JP2019170033A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチレベル電力変換装置のスイッチング素子を駆動するための電源回路の数を減少させる。【解決手段】電力変換装置1は、第1フライングキャパシタ回路11、第2フライングキャパシタ回路12、第3フライングキャパシタ回路13、第4フライングキャパシタ回路14、第1出力回路15及び第2出力回路16を備える。第1出力回路15の上側の2つのスイッチング素子Q17−Q18、第1出力回路15の下側の2つのスイッチング素子Q19−Q20、第2出力回路16の上側の2つのスイッチング素子Q21−Q22、及び第2出力回路16の下側の2つのスイッチング素子Q23−Q24の少なくとも1組は、ドレイン同士またはソース同士が接続される向きに接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に関する。
太陽電池、蓄電池、燃料電池などに接続されるパワーコンディショナは、高効率な電力変換と小型設計が望まれる。それを実現する電力変換装置の1つに、フライングキャパシタを用いたマルチレベル電力変換装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−135838号公報
フライングキャパシタを用いたマルチレベル電力変換装置では、スイッチング素子を駆動する電源回路の数が多くなり、コストが増大し、回路規模が大きくなる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、スイッチング素子を駆動するための電源回路の数を減少させることができるマルチレベル電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力変換装置は、直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第1キャパシタを有する第1フライングキャパシタ回路と、直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第2キャパシタを有する第2フライングキャパシタ回路と、直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第3キャパシタを有する第3フライングキャパシタ回路と、直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第4キャパシタを有する第4フライングキャパシタ回路と、直列に接続される4つのスイッチング素子を有し、当該4つのスイッチング素子の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子の中点を出力とする第1出力回路と、直列に接続される4つのスイッチング素子を有し、当該4つのスイッチング素子の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子の中点を出力とする第2出力回路と、を備える。前記第1フライングキャパシタ回路及び前記第2フライングキャパシタ回路は直流電源の両端間に直列に接続され、前記第3フライングキャパシタ回路及び前記第4フライングキャパシタ回路は前記直流電源の両端間に直列に接続され、前記第1フライングキャパシタ回路と前記第2フライングキャパシタ回路との接続点と前記第3フライングキャパシタ回路と前記第4フライングキャパシタ回路との接続点との間が接続され、前記第1出力回路の上側の入力が、前記第1フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第1出力回路の下側の入力が、前記第2フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第2出力回路の上側の入力が、前記第3フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第2出力回路の下側の入力が、前記第4フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子、前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子、前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子、及び前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子の少なくとも1組は、ドレイン同士またはソース同士が接続される向きに接続されている。
本発明によれば、スイッチング素子を駆動するための電源回路の数を減少させることができるマルチレベル電力変換装置を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る電力変換装置の基本構成例を説明するための図である。 図2(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置の状態1及び状態2の電流経路を示す図である。 図3(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置の状態3及び状態4の電流経路を示す図である。 図4(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置の状態5及び状態6の電流経路を示す図である。 図5(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置の状態7及び状態8の電流経路を示す図である。 実施の形態に係る状態1−状態8に対応する、第1スイッチング素子−第24スイッチング素子のスイッチングパターンを示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成例1を説明するための図である。 図7に示した第1スイッチング素子−第4スイッチング素子、第17スイッチング素子−第20スイッチング素子の駆動回路と電源回路の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成例2を説明するための図である。 図9に示した第17スイッチング素子−第20スイッチング素子の駆動回路と電源回路の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成例3を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成例4を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成例5を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る電力変換装置の構成例6を説明するための図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の基本構成例を説明するための図である。電力変換装置1は、直流電源2から供給される直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を商用電力系統(以下、単に系統3という)又は交流負荷に出力する。直流電源2は例えば、分散型電源(太陽電池、蓄電池、燃料電池など)と、当該分散型電源の出力を制御可能なDC/DCコンバータにより構成される。当該DC/DCコンバータと電力変換装置1間は、直流バスで接続される。なお直流電源2は、分散型電源とDC/DCコンバータの組が複数、並列接続されて構成されてもよい。
電力変換装置1は、インバータ回路10、フィルタ回路20及び制御回路30を備える。インバータ回路10は、直流電源2から供給される直流電力を、マルチレベル(本実施の形態では5レベル)の電圧を有する疑似正弦波に変換する。インバータ回路10、第1フライングキャパシタ回路11、第2フライングキャパシタ回路12、第3フライングキャパシタ回路13、第4フライングキャパシタ回路14、第1出力回路15及び第2出力回路16を含む。
第1フライングキャパシタ回路11及び第2フライングキャパシタ回路12は直流電源2の両端間に直列に接続される。第3フライングキャパシタ回路13及び第4フライングキャパシタ回路14は直流電源2の両端間に直列に接続される。第1フライングキャパシタ回路11と第2フライングキャパシタ回路12との接続点と、第3フライングキャパシタ回路13と第4フライングキャパシタ回路14との接続点との間が中間配線で接続される。
第1フライングキャパシタ回路11は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第3スイッチング素子Q3、第4スイッチング素子Q4及び第1キャパシタC1を含む。第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第3スイッチング素子Q3及び第4スイッチング素子Q4は直列に接続され、直流電源2の正極に接続されたハイサイド配線と中間配線の間に接続される。第1キャパシタC1は、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2との接続点と、第3スイッチング素子Q3と第4スイッチング素子Q4との接続点との間に接続され、第1スイッチング素子Q1−第4スイッチング素子Q4により充放電される。
第2フライングキャパシタ回路12は、第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第7スイッチング素子Q7、第8スイッチング素子Q8及び第2キャパシタC2を含む。第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第7スイッチング素子Q7及び第8スイッチング素子Q8は直列に接続され、中間配線と、直流電源2の負極に接続されたローサイド配線の間に接続される。第2キャパシタC2は、第5スイッチング素子Q5と第6スイッチング素子Q6との接続点と、第7スイッチング素子Q7と第8スイッチング素子Q8との接続点との間に接続され、第5スイッチング素子Q5−第8スイッチング素子Q8により充放電される。
第3フライングキャパシタ回路13は、第9スイッチング素子Q9、第10スイッチング素子Q10、第11スイッチング素子Q11、第12スイッチング素子Q12及び第3キャパシタC3を含む。第9スイッチング素子Q9、第10スイッチング素子Q10、第11スイッチング素子Q11及び第12スイッチング素子Q12は直列に接続され、ハイサイド配線と中間配線の間に接続される。第3キャパシタC3は、第9スイッチング素子Q9と第10スイッチング素子Q10との接続点と、第11スイッチング素子Q11と第12スイッチング素子Q12との接続点との間に接続され、第9スイッチング素子Q9−第12スイッチング素子Q12により充放電される。
第4フライングキャパシタ回路14は、第13スイッチング素子Q13、第14スイッチング素子Q14、第15スイッチング素子Q15、第16スイッチング素子Q16及び第4キャパシタC4を含む。第13スイッチング素子Q13、第14スイッチング素子Q14、第15スイッチング素子Q15及び第16スイッチング素子Q16は直列に接続され、中間配線とローサイド配線の間に接続される。第4キャパシタC4は、第13スイッチング素子Q13と第14スイッチング素子Q14との接続点と、第15スイッチング素子Q15と第16スイッチング素子Q16との接続点との間に接続され、第13スイッチング素子Q13−第16スイッチング素子Q16により充放電される。
第1出力回路15は、第1フライングキャパシタ回路11の出力端(具体的には、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3との接続点)と、第2フライングキャパシタ回路12の出力端(具体的には、第6スイッチング素子Q6と第7スイッチング素子Q7との接続点)との間に接続される。第1出力回路15は、直列に接続された第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第19スイッチング素子Q19及び第20スイッチング素子Q20を含む。
第2出力回路16は、第3フライングキャパシタ回路13の出力端(具体的には、第10スイッチング素子Q10と第11スイッチング素子Q11との接続点)と、第4フライングキャパシタ回路14の出力端(具体的には、第14スイッチング素子Q14と第15スイッチング素子Q15との接続点)との間に接続される。第2出力回路16は、直列に接続された第21スイッチング素子Q21、第22スイッチング素子Q22、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24を含む。
第1フライングキャパシタ回路11の出力端からは、第1スイッチング素子Q1の上側端子に印加される直流電源の電位Vdc[V]と、第4スイッチング素子Q4の下側端子に印加される電位Vdc/2[V]の間の範囲の電位が出力される。第1キャパシタC1はVdc/4[V]の電圧になるように初期充電(プリチャージ)され、Vdc/4[V]の電圧を中心として充放電が繰り返される。従って、第1フライングキャパシタ回路11からは、概ね、Vdc[V]、3Vdc/4[V]、Vdc/2[V]の3レベルの電位が出力される。
第2フライングキャパシタ回路12の出力端からは、第5スイッチング素子Q5の上側端子に印加される電位Vdc/2[V]と、第8スイッチング素子Q8の下側端子に印加される電位0[V]の間の範囲の電位が出力される。第2キャパシタC2はVdc/4[V]の電圧になるように初期充電され、Vdc/4[V]の電圧を中心として充放電が繰り返される。従って、第2フライングキャパシタ回路12からは、概ね、Vdc/2[V]、Vdc/4[V]、0[V]の3レベルの電位が出力される。
第3フライングキャパシタ回路13の出力端からは、第9スイッチング素子Q9の上側端子に印加される直流電源の電位Vdc[V]と、第12スイッチング素子Q12の下側端子に印加される電位Vdc/2[V]の間の範囲の電位が出力される。第3キャパシタC3はVdc/4[V]の電圧になるように初期充電され、Vdc/4[V]の電圧を中心として充放電が繰り返される。従って、第3フライングキャパシタ回路13からは、概ね、Vdc[V]、3Vdc/4[V]、Vdc/2[V]の3レベルの電位が出力される。
第4フライングキャパシタ回路14の出力端からは、第13スイッチング素子Q13の上側端子に印加される電位Vdc/2[V]と、第16スイッチング素子Q16の下側端子に印加される電位0[V]の間の範囲の電位が出力される。第4キャパシタC4はVdc/4[V]の電圧になるように初期充電され、Vdc/4[V]の電圧を中心として充放電が繰り返される。従って、第4フライングキャパシタ回路14からは、概ね、Vdc/2[V]、Vdc/4[V]、0[V]の3レベルの電位が出力される。
ハイサイド配線と中間配線の間に第5キャパシタC5が接続され、中間配線とローサイド配線の間に第6キャパシタC6が接続される。第5キャパシタC5及び第6キャパシタC6は、インバータ回路10内で発生するサージ電圧を抑制するためのスナバコンデンサとして機能する。
上記の第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24にはそれぞれ、第1ダイオードD1−第24ダイオードD24が逆並列に形成/接続される。以下、本実施の形態では第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24に、150V耐圧のNチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を使用する例を想定する。NチャネルMOSFETでは、寄生ダイオードが逆並列に形成される。
なお、第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24に、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を使用することもできる。その場合、第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24にはそれぞれ、ダイオード素子が逆並列に接続される。
第1出力回路15の出力端(具体的には、第18スイッチング素子Q18と第19スイッチング素子Q19間の接続点)と、第2出力回路16の出力端(具体的には、第22スイッチング素子Q22と第23スイッチング素子Q23間の接続点)から、マルチレベルの電圧(本実施の形態では5レベルの電圧)がフィルタ回路20に出力される。レベル数が多いほど、より正規の正弦波に近い擬似正弦波となる。なお、本実施の形態では第1出力回路15の出力端からU相の電力を出力し、第2出力回路16の出力端からW相の電力を出力する。
フィルタ回路20は、第1リアクトルL1、第2リアクトルL2及び第7キャパシタC7を含み、第1出力回路15及び第2出力回路16から出力される電圧及び電流の高調波成分を減衰させて、系統3の正弦波と同期した正弦波に近づける。
制御回路30は、第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24のオン/オフを制御して、直流電源2から供給される直流電力を交流電力に変換する。制御回路30は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
図2(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置1の状態1及び状態2の電流経路を示す図である。図3(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置1の状態3及び状態4の電流経路を示す図である。図4(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置1の状態5及び状態6の電流経路を示す図である。図5(a)、(b)は、実施の形態に係る電力変換装置1の状態7及び状態8の電流経路を示す図である。図6は、実施の形態に係る状態1−状態8に対応する、第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24のスイッチングパターンを示す図である。スイッチングパターン1−4は、U相が+でW相が−である極性の出力電圧を出力する時のスイッチングパターンであり、スイッチングパターン5−8は、U相が−でW相が+である極性の出力電圧を出力する時のスイッチングパターンである。
図2(a)に示すようにスイッチングパターン1は、+Vdc[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン1では、制御回路30は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第11スイッチング素子Q11、第12スイッチング素子Q12、第15スイッチング素子Q15、第16スイッチング素子Q16、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオン状態、並びに第3スイッチング素子Q3、第4スイッチング素子Q4、第7スイッチング素子Q7、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第10スイッチング素子Q10、第13スイッチング素子Q13、第14スイッチング素子Q14、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン1では、第1キャパシタC1−第4キャパシタC4は充放電されず、電荷が維持される。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位はVdc[V]になり、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位は0[V]になり、電力変換装置1の出力電圧は+Vdc[V]になる。
図2(b)に示すようにスイッチングパターン2は、+Vdc/2[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン2では、制御回路30は、第1スイッチング素子Q1、第3スイッチング素子Q3、第5スイッチング素子Q5、第7スイッチング素子Q7、第10スイッチング素子Q10、第12スイッチング素子Q12、第14スイッチング素子Q14、第16スイッチング素子Q16、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオン状態、並びに第2スイッチング素子Q2、第4スイッチング素子Q4、第6スイッチング素子Q6、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第11スイッチング素子Q11、第13スイッチング素子Q13、第15スイッチング素子Q15、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン2では、第1キャパシタC1及び第4キャパシタC4が充電され、第2キャパシタC2及び第3キャパシタC3は充放電されない。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位は3Vdc/4[V]になり、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位はVdc/4[V]になり、電力変換装置1の出力電圧は+Vdc/2[V]になる。
図3(a)に示すようにスイッチングパターン3は、+Vdc/2[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン3では、制御回路30は、第2スイッチング素子Q2、第4スイッチング素子Q4、第6スイッチング素子Q6、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第11スイッチング素子Q11、第13スイッチング素子Q13、第15スイッチング素子Q15、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオン状態、並びに第1スイッチング素子Q1、第3スイッチング素子Q3、第5スイッチング素子Q5、第7スイッチング素子Q7、第10スイッチング素子Q10、第12スイッチング素子Q12、第14スイッチング素子Q14、第16スイッチング素子Q16、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン3では、第1キャパシタC1及び第4キャパシタC4が放電され、第2キャパシタC2及び第3キャパシタC3は充放電されない。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位は3Vdc/4[V]を維持し、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位はVdc/4[V]を維持し、電力変換装置1の出力電圧は+Vdc/2[V]を維持する。
図3(b)に示すようにスイッチングパターン4は、+0[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン4では、制御回路30は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第11スイッチング素子Q11、第12スイッチング素子Q12、第15スイッチング素子Q15、第16スイッチング素子Q16、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオン状態、並びに第3スイッチング素子Q3、第4スイッチング素子Q4、第7スイッチング素子Q7、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第10スイッチング素子Q10、第13スイッチング素子Q13、第14スイッチング素子Q14、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン4では、第1キャパシタC1−第4キャパシタC4は充放電されず、電荷が維持される。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位はVdc/2[V]になり、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位もVdc/2[V]になり、電力変換装置1の出力電圧は+0[V]になる。
図4(a)に示すようにスイッチングパターン5は、−Vdc[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン5では、制御回路30は、第3スイッチング素子Q3、第4スイッチング素子Q4、第7スイッチング素子Q7、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第10スイッチング素子Q10、第13スイッチング素子Q13、第14スイッチング素子Q14、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオン状態、並びに第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第11スイッチング素子Q11、第12スイッチング素子Q12、第15スイッチング素子Q15、第16スイッチング素子Q16、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン5では、第1キャパシタC1−第4キャパシタC4は充放電されず、電荷が維持される。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位は0[V]になり、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位はVdc[V]になり、電力変換装置1の出力電圧は−Vdc[V]になる。
図4(b)に示すようにスイッチングパターン6は、−Vdc/2[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン6では、制御回路30は、第2スイッチング素子Q2、第4スイッチング素子Q4、第6スイッチング素子Q6、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第11スイッチング素子Q11、第13スイッチング素子Q13、第15スイッチング素子Q15、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオン状態、並びに第1スイッチング素子Q1、第3スイッチング素子Q3、第5スイッチング素子Q5、第7スイッチング素子Q7、第10スイッチング素子Q10、第12スイッチング素子Q12、第14スイッチング素子Q14、第16スイッチング素子Q16、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン6では、第2キャパシタC2及び第3キャパシタC3が充電され、第1キャパシタC1及び第4キャパシタC4は充放電されない。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位はVdc/4[V]になり、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位は3Vdc/4[V]になり、電力変換装置1の出力電圧は−Vdc/2[V]になる。
図5(a)に示すようにスイッチングパターン7は、−Vdc/2[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン7では、制御回路30は、第1スイッチング素子Q1、第3スイッチング素子Q3、第5スイッチング素子Q5、第7スイッチング素子Q7、第10スイッチング素子Q10、第12スイッチング素子Q12、第14スイッチング素子Q14、第16スイッチング素子Q16、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオン状態、並びに第2スイッチング素子Q2、第4スイッチング素子Q4、第6スイッチング素子Q6、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第11スイッチング素子Q11、第13スイッチング素子Q13、第15スイッチング素子Q15、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン7では、第2キャパシタC2及び第3キャパシタC3が放電され、第1キャパシタC1及び第4キャパシタC4は充放電されない。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位はVdc/4[V]を維持し、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位は3Vdc/4[V]を維持し、電力変換装置1の出力電圧は−Vdc/2[V]を維持する。
図5(b)に示すようにスイッチングパターン8は、−0[V]の電圧を出力するためのスイッチングパターンである。スイッチングパターン8では、制御回路30は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2、第5スイッチング素子Q5、第6スイッチング素子Q6、第11スイッチング素子Q11、第12スイッチング素子Q12、第15スイッチング素子Q15、第16スイッチング素子Q16、第19スイッチング素子Q19、第20スイッチング素子Q20、第21スイッチング素子Q21及び第22スイッチング素子Q22をオン状態、並びに第3スイッチング素子Q3、第4スイッチング素子Q4、第7スイッチング素子Q7、第8スイッチング素子Q8、第9スイッチング素子Q9、第10スイッチング素子Q10、第13スイッチング素子Q13、第14スイッチング素子Q14、第17スイッチング素子Q17、第18スイッチング素子Q18、第23スイッチング素子Q23及び第24スイッチング素子Q24をオフ状態に制御する。
スイッチングパターン8では、第1キャパシタC1−第4キャパシタC4は充放電されず、電荷が維持される。第1フライングキャパシタ回路11の出力端及び第1出力回路15の出力端の電位はVdc/2[V]になり、第2出力回路16の出力端及び第4フライングキャパシタ回路14の出力端の電位もVdc/2[V]になり、電力変換装置1の出力電圧は−0[V]になる。
以上のように、本実施の形態に係る電力変換装置1は、−Vdc、−Vdc/2、0、+Vdc/2、+Vdcの5レベルの電圧を出力することができ、5レベルの電圧により擬似正弦波が生成される。
第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24を駆動するために、第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24のゲートにそれぞれ駆動信号を供給する駆動回路がスイッチング素子ごとに設けられる。また各駆動回路に電源を供給するための電源回路が設けられる。電源回路は原則的に駆動回路ごとに設けられる。電源回路は絶縁用のトランスを含んでおり、24個の電源回路を設置する場合、回路面積及びコストが増大する。以下、電源回路の数を減少させることにより、回路面積及びコストを低減することができる構成例を説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の構成例1を説明するための図である。構成例1では、図1に示した基本構成例と比較し、第17スイッチング素子Q17の向きが入れ替えられている。即ち、第17スイッチング素子Q17のソースは、第1フライングキャパシタ回路11の出力端に接続され、第17スイッチング素子Q17のドレインは、第18スイッチング素子Q18のドレインに接続される。また図1に示した基本構成例と比較し、第19スイッチング素子Q19の向きが入れ替えられている。即ち、第19スイッチング素子Q19のソースは、第18スイッチング素子Q18のソースに接続され、第19スイッチング素子Q19のドレインは、第20スイッチング素子Q20のドレインに接続される。また図1に示した基本構成例と比較し、第21スイッチング素子Q21の向きが入れ替えられている。即ち、第21スイッチング素子Q21のソースは、第3フライングキャパシタ回路13の出力端に接続され、第21スイッチング素子Q21のドレインは、第22スイッチング素子Q22のドレインに接続される。また図1に示した基本構成例と比較し、第23スイッチング素子Q23の向きが入れ替えられている。即ち、第23スイッチング素子Q23のソースは、第22スイッチング素子Q22のソースに接続され、第23スイッチング素子Q23のドレインは、第24スイッチング素子Q24のドレインに接続される。
図8は、図7に示した第1スイッチング素子Q1−第4スイッチング素子Q4、第17スイッチング素子Q17−第20スイッチング素子Q20の駆動回路と電源回路の構成例を示す図である。第1駆動回路41は、制御回路30から供給される第1スイッチング素子Q1の制御信号(例えば、PWM信号)をもとに第1スイッチング素子Q1の駆動信号を生成する。第1駆動回路41は例えば、インバータアンプで構成することができる。第1DC/DCコンバータ51は、第1駆動回路41に電源を供給する電源回路である。第1DC/DCコンバータ51のローサイド電位、第1駆動回路41のローサイド基準電位(GND)、及び第1スイッチング素子Q1のソース電位は共通接続される。第1DC/DCコンバータ51のハイサイド電位は、第1駆動回路41のハイサイド基準電位(VDD)に供給される。
第1DC/DCコンバータ51は、直流電源2から供給される電圧を降圧する絶縁型DC/DCコンバータであり、トランスの巻線比及び/又はスイッチング素子のデューティ比により降圧率を制御することができる。なお第1DC/DCコンバータ51に入力される直流電力の供給源は、直流電源2に限るものではなく、系統3から供給される商用電源を直流電源に変換したものであってもよいし、他の直流電源であってもよい。また第1DC/DCコンバータ51と、直流電源2の間に上位のDC/DCコンバータが介在していてもよい。
以上に説明した第1駆動回路41及び第1DC/DCコンバータ51と同じ構成の駆動回路とDC/DCコンバータが、原則的にスイッチング素子ごとに設けられる。なお、DC/DCコンバータのハイサイド電位とローサイド電位は、駆動対象のスイッチング素子の位置に応じて異なる。
上述のようにDC/DCコンバータのローサイド電位、駆動回路のローサイド基準電位、及びスイッチング素子のソース電位は共通接続される。従って、ソース同士が接続された2つのスイッチング素子間で、DC/DCコンバータを共有することができる。図8に示す例では、第2スイッチング素子Q2の第2駆動回路42の電源回路と、第17スイッチング素子Q17の第17駆動回路417の電源回路を、1つのDC/DCコンバータ52で共有することができる。また、第18スイッチング素子Q18の第18駆動回路418の電源回路と、第19スイッチング素子Q19の第19駆動回路419の電源回路を、1つのDC/DCコンバータ518で共有することができる。
また同様にW相についても、第10スイッチング素子Q10の第10駆動回路の電源回路と、第21スイッチング素子Q21の第21駆動回路の電源回路を、1つのDC/DCコンバータで共有することができる。また、第22スイッチング素子Q22の第22駆動回路の電源回路と、第23スイッチング素子Q23の第23駆動回路の電源回路を、1つのDC/DCコンバータで共有することができる。
なお、第4スイッチング素子Q4と第12スイッチング素子Q12間、第8スイッチング素子Q8と第16スイッチング素子Q16間、第6スイッチング素子Q6と第20スイッチング素子Q20間、及び第14スイッチング素子Q14と第24スイッチング素子Q24間でも、それぞれ電源回路を共有することができる。ただし、これらの共有箇所は、図1に示した基本構成例でも共有可能なものであり、図7に示した構成例1を採用することによる、電源回路の正味の削減数は4になる。
図9は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の構成例2を説明するための図である。構成例2では、図1に示した基本構成例と比較し、第18スイッチング素子Q18の向きが入れ替えられている。即ち、第18スイッチング素子Q18のソースは、第17スイッチング素子Q17のソースに接続され、第18スイッチング素子Q18のドレインは、第19スイッチング素子Q19のドレインに接続される。また図1に示した基本構成例と比較し、第20スイッチング素子Q20の向きが入れ替えられている。即ち、第20スイッチング素子Q20のソースは、第19スイッチング素子Q19のソースに接続され、第20スイッチング素子Q20のドレインは、第2フライングキャパシタ回路12の出力端に接続される。また図1に示した基本構成例と比較し、第22スイッチング素子Q22の向きが入れ替えられている。即ち、第22スイッチング素子Q22のソースは、第21スイッチング素子Q21のソースに接続され、第22スイッチング素子Q22のドレインは、第23スイッチング素子Q23のドレインに接続される。また図1に示した基本構成例と比較し、第24スイッチング素子Q24の向きが入れ替えられている。即ち、第24スイッチング素子Q24のソースは、第23スイッチング素子Q23のソースに接続され、第24スイッチング素子Q24のドレインは、第4フライングキャパシタ回路14の出力端に接続される。
図10は、図9に示した第17スイッチング素子Q17−第20スイッチング素子Q20の駆動回路と電源回路の構成例を示す図である。図10に示す例では、第17スイッチング素子Q17の第17駆動回路417の電源回路と、第18スイッチング素子Q18の第18駆動回路418の電源回路を、1つのDC/DCコンバータ517で共有することができる。また、第19スイッチング素子Q19の第19駆動回路419の電源回路と、第20スイッチング素子Q20の第20駆動回路420の電源回路を、1つのDC/DCコンバータ519で共有することができる。
また同様にW相についても、第21スイッチング素子Q21の第21駆動回路の電源回路と、第22スイッチング素子Q22の第22駆動回路の電源回路を、1つのDC/DCコンバータで共有することができる。また、第23スイッチング素子Q23の第23駆動回路の電源回路と、第24スイッチング素子Q24の第24駆動回路の電源回路を、1つのDC/DCコンバータで共有することができる。
なお、図1に示した基本構成例と比較し、第6スイッチング素子Q6と第20スイッチング素子Q20間、及び第14スイッチング素子Q14と第24スイッチング素子Q24間での電源回路ができなくなるため、図9に示した構成例2を採用することによる、電源回路の正味の削減数は2になる。
図11は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の構成例3を説明するための図である。構成例3は第1出力回路15及び第2出力回路16において、構成例1の上側の構成と、構成例2の下側の構成を組み合わせたものである。このように第1出力回路15又は第2出力回路16において、2つのスイッチング素子のソース同士が向かい合う構成と、2つのスイッチング素子のドレイン同士が向かい合う構成を、任意に組み合わせて使用することができる。
図12は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の構成例4を説明するための図である。構成例4は、図7に示した構成例1に第25ダイオードD25−第28ダイオードD28が追加された構成である。第25ダイオードD25は、直列に接続された第17スイッチング素子Q17と第18スイッチング素子Q18の両端間に下側(低電位側)をアノードにして並列に接続される。第26ダイオードD26は、直列に接続された第19スイッチング素子Q19と第20スイッチング素子Q20の両端間に下側(低電位側)をアノードにして並列に接続される。第27ダイオードD27は、直列に接続された第21スイッチング素子Q21と第22スイッチング素子Q22の両端間に下側(低電位側)をアノードにして並列に接続される。第28ダイオードD28は、直列に接続された第23スイッチング素子Q23と第24スイッチング素子Q24の両端間に下側(低電位側)をアノードにして並列に接続される。
上述のように2つのスイッチング素子のソース同士/ドレイン同士を向かい合わせて接続すると、2つのスイッチング素子のボディダイオードの向きが逆になり、2つのボディダイオードの両端が導通しなくなる。これに対して、第25ダイオードD25−第28ダイオードD28を追加することにより還流経路を追加することができる。なお、第17スイッチング素子Q17−第24スイッチング素子Q24のスイッチングパターンにおいて、ダイオードを使用した還流モードが使用されない場合は、第25ダイオードD25−第28ダイオードD28の追加を省略してもよい。
図13は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の構成例5を説明するための図である。構成例5は、図9に示した構成例2に第25ダイオードD25−第28ダイオードD28が追加された構成である。図14は、本発明の実施の形態に係る電力変換装置1の構成例6を説明するための図である。構成例6は、図11に示した構成例3に第25ダイオードD25−第28ダイオードD28が追加された構成である。
以上説明したように本実施の形態によれば、第1出力回路15及び第2出力回路16において、2つのスイッチング素子のソース同士/ドレイン同士を向かい合わせて接続することにより、スイッチング素子を駆動する電源回路の数を削減することができる。従って、回路規模及びコストを削減することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、第1スイッチング素子Q1−第24スイッチング素子Q24にMOSFETを使用する例を想定したが、バイポーラトランジスタを使用してもよい。その場合、「ソース」を「エミッタ」に、「ゲート」を「ベース」に、「ドレイン」を「コレクタ」にそれぞれ読み替えればよい。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q1−Q4)と、当該複数のスイッチング素子(Q1−Q4)により充放電される第1キャパシタ(C1)を有する第1フライングキャパシタ回路(11)と、
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q5−Q8)と、当該複数のスイッチング素子(Q5−Q8)により充放電される第2キャパシタ(C2)を有する第2フライングキャパシタ回路(12)と、
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q9−Q12)と、当該複数のスイッチング素子(Q9−Q12)により充放電される第3キャパシタ(C3)を有する第3フライングキャパシタ回路(13)と、
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q13−Q16)と、当該複数のスイッチング素子(Q13−Q16)により充放電される第4キャパシタ(C4)を有する第4フライングキャパシタ回路(14)と、
直列に接続される4つのスイッチング素子(Q17−Q20)を有し、当該4つのスイッチング素子(Q17−Q20)の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子(Q17−Q20)の中点を出力とする第1出力回路(15)と、
直列に接続される4つのスイッチング素子(Q21−Q24)を有し、当該4つのスイッチング素子(Q21−Q24)の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子(Q21−Q24)の中点を出力とする第2出力回路(16)と、を備え、
前記第1フライングキャパシタ回路(11)及び前記第2フライングキャパシタ回路(12)は直流電源(2)の両端間に直列に接続され、前記第3フライングキャパシタ回路(13)及び前記第4フライングキャパシタ回路(14)は前記直流電源(2)の両端間に直列に接続され、前記第1フライングキャパシタ回路(11)と前記第2フライングキャパシタ回路(12)との接続点と前記第3フライングキャパシタ回路(13)と前記第4フライングキャパシタ回路(14)との接続点との間が接続され、
前記第1出力回路(15)の上側の入力が、前記第1フライングキャパシタ回路(11)の出力端に接続され、前記第1出力回路(15)の下側の入力が、前記第2フライングキャパシタ回路(12)の出力端に接続され、前記第2出力回路(16)の上側の入力が、前記第3フライングキャパシタ回路(13)の出力端に接続され、前記第2出力回路(16)の下側の入力が、前記第4フライングキャパシタ回路(14)の出力端に接続され、
前記第1出力回路(15)の上側の2つのスイッチング素子(Q17−Q18)、前記第1出力回路(15)の下側の2つのスイッチング素子(Q19−Q20)、前記第2出力回路(16)の上側の2つのスイッチング素子(Q21−Q22)、及び前記第2出力回路(16)の下側の2つのスイッチング素子(Q23−Q24)の少なくとも1組は、ドレイン同士またはソース同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
これによれば、スイッチング素子(Q1−Q24)を駆動する駆動回路の電源回路の数を減らすことができる。
[項目2]
前記第1出力回路(15)の上側の2つのスイッチング素子(Q17−Q18)、前記第1出力回路(15)の下側の2つのスイッチング素子(Q19−Q20)、前記第2出力回路(16)の上側の2つのスイッチング素子(Q21−Q22)、及び前記第2出力回路(16)の下側の2つのスイッチング素子(Q23−Q24)のそれぞれは、ドレイン同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする項目1に記載の電力変換装置(1)。
これによれば、スイッチング素子(Q1−Q24)を駆動する駆動回路の電源回路の数を減らすことができる。
[項目3]
前記第1出力回路(15)の上側の2つのスイッチング素子(Q17−Q18)、前記第1出力回路(15)の下側の2つのスイッチング素子(Q19−Q20)、前記第2出力回路(16)の上側の2つのスイッチング素子(Q21−Q22)、及び前記第2出力回路(16)の下側の2つのスイッチング素子(Q23−Q24)のそれぞれは、ソース同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする項目1に記載の電力変換装置(1)。
これによれば、スイッチング素子(Q1−Q24)を駆動する駆動回路の電源回路の数を減らすことができる。
[項目4]
前記第1出力回路(15)の上側の2つのスイッチング素子(Q17−Q18)、前記第1出力回路(15)の下側の2つのスイッチング素子(Q19−Q20)、前記第2出力回路(16)の上側の2つのスイッチング素子(Q21−Q22)、及び前記第2出力回路(16)の下側の2つのスイッチング素子(Q23−Q24)のそれぞれの両端間に、ダイオード(D25−D28)が下側をアノードにして並列に接続されることを特徴とする項目2または3に記載の電力変換装置(1)。
これによれば、還流経路を追加することができる。
[項目5]
前記第1フライングキャパシタ回路(11)、前記第2フライングキャパシタ回路(12)、前記第3フライングキャパシタ回路(13)、前記第4フライングキャパシタ回路(14)、前記第1出力回路(15)、及び前記第2出力回路(16)にそれぞれ含まれる複数のスイッチング素子(Q1−Q24)をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
前記複数の駆動回路に電源を供給する複数の電源回路と、をさらに備え、
前記第1フライングキャパシタ回路(11)、前記第2フライングキャパシタ回路(12)、前記第3フライングキャパシタ回路(13)、及び前記第4フライングキャパシタ回路(14)にそれぞれ含まれる複数のスイッチング素子(Q1−Q16)は、上側をドレイン、下側をソースとして同じ向きに接続され、
前記第1出力回路(15)の上側の入力を受けるスイッチング素子(Q17)の駆動回路に電源を供給する電源回路と、前記第1キャパシタ(C1)と並列に接続される2つのスイッチング素子の上側のスイッチング素子(Q2)の駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
前記第1出力回路(15)の出力端に接続された2つのスイッチング素子(Q18−Q19)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
前記第2出力回路(16)の上側の入力を受けるスイッチング素子(Q21)の駆動回路に電源を供給する電源回路と、前記第3キャパシタ(C3)と並列に接続される2つのスイッチング素子の上側のスイッチング素子(Q10)の駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
前記第2出力回路(16)の出力端に接続された2つのスイッチング素子(Q22−Q23)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
の少なくとも1つが採用されていることを特徴とする項目2に記載の電力変換装置(1)。
これによれば、スイッチング素子(Q1−Q24)を駆動する駆動回路の電源回路の数を減らすことができる。
[項目6]
前記第1フライングキャパシタ回路(11)、前記第2フライングキャパシタ回路(12)、前記第3フライングキャパシタ回路(13)、前記第4フライングキャパシタ回路(14)、前記第1出力回路(15)、及び前記第2出力回路(16)にそれぞれ含まれる複数のスイッチング素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
前記複数の駆動回路に電源を供給する複数の電源回路と、をさらに備え、
前記第1出力回路(15)の上側の2つのスイッチング素子(Q17−Q18)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
前記第1出力回路(15)の下側の2つのスイッチング素子(Q19−Q20)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
前記第2出力回路(16)の上側の2つのスイッチング素子(Q21−Q22)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
前記第2出力回路(16)の下側の2つのスイッチング素子(Q23−Q24)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
の少なくとも1つが採用されていることを特徴とする項目3に記載の電力変換装置(1)。
これによれば、スイッチング素子(Q1−Q24)を駆動する駆動回路の電源回路の数を減らすことができる。
[項目7]
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q1−Q4)と、当該複数のスイッチング素子(Q1−Q4)により充放電される第1キャパシタ(C1)を有する第1フライングキャパシタ回路(11)と、
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q5−Q8)と、当該複数のスイッチング素子(Q5−Q8)により充放電される第2キャパシタ(C2)を有する第2フライングキャパシタ回路(12)と、
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q9−Q12)と、当該複数のスイッチング素子(Q9−Q12)により充放電される第3キャパシタ(C3)を有する第3フライングキャパシタ回路(13)と、
直列に接続される複数のスイッチング素子(Q13−Q16)と、当該複数のスイッチング素子(Q13−Q16)により充放電される第4キャパシタ(C4)を有する第4フライングキャパシタ回路(14)と、
直列に接続される4つのスイッチング素子(Q17−Q20)を有し、当該4つのスイッチング素子(Q17−Q20)の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子(Q17−Q20)の中点を出力とする第1出力回路(15)と、
直列に接続される4つのスイッチング素子(Q21−Q24)を有し、当該4つのスイッチング素子(Q21−Q24)の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子(Q21−Q24)の中点を出力とする第2出力回路(16)と、を備え、
前記第1フライングキャパシタ回路(11)及び前記第2フライングキャパシタ回路(12)は直流電源(2)の両端間に直列に接続され、前記第3フライングキャパシタ回路(13)及び前記第4フライングキャパシタ回路(14)は前記直流電源(2)の両端間に直列に接続され、前記第1フライングキャパシタ回路(11)と前記第2フライングキャパシタ回路(12)との接続点と前記第3フライングキャパシタ回路(13)と前記第4フライングキャパシタ回路(14)との接続点との間が接続され、
前記第1出力回路(15)の上側の入力が、前記第1フライングキャパシタ回路(11)の出力端に接続され、前記第1出力回路(15)の下側の入力が、前記第2フライングキャパシタ回路(12)の出力端に接続され、前記第2出力回路(16)の上側の入力が、前記第3フライングキャパシタ回路(13)の出力端に接続され、前記第2出力回路(16)の下側の入力が、前記第4フライングキャパシタ回路(14)の出力端に接続され、
前記第1出力回路(15)の上側の2つのスイッチング素子(Q17−Q18)、前記第1出力回路(15)の下側の2つのスイッチング素子(Q19−Q20)、前記第2出力回路(16)の上側の2つのスイッチング素子(Q21−Q22)、及び前記第2出力回路(16)の下側の2つのスイッチング素子(Q23−Q24)の少なくとも1組は、コレクタ同士またはエミッタ同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
これによれば、スイッチング素子(Q1−Q24)を駆動する駆動回路の電源回路の数を減らすことができる。
1 電力変換装置、 2 直流電源、 3 系統、 10 インバータ回路、 11 第1フライングキャパシタ回路、 12 第2フライングキャパシタ回路、 13 第3フライングキャパシタ回路、 14 第4フライングキャパシタ回路、 15 第1出力回路、 16 第2出力回路、 20 フィルタ回路、 30 制御回路、 Q1−Q24 スイッチング素子、 D1−D28 ダイオード、 C1−C7 キャパシタ、 L1−L2 リアクトル。

Claims (7)

  1. 直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第1キャパシタを有する第1フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第2キャパシタを有する第2フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第3キャパシタを有する第3フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第4キャパシタを有する第4フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される4つのスイッチング素子を有し、当該4つのスイッチング素子の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子の中点を出力とする第1出力回路と、
    直列に接続される4つのスイッチング素子を有し、当該4つのスイッチング素子の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子の中点を出力とする第2出力回路と、を備え、
    前記第1フライングキャパシタ回路及び前記第2フライングキャパシタ回路は直流電源の両端間に直列に接続され、前記第3フライングキャパシタ回路及び前記第4フライングキャパシタ回路は前記直流電源の両端間に直列に接続され、前記第1フライングキャパシタ回路と前記第2フライングキャパシタ回路との接続点と前記第3フライングキャパシタ回路と前記第4フライングキャパシタ回路との接続点との間が接続され、
    前記第1出力回路の上側の入力が、前記第1フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第1出力回路の下側の入力が、前記第2フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第2出力回路の上側の入力が、前記第3フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第2出力回路の下側の入力が、前記第4フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、
    前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子、前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子、前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子、及び前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子の少なくとも1組は、ドレイン同士またはソース同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子、前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子、前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子、及び前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子のそれぞれは、ドレイン同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子、前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子、前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子、及び前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子のそれぞれは、ソース同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子、前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子、前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子、及び前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子のそれぞれの両端間に、ダイオードが下側をアノードにして並列に接続されることを特徴とする請求項2または3に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1フライングキャパシタ回路、前記第2フライングキャパシタ回路、前記第3フライングキャパシタ回路、前記第4フライングキャパシタ回路、前記第1出力回路、及び前記第2出力回路にそれぞれ含まれる複数のスイッチング素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
    前記複数の駆動回路に電源を供給する複数の電源回路と、をさらに備え、
    前記第1フライングキャパシタ回路、前記第2フライングキャパシタ回路、前記第3フライングキャパシタ回路、及び前記第4フライングキャパシタ回路にそれぞれ含まれる複数のスイッチング素子は、上側をドレイン、下側をソースとして同じ向きに接続され、
    前記第1出力回路の上側の入力を受けるスイッチング素子の駆動回路に電源を供給する電源回路と、前記第1キャパシタと並列に接続される2つのスイッチング素子の上側のスイッチング素子の駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    前記第1出力回路の出力端に接続された2つのスイッチング素子の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    前記第2出力回路の上側の入力を受けるスイッチング素子の駆動回路に電源を供給する電源回路と、前記第3キャパシタと並列に接続される2つのスイッチング素子の上側のスイッチング素子の駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    前記第2出力回路の出力端に接続された2つのスイッチング素子)の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    の少なくとも1つが採用されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1フライングキャパシタ回路、前記第2フライングキャパシタ回路、前記第3フライングキャパシタ回路、前記第4フライングキャパシタ回路、前記第1出力回路、及び前記第2出力回路にそれぞれ含まれる複数のスイッチング素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
    前記複数の駆動回路に電源を供給する複数の電源回路と、をさらに備え、
    前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子の2つの駆動回路に電源を供給する電源回路が共有される構成、
    の少なくとも1つが採用されていることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  7. 直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第1キャパシタを有する第1フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第2キャパシタを有する第2フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第3キャパシタを有する第3フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される複数のスイッチング素子と、当該複数のスイッチング素子により充放電される第4キャパシタを有する第4フライングキャパシタ回路と、
    直列に接続される4つのスイッチング素子を有し、当該4つのスイッチング素子の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子の中点を出力とする第1出力回路と、
    直列に接続される4つのスイッチング素子を有し、当該4つのスイッチング素子の両端を入力とし、当該4つのスイッチング素子の中点を出力とする第2出力回路と、を備え、
    前記第1フライングキャパシタ回路及び前記第2フライングキャパシタ回路は直流電源の両端間に直列に接続され、前記第3フライングキャパシタ回路及び前記第4フライングキャパシタ回路は前記直流電源の両端間に直列に接続され、前記第1フライングキャパシタ回路と前記第2フライングキャパシタ回路との接続点と前記第3フライングキャパシタ回路と前記第4フライングキャパシタ回路との接続点との間が接続され、
    前記第1出力回路の上側の入力が、前記第1フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第1出力回路の下側の入力が、前記第2フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第2出力回路の上側の入力が、前記第3フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、前記第2出力回路の下側の入力が、前記第4フライングキャパシタ回路の出力端に接続され、
    前記第1出力回路の上側の2つのスイッチング素子、前記第1出力回路の下側の2つのスイッチング素子、前記第2出力回路の上側の2つのスイッチング素子、及び前記第2出力回路の下側の2つのスイッチング素子の少なくとも1組は、コレクタ同士またはエミッタ同士が接続される向きに接続されていることを特徴とする電力変換装置。
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