JP2019170135A - ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性の向上を実現可能なワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電装置を提供する。【解決手段】給電装置100において、ムービングコイル機構は、携帯端末200の受電コイル201に対して送電コイル101の位置合わせを行う。その結果、各コイルの位置関係は、給電装置100および携帯端末200の各マグネット102,202によって固定される。モーション算出部は、各コイルの位置関係が固定された状態で携帯端末200が移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、位置センサ120,121を用いて算出する。モーション判別部は、モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別し、一致する場合、コマンド発行部は、対応するコマンドをクライアントPC300へ発行する。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電装置に関し、例えば、Qi規格に基づくワイヤレス給電の技術に関する。
特許文献1には、送電コイルと受電コイルの位置合わせを支援する携帯装置のアプリケーションが示される。具体的には、当該アプリケーションは、携帯装置の加速度センサで位置を認識しながら、3つの位置で測定した電界強度から送電コイルの位置を算出し、その位置に携帯装置の受電コイルを移動させるように画像や音を介してユーザに指示する。特許文献2には、携帯端末が設置された際に、当該携帯端末の充電を行うと共に当該携帯端末から個人を特定する情報を取得し、その情報をネットワークを介して災害用伝言版データベースに記録する充電装置が示される。
特許文献3には、携帯機器の非接触充電や、携帯機器とナビゲーション装置との間で無線接続を行う際の準備を行う車両用のクレイドルが示される。ユーザがクレイドルに携帯機器を設置すると、クレイドルは、携帯機器の充電を開始し、携帯機器の連携アプリケーションからの要求に応じて、ナビゲーション装置に無線接続するために必要な接続情報を携帯機器へ送信する。これを受けて、携帯機器はナビゲーション装置に無線接続を行う。
特開2016−82739号公報 特開2013−74342号公報 特開2013−230735号公報
無線電力伝送技術の国際標準規格の一つとしてQi規格が存在する。Qi規格を用いた具体的な無線電力伝送方式として、電磁誘導方式と電磁共振方式とが知られている。これらの方式では、スマートフォンを代表とする携帯情報端末(明細書では携帯端末とも呼ぶ)がワイヤレス給電装置(明細書では給電装置とも呼ぶ)上に設置された場合に、携帯端末への給電が開始される。無線電力伝送は、携帯端末とワイヤレス給電装置のそれぞれのコイルが所定の位置関係にある場合のみ可能となっている。
一方、多くの企業等において、従業員が使用するクライアントPCは、認証が必要とされる。給電装置は、このようなクライアントPCに接続して使用される。ここで、ユーザは、例えば、外出先から帰着後、携帯端末を給電装置に設置し、クライアントPCを直接操作することでクライアントPCに対してユーザ認証と共に何らかのコマンドを実行させ、帰着後の初期環境を構築するような作業を行う場合が多い。この際に、クライアントPCを直接操作することなく同様の初期環境を構築できれば、ユーザの利便性が高まる。給電装置に設置される携帯端末とクライアントPCとは、通常、無関係なデバイスとなるが、特定のユーザが特定の携帯端末と特定のクライアントPCを使用するという点で共通点がある。
そこで、本発明の目的の一つは、ユーザの利便性の向上を実現可能なワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態によるワイヤレス給電システムは、携帯情報端末と、携帯情報端末に対してワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置とを備える。携帯情報端末は、第2のコイルおよび第2のマグネットを有する。ワイヤレス給電装置は、第1のコイルと、ムービングコイル機構と、第1のマグネットと、位置センサと、モーション算出部と、モーション判別部と、コマンド発行部とを有する。第1のコイルは、第2のコイルを介して携帯情報端末への給電を行う。ムービングコイル機構は、所定の平面領域内で、第2のコイルへの給電効率が大きくなるように第1のコイルの位置合わせを行う。第1のマグネットは、第2のマグネットに対する吸着力によって、第1のコイルと第2のコイルの位置関係を固定する。位置センサは、所定の平面領域内における第1のコイルの位置を検知する。モーション算出部は、第1のコイルと第2のコイルの位置関係が固定された状態で携帯情報端末が所定の平面領域内で移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、位置センサを用いて算出する。モーション判別部は、モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別する。コマンド発行部は、モーションパターンが登録パターンに一致する場合に、所定のコマンドを装置外部へ発行する。
前記一実施の形態によれば、ユーザの利便性の向上が実現可能になる。
本発明の実施の形態1によるワイヤレス給電システムにおいて、主要部の構成例および動作例を示す模式図である。 図1に続く動作例を示す図である。 図2に続く動作例を示す図である。 図3におけるモーションパターンの一例を示す図である。 図3におけるモーションパターンの一例を示す図である。 図3におけるモーションパターンの一例を示す図である。 図3におけるモーションパターンの一例を示す図である。 図3におけるワイヤレス給電装置の主要部の構造例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1によるワイヤレス給電システムを適用した座席管理システムの主要部の構成例を示す概略図である。 図9の座席管理システムの表示例を示す図である。 図9のワイヤレス給電システム(座席管理システム)において、携帯情報端末をワイヤレス給電装置に設置した際の各部の処理内容の一例を示すフロー図である。 図9のワイヤレス給電システム(座席管理システム)において、ワイヤレス給電装置上で携帯情報端末を移動させた際の各部の処理内容の一例を示すフロー図である。 図9のワイヤレス給電システム(座席管理システム)において、携帯情報端末をワイヤレス給電装置から取り外した際の各部の処理内容の一例を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2によるワイヤレス給電システムにおいて、主要部の構成例および動作例を示す模式図である。 図14に続く動作例を示す図である。 本発明の実施の形態2によるワイヤレス給電システムを適用した座席管理システムの主要部の構成例を示す概略図である。 図16のワイヤレス給電システム(座席管理システム)における各部の処理内容の一例を示すフロー図である。 Qi規格に基づき無線電力伝送を行う際の位置合わせ方式の一例を示す模式図である。 図18とは異なる位置合わせ方式の一例を示す模式図である。 図18におけるワイヤレス給電装置の主要部の構造例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《無線電力伝送の位置合わせ方式(前提)》
まず、図18〜図20を用いて、実施の形態の前提となる技術について説明する。図18は、Qi規格に基づき無線電力伝送を行う際の位置合わせ方式の一例を示す模式図である。図19は、図18とは異なる位置合わせ方式の一例を示す模式図である。図18には、ムービングコイル方式と呼ばれる位置合わせ方式が示される。図18において、ワイヤレス給電装置(給電装置)800aは、所定の平面領域内で移動可能な送電コイル801を備え、携帯情報端末(携帯端末)900aは、携帯端末内で固定された受電コイル901を備える。携帯端末900aは、代表的にはスマートフォンである。
ユーザが携帯端末900aを給電装置800a上に設置すると、給電装置800aは、所定の平面領域内で、受電コイル901への給電効率が大きくなるように(例えば、充電電流がより大きくなるように)送電コイル801を移動させる。これにより、送電コイル801と受電コイル901とが所定の位置関係になると(すなわち重なり合うと)、送電コイル801は、受電コイル901を介して携帯端末900aへの給電(二次電池の充電)を行う。
図19には、マグネットアライメント方式と呼ばれる位置合わせ方式が示される。図19において、給電装置800bは、給電装置内で固定された送電コイル801およびマグネット802を備え、携帯端末900bも、携帯端末内で固定された受電コイル901およびマグネット902を備える。ユーザが携帯端末900bを給電装置800b上に設置する際、マグネット802は、マグネット902に対する吸着力によって、送電コイル801と受電コイル901が所定の位置関係になるように(すなわち重なり合うように)ユーザの設置動作を補助する。これにより、送電コイル801と受電コイル901が所定の位置関係となった状態で、携帯端末900bへの給電が行われる。
図20は、図18におけるワイヤレス給電装置の主要部の構造例を示す平面図である。図20に示す給電装置800aは、モータ軸809を備えるX軸モータ805と、モータ軸810を備えるY軸モータ806と、X軸レール807およびY軸レール808と、送電コイル801が搭載される台座815と、X軸可動機構813およびY軸可動機構814と、ピニオンギア811,812とを備える。
X軸可動機構813およびY軸可動機構814は、それぞれ、台座815(ひいては送電コイル801)と連結した状態でX軸レール807上およびY軸レール808上を移動する。X軸モータ805は、XY領域内におけるX軸方向への台座815の移動を制御し、Y軸モータ806は、X軸方向と交差するY軸方向への台座815の移動を制御する。ピニオンギア811は、モータ軸809とX軸可動機構813(ひいては台座815)とを連結(嵌合)し、モータ軸809の回転運動をX軸可動機構813の直線運動に変換する。同様に、ピニオンギア812は、モータ軸810とY軸可動機構814(ひいては台座815)とを連結(嵌合)し、モータ軸810の回転運動をY軸可動機構814の直線運動に変換する。
《ワイヤレス給電システム(実施の形態1)の概略》
図1、図2および図3は、本発明の実施の形態1によるワイヤレス給電システムにおいて、主要部の構成例および動作例を示す模式図であり、図2は、図1に続く動作例を示す図であり、図3は、図2に続く動作例を示す図である。図1には、携帯情報端末(携帯端末)200と、当該携帯端末200に対してワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置(給電装置)100とが示される。給電装置100は、送電コイル101およびマグネット102を備え、携帯端末200も、受電コイル201およびマグネット202を備える。
給電装置100は、図18で述べたようなムービングコイル方式による位置合わせ機能を備え、送電コイル101と受電コイル201とが所定の位置関係となるように(重なり合うように)送電コイル101の位置合わせを行う。そして、所定の位置関係になると、送電コイル101は、受電コイル201を介して携帯端末200への給電を開始する。ここで、マグネット102,202は、当該所定の位置関係を固定する機能を担う。すなわち、一旦、所定の位置関係に達すると、当該位置関係は、仮に、ムービングコイル方式による位置合わせ機能を無効化した場合でも、マグネット102,202によって維持される。
図2には、給電装置100および携帯端末200に加えて、クライアントPC(クライアント装置)300が示される。給電装置100は、通常、所定の通信媒体(例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル)400を介してクライアントPC300に接続した状態で使用される。図2では、図1で述べた動作に伴い、送電コイル101と受電コイル201が所定の位置関係となった状態で携帯端末200への給電が始まっている。
給電装置100は、このように給電の開始を検出した場合、携帯端末200との通信(送電コイル101と受電コイル201との通信)を介して携帯端末200から所定の認証情報(例えば、携帯端末200の識別子等)を取得する。そして、給電装置100は、取得した認証情報を含んだ認証要求コマンド(ログイン要求又はロック解除要求)を通信媒体400を介してクライアントPC300へ発行する。また、給電装置100は、並行して携帯端末200の充電も行う。
ここで、携帯端末200は、通常、移動の際にユーザによって携帯されるものである。また、通常、クライアントPC300に接続される給電装置100に携帯端末200を設置した状態で、当該携帯端末200とクライアントPC300のユーザが等しい場合には、認証が成功し、ユーザが異なる場合には、認証が失敗する。このような実情を利用すると、ユーザは、図2に示したように、クライアントPC300を操作せずとも、携帯端末200の所有者という事実に基づいてクライアントPC300に認証要求を行うことができる。すなわち、ユーザは、例えば、外出先から帰着後、携帯端末200を給電装置100に設置することでクライアントPC300に認証要求を行うことができる。これにより、ユーザの利便性の向上が図れる。
図3では、図2で述べた動作に伴いクライアントPC300の認証が成功したのち、ユーザは、給電装置100上で携帯端末200を移動させている。この際の移動は、送電コイル101と受電コイル201の位置関係がマグネット102,202の吸着力によって固定された状態で行われる。したがって、このような移動が行われた場合であっても、給電装置100は、携帯端末200の充電を継続することができる。
ここで、給電装置100は、XY領域内における送電コイル101の位置を検知する位置センサ120,121を備える。給電装置100は、携帯端末200がXY領域内で移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、位置センサ120,121を用いて算出し、当該モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別する。そして、給電装置100は、モーションパターンが登録パターンに一致する場合に、対応するコマンドを通信媒体400を介してクライアントPC300へ発行する。
図2で述べたように、ユーザは、例えば、外出先から帰着後、携帯端末200を給電装置100に設置することで、クライアントPC300を直接操作することなくクライアントPC300に認証要求を行うことができる。この際に、ユーザは、例えば、クライアントPC300に対して、認証要求と共に何らかのコマンドを実行させ、帰着後の初期環境を構築したいような場合がある。また、ユーザは、例えば、クライアントPC300を用いて通常の業務作業を行いながら、現在の作業内容とは別の簡易的な作業をクライアントPC300に行わせたいような場合がある。
そこで、図3の方式を用いると、ユーザは、クライアントPC300を直接操作することなく、給電装置100上で携帯端末200を移動させるという簡単な作業を行うことで、クライアントPC300に所望のコマンドを実行させることができる。その結果、ユーザの利便性の向上が実現可能となる。さらに、この際に、クライアントPC300は、図2の動作に伴い認証が成功していることを前提として、図3の動作に伴うコマンドを実行する。したがって、クライアントPC300に対して各種コマンドの安全性を保証することも可能となる。
図4、図5、図6および図7のそれぞれは、図3におけるモーションパターンの一例を示す図である。図4に示すモーションパターン500は円状のパターンであり、図5に示すモーションパターン501は三角形状のパターンである。図6に示すモーションパターン502は四角形状のパターンであり、図7に示すモーションパターン503は左右折り返し状のパターンである。給電装置100は、予め、このような複数のモーションパターン500〜503の判別基準となる複数の登録パターンと、当該複数の登録パターン毎のコマンドとを保持する。給電装置100は、図3のように、ユーザの操作によってモーションパターンが入力された場合、一致した登録パターンに対応するコマンドを発行する。
《給電装置の構造》
図8は、図3におけるワイヤレス給電装置の主要部の構造例を示す平面図である。図8に示す給電装置100は、図20の場合と同様に、モータ軸109を備えるX軸モータ105と、モータ軸110を備えるY軸モータ106と、X軸レール107およびY軸レール108と、台座115と、X軸可動機構113およびY軸可動機構114と、クラッチ機構111,112とを備える。ただし、当該給電装置100は、図20とは次の3点が異なっている。
一つ目の相違点として、台座115は、送電コイル101に加えてマグネット102を搭載する。二つ目の相違点として、ピニオンギアの代わりにクラッチ機構111,112を備える。クラッチ機構111,112は、モータ軸109,110と各可動機構(113,114)(ひいては台座115)との連結有無を選択可能な構造となっている。具体的には、クラッチ機構111,112は、例えば、制御命令に応じてZ軸方向に移動すること等で連結有無を選択する。三つ目の相違点として、給電装置100は、X軸位置センサ120およびY軸位置センサ121を備える。X軸位置センサ120(Y軸位置センサ121も同様)は、例えば、光センサ等であり、X軸可動機構113における通過した歯の数をカウントすること等で台座115のX軸座標を検知する。
ここで、二つ目の相違点に関し、給電装置100は、図1に示したようなムービングコイル方式による位置合わせをクラッチ機構111,112を連結有りに制御した状態で実行する。その後、給電装置100は、図3に示したようなモーションパターンの算出および判別を、クラッチ機構111,112を連結無しに制御した状態で実行する。図3の動作では、受電コイル201の移動に応じて、マグネット102,202の吸着力によって送電コイル101を追従させる必要がある。この際に、クラッチ機構111,112が連結有りの状態では、X軸モータ105およびY軸モータ106が負荷となるため、送電コイル101と受電コイル201との位置関係が保てなくなる恐れがある。
そこで、クラッチ機構111,112を連結無しに制御することで、受電コイル201を移動させた場合でも、送電コイル101と受電コイル201との位置関係が保てるようになる。なお、負荷(すなわちX軸モータ105およびY軸モータ106)が十分に軽い場合や、マグネット102,202の吸着力が十分に強い場合には、連結有りの状態でも送電コイル101と受電コイル201との位置関係を保てる可能性がある。このような場合には、クラッチ機構111,112を連結無しに制御する代わりに、X軸モータ105およびY軸モータ106の電源を遮断すればよい。この場合、位置センサは、モータ軸109,110の回転角(回転数)を検知する回転角センサ等であってもよい。
《ワイヤレス給電システム(実施の形態1)の適用例》
図9は、本発明の実施の形態1によるワイヤレス給電システムを適用した座席管理システムの主要部の構成例を示す概略図である。図10は、図9の座席管理システムの表示例を示す図である。図9に示すワイヤレス給電システム(座席管理システム)は、ワイヤレス給電装置(給電装置)100と、携帯情報端末(携帯端末)200と、クライアントPC(クライアント装置)300と、サーバ装置350とを備える。
携帯端末200は、受電コイル201と、マグネット202と、CPU(Central Processing Unit)210と、揮発性のメモリ211と、不揮発性の記憶装置212と、二次電池213と、IDチップ214と、コイル通信制御部215とを備える。IDチップ214には、携帯端末200の識別子を含め、当該携帯端末200の所有者を特定する各種情報等が予め登録される。二次電池213は、受電コイル201に伝送された電力を所定の充電制御回路(図示せず)を介して蓄積する。コイル通信制御部215は、受電コイル201と、給電装置100内の送電コイル101との間の通信を制御する。
給電装置100は、送電コイル101と、マグネット102と、位置センサ120,121と、CPU130と、揮発性のメモリ131と、不揮発性の記憶装置132と、外部インタフェース133と、ムービングコイル機構134と、コイル通信制御部135とを備える。ムービングコイル機構134は、クラッチ機構111,112を備え、位置センサ120,121を含めて図8に示したような構造となっている。また、ムービングコイル機構134は、各モータ(105,106)を適宜制御すると制御部(図示せず)を含み、所定の平面領域内で、受電コイル201への給電効率が大きくなるように送電コイル101を移動させる。
外部インタフェース133は、USBインタフェース等であり、通信媒体(USBケーブル等)400を介してクライアントPC300に接続される。外部インタフェース133は、クライアントPC300との間でデータ通信を行うと共に、クライアントPC300からの電力を通信媒体400を介して受電する。コイル通信制御部135は、送電コイル101と、携帯端末200内の受電コイル201との間の通信を制御する。
記憶装置132は、クラッチ制御アプリケーション136aと、位置センサ情報収集アプリケーション136bと、モーション判別アプリケーション136cと、コマンド発行アプリケーション136dと、登録パターン・対応コマンド情報137とを保持する。メモリ131には、記憶装置132内の各アプリケーションに対応するクラッチ制御プログラム135a、位置センサ情報収集プログラム135b、モーション判別プログラム135c、およびコマンド発行プログラム135dが適宜ロードされる。各プログラムは、CPU130によって実行される。
クラッチ制御プログラム135aは、図8で述べたようなクラッチ機構111,112の連結有無を適宜制御する。位置センサ情報収集プログラム(モーション算出部)135bは、図3で述べたように、携帯端末200の移動軌跡となるモーションパターンを、位置センサ120,121を用いて算出する。モーション判別プログラム(モーション判別部)135cは、当該モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別する。この際の登録パターンは、記憶装置132内の登録パターン・対応コマンド情報137が、コマンドに対応付ける形で予め保持している。コマンド発行プログラム(コマンド発行部)135dは、登録パターン・対応コマンド情報137に基づき、図3で述べたように、モーションパターンが登録パターンに一致する場合に、対応するコマンドを通信媒体400を介してクライアントPC300へ発行する。
クライアントPC300は、CPU310と、揮発性のメモリ311と、不揮発性の記憶装置312と、外部インタフェース313と、データ通信インタフェース(IF)314とを備える。外部インタフェース313は、USBインタフェース等であり、通信媒体(USBケーブル等)400を介して給電装置100に接続される。外部インタフェース313は、給電装置100との間でデータ通信を行うと共に、通信媒体400を介して給電装置100へ電力を送電する。データ通信インタフェース314は、有線LAN(Local Area Network)インタフェースや無線LANインタフェース等であり、通信ネットワーク410を介してサーバ装置350とデータ通信を行う。
記憶装置312は、コマンド対応処理アプリケーション316と、ユーザ認証情報317aと、コマンド対応情報317bとを保持する。ユーザ認証情報317aは、クライアントPC300の認証(ログイン、ロック解除)に必要とされる各種情報を含み、例えば、ログインID、パワワードおよび携帯端末200の識別子等を含む。コマンド対応情報317bは、各コマンド毎の処理内容を規定したコマンド対応管理テーブル318を含む。メモリ311には、記憶装置312内のコマンド対応処理アプリケーション316に対応するコマンド対応処理プログラム315がロードされる。当該プログラムは、CPU310によって実行される。
コマンド対応処理プログラム(コマンド対応処理部)315は、コマンド対応管理テーブル318に基づき、給電装置100からのコマンドに対応する処理を実行する。その一つとして、コマンド対応処理プログラム315は、図2で述べたように、通信媒体400を介して給電装置100からの認証要求コマンド(ログイン要求又はロック解除要求)を受信した場合、ユーザ認証情報317aに基づき認証判定を行う。
サーバ装置350は、この例では、認証サーバ又は座席管理装置として機能する。サーバ装置350は、CPU360と、揮発性のメモリ361と、不揮発性の記憶装置362と、データ通信インタフェース(IF)364とを備える。データ通信インタフェース364は、有線LANインタフェースや無線LANインタフェース等であり、通信ネットワーク410を介してクライアントPC300とデータ通信を行う。
記憶装置362は、コマンド対応処理アプリケーション366と、ユーザ認証情報367aと、コマンド対応情報367bとを保持する。ユーザ認証情報367aは、サーバ装置350の認証(ログイン、ロック解除)に必要とされる各種情報を含む。コマンド対応情報367bは、各コマンド毎の処理内容を規定したコマンド対応管理テーブル368を含む。メモリ361には、記憶装置362内のコマンド対応処理アプリケーション366に対応するコマンド対応処理プログラム365がロードされる。当該プログラムは、CPU360によって実行される。
コマンド対応処理プログラム365は、コマンド対応管理テーブル368に基づき、クライアントPC300からのコマンドに対応する処理を実行する。その一つとして、コマンド対応処理プログラム365は、通信ネットワーク410を介してクライアントPC300からの認証要求コマンド(ログイン要求又はロック解除要求)を受信した場合、ユーザ認証情報367aに基づき認証判定を行う。
また、この例では、コマンド対応処理アプリケーション366は、座席管理アプリケーションを含んでおり、これに伴い、コマンド対応処理プログラム365は、座席管理部としても機能する。コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365は、携帯端末200のユーザの在席業務状況を管理する。なお、実際には、サーバ装置350は、複数のクライアントPC300(および給電装置100)で共有され、コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365は、複数の携帯端末200のユーザ毎の在席業務状況を管理する。
ここで、携帯端末200は、所有者によって携帯されるもの(言い換えれば、所有者の現在位置を示せるもの)であり、また、図2の場合のように、所有者の身分証としての活用も可能なものである。このため、例えば、会社の従業員等で共有される座席管理システムとの親和性が高い。座席管理システムは、例えば、図10に示されるように、クライアントPC300のディスプレイ530上に、各座席(1−1〜1−N,2−1〜2−N,…)の配置を表す座席表を表示する。各座席には、在席状態か離席状態かの情報と、在席時には在席者の氏名情報と、当該在席者における業務応答の可否情報(すなわち、取り込み中か否かの情報)および通話中か否かの情報とが付加される。
図11は、図9のワイヤレス給電システム(座席管理システム)において、携帯情報端末をワイヤレス給電装置に設置した際の各部の処理内容の一例を示すフロー図である。ユーザが携帯端末200を給電装置100上に設置すると(ステップS201)、給電装置100は、まず、ムービングコイル機構134を用いて受電コイル201の位置を検出する(ステップS101)。次いで、給電装置100は、クラッチ制御プログラム135aを用いてクラッチ機構111,112を連結有りに制御した状態で(ステップS102)、受電コイル201と送電コイル101が所定の位置関係となるように送電コイル101を移動する(ステップS103)。
受電コイル201と送電コイル101が所定の位置関係になると、給電装置100と携帯端末200は、互いに通信を開始する(ステップS104,S202)。また、給電装置100は、当該所定の位置関係となった段階で、クラッチ制御プログラム135aを用いてクラッチ機構111,112を連結無しに制御し(ステップS105)、送電コイル101から受電コイル201への給電を開始する(ステップS106)。これに応じて、携帯端末200では、二次電池213への充電が始まる(ステップS203)。
また、携帯端末200は、ステップS202で通信を開始すると、給電装置100へIDチップ214内の各種情報(携帯端末の識別子(認証情報)、コンフィグレーション情報等)を送信する(ステップS204)。給電装置100は、当該携帯端末200からの認証情報を受信し(ステップS107)、コマンド発行プログラム135dを用いてクライアントPC300へコマンドA(すなわち、認証情報を含む認証要求コマンド)を発行する(ステップS108)。また、給電装置100は、位置センサ情報収集プログラム135bを用いて、送電コイル101の位置情報(すなわち、初期位置)を記録する(ステップS109)。
クライアントPC300は、ステップS108に伴いコマンドAを受信した場合(ステップS301)、認証判定を行う。ここでは、認証が成功したものとして、クライアントPC300は、ログイン状態またはロック解除状態となる(ステップS303)。また、クライアントPC300は、認証が成功した場合、サーバ装置350へモード変更コマンドを発行する(ステップS302)。ここでのモード変更コマンドは、ユーザが在席状態であることを意味するコマンドである。サーバ装置350は、当該モード変更コマンドを受信し、コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365を用いて、当該ユーザの座席(クライアントPC300の設置箇所)を在席状態に設定する(ステップS304)。
図12は、図9のワイヤレス給電システム(座席管理システム)において、ワイヤレス給電装置上で携帯情報端末を移動させた際の各部の処理内容の一例を示すフロー図である。ユーザが給電装置100上で携帯端末200を移動させると(ステップS221)、給電装置100の送電コイル101は、マグネット102,202の吸着力によって追従する(ステップS121)。給電装置100は、位置センサ情報収集プログラム135bを用いて送電コイル101の位置情報を分析しながら(ステップS122)、送電コイル101の移動速度が予め定めた閾値速度よりも早いか否かを判定する(ステップS123)。
ユーザの意図しない動作(接触等)によって、携帯端末200が移動する場合がある。ステップS123の処理は、このような意図しない動作に伴うモーションパターンの誤検出を防止するために設けられる。ステップS123において、移動速度が予め定めた閾値速度よりも遅い場合、給電装置100は、図11のステップS109で記録された送電コイル101の位置情報を、当該移動後の位置情報で更新する(ステップS124)。一方、移動速度が予め定めた閾値速度よりも早い場合、給電装置100は、位置センサ情報収集プログラム135bを用いて送電コイル101の移動軌跡となるモーションパターンを算出する。
そして、給電装置100は、モーション判別プログラム135cを用いて、当該モーションパターンが登録パターンに一致するか否かを判別する(ステップS125)。給電装置100は、モーションパターンが登録パターンに不一致の場合、コマンド発行を行わない(ステップS126)。一方、給電装置100は、モーションパターンが登録パターンに一致する場合、コマンド発行プログラム135dを用いて、一致する登録パターンに対応するコマンドを選択する(ステップS127)。なお、ステップS123〜S126では、移動速度が予め定めた閾値速度よりも遅い移動軌跡に対しては、モーションパターンの算出自体を行わないこととしたが、その代わりに、モーションパターンの判別を行わないこととしてもよい。
給電装置100は、ステップS127でコマンドDが選択された場合(ステップS128)、クライアントPC300へコマンドDを発行したのち(ステップS130)、認証継続待機状態となる(ステップS131)。コマンドDは、例えば、図7に示したようなモーションパターンに対応し、ユーザは、携帯端末200を用いて通話を行いたい場合に当該モーションパターンに対応する操作を行う。ユーザは、クライアントPC300のログイン状態を継続しつつ通話を行うことを望む場合が多い。そこで、この例では、認証継続待機状態(ステップS131)が設けられる。
また、給電装置100は、ステップS128において、コマンドDを除くコマンド(この例ではコマンドB,C,F)を選択した場合、選択したコマンドをクライアントPC300へ発行する(ステップS129)。クライアントPC300は、当該コマンドを受信し(ステップS321)、受信したコマンドを、サーバ装置350に向けて発行する(ステップS322)。例えば、コマンドBは、図4に示したようなモーションパターンに対応し、ユーザは、業務応答が可能な場合に当該モーションパターンに応じた操作を行う。サーバ装置350は、当該コマンドBを受け、コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365を用いて、当該ユーザの座席を応答可に設定する(ステップS323)。
コマンドCは、図5に示したようなモーションパターンに対応し、ユーザは、業務応答が不可能な場合に当該モーションパターンに応じた操作を行う。サーバ装置350は、コマンドCを受け、コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365を用いて、当該ユーザの座席を応答不可に設定する(ステップS324)。コマンドFは、図6に示したようなモーションパターンに対応し、ユーザは、サーバ装置350の認証(ログイン、ロック解除)を行いたい場合に当該モーションパターンに応じた操作を行う。サーバ装置350は、コマンドFを受けて、当該ユーザの認証判定を行う(ステップS325)。
また、クライアントPC300は、ステップS130の処理に伴うコマンドDを受信した場合(ステップS326)、サーバ装置350へモード変更コマンドを発行する(ステップS327)。ここでのモード変更コマンドは、ユーザが通話中であることを意味するコマンドである。サーバ装置350は、当該モード変更コマンドを受信し、コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365を用いて、当該ユーザの座席を通話中に設定する(ステップS328)。
なお、モーションパターンは、予め固定的に定めることも、ユーザが任意に定めることも可能である。例えば、ユーザが任意に定める場合、給電装置100は、モーション登録プログラム等を搭載することで、任意のモーションパターンを登録パターン・対応コマンド情報137に登録する。モーション登録プログラムは、例えば、ユーザに携帯端末200を用いたモーションパターンの実演を行わせ、この際の移動軌跡を位置センサ120,121によって検知し、ユーザ定義のモーションパターンとして登録する。
図13は、図9のワイヤレス給電システム(座席管理システム)において、携帯情報端末をワイヤレス給電装置から取り外した際の各部の処理内容の一例を示すフロー図である。ユーザが携帯端末200を給電装置100から取り外すと(ステップS241)、携帯端末200および給電装置100は、共に通信途絶を検出する(ステップS242,S141)。給電装置100は、通信途絶を検出したのち、予め定めた任意時間待機する(ステップS142)。例えば、ユーザは、誤って又は受信メールの確認等で携帯端末200を一時的に取り外したのち、短期間で給電装置100に戻すような場合がある。ステップS142は、このような場合にクライアントPC300のロック(または座席管理システムにおける離席状態への移行)を生じさせないために設けられる。
給電装置100は、任意時間待機したのち、携帯端末200を検出できた場合には図11のステップS201の処理に戻る(ステップS143,S144)。一方、給電装置100は、携帯端末200を検出できない場合には、図12のステップS131に伴う認証継続待機中(すなわち通話中)であるか否かを判定する(ステップS143,S145)。認証継続待機中である場合、給電装置100は、ステップS143の処理に戻って、携帯端末200が給電装置100に戻されるのを待つ。一方、認証継続待機中でない場合、または、認証継続待機時間が所定の時間を超過した場合、給電装置100は、クライアントPC300へコマンドEを発行する(ステップS146)。
コマンドEは、ユーザが携帯端末200を携帯して離席したことを表すコマンドである。クライアントPC300は、コマンドEを受信し(ステップS341)、クライアントPC300をロック状態(またはログアウト状態)に遷移させる(ステップS343)。また、クライアントPC300は、サーバ装置350へモード変更コマンド(すなわち、離席状態への変更命令)を発行する(ステップS342)。サーバ装置350は、当該モード変更コマンドを受け、コマンド対応処理プログラム(座席管理部)365を用いて、当該ユーザの座席を離席状態に設定する(ステップS344)。
《実施の形態1の主要な効果》
以上、実施の形態1のワイヤレス給電システムを用いることで、代表的には、ユーザの利便性を向上させることが可能になる。具体的には、ユーザは、携帯端末200をクライアントPC300に接続された給電装置100に設置するという作業を行うことで、クライアントPC300に対して自動的に認証(ログイン、ロック解除)を行うことが可能になる。さらに、ユーザは、認証が成功したことを前提として、給電装置100上で携帯端末200の簡易な物理的操作を行うことで、クライアントPC300を直接操作することなく、クライアントPC300に各種コマンドを実行させることが可能になる。その結果、ユーザによるクライアントPC300の操作のし忘れや、操作の煩わしさといった問題を解消できる。
また、このように、ユーザによる簡易な物理的操作によって様々な制御が可能になるため、座席管理システムに適用することで、例えば、操作し忘れによりログイン状況のまま離席してしまう事態等を防止しつつ、現在の業務状況を容易かつ確実に他者に伝達することが可能となる。近年、“ダイバーシティ”が多くの企業で掲げられており、連携が必要な業務でも、様々な場所で従業員が業務を実施していることが多い。実施の形態1の方式を用いることで、このようなニーズに応えることが可能となる。また、在席時には、携帯端末200を給電装置100に設置するという運用を前提とすることで、ユーザは、携帯端末200の二次電池213の残量に配慮する必要性がなくなる。
(実施の形態2)
《ワイヤレス給電システム(実施の形態2)の概略》
図14および図15は、本発明の実施の形態2によるワイヤレス給電システムにおいて、主要部の構成例および動作例を示す模式図であり、図15は、図14に続く動作例を示す図である。図14には、携帯情報端末(携帯端末)700と、当該携帯端末700に対してワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置(給電装置)600と、給電装置600に通信媒体400を介して接続されるクライアントPC(クライアント装置)300とが示される。
給電装置600は、図1および図2の場合と同様に、ムービングコイル方式による位置合わせ機能を備え、給電装置600内の送電コイル101と携帯端末700内の受電コイル201とが所定の位置関係となるように(重なり合うように)送電コイル101の位置合わせを行う。ただし、図1等の場合と異なり、給電装置600および携帯端末700は、マグネットを備えず、携帯端末700は、モーションセンサ710を備える。モーションセンサ710は、例えば、各軸方向の動きを検出する加速度センサや角速度を検出するジャイロセンサ等の組み合わせによって構成され、携帯端末700の物理的な動きを検知する。
図15には、図3の場合と同様に、給電装置600上で携帯端末700を移動させた状態が示される。給電装置600は、図3の場合と異なり、位置センサを備えない。その代わりに、図15では、携帯端末700が、モーションセンサ710を用いて当該移動軌跡となるモーションパターンを算出する。そして、携帯端末700は、算出したモーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別し、一致する場合に一致信号を受電コイル201を介して給電装置600へ送信する。給電装置600は、一致信号に応じた所定のコマンドをクライアントPC300へ発行する。
《ワイヤレス給電システム(実施の形態2)の適用例》
図16は、本発明の実施の形態2によるワイヤレス給電システムを適用した座席管理システムの主要部の構成例を示す概略図である。図16に示すワイヤレス給電システム(座席管理システム)は、ワイヤレス給電装置(給電装置)600と、携帯情報端末(携帯端末)700と、クライアントPC(クライアント装置)300と、サーバ装置350とを備える。クライアントPC300およびサーバ装置350の構成および動作に関しては、図9の場合と同様である。
携帯端末700は、図9の構成例と比較して、マグネットを有しない点と、モーションセンサ710を有する点とが異なっている。また、図9の構成例と比較して、揮発性のメモリ711および不揮発性の記憶装置712の保持内容も異なっている。記憶装置712は、モーションセンサ情報収集アプリケーション715aと、モーション判別アプリケーション715bと、登録パターン情報716とを保持する。メモリ711には、記憶装置712内の各アプリケーションに対応するモーションセンサ情報収集プログラム714aおよびモーション判別プログラム714bが適宜ロードされる。各プログラムは、CPU210によって実行される。
モーションセンサ情報収集プログラム(モーション算出部)714aは、給電装置600による給電の開始を検出したのち、携帯端末700が所定の平面領域内で移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、モーションセンサ710を用いて算出する。モーション判別プログラム(モーション判別部)714bは、当該モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別し、一致する場合に一致信号を受電コイル201を介して給電装置600へ送信する。この際の登録パターンは、予め登録パターン情報716に保持され、モーション判別プログラム714bは、登録パターン毎に異なる一致信号を送信する。
給電装置600は、図9の構成例と比較して、マグネットおよび位置センサを有しない点と、ムービングコイル機構613内に連結有無を選択可能なクラッチ機構を有しない点とが異なっている。また、図9の構成例と比較して、揮発性のメモリ611および不揮発性の記憶装置612の保持内容も異なっている。記憶装置612は、コマンド発行アプリケーション621と、対応コマンド情報622とを保持する。メモリ611には、記憶装置612内のコマンド発行アプリケーション621に対応するコマンド発行プログラム620がロードされる。当該プログラムは、CPU130によって実行される。
対応コマンド情報622は、携帯端末700からの一致信号(言い換えれば登録パターン)毎のコマンドを保持する。コマンド発行プログラム(コマンド発行部)620は、携帯端末700から一致信号を受信した場合に、対応コマンド情報622に基づき、対応するコマンドを通信媒体400を介してクライアントPC300へ発行する。
図17は、図16のワイヤレス給電システム(座席管理システム)における各部の処理内容の一例を示すフロー図である。ユーザが携帯端末700を給電装置600上に設置すると(ステップS701)、給電装置600は、スタンバイモードから位置合わせモードへ遷移し、ムービングコイル機構613を用いて受電コイル201との位置合わせを行う(ステップS601)。一方、携帯端末700は、給電装置600を検出し(ステップS702)、給電装置600へIDチップ214内の各種情報(携帯端末の識別子(認証情報)、コンフィグレーション情報等)を送信する(ステップS703)。これに応じて、給電装置600は、携帯端末700の種別等を認識する(ステップS602)。
給電装置600は、携帯端末700が登録済みの携帯端末700の場合、クライアントPC300へログイン(ロック解除)コマンドを発行し(ステップS603)、携帯端末700への給電を開始する(ステップS604)。これに応じて、携帯端末700は、所定の充電応答制御を行う(ステップS704)。このように携帯端末700が給電の開始を検出した状態で、ユーザが給電装置600上で携帯端末700を移動させると(ステップS705)、携帯端末700は、モーションセンサ情報収集プログラム714aを用いて、検知された加速度が予め定めた閾値加速度よりも早か否かを判定する(ステップS706)。当該ステップS706の処理は、図12のステップS123の場合と同様に、意図しない動作に伴うモーションパターンの誤検出を防止するために設けられる。
ステップS706において、加速度が予め定めた閾値加速度よりも遅い場合、携帯端末700は、ステップS704に戻って、所定の充電応答制御を継続する。一方、加速度が予め定めた閾値加速度よりも早い場合、携帯端末700は、モーションセンサ情報収集プログラム714aを用いて、モーション情報(移動軌跡)の記録を開始する(ステップS707)。その後、ユーザが携帯端末700の移動を停止すると(ステップS708)、携帯端末700は、モーション情報の記録を停止する(ステップS709)。
続いて、携帯端末700は、ユーザによって携帯端末700のボタン等の操作が行われたか否かを判定する(ステップS710)。携帯端末700は、操作が行われた場合、ステップS704に戻り、操作が行われない場合、モーションセンサ情報収集プログラム714aを用いて、モーションパターンの算出を行う(ステップS711)。ステップS710の処理は、例えば、ユーザが着信応答等に伴い携帯端末700を移動させたような場合に、モーションパターンの算出が行われないようにするためのものである。
ステップS711の後、携帯端末700は、モーション判別プログラム714bを用いて、算出されたモーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別する(ステップS712)。携帯端末700は、登録パターンに一致しない場合、ステップS704に戻る。一方、携帯端末700は、登録パターンに一致する場合、受電コイル201を介して給電装置600へ、一致する登録パターンに対応する一致信号を送信した後、ステップS704に戻る(ステップS713)。
一方、給電装置600は、所定の給電制御を行っている状態で(ステップS604)、携帯端末700から一致信号を受信したか否かを判定する(ステップS605)。給電装置600は、一致信号を受信していない場合、ステップS604に戻る。一方、給電装置600は、一致信号を受信した場合、コマンド発行プログラム620を用いて、一致信号に対応するコマンドをクライアントPC300へ発行したのち、ステップS604に戻る(ステップS606)。
クライアントPC300は、給電装置600からコマンドを受信した場合、当該コマンドがクライアントPC300へのコマンドであるか否かを判定する(ステップS801)。クライアントPC300へのコマンドとして、例えば、ステップS603に伴うログイン(ロック解除)コマンド等が挙げられる。クライアントPC300へのコマンドである場合、クライアントPC300は、当該コマンドを実行する(ステップS803)。一方、クライアントPC300へのコマンドでない場合、クライアントPC300は、当該コマンドをサーバ装置350へ送信する(ステップS802)。サーバ装置350へのコマンドとして、図12で述べたコマンドB,C,F等が挙げられる。
なお、図示は省略されているが、給電装置600は、携帯端末700との通信が途絶した場合には、図13の場合と同様に、任意時間待機したのち、クライアントPC300へコマンドEを発行すればよい。
《実施の形態2の主要な効果》
以上、実施の形態2のワイヤレス給電システムを用いることで、実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。また、モーションパターンに応じたコマンドは、携帯端末700から給電装置600を介してクライアントPC300へ発行される。クライアントPC300が無線通信機能を有する場合、携帯端末700は、コマンドをクライアントPC300へ直接発行することも可能である。ただし、この場合、携帯端末700とクライアントPC300との間で無線通信に伴う各種初期設定を行う必要があるが、給電装置600を介して発行することで、このような各種初期設定が不要となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、実施の形態2では、マグネット等を備えない給電装置600を用いたが、実施の形態1の場合と同様のマグネットおよびクラッチ機構を備える給電装置を用いてもよい。この場合、実施の形態1の場合と同様に、受電コイル201の移動に送電コイル101を追従させることができ、ユーザがモーションパターンを入力する際に給電を継続することができる。そして、この際のモーションパターンの算出は、給電装置内の位置センサではなく、携帯端末内のモーションセンサを用いて行われる。
100,600,800a,800b 給電装置
101,801 送電コイル
102,202,802,902 マグネット
105,106,805,806 モータ
107,108,807,808 レール
109,110,809,810 モータ軸
111,112 クラッチ機構
113,114,813,814 可動機構
115,815 台座
120,121 位置センサ
130,210,310,360 CPU
131,211,311,361,611,711 メモリ
132,212,312,362,612,712 記憶装置
133,313 外部インタフェース
134,613 ムービングコイル機構
135,215 コイル通信制御部
135a クラッチ制御プログラム
135b 位置センサ情報収集プログラム
135c モーション判別プログラム
135d コマンド発行プログラム
136a クラッチ制御アプリケーション
136b 位置センサ情報収集アプリケーション
136c モーション判別アプリケーション
136d コマンド発行アプリケーション
137 登録パターン・対応コマンド情報
200,700,900a,900b 携帯端末
201,901 受電コイル
213 二次電池
214 IDチップ
300 クライアントPC
314,364 データ通信インタフェース
315,365 コマンド対応処理プログラム
316,366 コマンド対応処理アプリケーション
317a,367a ユーザ認証情報
317b,367b コマンド対応情報
318,368 コマンド対応管理テーブル
350 サーバ装置
400 通信媒体
410 通信ネットワーク
500〜503 モーションパターン
530 ディスプレイ
620 コマンド発行プログラム
621 コマンド発行アプリケーション
622 対応コマンド情報
710 モーションセンサ
714a モーションセンサ情報収集プログラム
714b モーション判別プログラム
715a モーションセンサ情報収集アプリケーション
715b モーション判別アプリケーション
716 登録パターン情報
811,812 ピニオンギア

Claims (18)

  1. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末に対してワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置とを備えるワイヤレス給電システムであって、
    前記携帯情報端末は、第2のコイルおよび第2のマグネットを有し、
    前記ワイヤレス給電装置は、
    前記第2のコイルを介して前記携帯情報端末への給電を行う第1のコイルと、
    所定の平面領域内で、前記第2のコイルへの給電効率が大きくなるように前記第1のコイルの位置合わせを行うムービングコイル機構と、
    前記第2のマグネットに対する吸着力によって、前記第1のコイルと前記第2のコイルの位置関係を固定する第1のマグネットと、
    前記所定の平面領域内における前記第1のコイルの位置を検知する位置センサと、
    前記第1のコイルと前記第2のコイルの位置関係が固定された状態で前記携帯情報端末が前記所定の平面領域内で移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、前記位置センサを用いて算出するモーション算出部と、
    前記モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別するモーション判別部と、
    前記モーションパターンが前記登録パターンに一致する場合に、所定のコマンドを装置外部へ発行するコマンド発行部と、
    を有する、
    ワイヤレス給電システム。
  2. 請求項1記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記ワイヤレス給電装置は、
    前記ムービングコイル機構を用いて位置合わせを行った状態で前記携帯情報端末への給電を開始する第1の処理と、
    前記第1の処理の後に、前記モーション算出部および前記モーション判別部を用いて前記モーションパターンの算出および判別を行う第2の処理と、
    を実行する、
    ワイヤレス給電システム。
  3. 請求項2記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記ムービングコイル機構は、
    前記第1のコイルおよび前記第1のマグネットが搭載される台座と、
    前記所定の平面領域内における第1の方向への前記台座の移動を制御する第1のモータと、
    前記所定の平面領域内で前記第1の方向と交差する第2の方向への前記台座の移動を制御する第2のモータと、
    前記第1のモータおよび前記第2のモータの各軸と前記台座との連結有無を選択可能なクラッチ機構と、
    を有し、
    前記ワイヤレス給電装置は、前記クラッチ機構を連結有りに制御した状態で前記第1の処理を実行したのち、前記クラッチ機構を連結無しに制御した状態で前記第2の処理を実行する、
    ワイヤレス給電システム。
  4. 請求項2記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記モーション判別部は、複数の前記登録パターンを保持し、
    前記コマンド発行部は、前記複数の登録パターン毎のコマンドを保持し、一致した登録パターンに対応するコマンドを発行する、
    ワイヤレス給電システム。
  5. 請求項4記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    さらに、前記ワイヤレス給電装置に通信媒体を介して接続され、前記コマンド発行部からの前記コマンドを実行するクライアント装置を有する、
    ワイヤレス給電システム。
  6. 請求項5記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記ワイヤレス給電装置は、前記第1の処理において、前記携帯情報端末との通信を介して前記携帯情報端末から認証情報を取得し、前記クライアント装置へ認証要求コマンドを発行する、
    ワイヤレス給電システム。
  7. 請求項6記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    さらに、通信ネットワークを介して複数の前記クライアント装置で共有され、複数の前記携帯情報端末のユーザ毎の在席業務状況を管理する座席管理部を備えるサーバ装置を有し、
    前記クライアント装置は、前記携帯情報端末の認証が成功した場合、当該携帯情報端末のユーザが在席状態であることを前記座席管理部へ通知する、
    ワイヤレス給電システム。
  8. 請求項7記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記複数の登録パターン毎のコマンドの中には、前記携帯情報端末のユーザが取り込み中であることを前記座席管理部へ通知するコマンドが含まれる、
    ワイヤレス給電システム。
  9. 請求項1記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記モーション算出部は、前記位置センサの検知結果に基づく移動速度が予め定めた閾値速度よりも早いか否かを判定し、前記閾値速度よりも早い前記移動軌跡を対象に前記モーションパターンの算出を行う、
    ワイヤレス給電システム。
  10. 携帯情報端末と、前記携帯情報端末に対してワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置とを有するワイヤレス給電システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    第2のコイルと、
    前記携帯情報端末の物理的な動きを検知するモーションセンサと、
    モーション算出部およびモーション判定部と、
    を備え、
    前記ワイヤレス給電装置は、
    前記第2のコイルを介して前記携帯情報端末への給電を行う第1のコイルと、
    所定の平面領域内で、前記第2のコイルへの給電効率が大きくなるように前記第1のコイルを移動させるムービングコイル機構と、
    コマンド発行部と、
    を有し、
    前記モーション算出部は、前記ワイヤレス給電装置による給電の開始を検出したのち、前記携帯情報端末が前記所定の平面領域内で移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、前記モーションセンサを用いて算出し、
    前記モーション判定部は、前記モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別し、一致する場合に一致信号を前記第2のコイルを介して前記ワイヤレス給電装置へ送信し、
    前記コマンド発行部は、前記一致信号を受信した場合に、所定のコマンドを装置外部へ発行する、
    ワイヤレス給電システム。
  11. 請求項10記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記モーション判定部は、複数の前記登録パターンを保持し、
    前記コマンド発行部は、前記複数の登録パターン毎のコマンドを保持し、一致した登録パターンに対応するコマンドを発行する、
    ワイヤレス給電システム。
  12. 請求項11記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    さらに、前記ワイヤレス給電装置に通信媒体を介して接続され、前記コマンド発行部からの前記コマンドを実行するクライアント装置を有する、
    ワイヤレス給電システム。
  13. 請求項10記載のワイヤレス給電システムにおいて、
    前記モーション算出部は、前記モーションセンサによって検知された加速度が予め定めた閾値加速度よりも早か否かを判定し、前記閾値加速度よりも早い前記移動軌跡を対象に前記モーションパターンを算出する、
    ワイヤレス給電システム。
  14. 携帯情報端末へワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置であって、
    前記携帯情報端末が備える第2のコイルを介して前記携帯情報端末へ給電を行う第1のコイルと、
    所定の平面領域内で、前記第2のコイルへの給電効率が大きくなるように前記第1のコイルの位置合わせを行うムービングコイル機構と、
    前記携帯情報端末が備える第2のマグネットに対する吸着力によって、前記第1のコイルと前記第2のコイルの位置関係を固定する第1のマグネットと、
    前記所定の平面領域内における前記第1のコイルの位置を検知する位置センサと、
    前記第1のコイルと前記第2のコイルの位置関係が固定された状態で前記携帯情報端末が前記所定の平面領域内で移動した際の移動軌跡となるモーションパターンを、前記位置センサを用いて算出するモーション算出部と、
    前記モーションパターンが予め設定された登録パターンに一致するか否かを判別するモーション判別部と、
    前記モーションパターンが前記登録パターンに一致する場合に、所定のコマンドを装置外部へ発行するコマンド発行部と、
    を有する、
    ワイヤレス給電装置。
  15. 請求項14記載のワイヤレス給電装置において、
    前記ワイヤレス給電装置は、
    前記ムービングコイル機構を用いて位置合わせを行った状態で前記携帯情報端末への給電を開始する第1の処理と、
    前記第1の処理の後に、前記モーション算出部および前記モーション判別部を用いて前記モーションパターンの算出および判別を行う第2の処理と、
    を実行する、
    ワイヤレス給電装置。
  16. 請求項15記載のワイヤレス給電装置において、
    前記ムービングコイル機構は、
    前記第1のコイルおよび前記第1のマグネットが搭載される台座と、
    前記所定の平面領域内における第1の方向への前記台座の移動を制御する第1のモータと、
    前記所定の平面領域内で前記第1の方向と交差する第2の方向への前記台座の移動を制御する第2のモータと、
    前記第1のモータおよび前記第2のモータの各軸と前記台座との連結有無を選択可能なクラッチ機構と、
    を有し、
    前記ワイヤレス給電装置は、前記クラッチ機構を連結有りに制御した状態で前記第1の処理を実行したのち、前記クラッチ機構を連結無しに制御した状態で前記第2の処理を実行する、
    ワイヤレス給電装置。
  17. 請求項15記載のワイヤレス給電装置において、
    前記ワイヤレス給電装置は、前記第1の処理において、前記携帯情報端末との通信を介して前記携帯情報端末から認証情報を取得し、装置外部へ認証要求コマンドを発行する、
    ワイヤレス給電装置。
  18. 請求項14記載のワイヤレス給電装置において、
    前記モーション判定部は、複数の前記登録パターンを保持し、
    前記コマンド発行部は、前記複数の登録パターン毎のコマンドを保持し、一致した登録パターンに対応するコマンドを発行する、
    ワイヤレス給電装置。
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