JP2019164966A - 点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Takashi Furukawa
高司 古川
友博 杉浦
Tomohiro Sugiura
友博 杉浦
貴久 櫻田
Takahisa Sakurada
貴久 櫻田
勝義 仁保
Katsuyoshi Jinbo
勝義 仁保
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Abstract

【課題】壁スイッチを用いた操作により点灯状態の切り替えが可能で、かつ、入力電流波形の歪みを抑制できる点灯装置を提供する。【解決手段】点灯装置10は、発光素子16と直列に接続される第一コイル34と、発光素子16と並列に接続される第二コイル40と、第一コイル34と直列に接続されるスイッチング素子36と、を有するSEPIC方式のコンバータ30と、スイッチング素子36を駆動する駆動回路48と、駆動回路48を制御することで発光素子16の点灯状態を設定する制御回路70と、制御回路70に電圧を供給する制御電源回路60と、制御電源回路60に電圧を供給する充電回路50と、を備え、充電回路50は、第一コイル34の途中又は第一コイル34の発光素子16側端にアノードが接続されたダイオード52と、一方の電極がダイオード52のカソードに接続される電源コンデンサ54と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、点灯装置及び照明器具に関する。
従来、点灯状態を切り替えられる点灯装置が知られている(例えば、特許文献1)。このような点灯装置は、点灯状態を切り替えるための制御回路を備える。特許文献1に記載された点灯装置は、光源であるLED(Light Emitting Diode)に電流を供給するコンバータ部と、制御回路に電力を供給する制御電源回路とを備える。制御電源回路は、降圧コンバータからなり、点灯装置に入力される交流電力を整流する整流回路の出力電圧と、点灯装置からLEDに入力される電圧とを受けて、制御回路に直流電圧を出力する。
また、点灯装置の点灯状態を、点灯装置への電力供給をオン又はオフする壁スイッチの操作によって切り替える方法が知られている。このような点灯装置では、例えば、壁スイッチをオンからオフに切り替えた後、素早くオンに切り替えることで、点灯状態を順次切り替えることができる。このような操作によって点灯状態を切り替えるためには、壁スイッチをオフにした状態、つまり、電力供給が遮断された状態で、点灯装置の制御回路への電圧供給を維持する必要がある。
特開2015−216102号公報
例えば、このように電力供給が遮断された状態で、点灯装置の制御回路への電圧供給を維持するために、特許文献1に記載された制御電源回路として、制御回路を一定時間駆動するために十分な容量を有するコンデンサを用いる方法が考えられる。この方法においては、壁スイッチをオンにすることで、点灯装置への電力供給を行っている間に、コンデンサを充電し、壁スイッチをオフした後、一定時間コンデンサから制御回路へ電圧を印加できる。
しかしながら、特許文献1に記載された点灯装置では、整流回路の出力電圧を比較的大容量のコンデンサに印加するため、整流回路の出力電流の一部がコンデンサに流れることで、点灯装置のコンバータ部への入力電流波形に歪みが生じる。
そこで、本発明は、壁スイッチなどを用いた電力供給のオンオフ切り替え操作により点灯状態の切り替えが可能で、かつ、入力電流波形の歪みを抑制できる点灯装置及び照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る点灯装置の一態様は、発光素子に電流を供給する点灯装置であって、前記発光素子と直列に接続される第一コイルと、前記発光素子と並列に接続される第二コイルと、前記第一コイルと直列に接続されるスイッチング素子と、を有するSEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)方式のコンバータと、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、前記駆動回路を制御することで前記発光素子の点灯状態を設定する制御回路と、前記制御回路に電圧を供給する制御電源回路と、前記制御電源回路に電圧を供給する充電回路と、を備え、前記充電回路は、前記第一コイルの途中又は前記第一コイルの前記発光素子側端にアノードが接続されたダイオードと、一方の電極が前記ダイオードのカソードに接続され、他方の電極が前記コンバータと共通のグランドに接続される電源コンデンサと、を有する。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、上記点灯装置と、上記発光素子と、を備える。
本発明の一態様によれば、壁スイッチなどを用いた電力供給のオンオフ切り替え操作により点灯状態の切り替えが可能で、かつ、入力電流波形の歪みを抑制できる点灯装置及び照明器具を提供できる。
図1は、実施の形態に係る点灯装置の回路構成を示す回路図である。 図2は、実施の形態に係る点灯装置の動作を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態に係る点灯装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 図4は、実施の形態に変形例に係る照明器具の外観図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
実施の形態に係る点灯装置について説明する。
[1.構成]
まず、本実施の形態に係る点灯装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る点灯装置10の回路構成を示す回路図である。図1には、電源12と、スイッチ14と、発光素子16とが併せて示されている。
電源12は、点灯装置10に交流電力を供給する系統電源である。電源12は、例えば、商用交流電源である。
スイッチ14は、電源12から点灯装置10への電力供給のオンオフを切り替える素子である。本実施の形態では、スイッチ14は、点灯装置10が用いられる部屋の壁に設けられる壁スイッチである。
発光素子16は、点灯装置10から電流を供給される光源である。本実施の形態では、発光素子16は、一つ以上のLEDチップを備える白色LED光源である。発光素子16は、一つのLEDチップを備えてもよいし、直列又は並列に接続された複数のLEDチップを備えてもよい。
点灯装置10は、電源12に接続されて発光素子16に電流を供給する装置である。図1に示されるように、点灯装置10は、整流回路20、コンバータ30、駆動回路48、制御回路70、充電回路50、及び、制御電源回路60を備える。
整流回路20は、電源12から供給される交流電流を整流する回路である。整流回路20は、例えば、図1に示されるように、全波整流するダイオードブリッジで構成される。
コンバータ30は、整流回路20から整流された電流が供給される昇降圧型のDC/DCコンバータである。コンバータ30の出力電流が、発光素子16に供給される。コンバータ30は、SEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)方式の構成を有する。図1に示されるように、コンバータ30は、第一コイル34と、第二コイル40と、第一コンデンサ32と、第二コンデンサ38と、第三コンデンサ44と、スイッチング素子36と、ダイオード42と、第三のキャパシタ17と、抵抗素子46と、を備える。
コンバータ30を構成する各素子の接続態様について、図1を参照しながら説明する。図1に示されるように、第一コンデンサ32は、整流回路20の出力端に接続される。第一コイル及びスイッチング素子36が直列接続された回路は、整流回路20の出力端に接続される。第二コンデンサ38、ダイオード42及び第三コンデンサ44が直列接続された回路は、スイッチング素子36に並列に接続される。第二コイル40は、第二コンデンサ38及びダイオード42の接続点に一端が接続され、かつ、スイッチング素子36及び第三コンデンサ44の接続点に他端が接続される。また、第三コンデンサ44に出力される電圧が発光素子16に印加される。また、抵抗素子46は、第三コンデンサ44と第二コイル40との接続点に一端が接続され、他端が点灯装置10のグランド側の出力端子に接続される。言い換えると、第一コイル34は、第二コンデンサ38及びダイオード42を介して、発光素子16と直列に接続される。第二コイル40は、発光素子16と並列に接続される。
第一コイル34は、一次コイル34aと二次コイル34bとを有する。二次コイル34bは、第一コイル34に流れる電流を検知するために用いられる。
スイッチング素子36は、駆動回路48から出力される信号に基づいてスイッチングする(すなわちオン及びオフを繰り返す)素子である。本実施の形態ではスイッチング素子36は、nチャネル型のMOSFET(Metal−Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)である。
駆動回路48は、制御回路70からの信号に基づいてコンバータ30のスイッチング素子36を駆動する回路である。本実施の形態では、駆動回路48は、スイッチング素子36のゲート電極へHIGHレベル又はLOWレベルの駆動信号を出力することによって、スイッチング素子36のオン制御及びオフ制御を行う。駆動回路48は、50kHz以上100kHz以下程度の周波数でスイッチング素子36のオン制御及びオフ制御を行う。駆動回路48は、例えば、マイコン(MCU;Micro−Controller Unit)で実現される。マイコンは、プログラムが格納されたROM、RAMなどのメモリと、プログラムを実行するプロセッサ(CPU;Central Processing Unit)と、タイマと、A/D変換器、D/A変換器などを含む入出力回路とを有する1チップの半導体集積回路である。なお、駆動回路48は、マイコン以外の電気回路などを用いて実現されてもよい。駆動回路48は、制御電源回路60から供給される電力を用いて動作する。具体的には、駆動回路48には、制御電源回路60から電圧VCCが供給される。
駆動回路48は、入力端子として、端子DS、端子VD及び端子FBを備える。また、駆動回路48は、出力端子として、端子GDを備える。
端子DSは、制御回路70からの発光素子16の点灯状態に対応する設定信号が入力される端子である。本実施の形態では、設定信号は、発光素子16の調光度を表す信号である。駆動回路48は、端子DSに入力される設定信号に基づいてコンバータ30のスイッチング素子36を駆動する。
端子FBは、発光素子16に流れる電流に対応する信号が入力される端子である。本実施の形態では、当該信号として、抵抗素子46に印加される電圧が用いられる。駆動回路48は、端子FBから入力された信号に基づいて、発光素子16に流れる電流の大きさが制御回路70から入力される設定信号に対応した値となるように、スイッチング素子36をフィードバック制御する。本実施の形態では、このように、発光素子16に流れる電流の大きさを設定信号に対応する大きさに制御することで、設定信号に応じた調光度で発光素子16を発光させることができる。
なお、本実施の形態に係るSEPIC方式のコンバータ30は、第二コイル40として、絶縁型のコイルでなく非絶縁型のコイルを用いているため、発光素子16に接続される回路と、整流回路20に接続される回路とが絶縁されない。このため、抵抗素子46に印加される電圧が入力される端子FBと駆動回路48とを絶縁する必要がない。したがって、本実施の形態に係る点灯装置10では、絶縁型の第二コイルを用いる場合より、点灯装置10の回路の構成を簡素化することができる。
端子GDは、スイッチング素子36に駆動信号を出力するための端子である。駆動回路48は、スイッチング素子36をオン及びオフ制御するタイミングを調節することにより、点灯装置10からの出力電流を調節する。
端子VDは、第一コイル34に流れる電流に対応する信号が入力される端子である。本実施の形態では、端子VDには、第一コイル34の二次コイル34bに印加される電圧が入力される。端子VDに入力される電圧に応じて、端子GDからの出力信号が制御される。具体的には、駆動回路48は、端子VDに入力される電圧が所定の電圧値より低下したことを検出したときに、端子GDからの出力信号をHIGHレベルにする。駆動回路48がこのように動作することで、第一コイル34に蓄積されたエネルギーが完全に放出された後に、スイッチング素子36をオンすることができる。したがって、スイッチング素子36がオフ状態からオン状態に切り替わる過渡時にスイッチング素子36に流れる電流を低減できる。これにより、スイッチング損失の低減し、かつ、スイッチング素子36に加わるストレスを軽減できる。
制御回路70は、駆動回路48を制御することで発光素子16の点灯状態を設定する回路である。本実施の形態では、入力端子として端子INを有し、出力端子として端子OUTを有する。
端子INは、整流回路20の出力電圧に対応する信号が入力される端子である。端子INに入力される信号は、電源12からの交流電力が全波整流された脈動電圧である。端子INに入力された信号は、例えば、交流電力の周波数50Hz又は60Hzの倍の周波数100Hz又は120Hzのパルス信号に変換される。制御回路70は、このパルス信号の有無に基づいて、スイッチ14の状態を検知する。なお、当該パルス信号は、制御回路70の外部において生成されてもよい。この場合、端子INには、当該パルス信号が入力される。
端子OUTは、発光素子16の調光度に対応する設定信号を出力する端子である。制御回路70は、端子OUTから駆動回路48に設定信号を出力することによって発光素子16の点灯状態を設定する。
本実施の形態では、制御回路70が出力する設定信号は、スイッチ14の操作によって変更できる。具体的には、制御回路70は、スイッチ14の操作に起因する端子INへ入力される信号の有無(つまり、上記パルス信号の有無)を検出することで、スイッチ14の操作を検知する。スイッチ14の操作による設定信号の変更方法については、後述する。なお、設定信号は、例えば、リモコンなどによって設定されてもよい。この場合、制御回路70は、リモコンからの信号を受信する受信部を有し、受信部で受信したリモコンなどからの信号に基づいて、設定信号を設定する。リモコンが送信する信号として、例えば赤外線信号などを利用できる。
制御回路70は、例えば、駆動回路48と同様に、マイコンで実現される。また、制御回路70は、マイコン以外の電気回路で実現されてもよい。制御回路70は、制御電源回路60から供給される電力を用いて動作する。具体的には、制御回路70には、制御電源回路60から電圧VDDが供給される。
充電回路50は、制御電源回路60に電圧を供給する回路である。充電回路50は、第一コイル34の途中又は第一コイル34の発光素子16側端にアノードが接続されたダイオード52と、一方の電極がダイオード52のカソードに接続され、他方の電極がコンバータ30と共通のグランドに接続される電源コンデンサ54と、を有する。ここで、第一コイル34の途中とは、第一コイル34の一次コイル34aの両端を除く部分である。また、第一コイル34の発光素子16側端には、第一コイル34の一次コイル34aの発光素子16側端だけでなく、一次コイル34aの発光素子16側端に接続された同電位の部分も含まれる。このように、本実施の形態では、充電回路50が第一コイル34から直接電力を取得するため、例えば、第一コイル34の二次コイルを別途設けて電力を取得する場合より、高い電圧を得ることができる。このため高速な充電が可能となる。
電源コンデンサ54は、制御電源回路60に供給する電力を蓄積する素子である。本実施の形態では、電源コンデンサ54は、制御電源回路60から制御回路70が動作可能な電圧を1秒以上、2秒以下にわたって出力させるために必要な容量を有する電解コンデンサである。電源コンデンサ54に印加される電圧は、発光素子16の順方向電圧に第一コイル34の全巻き数に対する第一コイル34の入力端からダイオード52のアノードが接続された位置までの巻き数の比を乗じた電圧と、コンバータ30に入力される最大電圧との和以下である。例えば、発光素子16の順方向電圧は140V、コンバータ30に入力される最大電圧は140V、第一コイル34の全巻き数に対する第一コイル34の入力端からダイオード52のアノードが接続された位置までの巻き数の比は、1/2である。この場合、電源コンデンサ54に印加される電圧は、以下の式で計算できる。
140V+140V×0.5=210V
なお、第一コイル34の第一コイルの発光素子16側端にダイオード52のアノードが接続される場合には、電源コンデンサ54に印加される電圧は、以下の式で計算できる。
140V+140V×1=280V
このように、電源コンデンサ54に印加される電圧は、300V程度より低くなる。このため、電源コンデンサ54として、第三コンデンサ44と同一の電解コンデンサを用いることができる。これにより、電源コンデンサ54の耐電圧を抑制できるため、電源コンデンサ54の大型化、及び、コスト増大を抑制できる。
本実施の形態では、電源コンデンサ54の耐電圧は、300V以下である。これにより、電源コンデンサ54の寸法を抑制できるため、点灯装置10を基板に実装する場合に、基板からの電源コンデンサ54の高さを抑制できる。したがって、このような点灯装置10を用いることで薄型の照明器具を実現できる。
ダイオード52は、コンバータ30から電源コンデンサ54へ蓄積された電力が、再びコンバータ30に戻ることを抑制する整流素子である。
制御電源回路60は、制御回路70に電圧を供給する電源回路である。本実施の形態では、制御電源回路60は、駆動回路48に電圧VCCを供給する。図1に示されるように、制御電源回路60は、第一電源回路61と、第二電源回路62とを有する。
第一電源回路61は、充電回路50から電圧Vdcを印加され、電圧VCCを生成するコンバータである。本実施の形態では、第一電源回路61は、250V程度の電圧Vdcを16V程度の電圧VCCに変換する降圧コンバータである。
第二電源回路62は、第一電源回路61から電圧VCCを印加され、電圧VDDを生成するコンバータである。本実施の形態では、第二電源回路62は、16V程度の電圧VCCを5V程度の電圧VDDに変換する降圧コンバータである。第二電源回路62は、例えば、三端子レギュレータである。
[2.動作]
次に、本実施の形態に係る点灯装置10の動作について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る点灯装置10の動作を示すフローチャートである。図2においては、点灯装置10の制御回路70における動作の流れが示されている。
図2に示されるように、まず、点灯装置10の制御回路70は、整流回路20の出力電圧を監視することによって、スイッチ14がオフ状態に維持される時間であるオフ時間Toffの長さが、下限時間Tmin以上、上限時間Tmax以下であるか否かを判断する(S2)。本実施の形態では、下限時間Tminは、0.1秒程度、上限時間は1.5秒程度である。制御回路70は、オフ時間Toffの長さが、下限時間Tmin以上、上限時間Tmax以下である場合に(S2でYes)、ユーザがスイッチ14をオンからオフ及びオフからオンに連続して素早く切り替える操作、つまり、点灯状態切り替え操作を行ったと判断する。この場合、制御回路70は、発光素子16の点灯状態を変更する(S4)。具体的には、制御回路70は、ユーザの操作前の点灯状態と異なる点灯状態に設定する設定信号を駆動回路48に出力する。設定信号が入力された駆動回路48は、設定信号に基づいて、コンバータ30を駆動することで点灯状態を変更する。例えば、制御回路70は、ユーザの上記操作に応じて、発光素子16の点灯状態を、点灯状態Aから点灯状態Bに、点灯状態Bから点灯状態Cに、点灯状態Cから点灯状態Aへと順次変更する。点灯装置10において、発光素子の点灯状態として、例えば、調光度を変更することができる。この場合、点灯状態A、点灯状態B及び点灯状態Cの調光度をそれぞれ100%、50%及び10%などと設定できる。
ここで、オフ時間Toffにおいては、電源12から点灯装置10への電力供給は絶たれている。しかしながら、充電回路50の電源コンデンサ54に電力が蓄積されているため、スイッチ14がオンからオフに切り替えられた後、上限時間Tmax以上の所定の時間にわたって充電回路50から制御電源回路60に制御回路70を動作させるために十分な電圧を供給できる。制御回路70を動作させるために十分な電圧を、以下では、駆動閾値電圧Vthという。このように、充電回路50から制御電源回路60に駆動閾値電圧Vth以上の電圧が供給されることによって、制御回路70は、スイッチ14がオン状態からオフ状態に切り替えられた後、上限時間Tmax以上の所定の時間にわたって動作し続けられる。
一方、制御回路70は、オフ時間Toffの長さが、下限時間Tmin未満、又は、上限時間Tmaxより長い場合に(S2でNo)、ユーザが点灯状態切り替え操作を行っていないと判断する。この場合、制御回路70は、点灯状態を変更せずにステップS2に戻る。つまり、制御回路70は、駆動回路48へ出力する設定信号を変更しない。
なお、オフ時間Toffが上限時間Tmaxより長い場合としては、点灯装置10を点灯又は消灯させるためのユーザの一般的な操作が想定される。このような場合、ユーザは、通常、数秒以上の間隔をおいてスイッチ14を操作する。また、オフ時間Toffが下限時間Tmin未満の場合としては、ユーザの操作以外の瞬時停電などに起因して、非常に短い時間だけ整流回路20の出力電圧が低下する場合が想定される。本実施の形態では、オフ時間Toffの長さが、下限時間Tmin未満の場合に、点灯状態を変更しないため、ユーザが点状態切り替え操作を行っていないにも関わらず、点灯状態が変更されることを抑制できる。
以上のように、本実施の形態に係る点灯装置10によれば、スイッチ14に対する点灯状態切り替え操作によって、発光素子16の点灯状態を切り替えることができる。また、本実施の形態では、オフ時間Toffにおいて制御回路70を動作させるための電力を第一コイル34から取得する。
ここで、コンバータ30の第一コンデンサ32には、整流回路20から全波整流電圧が入力されるため、第一コンデンサ32に印加される電圧は、脈流電圧となる。この脈流電圧が、スイッチング素子36によって50kHz以上の高い周波数でスイッチングされることで、第一コイル34に流れる電流が三角形電流波形となる。この三角形電流波形のピーク電流値は、上記脈流電圧に応じて変動する。この三角形電流波形の包絡線の波形が、脈流電圧の波形に対応する。本実施の形態では、この三角形電流波形で変化する電流によって電源コンデンサ54が充電される。このため、電源コンデンサ54を充電することによって、この三角形電流波形、及び、その包絡線に対応する上記脈動電圧の波形は実質的に変化しない。よって、コンバータ30への入力電流波形は、上記脈流電圧の波形と同様の形状となる。このように、本実施の形態では、充電回路50において比較的大容量の電源コンデンサ54を用いる場合にも、点灯装置10への入力電流波形に充電回路50が与える影響を抑制できる。
[3.動作例]
次に、本実施の形態に係る点灯装置10の動作例について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る点灯装置10の動作の一例を示すタイミングチャートである。より具体的には、図3には、スイッチ14の操作によって発光素子16の点灯状態を変化させる動作が示されている。図3には、スイッチ14の状態、制御電源回路60に印加される電圧Vdc、及び、発光素子16の状態のタイミングチャートが示されている。
図3に示される動作例では、時刻t1まで、スイッチ14は、オン状態に維持されている。また、時刻t1までにおける発光素子16の点灯状態は、点灯状態Aである。時刻t1において、スイッチ14はユーザによってオフされる。これにより、電源12から点灯装置10への電力供給が絶たれ、整流回路20の出力電圧が低下するため、発光素子16は消灯される。また、第一コイル34に接続されたダイオード52のアノード電極の電圧が、電圧Vdc以下となる。このため、時刻t1の後、第一コイル34から電源コンデンサ54へ電流が流れなくなる。
一方、制御電源回路60においては、電力を消費し続けるため、電源コンデンサ54に蓄積された電力が制御電源回路60に供給され、電源コンデンサ54のダイオード52側の電極の電圧Vdcは低下する。ここで、スイッチ14がオフされた後の電圧Vdcの変化は、電源コンデンサ54の時定数、及び、制御電源回路60の電力消費量に基づいて決定される。制御電源回路60は、充電回路50によって印加される電圧が、駆動閾値電圧Vth以上であれば、制御回路70を駆動するために十分な電圧VCCを出力できる。したがって、スイッチ14が所定の時間以内にオンからオフ及びオフからオンに切り替える場合に、スイッチ14がオンからオフに切り替えられた後、所定の時間にわたって制御回路70を動作させることができる。本実施の形態では、電源コンデンサ54は、制御電源回路60から制御回路70が動作可能な電圧を1秒以上、2秒以下にわたって出力させるために必要な容量を有する。
続いて、時刻t2において、スイッチ14はユーザによってオンされる。ここで、時刻t1から時刻t2までのオフ時間Toffは、下限時間Tmin以上、上限時間Tmax以下である。オフ時間Toffが、下限時間Tmin以上、上限時間Tmax以下であることを、制御回路70が検知した場合に、制御回路70は、発光素子16の点灯状態を点灯状態Aから点灯状態Bに変える。ここで、時刻t1から時刻t2まで、スイッチ14がオフされているため、電源12から点灯装置10への電力供給は絶たれている。しかしながら、上述したように、スイッチ14がオンからオフに切り替えられた後、上限時間Tmax以上の所定の時間にわたって充電回路50から制御電源回路60に制御回路70を動作させために十分な電圧(≧Vth)を供給できる。このため、制御回路70は、時刻t1から時刻t2までの期間においても、動作し続けられる。したがって、制御回路70は、時刻t2において、ユーザの点灯状態切り替え操作が行われたことを検知し、点灯状態を切り替えるように設定信号を出力できる。制御回路70から点灯状態を変更する設定信号が入力された駆動回路48は、設定信号に基づいて、コンバータ30を駆動することで点灯状態を変更する。ここでは、駆動回路48は、点灯状態を、点灯状態Aから点灯状態Bに変更する。例えば、点灯状態A及び点灯状態Bにおける調光度がそれぞれ100%及び50%である場合、駆動回路48は、発光素子16に流れる点灯状態Aにおける電流の50%程度に減少させる。これにより、時刻t2において発光素子16は、点灯状態Bで点灯する。
続いて、時刻t3において、スイッチ14はユーザによってオフされる。これにより、時刻t1と同様に、発光素子16は消灯され、第一コイル34から電源コンデンサ54へ電流が流れなくなる。
続いて、時刻t4において、スイッチ14はユーザによってオンされる。ここで、時刻t3から時刻t4までのオフ時間Toffは、上限時間Tmaxより長い。オフ時間Toffが、上限時間Tmaxより長いことを、制御回路70が検知した場合に、制御回路70は、発光素子16の点灯状態を変更しない。ここで、時刻t3から時刻t4まで、スイッチ14がオフされているため、電源12から点灯装置10への電力供給は絶たれている。また、スイッチ14がオンからオフに切り替えられた後、上限時間Tmaxより長い時間が経過する場合、充電回路50から制御電源回路60に制御回路70を動作させために十分な電圧(≧Vth)を供給できない場合がある。この場合には、制御回路70は、直前の点灯状態を記憶する。制御回路70は、時刻t4において、ユーザの点灯状態切り替え操作が行われなかったことを検知し、点灯状態を変更しないように、直前の点灯状態Bを示す設定信号を出力する。制御回路70から直前の点灯状態Bを示す設定信号が入力された駆動回路48は、設定信号に基づいて、コンバータ30を駆動することで点灯状態Bで発光素子16を点灯する。
以上のように、点灯装置10は、ユーザの点灯状態切り替え動作の有無を検知して、ユーザが要求するとおりの点灯状態で発光素子16を点灯できる。
[3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る点灯装置10は、発光素子16に電流を供給する点灯装置10であって、発光素子16と直列に接続される第一コイル34と、発光素子16と並列に接続される第二コイル40と、第一コイル34と直列に接続されるスイッチング素子36と、を有するSEPIC方式のコンバータ30と、スイッチング素子36を駆動する駆動回路48と、駆動回路48を制御することで発光素子16の点灯状態を設定する制御回路70と、制御回路70に電圧を供給する制御電源回路60と、制御電源回路60に電圧を供給する充電回路50と、を備える。充電回路50は、第一コイル34の途中又は第一コイル34の発光素子16側端にアノードが接続されたダイオード52と、一方の電極がダイオード52のカソードに接続され、他方の電極がコンバータ30と共通のグランドに接続される電源コンデンサ54と、を有する。
このように、充電回路50が電源コンデンサ54を備えることにより、点灯装置10への電力供給が絶たれた後も、所定の期間にわたって制御回路70を動作させることができる。このため、制御回路70において、電力供給が絶たれたオフ時間Toffを検知すれば、スイッチ14を用いた電力供給のオンオフ切り替え操作により点灯状態の切り替えが可能となる。また、本実施の形態では、オフ時間Toffにおいて制御回路70を動作させるための電力を第一コイル34から取得する。第一コイル34においては、50kHz以上程度の高い周波数で電圧が印加されるため、充電回路50において比較的大容量の電源コンデンサ54を用いる場合にも、充電回路50が点灯装置10への入力電流波形に与える影響を抑制できる。
また、点灯装置10において、電源コンデンサ54に印加される電圧は、発光素子16の順方向電圧に第一コイル34の全巻き数に対する第一コイル34の入力端からダイオード52のアノードが接続された位置までの巻き数の比を乗じた電圧と、コンバータ30に入力される最大電圧との和以下であってもよい。
また、点灯装置10において、電源コンデンサ54は、制御電源回路60から制御回路70が動作可能な電圧を1秒以上、2秒以下にわたって出力させるために必要な容量を有してもよい。
これにより、スイッチ14を用いた電力供給のオンオフ切り替え操作により点灯状態の切り替えが可能とするために、十分なオフ時間Toffにわたって、制御回路70は動作し続けることができる。
また、点灯装置10において、電源コンデンサ54の耐電圧は、300V以下であってもよい。
これにより、電源コンデンサ54の寸法を抑制できるため、点灯装置10を基板に実装する場合に、基板からの電源コンデンサ54の高さを抑制できる。したがって、このような点灯装置10を用いることで薄型の照明器具を実現できる。
(変形例など)
以上、本発明の点灯装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の一態様は、照明器具としても実現できる。例えば、本発明の一態様は、照明器具の一例である図4に示すようなシーリングライトとして実現することができる。図4に示される照明器具100は、内部に上記実施の形態に係る点灯装置10及び発光素子16を備える。なお、上記実施の形態に係る点灯装置は、スポットライトなどのシーリングライト以外の照明装置などにも利用可能である。
また、発光素子16は、LED以外の固体発光素子であってもよい。例えば、発光素子16は、有機EL(Electro Luminescence)素子であってもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 点灯装置
16 発光素子
30 コンバータ
34 第一コイル
36 スイッチング素子
40 第二コイル
48 駆動回路
50 充電回路
52 ダイオード
54 電源コンデンサ
60 制御電源回路
70 制御回路
100 照明器具

Claims (5)

  1. 発光素子に電流を供給する点灯装置であって、
    前記発光素子と直列に接続される第一コイルと、前記発光素子と並列に接続される第二コイルと、前記第一コイルと直列に接続されるスイッチング素子と、を有するSEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)方式のコンバータと、
    前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路を制御することで前記発光素子の点灯状態を設定する制御回路と、
    前記制御回路に電圧を供給する制御電源回路と、
    前記制御電源回路に電圧を供給する充電回路と、を備え、
    前記充電回路は、前記第一コイルの途中又は前記第一コイルの前記発光素子側端にアノードが接続されたダイオードと、一方の電極が前記ダイオードのカソードに接続され、他方の電極が前記コンバータと共通のグランドに接続される電源コンデンサと、を有する
    点灯装置。
  2. 前記電源コンデンサに印加される電圧は、前記発光素子の順方向電圧に前記第一コイルの全巻き数に対する前記第一コイルの入力端から前記ダイオードのアノードが接続された位置までの巻き数の比を乗じた電圧と、前記コンバータに入力される最大電圧との和以下である
    請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記電源コンデンサは、前記制御電源回路から前記制御回路が動作可能な電圧を1秒以上、2秒以下にわたって出力させるために必要な容量を有する
    請求項1又は2に記載の点灯装置。
  4. 前記電源コンデンサの耐電圧は、300V以下である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記発光素子と、を備える
    照明器具。
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