JP2019166467A - 濾過乾燥装置 - Google Patents
濾過乾燥装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019166467A JP2019166467A JP2018056280A JP2018056280A JP2019166467A JP 2019166467 A JP2019166467 A JP 2019166467A JP 2018056280 A JP2018056280 A JP 2018056280A JP 2018056280 A JP2018056280 A JP 2018056280A JP 2019166467 A JP2019166467 A JP 2019166467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank body
- diaphragm
- vibration
- filter cloth
- filtration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
Description
図1、2を参照して濾過乾燥装置100の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る濾過乾燥装置100の概略構成の一例を示す側断面図である。なお、図1において紙面上側を濾過乾燥装置100の上方と称し、紙面下側を下方と称し、濾過乾燥装置100の上下方向は鉛直方向となっている。図2は、排出工程実施時における図1に示す濾過乾燥装置100の姿勢の一例を示す図である。
濾過乾燥装置100では、供給口11から槽本体10内にスラリーが供給されると、ガス供給部(不図示)から導管(不図示)を介してガスが供給され、槽本体10内を加圧する。あるいは、槽本体10内を濾液排出管17に向かって吸引し減圧する構成であってもよい。このように、濾過乾燥装置100はスラリーに圧力を作用させて濾過を行う。この際、濾布15を介して濾過された濾液は、槽本体10の下部に設けられた濾液排出管17から槽本体10外に排出される。なお、濾過乾燥装置100では、スラリーに圧力を作用させているときは、撹拌翼20は、昇降用シリンダ14によってスラリーの上方(槽本体10の上方)に移動している。
上記した濾過工程中において、ケーク表面から濾過面まで貫通するようなクラックが発生し、加圧ガス等がショートパスして、濾過が適切に進行しない場合がある。このような場合、撹拌翼20を用いてケーク表面をならす処理(展延工程)を行う必要がある。
次に、ケーク中に存在する異物(残留した母液中の未反応物等の不純物)を排除するために、洗浄工程を実施する必要がある。ここで洗浄工程には置換洗浄と撹拌洗浄とがあり、これらは、被処理液の性質等に応じて、選択的にあるいは組み合わせて行われる。
次に、上記した洗浄工程により洗浄されたケークを乾燥させる乾燥工程について説明する。まず、濾過乾燥装置100では、槽本体10内を減圧させるとともに、熱媒流入口から加熱ジャケット30内に熱媒を供給し、熱媒の有する熱により槽本体10の側壁を加熱させる。また、槽本体10内では撹拌翼20を、所定速度で回転させつつ、昇降させる。このように濾過乾燥装置100が乾燥工程を実施することにより、濾布15上に堆積された粉体(ケークの乾燥物)は、撹拌翼20によって撹拌および混合されるとともに、槽本体10の側壁を通じて伝熱した熱媒の熱を受けることとなる。そして、ケークの乾燥が進むと、ケーク層から一定の高さ位置で撹拌翼20を回転させて、さらなる乾燥を進める。その後、槽本体10内を大気圧に戻し、加熱ジャケット30への熱媒の供給を停止させて、乾燥工程を終了する。
次に、上記した乾燥工程により乾燥されたケークの乾燥物(粉体)の排出工程について図2を参照して説明する。濾過乾燥装置100は、図2に示すように槽本体10を排出部40側に所定角度傾斜させた状態で、かつ濾過乾燥装置100内の振動板16を振動させて粉体を排出部40から排出する構成となっている。濾過乾燥装置100を傾斜させる角度は、振動板16が水平方向に対して例えば、5度とすることができる。傾斜させる角度は5度に限定されるものではなく濾布15上に堆積した粉体の排出口からの排出を容易とする角度であり、かつ濾過乾燥装置100を傾斜可能とする角度の範囲(特に限定されないが、例えば0°〜30°、好ましくは0°〜15°の範囲)で適宜設定される。
ところで、上記した濾過工程、展延工程、乾燥工程、洗浄工程、および乾燥工程を適切に実施するためには、振動板16上に配置される濾布15の面が一様に平となるようにすることが好ましい。そこで、本発明の実施の形態に係る濾過乾燥装置100における濾布15と振動板16との取り付け構造について図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る濾過乾燥装置100における濾布15および振動板16の取り付け構造の一例を示す部分断面図である。図3では、下蓋12の中央から右側端部に至る範囲の構造を図示しており、下蓋12の中央から左側端部に至る構造については省略している。
振動板取着部54は、振動軸51の延伸方向に沿って、上方に向かって突出した部材であり、振動板取着部54の先端部において水平方向(振動軸51の径方向)に突出した環状のフランジ部54aを有している。
10 槽本体
10a 槽本体側フランジ部
11 供給口
12 下蓋
13 回転駆動部(駆動部)
14 昇降用シリンダ(駆動部)
15 濾布
16 振動板
16a 縁部
19 固定部
20 撹拌翼
21 開口部
22 挿通孔
40 排出部
50 振動部
51 振動軸
51a 振動軸先端部
52 振動発生装置
54 振動板取着部
54a フランジ部
54b 下部押さえ部
60 傾斜駆動部
70 ボルト(締結部)
71 ナット(締結部)
100 濾過乾燥装置
Claims (4)
- 被処理液が供給される槽本体と、
前記被処理液を濾過する濾布と、
前記濾布上に堆積されたケーク又はその乾燥物を排出する、前記槽本体の側部に設けられた排出部と、
前記槽本体を該排出部側に傾ける傾斜駆動部と、
主面上に配置された前記濾布を振動させるとともに、中央に開口部が形成され、該開口部の縁部が該主面よりも前記槽本体の下方側に位置するように屈曲した振動板と、
前記槽本体の底部側から前記振動板の前記開口部に向かって延伸するとともに、先端部に前記振動板の前記開口部の縁部を取り着ける振動板取着部が設けられた振動軸と、
前記振動軸を介して前記振動板を振動させる振動発生装置と、を備え、
前記振動板取着部の先端部の端面が前記振動板の主面と同一面上に形成された濾過乾燥装置。 - 前記振動板取着部の前記先端部は、前記振動軸の径方向に突出したフランジ部を有しており、
前記フランジ部の上面は、前記先端部の端面と同一面上に形成されており、該フランジ部の下面において、前記振動板の前記開口部の縁部を取り着けるための取着面を有する請求項1に記載の濾過乾燥装置。 - 前記槽本体の中心軸線に沿って延伸した回転軸と、
前記回転軸に固着された撹拌翼と、
前記回転軸を回転および上下移動させる駆動部と、を備える請求項1または2に記載の濾過乾燥装置。 - 前記槽本体の底面を塞ぐとともに、前記振動板の下方に配置された下蓋と、
前記槽本体の底面側の側部周りにおいて、前記下蓋と平行となるように突出した槽本体側フランジ部と、
前記下蓋と前記槽本体側フランジ部とを締結させる締結部と、
前記下蓋と前記槽本体側フランジ部との間に配置され、該下蓋と該槽本体側フランジ部とが前記締結部により締結されることにより作用する圧縮力によって、前記振動板の外周の縁部および前記濾布の外周の縁部を固定する固定部と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の濾過乾燥装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018056280A JP6970635B2 (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 濾過乾燥装置 |
TW108109248A TWI799543B (zh) | 2018-03-23 | 2019-03-19 | 過濾乾燥裝置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018056280A JP6970635B2 (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 濾過乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019166467A true JP2019166467A (ja) | 2019-10-03 |
JP6970635B2 JP6970635B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=68107070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018056280A Active JP6970635B2 (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 濾過乾燥装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6970635B2 (ja) |
TW (1) | TWI799543B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112595056A (zh) * | 2020-11-28 | 2021-04-02 | 江苏威拉里新材料科技有限公司 | 一种金属粉体多方位烘干机以及烘干方法 |
CN116105469A (zh) * | 2022-09-08 | 2023-05-12 | 安徽晶赛科技股份有限公司 | 一种可伐环烘干装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130299A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-02-12 | カカオ・ド・ツアーン・ベー・フアウ | フイルタスクリ−ン |
US5653869A (en) * | 1994-05-06 | 1997-08-05 | 3V Cogeim S.P.A. | Filtration chamber with fast locking system |
JP2004148195A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 濾過乾燥装置 |
JP2010520050A (ja) * | 2007-03-05 | 2010-06-10 | クロネス アクティェンゲゼルシャフト | ビールフィルタ |
JP2010155179A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 濾過乾燥装置 |
JP2016221440A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 濾過装置 |
-
2018
- 2018-03-23 JP JP2018056280A patent/JP6970635B2/ja active Active
-
2019
- 2019-03-19 TW TW108109248A patent/TWI799543B/zh active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130299A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-02-12 | カカオ・ド・ツアーン・ベー・フアウ | フイルタスクリ−ン |
US5653869A (en) * | 1994-05-06 | 1997-08-05 | 3V Cogeim S.P.A. | Filtration chamber with fast locking system |
JP2004148195A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 濾過乾燥装置 |
JP2010520050A (ja) * | 2007-03-05 | 2010-06-10 | クロネス アクティェンゲゼルシャフト | ビールフィルタ |
JP2010155179A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 濾過乾燥装置 |
JP2016221440A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 濾過装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112595056A (zh) * | 2020-11-28 | 2021-04-02 | 江苏威拉里新材料科技有限公司 | 一种金属粉体多方位烘干机以及烘干方法 |
CN112595056B (zh) * | 2020-11-28 | 2023-05-16 | 江苏威拉里新材料科技有限公司 | 一种金属粉体多方位烘干机以及烘干方法 |
CN116105469A (zh) * | 2022-09-08 | 2023-05-12 | 安徽晶赛科技股份有限公司 | 一种可伐环烘干装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201940215A (zh) | 2019-10-16 |
JP6970635B2 (ja) | 2021-11-24 |
TWI799543B (zh) | 2023-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100332032B1 (ko) | 진공회전건조기 | |
JP5161437B2 (ja) | 流動層装置及び流動層装置におけるフィルタ洗浄方法 | |
FI82388C (fi) | Foerfarande foer rening av filterplattorna i en sugtorkningsanordning. | |
JP4090844B2 (ja) | 濾過乾燥装置 | |
JP2019166467A (ja) | 濾過乾燥装置 | |
US20040108281A1 (en) | Invertible filter centrifuge | |
US20080006290A1 (en) | Fluidized bed apparatus and filter washing method for fluidized bed apparatus | |
KR101181893B1 (ko) | 슬러리 및 자원 재활용 여과장치 | |
US2197610A (en) | Filter installation and filtering procedure | |
US7985270B2 (en) | Fluid bed dryer filters | |
CN216558130U (zh) | 丁二酰亚胺材料过滤烘干装置 | |
JP5033480B2 (ja) | 容器回転型混合乾燥機 | |
JP5507908B2 (ja) | 回転濾板式濾過機 | |
US920739A (en) | Metallurgical filter. | |
TWI809062B (zh) | 過濾乾燥裝置 | |
JP2003080011A (ja) | 濾過乾燥装置 | |
JP2002320803A (ja) | 濾過乾燥装置 | |
JP6416511B2 (ja) | 振動乾燥方法および竪型振動乾燥機 | |
JP5173090B2 (ja) | ろ過乾燥機 | |
JP4219494B2 (ja) | ろ過・乾燥装置 | |
JP2002195747A (ja) | ろ過・乾燥装置 | |
JPH075850Y2 (ja) | 回転式単室型濾過機 | |
JP3347018B2 (ja) | 遠心ろ過方法及び装置 | |
SU344878A1 (ru) | Самоочищающийся фильтр для очистки жидкостей | |
JP2641729B2 (ja) | 被洗浄物の処理方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211029 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6970635 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |