JP2019170203A - 匍匐害虫捕獲器 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態1に係る匍匐害虫捕獲器1を上方から見た斜視図であり、図2は匍匐害虫捕獲器1の側面図である。この匍匐害虫捕獲器1は、匍匐害虫を捕獲するための器具である。匍匐害虫捕獲器1で捕獲する対象となる匍匐害虫としては、例えばゴキブリを挙げることができるが、ゴキブリに限られるものではなく、床や地面を歩行する様々な害虫であってもよい。ゴキブリには、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ等が含まれるとともに、各々、オス、メス、卵鞘を持ったメス、幼虫等が含まれる。匍匐害虫捕獲器1は、匍匐害虫を導入する容器2と、図3に示す粘着剤3と、誘引部材4とを少なくとも備えており、該容器2に導入した匍匐害虫を粘着剤3によって捕獲することができるように構成されている。粘着剤3は、容器2の内部に設けられている。また、誘引部材4は容器2の内部に収容されている。誘引部材4によって容器2の内部に誘引された匍匐害虫を粘着剤3によって捕獲することができる他、誘引されなくても容器2の内部に導入された匍匐害虫を粘着剤3によって捕獲することができる。
容器2は、例えばボール紙等の厚紙からなる1枚の板材100(図5、6に示す)が折り曲げられて構成されている。板材100は、厚紙や、厚紙に印刷層が設けられた部材以外にも例えば樹脂材等で構成されていてもよいが、組み立てた状態で長期間(短くても数週間から数ヶ月)に亘って形状を維持することができる形状維持性を備えた部材で構成するのが好ましい。
粘着剤3は、従来から匍匐害虫を捕獲する場合に使用されているものを用いることができる。この実施形態では、上壁部11の前端部近傍から後端部近傍まで連続し、かつ、上壁部11の左端部近傍から右端部近傍まで連続して粘着剤3が設けられているが、これに限らず、上壁部11の前後方向に不連続に設けてもよいし、上壁部11の左右方向に不連続に設けてもよい。
図3及び図6に示すように、誘引部材4は、誘引剤容器4aと、フランジ部4bと、該誘引剤容器4aに収容される誘引剤4cとを備えている。誘引剤4cは、従来から周知の匍匐害虫を誘引するための薬剤等を挙げることができ、例えば液体であってもよいし、粉状または粒状の薬剤であってもよいし、餌等であってもよい。液体の場合は、誘引剤容器4aに収容された吸収材に誘引剤4cを染み込ませておけばよい。誘引剤容器4aは、例えば硬質樹脂製とすることができ、この実施形態では、誘引成分が揮散するように上方に向かって開放されている。誘引剤4cが粒剤の場合、誘引剤容器4aの代わりに、通気性を有する袋等を利用することができる。また、粒状や粉状の誘引剤を誘引部材とすることもできる。
図5及び図6に示すように、板材100は、底壁部10、右側壁部13、上壁部11、左側壁部12、前端壁部14及び後端壁部15が連なった形状とされている。さらに、板材100には前側返し部16及び後側返し部17も連なっており、容器2を構成する各部が一体になっている。板材100における上壁部11に上記粘着剤3が塗工機(図示せず)によって塗布されている。また、板材100における挿入孔10aの近傍には、切れ込み部10bが設けられている。この切れ込み部10bには、板材100に設けられている差し込み部101が差し込まれて保持されるようになっている。
次に、上記のように構成された匍匐害虫捕獲器1の製造方法について説明する。まず、図5に示すような板材100を得る。その後、図6に示すように、各部を折り曲げるとともに、誘引部材4を底壁部10の挿入孔10aに挿入する。そして、切れ込み部10bに差し込み部101を差し込むと、図7〜図9に示すように、匍匐害虫捕獲器1の中間製造品が得られる。この中間製造品は、最終製品となる手前のものであり、図9に示すように、上壁部11と底壁部10とが接着されていない。
以上説明したように、この実施形態に係る匍匐害虫捕獲器1によれば、1枚の板材100を折り曲げることによって容器2が構成されるので、部品点数が少なくて済む。そして、この容器2の上壁部11と底壁部10とを接着することにより、容器2の内部には、前側導入口14aに連通する前側導入空間R1と、後側導入口15aに連通する後側導入空間R2とが形成される。これにより、狭い空間へ侵入しようとする匍匐害虫の習性を利用した捕獲能力の向上を図ることができる。前側導入空間R1と後側導入空間R2とを形成する際には、上壁部11と底壁部10とを接着すればよいだけなので、組立作業は簡単である。
図10〜図13は、本発明の実施形態2に係る匍匐害虫捕獲器1を示すものである。この実施形態2では底壁部10を上に曲げることによって上壁部11に接着している点で実施形態1のものと異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
2 容器
3 粘着剤
4 誘引部材
10 底壁部
11 上壁部
12 左側壁部
13 右側壁部
14 前端壁部(第1端壁部)
14a 前側導入口(第1導入口)
15 後端壁部(第2端壁部)
15a 後側導入口(第2導入口)
100 板材
200 床面
Claims (10)
- 匍匐害虫を導入する容器を備え、該容器に導入した匍匐害虫を捕獲する匍匐害虫捕獲器において、
上記容器は、1枚の板材が折り曲げられて構成されており、
平面視で上記容器の中央部を挟むように位置する第1端壁部及び第2端壁部に、匍匐害虫を該容器の内部に導入するための第1導入口及び第2導入口がそれぞれ形成され、
上記容器の上壁部の内面における上記第1導入口と上記第2導入口の間の部分と、上記容器の底壁部の内面における上記第1導入口と上記第2導入口の間の部分とは接着されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項1に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記容器の上記上壁部の内面と、上記容器の上記底壁部の内面とは、匍匐害虫を付着させて捕獲する粘着剤によって接着されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項2に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記粘着剤は、上記容器の上記上壁部の内面に設けられていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項3に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記容器の上記上壁部は、上記底壁部との接着部が最も下に位置するように曲がっていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項2から4のいずれか1つに記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記匍匐害虫捕獲器は、匍匐害虫を誘引する誘引剤を含む誘引部材をさらに備え、
上記誘引部材は、上記容器の上記上壁部における上記底壁部との接着部よりも上記第1導入口側に位置するとともに、上記容器の上記上壁部における上記底壁部との接着部よりも上記第2導入口側に位置するように形成されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項5に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記誘引部材は、上記粘着剤に接着していることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項4に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記容器における上記第1端壁部から上記第2端壁部まで延びる側壁部には、上記上壁部の上記底壁部との接着部に対応する部分に、開口部が形成されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項2から7のいずれか1つに記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記粘着剤は、上記容器の上記上壁部の上記第1導入口側から上記第2導入口側まで連続して設けられていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項2に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記容器の上記底壁部は、上記上壁部との接着部が最も上に位置するように曲がっていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。 - 請求項9に記載の匍匐害虫捕獲器において、
上記粘着剤は、上記容器の上記底壁部の内面に設けられていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
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2018
- 2018-03-27 JP JP2018060633A patent/JP7097602B2/ja active Active
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