JP2019167176A - ロール媒体供給軸 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール媒体供給軸において、使用者がロール媒体を水平面と接触させることなく交換することができる技術を提供する。【解決手段】本発明の一形態によれば、長尺状の記録媒体を巻いて構成されるロール媒体の貫通孔に挿入されるロール媒体供給軸が提供される。このロール媒体供給軸は:前記貫通孔に挿入され、前記ロール媒体とともに回転軸を中心に回転される保持部材と;前記ロール媒体供給軸の一端に備えられ、水平面に置かれた場合に前記保持部材を鉛直方向に沿って支持する支持部と;前記保持部材の内部に備えられ、前記回転軸に沿って前記保持部材の内部を移動可能な軸と、を備える。前記軸は:前記軸の一端が前記支持部から突出しない第一状態と;前記軸の一端が前記支持部から突出する第二状態と;をとり得る。前記軸の前記一端を鉛直方向の下向きにして前記支持部が水平面に置かれた場合に前記軸が前記第一状態となる。【選択図】図6
Description
本発明は、ロール媒体供給軸に関する。
ロール状に巻かれた記録媒体により構成されるロール媒体に挿入される供給軸が知られている(例えば、特許文献1)。
このような供給軸は、軸方向の両側の端部に、供給軸を印刷装置に固定するために軸方向に沿って突出した突出部を備えている。この突出部の幅は狭いため、印刷装置において、ロール媒体を交換する場合、使用者は、供給軸の端部を作業台上に置いて、供給軸を垂直に自立させることはできない。従って、使用者は、一方の手でロール媒体を持ち、他方の手で供給軸をロール媒体に挿入してロール媒体を交換する必要がある。しかし、ロール媒体の重量が大きく使用者が片手でロール媒体を持てない場合、使用者は、例えば、ロール媒体を作業台上に置いて供給軸を挿入することによって交換しなければならない。そのため、ロール媒体は作業台との接触によって汚れや傷が付けられる場合がある。従って、このような供給軸は、ロール媒体を交換する使用者にとって不便であった。このような課題は印刷装置の供給軸に限らず、種々の装置に用いられるロール媒体の供給軸において共通する。
本発明の一形態によれば、長尺状の記録媒体を巻いて構成されるロール媒体の貫通孔に挿入されるロール媒体供給軸が提供される。このロール媒体供給軸は:前記貫通孔に挿入され、前記ロール媒体とともに回転軸を中心に回転される保持部材と;前記ロール媒体供給軸の一端に備えられ、水平面に置かれた場合に前記保持部材を鉛直方向に沿って支持する支持部と;前記保持部材の内部に備えられ、前記回転軸に沿って前記保持部材の内部を移動可能な軸と、を備える。前記軸は:前記軸の一端が前記支持部から突出しない第一状態と;前記軸の一端が前記支持部から突出する第二状態と;をとり得る。前記軸の前記一端を鉛直方向の下向きにして前記支持部が水平面に置かれた場合に前記軸が前記第一状態となる。
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態の印刷装置11の外観を表す斜視図である。図1には、互いに直交するX,Y,Z方向を示す矢印が示されている。X方向およびY方向は、水平面に平行な方向であり、Z方向は、重力方向(鉛直方向)とは反対の方向である。X,Y,Z方向を示す矢印は、他の図においても、図1と対応するように、必要に応じて図示される。
図1は、本実施形態の印刷装置11の外観を表す斜視図である。図1には、互いに直交するX,Y,Z方向を示す矢印が示されている。X方向およびY方向は、水平面に平行な方向であり、Z方向は、重力方向(鉛直方向)とは反対の方向である。X,Y,Z方向を示す矢印は、他の図においても、図1と対応するように、必要に応じて図示される。
本実施形態の印刷装置11は、略矩形の箱形の筐体部12を備える。筐体部12は、第一収容部13と、第一収容部13の鉛直方向の上側(Z方向側)に配置された第二収容部14と、第一収容部13の後側(Y方向と逆側)に配置された第三収容部15とを備えている。
第一収容部13は、内部に記録媒体を収容するための保持フレーム16を備える。また、第一収容部13の前面側には、保持フレーム16の前端面16aと、前端面16aの上側に着脱可能に取り付けられた前面カバー17と、保持フレーム16のX方向の両側の開閉カバー18とが備えられている。
開閉カバー18は、下端側(Z方向と逆側)に設けられた図示しない回動軸を中心に上端側が開く、インクカートリッジ19のカバーである。開閉カバー18は、図1に示された閉位置と、その上端部が前方へ開いて内部を露出させる開位置とに開閉可能に取付けられている。開閉カバー18が開位置に配置されると、液体(例えば、インク)を収容するインクカートリッジ19が着脱可能に装着されるカートリッジホルダー(図示しない)が露出する。
第二収容部14のY方向側(前面側)には、記録された記録媒体の排出口20が備えられる。記録媒体は、第一収容部13から第二収容部14を経由し、排出口20から排出される。
図2は、前面カバー17を外した状態の印刷装置11の外観を模式的に表す斜視図である。保持フレーム16には、側壁部22が設けられている。側壁部22は、長尺状の記録媒体Shを巻いて構成されるロール媒体Roを回転可能に支持する。側壁部22には複数の異なるサイズのロール媒体Roが交換可能に装填される。第一収容部13の保持フレーム16は、記録媒体Shのロール媒体Roが交換可能である交換位置と、記録媒体Shをロール媒体Roから後述する記録部54まで搬送可能である搬送位置とを切り替えられることができる。ロール媒体Roを側壁部22にセットする場合、筐体部12から前面カバー17を取り外した上で、保持フレーム16が筐体部12の前方であるY方向側の交換位置まで引き出される。
図3は、図1のIII−III位置における断面図である。図3には、印刷装置11の第一収容部13と第二収容部14の内部構造が示されている。第一収容部13は、保持フレーム16を備える。第一収容部13の保持フレーム16は、給送機構45と、搬送ローラー対51,52,57とを備える。搬送ローラー対57の重力方向の上側であって、第一収容部13のZ方向側の壁面には、開口Opが備えられている。開口Opは、第一収容部13から第二収容部14への記録媒体Shの搬送経路をつなぐスリットである。
なお、本明細書において、ロール媒体Roから送り出された記録媒体Shが、第一収容部13から第二収容部14を経て排出口20に向かうまでの記録媒体Shが搬送される向きを、単に「搬送方向」とも呼ぶ。搬送方向に記録媒体Shを搬送するための各ローラーの回転を「正転」とも呼ぶ。
本実施形態の印刷装置11は、図示しない制御部によって各ローラーを正転させる制御を実行して、搬送経路上において記録媒体Shを記録部54に向かう向きに搬送し、記録部54によって記録される記録媒体Shの位置を制御する。図示しない制御部は、例えば、ロール媒体Roを交換する指示を受けた場合に、各ローラーを逆転させて記録媒体Shをロール媒体Roに巻き付ける向きへ搬送する制御を実行する。「各ローラー」とは、第一収容部13内のロール媒体供給軸23および搬送ローラー対51、52、57と、第二収容部14内の転換ローラー61、搬送ローラー対58,59,60,排出ローラー62、のことを表す。
給送機構45は、第一収容部13内の各ローラーに、ローラーを正転させる動力を伝達して記録媒体Shを搬送させる。給送機構45は、モーター47と、動力伝達機構46とを備える。動力伝達機構46は、複数の歯車によって構成され、モーター47の動力を第一収容部13内の各ローラーに伝達する。側壁部22に配されたロール媒体供給軸23は、モーター47の駆動力を動力伝達機構46によって伝達されて、回転軸AXを中心として回転する。ロール媒体供給軸23の回転がロール媒体供給軸23に固定された後述する第一フランジ241に伝達されることによってロール媒体Roが回転される。
第二収容部14は、転換ローラー61と、一対のローラーからなる搬送ローラー対58,59,60と、排出ローラー62と、記録部54と、カッター56と、排出口20とを備える。
転換ローラー61は、本実施形態において、第一収容部13の外部の第二収容部14内であって、開口OpよりもZ方向側に備えられる。転換ローラー61は、ロール媒体Roから記録部54までの記録媒体Shの搬送経路において、記録媒体Shの搬送される方向を水平方向に転換する。
第一収容部13から開口Opを通って第二収容部14内に搬送された記録媒体Shは、転換ローラー61によって、搬送方向を水平方向(本実施形態においてY方向)に転換される。搬送方向を水平方向に転換された記録媒体Shは、搬送ローラー対58,59,60と、排出ローラー62との正転によって、記録部54を通って、排出口20に向かって搬送される。
記録部54は、図示しない制御部の指示によって、液体(インク)を吐出して記録媒体Shに記録(印刷)を行う液体吐出装置である。記録部54は、X方向に往復移動するキャリッジ63と、キャリッジ63の重力方向の下側(Z方向と逆側)に配置された液体吐出部64とを備える。液体吐出部64の重力方向の下側であって、液体吐出部64と対向する位置には、記録媒体Shを支持するための支持部材65が配置されている。
記録部54によって記録された記録媒体Shは、単位長さ毎に、カッター56によって切断されて単票紙CPになる(図3の左上参照)。記録された単票紙CPは、排出口20から筐体部12の外部に排出される。
図4は、側壁部22に支持された状態のロール媒体供給軸23を模式的に表す側面図である。技術の理解を容易にするため、ロール媒体Roは図4において示されていない。図4には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23の回転軸AXが示されている。
ロール媒体供給軸23は、ロール媒体Roを支持し、回転されてロール媒体Roの記録媒体Shを搬送方向に送り出すための部材である。ロール媒体供給軸23は、第一フランジ241と、第二フランジ242と、保持部材32と、軸34と、回転伝達部48と、支持部30とによって構成される。なお、第一フランジ241と、第二フランジ242と、軸34と、保持部材32と、回転伝達部48とは、回転軸AXを中心に回転する。
保持部材32は、ロール媒体Roの貫通孔に挿入される略円筒状の部材である。保持部材32は、ロール媒体Roとともに回転軸AXを中心に回転される。
第一フランジ241、第二フランジ242は、略円形の板状部材であり、保持部材32と一体となって回転する一対のフランジである。第一フランジ241、第二フランジ242は、その面が回転軸AXと垂直な向きになるように備えられる。第一フランジ241、第二フランジ242のうち、X方向とは逆側に備えられる第二フランジ242は、ロール媒体供給軸23の回転軸AXと平行する向き(本実施形態においてX方向)に沿って移動可能である。第一フランジ241は、保持部材32のX方向側の端部に固定されており、ロール媒体供給軸23の回転軸AXと平行する向きに沿って移動することはできない。第一フランジ241は、保持部材32と一体形成されていてもよい。
ロール媒体Roは、第二フランジ242を取り外した状態のロール媒体供給軸23に挿入される。ロール媒体Roの貫通孔にはロール媒体供給軸23の保持部材32が挿入される。第二フランジ242は、ロール媒体Roに保持部材32が挿入された後、再び保持部材32に取付けられて回転軸AXに沿って移動される。これにより、ロール媒体Roの両端が、第一フランジ241と第二フランジ242とによって押圧される。ロール媒体Roは、この押圧によって第一フランジ241と第二フランジ242とに挟持される。
軸34は、保持部材32の内部に備えられる。軸34は、回転軸AXに沿って保持部材32の内部を移動可能に備えられる。軸34の両端を側壁部22が備える凹部に配されることによって、ロール媒体供給軸23が側壁部22へセットされる(図3参照)。
回転伝達部48は、略円形状の歯車である。回転伝達部48の外周部と、給送機構45の動力伝達機構46とが接続される。本実施形態において、回転伝達部48は、保持部材32の端部のうち第一フランジ241を備える側(X方向側)の端部に備えられる。回転伝達部48の一方の面は、第一フランジ241の面のうち第二フランジ242と対向しない側の面(図4においてX方向側の面)に接続されている。回転伝達部48は、第一フランジ241と一体形成されていてもよい。
モーター47によって回転された歯車461は、歯車462を介して回転伝達部48に回転力を伝達する。外周に回転力(外力)が加えられた回転伝達部48は、第一フランジ241を介して保持部材32に回転を伝達する。この回転によって、ロール媒体Roが回転されて、記録媒体Shが搬送方向側に送り出される。
支持部30は、ロール媒体供給軸23の軸34が水平面に対して垂直となるようにロール媒体供給軸23が水平面に置かれた場合に、保持部材32を鉛直方向に沿って支持する。支持部30は、ロール媒体供給軸23の一部であり、ロール媒体供給軸23の一端に備えられる。本明細書において、このロール媒体供給軸23の一端とは、ロール媒体供給軸23の軸34が水平面に対して垂直となるようにロール媒体供給軸23が水平面に置かれた状態のロール媒体供給軸23の下側の一端のことを表す。本実施形態において、支持部30は、回転伝達部48の一方の面であって第一フランジ241と接続される面とは逆側の面である。
図4には、各部材の他に、保持部材32の幅の最大値D1と、回転伝達部48の幅の最小値D2とが、示されている。保持部材32の幅の最大値D1は、保持部材32の回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32の幅の最大値を示している。より具体的には、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32の外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径が、保持部材32の幅の最大値D1である。
回転伝達部48の幅の最小値D2は、回転伝達部48の回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48の幅の最小値を示している。より具体的には、回転軸AXに垂直な向きにおいて回転伝達部48の外形に内接する円のうち最小の直径となる円の直径が、回転伝達部48の幅の最小値D2である。
本実施形態のロール媒体供給軸23において、回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48の幅の最小値D2は、回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32の幅の最大値D1以上となるように構成される。したがって、保持部材32の幅以上の幅を有する回転伝達部48が支持部30となる。
図5は、ロール媒体供給軸23の内部構造を模式的に表した断面図である。図5の断面図は、ロール媒体供給軸23の回転軸AXを含む面である。図5には、ロール媒体供給軸23の各部材の他に、水平面Hzが模式的に表されている。図5において、ロール媒体供給軸23の回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23は水平面Hzと接していない。
軸34は、本実施形態において、第一リング342と、第二リング344とを備える。ロール媒体供給軸23の内部には、開口部H1と、開口部H2と、第一軸受321と、第二軸受322とが備えられる。第一リング342および第二リング344は、いわゆる止め輪であり、軸34の外周に固定されている。
開口部H1は、ロール媒体供給軸23の第一リング342を備える側において、保持部材32と、第一フランジ241と、回転伝達部48との内部に備えられる円柱状の空隙である。より具体的には、開口部H1は、軸34の第一リング342の直径と略同一の直径の円を回転軸AXに沿って柱状にした空隙である。これにより、第一リング342は、この開口部H1の内部を回転軸AXに沿って移動可能である。
開口部H2は、ロール媒体供給軸23の第二リング344を備える側において、保持部材32の内部に備えられる円柱状の空隙である。より具体的には、開口部H2は、軸34の第二リング344の直径と略同一の直径の円を回転軸AXに沿って柱状にした空隙である。これにより、第二リング344は、この開口部H2の内部を回転軸AXに沿って移動可能である。
第一軸受321および第二軸受322は、保持部材32の内部に備えられる。本実施形態において、例えば、第一軸受321および第二軸受322は、玉軸受(ボールベアリング)を採用できる。第一軸受321および第二軸受322は、保持部材32内部に固定され、互いの回転軸を回転軸AXと一致させる位置で軸34を支持する。本実施形態において、軸34は、第一軸受321および第二軸受322に対して回転軸AXに沿って移動可能である。他方、第一軸受321および第二軸受322は、保持部材32に対して回転軸AXに沿って移動することはできない。
本実施形態において、第一軸受321は、保持部材32の内部において、第一リング342よりも回転軸AXに沿った中央側に備えられる。保持部材32が支持部30を下側にして鉛直方向に沿って水平面に配された場合に、軸34の端部のうち第一リング342を備える側の端部が水平面に押されることによって、軸34に固定された第一リング342が、軸34とともに開口部H1内の鉛直方向の上側へ移動すると第一軸受321の側壁に接触する。このように、第一軸受321は、保持部材32の内部における中央側への軸34の移動を制限する機能を果たす。
第二軸受322は、保持部材32の内部において、第二リング344よりも回転軸AXに沿った中央側に備えられる。保持部材32が支持部30を下側にして鉛直方向に沿って水平面に配され、軸34に固定された第一リング342が、軸34とともに開口部H1内の鉛直方向の上側へ移動して第一軸受321の側壁に接触した後に、保持部材32を水平面から予め定められた距離だけ上昇させると、軸34に固定された第二リング344が、軸34とともに開口部H2内の鉛直方向の下側へ移動し第二軸受322の側壁に接触する。このように、第二軸受322は、保持部材32の内部における中央側への軸34の移動を制限する機能を果たす。
本実施形態において、軸34における第一リング342の位置は、第二リング344が第二軸受322と接触した場合において、第一リング342から第一軸受321までの長さDaが、支持部30から突出した部分の軸34の長さDb以上の長さとなる位置で設定される。他方、軸34における第二リング344の位置は、第一リング342が第一軸受321と接触した場合において、第二リング344が、開口部H2の内部に収まる位置で設定される。
軸34は、上述したように、保持部材32の内部に備えられ、回転軸AXに沿って保持部材32の内部を移動可能に配される。軸34の回転軸AXに沿った移動範囲は、第一リング342と第二リング344とによって制限される。より具体的には、軸34は、開口部H2の内部において第二リング344が第二軸受322と接触する位置から、開口部H1の内部において第一リング342が第一軸受321と接触する位置までの範囲内において、回転軸AXに沿って移動可能である。
図5では、軸34の移動範囲のうち、開口部H2の内部において第二リング344が第二軸受322と接触する位置に配された軸34が、示されている。このとき、軸34の端部のうち第一リング342を備える側の端部は、回転伝達部48から突出する距離が最も大きい状態である。本実施形態において、軸34の第一リング342を備える側の一端が、回転伝達部48の一方の面である支持部30から突出する状態を、第二状態とも呼ぶ。
図6は、水平面Hzに支持部30を下側にして置かれた状態のロール媒体供給軸23の内部構造を模式的に表した断面図である。図6の断面図は、ロール媒体供給軸23の回転軸AXを含む面である。図6には、ロール媒体供給軸23の各部材の他に、水平面Hzが模式的に表されている。図6において、ロール媒体供給軸23の回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23は水平面Hzと接触している。すなわち、図6では、ロール媒体供給軸23が水平面Hz上に置かれた状態を模式的に表されている。
図6において、軸34の移動範囲のうち、開口部H1の内部において第一リング342が第一軸受321と接触する位置に配された軸34が、示されている。ロール媒体供給軸23は、水平面Hzに置かれたことにより、軸34の一端は水平面Hzによって支持される。上述したように、軸34は、ロール媒体供給軸23の内部を回転軸AXに沿って移動可能である。そのため、保持部材32は、その自重によって、水平面Hzによって外力(効力)を加えられる軸34に対して相対的に鉛直方向の下向きに移動される。支持部30である回転伝達部48の一方の面は、水平面Hzに当接されて保持部材32を鉛直方向に沿って支持する。
上述したように、軸34における第一リング342の位置は、第二リング344が第二軸受322と接触した場合において、第一リング342から第一軸受321までの距離が、支持部30から突出した部分の軸34の長さDb以上の長さとなる位置で設定される(図5参照)。したがって、保持部材32が軸34に対して相対的に鉛直方向の下向きに移動する場合、保持部材32は、軸34の一端が支持部30から突出しない位置になるまで移動できる。本実施形態において、軸34の第一リング342を備える側の一端が支持部30から突出しない状態を、第一状態とも呼ぶ。
以上のように、本実施形態のロール媒体供給軸23の軸34は、軸34の一端がロール媒体供給軸23の支持部30から突出しない第一状態と、軸34の一端が支持部30から突出する第二状態と、をとり得る。支持部30が水平面Hzに置かれた場合に、軸34は第一状態となる。これにより、使用者は、支持部30を水平面Hzに置き、ロール媒体供給軸23を鉛直方向に沿って支持させることができる。したがって、使用者は、ロール媒体供給軸23を安定させた状態で、ロール媒体Roを交換することができる。これにより、使用者は、ロール媒体Roを水平面Hzと接触させることなく交換することができ、ロール媒体Roと作業台との接触による汚れや傷の発生を低減できる。
また、上述したように、本実施形態のロール媒体供給軸23において、回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48の幅の最小値D2は、回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32の幅の最大値D1以上となるように構成される。すなわち、保持部材32の幅以上の幅を有する回転伝達部48が支持部30として構成される。従って、保持部材32を支持部30とする態様に比べ、ロール媒体供給軸23をより安定して支持させることができる。
B.第2実施形態:
図7は、ロール媒体供給軸23bの内部構造を模式的に表した断面図である。図7の断面図は、ロール媒体供給軸23bの回転軸AXを含む面である。図7には、ロール媒体供給軸23bの各部材の他に、水平面Hzが模式的に表されている。図7において、ロール媒体供給軸23bの回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23bは水平面Hzと接触していない。
図7は、ロール媒体供給軸23bの内部構造を模式的に表した断面図である。図7の断面図は、ロール媒体供給軸23bの回転軸AXを含む面である。図7には、ロール媒体供給軸23bの各部材の他に、水平面Hzが模式的に表されている。図7において、ロール媒体供給軸23bの回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23bは水平面Hzと接触していない。
ロール媒体供給軸23bは、第一フランジ241と、第二フランジ242と、保持部材32bと、軸34bと、回転伝達部48と、支持部30とによって構成される。なお、第一フランジ241と、第二フランジ242と、軸34bと、保持部材32bと、回転伝達部48とは、回転軸AXを中心に回転する。図7では、第二フランジ242は技術の理解を容易にするため図示されていない。
第2実施形態のロール媒体供給軸23bは、第1実施形態の軸34の代わりに軸34bを備える点と、第1実施形態の保持部材32の代わりに保持部材32bを備える点と、第1実施形態の開口部H1および開口部H2を備えない点とで異なる。ロール媒体供給軸23bのそれ以外の構成は、第1実施形態のロール媒体供給軸23と同じである。
保持部材32bは、第一軸受321および第二軸受322を内部に備えている。第一軸受321および第二軸受322は保持部材32bの内部に固定されている。保持部材32bは、第1実施形態の保持部材32とは、開口部H1および開口部H2を備えない点と、凹部Dpを備える点で異なる。保持部材32bのそれ以外の構成は第1実施形態の保持部材32と同じである。凹部Dpは、保持部材32bの内部に備えられ、軸34bのカバー部347を備えるための空隙である。
軸34bは、軸34bの一端を含む第一軸341と、軸34bの他端を含む第二軸343と、弾性体であるバネ345と、カバー部347と、を備える。これらの部材は、軸34bの回転軸AXを対称軸として対称に構成される。すなわち、軸34bはこれらの部材によって構成される一つの軸であり、保持部材32bの内部に、回転軸AXを中心に回転可能に備えられる。
回転伝達部48は、給送機構45によって外周に回転力(外力)を加えられ、接続された第一フランジ241に回転を伝達する。第一フランジ241と、第一フランジ241に接続された保持部材32bとは、回転伝達部48から伝達された回転によって回転軸AXを中心に軸34bの周りを回転する。この回転によって、ロール媒体Roが回転されて記録媒体Shが搬送方向側に送り出される。
第一軸341および第二軸343は、軸状部材であり、その対向する端部同士がバネ345によって接続されている。第一軸341および第二軸343は、バネ345が延伸した状態において、保持部材32bの両側の端部から突出する。図7では、軸34bの一端を含む第一軸341が、支持部30から突出する第二状態のロール媒体供給軸23bが示されている。
バネ345は、回転軸AXに沿って伸縮可能に配される。図7には、延伸した状態のバネ345が示されており、延伸した状態のバネ345の長さD3が示されている。バネ345が延伸した状態において、第一軸341は、ロール媒体供給軸23bの支持部30である回転伝達部48の一方の面から突出する。延伸したバネ345の長さD3は、支持部30から突出した第一軸341の部分の長さ以上の長さとなるように設定される。
カバー部347は、バネ345を保護する円筒状の部材である。カバー部347は、保持部材32bの凹部Dpに嵌め合わされる。このとき、カバー部347は、保持部材32bの内部において、回転軸AXを中心として回転可能に配され、回転軸AXに沿って移動することはできない。
図7には、カバー部347の内壁のうち第一軸341を備える側の内壁Ct1と、第二軸343を備える側の内壁Ct2とが模式的に例示されている。カバー部347と第二軸343とは内壁Ct2において互いに固定されている。これにより、第二軸343は、保持部材32bの内部において回転軸AXに沿って移動することはできない。他方、第一軸341は、カバー部347の内壁Ct1とは固定されていない。これにより、第一軸341は、カバー部347の内部および保持部材32bの内部において、回転軸AXに沿って移動することができる。
以上のように、本実施形態のロール媒体供給軸23bでは、保持部材32bの内部に軸34bが回転可能に配される。軸34bのうち第一軸341が、バネ345の変形である伸縮を利用して、保持部材32bに対して相対的に回転軸AXに沿って移動できる。
図8は、支持部30を下側にして水平面Hzに置かれた状態のロール媒体供給軸23bの内部構造を模式的に表した断面図である。図8の断面図は、ロール媒体供給軸23bの回転軸AXを含む面である。図8には、ロール媒体供給軸23bの各部材の他に、水平面Hzと、縮んだ状態のバネ345の長さD4とが模式的に表されている。図8において、ロール媒体供給軸23bの回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23bは水平面Hzと接触している。すなわち、図8では、ロール媒体供給軸23bが水平面Hz上に置かれた状態を表している。
上述したように軸34bのうち第一軸341が、バネ345の伸縮を利用して、保持部材32bに対して相対的に回転軸AXに沿って移動できる。ロール媒体供給軸23bは、水平面Hzに置かれたことにより、軸34bの一端である第一軸341は水平面Hzによって支持される。他方、ロール媒体供給軸23bの保持部材32bは、バネ345を縮ませながらその自重によって鉛直方向の下向きに移動される。すなわち、第一軸341がロール媒体供給軸23bの保持部材32bに対して相対的に鉛直方向上向きに移動し、ロール媒体供給軸23bの内部に収まる。支持部30である回転伝達部48の一方の面は、水平面Hzに当接されて保持部材32bを鉛直方向に沿って支持する。
延伸した状態のバネ345の長さD3(図7参照)と、縮んだ状態のバネ345の長さD4との差は、第一軸341のうち支持部30から突出した部分の長さであり、水平面Hzに置かれることによって第一軸341が移動した距離である。
このように、ロール媒体供給軸23bの支持部30が水平面Hzに置かれた場合に、第一軸341はバネ345の変形によって保持部材32bに対して相対的に移動する。これにより、軸34bが第一状態となる。このとき、第一軸341の一端は水平面Hzによって支持される。支持部30である回転伝達部48の一方の面は、水平面Hzに当接し保持部材32bを鉛直方向に沿って支持する。他方、第一軸341は、例えば、水平面Hzから離されて外力を受けないときに、バネ345の延伸によって支持部30から突出し、軸34bは第二状態となる。
以上のように、第2実施形態のロール媒体供給軸23bによれば、軸34bがバネ345によって第一状態から第二状態へ切り替えられる。したがって、使用者は、軸34bの第一状態から第二状態への切り替えをより容易に行うことができ、ロール媒体Roを水平面Hzと接触させることなくロール媒体Roを交換することができる。
C.第3実施形態:
図9は、第3実施形態のロール媒体供給軸23cの構成を模式的に表す側面図である。図9では、技術の理解を容易にするため、図中の手前(Y方向)側に位置する部材によって視認することができない部材も図示されている。ロール媒体Roは図9において示されていない。図9には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23cの回転軸AXが示されている。図9には、側壁部22に支持された状態のロール媒体供給軸23cが例示されている。
図9は、第3実施形態のロール媒体供給軸23cの構成を模式的に表す側面図である。図9では、技術の理解を容易にするため、図中の手前(Y方向)側に位置する部材によって視認することができない部材も図示されている。ロール媒体Roは図9において示されていない。図9には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23cの回転軸AXが示されている。図9には、側壁部22に支持された状態のロール媒体供給軸23cが例示されている。
第3実施形態のロール媒体供給軸23cは、第一フランジ241と、第二フランジ242と、保持部材32cと、軸34cと、回転伝達部48cと、支持部30cとによって構成される。なお、第一フランジ241と、第二フランジ242と、軸34cと、保持部材32cと、回転伝達部48cとは、回転軸AXを中心に回転する。
第3実施形態のロール媒体供給軸23cは、第1実施形態のロール媒体供給軸23とは、支持部30の代わりに支持部30cを備える点と、保持部材32の代わりに保持部材32cを備える点と、軸34の代わりに軸34cを備える点と、回転伝達部48の代わりに回転伝達部48cを備える点とで異なる。ロール媒体供給軸23cのそれ以外の構成は、第1実施形態のロール媒体供給軸23と同じである。
支持部30cは、第一フランジ241の有する面のうち保持部材32cと固定される側とは逆側の面によって構成される。すなわち、本実施形態のロール媒体供給軸23cでは、ロール媒体供給軸23cが水平面に置かれた場合に、第一フランジ241の有する一方の面によって保持部材32cが鉛直方向に沿って支持される。
保持部材32cは、第一軸受321および第二軸受322を内部に備えている。第一軸受321および第二軸受322は、保持部材32cの内部に固定されている。保持部材32cは、軸34cのカバー部347cを備えるための空隙である凹部Dpを備えている。図9には、保持部材32cの凹部Dpにおける内壁Ct3が示されている。本実施形態において、保持部材32cの凹部Dpにおける内壁Ct3と、軸34cの後述するカバー部347cの外壁とが固定されている。保持部材32cのその他の構成は、第2実施形態の保持部材32bと同じである。
軸34cは、回転伝達部48cと、カバー部347cと、軸34cの一端側の第一軸341と、軸34cの他端側の第二軸343と、弾性体であるバネ345と、を備える。軸34cは、第2実施形態の軸34bが備える回転伝達部48およびカバー部347bの代わりに、回転伝達部48cおよびカバー部347cを備える点で異なる。軸34cのそれ以外の構成は、第2実施形態の軸34bの構成と同じである。
回転伝達部48cは、略円形状の歯車であり、第二軸343の端部のうちバネ345を接続される側とは逆側の端部に備えられる。すなわち、回転伝達部48cは、軸34cの端部のうち、ロール媒体供給軸23cの支持部30cが備えられる側とは逆側の端部に備えられる。回転伝達部48cの外周部は、給送機構45の動力伝達機構46と接続される。給送機構45によって外周に回転力(外力)を加えられた回転伝達部48cは、軸34cの第二軸343に回転を伝達する。
カバー部347cは、バネ345を保護する円筒状の部材であり、保持部材32cの凹部Dpに嵌め合わされる。本実施形態において、カバー部347cの外壁は、保持部材32cの内壁Ct3と固定される。したがって、カバー部347cは、保持部材32cとともに回転軸AXを中心として回転し、回転軸AXに沿って移動することはできない。
第二軸343は、カバー部347cの内壁Ct2において互いに固定されている。他方、第一軸341は、カバー部347の内壁Ct1において固定されていない。第一軸341は、カバー部347cの内部および保持部材32cの内部において、バネ345の伸縮によって移動することができる。
給送機構45によって外周に外力である回転力を加えられた回転伝達部48cは、軸34cの第二軸343に回転を伝達する。第二軸343は、第二軸343に固定されたカバー部347cと、カバー部347cに固定された保持部材32cと、保持部材32cに固定される第一フランジ241と、バネ345によって互いに接続された第一軸341とともに回転軸AXを中心に回転する。この回転によって、ロール媒体Roが回転されて記録媒体Shが搬送方向側に送り出される。
本実施形態において、軸34cは、第2実施形態のロール媒体供給軸23bと同様に、バネ345によって第一状態と第二状態とを切り替えられる。より具体的には、ロール媒体供給軸23cの支持部30cである第一フランジ241の面が水平面Hzに置かれた場合に、第一軸341はバネ345の変形によって保持部材32cに対して相対的に移動する。これにより、軸34cが第一状態となる。このとき、第一軸341の一端は水平面Hzによって支持される。支持部30cである第一フランジ241の一方の面は、水平面Hzに当接し保持部材32cを鉛直方向に沿って支持する。他方、第一軸341は、外力を受けないときに、バネ345の延伸によって支持部30cから突出し、軸34cは第二状態となる。
これにより、使用者は、支持部30cを水平面Hzに置き、ロール媒体供給軸23cの保持部材32cを鉛直方向に沿って支持させた状態で、ロール媒体Roを交換することができる。従って、使用者は、ロール媒体Roを水平面Hzと接触させることなくロール媒体Roを交換することができる。
図9には、各部材の他に、回転伝達部48cの幅の最大値D5と、保持部材32cの幅の最小値D6とが示されている。回転伝達部48cの幅の最大値D5は、回転伝達部48cの回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48cの幅の最大値を示している。より具体的には、回転軸AXに垂直な向きにおいて回転伝達部48cの外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径が、回転伝達部48cの幅の最大値D5である。
保持部材32cの幅の最小値D6は、保持部材32cの回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32cの幅の最小値を示している。より具体的には、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32cの外形に内接する円のうち最小の直径となる円の直径が、保持部材32cの幅の最小値D6である。
本実施形態のロール媒体供給軸23cにおいて、回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48cの幅の最大値D5は、回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32cの幅の最小値D6よりも小さい。すなわち、本実施形態のロール媒体供給軸23cによれば、保持部材32cの幅よりも小さい幅を有する回転伝達部48cが支持部30cとは逆側の端部に備えられる。従って、回転伝達部48cをより小型化した状態で、ロール媒体供給軸23cを安定して支持させることができる。
D.第4実施形態:
図10は、第4実施形態のロール媒体供給軸23dの構造を模式的に表す側面図である。ロール媒体Roは、図10において示されていない。図10には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23dの回転軸AXが示されている。図10には、側壁部22に支持された状態のロール媒体供給軸23dが例示されている。
図10は、第4実施形態のロール媒体供給軸23dの構造を模式的に表す側面図である。ロール媒体Roは、図10において示されていない。図10には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23dの回転軸AXが示されている。図10には、側壁部22に支持された状態のロール媒体供給軸23dが例示されている。
第4実施形態のロール媒体供給軸23dは、第一フランジ241と、第二フランジ242と、保持部材32dと、軸34dと、回転伝達部48dと、支持部30dとによって構成される。軸34dと、第一フランジ241と、第二フランジ242と、保持部材32dと、回転伝達部48dとは、回転軸AXを中心に回転する。
第4実施形態のロール媒体供給軸23dは、第1実施形態の保持部材32の代わりに保持部材32dを備える点と、第1実施形態の軸34の代わりに軸34dを備える点と、第1実施形態の回転伝達部48の代わりに回転伝達部48dを備える点と、第1実施形態の支持部30の代わりに支持部30dを備える点とで異なる。ロール媒体供給軸23dのそれ以外の構成は、第1実施形態のロール媒体供給軸23と同じである。
軸34dは、保持部材32dの内部に備えられる軸状部材である。軸34dの一方の端部は、回転伝達部48dに接続されている。軸34dは、回転伝達部48dを貫通していない。すなわち、軸34dは、回転伝達部48dの面のうち、軸34dと接続される側とは逆側の面から突出していない。
第一フランジ241は、保持部材32dのX方向側の端部に固定されている。本実施形態において、第一フランジ241は、軸34dと固定されている。したがって、軸34dは、回転軸AXに沿って移動しない。
回転伝達部48dは、略円形状の歯車であり、軸34dの端部のうち第一フランジ241が備えられる側の端部に備えられる。回転伝達部48dの外周部は、給送機構45の動力伝達機構46と接続される。給送機構45によって外周に回転力(外力)を加えられた回転伝達部48dは、軸34dに回転を伝達する。回転された軸34dは、保持部材32dに固定される第一フランジ241とともに回転軸AXを中心に回転する。この回転によって、ロール媒体Roが回転されて記録媒体Shが搬送方向側に送り出される。
支持部30dは、回転伝達部48dの有する面のうち軸34dと接続される側とは逆側の面によって構成される。すなわち、本実施形態の保持部材32dは、ロール媒体供給軸23dが水平面に置かれた場合に、回転伝達部48dの有する面によって鉛直方向に沿って支持される。
図10には、各部材の他に、保持部材32dの幅の最大値D7と、回転伝達部48dの幅の最小値D8と、が示されている。保持部材32dの幅の最大値D7は、保持部材32dの回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32dの幅の最大値を示している。より具体的には、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32dの外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径が、保持部材32dの幅の最大値D7である。
回転伝達部48dの幅の最小値D8は、回転伝達部48dの回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48dの幅の最小値を示している。より具体的には、回転軸AXに垂直な向きにおいて回転伝達部48dの外形に内接する円のうち最小の直径となる円の直径が、回転伝達部48dの幅の最小値D8である。
本実施形態のロール媒体供給軸23dにおいて、回転軸AXと垂直な向きにおける回転伝達部48dの幅の最小値D8は、回転軸AXと垂直な向きにおける保持部材32dの幅の最大値D7以上となるように構成される。したがって、保持部材32dの幅以上の幅を有する回転伝達部48dが支持部30dとなる。従って、保持部材32dを支持部30dとする態様に比べ、ロール媒体供給軸23dをより安定して支持させることができる。
本実施形態のロール媒体供給軸23dにおいて、軸34dの端部に備えられた回転伝達部48dが支持部30dとされる。すなわち、使用者は、回転伝達部48dを水平面に置き、ロール媒体供給軸23dを鉛直方向に沿って支持させた状態で、ロール媒体Roを交換することができる。従って、使用者は、ロール媒体Roを水平面と接触させることなく交換することができる。
E.第5実施形態:
図11は、第5実施形態のロール媒体供給軸23eの構造を模式的に表す側面図である。ロール媒体Roは、図11において示されていない。図11には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23eの回転軸AXと、水平面Hzとが模式的に示されている。図11において、ロール媒体供給軸23eの回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23eは水平面Hzと接していない。
図11は、第5実施形態のロール媒体供給軸23eの構造を模式的に表す側面図である。ロール媒体Roは、図11において示されていない。図11には、各部材の他に、ロール媒体供給軸23eの回転軸AXと、水平面Hzとが模式的に示されている。図11において、ロール媒体供給軸23eの回転軸AXは、鉛直方向に沿った状態であり、ロール媒体供給軸23eは水平面Hzと接していない。
第5実施形態のロール媒体供給軸23eは、軸34eと、第一フランジ241eと、第二フランジ242と、支持部30eと、保持部材32eと、回転伝達部48と、によって構成される。第一フランジ241eと、第二フランジ242と、軸34eと、保持部材32eと、回転伝達部48とは、回転軸AXを中心に回転する。図11において、技術の理解を容易にするため、第二フランジ242は図示されていない。
ロール媒体供給軸23eは、第1実施形態の保持部材32の代わりに保持部材32eを備える点と、第1実施形態の軸34の代わりに軸34eを備える点と、第1実施形態の第一フランジ241の代わりに第一フランジ241eを備える点と、第1実施形態の支持部30の代わりに支持部30eを備える点とで異なる。ロール媒体供給軸23eのそれ以外の構成は、第1実施形態のロール媒体供給軸23と同じである。
軸34eは、保持部材32eの内部に回転可能に備えられる軸状部材である。本実施形態において、軸34eは、回転軸AXに沿って移動しない。軸34eは、ロール媒体供給軸23eとは別体であってもよく、ロール媒体供給軸23eの一部でなくともよい。
第一フランジ241eは、保持部材32eの一方の端部に、その面が回転軸AXと垂直な向きになるようにして備えられる。本実施形態において、第一フランジ241eは、内部に支持脚部414を備える。第一フランジ241eの具体的な構成は後述する。
支持部30eは、ロール媒体供給軸23eが水平面に置かれた場合に、保持部材32eを鉛直方向に沿って支持するためのロール媒体供給軸23eの一部である。支持部30eは、ロール媒体供給軸23eの一端に備えられる。支持部30eの具体的な構成は後述する。
回転伝達部48は、略円形状の歯車であり、第一フランジ241eの面のうち保持部材32eを備える側とは逆側の面に接続される。給送機構45(図11において図示しない)によって外周に回転力(外力)を加えられた回転伝達部48は、第一フランジ241eに回転を伝達する。回転された第一フランジ241eは、接続された保持部材32eとともに回転軸AXを中心に回転する。この回転によって、ロール媒体Roが回転されて記録媒体Shが搬送方向側に送り出される。
図12は、支持脚部414が第一位置の状態の第一フランジ241eの構成を表す正面図である。図12では、回転軸AXを鉛直方向と平行としたロール媒体供給軸23eを鉛直方向上側に見た状態の正面図が示されている。
支持脚部414は、第一フランジ241eの内部に備えられる板状の部材である。本実施形態において、支持脚部414は12枚備えられる。支持脚部414は、軸部410と、接続部412とを備える。
軸部410は、支持脚部414の辺のうち第一フランジ241eの外周側の辺に沿って備えられる軸状部材である。支持脚部414は、この軸部410によって、軸部410の回動軸EX(図11参照)を中心に予め定められた範囲内において回動することができる。より具体的には、支持脚部414は、第一フランジ241eの内部に備えられた第一位置と、軸部410の回動軸EXを中心に回動して第一フランジ241eの外部に備えられた第二位置との範囲内において回動することができる。第一位置とは、支持脚部414が第一フランジ241eの内部に固定され第一フランジ241eと一体となった状態である。図11および図12では、第一位置の支持脚部414が示されている。支持脚部414の第二位置の構成は後述する。支持脚部414は、第一位置と第二位置とで位置を固定されることができる。
接続部412は、軸部410の両端に備えられる自在継手(ユニバーサルジョイントとも呼ぶ)である。接続部412は、隣り合う支持脚部414の軸部410の端部同士を互いに固定している。この固定によって、使用者は、複数の支持脚部414の第一位置と後述する第二位置との切替えを行う場合に、例えば一枚の支持脚部414の操作を行うことによって、各支持脚部414の切替えを同時に行うことができる。
図13は、支持脚部414が第二位置の状態の第一フランジ241eの構成を表す側面図である。図13では、第一フランジ241eの内部の破線が第一位置の支持脚部414の位置(図11参照)を模式的に表している。図13には、各部材の他に、支持脚部414の他端側の端部Egと、軸部410の回動軸EXとが模式的に示されている。端部Egは、支持脚部414の端部のうち軸部410を備える側とは逆側の端部である。
支持脚部414は、上述したように軸部410の回動軸EX(図11参照)を中心に回動し、第一フランジ241eの内部に備えられた第一位置から、第一フランジ241eの外部に備えられた第二位置に切替えられることができる。支持脚部414が第二位置に配されると、支持脚部414の端部Egは、ロール媒体供給軸23eの最も外側に達している。
本明細書において、「ロール媒体供給軸23eの最も外側に達している」とは、第二位置にある支持脚部414の一部が、ロール媒体供給軸23eの最も外側に達している状態である。より具体的には、回転軸AXが鉛直方向と平行となるようにしてロール媒体供給軸23eを水平面上に投影したときに、支持脚部414が、ロール媒体供給軸23eの最も外側に達している状態を表す。本実施形態のロール媒体供給軸23eでは、支持脚部414の端部Egが、第一位置の軸34eの一端(図11参照)よりも外側に配される。すなわち、支持脚部414の端部Egが、ロール媒体供給軸23eの最も外側に達している。
本実施形態において、支持部30eは、複数の支持脚部414の端部Egによって構成される。ロール媒体供給軸23eが水平面Hzに置かれると、複数の支持脚部414の端部Egによって保持部材32eを鉛直方向に沿って支持する。したがって、本実施形態の支持脚部414は、12枚備えられるが、これに限定されない。支持脚部414は、一つの面を構成するために3枚以上備えられることがより好ましい。
図13には、支持脚部414の回動軸EXを中心として回動する角度θが示されている。本実施形態において、角度θは90度以上である。これにより、第二位置の支持脚部414の端部Egは、第一フランジ241eの外周側の端部よりも外側(図13においてX方向に沿った外側)に配されることができる。したがって、第二位置において支持脚部414が鉛直方向に沿って備えられる態様と比べて、保持部材32eがより安定して支持されることができる。
以上のように、本実施形態のロール媒体供給軸23eによれば、ロール媒体供給軸23eの保持部材32eが、支持脚部414によって鉛直方向に沿って支持されることができる。従って、使用者は、ロール媒体Roを水平面Hzと接触させることなく交換することができる。
F.他の実施形態:
(F1)上記第1実施形態では、幅の最大値D1は、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32の外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径である。これに対して、幅の最大値D1は、保持部材の外形に外接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において外側に大きく突出した外形を持つ保持部材であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F1)上記第1実施形態では、幅の最大値D1は、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32の外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径である。これに対して、幅の最大値D1は、保持部材の外形に外接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において外側に大きく突出した外形を持つ保持部材であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F2)上記第1実施形態では、回転伝達部48の幅の最小値D2は、回転軸AXに垂直な向きにおいて回転伝達部48の外形に内接する円のうち最小の直径となる円の直径である。これに対して、幅の最小値D2は、回転伝達部の外形に内接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において内側に大きく突出した外形を持つ回転伝達部を備える態様であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F3)上記第3実施形態では、軸34cは、回転伝達部48cと、カバー部347cと、軸34cの一端側の第一軸341と、軸34cの他端側の第二軸343と、弾性体であるバネ345と、を備える。これに対して、軸34cは、カバー部347cと、軸34cの一端側の第一軸341と、軸34cの他端側の第二軸343と、弾性体であるバネ345と、を備えない態様であってもよい。このような態様においては、例えば、第一リング342と、第二リング344とを備える第1実施形態の軸34が採用されることができる。軸34が第二状態の場合に、軸34と保持部材もしくは第一フランジとが固定されることによって、回転伝達部48cからの回転が保持部材に伝達されればよい。このような態様であっても、上述と同様な効果を得ることができる。
(F4)上記第3実施形態では、回転伝達部48cの幅の最大値D5は、回転軸AXに垂直な向きにおいて回転伝達部48cの外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径である。これに対して、幅の最大値D5は、回転伝達部の外形に外接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において外側に大きく突出した外形を持つ回転伝達部であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F5)上記第3実施形態では、保持部材32cの幅の最小値D6は、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32cの外形に内接する円のうち最小の直径となる円の直径である。これに対して、幅の最小値D6は、保持部材の外形に内接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において内側に大きく突出した外形を持つ保持部材を備える態様であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F6)上記第4実施形態では、保持部材32dの幅の最大値D7は、回転軸AXに垂直な向きにおいて保持部材32dの外形に外接する円のうち最大の直径となる円の直径である。これに対して、幅の最大値D7は、保持部材の外形に外接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において外側に大きく突出した外形を持つ保持部材であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F7)上記第4実施形態では、回転伝達部48dの幅の最小値D8は、回転軸AXに垂直な向きにおいて回転伝達部48dの外形に内接する円のうち最小の直径となる円の直径である。幅の最小値D8は、回転伝達部の外形に内接する円の直径の平均値であってもよい。このような態様においては、例えば、一部分において内側に大きく突出した外形を持つ回転伝達部を備える態様であっても上記と同様な効果が得られることができる。
(F8)上記第5実施形態では、支持脚部414は、第一フランジ241eの内部に備えられる板状の部材である。これに対して、支持脚部は、板状の部材に限らず、例えば棒状の部材であってもよい。このような態様においては、支持脚部は、一つの面を構成するために3つ以上備えられることがより好ましい。このような態様であっても、上記と同様な効果が得られることができる。
(F9)上記第5実施形態では、ロール媒体供給軸23eは、回転伝達部48を備える。これに対して、ロール媒体供給軸23eは、回転伝達部48を備えない態様であってもよい。このような態様においては、動力伝達機構によって保持部材32eが回転される態様が採用されることができる。このような態様であっても、上記と同様な効果が得られることができる。
G.他の形態:
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本発明は、以下の形態(aspect)によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本発明の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本発明の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本発明は、以下の形態(aspect)によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本発明の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本発明の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、長尺状の記録媒体を巻いて構成されるロール媒体の貫通孔に挿入されるロール媒体供給軸が提供される。このロール媒体供給軸は:前記貫通孔に挿入され、前記ロール媒体とともに回転軸を中心に回転される保持部材と;前記ロール媒体供給軸の一端に備えられ、水平面に置かれた場合に前記保持部材を鉛直方向に沿って支持する支持部と;前記保持部材の内部に備えられ、前記回転軸に沿って前記保持部材の内部を移動可能な軸と、を備える。前記軸は:前記軸の一端が前記支持部から突出しない第一状態と;前記軸の一端が前記支持部から突出する第二状態と;をとり得る。前記軸の前記一端を鉛直方向の下向きにして前記支持部が水平面に置かれた場合に前記軸が前記第一状態となる。この形態のロール媒体供給軸によれば、ロール媒体供給軸の支持部が水平面に置かれた場合に、軸の一端が、支持部から突出しない第一状態となる。すなわち、使用者は、支持部を水平面に置き、ロール媒体供給軸を鉛直方向に沿って支持させることができる。これにより、使用者は、ロール媒体供給軸を安定させた状態でロール媒体を交換することができる。従って、使用者は、ロール媒体を水平面と接触させることなく交換することができ、ロール媒体と作業台との接触による汚れや傷の発生を低減できる。ここで軸の一端が、支持部から突出しない第一状態とは、軸の一端が完全に支持部から突出しない状態のみに限定されるわけではなく、軸の一端が支持部から数ミリメートル程度(例えば5ミリメートル未満)突出した状態も第一状態に含まれてもよい。これは、数ミリメートル程度であれば軸の一端が支持部から突出していたとしても、ロール媒体供給軸の支持部が水平面に置かれた場合に、ロール媒体供給軸を実質的に鉛直方向に沿って支持させることができ、使用者は、ロール媒体供給軸をほぼ安定させた状態でロール媒体を交換することができるためである。
(2)上記形態のロール媒体供給軸であって、前記軸は:前記軸の前記一端を含む第一軸と;前記軸の他端を含み、前記第一軸と弾性体によって接続され、前記軸の他端が前記保持部材から突出した位置に配される第二軸と;を備えていてもよい。前記支持部が水平面に置かれた場合に、前記第一軸が前記弾性体の変形によって前記保持部材に対して移動して、前記第一状態となり、前記第一軸が、外力を受けないときに前記第二状態となってもよい。この形態のロール媒体供給軸によれば、軸が弾性体によって第一状態から第二状態へ切り替えられる。したがって、使用者は、軸の第一状態から第二状態への切り替えをより容易に行うことができる。
(3)上記形態のロール媒体供給軸であって、前記保持部材の一方の端部に備えられ、外周に外力が加えられて前記保持部材に回転を伝達する回転伝達部を前記支持部として備えていてもよい。前記回転軸と垂直な向きにおける前記回転伝達部の幅の最小値は、前記回転軸と垂直な向きにおける前記保持部材の幅の最大値以上であってもよい。この形態のロール媒体供給軸によれば、保持部材の幅以上の幅を有する回転伝達部が支持部となる。従って、保持部材を支持部とする態様に比べ、ロール媒体供給軸をより安定して支持させることができる。
(4)上記形態のロール媒体供給軸であって、更に、前記軸の他端側に備えられ、外周に外力が加えられて前記保持部材に回転を伝達する回転伝達部、を備えていてもよい。前記回転軸と垂直な向きにおける前記回転伝達部の幅の最大値は、前記回転軸と垂直な向きにおける前記保持部材の幅の最小値よりも小さくてもよい。この形態のロール媒体供給軸によれば、保持部材の幅よりも小さい幅を有する回転伝達部が支持部とは逆側の端部に備えられる。従って、回転伝達部をより小型化した状態で、ロール媒体供給軸を安定して支持させることができる。
(5)本発明の他の形態によれば、長尺状の記録媒体を巻いて構成されるロール媒体の貫通孔に挿入されるロール媒体供給軸が提供される。このロール媒体供給軸は:前記貫通孔に挿入され、前記ロール媒体とともに回転軸を中心に回転される保持部材と;前記ロール媒体供給軸の一端に備えられ、水平面に置かれた場合に前記保持部材を鉛直方向に沿って支持する支持部と;前記保持部材の内部に備えられる軸と;を備える。前記支持部は、前記軸の一端に備えられ、外周に外力が加えられて前記保持部材に回転を伝達する。前記回転軸と垂直な向きにおける前記支持部の幅の最小値は、前記回転軸と垂直な向きにおける前記保持部材の幅の最大値以上である。この形態のロール媒体供給軸によれば、軸の端部に備えられた回転伝達部が支持部とされることができる。すなわち、使用者は、回転伝達部を水平面に置き、ロール媒体供給軸を鉛直方向に沿って支持させた状態で、ロール媒体を交換することができる。従って、使用者は、ロール媒体を水平面と接触させることなく交換することができる。また、この形態のロール媒体供給軸によれば、保持部材の幅以上の幅を有する回転伝達部が支持部となる。従って、保持部材を支持部とする態様に比べ、ロール媒体供給軸をより安定して支持させることができる。
(6)本発明の他の形態によれば、長尺状の記録媒体を巻いて構成されるロール媒体の貫通孔に挿入されるロール媒体供給軸が提供される。このロール媒体供給軸は:前記貫通孔に挿入され、前記ロール媒体とともに回転軸を中心に回転される保持部材と;前記ロール媒体供給軸の一端に備えられ、水平面に置かれた場合に前記保持部材を鉛直方向に沿って支持する支持部であって、前記保持部材の一方の端部において少なくとも3つ以上の支持脚部として構成される支持部と;を備える。前記ロール媒体供給軸を鉛直方向と平行に水平面上に投影したときに、前記支持脚部は、前記ロール媒体供給軸の最も外側に達している。この形態のロール媒体供給軸によれば、ロール媒体供給軸が、脚部によって鉛直方向に沿って支持されることができる。従って、使用者は、ロール媒体を水平面と接触させることなく交換することができる。
本発明は、ロール媒体供給軸以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ロール媒体供給軸の製造方法、印刷装置、液体吐出装置、印刷装置の製造方法、液体吐出装置の製造方法等の形態で実現することができる。
11…印刷装置、12…筐体部、13…第一収容部、14…第二収容部、15…第三収容部、16…保持フレーム、16a…前端面、17…前面カバー、18…開閉カバー、19…インクカートリッジ、20…排出口、22…側壁部、23…ロール媒体供給軸、23b…ロール媒体供給軸、23c…ロール媒体供給軸、23d…ロール媒体供給軸、23e…ロール媒体供給軸、30…支持部、30c…支持部、30d…支持部、30e…支持部、32…保持部材、32b…保持部材、32c…保持部材、32d…保持部材、32e…保持部材、34…軸、34b…軸、34c…軸、34d…軸、34e…軸、45…給送機構、46…動力伝達機構、47…モーター、48…回転伝達部、48c…回転伝達部、48d…回転伝達部、51…搬送ローラー対、54…記録部、56…カッター、57…搬送ローラー対、58…搬送ローラー対、61…転換ローラー、62…排出ローラー、63…キャリッジ、64…液体吐出部、65…支持部材、241…第一フランジ、241e…第一フランジ、242…第二フランジ、321…第一軸受、322…第二軸受、341…第一軸、342…第一リング、343…第二軸、344…第二リング、345…バネ、347…カバー部、347b…カバー部、347c…カバー部、410…軸部、412…接続部、414…支持脚部、461…歯車、462…歯車、AX…回転軸、CP…単票紙、Ct1…内壁、Ct2…内壁、Ct3…内壁、D1…最大値、D2…最小値、D5…最大値、D6…最小値、D7…最大値、D8…最小値、Dp…凹部、EX…回動軸、Eg…端部、H1…開口部、H2…開口部、Hz…水平面、Op…開口、Ro…ロール媒体、Sh…記録媒体
Claims (4)
- 長尺状の記録媒体を巻いて構成されるロール媒体の貫通孔に挿入されるロール媒体供給軸であって、
前記貫通孔に挿入され、前記ロール媒体とともに回転軸を中心に回転される保持部材と、
前記ロール媒体供給軸の一端に備えられ、水平面に置かれた場合に前記保持部材を鉛直方向に沿って支持する支持部と、
前記保持部材の内部に備えられ、前記回転軸に沿って前記保持部材の内部を移動可能な軸と、を備え、
前記軸は、
前記軸の一端が前記支持部から突出しない第一状態と、
前記軸の前記一端が前記支持部から突出する第二状態と、をとり得、
前記軸の前記一端を鉛直方向の下向きにして前記支持部が水平面に置かれた場合に前記軸が前記第一状態となる、ロール媒体供給軸。 - 請求項1に記載のロール媒体供給軸であって、
前記軸は、
前記軸の前記一端を含む第一軸と、
前記軸の他端を含み、前記第一軸と弾性体によって接続され、前記軸の他端が前記保持部材から突出した位置に配される第二軸と、を備え、
前記支持部が水平面に置かれた場合に、前記第一軸が前記弾性体の変形によって前記保持部材に対して移動して、前記第一状態となり、
前記第一軸が、外力を受けないときに前記第二状態となる、ロール媒体供給軸。 - 請求項1または請求項2に記載のロール媒体供給軸であって、
前記保持部材の一方の端部に備えられ、外周に外力が加えられて前記保持部材に回転を伝達する回転伝達部を前記支持部として備え、
前記回転軸と垂直な向きにおける前記回転伝達部の幅の最小値は、前記回転軸と垂直な向きにおける前記保持部材の幅の最大値以上である、ロール媒体供給軸。 - 請求項1または請求項2に記載のロール媒体供給軸であって、
更に、前記軸の他端側に備えられ、外周に外力が加えられて前記保持部材に回転を伝達する回転伝達部を備え、
前記回転軸と垂直な向きにおける前記回転伝達部の幅の最大値は、前記回転軸と垂直な向きにおける前記保持部材の幅の最小値よりも小さい、ロール媒体供給軸。
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2019
- 2019-03-21 US US16/360,798 patent/US11167573B2/en active Active
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