JP2019170880A - 前板カバー付き引き出しを備える机 - Google Patents

前板カバー付き引き出しを備える机 Download PDF

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Abstract

【課題】スムーズに移動できる引き出しの衝撃と騒音を防止しながら、誰もが速やかに前板のデザインを変更できる構造とする。【解決手段】天板2の下方に、ガイドレール4と垂直板3を介して前後に引き出しできるように引き出し1を設けて、引き出し1の前板13には前板カバー8を装着しており、この前板カバー8は、引き出し1の前板13と垂直板3の先端面との間に配置される衝撃吸収クッション5と、前板13に脱着自在に連結される脱着カバー部6とを備え、衝撃吸収クッション5と脱着カバー部6とを可撓性があって弾性変形できる材料で一体的に成形して、脱着カバー部6を前板13に連結して、衝撃吸収クッション5を定位置に配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、主として学習机に最適な引き出しを備える机に関する。
机は、天板の下方に引き出しを配置して便利に使用できる。最近の机は、引き出しをスムーズに引き出しできるように、ガイドレールを介して机本体に連結している。ガイドレールは、複数のボールを介して引き出しを極めて低い摩擦抵抗で移動させるので、重いものを収納する引き出しをスムーズに移動できる。重い物を収納してスムーズに移動できる引き出しは、移動するスピードが速く、閉めるときに衝撃や騒音が大きくなる欠点がある。
特開平8−322661号公報
本発明の第1の目的は、ガイドレールを介してスムーズに移動できる引き出しの衝撃と騒音を防止できる前板カバー付き引き出しを備える机を提供することにある。
さらに、近年、引き出しの前板のデザインを交換できる机が開発されている。(特許文献1参照)
この机は、引き出しの前板を簡単に交換できるように、引き出しの底板の周囲に周壁を固定して、前面の周壁に前板をネジ止めして交換できる構造としている。この構造の机は、前板の交換に手間がかかり、また、前板を外した状態で引き出しが分解されないように、底板の周囲に四角形状に周壁を固定する必要があって、引き出しの製造コストが高くなる欠点がある。
本発明の第2の目的は、引き出しを閉めるときの衝撃を吸収するための部材を、前板のデザイン交換に兼用することで、簡単かつ容易に、しかも誰もが速やかに前板のデザインを変更できる前板カバー付き引き出しを備える机を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、天板2と、天板2の下方に、前後に引き出し自在に配置してなる引き出し1と、天板2の下方であって、引き出し1の両側の側板12の対向位置に側板12から離して配置してなる垂直板3、33と、垂直板3、33と引き出し1の側板12との間に設けられて、引き出し1を水平方向に引き出し自在に垂直板3、33に連結してなるガイドレール4とを備えている。ガイドレール4は、垂直板3、33に固定してなる固定レール21と、引き出し1の両側の側板12に固定してなる移動レール22と、固定レール21と移動レール22との間に配置してなる転動ボール23とを備えている。引き出し1は、側板12の先端面に固定され、かつ垂直板3、33の先端面をカバーする横幅の前板13を備えると共に、この前板13に装着される前板カバー8を備えている。前板カバー8は、前板13と垂直板3、33の先端面との間に配置される衝撃吸収クッション5と、前板13に脱着自在に連結してなる脱着カバー部6とを備えている。衝撃吸収クッション5は、脱着カバー部6と一体構造であって、脱着形状に変形できる可撓性を有し、かつ、それ自体の弾性変形力で前板13に連結されている。脱着カバー部6は、前板13の前面をカバーする表面カバー部6Aと、表面カバー部6Aの両側に連結されて前板13の両端面をカバーする端面カバー部6Bと、表面カバー部6Aの上縁に連結されて前板13の上面をカバーする上面カバー部6Cとを備え、衝撃吸収クッション5は、脱着カバー部6の端面カバー部6Bと上面カバー部6Cを介して表面カバー部6Aに連結されている。前板カバー8が前板13に装着される状態で、脱着カバー部6が前板13の前面をカバーすると共に、衝撃吸収クッション5が脱着カバー部6を介して前板13と垂直板3、33の先端面との間に配置されている。
以上の机は、ガイドレールを介してスムーズに移動できる引き出しの衝撃と騒音を少なくできる特徴がある。それは、以上の机が、引き出しの前板に装着される前板カバーを備え、この前板カバーが前板と垂直板の先端面との間に配置される衝撃吸収クッションと、前板に脱着自在に連結してなる脱着カバー部とを備えており、衝撃吸収クッションを脱着カバー部と一体構造として、さらに、脱着カバー部を、前板の前面をカバーする表面カバー部と、表面カバー部の両側に連結されて前板の両端面をカバーする端面カバー部と、表面カバー部の上縁に連結されて前板の上面をカバーする上面カバー部とで構成して、衝撃吸収クッションを脱着カバー部の端面カバー部と上面カバー部を介して表面カバー部に連結して、前板カバーを前板に装着する状態で、脱着カバー部で前板の前面をカバーすると共に、衝撃吸収クッションを前板と垂直板の先端面との間に配置しているからである。
さらに、以上の机は、引き出しを閉めるときの衝撃を吸収するための衝撃吸収クッションを、前板のデザイン交換に兼用することで、簡単かつ容易に、しかも誰もが速やかに前板のデザインを変更できる特徴も実現する。とくに、前板に装着される前板カバーは、衝撃吸収クッションが脱着カバー部と一体構造であって、脱着形状に変形できる可撓性を有すると共に、それ自体の弾性変形力で前板に連結されるので、簡単に脱着でき、しかもそれ自体の弾性で前板に外れないように連結できる特徴がある。とくに、脱着カバー部は、前板の前面をカバーする表面カバー部と、表面カバー部の両側に連結されて前板の両端面をカバーする端面カバー部と、表面カバー部の上縁に連結されて前板の上面をカバーする上面カバー部とからなり、端面カバー部と上面カバー部とで表面カバー部を前板の表面に配置して、衝撃吸収クッションを前板と垂直板の先端面との間に配置するので、表面カバー部と衝撃吸収クッションを正確な位置に位置ずれしないように配置して、引き出しの衝撃を確実に吸収して、表面を綺麗に装飾できる特徴がある。
また、本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、前板カバー8が、脱着カバー部6と衝撃吸収クッション5とを、軟質プラスチックを一体的に成形してなる一体構造とすることができる。この机は、衝撃吸収クッションと脱着カバー部とを安価に多量生産できる特徴がある。
さらに、本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、脱着カバー部6をゴム状弾性体で成形することができる。この机は、衝撃吸収クッションと脱着カバー部とをさらに簡単かつ容易に、しかも速やかに脱着できると共に、表面カバー部と衝撃吸収クッションとを正確に位置ずれしないように配置できる。
さらに、本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、脱着カバー部6を軟質の透明プラスチックの成形体とすることができる。この机は、前板の木目模様等を表面に露出して綺麗に装飾できる特徴がある。
さらに、本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、脱着カバー部6と前板13との間に、脱着自在に装飾プレート15を配置することができる。この机は、脱着カバー部のデザインを変更することなく、装飾プレートを交換して前板のデザインを変更できる特徴がある。
さらに、本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、机を学習机とすることができる。
さらにまた、本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、天板2の下方に、上下に多段の引き出し1を配置することができる。以上の机は、上下に多段に配置する複数の引き出しの上下の位置ずれや隙間の誤差を前板カバーの脱着カバー部で吸収できるので、高い寸法精度で製作することなく、高品質な前板カバー付き引き出しを備える机を簡単に多量生産できる。
本発明の一実施形態に係る机の斜視図である。 図1に示す机の引き出しを引き出す状態を示す水平断面図であって、図1のII−II線断面に相当する図である。 引き出しを背面側から見た分解斜視図である。 引き出しを正面側から見た分解斜視図である。 ガイドレールの取り付け部の一部拡大横断面図であって、図2のV−V線断面に相当する図である。 図1に示す机の一部拡大垂直断面図であって、図2のVI−VI線断面に相当する図である。 脱着カバー部の他の一例を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る机の斜視図である。 図8に示す机のキャビネットのIX−IX線断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための前板カバー付き引き出しを備える机を例示するものであって、本発明は机を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1と図2に示す机100は、天板2の下に引き出し1を設けている。図の机100は学習机100であって、天板2の中央部に横幅の広い中央の引き出し1Aを設けて、側部には中央の引き出し1Aよりも横幅の狭い側部の引き出し1Bを多段に設けている。引き出し1の斜視図を図3と図4の分解斜視図に示している。これらの図の引き出し1は、平面視を四角形状とする周壁10の底部に底板11を固定している。周壁10は、両側の側板12と、側板12の先端面に固定している前板13と、側板12の後端面に固定している背面板14とからなる。さらに、図に示す引き出し1は、前板13に脱着自在に装着される前板カバー8を備えている。
引き出し1は、天板2の下面に固定している垂直板3に引き出しできるように連結している。垂直板3は、図2と図5に示すように、引き出し1の側板12の両側に、側板12から間隔を設けて対向位置に配置されて、隙間にはガイドレール4を固定している。ガイドレール4は、垂直板3に固定している固定レール21と、引き出し1の両側の側板12に固定している移動レール22と、固定レール21と移動レール22との間に配置している複数のボール23とを備える。固定レール21と移動レール22とは水平姿勢に固定されて、引き出し1を水平方向に移動できるように垂直板3に連結している。図5は、ガイドレール4の取り付け部の横断面図を示している。この図のガイドレール4は、固定レール21と移動レール22とを溝形として、移動レール22の内側壁22Aを固定レール21の外側壁21Aの内側に配置して、内側壁22Aと外側壁21Aとの間に、複数のボール23を一定の間隔で配置している。内側壁22Aと外側壁21Aは、ボール23を長手方向に移動させる転動溝を対向面に設けている。複数のボール23を一定の間隔に配置するためにスペーサ(図示せず)を配置している。スペーサはボール23を転動自在に案内する貫通穴を一定の間隔に設けている。
前板13は、側板12の先端面に固定されて、垂直板3の先端面をカバーする横幅としている。図2の一部拡大断面図に示す引き出し1は、前板13の両端を垂直板3の外側に配置する横幅として、垂直板3の先端面の前面をカバーしている。さらに、前板13は、図3及び図4に示すように、脱着自在に前板カバー8が装着されている。この前板カバー8は、前板13と垂直板3の先端面との間に配置される衝撃吸収クッション5と、前板13に脱着自在に連結してなる脱着カバー部6とを備えている。図の前板カバー8は、引き出し1の前板13に装着される状態で、前板13と垂直板3の先端面との間に衝撃吸収クッション5を配置して、引き出し1を閉めるときの衝撃を吸収するようにしている。
衝撃吸収クッション5は、図3と図4に示すように、前板13に脱着自在に連結している脱着カバー部6と一体構造に成形している。一体構造の衝撃吸収クッション5と脱着カバー部6は、前板13から簡単に脱着できる可撓性があって、それ自体の弾性復元力で前板13の天板2に連結状態に保持できる材料、たとえばゴム状弾性体を一体的に成形して製作される。一体構造の衝撃吸収クッション5と脱着カバー部6は、可撓性があって弾性変形できる軟質プラスチック、あるいは天然又は合成ゴムを一体的に成形して製作される。脱着カバー部6と衝撃吸収クッション5は、例えば、透明の軟質プラスチックを成形し、あるいは透光性のある軟質プラスチックを成形して製作される。
透明の軟質プラスチックを成形して製作される脱着カバー部6は、前板13を木目模様として綺麗に木目模様を露出できる。また、図4の鎖線で示すように、脱着カバー部6の表面カバー部6Aと前板13との間に、脱着自在に装飾プレート15を配置して、装飾プレート15で前板13の表面を綺麗に装飾できる。この構造は、装飾プレート15を交換して前板表面の装飾を簡単に変更できる特徴がある。軟質プラスチックの脱着カバー部6は、透光性のある状態に着色することができる。この脱着カバー部6は、前板13や装飾プレートの表面を着色して装飾できる。
さらに、前板カバー8は、脱着カバー部6を、非透明の、または透光性のない軟質プラスチック、あるいは天然又は合成ゴムを一体的に成形して製作することもできる。前板カバーは、たとえば、脱着カバー部自体に着色し、あるいは、表面カバー部に種々の模様やデザインを表示することができる。この前板カバーは、木目を重視しないユーザー向けの机として、引き出しの前面の色の選択肢を与えることができる。例えば、学習机等においては、ユーザーが子供のうちは、木目に関係なく派手な色や柄を好むことが多いため、前板カバーの脱着カバー部を透明ではなく、派手な色に着色したものや種々の模様、あるいは、子供が好む柄やデザイン、例えば、花柄やキラキラ柄等とし、あるいはキャラクターや乗り物等を表示することもできる。この場合、子供の成長と共に、前板カバーを交換することで、年齢や好みに合った色や柄、デザイン等を選択できる。また、引き出しの前面を木目調としたい場合には、前板を木製とする引き出しにおいては、前板カバーを透明のカバーに交換し、あるいは、透明の前板カバーと前板との間に木製の装飾プレートを配置することで実現できる。以上のように、前板カバー8は、脱着自在に前板13に連結されるので、これを交換することで前板13の装飾模様や色を簡単に変更できる。
衝撃吸収クッション5は、脱着カバー部6と一体構造に連結しているので、前板カバー8を交換しながら、前板13と垂直板3との間に配置されて、引き出し1を閉める瞬間の衝撃と騒音を防止できる。とくに、学習机においては、小さな子供が使用する際には、引き出し1の開閉を乱雑に行うことが多いため、衝撃や騒音が発生しやすくなる。このため、以上のような前板カバー8を引き出し1の前板13に装着して、前板13と垂直板3との間に衝撃吸収クッション5を配置することは、子供が使用する学習机において、衝撃・騒音回避の手段として好適である。
脱着カバー部6は、前板13の前面をカバーする表面カバー部6Aと、表面カバー部6Aの両側に連結されて前板13の両端面をカバーする端面カバー部6Bと、表面カバー部6Aの上縁に連結されて前板13の上面をカバーする上面カバー部6Cとからなる。図3及び図4の脱着カバー部6は、表面カバー部6Aの下縁に連結されて前板13の下面をカバーする下面カバー部6Dも一体構造としている。この脱着カバー部6は、端面カバー部Bと上面カバー部6Cと下面カバー部6Dとで前板13の外周縁の全周をカバーするので、前板13に確実に位置ずれなく連結できる特徴がある。
衝撃吸収クッション5は、脱着カバー部6の端面カバー部6Bと上面カバー部6Cと下面カバー部6Dを介して表面カバー部6Aに連結される。衝撃吸収クッション5は、脱着カバー部6が前板13に連結される状態で、前板13と垂直板3の先端面との間に配置される。この衝撃吸収クッション5は、図2の一部拡大断面図及び図4の分解斜視図に示すように、表面カバー部6Aとの間に隙間7が設けられて、表面カバー部6Aと平行姿勢に配置される。衝撃吸収クッション5と表面カバー部6Aとの隙間7は、前板13の厚さにほぼ等しく、好ましくは、前板13の厚さよりも僅かに小さく、脱着カバー部6の弾性復元力で前板13に密着される。
図6は、机100の両側に配置された側部の引き出し1Bの垂直断面図である。この図は、天板2の下に、上下に多段の引き出し1を配置している。各々の引き出し1の前板13には、前板カバー8を装着している。前板カバー8は、脱着カバー部6を介して衝撃吸収クッション5を前板13に連結している。この机100は、上下に多段に配置される前板13の間、正確には上段に位置する前板13の下面と、下段に位置する前板13の上面との間に、上段に配置される脱着カバー部6の下面カバー部6Dと、下段に配置される脱着カバー部6の上面カバー部6Cとが積層されて、上下多段に配置している複数の引き出し1の上下の位置ずれや隙間の誤差を吸収できる。
また、引き出し1を閉めるときに、上面カバー部6Cと下面カバー部6Dとが擦れあう摩擦抵抗で、閉める方向に移動している引き出し1の運動のエネルギーを吸収して、閉めることができる。したがって、この構造の机100は、引き出し1を閉める時の衝撃を、脱着カバー部6と衝撃吸収クッション5の両方で吸収して、衝撃と騒音をさらに少なくできる特徴がある。図6の脱着カバー部6は、上面カバー部6Cと下面カバー部6Dの両方を一体構造として、摩擦抵抗を大きくして衝撃と騒音をより効果的に吸収できる。ただ、図7に示すように、脱着カバー部6に、下面カバー部を設けることなく上面カバー部6Cのみを設けて、引き出し1を閉める状態で、上面カバー部6Cと前板13とが接触する構造としても、上面カバー部6Cと前板13の下面との摩擦抵抗で閉めるときに運動のエネルギーを吸収できるので、この構造によっても、閉めるときの衝撃と騒音を防止できる特徴は実現される。
以上の実施形態に示す机100は、天板2を有する机本体が、一体的に連結された複数の引き出し1を有する構造としている。すなわち、図1と図2に示す机100は、天板2の下面に連結された垂直板3に対して、引き出し1を引き出し自在に連結する構造としている。ただ、本発明の机は、天板と引き出しとを分割することもできる。図8に示す机200は、天板2を備える机本体40と、複数の引き出し1を備えるキャビネット30とを備えており、キャビネット30を机本体40の天板2の下方に配置する構造としている。
図8に示す机本体40は、天板2を所定の高さに配置できるように、天板2の下面の両側に支持部41を設けている。図の机本体40は、両側の支持部41で支持される天板2の下方にキャビネット30の収納スペース42を設けて、この収納スペース42にキャビネット30を収納している。
キャビネット30は、全体の外観を直方体の箱形としており、上下に多段の引き出し1を引き出し自在に備えている。図9に示すキャビネット30は、前面を開口した箱形の本体部31と、この本体部31の開口部に、前後に引き出し自在に配置される上下3段の引き出し1とを備えている。箱形の本体部31は、上下に配置される引き出し1の両側に配置される一対の垂直板33と、垂直板33の上端に固定している上板32と、垂直板33の下端に固定している底板34と、垂直板33の後端に固定している背面板35とからなる。さらに、キャビネット30は、前述の机100と同様に、引き出し1の側板12の両側に、一対の垂直板33を側板12から間隔を設けて対向位置に配置して、隙間にはガイドレール4を固定している。
キャビネット30に配置される上下多段の引き出し1は、前述の引き出し1と同様の構造としている。すなわち、引き出し1の前板13は、側板12の先端面に固定されて、垂直板33の先端面をカバーする横幅としている。図8の引き出し1は、前板13の両端を垂直板33の外側に配置する横幅として、垂直板33の先端面の前面をカバーしている。さらに、この引き出し1も、前板13に前板カバー8を脱着自在に装着できるようにしている。前板カバー8は、前述と同様の構造であって、前板13と垂直板3の先端面との間に配置される衝撃吸収クッション5と、前板13に脱着自在に連結してなる脱着カバー部6とを備えている。図の前板カバー8は、引き出し1の前板13に装着される状態で、前板13と垂直板33の先端面との間に衝撃吸収クッション5を配置して、引き出し1を閉めるときの衝撃を吸収するようにしている。
さらに、図9に示すキャビネット30は、上下に多段に配置される前板13の間、正確には上段に位置する前板13の下面と、下段に位置する前板13の上面との間に、上段に配置される脱着カバー部6の下面カバー部6Dと、下段に配置される脱着カバー部6の上面カバー部6Cとが積層している。このため、上下に配置している引き出し1の上下の位置ずれや隙間の誤差を吸収できる。また、引き出し1を閉めるときに、上面カバー部6Cと下面カバー部6Dとが擦れあう摩擦抵抗で、閉める方向に移動している引き出し1の運動のエネルギーを吸収して、閉めることができる。したがって、このキャビネット30は、引き出し1を閉める時の衝撃を、脱着カバー部6と衝撃吸収クッション5の両方で吸収して、衝撃と騒音をさらに少なくできる特徴がある。
さらに、図9のキャビネットは、最上段に配置される引き出し1の前板カバー8の上面カバー部6Cを、上方に位置する上板32の下面と前板13の上面との間に配置しており、最上段の引き出し1を閉める状態で、前板カバー8の上面カバー部6Cが上板32の下面と接触する構造としている。この構造によると、引き出し1を閉める際に、上面カバー部6Cと前板13の下面との摩擦抵抗で運動のエネルギーを吸収でき、閉めるときの衝撃と騒音をさらに防止できる。
さらに、図8と図9に示すキャビネット30は、底板34の下面にキャスター36を備えている。このキャビネット30は、キャスター36を介して自由に移動できる特徴がある。ただ、キャビネットは、必ずしもキャスターを必要とはせず、机本体の天板の下方に、移動しないように配置することもできる。
本発明の前板カバー付き引き出しを備える机は、引き出しを閉めるときの衝撃と騒音を防止しながら、引き出しの前板のデザインを簡単に交換できる机として、とくに、学習机等に好適に使用できる。
100、200…机
1…引き出し
1A…中央の引き出し
1B…側部の引き出し
2…天板
3…垂直板
4…ガイドレール
5…衝撃吸収クッション
6…脱着カバー部
6A…表面カバー部
6B…端面カバー部
6C…上面カバー部
6D…下面カバー部
7…隙間
8…前板カバー
10…周壁
11…底板
12…側板
13…前板
14…背面板
15…装飾プレート
21…固定レール
22…移動レール
23…ボール
30…キャビネット
31…本体部
32…上板
33…垂直板
34…底板
35…背面板
36…キャスター
40…机本体
41…支持部
42…収納スペース

Claims (7)

  1. 天板と、
    前記天板の下方に、前後に引き出し自在に配置してなる引き出しと、
    前記天板の下方であって、前記引き出しの両側の側板の対向位置に側板から離して配置してなる垂直板と、
    前記垂直板と前記引き出しの前記側板との間に設けられて、前記引き出しを水平方向に引き出し自在に前記垂直板に連結してなるガイドレールと、
    を備え、
    前記ガイドレールが
    前記垂直板に固定してなる固定レールと、
    前記引き出しの両側の側板に固定してなる移動レールと、
    前記固定レールと前記移動レールとの間に配置してなる転動ボールとを備え、
    前記引き出しが、
    前記側板の先端面に固定され、かつ前記垂直板の先端面をカバーする横幅の前板を備えると共に、
    前記前板に装着される前板カバーを備えており、
    前記前板カバーが、
    前記前板と前記垂直板の先端面との間に配置される衝撃吸収クッションと、
    前記前板に脱着自在に連結してなる脱着カバー部とを備え、
    前記衝撃吸収クッションは、
    前記脱着カバー部と一体構造であって、脱着形状に変形できる可撓性を有し、かつ、それ自体の弾性変形力で前記前板に連結され、
    前記脱着カバー部は、
    前記前板の前面をカバーする表面カバー部と、
    前記表面カバー部の両側に連結されて前記前板の両端面をカバーする端面カバー部と、
    前記表面カバー部の上縁に連結されて前記前板の上面をカバーする上面カバー部とを備え、
    前記衝撃吸収クッションは、前記脱着カバー部の前記端面カバー部と前記上面カバー部を介して前記表面カバー部に連結され、
    前記前板カバーが前記前板に装着される状態で、前記脱着カバー部が前記前板の前面をカバーすると共に、前記衝撃吸収クッションが前記脱着カバー部を介して前記前板と前記垂直板の先端面との間に配置されてなることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
  2. 請求項1に記載される前板カバー付き引き出しを備える机であって、
    前記前板カバーが、前記脱着カバー部と前記衝撃吸収クッションとを、軟質プラスチックで一体的に成形してなることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
  3. 請求項1または2に記載される前板カバー付き引き出しを備える机であって、
    前記脱着カバー部がゴム状弾性体で成形されてなることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載される前板カバー付き引き出しを備える机であって、
    前記脱着カバー部が軟質の透明プラスチックの成形体であることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載される前板カバー付き引き出しを備える机であって、
    前記脱着カバー部と前記前板との間に、脱着自在に装飾プレートを配置してなることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載される前板カバー付き引き出しを備える机であって、
    机が学習机であることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載される前板カバー付き引き出しを備える机であって、
    前記天板の下方に、上下に多段の引き出しを配置してなることを特徴とする前板カバー付き引き出しを備える机。
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