…薬液付与装置(スプレー塗布装置)、L…有機酸を含む薬液、W1〜W5…湿紙、T…原紙、P1…湿紙形成工程、P2…脱水工程、P3…ウェットクレープ付与工程、P4…バルキーワイヤーからヤンキードライヤーへの移行工程、20…ロール、40…ブレード、50…バルキーワイヤー、55…タッチロール、60…ヤンキードライヤー、61…ブレード、BW…バルキーワイヤー位置。

Claims (4)

  1. 繊維原料が湿式抄紙されてなる1プライの吸液紙であって、
    構成繊維に針葉樹パルプを40質量%以上含み、
    坪量が35〜55g/m2であり、
    比容積が4.0〜7.0cm3/gであり、
    ウェットクレープ法により形成されたクレープを有し、
    かつ、10〜26線/インチのバルキーワイヤーのメッシュ痕を有し、
    有機酸を含み酸性度がpH5.5以下である、
    ことを特徴とする吸液紙。
  2. 前記有機酸の有機酸塩を含む請求項1記載の吸液紙。
  3. 縦方向の乾燥引張強度が2100〜3800cNであり、
    横方向の乾燥引張強度が1500〜3500cNであり、
    縦方向の湿潤引張強度が1000〜2000cNであり、
    横方向の湿潤引張強度が600〜1300cNであり、
    請求項1又は2記載の吸液紙。
  4. 有機酸が一方の紙面に付与されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸液紙。
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