JP2019171663A - 潤滑層形成能を有する表面を備えたフィルム - Google Patents
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Abstract
Description
このような袋状容器では、特に粘稠なペースト、スラリー、ゲル状の内容物が収容される場合が多く、当然のことながら、これらの内容物を速やかに且つ袋内に付着残存しないように排出する特性が要求される。
かかる技術によれば、成形体表面を形成する合成樹脂に滑剤などの添加剤を加える場合と比して、滑り性を飛躍的に高めることができるため、現在注目されている。
即ち、フィルム表面への油膜形成は、油膜形成用の油剤をスプレー等によりフィルム表面にコーディングすることにより行われるが、工業的に実施する場合には、かかる油膜形成は長尺フィルムについて行われる。長尺フィルムをローラで巻き取る際に、その表面に油膜が形成され、従って、表面に油膜が形成されている状態で長尺フィルムがロールで巻き取られ、使用に際しては、油膜が形成されている長尺フィルムを巻出し、用途に応じた適宜の大きさに裁断して使用されることになるわけである。
本発明の他の目的は、特に粘稠な内容物が収容される袋状容器とし使用した場合において、優れた内容物排出性が発揮される袋状容器用フィルムを提供することにある。
(1)前記フィルムの粗面が、ヒートシール性樹脂により形成されていること、
(2)製袋に使用されること、
(3)前記潤滑前駆有機固体粒子が、吸水により膨潤性を示すこと、
(4)前記潤滑前駆有機固体粒子が、多糖類であること、
(5)前記潤滑前駆有機固体粒子が、アルギン酸Naであること、
(6)前記潤滑前駆有機固体粒子が、熱ゲル化性を示すこと、
(7)前記潤滑前駆有機固体粒子が、セルロース系ポリマーであること、
が好適である。
このような有機固体粒子は、潤滑層形成能を有する潤滑前駆体としての性質を有するものであるが、該固体粒子は、凹部内に保持されており且つ液状ではないため、このフィルムを、ロールで巻き取ったり或いは積み重ねて保管した場合において、かかる有機固体粒子が裏移りしてしまうという問題は有効に回避されている。
しかもこの有機固体粒子は、液体と接触した場合において、体積変化を生じて潤滑層を形成する。この潤滑層が表面に接触する液体に対して潤滑性を示すものであるため、このフィルムを製袋して袋状容器として用いた場合、該潤滑層に内容物である液体が常時接触しているにもかかわらず、常に優れた潤滑性が発揮され、内容物が粘稠な流体である場合にも優れた排出性を示す。
例えば、図2に示されているように、この粗面3に液体7が接触していると、この有機固体粒子5は、体積変化して潤滑層9が形成され、これにより、液体7に対する優れた潤滑性が発揮される。
オレフィン系樹脂、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重合体、環状オレフィン共重合体など;
エチレン・ビニル系共重合体、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体等;
スチレン系樹脂、例えば、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS、α−メチルスチレン・スチレン共重合体等;
ビニル系樹脂、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等;
ポリアミド樹脂、例えば、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン11、ナイロン12等;
ポリエステル樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、及びこれらの共重合ポリエステル等;
ポリカーボネート樹脂;
ポリフエニレンオキサイド樹脂;
生分解性樹脂、例えば、ポリ乳酸など;
勿論、成形性が損なわれない限り、これらのブレンド物を使用することもできる。
例えば、液体7が含水物質の場合には、水を吸収して膨潤するタイプのもの、例えばポリ(メタ)アクリル酸架橋物、ポリビニルアルコール架橋ゲル化物、アルギン酸Na或いはアルギン酸Caなどが代表的であり、特にアルギン酸Naが好適に使用される。
また液体7が含水物質であり且つ接触時に加熱(例えばレトルト殺菌等の加熱殺菌)されるものでは、吸水と同時に熱ゲル化するタイプのもの、例えばメチルセルロース等のセルロース系ポリマーなども使用することができる。
さらに、液体7が油性である場合には、油分吸収性のもの、例えばシクロデキストリンなどの包接化合物を使用することができる。
さらに、この内容物が高粘性の液状体、例えば粘度(25℃)が100mPa・s以上の粘稠なペースト状、スラリー状或いはゲル状の流動性物質であったとしても優れた排出性を示し、このような粘稠な流動性物質が長期間保持されていた場合においても、その潤滑性が損なわれることはない。
また、このようなパウチの内部にカレーを充填し、1時間程度放置したところ、有機固体粒子(アルギン酸Na)が膨潤し、潤滑層が生成していたことも確認している。
3:粗面
3a:粗面の凹部
3b:粗面の凸部
5:有機固体粒子
7:液体
9:潤滑層
Claims (8)
- 粗面化された表面を有し、該粗面の凹部内に、液体との接触による体積変化によって潤滑層を形成する潤滑前駆有機固体粒子が保持されていることを特徴とするフィルム。
- 前記フィルムの粗面が、ヒートシール性樹脂により形成されている、請求項1に記載のフィルム。
- 製袋に使用される、請求項2に記載のフィルム。
- 前記潤滑前駆有機固体粒子が、吸水により膨潤性を示す、請求項1〜3の何れかに記載のフィルム。
- 前記潤滑前駆有機固体粒子が、多糖類である、請求項4に記載のフィルム。
- 前記潤滑前駆有機固体粒子が、アルギン酸Naである、請求項4に記載のフィルム。
- 前記潤滑前駆有機固体粒子が、熱ゲル化性を示す、請求項1〜3の何れかに記載のフィルム。
- 前記潤滑前駆有機固体粒子が、セルロース系ポリマーである、請求項6に記載のフィルム。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015510857A (ja) * | 2012-03-23 | 2015-04-13 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | 食品包装および食品加工装置のための自己潤滑性表面 |
| WO2015194626A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 東洋製罐株式会社 | 流動性物質に対する滑性を向上させるための潤滑層形成用コーティング組成物 |
| JP2017515653A (ja) * | 2014-03-25 | 2017-06-15 | リキグライド,インコーポレイテッド | 液体含浸表面形成のためのスプレープロセスおよび方法 |
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