JP2019167228A - 小型物品の搬送ベルトおよび該搬送ベルトを用いる搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明に係る搬送装置を適用可能な小型物品の処理システムの一例を説明するための模式図である。なお、搬送対象となる小型物品としては、図14(a)〜(f)に示したような錠剤や、粒状の菓子などの食品などが挙げられるが、以下では小型物品として錠剤を例示する。また、以下で説明する構成は、特に図14(b)、(c)、(e)または(f)に示したような被支持部分に曲面部分を有する錠剤(以下、有曲面錠剤ということもある)を安定して搬送するのに好適であるが、図14(a)または(d)に示したような被支持部分が平坦面である錠剤の搬送も可能なものである。
(2.1)基本構成
図2は本発明の第1実施形態に係る搬送装置100の具体的な外観構成を示す斜視図である。
図4(a)に示した構成において、凹部111a,111b同士が第2方向に対向して形成されていると、凹部の形成によって断続する直線状の稜線部分が対向する。また、図4(b)に示した構成においては、一方のベルト要素(103a)に形成した凹部(111a)によって断続する直線状の稜線部分が他方のベルト要素(103b)の稜線に対向することになる。これらのように稜線部分同士、または稜線部分と稜線とが対向している場合、錠剤の寸法、間隔107の寸法、凹部または稜線部分の寸法などによっては、それらの対向部分の位置で錠剤が支持され、2点支持の状態が生じ得る。
(3.1)概略
第1の実施形態は、間隔を挟んで平行に配設された2本のベルト要素を備え、その2本のベルト要素の少なくとも一方の、間隔に面した稜線部分に凹部を配列した構成について説明した。これに対し、次に述べる第2実施形態は、単一のベルト要素を含む搬送ベルトに対して、錠剤を安定して支持しつつ搬送する構造を適用したものである。
穴の形状、寸法および接触点の数などは、適用される錠剤の形状や寸法に応じて適宜定め得るものであるが、まず第1例として、錠剤が平面視で円形状の有曲面錠剤(図14(b)または(c))であり、接触点を3点とした場合の構成例を説明する。かかる錠剤は、搬送面でこれを切断したと仮定したときの仮想切断面は円形を呈する。換言すれば、搬送面において穴の周縁部と接触する錠剤の3点以上の接触点を頂点とする多角形を考察したとき、その外接円が円形の仮想切断面となる。これらの条件を満たせば、穴の形状は特に限定されないが、以下では接触点の数を3点とし、つまり錠剤は3点支持されるものとし、穴の形状は三角形である場合を例示する。
上述したように、穴の形状、寸法および接触点の数などは、適用される錠剤の形状や寸法に応じて適宜定め得る。例えば、上例では3点支持を行う構成を説明したが、4点以上の接触点によって錠剤を支持するものでもよい。また、穴の形状としても正三角形に限定されるものではなく、その他の三角形や、4辺以上の辺を有する多角形であってもよい。この場合において、穴は多角形を基本形状とするものであればよい。すなわち、穴は直線状の辺のみによって構成される多角形だけでなく、少なくとも一部が曲線で構成されるものであってもよい(例えば角を丸めた形状であり、これは応力を緩和する上で有利である)。さらに、曲線部分のみで画定された穴であってもよい。
以上説明した各実施形態の諸例に示した構造では、錠剤Tの曲面部分は搬送ベルトに3点以上の接触点で支持されるため、揺動が生じにくく、安定した姿勢で搬送されるものとなる。この結果、例えば検査装置に配設されたラインセンサカメラで外観形状の画像を取得した場合、たとえ錠剤が若干傾いていても、その画像の変形は静的なものとなる。このため、変形状態を容易に推定して画像の幾何補正を行うことが可能となり、画像の検査精度の低下を抑制することができる。また、印刷装置にて印刷を行った場合にも、印刷品質の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態および随所に述べた変形例に限られない。例えば、本発明が適用される搬送装置として、図2または図12では小型物品(錠剤)の水平搬送を行うものを例示したが、傾斜搬送を行うものでもよい。さらに、本発明は、被支持面となっていた底面側の検査等を行うために、上面側を吸着搬送する搬送装置であってもよい。この場合において、搬送装置は、上面側に吸引力を作用しつつ回転する回転ドラムを用いるものでもよい。
103、203、403 搬送ベルト
103a、103b ベルト要素
108 連結部
111a、111b、113a、113b、115a、115b 凹部
211、411 穴
P 接触点
S 仮想切断面
T、Tc、To、Tcp 錠剤
Claims (17)
- 曲面部分を有し、該曲面部分を被支持部分とする姿勢とされた小型物品を第1方向に搬送可能な搬送ベルトであって、
前記第1方向と直交する第2方向における前記小型物品の寸法より小さい間隔を挟んで平行に配設された2本のベルト要素を備え、
該2本のベルト要素の少なくとも一方の、前記間隔に面した稜線には、前記第1方向における前記小型物品の寸法より小さい寸法の凹部が配列されていることを特徴とする搬送ベルト。 - 前記凹部は、前記ベルト要素の前記第2方向の長さ全体にわたって形成された溝、および/または、前記ベルト要素の前記間隔に面した側面の、前記第1方向および前記第2方向と直交する方向の長さ全体わたって形成された切り欠きの形状を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送ベルト。
- 前記凹部は、少なくとも一方の前記ベルト要素の三角歯状または正弦波状の稜線によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送ベルト。
- 前記凹部は前記2本のベルト要素のそれぞれに、前記第2方向において互いに対向しないように設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の搬送ベルト。
- 前記2本のベルト要素は、前記小型物品の搬送面の裏面側において前記2本のベルト要素を連結する連結部によって一体に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の搬送ベルト。
- 前記2本のベルト要素は、タイミングベルトの形態を有して別体に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の搬送ベルト。
- 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の搬送ベルトと、
前記間隔を介して吸引力を作用することで、前記小型物品を前記2本のベルト要素に吸着させる吸引手段と、
を備えたことを特徴とする搬送装置。 - 曲面部分を有し、該曲面部分を被支持部分とする姿勢とされた小型物品を第1方向に搬送可能な搬送ベルトであって、
前記小型物品を周縁部において支持可能な穴であって、前記小型物品の搬送面で前記小型物品を切断したと仮定したときの仮想切断面と3以上の接触点で接触し、前記接触点の接線となる直線部分、および/または、前記接線を共通接線とする曲線部分を含む形状を有する穴を配列してなることを特徴とする搬送ベルト。 - 前記穴は平面視にて三角形を基本形状とし、前記接触点は前記三角形の各辺に1つずつ位置することを特徴とする請求項8に記載の搬送ベルト。
- 前記穴は、平面視にて、前記第1方向に延在する底辺と、前記第1方向に交差する方向に延在する2つの等辺とからなる二等辺三角形を基本形状とすることを特徴とする請求項9に記載の搬送ベルト。
- 隣接する前記穴同士は、2回回転対称の関係となるように向きを180度異ならせて配列されていることを特徴とする請求項10に記載の搬送ベルト。
- 前記第1方向に直交する第2方向における前記小型物品の中心位置が前記第1方向に整列するように、前記穴は、前記第2方向にずらして配列されていることを特徴とする請求項11記載の搬送ベルト。
- 前記穴は平面視にて四角形を基本形状とし、前記接触点は前記四角形の各辺に1つずつ位置することを特徴とする請求項8に記載の搬送ベルト。
- 前記穴は、角を丸めた形状を有することを特徴とする請求項9ないし13のいずれか一項に記載の搬送ベルト。
- 前記穴は、前記第1方向と、これに直交する第2方向とがなす平面上に2次元配列されていることを特徴とする請求項8ないし14のいずれか一項に記載の搬送ベルト。
- 前記穴は貫通孔であることを特徴とする請求項8ないし15のいずれか一項に記載の搬送ベルト。
- 請求項16に記載の搬送ベルトと、
前記穴を介して吸引力を作用することで、前記小型物品を搬送面に吸着させる吸引手段と、
を備えたことを特徴とする搬送装置。
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