JP2019165631A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】商用電源及び分散電源システムによりインバータ装置を動作させる際の電力損失を低減すること。
【解決手段】空気調和機は、交流を直流に変換して出力するAC−DC変換部(交流直流変換部)と、直流を交流に変換して誘導性負荷に出力するDC−AC変換部(直流交流変換部)と、を有し、圧縮機モータに交流電源及び直流電源の一方または双方から電力の供給が可能な電源切替インバータシステム100a,100bを備える。空気調和機は、短時間で冷房効果又は暖房効果を得るモードに対し、室内温度が安定したモードは、低い電圧がDC−AC変換部(直流交流変換部)に供給される。
【選択図】図6

Description

本発明は、空気調和機に関する。
近年、災害時等の非常時における供給電力量の低下への対策として、分散型の電源システムが検討されている。このような分散型の電源システムは、需用電力量の小さい時間(例えば、夜間等)に直流電力を蓄え、蓄えた直流電力を電力変換装置によって交流電力に変換して使用することが一般的である。例えば、特許文献1には、商用電力供給源、太陽光発電部、燃料電池発電部及び蓄電部の少なくとも一つから電力を供給する電力供給システムであって、商用電力供給源の停電等が発生した場合、スイッチにより商用電力供給源を解列して、蓄電部が自立運転を開始し別スイッチを経由して負荷に電力を供給することが開示されている。
特開2011−188607号公報
しかしながら、従来の技術によれば、分散型の電源システムで宅内負荷を動作させる場合には、直流電圧を昇降圧するDC−DC変換器と、直流を交流に変換するDC−AC変換器にて、電力系統と同等の例えば交流100Vなどの電圧を生成した後に、宅内負荷に供給する必要がある。また、冷蔵庫や空気調和機は、近年の消費電力削減の観点からインバータを搭載したものが大多数を占めており、交流を直流に変換するAC−DC変換器及びDC−AC変換器を備えているため、計4つの変換器による電力損失が発生してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、商用電源及び分散電源システムによりインバータ装置を動作させる際の電力損失を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気調和機は、交流電源からの交流を直流に変換して出力する交流直流変換部と、直流電源からの直流を交流に変換して圧縮機モータに出力する直流交流変換部と、を有し、圧縮機モータに交流電源及び直流電源の一方または双方から電力の供給が可能であって、交流直流変換部は、交流開閉部を介して交流電源に電気的に接続されるとともに、直流交流変換部を介して圧縮機モータに電気的に接続され、直流交流変換部は、交流開閉部とは別個に設けられた直流開閉部を介して直流電源に電気的に接続される、電源切替インバータシステムを備え、短時間で冷房効果又は暖房効果を得るモードに対し、室内温度が安定したモードは、低い電圧が直流交流変換部に供給される。
本発明によれば、商用電源及び分散電源システムによりインバータ装置を動作させる際の電力損失を低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るインバータシステムを示す図である。 図2は、実施の形態1に係るインバータシステムに含まれるインバータ装置、交流電源及び直流電源の詳細な構成を示す図である。 図3−1は、比較例における通常運転時の電力の供給経路を説明する図である。 図3−2は、実施の形態1に係る構成における通常運転時の電力の供給経路を説明する図である。 図4−1は、比較例における非常時の電力の供給経路を説明する図である。 図4−2は、実施の形態1に係る構成における非常時の電力の供給経路を説明する図である。 図5は、実施の形態1に係る構成における交流電源と直流電源の双方から電力を供給する場合の電力の供給経路を説明する図である。 図6は、実施の形態2に係るインバータシステムを示す図である。 図7は、実施の形態2に係る構成における通常運転時の電力の供給経路を説明する図である。 図8は、実施の形態2に係る構成における非常時の電力の供給経路を説明する図である。 図9は、実施の形態2に係る構成における交流電源と直流電源の双方から電力を供給する場合の電力の供給経路を説明する図である。
以下に、本発明にかかるインバータ装置及びインバータシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るインバータシステムを示す図である。図1に示す電源切替インバータシステム100は、インバータ装置200と、開閉部300と、開閉制御部400と、を備え、交流電源500及び直流電源600に電気的に接続されている。
インバータ装置200は、AC−DC変換部210(交流直流変換部)と、DC−AC変換部220(直流交流変換部)と、誘導性負荷230と、直流開閉部接続端子240と、を備える。DC−AC変換部220には、AC−DC変換部210及び誘導性負荷230が、それぞれ電気的に接続されている。
開閉部300は、交流開閉部310及び直流開閉部320を備える。交流開閉部310は、交流電源500とAC−DC変換部210に電気的に接続されている。また、直流開閉部320は、直流電源600と、AC−DC変換部210と、DC−AC変換部220と、に電気的に接続されている。
交流開閉部310及び直流開閉部320は、開状態または閉状態のいずれかとなるよう開閉制御部400によって制御される。すなわち、インバータ装置200に入力される配線系統には、交流電力が供給される配線系統と直流電力が供給される配線系統があり、電力の供給に際して、どちらの配線系統を用いるかを開閉制御部400が開閉部300を制御して決定する。
交流電源500は、商用電源510及びAC−DC変換部520を備える。交流電源500は、商用電源510による交流電圧、または直流電源600の直流電圧をAC−DC変換部520によって変換した交流電圧を交流開閉部310に供給する。
直流電源600は、直流電圧源610(バッテリ等)及びDC−DC変換部620を備える。直流電源600は、直流電圧源610の直流電圧をDC−DC変換部620により所定の直流電圧に変換し、AC−DC変換部520及び直流開閉部320に供給する。なお、直流電圧源610は、電気自動車に搭載された蓄電池であってもよい。
図2は、電源切替インバータシステム100に含まれるインバータ装置200、交流電源500及び直流電源600の詳細な構成を示す図である。AC−DC変換部210は、リアクトル211と、ダイオード212a〜212dと、コンデンサ213と、を備え、交流電源500から交流開閉部310を介して供給される交流電圧を直流電圧に変換する。ただし、AC−DC変換部210は、図示した構成に限定されず、交流から直流に変換可能な構成であればよい。
また、DC−AC変換部220は、6つのスイッチング素子221a〜221fによって、AC−DC変換部210からの直流を所定の電圧値及び周波数の交流に変換する。ただし、DC−AC変換部220は、図示した構成に限定されず、直流から交流に変換可能な構成であればよい。
さらに、AC−DC変換部210とDC−AC変換部220の間は、直流開閉部接続端子240(端子241及び端子242)に電気的に接続されている。直流開閉部接続端子240は、直流開閉部320を介して直流電源600に電気的に接続されている。直流電源600は、特定の構成に限定されず、直流電圧を供給可能なものであればよい。直流電源600としては、ニッケル水素電池及びリチウムイオン電池等の蓄電池、太陽電池並びに燃料電池を例示することができる。
また、誘導性負荷230は、例えば電動機である。誘導性負荷230が電動機である場合には、誘導性負荷230は、固定子(ステータ)231と、回転子(ロータ)232と、負荷233と、を備え、DC−AC変換部220からの交流によって固定子231の巻線にて回転磁界を発生させることで、回転子232を回転させて負荷233を駆動する。なお、ここでは、誘導性負荷230として電動機を例示しているが、これに限定されない。誘導性負荷230としては、誘導加熱用のコイルを例示することができる。
交流電源500のAC−DC変換部520は、4つのスイッチング素子521a〜521dと、フィルタ部522と、を備える。AC−DC変換部520は、直流電源600からの直流を4つのスイッチング素子521a〜521dとフィルタ部522によって商用電源510と同等の振幅及び同等の周波数の交流に変換する。
なお、AC−DC変換部520は、交流電源500の交流を4つのスイッチング素子521a〜521dによって構成されたダイオードにて整流することで、直流に変換することも可能である。
直流電源600のDC−DC変換部620は、4つのスイッチング素子621a〜621dと、トランス622と、4つのスイッチング素子623a〜623dと、平滑コンデンサ624と、を備える。DC−DC変換部620では、4つのスイッチング素子621a〜621dの開閉状態を制御することで、直流電圧源610の直流を交流に変換し、トランス622の1次側から2次側に交流電力が伝達される。伝達された交流電力は、4つのスイッチング素子623a〜623dによって構成されたダイオードにて整流され、平滑コンデンサ624にて平滑されて所定の電圧の直流に変換される。
また、逆にDC−DC変換部620では、4つのスイッチング素子623a〜623dの開閉状態を制御することで、AC−DC変換部520から供給される直流を交流に変換し、トランス622の2次側から1次側に交流電力を伝達することも可能である。伝達された交流電力は、4つのスイッチング素子621a〜621dによって構成されたダイオードにて整流され、直流電圧源610に供給される。このようにして、DC−DC変換部620は、双方向型として動作させることもできるため、直流電圧源610が例えば蓄電池である場合には、交流開閉部310及び直流開閉部320の双方を開状態として充電を行うことも可能である。
なお、ここではDC−DC変換部620は双方向型に限定されず、昇圧型、降圧型または昇降圧型であってもよく、DC−DC変換部620は、直流電圧を調整することが可能であれば、特定の構成に限定されない。
ここで、インバータ装置200の動作について説明する。まず、交流電源500を電源としてインバータ装置200を動作させる場合について、比較例の構成と本実施の形態の構成を対比させて説明する(通常運転時)。
図3−1は、比較例の構成における通常運転時の電力の供給経路を説明する図である。通常運転時には、交流電源500の交流電力は、交流開閉部310を介して、インバータ装置200に供給される(図3−1中の太矢印)。インバータ装置200に供給された交流電力は、AC−DC変換部210及びDC−AC変換部220を介して、誘導性負荷230に供給される。このような経路を辿ることで、AC−DC変換部210及びDC−AC変換部220において電力損失が発生する。
図3−2は、本実施の形態の構成における通常運転時の電力の供給経路を説明する図である。通常運転時には、交流開閉部310を閉状態とし、直流開閉部320は開状態とする。このとき、交流電源500の交流電力は、交流開閉部310を介して、インバータ装置200に供給される(図3−2中の太矢印)。インバータ装置200に供給された交流電力は、AC−DC変換部210及びDC−AC変換部220を介して、誘導性負荷230に供給される。このような経路を辿ることで、AC−DC変換部210及びDC−AC変換部220において電力損失が発生する。
すなわち、交流電源500からの電力は、本実施の形態の構成においても、比較例の構成においても、同じ経路を辿ることになる。
次に、交流電源500の商用電源510からの電力の供給が停止(停電)した場合について、説明する(非常時)。
図4−1は、比較例の構成における非常時の電力の供給経路について説明する図である。非常時には、直流電源600を電源とし、AC−DC変換部520により直流を交流に変換する。このとき、直流電圧源610からの電力には、DC−DC変換部620、AC−DC変換部520、AC−DC変換部210及びDC−AC変換部220において電力損失が発生するため、通常運転時と比較して消費電力が大きいという問題がある。
そこで、本実施の形態では、非常時には直流開閉部320を閉じて、DC−DC変換部620が直流開閉部320を介してDC−AC変換部220に電気的に接続されるため、電力損失発生箇所をDC−DC変換部620とDC−AC変換部220のみとすることができる。このように、消費電力を抑えることができるため、例えば、直流電圧源610が蓄電池の場合には、電池残容量の低下を抑制することができ、インバータ装置200の長時間の駆動が可能となる。また、バッテリの劣化も抑制することができる。
図4−2は、本実施の形態の構成における非常時の電力の供給経路について説明する図である。非常時には、交流開閉部310を開状態とし、直流開閉部320は閉状態とする。このとき、直流電源600の直流電力は、直流開閉部320を介して、インバータ装置200に供給される(図4−2中の実線の太矢印)。インバータ装置200に供給された交流電力は、DC−AC変換部220を介して、誘導性負荷230に供給される。このような経路を辿ることで、直流電圧源610からの電力には、DC−DC変換部620及びDC−AC変換部220において電力損失が発生するが、比較例の構成と比較して電力損失が小さく、消費電力を抑えることができる。なお、比較例の構成における経路を点線で示す。
以上説明したように、本実施の形態の構成によれば、非常時において比較例よりも電力損失を抑えることができる。
なお、DC−DC変換部620が出力する直流の電圧を、AC−DC変換部210が出力する直流の電圧よりも高くしてDC−AC変換部220に供給すると、誘導性負荷230に供給する電圧を高くすることができ、誘導性負荷230の駆動能力を高くすることもできる。
また、交流電源500の商用電源510のみによってインバータ装置200を動作させると、商用電源510の消費電力が増大し、電流の増加により配電盤のブレーカ(図示せず)が遮断されることがある。また、商用電源510の電力供給能力が低下した場合には、周辺地域において同時に大電力を消費した場合に、需用電力が供給電力を上回り、大規模な停電等を引き起こす恐れがある。
そこで、本実施の形態の構成のインバータシステムでは、非常時でなくとも、直流電源600を補助電源として動作させてもよい。すなわち、交流電源500と直流電源600の双方から給電し、交流電源500の交流電圧は交流開閉部310を介して供給するとともに、直流電源600からの直流電圧は直流開閉部320を介して供給して誘導性負荷230を駆動すると、商用電源510で消費する電力が抑えられ、上記の問題を解決することが可能となる。
図5は、このように、交流電源500と直流電源600の双方から給電する場合の電力の供給経路について説明する図である。交流電源500と直流電源600の双方から給電する場合には、図5に示すように交流開閉部310及び直流開閉部320の双方が閉状態となる。
なお、商用電源510の電力供給能力が低下した場合でなくとも、図5の構成とすると、交流電源500と直流電源600の最大電力でインバータ装置200を駆動して、誘導性負荷230が出力する能力(回転数等)を高くして動作させることが可能である。
なお、図5のように動作させる場合にも、直流電圧源610からの電力損失は図4−2と同様に低く抑えられる。
以上説明したように、本実施の形態の構成によれば、非常時でなくても、補助電源として動作する直流電源の電力損失を抑えることができる。
なお、本実施の形態の開閉部300が備える交流開閉部310及び直流開閉部320としては、リレーまたはコンタクタなどの一般的なものを用いればよく、例えば開閉制御部400により励磁コイルを制御して開閉部300の開閉状態を切り替えることが可能である。
開閉制御部400は、例えばマイクロコンピュータ(マイコン)などで構成すればよい。開閉制御部400は、例えば外部からの入力信号(電流、電圧または温度等)や外部コントローラ(図示せず)によって動作させる構成とすればよい。
また、開閉制御部400は、停電等によって交流電源500からの電力の供給が停止したことを電圧値等から検知する構成を備え、交流電源500からの電力の供給が停止したことを検知した場合には、交流開閉部310を開状態とし、直流開閉部320を閉状態とすることで、上記の効果を得ることが可能となる。
なお、交流電源500は、交流電力を供給可能であれば発電機等であってもよく、特定の構成に限定されない。また、直流電源600についても、直流電力を供給可能であれば直流給電コンセント等であってもよく、特定の構成に限定されない。ただし、交流電源500と直流電源600の電力系統は異なるものとする。
また、開閉部300及び開閉制御部400は、図示したようにインバータ装置200と同一の筐体内に搭載されていなくてもよい。開閉部300及び開閉制御部400は、例えば配電盤や分電盤に搭載されていてもよいし、交流電源500または直流電源600に搭載されていてもよい。
なお、AC−DC変換部210を構成する4つのダイオード212a〜212d、DC−AC変換部220を構成する6つのスイッチング素子221a〜221f、AC−DC変換部520を構成する4つのスイッチング素子521a〜521d、DC−DC変換部620を構成する4つのスイッチング素子621a〜621d及び4つのスイッチング素子623a〜623dは、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)またはダイヤモンドを材料とするワイドギャップ半導体によって形成されていてもよい。
このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子及びダイオードは、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、素子自体の小型化が可能であり、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化も可能となる。
また、耐熱性も高いため、ヒートシンクの放熱フィンの小型化や、水冷部の空冷化が可能であるため、半導体モジュールのさらなる小型化が可能となる。
さらに、電力損失が低いため、スイッチング素子及びダイオードの高効率化が可能であり、半導体モジュールの高効率化も可能になる。
または、高効率なスイッチング素子として知られているスーパージャンクション構造のMOSFETを用いることでも同様の効果を得ることが可能である。
実施の形態2.
図6は、本実施の形態に係るインバータシステムを示す図である。図6には、複数台の電源切替インバータシステム100a(1台目),100b(2台目)、電源切替インバータ非搭載装置700及び外部コントローラ800が示されており、複数台の電源切替インバータシステム100a,100b及び電源切替インバータ非搭載装置700は、交流電源500及び直流電源600に電気的に接続されている。複数台の電源切替インバータシステム100a,100bは、それぞれインバータ装置200a,200b、開閉部300a,300b、及び開閉制御部400a,400bを備える。
まず、図6に示す構成において、交流電源500を電源としてインバータ装置200a,200bを動作させる場合について説明する(通常運転時)。
図7は、図6に示す構成の通常運転時の電力の供給経路について説明する図である。通常運転時には、インバータ装置200a,200bは、交流開閉部310a,310bを閉状態として交流電源500と電気的に接続され、直流開閉部320a,320bは開状態として直流電源600とは非接続とされる。
交流電源500の交流電力は、図7中の矢印に示す経路で交流開閉部310a,310bを介して、インバータ装置200a,200bに供給される。また、交流電源500から電源切替インバータ非搭載装置700にも交流電力が供給される。
次に、非常時について説明する。図8は、図6に示す構成の非常時の電力の供給経路について説明する図である。商用電源510から電力の供給が行われない非常時には、インバータ装置200a,200bは、交流開閉部310a,310bを開状態として交流電源500と非接続とされ、直流開閉部320a,320bは閉状態として直流電源600と電気的に接続される。
直流電源600の電力は、図8中の矢印に示す経路で、DC−DC変換部620及び直流開閉部320a,320bを介して、インバータ装置200a,200bに供給される。また、電源切替インバータ非搭載装置700には、DC−DC変換部620及びAC−DC変換部520を介して直流電源600から電力が供給される。
図8に示すように、非常時にも電源切替インバータ非搭載装置700の動作を停止することなく、インバータ装置200a,200bに直流電圧を供給可能である。図8に示す構成においても、実施の形態1と同様に電力損失を抑制することが可能であり、直流電圧源610から供給される直流電力の消費電力を抑えることができる。このように、消費電力を抑えることができるため、例えば、直流電圧源610が蓄電池の場合には、電池残容量の低下を抑制することができ、長時間の駆動を行うことが可能となるだけでなく、バッテリの劣化も抑制することが可能となる。
また、実施の形態1の図5と同様に、本実施の形態の構成においても交流電源500と直流電源600の双方を用いることが可能である。
図9は、交流電源500と直流電源600の双方から給電する場合の電力の供給経路について説明する図である。
図9において、交流開閉部310a,310b及び直流開閉部320a,320bの双方を閉状態とすると、交流電源500及び直流電源600の双方より給電が可能となる。ただし、直流電源600の直流をAC−DC変換部520で交流に変換すると、交流開閉部310a,310bから電力が供給されるため、AC−DC変換部520による電力損失が発生する。そのため、AC−DC変換部520のスイッチング素子521a〜521dの動作を停止させると、AC−DC変換部520による電力損失を抑制することができる。
図9において、インバータ装置200a,200bは、交流電源500及び直流電源600の双方から電力供給されるため、実施の形態1にて説明したように、交流電源500の負担が抑えられ、交流電源500を構成する商用電源510の需用電力を低下させることができ、電力不足による大規模停電などを回避することが可能である。
また、外部コントローラ800は、交流電源500、直流電源600、電源切替インバータシステム100a,100b及び電源切替インバータ非搭載装置700の電力、電圧、電流の状況を検出する構成(図示せず)を備えているとよく、交流電源500の電力使用量が過度に多い場合には、非常時でなくとも、交流開閉部310a,310bの一方または双方を開状態として、直流電源600のみから電力を供給するように動作させてもよい。
また、逆に、直流電源600の電力使用量が多く、例えば直流電圧源610を構成する蓄電池の残容量が少ない場合には、直流開閉部320a,320bの一方または双方を開状態として、交流電源500のみから電力を供給するように動作させてもよい。
さらには、交流開閉部310a,310b及び直流開閉部320a,320bを開状態とし、AC−DC変換部520及びDC−DC変換部620を介して、直流電圧源610を充電してもよい。
なお、図示していないが、本実施の形態のインバータ装置200a,200bにも、直流開閉部320a,320bに電気的に接続される直流開閉部接続端子が設けられていてもよい。
以上、実施の形態1,2で説明したインバータシステムは、交流電圧を直流電圧に変換し、再度振幅及び周波数の異なる交流電圧に変換するインバータ装置全般に適用することができる。一般家庭用としては、インバータを搭載している空気調和機、冷蔵庫、電磁調理器、ヒートポンプ式の給湯器、換気及び送風ファン等を例示することができ、消費電力が特に大きい空気調和機や電磁調理器に適用することが特に好ましい。
なお、空気調和機に適用する場合には、直流電源600のDC−DC変換部620の出力電圧を高めて供給すると、空気調和機内の誘導性負荷230である圧縮機モータの運転周波数を高めることができ、短時間で冷房や暖房効果を得ることも可能となる。
また、室内温度が安定すると運転周波数が低下して高い直流電圧が不要となるため、DC−DC変換部620が出力する電圧を低下させて、DC−AC変換部220を構成するスイッチング素子221a〜221fのスイッチングによる電力損失を低下させることが可能となるため、消費電力を削減して省エネルギー化が可能となる。
また、IHクッキングヒータなどの電磁調理器に適用する場合には、直流電源600のDC−DC変換部620の出力電圧を高めて供給すると、電磁調理器内の誘導性負荷である加熱用コイルによる鍋等の発熱量が増加し、調理時間の短縮をすることも可能となる。
また、保温時や低温での調理の場合には、高い直流電圧が不要であるため、DC−DC変換部620が出力する電圧を低下させると、DC−AC変換部220を構成するスイッチング素子221a〜221fのスイッチングによる電力損失を抑制することができるため、消費電力を削減して省エネルギー化が可能となる。
100 電源切替インバータシステム、200,200a,200b インバータ装置、210 AC−DC変換部、211 リアクトル、212a〜212d ダイオード、213 コンデンサ、220 DC−AC変換部、221a〜221f スイッチング素子、230 誘導性負荷、231 固定子、232 回転子、233 負荷、240 直流開閉部接続端子、241,242 端子、300 開閉部、310 交流開閉部、320 直流開閉部、400 開閉制御部、500 交流電源、510 商用電源、520 AC−DC変換部、521a〜521d スイッチング素子、522 フィルタ部、600 直流電源、610 直流電圧源、620 DC−DC変換部、621a〜621d スイッチング素子、622 トランス、623a〜623d スイッチング素子、624 平滑コンデンサ、700 電源切替インバータ非搭載装置、800 外部コントローラ。

Claims (4)

  1. 交流電源からの交流を直流に変換して出力する交流直流変換部と、
    直流電源からの直流を交流に変換して圧縮機モータに出力する直流交流変換部と、を有し、前記圧縮機モータに前記交流電源及び前記直流電源の一方または双方から電力の供給が可能であって、
    前記交流直流変換部は、交流開閉部を介して前記交流電源に電気的に接続されるとともに、前記直流交流変換部を介して前記圧縮機モータに電気的に接続され、
    前記直流交流変換部は、前記交流開閉部とは別個に設けられた直流開閉部を介して前記直流電源に電気的に接続される、電源切替インバータシステムを備え、
    短時間で冷房効果又は暖房効果を得るモードに対し、室内温度が安定したモードは、低い電圧が前記直流交流変換部に供給される空気調和機。
  2. 前記直流電源は、蓄電池または蓄電池を搭載した電気自動車である請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記交流開閉部及び前記直流開閉部の双方を開状態として前記蓄電池が充電される請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記交流直流変換部と前記直流交流変換部を構成する半導体素子はワイドバンドギャップ半導体により形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気調和機。
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