JP2019171725A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1面に位置検出用のパターンが形成された媒体を反転させた場合に、媒体をどのように反転させても、前記パターンを確実に検出できるようにする。【解決手段】プリンター1において、搬送される媒体Pに記録を行う記録部6と、媒体Pを支持する支持部としての支持面5aと、記録部6を制御する制御部10と、を備え、記録部6は、第1画像Aを形成する際に、第1画像Aに対応する第1のパターン21と第2のパターン22とを形成し、支持面5aには、第2画像を形成する際に第1のパターン21及び第2のパターン22のいずれか一方を検出する検出部15が設けられ、制御部10は、第2のパターン22が、媒体搬送方向と交差する幅方向Xの中心線G上にある点M1に対して、第1のパターン21と点対称となる位置に形成されるように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、媒体の両面に記録を行う記録装置及び記録方法に関する。
インクジェットプリンターに代表される記録装置によって、例えば、表(おもて)面としての第1面に記録を行った後、第1面の裏面である第2面に記録が行われる場合がある。尚、このような記録を、以下において両面記録と言う。
媒体に両面記録を行う場合、媒体の第1面に画像を記録する際に第1面に位置検出用のパターンを形成し、第2面に記録する際には、前記パターンを検出センサーで検出し、当該パターンの位置に基づいて、第1面に形成された画像に対する、第2面に形成された画像の相対位置を合わせることが、従来から行われている(例えば、特許文献1)。
特開2010−12757号公報
ところで、媒体に両面記録を行う場合、先に前記媒体の第1面が記録部と対向するように配置されて第1面への記録が行われる。そして、第1面への記録後、第2面が記録部と対向するように媒体が表裏反転されて、第2面への記録が行われる。
このとき、前記媒体の反転の仕方としては、図13に示すように、媒体搬送方向(Y軸方向)を軸として反転させる場合と、図14に示すように、媒体搬送方向と交差する幅方向(X軸方向)を軸として媒体を反転させる場合と、がある。
検出センサー40が1箇所にのみ設けられている場合、例えば、図13のように第1面P1に画像が記録された媒体P(図13の左図)を、媒体搬送方向Yを軸として反転させて、第2面P2を記録部側(+Z側)に向けた場合(図13の右図)には、パターン41が検出センサー40による検出位置に位置するが、図14のように、第1面P1に画像が記録された媒体P(図14の上図)を、幅方向Xを軸として反転させて、第2面P2を記録部側に向けた場合(図13の下図)には、パターン41が検出センサー40による検出位置から外れてしまい、検出センサー40で検出できなくなることがあった。
どちらに反転させてもパターン41を検出できるように、検出センサー40を二箇所設ければこの問題は解消できるが、装置の製造コストの増加に繋がる。
本発明はこの様な状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、両面記録を行う場合に、第1面への記録後の媒体をどのように反転させても、位置検出用のパターンを検出センサーによって確実に検出することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体の第1面に第1画像を形成した後、前記媒体を反転させて前記第1面とは反対の面である第2面に第2画像を形成する記録装置であって、搬送される媒体に記録を行う記録部と、前記媒体を支持する支持部と、前記記録部を制御する制御部と、を備え、前記記録部は、前記第1画像を形成する際に、当該第1画像に対応する基準パターンとして第1のパターンと第2のパターンとを形成し、前記支持部側には、前記第2画像を形成する際に前記第1のパターン及び前記第2のパターンのいずれか一方を検出する検出部が設けられ、前記制御部は、前記第2のパターンが、媒体搬送方向と交差する幅方向の中心線上にある点に対して、前記第1のパターンと点対称となる位置に形成されるように制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記記録部は、前記第1画像を形成する際に、当該第1画像に対応する第1のパターンと第2のパターンとを形成し、前記支持部側には、前記第2画像を形成する際に前記第1のパターン及び前記第2のパターンのいずれか一方を検出する検出部が設けられ、前記制御部は、前記第2のパターンが、媒体搬送方向と交差する幅方向の中心線上にある点に対して、前記第1のパターンと点対称となる位置に形成されるように制御するので、両面記録を行うために第1面への記録後の媒体を反転させる際に、媒体搬送方向を軸として反転させた場合でも、幅方向を軸として反転させた場合でも、一つの検出部によって基準パターンを検出可能にすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記第1画像を挟んで形成されるように制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部により、前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記第1画像を挟んで形成されるように制御されるので、媒体搬送方向における余白の少ない記録を行うことができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記第1画像は、先に記録される先行画像と、前記先行画像から前記媒体搬送方向に所定の間隔を空けて記録される後続画像と、を含み、前記基準パターンは、前記幅方向において、前記中心線に対して前記第1のパターンと同じ側に形成される第3のパターンと、前記中心線上にある点に対して前記第3のパターンと点対称となる位置に形成される第4のパターンと、を含み、前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記先行画像を挟んで形成されるように制御し、前記第3のパターン及び前記第4のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記後続画像を挟んで形成されるように制御し、前記第2のパターン及び前記第3のパターンが、前記先行画像と前記後続画像との間に形成されるように制御することを特徴とする。
本態様によれば、先行画像に続いて後続媒体を記録する場合に、媒体搬送方向における余白の少ない記録を行うことができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記制御部は、前記第2のパターン及び前記第3のパターンが、前記媒体搬送方向において少なくとも一部が重なって形成されるように制御することを特徴とする。
本態様によれば、媒体搬送方向における余白を一層少なくすることができる。
本発明の第5の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記検出部によって識別可能に形成されるように制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記検出部によって識別可能に形成されるので、前記記録部が前記第2面に第2画像を記録する場合に、第1画像の向きを検出することができる。
本発明の第6の態様は、第3の態様または第4の態様において、前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第4のパターンが、前記検出部によって識別可能に形成されるように制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1のパターン及び前記第4のパターンが、前記検出部によって識別可能に形成されるので、前記記録部が前記第2面に第2画像を記録する場合に、先行画像と後続画像を含む第1画像の向きを検出することができる。
本発明の第7の態様は、第5の態様または第6の態様において、前記制御部は、前記検出部によるパターンの識別結果に基づいて、前記記録部が前記第2面に記録する前記第2画像の向きを決めることを特徴とする。
前記第1面への記録後の媒体を反転させる場合、媒体搬送方向に対する向きを変えずに反転させるか、幅方向に対する向きを変えずに反転させるかによって、第2面への第2画像の記録向きが変わる。
本態様によれば、前記記録部を制御する制御部が、前記検出部によるパターンの識別結果に基づいて、前記記録部が前記第2面に記録する前記第2画像の向きを決めるので、前記第1面への記録後の媒体を反転させる場合に、ユーザーが、媒体をどのように反転させても、記録装置において媒体の向きを自動で検出するとともに、前記第2面に記録する前記第2画像の向きを、第1画像の向きに応じた適切な方向にすることができる。
本発明の第8の態様に係る記録方法は、第1の記録装置に設けられる第1の記録部によって、媒体の第1面に第1画像を記録するとともに、前記第1面に、第1のパターンと、前記第1面の媒体搬送方向と交差する幅方向の中心線上にある点に対して前記第1のパターンと点対称となる位置に形成される第2のパターンと、を形成する工程と、前記第1の記録装置とは別の第2の記録装置に設けられる第2の記録部によって、前記第1面の反対の面である第2面に第2画像を記録する場合に、当該第2の記録装置に設けられる検出部により、前記第1のパターン及び前記第2のパターンのいずれか一方を検出する工程と、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、前記第1の記録装置による第1面への記録後の媒体を、前記第1の記録装置とは別の前記第2の記録装置に反転させてセットする場合に、媒体をどのように反転させても、前記第2の記録装置の前記検出部によって基準パターンを確実に検出して前記第2面への記録を実行することができる。
本発明に係るプリンターを示す概略側面図。 本発明に係るプリンターの要部を示す概略平面図。 媒体の第1面に第1画像と基準パターンが記録された状態を示す図。 図3に示す媒体を第1の反転方向に反転させた状態を示す図。 図3に示す媒体を第2の反転方向に反転させた状態を示す図。 基準パターンの変更例を示す図。 図6に示す媒体を第1の反転方向に反転させた状態を示す図。 図6に示す媒体を第2の反転方向に反転させた状態を示す図。 基準パターンの他の変更例を示す図。 検出部における基準パターンの識別結果に基づいて制御部が行う制御について説明するためのフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る基準パターンについて説明する図。 第1面の記録と第2面の記録とをそれぞれ別の記録装置を用いて行う両面記録の方法について説明するためのフローチャート。 従来技術について説明する図。 従来技術について説明する図。
[第1実施形態]
以下、図を参照して、本発明の記録装置の一例としての、インクジェットプリンター1(以下、単にプリンター1と言う)について説明する。プリンター1は、媒体Pとして例えば布帛にインクを吐出して記録を行う記録装置である。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系は、X方向が記録ヘッドの移動方向であり、装置の幅方向である。また、Y方向が媒体Pの搬送方向である。また、Z方向は重力方向であり、装置の高さ方向を示している。また、+Z方向を装置の上方(上部、上面等を含む)とし、−Z方向側を装置の下方(下部、下面等を含む)とする。
■■■プリンターの概要■■■
図1に示す本実施形態のプリンター1は、一例として、搬送ベルト5によって媒体Pを搬送方向(+Y方向)に搬送する搬送部2(図2も参照)を備えている。搬送ベルト5は、粘着剤が付与された支持面5aで媒体Pを支持しており、搬送部2は、搬送ベルト5を回転させることで媒体Pを搬送する。
本実施形態において、支持面5aは、後述する記録部6と対向する位置において媒体Pを支持する支持部である。
プリンター1には、ロール状の媒体Pをセット可能であり、第1巻取ローラー13に巻かれた媒体Pを搬送部2の搬送ベルト5上に繰り出すことが可能な繰出部11が設けられている。なお、媒体Pの搬送手段としては、搬送ベルト5を用いたものには限らない。ローラー対で挟持し、媒体Pに搬送力を付与する構成であってもよい。
プリンター1に用いられる媒体Pとしては、例えば綿、絹、ウール、化学繊維、混紡等の布帛や、ロール紙等の紙媒体や他の素材を用いたものが挙げられる。また、媒体Pは、ロール状の媒体に限られず、単票、シート状の媒体であってもよい。
搬送部2は、不図示の駆動源によって駆動される第1搬送ローラー3と、第1搬送ローラー3と間隔を空けて配置される第2搬送ローラー4と、第1搬送ローラー3と第2搬送ローラー4とに掛け渡される搬送ベルト5と、を備えている。本実施形態において、第2搬送ローラー4は、第1搬送ローラー3の回転に従動回転する従動ローラーである。ただし、第2搬送ローラー4を、第1搬送ローラー3と同様に駆動源によって駆動される駆動ローラーとしてもよい。
第1搬送ローラー3の動作は、制御部10によって制御されており、以って、搬送部2の動作が制御される。
搬送ベルト5は無端状のベルトである。搬送ベルト5は、ゴムや樹脂等の弾性を有する材料で形成することができる他、金属材料によって形成することもできる。
また、本実施形態の搬送ベルト5は、粘着剤によって媒体Pを搬送ベルト5に貼り付ける構成であるが、搬送ベルト5はこのような構成に限定されない。例えば、静電吸着式や吸引吸着式によって媒体Pを搬送ベルト5に貼り付ける構成とすることもできる。
また、搬送ベルト5は、後述する検出部15から発せられた光を透過できるように、搬送ベルト5のうち検出部15と対向する部分は光を透過可能な材質で構成されている。
なお、ローラー対で挟持して媒体Pに搬送力を付与する構成の場合には、支持部としてプラテンを用いることができる。このとき、プラテンには開口を形成し、当該開口を通じて検出部15から発せられる光を透過する構成としてもよい。
第1搬送ローラー3は、図1に示す第1回転方向Cに回転可能に構成されている。第1搬送ローラー3に従動回転する第2搬送ローラー4も第1回転方向Cに回転可能に構成されている。
第1搬送ローラー3を第1回転方向Cに回転させると、搬送ベルト5も第1回転方向Cに回転する。このとき、支持面5aが+Y方向に移動して、支持面5aに支持された媒体Pは+Y方向に搬送される。+Y方向は、記録ヘッド7によって媒体Pに記録を行う際の媒体Pの搬送方向である。
第1搬送ローラー3及び第2搬送ローラー4は、第1回転方向Cとは逆の第2回転方向Dにも回転可能に構成されており、第1搬送ローラー3を第2回転方向Dに回転させると支持面5aは−Y方向に移動する。
また、プリンター1は、搬送ベルト5の支持面5aに支持されて搬送される媒体Pに記録を行う記録部6を備えている。記録部6は、インク(液体)を吐出する記録ヘッド7と、記録ヘッド7を保持して媒体Pの搬送方向(+Y方向)と交差する幅方向(X軸方向)に往復移動可能なキャリッジ8と、を備えて構成されている。キャリッジ8は、図2に示すように、幅方向に沿って延設されるガイドレール9に沿って移動する。
記録ヘッド7は、液体吐出面7aからインクを吐出して、液体吐出面7aの下方を搬送される媒体Pに記録を行う。尚、図1において、符号Kで示す領域が記録部6(記録ヘッド7)による記録領域である。
本実施例のプリンター1は、記録の際、記録ヘッド7を備えるキャリッジ8をX軸方向に往復移動させて記録するが、記録中(キャリッジ8の移動中)は、搬送部2は媒体Pの搬送を停止させる。言い換えると、記録の際、キャリッジ8の往復移動と媒体Pの搬送とは繰り返し行われる。つまり、キャリッジ8の往復移動に対応して、搬送部2は媒体Pを間欠搬送(搬送ベルト5を間欠移動)させている。
記録部6は、記録ヘッドをX軸方向に往復移動させることなく媒体Pの幅方向(X軸方向)に亘って液体を吐出することができるラインヘッドタイプにすることもできる。
記録部6は制御部10によって制御されている。より具体的には、制御部10は、記録ヘッド7からのインク吐出動作やキャリッジ8の移動動作を制御する。尚、制御部10は、記録部6や、前述した第1搬送ローラー3を制御する他、プリンター1において駆動される各種構成部の動作を制御する。
また、記録ヘッド7による記録後の媒体Pは、第1搬送ローラー3よりも搬送方向における下流側に設けられた巻取部12において、第2巻取ローラー14にロール状に巻き取られるように構成されている。
プリンター1は、搬送される媒体Pの第1面P1(図1において上側を向く面)と、第1面の反対面である第2面P2(図1において下側を向く面)と、の双方に記録を行う、両面記録を実行可能に構成されている。図1では、第1面P1が記録ヘッド7の液体吐出面7aと対向しており、第1面P1への記録が可能な状態を示している。
ここで、第1面P1への記録が完了した後、第2面P2への記録を行う場合には、第2面P2が液体吐出面7aと対向するように媒体Pを反転する。媒体Pを反転する方向としては、媒体搬送方向Yを軸として回転させる方向(第1の反転方向)と、幅方向Xを軸として回転させる方向(第2の反転方向)とがある。
<<<媒体の第1の反転方向>>>
媒体Pを第1の反転方向に反転させる場合は以下の様に行う。
図3は、第1面P1に画像(以下、第1画像Aと言う)の記録が完了した状態を示している。媒体Pを第1の反転方向に反転させる場合、図3の状態から、一旦、媒体Pを第1巻取ローラー13に巻き直す。そして、第1巻取ローラー13、第2巻取ローラー14を、それぞれ繰出部11、巻取部12から取り出して媒体Pを裏返し、再び第1巻取ローラー13、第2巻取ローラー14を、繰出部11、巻取部12に取り付けると、図4に示す状態となる。
これにより、第2面P2が記録ヘッド7の液体吐出面7aと対向する状態となり、第2面P2への記録が可能となる。
第1の反転方向に媒体Pを反転した場合、第1面P1に記録された第1画像A(A1の文字)を第2面P2側から見ると、図4のように媒体搬送方向Yの向きは変わらず、幅方向Xが逆になる。つまり、第1画像Aは、媒体搬送方向Yを軸として反転された状態となる。
<<<媒体の第2の反転方向>>>
媒体Pを第2の反転方向に反転させる場合は、第1面P1への記録完了後の図3の状態のまま、すなわち、媒体Pが第2巻取ローラー14側に巻き取られた状態のまま、第1巻取ローラー13及び第2巻取ローラー14を繰出部11及び巻取部12から取り出し、媒体Pを裏返すとともに、第1巻取ローラー13と第2巻取ローラー14の位置を入れ替える。そして、第2巻取ローラー14を繰出部11に取り付け、第1巻取ローラー13を巻取部12に取り付けると、図5に示す状態となる。
これにより、第2面P2が記録ヘッド7の液体吐出面7aと対向する状態となり、第2面P2への記録が可能となる。
第2の反転方向に媒体Pを反転した場合、第1面P1に記録された第1画像Aを第2面P2側から見ると、図5のように幅方向Xの向きは変わらず、媒体搬送方向Yが逆になる。つまり、第1画像Aは、幅方向Xを軸として反転された状態となる。
ところで、両面記録を行う場合、第1面P1に記録された第1画像Aに対して、第2面P2に記録する第2画像の位置を所定の位置関係にしたい、というユーザーからのニーズがある。
このため、プリンター1は、記録部6が第1面P1に第1画像Aを記録する際に、同じ第1面P1に、第1画像Aに対応する基準パターン20(例えば、図3〜図5)を形成し、第2面P2に第2画像の記録時に、後述する検出部15によって基準パターン20を検出することにより、第2画像の第1画像Aに対する相対位置を決めるように構成されている。
本発明のプリンター1は、制御部10が制御して形成する基準パターン20の位置に特徴を有している。以下において、基準パターン20と検出部15について詳しく説明する。
<<<基準パターンについて>>>
基準パターン20は、第1のパターン21と第2のパターン22とによって構成されている。制御部10は、基準パターン20として、第1のパターン21と、第1面P1の媒体搬送方向Yと交差する幅方向Xの中心線G上にある点M1(一例として、第1画像Aの中心)に対して第1のパターン21と点対称となる位置に形成される第2のパターン22と、を形成するように記録部6を制御する。より具体的には、制御部10は、第1のパターン21が中心線Gに対して+X側に形成され、第2のパターン22が中心線Gに対して−X側に形成されるように、記録部6を制御する。
本実施形態において、第1のパターン21及び第2のパターン22は、媒体搬送方向Yにおいて、第1画像Aを挟んで形成されている。また、第1のパターン21と第1画像Aの先端との間隔と、第2のパターン22と第1画像Aの後端との間隔と、は同じ間隔で形成することが好ましい。これにより、第1のパターン21と第2のパターン22の何れを検出する場合であっても、第2画像の第1画像Aに対する相対位置を一致させることができる。
続いて、検出部15の構成について説明する。
<<<検出部について>>>
プリンター1において、検出部15は、記録部6が第2面P2に第2画像を記録する場合に、第1のパターン21及び第2のパターン22のいずれか一方を検出するように配置されている。検出部15は、記録部6の媒体搬送方向Yの上流側に設けられている。
本実施形態において検出部15は、記録部6に対して媒体搬送方向Yの上流側(−Y側)であって、幅方向Xの中心線Gに対して一方側(−X側)に一つ設けられている。
第1面P1に第1画像Aが記録された媒体P(図3)を表裏反転させる際、前述した第1の反転方向に反転させると、第1画像Aの媒体搬送方向Yの向きは変わらず、幅方向Xの向きが逆になる図4の状態となる。したがって、第1面P1が上(記録部6側)を向いていたときに+X側に位置していた第1のパターン21が、−X側に位置する様になり、−X側に配置された検出部15によって検出可能な状態となる。
尚、このとき、第2のパターン22は+X側に位置するので検出部15によって検出されない。
一方、第1面P1に第1画像Aが記録された媒体P(図3)を、前述した第2の反転方向に反転させると、第1画像Aの媒体搬送方向Yの向きが逆となり、幅方向Xの向きが磁変わらない図5の状態となる。したがって、第1面P1が上(記録部6側)を向いていたときに−X側に位置していた第2のパターン22がそのまま−X側に位置して、−X側に配置された検出部15によって検出可能な状態となる。
尚、このとき、第1のパターン21は+X側に位置するので検出部15によって検出されない。
このように、第1のパターン21と第2のパターン22とが、第1面P1の幅方向Xの中心線G上にある点M1に対して点対称の関係になるように配置されていることにより、第1面P1への記録後の媒体Pを、第1の反転方向(図4)と第2の反転方向(図5)のいずれの方向に反転させたとしても、一つの検出部15によって基準パターン20を検出する構成とすることができる。
また、第1のパターン21及び第2のパターン22は、媒体搬送方向Yにおいて、第1画像Aを挟んで形成されるので、第1面P1への記録後の媒体Pを第1の反転方向と第2の反転方向のいずれの方向に反転させた場合でも、基準パターン20のうち、媒体搬送方向下流側(+Y側)に位置するパターンを検出部15が検出する構成とすることができる。
このことによって、媒体搬送方向Yにおける余白の少ない記録を行うことができる。また、装置の大型化を抑制できる。
尚、第2画像の記録は、第1のパターン21または第2のパターン22のいずれかを検出部15が検出したことをトリガーとして、媒体Pを所定の搬送量送った後、記録部6による記録を開始する。このことによって、第1面P1の第1画像Aに対する、第2面P2の第2画像の相対位置を決めることができる。
検出部15は、一例として、光を発する発光部(図示省略)と、発光部から発せられた光の反射光を受光する受光部(図示省略)を備える反射型光センサーを用いることができる。
検出部15としての反射型光センサーは、媒体Pの地色部分と、基準パターン20と、における反射光の強度の違いによって、基準パターン20を検出することができる。本実施形態において図示は省略するが、検出部15が対向する搬送ベルト5の一部が光透過素材で形成されており、光透過素材越しに基準パターン20を検出可能である。
検出部15には、反射型光センサーに限られず、例えば、CCD式読取センサーやカラーセンサー等の、媒体Pに形成された基準パターン20を検出可能なセンサーを用いることができる。
本実施形態において、検出部15は、媒体Pを支持する支持面5a側に設けられている。このことにより、検出部15は、記録部6が第2面P2に第2画像を記録する際に、支持面5a側を向く第1面P1に形成された基準パターン20を検出することができる。
尚、例えば、媒体Pが、基準パターン20が第2面P2側から透けて見えるような透明度の高い媒体である場合には、記録部6側に配置される検出部15によって基準パターン20を検出することもできる。
■■■プリンターにおける他の構成■■■
前述した様に、第1面P1への記録後の媒体Pを、第1の反転方向に反転するか、第2の反転方向に反転するかによって、第1面P1の第1画像Aの先端の向きが変わる。
第1面P1の第1画像Aの先端と、第2面P2の第2画像の先端とを合わせたい場合、第1の反転方向(図4)で反転した場合には、第2面P2の第2画像も先端側から記録する。一方、第2の反転方向(図5)で反転した場合には、第2面P2の第2画像は後端側から記録することになる。
本実施形態においては、検出部15の検出結果に基づいて、制御部10が第1面P1の第1画像Aの先端の向きを判断し、第2面P2に記録する第2画像の向きを決めるように構成されている。
本実施形態の制御部10は、第1のパターン21及び第2のパターン22が、検出部15によって識別可能に形成されるように記録部6を制御する。本実施形態において、第1のパターン21は一例として一本線として形成され、第2のパターン22は一例として二本線で形成されている。すなわち、制御部10は、第1のパターン21の形状が第2のパターン22の形状と異なって形成されるように、記録部6を制御する。
このことにより、制御部10は、検出部15が第1のパターン21を検出したことをもって、第1の反転方向で媒体Pが反転されたと判断し、検出部15が第2のパターン22を検出したことをもって、第2の反転方向で媒体Pが反転されたと判断することができる。
第1のパターン21及び第2のパターン22を識別可能にする構成としては、検出部15が反射型光センサーである場合には、前述した様に、第1のパターン21の形状と第2のパターン22の形状とを変える場合の他、例えば、第1のパターン21及び第2のパターン22を、それぞれ反射率の違う色に変える構成とすることもできる。
検出部15として反射型光センサー以外のセンサー用いる場合、センサーの検出方式に応じて、第1のパターン21及び第2のパターン22の形状や色、インクの種類等を変える。一例として、検出部15がCCD式読取センサーである場合には、反射型光センサーの場合と同様に、第1のパターン21の形状と第2のパターン22の形状とを変えることにより、第1のパターン21及び第2のパターン22を識別することができる。
制御部10は、検出部15によるパターンの識別結果に基づいて、第1面P1への記録後の媒体Pが、第1の反転方向か第2の反転方向のいずれで反転されたかを判断した後、第2面P2に記録する第2画像の向きを、所望の向きになるように制御する。
例えば、第1画像Aと第2画像の先端を合わせたい場合には、制御部10は、検出部15が第1のパターン21を検出した場合に、第2面P2に第2画像を先端から記録し、検出部15が第2のパターン22を検出した場合に、第2面P2に第2画像を後端から記録する。
図10に示すフローチャートを参照して、第1画像Aと第2画像の先端位置を合わせて両面記録を行う際の制御部10による制御について説明する。
まず、制御部10は記録部6に、媒体Pの第1面P1に第1画像Aと基準パターン20(第1のパターン21及び第2のパターン22)を記録させる(ステップS1)。
媒体Pの第1面P1への記録後、ユーザーが媒体Pを反転させる(ステップS2)。
続いて、反転した媒体Pを搬送部2により搬送させるとともに、検出部15によって基準パターン20を検出させる(ステップS3)。
続いて、検出部15が検出した基準パターン20が第1のパターン21であるかどうかを判断する(ステップS4)。
ステップS4においてYES、すなわち、検出部15が第1のパターン21を検出した場合には、媒体Pが図4の状態であると判断し、ステップS5に進み、第2面P2に第2画像を先端から記録して終了する。
ステップS4においてNO、すなわち、検出部15が第2のパターン22を検出した場合には、媒体Pが図5の状態であると判断し、ステップS6に進み、第2面P2に第2画像を後端から記録して終了する。
以上のように、制御部10は、検出部15によるパターンの識別結果に基づいて、記録部6が第2面P2に記録する第2画像の向きを決めるので、ユーザーが媒体Pをどちらの方向に反転させても、プリンター1において第1画像Aの向きを自動で検出するとともに、第2面P2に記録する第2画像の向きを、第1画像Aの向きに応じた適切な方向にすることができる。
尚、第1のパターン21と第2のパターン22は、例えば、一方のパターンを他方のパターンよりも媒体搬送方向Yに幅広に形成しても、反射型光センサーを用いた検出部15で識別することができる。
また、第1のパターン21と第2のパターン22とが識別可能でない場合には、ユーザーが、不図示のる操作パネル等から媒体Pの反転方向をプリンター1に入力し、その入力情報に基づいて制御部10が第2面P2に記録する第2画像の向きを決める構成としてもよい。
■■■基準パターンの変更例■■■
<<<変更例1>>>
基準パターンは、図6に示す基準パターン20aのように形成することができる。
基準パターン20aにおいて、第1のパターン21aと、第2のパターン22aは、中心線G上の点M2に対して点対称になるように形成されている。
点M2は、媒体搬送方向Yにおいて、第1画像Aから外れた位置にある点である。したがって、第1のパターン21aと第2のパターン22aは第1画像Aを挟まず、どちらも第1画像Aの+Y側に位置する様に形成されている。
このように形成された基準パターン20aにおいても、第1面P1への記録後の媒体Pを第1の反転方向で反転させた場合には、図7に示すように、第1のパターン21aが検出部15によって検出され、第1面P1への記録後の媒体Pを第2の反転方向で反転させた場合には、図8に示すように、第2のパターン22aが検出部15によって検出される。
尚、図示を省略するが、第1のパターン21aと第2のパターン22aとの双方が、第1画像Aの−Y側に位置する様に形成することもできる。
<<<変更例2>>>
基準パターンは、図9に示す基準パターン20bのように形成することもできる。
基準パターン20bにおいて、第1のパターン21bと第2のパターン22bとは、中心線G上の点M3に対して点対称であるとともに、中心線Gに対して線対称に形成されている。
また、点M3は、媒体搬送方向Yにおいて、第1画像Aに重なる位置にある第1画像Aの中心(図3の点M1)からずれた点である。このように、画像先端(+Y側)から第1のパターン21bまでの距離と、画像後端(−Y側)から第2のパターン22bまでの距離が異なる構成でもよい。
[第2実施形態]
本実施形態では、図11を参照して、第1面P1に複数の画像が記録される場合に形成される基準パターンについて説明する。
尚、第2実施形態及び後述する第3実施形態において、第1実施形態と同じ構成部については、第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態において、第1画像Aは、先に記録される先行画像A1と、先行画像A1から媒体搬送方向Yに所定の間隔を空けて記録される後続画像A2と、を含んでいる。
また、第1面P1に第1画像Aとともに形成される基準パターン30は、媒体搬送方向Yにおいて先行画像A1を挟んで形成される第1のパターン31、第2のパターン32と、媒体搬送方向Yにおいて後続画像A2を挟んで形成される第3のパターン33、第4のパターン34と、を含む。
制御部10は、第1のパターン31と第2のパターン32が、媒体Pの幅方向Xの中心線G上にある点M4と点対称となる位置に形成されように、記録部6を制御する。また、制御部10は、第3のパターン33と第4のパターン34が、媒体Pの幅方向Xの中心線G上にある点M5と点対称となる位置に形成されように、記録部6を制御する。
第1のパターン31は幅方向Xの+X側に設けられ、第3のパターン33は、幅方向Xにおいて、中心線Gに対して第1のパターンと同じ側、すなわち、+X側に形成される。第2のパターン32は幅方向Xの−X側に設けられ、第4のパターン34は、幅方向Xにおいて、中心線Gに対して第2のパターンと同じ側、すなわち、−X側に形成される。
第1のパターン31〜第4のパターン34がこのように配置されて形成されていることにより、第1実施形態における作用効果と同様、第1面P1への記録後の媒体Pを反転させる場合に、第1の反転方向と第2の反転方向のいずれで反転したとしても、第1のパターン31及び第3のパターン33、または第2のパターン32及び第4のパターン34、のいずれかの組み合わせのパターンを検出部15によって検出することができる。ここで、第1のパターン31と先行画像A1の先端との間隔と、第2のパターン32と先行画像A1の後端との間隔と、は同じ間隔で形成することが好ましい。また、第3のパターン33と後続画像A2の先端との間隔と、第4のパターン34と後続画像A2の後端との間隔と、は同じ間隔で形成することが好ましい。
制御部10は、第2のパターン32及び第3のパターン33が、先行画像A1と後続画像A2との間に形成されるように、記録部6を制御する。
このことによって、先行画像A1に続いて後続画像A2を記録する場合に、媒体搬送方向における余白の少ない記録を行うことができる。
更に、図11に示すように、第2のパターン32及び第3のパターン33が、媒体搬送方向Yにおいて少なくとも一部が重なるように形成されていると、媒体搬送方向にYおける余白を一層少なくすることができる。
以上をまとめると、制御部10は記録部6を以下のように制御する。すなわち、制御部10は、第1のパターン31及び第2のパターン32が、媒体搬送方向Yにおいて、先行画像A1を挟んで形成されるように記録部6を制御し、第3のパターン33及び第4のパターン34が、媒体搬送方向Yにおいて、後続画像A2を挟んで形成されるように記録部6を制御し、第2のパターン32及び第3のパターン33が、先行画像A1と後続画像A2との間に形成されるように記録部6を制御する。
本実施形態において、第1のパターン31及び第3のパターン33は一本線として形成され、第2のパターン32及び第4のパターン34は二本線で形成されている。すなわち、制御部10は、第1のパターン21の形状が第2のパターン22の形状と異なって形成されるように、記録部6を制御する。
このことにより、第1のパターン31及び第4のパターン34は、検出部15によって識別可能になっている。尚、第1のパターン21及び第2のパターン22を識別可能にする構成と同様、第1のパターン31及び第4のパターン34を、それぞれ反射率の違う色に変える構成とすることも可能である。
第1画像Aの記録時の先端側に位置する第1のパターン31と、第1画像Aの記録時の後端側に位置する第4のパターン34が、検出部15によって識別可能に形成されていることにより、記録部6が第2面P2に第2画像を記録する場合に、先行画像A1と後続画像A2を含む第1画像Aの向きを検出することができる。
本実施形態においても第1実施形態と同様に、制御部10が、検出部15によるパターンの識別結果に基づいて、記録部6が第2面P2に記録する第2画像の向きを決めることができる。以って、ユーザーが、媒体Pをどのように反転させても媒体Pの向きを自動で検出し、第2面P2に記録する第2画像の向きを、第1画像Aの向きに応じた適切な方向にすることができる。
例えば、図11に示す第1面P1の先行画像A1の裏面(第2面P2)に画像B1(図示省略)を記録し、後続画像A2の裏面に画像B2(図示省略)を記録する場合に、第1面P1への記録後の媒体Pを第1の反転方向(図4と同様の反転方向)に反転した場合には、第2画像は画像B1、画像B2の順、すなわち、昇順で記録する。
一方、第1面P1への記録後の媒体Pを第2の反転方向(図5と同様の反転方向)に反転した場合には、第2画像は画像B2、画像B1の順、すなわち、降順で記録する。尚、降順の場合、画像B2、画像B1はそれぞれ後端側から記録される。
[第3実施形態]
第1実施形態においては、一台のプリンター1で媒体Pの両面記録を行う場合について説明したが、例えば、図12のフローチャートに示すように、第1面P1を第1の記録装置(例えば、第1実施形態で説明したプリンター1)によって行い、第2面P2の記録は、第1の記録装置とは別の第2の記録装置で行うことも可能である。
図12のフローチャートについて説明する。まず、第1の記録装置において、媒体Pの第1面P1に第1画像Aと、基準パターン20としての第1のパターン21及び第2のパターンの22とを記録する(ステップS11)。第1の記録装置で第1面P1への記録を行ったら、ユーザーが媒体Pを反転させるとともに、第2の記録装置にセットする(ステップS12)。
続いて、第2の記録装置において媒体Pを搬送し、第2の記録装置の検出部によって第1のパターン21及び第2のパターンの22いずれか一方を検出する(ステップS13)。
そして、検出部における第1のパターン21または第2のパターンの22の検出に基づいて、第2面P2への第2画像の記録を実行する(ステップS14)。
つまり、第1の記録装置の第1の記録部によって、媒体Pの第1面P1に第1画像Aを記録するとともに、第1面P1に、第1のパターン21と、第1面P1の媒体搬送方向Yと交差する幅方向Xの中心線G上にある点(例えば、図3における点M1)に対して第1のパターン21と点対称となる位置に形成される第2のパターン22と、を形成する工程(図12に示すフローチャートにおけるステップS11)と、第1の記録装置とは別の第2の記録装置に設けられる第2の記録部によって、第1面P1の反対の面である第2面P2に第2画像を記録する場合に、第2の記録装置に設けられる検出部により、第1のパターン21及び第2のパターンの22いずれか一方を検出する工程(図12に示すフローチャートにおけるステップS13)と、を含む記録方法により、媒体Pへの両面記録を行うことができる。
勿論、第1の記録装置において記録される第1画像Aは、第2実施形態のように、複数の画像(先行画像A1、後続画像A2…)を含む構成とすることができる。その場合には、先行画像A1の記録時に第1のパターン31及び第2のパターン32を形成し、後続画像A2の記録時に第3のパターン33及び第4のパターン34を形成する。
その他、本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…インクジェットプリンター(記録装置)、2…搬送部、3…第1搬送ローラー、4…第2搬送ローラー、5…搬送ベルト、5a…支持面(支持部)、6…記録部、7…記録ヘッド、8…キャリッジ、9…ガイドレール、10…制御部、11…繰出部、12…巻取部、13…第1巻取ローラー、14…第2巻取ローラー、15…検出部、20…基準パターン、21…第1のパターン、22…第2のパターン、30…基準パターン、31…第1のパターン、32…第2のパターン、33…第3のパターン、34…第4のパターン、P…媒体、P1…第1面、P2…第2面、A…第1画像、G…中心線、M1、M2、M3、M4、M5…点

Claims (8)

  1. 媒体の第1面に第1画像を形成した後、前記媒体を反転させて前記第1面とは反対の面である第2面に第2画像を形成する記録装置であって、
    搬送される媒体に記録を行う記録部と、
    前記媒体を支持する支持部と、
    前記記録部を制御する制御部と、を備え、
    前記記録部は、
    前記第1画像を形成する際に、当該第1画像に対応する基準パターンとして第1のパターンと第2のパターンとを形成し、
    前記支持部側には、
    前記第2画像を形成する際に前記第1のパターン及び前記第2のパターンのいずれか一方を検出する検出部が設けられ、
    前記制御部は、
    前記第2のパターンが、媒体搬送方向と交差する幅方向の中心線上にある点に対して、前記第1のパターンと点対称となる位置に形成されるように制御することを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記第1画像を挟んで形成されるように制御することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記第1画像は、先に記録される先行画像と、前記先行画像から前記媒体搬送方向に所定の間隔を空けて記録される後続画像と、を含み、
    前記基準パターンは、前記幅方向において、前記中心線に対して前記第1のパターンと同じ側に形成される第3のパターンと、前記中心線上にある点に対して前記第3のパターンと点対称となる位置に形成される第4のパターンと、を含み、
    前記制御部は、
    前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記先行画像を挟んで形成されるように制御し、
    前記第3のパターン及び前記第4のパターンが、前記媒体搬送方向において、前記後続画像を挟んで形成されるように制御し、
    前記第2のパターン及び前記第3のパターンが、前記先行画像と前記後続画像との間に形成されるように制御することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記制御部は、
    前記第2のパターン及び前記第3のパターンが、前記媒体搬送方向において少なくとも一部が重なって形成されるように制御することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記制御部は、
    前記第1のパターン及び前記第2のパターンが、前記検出部によって識別可能に形成されるように制御することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項3または請求項4に記載の記録装置において、
    前記制御部は、
    前記第1のパターン及び前記第4のパターンが、前記検出部によって識別可能に形成されるように制御することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記検出部によるパターンの識別結果に基づいて、前記記録部が前記第2面に記録する前記第2画像の向きを決めることを特徴とする記録装置。
  8. 第1の記録装置に設けられる第1の記録部によって、媒体の第1面に第1画像を記録するとともに、前記第1面に、第1のパターンと、前記第1面の媒体搬送方向と交差する幅方向の中心線上にある点に対して前記第1のパターンと点対称となる位置に形成される第2のパターンと、を形成する工程と、
    前記第1の記録装置とは別の第2の記録装置に設けられる第2の記録部によって、前記第1面の反対の面である第2面に第2画像を記録する場合に、当該第2の記録装置に設けられる検出部により、前記第1のパターン及び前記第2のパターンのいずれか一方を検出する工程と、を含むことを特徴とする記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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