JP2019166578A - ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法 - Google Patents

ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019166578A
JP2019166578A JP2018053739A JP2018053739A JP2019166578A JP 2019166578 A JP2019166578 A JP 2019166578A JP 2018053739 A JP2018053739 A JP 2018053739A JP 2018053739 A JP2018053739 A JP 2018053739A JP 2019166578 A JP2019166578 A JP 2019166578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
robot
operation program
posture
allowable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018053739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6734316B2 (ja
Inventor
井上 俊彦
Toshihiko Inoue
俊彦 井上
直幹 藤岡
Naomiki Fujioka
直幹 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2018053739A priority Critical patent/JP6734316B2/ja
Priority to US16/296,571 priority patent/US10953543B2/en
Priority to DE102019106360.4A priority patent/DE102019106360A1/de
Priority to CN201910212839.4A priority patent/CN110303493B/zh
Publication of JP2019166578A publication Critical patent/JP2019166578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6734316B2 publication Critical patent/JP6734316B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/70Auxiliary operations or equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J11/00Manipulators not otherwise provided for
    • B25J11/005Manipulators for mechanical processing tasks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1602Programme controls characterised by the control system, structure, architecture
    • B25J9/161Hardware, e.g. neural networks, fuzzy logic, interfaces, processor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1656Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators
    • B25J9/1664Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators characterised by motion, path, trajectory planning
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50353Tool, probe inclination, orientation to surface, posture, attitude
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50355Tool perpendicular to a 2-D curve

Abstract

【課題】被加工部の品質を確保しながら、ロボットの動作速度を上げることが可能となるロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法を提供する。【解決手段】この動作プログラムの設定装置の対象となるロボット10は、動作プログラムに基づき、ロボット10のアーム20の先端部に取付けられたツール40を加工対象物W上の所定の加工軌跡PLに沿って移動させるものであり、動作プログラムは、ツール40の姿勢を所定の加工軌跡PL上の少なくとも1つの姿勢変更箇所で変化させるものである。この設定装置は、ツール40を加工対象物Wの表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所にツール40が近付く時にツール40を傾ける指令を動作プログラムに加える制御部を備える。【選択図】図1

Description

本発明はロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法に関する。
特許文献1には、動作プログラムに基づき動作するロボットが開示されている。当該ロボットの制御装置は、動作プログラムに基づき動作する実際のロボットの各関節の動作角度と動作プログラムで設定されている各関節の動作角度とを比較し、当該比較に基づき実際の動作の誤差を演算する。
特開平11−48176号公報
ロボットの高速動作は、タクトタイムの短縮および生産効率の向上に寄与する。一方、ロボットアーム、減速機等の剛性に応じて、ロボットの先端部の姿勢変更が高速で行われた時に、ロボットの先端部に振動が生ずる場合がある。例えば、ロボットの先端部に取付けられたレーザ切断用のツールによってレーザ切断を行う場合に、加工軌跡の中にツールの姿勢を変更する箇所があると、当該箇所の近傍の被加工部に意図しない曲面、凹凸等が発生する。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされている。本発明の目的の一つは、被加工部の品質を確保しながら、ロボットの動作速度を上げることが可能となるロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の第1態様は、ロボットの動作プログラムの設定装置であって、前記ロボットが、前記動作プログラムに基づき、前記ロボットのアームの先端部に取付けられたツールを加工対象物上の所定の加工軌跡に沿って移動させるものであり、前記動作プログラムが、前記ツールの姿勢を前記所定の加工軌跡上の少なくとも1つの姿勢変更箇所で変化させるものであり、前記ツールを前記加工対象物の表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが近付く時に前記ツールを傾ける指令を、前記動作プログラムに加える制御部を備える。
第1態様において、ツールが姿勢変更箇所に近付く時とは、ツールが姿勢変更箇所に到達する前である。つまり、第1態様では、ツールが姿勢変更箇所に到達する前にツールを傾け始めるための指令が動作プログラムに加えられる。例えば、姿勢変更箇所において、加工対象物の表面の形状に応じてツールを大きく傾けなければならない時でも、姿勢変更箇所に到達する前の段階でツールの傾けが予備的に開始される。このため、姿勢変更箇所におけるツールの姿勢変更量を少なくすることができ、これは被加工部の品質を確保しながらロボットの動作速度を向上するために有利である。
上記態様において、好ましくは、前記ツールがレーザ切断ツールであり、少なくとも前記加工対象物の材質および板厚と、前記許容傾斜角度の範囲と、を対応させた許容角度設定用データを格納する記憶部をさらに備え、前記制御部が、前記許容角度設定用データを用いて得られる前記許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが到達する時又は到達直前の前記ツールの傾斜角度に関する指令を前記動作プログラムに加える。
当該構成では、許容角度設定用データを用いて得られる許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツールの傾斜角度に関する指令が動作プログラムに追加される。このように制御部が姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツールの傾斜角度を自動的に設定するので、動作プログラムを設定する時の手間が低減される。
なお、許容角度設定用データが、多種類の材質および板厚と許容傾斜角度の範囲とを対応させたものであることが好ましい。このような統計的なデータを用いない従来の動作プログラムの設定では、トライアンドエラーにより各加工位置におけるツールの傾斜角度等が設定されていた。このため、動作プログラムの設定に多くの時間を要した。これに対し、当該構成では、加工対象物の材質、板厚等に基づき、被加工部の品質を確保しながらロボットの動作速度を向上するための設定が自動的に行われるので、手間の低減と加工品質の向上の両立が実現可能である。
上記態様において、好ましくは、前記ツールがレーザ切断ツールであり、少なくとも前記加工対象物の材質および板厚を用いて前記許容傾斜角度の範囲を導出する許容角度設定用の式を格納する記憶部をさらに備え、前記制御部が、前記許容角度設定用の式を用いて得られる前記許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが到達する時又は到達直前の前記ツールの傾斜角度に関する指令を前記動作プログラムに加える。
当該構成では、許容角度設定用の式を用いて得られる許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツールの傾斜角度に関する指令が動作プログラムに追加される。このように制御部が姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツールの傾斜角度を自動的に設定するので、動作プログラムを設定する時の手間が低減される。
このような許容角度設定用の式を用いない従来の動作プログラムの設定では、トライアンドエラーにより各加工位置におけるツールの傾斜角度等が設定されていた。このため、動作プログラムの設定に多くの時間を要した。これに対し、当該構成では、加工対象物の材質、板厚等に基づき、被加工部の品質を確保しながらロボットの動作速度を向上するための設定が自動的に行われるので、手間の低減と加工品質の向上の両立が実現可能である。
上記態様において、好ましくは、前記制御部が、前記ツールを前記傾斜角度に向かって傾け始める位置又はタイミングに関する指令を前記動作プログラムに加える。
当該態様では、ツールを傾斜角度に向かって傾け始める位置又はタイミングを制御部が自動的に設定する。このため、動作プログラムを設定する時の手間が低減される。
上記態様において、好ましくは、前記制御部が、前記ツールを前記傾斜角度に向かって傾け始める点である開始教示点を前記動作プログラムに加える。
当該態様では、ツールを傾斜角度に向かって傾け始める点である開始教示点が自動的に動作プログラムに加えられる。このため、動作プログラムを設定する時の手間が低減される。
また、加工用の動作プログラムの設定は、被加工部の品質の安定性に大きな影響を与える。当該態様では、開始教示点が明確に設定されるので、開始教示点がロボットの補間プログラム等によって毎回設定される場合と比較し、被加工部の品質の安定性を向上することが可能である。
本発明の第2態様のロボットは、先端部にツールが取付けられたアームと、動作プログラムに基づいて前記アームを制御し、前記ツールを加工対象物上の所定の加工軌跡に沿って移動させる制御部と、を備え、前記動作プログラムが、前記ツールの姿勢を前記所定の加工軌跡上の少なくとも1つの姿勢変更箇所で変化させるものであり、前記制御部が、前記ツールを前記加工対象物の表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが近付く時に前記ツールを傾け始めるように構成されている。
第2態様において、ツールが姿勢変更箇所に近付く時とは、ツールが姿勢変更箇所に到達する前である。つまり、第2態様では、ツールが姿勢変更箇所に到達する前にツールが傾け始められる。例えば、姿勢変更箇所において、加工対象物の表面の形状に応じてツールを大きく傾けなければならない時でも、姿勢変更箇所に到達する前の段階でツールの傾けが予備的に開始される。このため、姿勢変更箇所におけるツールの姿勢変更量を少なくすることができ、これは被加工部の品質を確保しながらロボットの動作速度を向上するために有利である。
本発明の第3態様は、アームの先端部にツールが取付けられたロボットの制御方法であって、制御部が、前記ロボットの前記アームを制御し、前記ツールを加工対象物上の所定の加工軌跡に沿って移動させる加工工程を有し、前記加工軌跡は、前記ツールの姿勢を変更しなければならない姿勢変更箇所を少なくとも1つ有し、前記加工工程において、前記ツールを前記加工対象物の表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、前記制御部が、前記姿勢変更箇所に前記ツールが近付く時に前記ツールを傾け始める。
本発明によれば、被加工部の品質を確保しながら、ロボットの動作速度を上げることが可能となる。
本発明の一実施形態のロボットの概略平面図である。 本実施形態のロボットの制御装置のブロック図である。 本実施形態で用いる許容角度設定用データを示す図である。 本実施形態の制御装置の処理を示すフローチャートである。 本実施形態のツールの動作を説明するための図である。 本実施形態のツールの動作を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る動作プログラムの設定装置である制御装置30が、図面を用いながら以下説明されている。
本実施形態では、制御装置30はロボット10に設けられているロボット制御装置である。図1に示されるように、ロボット10はアーム20を有し、アーム20の先端にツール40が取付けられている。
本実施形態では、ツール40は、レーザ切断を行うレーザ切断ツールである。図5および図6に示されるように、ツール40の先端にはノズル41が設けられ、ノズル41内には例えば直径1mm程度の貫通孔41aが設けられている。貫通孔41aはツール40の長手軸線に沿った方向に延びている。ツール40はレーザ発振器42(図2)に接続され、レーザ発振器42で発生したレーザ光が、ノズル41の貫通孔41aから加工対象物Wに照射される。また、ツール40はアシストガス供給装置43(図2)に接続されている。アシストガス供給装置43からツール40にアシストガスが供給され、アシストガスはノズル41の貫通孔41a又はアシストガス用の孔を経由して加工対象物Wに吹付けられる。加工対象物Wに対するレーザ光の照射およびアシストガスの吹付けによって、加工対象物Wの切断が行われる。
アーム20は、複数のアーム部材および複数の関節を備えている。また、アーム20は、複数の関節をそれぞれ駆動する複数のサーボモータ21を備えている(図2参照)。各サーボモータ21として、回転モータ、直動モータ等の各種のサーボモータが用いられ得る。各サーボモータ21はその作動位置および作動速度を検出するための作動位置検出装置を有し、作動位置検出装置は一例としてエンコーダである。作動位置検出装置の検出値は制御装置30に送信される。
制御装置30は、図2に示されるように、プロセッサ等を有する制御部31と、表示装置32と、不揮発性ストレージ、ROM、RAM等を有する記憶部33と、教示操作盤等である入力装置34と、信号の送受信を行うための送受信部35と、各サーボモータ21にそれぞれ接続されたサーボ制御器36とを備えている。入力装置34および送受信部35は入力部として機能する。
ロボット制御装置30は、図2に示されるように、レーザ発振器42およびアシストガス供給装置43に接続されている。ロボット制御装置30は後述する動作プログラムに基づいてレーザ発振器42およびアシストガス供給装置43を制御し、これにより加工対象物Wの切断が行われる。
本実施形態では、制御装置30はロボット10の動作を制御するロボット制御装置であるが、制御装置30が、ロボット制御装置内又はロボット10に設けられ、上記の構成を有する制御装置であってもよい。また、制御装置30は、ロボット10の動作プログラムを作成するためにロボット10とは別の場所に設けられた教示装置であってもよく、ロボット10のモデルを有するシミュレーション装置であってもよい。なお、制御装置30が教示装置又はシミュレーション装置である場合、下記ステップS1−2において、教示装置又はシミュレーション装置内に設定されたロボット10を動かすことによって、ツール40が複数の位置に移動される。
記憶部33にはシステムプログラム33aが格納されており、システムプログラム33aは制御装置30の基本機能を担っている。また、記憶部33には動作プログラム33bが格納される。制御部31はシステムプログラム33aに基づいて作動し、また、制御部31は動作プログラム33bを読み出し、動作プログラム33bに基づいて各サーボ制御器36、レーザ発振器42、およびアシストガス供給装置43を制御する。これにより、ロボット10がツール40を例えば図1に示される加工軌跡PLに沿って移動させ、これにより加工対象物Wが加工軌跡PLに沿って切断される。
記憶部33には、設定プログラム33cと、許容角度設定用データ33dとが格納されている。
許容角度設定用データ33dは、例えば図3に示されるように、加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚、ツール40からのレーザ光の出力レベル、ツール40からのアシストガスの出力レベル、アシストガスの種類等と、ツール40の許容傾斜角度の範囲とを対応させたデータである。許容傾斜角度の範囲は、ツール40を加工対象物Wの表面に対して傾けることができる角度範囲である。
なお、ツール40を用いたレーザ切断が行われる時、好ましくは、ノズル41の貫通孔41aの中心軸線41bと加工対象物Wの表面の垂線又は法線とが平行となる状態が維持される。当該表面は、加工対象物Wにおいてノズル41によって加工を行う位置又はその近傍の表面である。本実施形態では、加工対象物Wの表面の垂線又は法線に対する中心軸線41bの傾斜角度が、ツール40の加工対象物Wの表面に対する傾斜角度α(図6)である。
ここで、切断部の品質を確保するために、レーザ切断を行うツール40のノズル41と加工対象物Wの表面との間隔は小さく、当該間隔は例えば1mm程度である。一方、ノズル41の先端の直径は例えば5mm程度ある。このため、ツール40の加工対象物Wの表面に対する傾斜角度αが物理的に制限される。
一方、ツール40からのレーザ光の出力レベル、加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚、ツール40からのアシストガスの出力レベル、アシストガスの種類等に応じて、ツール40の加工対象物Wの表面に対する傾斜角度αが切断品質の観点から制限される。また、アシストガスを吹付けるためのノズル41の先端の構造、アシストガスを吹付ける角度の要求等に基づき、ツール40の加工対象物Wの表面に対する傾斜角度αが切断品質の観点から制限される場合もある。
前記の物理的な制限および切断品質に基づく制限に応じて、ツール40の許容傾斜角度の範囲が設定される。許容傾斜角度の範囲は、加工対象物Wの表面の垂線又は法線に対する中心軸線41bの傾斜角度αの許容範囲である。
ロボット10の使用者が、加工対象物Wの切断を行うための動作プログラム33bを設定する時に、制御部31は設定プログラム33cに基づいて以下の処理を行う。以下の処理は図4のフローチャートに示されている。
先ず、制御部31が、入力装置34、送受信部35等を用いて入力される開始信号を受付けると(ステップS1−1)、基本動作を入力するための基本動作入力状態となる(ステップS1−2)。基本動作は、ロボット10の先端部およびツール40の位置および姿勢をどのように変化させるかを示すものである。
本実施形態では、ステップS1−2において、使用者がロボット10の先端部によって支持されたツール40を手動で複数の位置に移動させる。各々の位置においてツール40は様々な姿勢となるので、当該位置は位置および姿勢を意味する。以下、当該複数の位置を複数の教示点と称する。使用者が入力装置34に所定の入力を行うことにより、前記複数の教示点の各々に対応するロボット10の制御パラメータ、制御指令等が記憶部33に保存される。また、所定の入力に基づいて、複数の教示点の間のロボットの補間制御パラメータ、補間制御指令等が記憶部33に保存される。
制御パラメータおよび補間制御パラメータは、各サーボ制御器36、レーザ発振器42、アシストガス供給装置43等を制御するためのパラメータであり、制御指令および補間制御指令は、各サーボ制御器36、レーザ発振器42、アシストガス供給装置43等を制御するための制御指令群である。
なお、補間制御パラメータおよび補間制御指令はステップS1−2で記憶部33に保存されなくてもよい。この場合、ロボット10が実際に作業を行う際に、補間制御パラメータおよび補間制御指令が制御部31によって計算される。
図5の例では、ロボット10の先端部によって支持されたツール40を使用者が手動で教示点Aおよび教示点Bに移動させる。制御部31は、入力装置34に所定の入力が行われることにより、教示点Aおよび教示点Bの各々に対応するロボット10の制御パラメータ、制御指令等を記憶部33に保存する。
また、使用者が、入力装置34を用いて、教示点Aから教示点Bまでツール40を直線的に移動させるための移動態様の入力を行う。
この時点で、教示点Aから教示点Bまでの動作プログラム33bが作成され、当該動作プログラム33bが実行されると、教示点Aから教示点Bまでロボット10がツール40を移動させる。このように、本実施形態では、動作プログラム33bは、加工軌跡PLの一部分だけに対応している場合もある。
教示点Aから教示点Bまでの動作プログラム33bが作成されると、教示点Aから教示点Bまでツール40を直線的に移動させるためのロボット10の補間制御パラメータ、補間制御指令等も記憶部33に保存される。続いて、使用者が、図5の教示点Cおよび教示点Dの教示と、教示点Bから教示点Dまでツール40を所定の曲率半径を有する凹曲面に沿って移動させるための移動態様の入力を行うと、教示点Bから教示点Dまでツール40を凹曲面に沿って移動させるためのロボット10の補間制御パラメータ、補間制御指令等が記憶部33に保存される。この時点で、教示点Aから教示点Dまでの動作プログラム33bが作成される。
他の例では、ステップS1−2において、図1に示される加工軌跡PLに沿ってノズル41を移動させるパラメータのセット、制御指令のセット等を、制御部31がCADデータに基づいて作成する。当該パラメータのセットは、複数の教示点の情報、教示点間のツールの移動態様の情報等を少なくとも含む。CADデータは、加工対象物Wの三次元CADデータ、ノズル40の三次元CADデータ、ロボット10の三次元CADデータ等である。前記制御指令のセットは、例えば、加工軌跡PLの各位置でツール40の加工対象物Wの表面に対する傾斜角度αを0°とするものである。
ステップS1−2の後、制御部31は、ツール40の姿勢を変更させる姿勢変更箇所を特定する(ステップS1−3)。例えば図5において教示点Bと教示点Dとの間でツール40の中心軸線41bが加工対象物Wの表面に対して垂直に維持される時に、教示点Bと教示点Dとの間でツール40の姿勢が変化する。つまり、加工軌跡PLにおいて、教示点Bと教示点Dとの間は姿勢変更箇所である。同様に、教示点Dと教示点Fとの間も姿勢変更箇所である。本実施形態では、加工対象物Wがその板厚方向に屈曲する屈曲部を有し、これにより姿勢変更箇所が形成されている。
続いて、制御部31は、各姿勢変更箇所について、ツール40の姿勢を予備的に変更する必要性の有無を判断する(ステップS1−4)。ステップS1−4の判断は、例えば、各姿勢変更箇所におけるツール40の姿勢の変化量、要求される加工速度、ロボット10のアーム20の剛性等を用いて判断される。ここで、加工速度とは、ロボット10によって移動されるツール40のノズル41の速度等である。例えば、加工対象物Wの加工時間を短くする要求がある時は、要求される加工速度は高速になる。
要求される加工速度が低速である場合は、ツール40の姿勢を予備的に変更しなくても問題無いかもしれない。しかし、要求される加工速度が高速である時に、例えば図5において教示点Bと教示点Dとの間でツール40の姿勢が90°変化すると、姿勢変化によってツール40のノズル41の位置が安定しなくなる場合がある。これは、ロボット10が片持ち構造であるからである。ツール40の姿勢変更を高速で行うと、アーム20およびツール40の慣性力、アーム20の撓み等によって、例えばツール40が揺れる。このため、加工面に意図しない曲面、凹凸等の加工不良が発生する。
このため、ステップS1−4において、各姿勢変更箇所におけるツール40の姿勢の変化量、要求される加工速度、アーム20の剛性等を用いて、ツール40の姿勢を予備的に変更する必要性の有無が判断される。
続いて、制御部31は、姿勢の予備的変更が必要である姿勢変更箇所について、当該姿勢変更箇所にツール40が到達する時又は到達直前のツール40の傾斜角度αを設定する(ステップS1−5)。ここで、使用者は、入力装置34を用いて、加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚、レーザ光の出力レベル、アシストガスの種類等を予め入力しており、これら入力情報を制御部31が認識している。加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚、レーザ光の出力レベル、アシストガスの種類等が送受信部35を用いて入力されてもよい。そして、ステップS1−5において、制御部31は、許容角度設定用データ33dを参照し、前記入力情報に対応する許容傾斜角度の範囲内において、ツール40の傾斜角度αを設定する。
例えば、ステップS1−5において、図3の条件1の加工が行われる時に、制御部31は教示点Bに到達する時又はその直前の傾斜角度αを15°に設定する(図6)。なお、教示点Bは、教示点Bと教示点Dとの間の姿勢変更箇所において、ツール40が最初に到達する教示点である。ここで、一致する条件が無い時は、近い条件を用いて傾斜角度αの設定が行われ、又は、複数の条件から得られる傾向を用いて傾斜角度αの設定が行われる。
続いて、制御部31は、当該姿勢変更箇所に到達する時又はその直前にツール40を傾斜角度αとするために、ツール40を傾け始める位置を設定する(ステップS1−6)。ステップS1−6を行う時、制御部31は、姿勢変更箇所に近付く時のツール40の速度、当該傾けに費やすことができる時間等を少なくとも用いる。当該傾けに費やすことができる時間は、アーム20およびツール40の慣性力、アーム20の剛性等に応じて変わる。
そして、制御部31は、ステップS1−5で設定される傾斜角度αに関する指令を、作成される動作プログラム33bに加え、ステップS1−6で設定される傾け開始位置を、作成される動作プログラム33bに予備的傾けの開始教示点B1として加える(ステップS1−7)。
なお、ステップS1−5において、図6に示されるように、教示点Dに到達する時又はその直前の傾斜角度αも同様に15°に設定されてもよい。この場合も、教示点Dと教示点Fとの間のツール40の姿勢変化量が少なくなる。
さらに、図6に示されるように、教示点Fを通過する時又は通過直後の傾斜角度αも同様に15°に設定されてもよい。つまり、制御部31は動作プログラム33bに指令を加える処理を行い、該指令は、姿勢変更箇所である教示点Dと教示点Fとの間の区間を通過する時又はその直後に、許容傾斜角度の範囲内においてツール40が傾いた状態とするものである。このような傾けも、本実施形態では予備的傾けと称する。
このように姿勢変更箇所を通過する時又は通過直後の予備的傾けが設定されると、教示点Dと教示点Fとの間のツール40の姿勢変化量が少なくなる。この場合、ステップS1−6において、ツール40の傾けを終了する位置を決定し、ステップS1−7において、ステップS1−6で設定される傾け終了位置を、作成される動作プログラム33bに予備的傾けの終了教示点F1として加えることができる。
制御部31は、例えば入力装置34、送受信部35等を用いて入力される終了信号を受付けるまでは、ステップS1−2〜S1−7を繰り返す(ステップS1−8)。
なお、ステップS1−2において加工軌跡PLの全てに対応した動作プログラム33bが作成された後に、ステップS1−3〜S1−7が行われるように構成してもよい。
また、制御部31が予め全ての姿勢変更箇所を認識していてもよく、入力装置34等を用いて入力される情報に基づき制御部31が全ての姿勢変更箇所を認識してもよい。これらの場合、ステップS1−3を行う必要はない。
また、全ての姿勢変更箇所について、ツール40の姿勢を予備的に変更するように構成されていてもよい。例えば、全ての姿勢変更箇所においてツール40の姿勢が大きく変化することがわかっている場合に、当該構成が用いられる。この場合、ステップS1−4を行う必要はない。
また、姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツール40の傾斜角度αを予め設定することも可能である。例えば、許容傾斜角度に対して十分に小さい傾斜角度αを用いて加工面の加工不良を防ぐことができる場合は、全ての姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツール40の傾斜角度αを予め設定することができる。この場合、ステップS1−5を行う必要はない。
また、ツール40を傾け始める位置を予め設定することも可能である。例えば、入力装置34等を用いて入力される情報に基づき、ツール40を傾け始める位置が設定されてもよい。この場合、ステップS1−6を行う必要はない。
また、ステップS1−6において、ツール40を傾け始める位置を設定する代わりに、ツール40を傾け始めるタイミングを設定することも可能である。例えば、姿勢変更箇所に到達する1秒前がツール40を傾け始めるタイミングとして設定される。
また、加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚等とツール40の許容傾斜角度の範囲とを対応させたデータの代わりに、許容角度設定用の式が記憶部33に格納されていてもよい。この場合、許容角度設定用の式は、加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚、ツール40からのレーザ光の出力レベル、ツール40からのアシストガスの出力レベル、アシストガスの種類等から、許容傾斜角度の範囲を導き出せるものである。
本実施形態では、制御部31は動作プログラム33bに指令を加えるように構成され、当該指令は、ツール40を加工対象物Wの表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所にツール40が近付く時にツール40を傾けるための指令である。
ツール40が姿勢変更箇所に近付く時とは、ツール40が姿勢変更箇所に到達する前である。つまり、本実施形態では、ツール40が姿勢変更箇所に到達する前にツール40を傾け始めるための指令が動作プログラム33bに加えられる。例えば、姿勢変更箇所において、加工対象物Wの表面の形状に応じてツール40を大きく傾けなければならない時でも、姿勢変更箇所に到達する前の段階でツール40の傾けが予備的に開始される。このため、姿勢変更箇所におけるツール40の姿勢変更量を少なくすることができ、これは被加工部の品質を確保しながらロボット10の動作速度を向上するために有利である。
また、本実施形態では、ツール40がレーザ切断ツールであり、加工対象物Wの材質、板厚等と許容傾斜角度の範囲とを対応させた許容角度設定用データを格納する記憶部33を備え、制御部31が、許容角度設定用データを用いて得られる許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所にツール40が到達する時又は到達直前のツール40の傾斜角度αに関する指令を動作プログラム33bに加える。
また、ツール40がレーザ切断ツールであり、加工対象物Wの材質、板厚等を用いて許容傾斜角度の範囲を導出する許容角度設定用の式を格納する記憶部33が設けられ、制御部31が、許容角度設定用の式を用いて得られる許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所にツール40が到達する時又は到達直前のツール40の傾斜角度αに関する指令を動作プログラム33bに加える。
このように制御部31が姿勢変更箇所に到達する時又はその直前のツール40の傾斜角度αを自動的に設定するので、動作プログラム33bを設定する時の手間が低減される。
また、本実施形態では、ツール40を傾斜角度αに向かって傾け始める位置又はタイミングを制御部31が自動的に設定する。このため、動作プログラム33bを設定する時の手間が低減される。
また、本実施形態では、ツール40を傾斜角度αに向かって傾け始める点である開始教示点B1が自動的に動作プログラム33bに加えられる。このため、動作プログラム33bを設定する時の手間が低減される。
また、加工用の動作プログラム33bの設定は、被加工部の品質の安定性に大きな影響を与える。本実施形態では、開始教示点B1が明確に設定されるので、開始教示点B1がロボット10の補間プログラム等によって毎回設定される場合と比較し、被加工部の品質の安定性を向上することが可能である。
本実施形態では、制御部31が動作プログラム33bの設定、書き換え等を行うものである。これに対し、制御部31が動作プログラム33bに基づきロボット10のアーム20を制御しており、例えば図5の教示点Bと教示点Dとの間の姿勢変更箇所にツール40が近付く時に、制御部31がツール40を予備的に傾け始めるように構成されていてもよい。
この場合、動作プログラム33bは、例えば図5に示されるように、予備的にツール40を傾け始める教示がされてないものである。
一方、使用者は、入力装置34を用いて、加工対象物Wの材質、加工対象物Wの板厚、レーザ光の出力レベル、アシストガスの出力レベル、アシストガスの種類等を予め入力している。このため、これらの入力情報を制御部31が認識している。
制御部31は、記憶部33に格納されている許容角度設定用データ33dを参照し、前記入力情報に対応する許容傾斜角度の範囲内において、姿勢変更箇所に到達する時又は到達直前のツール40の傾斜角度αを決定する。そして、制御部31は、姿勢変更箇所に近付いている時に、決定された傾斜角度αに対応する姿勢に向かってツール40の姿勢を変更する。
この場合でも、ツール40が姿勢変更箇所に到達する前にツール40が傾け始められる。例えば、姿勢変更箇所において、加工対象物Wの表面の形状に応じてツール40を大きく傾けなければならない時でも、姿勢変更箇所に到達する前の段階でツール40の傾けが予備的に開始される。このため、姿勢変更箇所におけるツール40の姿勢変更量を少なくすることができ、これは被加工部の品質を確保しながらロボット10の動作速度を向上するために有利である。
なお、前記実施形態において、許容角度設定用データ33dおよび許容角度設定用の式は、少なくとも加工対象物Wの材質および板厚に基づき許容傾斜角度の範囲を導き出せるものであればよい。例えば、ツール40からのレーザ光の出力レベル、ツール40からのアシストガスの出力レベル、アシストガスの種類等が殆ど変更されないレーザ切断設備であれば、これらのパラメータは必要無い。
なお、前記実施形態において、ツール40は、水の噴射によってプラスチック板を所定の加工軌跡に沿って切断するツールであってもよい。また、ツール40は、シーリング材を所定の加工軌跡に沿って塗布するツールであってもよい。また、ツール40は、所定の加工軌跡に沿って塗料を塗布するツールであってもよい。また、ツール40は、所定の加工軌跡に沿って溶接を行うツールであってもよい。
なお、前記実施形態において、ツール40の予備的な傾けの方向は、姿勢変更箇所におけるツール40の姿勢変更量(傾け量)を少なくする方向である。
一方、ツール40を予備的に傾ける方向は、加工軌跡に沿った方向に限定されない。例えば、姿勢変更箇所においてツール40を加工軌跡に交差する方向に傾ける場合は、ツール40を予備的に傾ける方向も加工軌跡に交差する方向となる。
10 ロボット
20 アーム
21 サーボモータ
30 制御装置
31 制御部
32 表示装置
33 記憶部
33a システムプログラム
33b 動作プログラム
33c 設定プログラム
33d 許容角度設定用データ
34 入力装置
35 送受信部
36 サーボ制御器
40 ツール
41 ノズル
41a 貫通孔
41b 中心軸線
42 レーザ発振器
43 アシストガス供給装置
W 加工対象物
α 傾斜角度

Claims (7)

  1. ロボットの動作プログラムの設定装置であって、
    前記ロボットが、前記動作プログラムに基づき、前記ロボットのアームの先端部に取付けられたツールを加工対象物上の所定の加工軌跡に沿って移動させるものであり、
    前記動作プログラムが、前記ツールの姿勢を前記所定の加工軌跡上の少なくとも1つの姿勢変更箇所で変化させるものであり、
    前記ツールを前記加工対象物の表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが近付く時に前記ツールを傾け始める指令を、前記動作プログラムに加える制御部を備える、ロボットの動作プログラムの設定装置。
  2. 前記ツールがレーザ切断ツールであり、
    少なくとも前記加工対象物の材質および板厚と、前記許容傾斜角度の範囲と、を対応させた許容角度設定用データを格納する記憶部をさらに備え、
    前記制御部が、前記許容角度設定用データを用いて得られる前記許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが到達する時又は到達直前の前記ツールの傾斜角度に関する指令を前記動作プログラムに加える、請求項1に記載のロボットの動作プログラムの設定装置。
  3. 前記ツールがレーザ切断ツールであり、
    少なくとも前記加工対象物の材質および板厚を用いて前記許容傾斜角度の範囲を導出する許容角度設定用の式を格納する記憶部をさらに備え、
    前記制御部が、前記許容角度設定用の式を用いて得られる前記許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが到達する時又は到達直前の前記ツールの傾斜角度に関する指令を前記動作プログラムに加える、請求項1に記載のロボットの動作プログラムの設定装置。
  4. 前記制御部が、前記ツールを前記傾斜角度に向かって傾け始める位置又はタイミングに関する指令を前記動作プログラムに加える、請求項1〜3の何れかに記載のロボットの動作プログラムの設定装置。
  5. 前記制御部が、前記ツールを前記傾斜角度に向かって傾け始める点である開始教示点を前記動作プログラムに加える、請求項1〜3の何れかに記載のロボットの動作プログラムの設定装置。
  6. 先端部にツールが取付けられたアームと、
    動作プログラムに基づいて前記アームを制御し、前記ツールを加工対象物上の所定の加工軌跡に沿って移動させる制御部と、を備え、
    前記動作プログラムが、前記ツールの姿勢を前記所定の加工軌跡上の少なくとも1つの姿勢変更箇所で変化させるものであり、
    前記制御部が、前記ツールを前記加工対象物の表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、前記姿勢変更箇所に前記ツールが近付く時に前記ツールを傾け始めるように構成されている、ロボット。
  7. アームの先端部にツールが取付けられたロボットの制御方法であって、
    制御部が、前記ロボットの前記アームを制御し、前記ツールを加工対象物上の所定の加工軌跡に沿って移動させる加工工程を有し、
    前記加工軌跡は、前記ツールの姿勢を変更しなければならない姿勢変更箇所を少なくとも1つ有し、
    前記加工工程において、前記ツールを前記加工対象物の表面に対して傾けることができる角度範囲である許容傾斜角度の範囲内において、前記制御部が、前記姿勢変更箇所に前記ツールが近付く時に前記ツールを傾け始める、ロボットの制御方法。
JP2018053739A 2018-03-22 2018-03-22 ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法 Active JP6734316B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018053739A JP6734316B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法
US16/296,571 US10953543B2 (en) 2018-03-22 2019-03-08 Operation program setting apparatus for robot, robot, and method of controlling robot
DE102019106360.4A DE102019106360A1 (de) 2018-03-22 2019-03-13 Betriebsprogrammeinstellungsvorrichtung für roboter, roboter und verfahren zum steuern des roboters
CN201910212839.4A CN110303493B (zh) 2018-03-22 2019-03-20 机器人的动作程序的设定装置、机器人及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018053739A JP6734316B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019166578A true JP2019166578A (ja) 2019-10-03
JP6734316B2 JP6734316B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=67848309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018053739A Active JP6734316B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10953543B2 (ja)
JP (1) JP6734316B2 (ja)
CN (1) CN110303493B (ja)
DE (1) DE102019106360A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021049613A1 (ja) 2019-09-12 2021-03-18 伸彦 ▲浜▼崎 未成熟卵母細胞の誘導方法及び成熟卵母細胞の作製方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112621739B (zh) * 2019-10-08 2022-03-15 东元电机股份有限公司 机器人及其路径插值规划命令产生系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02290685A (ja) * 1989-01-09 1990-11-30 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工機
JPH0535327A (ja) * 1991-07-30 1993-02-12 Toyoda Mach Works Ltd レーザ加工機
JPH0557643A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Daikin Ind Ltd 産業用ロボツトにおける手先部の姿勢制御方法およびその装置
JP2003245773A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 傾斜切断方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6198407A (ja) * 1984-10-19 1986-05-16 Fanuc Ltd ロボツト制御軸の位置デ−タ生成方法
JPH01273682A (ja) 1988-04-25 1989-11-01 Shin Meiwa Ind Co Ltd 切断ロボットの切断出力条件設定方法
US5276777A (en) * 1988-04-27 1994-01-04 Fanuc Ltd. Locus correcting method for industrial robots
JPH042460A (ja) * 1990-04-16 1992-01-07 Enshu Ltd 金型磨きロボットのダイレクトティーチング法
JP3051968B2 (ja) 1992-03-10 2000-06-12 新明和工業株式会社 加工ロボットのオフライン教示方法
GB9300403D0 (en) * 1993-01-11 1993-03-03 Huissoon Jan P Dynamic seam tracking with redundant axes control
JPH06285762A (ja) * 1993-04-06 1994-10-11 Mitsubishi Electric Corp ロボットによる自由曲面のティーチング方法
JPH0732279A (ja) 1993-07-16 1995-02-03 Fanuc Ltd ロボット位置教示方式
JPH08123536A (ja) 1994-10-25 1996-05-17 Fanuc Ltd 溶接トーチ姿勢の教示方法
JPH1148176A (ja) 1997-08-08 1999-02-23 Yaskawa Electric Corp ロボット位置教示装置
JP3829114B2 (ja) 2002-11-28 2006-10-04 ファナック株式会社 数値制御装置
SE525108C2 (sv) * 2002-12-30 2004-11-30 Abb Research Ltd Metod och system för programmering av en industrirobot, datorprogramprodukt, datorläsbart medium samt användning
JP4917252B2 (ja) * 2004-07-23 2012-04-18 ファナック株式会社 アーク溶接用装置
US9104195B2 (en) * 2006-12-20 2015-08-11 Lincoln Global, Inc. Welding job sequencer
US20120074110A1 (en) * 2008-08-20 2012-03-29 Zediker Mark S Fluid laser jets, cutting heads, tools and methods of use
CH702451A1 (de) 2009-12-17 2011-06-30 Micromachining Ag Verfahren zum Trennen einer Materialschicht mittels eines Schneidstrahls.
US10056010B2 (en) * 2013-12-03 2018-08-21 Illinois Tool Works Inc. Systems and methods for a weld training system
CN106232304B (zh) * 2014-05-01 2018-09-07 本田技研工业株式会社 用于关节型机器人的教学数据准备装置和教学数据准备方法
JP6698268B2 (ja) * 2014-10-14 2020-05-27 蛇の目ミシン工業株式会社 ロボット
US10427239B2 (en) * 2015-04-02 2019-10-01 Illinois Tool Works Inc. Systems and methods for tracking weld training arc parameters
JPWO2017199565A1 (ja) * 2016-05-20 2019-01-10 シャープ株式会社 ロボット、ロボットの動作方法、及びプログラム
CN106393066A (zh) * 2016-10-19 2017-02-15 上海发那科机器人有限公司 一种使用机器人实现折弯跟踪的方法
EP3319066A1 (en) * 2016-11-04 2018-05-09 Lincoln Global, Inc. Magnetic frequency selection for electromagnetic position tracking
CN206216693U (zh) * 2016-11-04 2017-06-06 华南理工大学 一种针对解决形变问题的机器人磨削系统
JP6568169B2 (ja) * 2017-09-12 2019-08-28 ファナック株式会社 溶接ロボットプログラミング装置および溶接ロボットのプログラミング方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02290685A (ja) * 1989-01-09 1990-11-30 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工機
JPH0535327A (ja) * 1991-07-30 1993-02-12 Toyoda Mach Works Ltd レーザ加工機
JPH0557643A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Daikin Ind Ltd 産業用ロボツトにおける手先部の姿勢制御方法およびその装置
JP2003245773A (ja) * 2002-02-26 2003-09-02 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 傾斜切断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021049613A1 (ja) 2019-09-12 2021-03-18 伸彦 ▲浜▼崎 未成熟卵母細胞の誘導方法及び成熟卵母細胞の作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN110303493B (zh) 2021-04-23
CN110303493A (zh) 2019-10-08
US20190291273A1 (en) 2019-09-26
US10953543B2 (en) 2021-03-23
JP6734316B2 (ja) 2020-08-05
DE102019106360A1 (de) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180164793A1 (en) Laser processing robot system and control method of laser processing robot system
JP2004174709A (ja) 工作物を加工するための方法および装置
US8367970B2 (en) Laser machining with laser power controlled as a function of laser motion
JP5122833B2 (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
EP1005941B1 (en) Method for building up a workpiece by deposit welding
JP7386397B2 (ja) レーザ切断加工装置及びレーザ切断加工方法
JP4353219B2 (ja) レーザ加工装置、レーザ加工装置の制御方法
US8820203B2 (en) Method of controlling a robot for small shape generation
US20110224815A1 (en) Industrial Robot And Path Planning Method For Controlling The Movement Of An Industrial Robot
US20090125146A1 (en) Method of and Apparatus for Automated Path Learning
JP2007098464A (ja) レーザー加工ロボット制御装置、レーザー加工ロボット制御方法およびレーザー加工ロボット制御プログラム
WO2013089101A1 (ja) 溶接ビード整形装置およびその整形方法
US20060113392A1 (en) Laser processing robot system and method for controlling the same
JP4902815B1 (ja) 数値制御装置
JP5608074B2 (ja) レーザ加工システム及びその制御方法
JP2002175105A (ja) 数値制御方法
US20040054437A1 (en) Robot control apparatus
JP6734316B2 (ja) ロボットの動作プログラムの設定装置、ロボット、およびロボットの制御方法
JP2019104097A (ja) ロボットシステム
JP6705847B2 (ja) 加工結果に基づいた学習制御を行うロボットシステム及びその制御方法
JP4503326B2 (ja) 工具経路データ生成装置及びこれを備えた制御装置
JP7070114B2 (ja) ロボット制御装置及びロボット制御方法
JP2020044564A (ja) レーザ加工装置
WO2022080448A1 (ja) レーザ加工システム及び制御方法
JP7405986B2 (ja) レーザ加工システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190808

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191021

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6734316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150