JP2019164765A - コンピュータシステム、そのコンピュータシステム方法において実行されるプログラムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けを容易に行うことを可能にするコンピュータシステム等を提供すること。【解決手段】本発明のコンピュータシステム(1000)は、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けのための入力を1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が行うことを可能にするインターフェースを提供することであって、提供者による関連付けに応じて、関連付けを示す情報が生成される、こと(S501)と、関連付けを示す情報を格納する格納すること(S502)とを行うように構成され、関連付けを示す情報は、複数の既存の商品またはサービスのうち、仮想の商品またはサービスに関連付けられた1つ以上の既存の商品またはサービスをユーザに提案するために使用される。【選択図】図5
Description
本発明は、1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けを容易に行うことを可能にするコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムおよび方法に関する。
近年、保険業界を取り巻く環境が変化してきている。
本発明の発明者は、保険業界を取り巻く環境の変化により、エンドユーザーに販売される保険会社主導で「勧められる保険」から消費者主導で「自分で選ぶ保険」へ変わっていくと考えている。このような考え方に基づいて、本発明の発明者は、エンドユーザーの潜在的または本来的なニーズを把握し(ステップ1)、そのニーズに合った仮想的な保険商品を設計し(ステップ2)、その仮想的な保険商品に合った1つ以上の既存の保険商品を提案する(ステップ3)という3ステップで、エンドユーザーが自分で保険選定するアプローチを提唱している。
特許文献1は、エンドユーザーの世帯に見合った保険を提案するために、エンドユーザーの預金口座に関する入出金履歴情報を用いて保険提案を行うシステムを開示している。しかしながら、特許文献1のシステムは、エンドユーザーの潜在的または本来的なニーズに対して直接的なアプローチを行っているわけではない。
特許文献2は、個客の価値基準と心理特性とに基づいて購入確度の高い商品を提示する方法を開示している。しかしながら、特許文献2の方法は、商品ありきの発想であり、エンドユーザーのニーズを単にプロダクトに当てはめているにすぎない。
上述した3ステップの保険提案アプローチを実現するためには、ニーズに合った仮想的な保険商品を設計した後に、その仮想的な保険商品に合った1つ以上の既存の保険商品を検索できるようにすることが必要であり、そのような検索を可能にするためには、データベースを構築することが必要である。しかしながら、各保険会社の保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステムの提供者が、各保険会社から許諾された情報に基づいて、各保険会社の保険商品の情報を入力することによってデータベースを構築するのでは、労力がかかるうえ、データベースに入力される情報の正確性に欠けるという問題点がある。
本発明は、1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けを容易に行うことを可能にするコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態のコンピュータシステムは、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けのための入力を前記1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が行うことを可能にするインターフェースを提供するインターフェース提供手段であって、前記インターフェース提供手段は、前記提供者による入力に応じて、前記関連付けを示す情報を生成する、インターフェース提供手段と、前記関連付けを示す情報を格納する格納手段とを備え、前記関連付けを示す情報は、複数の既存の商品またはサービスのうち、前記仮想の商品またはサービスに関連付けられた1つ以上の既存の商品またはサービスをユーザに提案するために使用される。
本発明の一実施形態において、前記インターフェース提供手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、前記仮想の商品またはサービスの仕様と1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けのための入力を行うことを可能にするインターフェースを提供する。
本発明の一実施形態において、前記インターフェース提供手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、前記仮想の商品またはサービスによって備え得るリスクと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けのための入力を行うことを可能にするインターフェースを提供する。
本発明の一実施形態において、前記インターフェース提供手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスに関する質問を前記提供者に提示する提示手段と、前記質問に対する回答を前記提供者から受信する受信手段と、前記回答に基づいて、前記関連付けを示す情報を生成する生成手段とを備える。
本発明の一実施形態において、前記提示手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスの仕様に関する質問を前記提供者に提示し、前記生成手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスの仕様に関する前記質問に対する回答に基づいて、前記関連付けを示す情報を生成し、前記関連付けを示す情報は、複数の既存の商品またはサービスのうち、前記仮想の商品またはサービスの仕様に関連付けられた1つ以上の既存の商品またはサービスをユーザに提案するために使用される。
本発明の一実施形態において、前記提示手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスによって備え得るリスクに関する質問を前記提供者に提示し、前記生成手段は、前記1つ以上の既存の商品またはサービスによって備え得るリスクに関する前記質問に対する回答に基づいて、前記関連付けを示す情報を生成し、前記関連付けを示す情報は、複数の既存の商品またはサービスのうち、前記仮想の商品またはサービスよって備え得るリスクに関連付けられた1つ以上の既存の商品またはサービスをユーザに提案するために使用される。
本発明の一実施形態において、前記商品またはサービスは、保険商品である。
本発明の一実施形態のプログラムは、コンピュータシステムにおいて実行され、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を備え、前記コンピュータシステムは、データベース部に接続されており、前記プログラムは、実行されると、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けのための入力を前記1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が行うことを可能にするインターフェースを提供することであって、前記提供者による入力に応じて、前記関連付けを示す情報が生成される、ことと、前記関連付けを示す情報を前記データベース部に格納することとを含む処理を前記プロセッサ部に行わせ、前記関連付けを示す情報は、複数の既存の商品またはサービスのうち、前記仮想の商品またはサービスに関連付けられた1つ以上の既存の商品またはサービスをユーザに提案するために使用される。
本発明の一実施形態の方法は、コンピュータシステムにおいて実行され、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を備え、前記コンピュータシステムは、データベース部に接続されており、前記方法は、前記プロセッサ部が、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けのための入力を前記1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が行うことを可能にするインターフェースを提供することであって、前記提供者による入力に応じて、前記関連付けを示す情報が生成される、ことと、前記プロセッサ部が、前記関連付けを示す情報を前記データベース部に格納することとを含み、前記関連付けを示す情報は、複数の既存の商品またはサービスのうち、前記仮想の商品またはサービスに関連付けられた1つ以上の既存の商品またはサービスをユーザに提案するために使用される。
本発明によれば、1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けを容易に行うことを可能にするコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムおよび方法を提供することが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
1.保険設計アプリケーション
図1A−1および図1A−2は、エンドユーザーが自分で保険設計する保険設計アプリケーションの画面の一例を示す。ここでは、エンドユーザーが、保険設計アプリケーションを使用して、保険設計する場合を例に説明する。エンドユーザーが、端末装置に表示される保険設計アプリケーションの画面をWEBページ上またはスマホアプリ等で閲覧し、適
宜情報を入力しながら、自分自身で保険設計すると、エンドユーザーのニーズにあった架空の保険商品、すなわち、理想の保険商品が提示される。それから、保険設計アプリケーションは、エンドユーザーのニーズにあった理想の保険商品の仕様を満たす実際の保険商品を検索し、該当する保険商品をエンドユーザーに提案する。保険設計アプリケーションには、保険設計を行うエンドユーザーの年齢、性別、家族構成、既存保険契約内容等の個人情報があらかじめ入力フォーム等から入力されているものとする。
図1A−1および図1A−2は、エンドユーザーが自分で保険設計する保険設計アプリケーションの画面の一例を示す。ここでは、エンドユーザーが、保険設計アプリケーションを使用して、保険設計する場合を例に説明する。エンドユーザーが、端末装置に表示される保険設計アプリケーションの画面をWEBページ上またはスマホアプリ等で閲覧し、適
宜情報を入力しながら、自分自身で保険設計すると、エンドユーザーのニーズにあった架空の保険商品、すなわち、理想の保険商品が提示される。それから、保険設計アプリケーションは、エンドユーザーのニーズにあった理想の保険商品の仕様を満たす実際の保険商品を検索し、該当する保険商品をエンドユーザーに提案する。保険設計アプリケーションには、保険設計を行うエンドユーザーの年齢、性別、家族構成、既存保険契約内容等の個人情報があらかじめ入力フォーム等から入力されているものとする。
図1A−1および図1A−2は、エンドユーザーの端末装置が利用する保険設計アプリケーションの保険提案画面10−1、10−2の一例を示す。保険提案画面10−1、10−2は、保険提案画面10−1を下にスクロールすると保険提案画面10−2が表示されるようにしてもよいし、別個の画面として表示されるようにしてもよい。
保険提案画面10−1は、エンドユーザーが質問に答えることによって、エンドユーザーのニーズを可視化し、ニーズにあった架空の保険商品、すなわち、理想の保険商品を提示する画面である。保険提案画面10−1には、質問11が表示されている。保険提案画面10−1は、エンドユーザーのニーズの数値化情報表示部12と、ニーズに基づく保険設計および概算保険料の表示部13とを含む。図1A−1に示される例では、保険提案画面10−1は、エンドユーザーが気にかけているリスク「お葬式など」に備えるための保険商品を提示する画面である。保険提案画面10−1には、質問11が表示されており、Q&A形式でエンドユーザーに回答を入力させるようになっている。質問11は、例えば、「あなたのご家族が亡くなった際にどのように見送りたいですか?」、「あなたが亡くなった際に入るお墓はありますか?」等、エンドユーザーの将来の生活状態に関する質問である。質問11に対する回答は、多肢選択式であってもよいし、記述式であってもよい。質問11に対する回答は、エンドユーザーのニーズと関連付けられており、質問11に対する回答に応じて、エンドユーザーのニーズの数値化情報表示部12が変動する。例えば、「あなたのご家族が亡くなった際にどのように見送りたいですか?」との質問に対して、「近親者や友人・知人も参列できる」と回答し、「あなたが亡くなった際に入るお墓はありますか?」との質問に対して、「まだない」と回答すると、エンドユーザーのニーズについて、エンドユーザー死亡後の死後整理資金に必要な額が変動し、エンドユーザーのニーズは、400万円であると決定され、エンドユーザーのニーズの数値化情報表示部12に表示される。例えば、「あなたのご家族が亡くなった際にどのように見送りたいですか?」との質問に対して、「近親者のみの家族葬」と回答し、「あなたが亡くなった際に入るお墓はありますか?」との質問に対して、「自分が入るお墓はある」と回答すると、エンドユーザーのニーズについて、エンドユーザー死亡後の死後整理資金に必要な額が変動し、エンドユーザーのニーズは、100万円であると決定され、エンドユーザーのニーズの数値化情報表示部12に表示される。
エンドユーザーのニーズが数値化されると、エンドユーザーのニーズを満たす架空の保険商品、すなわち、理想の保険商品が決定され、理想の保険商品の保険設計および概算保険料見積額が算出され、保険設計および概算保険料の表示部13に表示される。図1A−1に示される例では、エンドユーザーのニーズを満たす架空の保険商品として、保険金額400万円、保険期間終身、概算保険料6,328円という仕様を有する理想の保険商品がエンドユーザーに提示されている。
エンドユーザーの理想の保険商品およびその仕様が決定されると、図1A−2において、理想の保険商品の仕様を満たすことができる実際の保険商品がエンドユーザーに提案されることになる。図1A−2は、エンドユーザーのニーズの数値化情報表示部12と、ニーズに基づく保険設計および概算保険料の表示部13と、保険商品表示部14とを含む。エンドユーザーのニーズの数値化情報表示部12および保険設計および概算保険料の表示部13には、図1A−1に示される情報と同一の情報が示されている。保険商品表示部14には、保険設計および概算保険料の表示部13に表示された理想の保険商品の仕様を満たす実際の保険商品が、エンドユーザーに提案されるべき保険商品として表示される。図1A−2に示される例では、「みんかぶ生命保険株式会社」の「minkabu」という保険商品が提案されている。このように、理想の保険商品の仕様を満たすことができる1つの保険商品が提案されてもよいが、理想の保険商品の仕様を満たすことができる保険商品が複数存在する場合は、複数の保険商品が提案されてもよいし、1つの保険商品ではエンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たすことができない場合は、複数の保険商品の組み合わせによって、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たすようにし、その複数の保険商品の組み合わせがエンドユーザーに提案されるようにしてもよい。
図1A−1および図1A−2に示される例では、保険提案画面10−1、10−2が、エンドユーザーが気にかけているリスク「お葬式など」に備えるための保険商品を提案する画面であったが、保険提案画面10−1、10−2は、各種のリスクに備えるための保険商品を提案する画面であり得る。例えば、保険提案画面10−1、10−2が「病気・けが」のリスクに備えるための保険商品を提案する画面である場合、質問11は、例えば、「医療保険はどのように備えたいですか?」、「入院する際はどのような病室を希望しますか?」、「入院する際はどのような食事を希望しますか?」、「入院中はどのように過ごしますか?」等の「病気・けが」に関する事象が発生した後のエンドユーザーの生活状態に関する質問であり得る。例えば、保険提案画面10−1、10−2が「介護」のリスクに備えるための保険商品を提案する画面である場合、質問11は、例えば、「あなたが要介護状態となった時、どのような生活を希望しますか?」等の「介護」に関する事象が発生した後のエンドユーザーの生活状態に関する質問であり得る。例えば、保険提案画面10−1、10−2が「老後」のリスクに備えるための保険商品を提案する画面である場合、質問11は、例えば、「老後はどのように暮らしたいですか?」、「老後の生活は何歳までを想定しますか?」等の「老後」に関する事象が発生した後のエンドユーザーの生活状態に関する質問であり得る。
このように、エンドユーザーは、質問11に回答するだけで、エンドユーザーの理想の保険設計を満たす保険商品の提案を受けることができる。提案される保険商品は、エンドユーザーの理想の保険設計を満たしており、これは、エンドユーザー目線の保険提案といえる。
このような保険提案を行うには、エンドユーザーの理想の保険設計を満たす保険商品を検索可能なデータベースが必要である。上述したように、保険設計アプリケーションの提供者自身が、各保険会社から収集した保険商品の情報に基づいて、各保険会社の保険商品を入力してデータベースに登録することは、労力がかかり正確性に欠ける。そこで、本発明の発明者は、保険会社自身に、自社の保険商品の情報をデータベースに登録させるようにした。
以下では、保険会社自身が、保険設計アプリケーション保険設計アプリケーションのデータベースに自社の保険商品の情報を登録する場合の例を説明する。
図1B〜図1D−2は、保険会社●●●の担当者が保険設計アプリケーションのデータベースに自社の保険商品の情報を登録する場合に、保険会社●●●の担当者の端末装置が利用する保険設計アプリケーションの画面の一例を示す。保険会社●●●の担当者は、保険設計アプリケーションにログインし、自社の保険商品の情報を入力することで、自社の保険商品の情報をデータベースに登録することができる。これにより、保険設計アプリケーションがその保険商品をエンドユーザーに提案することが可能となる。
図1Bは、保険会社●●●の担当者が保険設計アプリケーションにログインした後に表示される、保険設計アプリケーションのデータベースに情報が登録されている保険会社●●●の保険商品の一覧を表示する画面20の一例を示す。
画面20には、保険設計アプリケーションに登録されている保険会社●●●の保険商品のいくつかの情報(例えば、名称21、対象分野22、ページ閲覧数(PV数)等)が表示される。対象分野22は、その保険商品が対象とする分野を表しており、その保険商品によって備え得るリスクごとに分類されることができる。例えば、死亡保障の付いた逓減定期保険の保険商品は、家族の生活のリスクに備えることができるため、「家族の生活」の分野に分類され得る。例えば、死亡保障の付いた終身保険の保険商品は、死後の葬式費用のリスクに備えることができるため、「お葬式」の分野に分類され得る。例えば、がん・医療保障の付いた保険商品は、「病気・けが」のリスクに備えることができるため、「治療・入院」の分野に分類され得る。
画面20において、編集ボタン23を選択すると、その保険商品の情報を編集することが可能な画面に遷移する。画面20において、追加ボタン24を選択すると、画面30(図1C−1および図1C−2)に遷移する。
図1C−1および図C1−2は、保険設計アプリケーションのデータベースに新たな保険商品の情報を登録する際に表示される登録画面30−1、30−2の一例を示す。登録画面30−1、30−2は、登録画面30−1を下にスクロールすると登録画面30−2が表示されるようにしてもよいし、別個の画面として表示されるようにしてもよい。
登録画面30−1には、保険商品の名称入力欄31、保険商品の紹介概要入力欄32、保険商品の特徴入力欄33等が表示されている。保険会社●●●の担当者は、名称入力欄31にその保険商品の名称(例えば、「●●●の「保障」の保険 保険料長期割安型」)を入力し、紹介概要入力欄32にその保険商品の紹介の概要(例えば、「変わらない保険料で、一生涯の死亡保障を準備できる終身保険です。払いもどし金を将来、活用することもできます。」)を入力し、特徴入力欄33にその保険商品の特徴(例えば、「死亡・高度障害保障が一生涯続きます。」、「保険料はご契約時のまま変わりません。」)を入力する。
登録画面30−2には、保険商品の保障項目入力欄34、保険商品の特約・サービス入力欄35、保険商品のその他情報入力欄36等が表示されている。保険会社●●●の担当者は、保障項目入力欄34にその保険商品が保障する内容(例えば、「死亡保障」)を入力し、特約・サービス入力欄35にその保険商品に付加可能な特約・サービスを入力し、その他情報入力欄36に、例えば、その保険商品の解約返戻金の有無、配当の有無、無事故給付金の有無等を入力する。保障項目入力欄34および特約・サービス入力欄35は、図1C−2に示されるように、該当する保障項目または特約・サービスを選択肢の中から選択することにより、保障項目または特約・サービスを入力するように構成されてもよいし、該当する保障項目または特約・サービスを直接入力するように構成されてもよい。
各入力欄に入力した後、「次へ」ボタン37を選択すると、保険商品のより詳細な情報を入力することが可能な画面40(図1D−1および図1D−2)に遷移する。
図1D−1および図1D−2は、保険設計アプリケーションのデータベースに新たな保険商品を登録する際に、保険商品のより詳細な情報を入力することが可能な画面40−1、40−2の一例を示す。画面40−1、40−2は、画面40−1を下にスクロールすると画面40−2が表示されるようにしてもよいし、別個の画面として表示されるようにしてもよい。
画面40−1には、保険商品の対象分野入力欄41、保険商品の支給方法入力欄42等が表示されている。保険会社●●●の担当者は、対象分野入力欄41にその保険商品の対象分野(例えば、「家族の生活」)を入力し、支給方法入力欄42にその保険商品の支給方法(例えば、「定額の一括または分割払い」)を入力する。対象分野入力欄41および支給方法入力欄42は、図1D−1に示されるように、該当する対象分野または支給方法を選択肢の中から選択することにより、対象分野または支給方法を入力するように構成されてもよいし、該当する対象分野または支給方法を直接入力するように構成されてもよい。
画面40−2には、保険商品の強み入力欄43、保険商品の保障期間/払込期間入力欄44、その他情報入力欄45等が表示されている。保険会社●●●の担当者は、強み入力欄43にその保険商品の強み(例えば、「七大生活習慣病相当に手厚い」)を入力し、保障期間/払込期間入力欄44にその保険商品の保障期間(例えば、「終身」)および払込期間(例えば、「60歳」)を入力し、その他情報入力欄45に、例えば、その保険商品の通信販売の有無、対面販売の有無、外貨建てか否か、引受基準緩和型保険か否か、健康体割引の有無等を入力する。強み入力欄43および保障期間/払込期間入力欄44は、図1D−2に示されるように、該当する強みまたは保障期間/払込期間を選択肢の中から選択することにより、強みまたは保障期間/払込期間を入力するように構成されてもよいし、該当する強みまたは保障期間/払込期間を直接入力するように構成されてもよい。
各入力欄に入力した後、「追加」ボタン46を選択すると、入力された情報を有する保険商品がデータベースに登録され、図1Bの画面20に新たに保険商品が追加される。
このようにして、保険会社●●●の担当者は、自社の保険商品の情報を保険設計アプリケーションのデータベースに登録することができる。保険会社の担当者自身が自社の保険商品の情報を登録するため、登録される保険商品の情報は、より正確かつ詳細なものとなり得る。これにより、保険設計アプリケーションは、より正確かつ詳細な保険商品の情報に基づいて、エンドユーザー一人一人に合った保険商品の提案を行うことができる。また、保険会社の担当者は、保険設計アプリケーションにログインした後に提示されたページにおいて、選択肢を選択することにより情報を入力することが可能であるため、より簡易に情報を入力することができる。
図1B〜図1D−2を参照して説明した例で各入力欄を介して保険設計アプリケーションに入力される保険商品の情報は一例であり、説明されるものに限定されない。例えば、上述した保険商品の情報に加えて、または上述した保険商品の情報のいずれかに代えて、種々の保険商品の情報が入力されるようにしてもよい。例えば、上述した保険商品の情報に加えて、または上述した保険商品の情報のいずれかに代えて、保険商品の保険料に関する情報、保険商品の給付金額に関する情報、保険商品の料金体系に関する情報等が入力されるようにしてもよい。
保険設計アプリケーションでは、保険会社●●●の担当者は、自社の保険商品の情報を保険設計アプリケーションのデータベースに登録することに加えて、自社の情報もデータベースに登録することができる。これにより、保険設計アプリケーションを介して、エンドユーザーに自社の情報を提供することができる。
保険会社●●●の担当者の端末装置が利用する保険設計アプリケーションは、保険会社●●●の担当者の端末装置がウェブブラウザを介して利用するウェブアプリケーションであってもよいし、保険会社●●●の担当者の端末装置にインストールされたアプリケーションであってもよい。
保険設計アプリケーションは、以下に説明する、保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステムによって実現される。
2.保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステムの構成
図2は、保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステム1000の構成の一例を示す。
図2は、保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステム1000の構成の一例を示す。
コンピュータシステム1000は、少なくとも1つの端末装置200と、少なくとも1つの端末装置300と、少なくとも1つの端末装置200および少なくとも1つの端末装置300にネットワーク600を介して接続されているサーバ装置400と、サーバ装置400に接続されているデータベース部500とを備える。
端末装置200は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の任意の端末装置であり得る。端末装置200は、エンドユーザーまたは保険販売員が使用する端末装置であり得る。端末装置200は、ネットワーク600を介してサーバ装置400と通信することができる。ここで、ネットワーク600の種類は問わない。例えば、端末装置200は、インターネットを介してサーバ装置400と通信してもよいし、LANを介してサーバ装置400と通信してもよい。図2には3つの端末装置200が描写されているが、端末装置200の数はこれに限定されない。端末装置200の数は、1以上の任意の数であり得る。
端末装置200は、通信インターフェース部と、入力部と、表示部と、メモリ部と、プロセッサ部とを備える。
通信インターフェース部は、ネットワーク600を介した通信を制御する。通信インターフェース部は、任意の方法で通信を制御し得る。入力部は、ユーザからの情報を端末装置に入力することを可能にする。入力部がユーザからの情報をどのような態様で端末装置200に入力することを可能にするかは問わず、任意の態様で端末装置200に入力することが可能である。表示部は、情報を表示するための任意のディスプレイであり得る。メモリ部には、端末装置200における処理を実行するためのプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部に格納するかは問わず、例えば、プログラムは、メモリ部にプリインストールされていてもよいし、あるいは、プログラムは、ネットワーク600を経由してダウンロードされることによってメモリ部にインストールされるようにしてもよい。メモリ部、任意の記憶手段によって実装され得る。プロセッサ部は、端末装置200全体の動作を制御する。プロセッサ部は、メモリ部に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、端末装置200を所望のステップを実行する装置として機能させることが可能である。プロセッサ部は、単一のプロセッサによって実装されてもよいし、複数のプロセッサによって実装されてもよい。
端末装置300は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の任意の端末装置であり得る。端末装置300は、保険会社の担当者が使用する端末装置であり得る。端末装置300は、ネットワーク600を介してサーバ装置400と通信することができる。ここで、ネットワーク600の種類は問わない。例えば、端末装置300は、インターネットを介してサーバ装置400と通信してもよいし、LANを介してサーバ装置400と通信してもよい。図2には2つの端末装置300が描写されているが、端末装置300の数はこれに限定されない。端末装置300の数は、1以上の任意の数であり得る。
サーバ装置400は、ネットワーク600を介して少なくとも1つの端末装置200および少なくとも1つの端末装置300と通信することができる。例えば、サーバ装置400は、サーバ装置400に接続されているデータベース部500から保険商品の情報を取得し、取得した保険商品の情報を少なくとも1つの端末装置200に送信することができる。例えば、サーバ装置400は、少なくとも1つの端末装置300から受信した保険商品の情報をデータベース部500に送信し、データベース部500にその保険商品の情報を格納することができる。例えば、サーバ装置400は、保険商品に関する質問を少なくとも1つの端末装置300に送信して、その端末装置300のユーザに提示することができる。
サーバ装置400に接続されているデータベース部500には、例えば、保険商品の情報が格納される。保険商品の情報は、例えば、保険商品の名称、保険商品によって備え得るリスク、および、保険商品の仕様(保障項目、保険料額、引受保険会社、保障期間、保険料払込期間、支給方法、給付金額、最低契約可能金額、最高契約可能金額等)を含むがこれらに限定されない。データベース部500は、任意の記憶手段によって実装され得る。
図3Aは、端末装置300の構成の一例を示す。
端末装置300は、通信インターフェース部310と、入力部320と、表示部330と、メモリ部340と、プロセッサ部350とを備える。
通信インターフェース部310は、ネットワーク600を介した通信を制御する。端末装置300のプロセッサ部350は、通信インターフェース部310を介して、端末装置300の外部から情報を受信することが可能であり、端末装置300の外部に情報を送信することが可能である。通信インターフェース部310は、任意の方法で通信を制御し得る。
入力部320は、ユーザからの情報を端末装置300に入力することを可能にする。入力部320は、例えば、保険商品の保険商品情報を端末装置300に入力することを可能にする。入力部350は、例えば、サーバ装置400から提示された質問に対する回答を端末装置300に入力することを可能にする。入力部320がユーザからの情報をどのような態様で端末装置300に入力することを可能にするかは問わない。例えば、入力部320がタッチパネルである場合には、ユーザがタッチパネルにタッチすることによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部320がマウスである場合には、ユーザがマウスを操作することによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部320がキーボードである場合には、ユーザがキーボードのキーを押下することによって情報を入力するようにしてもよい。あるいは、入力部320がマイクである場合には、ユーザがマイクに音声を入力することによって情報を入力するようにしてもよい。
表示部330は、情報を表示するための任意のディスプレイであり得る。表示部330は、図1B〜図1D−2に示されるようなインターフェース画面を表示することが可能である。
メモリ部340には、端末装置300における処理を実行するためのプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。メモリ部340には、例えば、保険商品をエンドユーザーに提案するためのプログラム(例えば、後述する図5に示される処理を実現するプログラム)の一部または全部が格納されている。メモリ部340には、任意の機能を実装するアプリケーションが格納されていてもよい。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部340に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部340にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、ネットワーク600を経由してダウンロードされることによってメモリ部340にインストールされるようにしてもよい。メモリ部340は、任意の記憶手段によって実装され得る。
プロセッサ部350は、端末装置300全体の動作を制御する。プロセッサ部350は、メモリ部340に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、端末装置300を所望のステップを実行する装置として機能させることが可能である。プロセッサ部350は、単一のプロセッサによって実装されてもよいし、複数のプロセッサによって実装されてもよい。
図3Aに示される例では、端末装置300の各構成要素が端末装置300内に設けられているが、本発明はこれに限定されない。端末装置300の各構成要素のいずれかが端末装置300の外部に設けられることも可能である。例えば、入力部320、表示部330、メモリ部340、プロセッサ部350のそれぞれが別々のハードウェア部品で構成されている場合には、各ハードウェア部品が任意のネットワークを介して接続されてもよい。このとき、ネットワークの種類は問わない。各ハードウェア部品は、例えば、LANを介して接続されてもよいし、無線接続されてもよいし、有線接続されてもよい。
図3Bは、サーバ装置400の構成の一例を示す。
サーバ装置400は、通信インターフェース部410と、メモリ部420と、プロセッサ部430とを備える。
通信インターフェース部410は、ネットワーク600を介した通信を制御する。また、通信インターフェース部410は、データベース部500との通信も制御する。サーバ装置400のプロセッサ部430は、通信インターフェース部410を介して、サーバ装置400の外部から情報を受信することが可能であり、サーバ装置400の外部に情報を送信することが可能である。通信インターフェース部410は、任意の方法で通信を制御し得る。
メモリ部420には、サーバ装置400の処理の実行に必要とされるプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。例えば、保険商品をエンドユーザーに提案するためのプログラム(例えば、後述する図5に示される処理を実現するプログラム)の一部または全部が格納されている。メモリ部420は、任意の記憶手段によって実装され得る。
プロセッサ部430は、サーバ装置400全体の動作を制御する。プロセッサ部430は、メモリ部420に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、サーバ装置400を所望のステップを実行する装置として機能させることが可能である。プロセッサ部430は、単一のプロセッサによって実装されてもよいし、複数のプロセッサによって実装されてもよい。
図3Bに示される例では、データベース部500は、サーバ装置400の外部に設けられているが、本発明はこれに限定されない。データベース部500をサーバ装置400の内部に設けることも可能である。このとき、データベース部500は、メモリ部420を実装する記憶手段と同一の記憶手段によって実装されてもよいし、メモリ部420を実装する記憶手段とは別の記憶手段によって実装されてもよい。いずれにせよ、データベース部500は、サーバ装置400のための格納部として構成される。データベース部500の構成は、特定のハードウェア構成に限定されない。例えば、データベース部500は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。例えば、データベース部500は、サーバ装置400の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワーク600を介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。
図3Bに示される例では、サーバ装置400の各構成要素がサーバ装置400内に設けられているが、本発明はこれに限定されない。サーバ装置400の各構成要素のいずれかがサーバ装置400の外部に設けられることも可能である。例えば、メモリ部420、プロセッサ部430のそれぞれが別々のハードウェア部品で構成されている場合には、各ハードウェア部品が任意のネットワークを介して接続されてもよい。このとき、ネットワークの種類は問わない。各ハードウェア部品は、例えば、LANを介して接続されてもよいし、無線接続されてもよいし、有線接続されてもよい。
図4は、データベース部500に格納されている保険商品の情報のデータ構成の一例を示す。
データベース部500は、保険会社毎に保険商品の情報を格納するためのデータベースを備える。例えば、データベース部500は、保険会社Aの保険商品の情報を格納するためのデータベース510と、保険会社Bの保険商品の情報を格納するためのデータベース520とを備える。例えば、データベース510には、保険会社Aの各保険商品に対して、名称、備え得るリスク、および、保障項目、支給方法、給付金額、保障期間等の仕様を含む情報が格納されており、データベース520には、保険会社Bの各保険商品に対して、名称、備え得るリスク、および、保障項目、支給方法、給付金額、保障期間等の仕様を含む情報が格納されている。例えば、保険会社Aのある保険商品に対して、(名称:○○○の「一生保障」の終身保険、備え得るリスク:家族の生活、保障項目:死亡保障、支給方法:一括払い、契約可能金額:100万円〜10,000万円、保障期間:終身・・・)という
情報が格納されている。ここで、例えば、保障項目:死亡保障、支給方法:一括払い、最低契約可能金額:100万円、最高契約可能金額:10,000万円、保障期間:終身等の情報が
、この保険商品の仕様を表す。保険会社Aの別の保険商品は、(名称:子供の将来、備え得るリスク:学資、保障項目:学資、支給方法:分割払い、契約可能金額:100万円〜1,000万円、保障期間:定期(15年)、・・・)という情報が格納されている。ここで、例えば、保障項目:学資、支給方法:分割払い、契約可能金額:100万円、最高契約可能金
額:1,000万円、保障期間:定期(15年)等の保険商品情報が、この保険商品の仕様を
表す。
情報が格納されている。ここで、例えば、保障項目:死亡保障、支給方法:一括払い、最低契約可能金額:100万円、最高契約可能金額:10,000万円、保障期間:終身等の情報が
、この保険商品の仕様を表す。保険会社Aの別の保険商品は、(名称:子供の将来、備え得るリスク:学資、保障項目:学資、支給方法:分割払い、契約可能金額:100万円〜1,000万円、保障期間:定期(15年)、・・・)という情報が格納されている。ここで、例えば、保障項目:学資、支給方法:分割払い、契約可能金額:100万円、最高契約可能金
額:1,000万円、保障期間:定期(15年)等の保険商品情報が、この保険商品の仕様を
表す。
例えば、図1C−2に示される画面30−2の保障項目入力欄34への入力は、保障項目に関連付けられ、図1D−1に示される画面40−1の対象分野入力欄41への入力は、備え得るリスクに関連付けられ、支給方法入力欄42への入力は、支給方法に関連付けられ、図1D−2に示される画面40−2の保障期間/払込期間入力欄43への入力は、保障期間、払込期間に関連付けられる。そのため、例えば、保障項目入力欄34に「入院給付」、「退院・通院給付」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に保障項目:入院給付、退院・通院給付が格納される。例えば、支給方法入力欄42に「月額払い」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に支給方法:月額払いが格納される。
データベース部500に格納されている保険商品の情報には、エンドユーザーの理想の保険商品と関連付けるために、所定の指標を付されてもよい。例えば、保険商品の情報には、以下の表に示されるように、「備え得るリスク」に応じて指標が付され得る。
例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」の保険商品の情報には、備え得るリスク=1の指標が付され得、「スマート保険」および「がん治療保険」の保険商品の情報には、備え得るリスク=2の指標が付され得、「子供の将来」の保険商品の情報には、備え得るリスク=5の指標が付され得る。
例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」の保険商品の情報には、備え得るリスク=1の指標が付され得、「スマート保険」および「がん治療保険」の保険商品の情報には、備え得るリスク=2の指標が付され得、「子供の将来」の保険商品の情報には、備え得るリスク=5の指標が付され得る。
例えば、図1D−1に示される画面40−1の対象分野入力欄41に「家族の生活」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に備え得るリスク:家族の生活、指標:1が格納される。例えば、対象分野入力欄41に「老後の生活」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に備え得るリスク:老後、指標:4が格納される。
例えば、保険商品の情報には、以下の表に示されるように、「保障項目」に応じて指標が付され得る。
例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」の保険商品の情報には、保障項目=1の指標が付され得、「スマート保険」の保険商品の情報には、保障項目=6の指標が付され得、「がん治療保険」の保険商品の情報には、保障項目=7の指標が付され得、「子供の将来」の保険商品の情報には、保障項目=5の指標が付され得る。
例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」の保険商品の情報には、保障項目=1の指標が付され得、「スマート保険」の保険商品の情報には、保障項目=6の指標が付され得、「がん治療保険」の保険商品の情報には、保障項目=7の指標が付され得、「子供の将来」の保険商品の情報には、保障項目=5の指標が付され得る。
例えば、図1C−2に示される画面30−2の保障項目入力欄34に「死亡保障」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に保障項目:死亡保障、指標:1が格納される。例えば、保障項目入力欄34に「入院給付」、「退院・通院給付」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に保障項目:入院給付、退院・通院給付、指標:6、7が格納される。
例えば、保険商品の情報には、以下の表に示されるように、「支給方法」に応じて指標が付され得る。
例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」、「がん治療保険」、「子供の将来」の保険商品の情報には、支給方法=1の指標が付され得、「スマート保険」の保険商品の情報には、支給方法=2の指標が付され得る。
例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」、「がん治療保険」、「子供の将来」の保険商品の情報には、支給方法=1の指標が付され得、「スマート保険」の保険商品の情報には、支給方法=2の指標が付され得る。
例えば、図1D−1に示される画面40−1の支給方法入力欄42に「一括払い」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に支給方法:一括払い、指標:1が格納される。例えば、支給方法入力欄42に「年額払い」と入力すると、その保険商品の情報として、データベース部500に支給方法:年額払い、指標:4が格納される。
例えば、契約可能金額のように、数字で表される場合には、保険商品の情報に付される指標は、その数字であってもよい。
このようにして、各保険商品の情報には、指標が付されてデータベース部400に格納される。例えば、「○○○の「一生保障」の終身保険」の保険商品の情報には、備え得るリスク=1、保障項目=1、支給方法=1、最低契約可能金額=100、最高契約可能金額=10,000、・・・といった指標が付され得る。例えば、「スマート保険」の保険商品の情報には、備え得るリスク=2、保障項目=6、支給方法=2、最低契約可能金額=0.5、最高契約可能金額=10、・・・といった指標が付され得る。これらの指標は、各保険商品をエンドユーザーの理想の保険商品と関連付けるためのものであり、エンドユーザーの理想の保険商品にもこれらの指標が付され得る。すなわち、各保険商品とエンドユーザーの理想の保険商品とは、これらの指標を介して関連付けられ得る。これにより、これらの指標を、エンドユーザーの理想の保険商品と同等または近似する保険商品をエンドユーザーに提案するために使用することが可能となる。
なお、図4を参照して説明した例でデータベース部500に格納される保険商品の情報は一例であり、説明されるものに限定されない。例えば、上述した保険商品の情報に加えて、または上述した保険商品の情報のいずれかに代えて、種々の保険商品の情報が格納されるようにしてもよい。例えば、上述した保険商品の情報に加えて、または上述した保険商品の情報のいずれかに代えて、保険商品の保険料に関する情報、保険商品の料金体系に関する情報等が格納されるようにしてもよい。この場合も同様に、その情報に応じた指標が付されることができ、エンドユーザーの理想の保険商品にも対応するように指標が付され得る。
なお、図4を参照して説明した例および以下に説明される例では、各保険商品の情報に指標が付されることを説明するが、本発明は、説明される指標に限定されない。各保険商品をエンドユーザーの理想の保険商品と関連付けることが可能な任意の情報が、各保険商品の情報に付されることができる。例えば、数値だけでなく具体的な文字列を各保険商品の情報に付すためのタグが用いられてもよい。この場合でも、エンドユーザーの理想の保険商品にも対応するようにタグが付されることができ、これにより、各保険商品とエンドユーザーの理想の保険商品とは、これらのタグを介して関連付けられ得る。
なお、上述した各保険商品とエンドユーザーの理想の保険商品との関連付けの手法は一例であり、他の手法を用いて、各保険商品とエンドユーザーの理想の保険商品とを関連付けることが可能である。
3.保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステムにおける処理
図5は、保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステム1000における処理の一例として、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の手順を示す。図5に示される例では、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップをサーバ装置400において実行する例、すなわち、保険設計アプリケーションがサーバ装置400上で実行されるウェブアプリケーションである場合を説明する。少なくとも1つの端末装置300は、保険商品の提供者である保険会社が使用しているものとして説明する。
図5は、保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステム1000における処理の一例として、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の手順を示す。図5に示される例では、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップをサーバ装置400において実行する例、すなわち、保険設計アプリケーションがサーバ装置400上で実行されるウェブアプリケーションである場合を説明する。少なくとも1つの端末装置300は、保険商品の提供者である保険会社が使用しているものとして説明する。
ステップS501では、サーバ装置400のプロセッサ部430が、通信インターフェース部410を介して、仮想の保険商品と1つ以上の既存の保険商品との関連付けのための入力を保険商品の提供者(保険会社)が行うことを可能にするインターフェースを少なくとも1つの端末装置300に提供する。保険会社は、例えば、提供されるインターフェースに既存の保険商品の情報を入力することにより、仮想の保険商品と既存の保険商品との関連付けを行うことができる。提供されるインターフェースは、例えば、図1C−1〜図1D−2に示されるような画面であり得る。
保険会社は、少なくとも1つの端末装置300を介して、提供されたインターフェースに保険商品の情報を入力する。入力は、例えば、保険商品の名称、保険商品によって備え得るリスク、および/または、種類、保障項目、保険料額、保障期間、保険料払込期間、支給方法、給付金額、料金体系等の保険商品の仕様を直接的に表す入力であり得る。入力は、例えば、保険商品によって備え得るリスクおよび/または保険商品の仕様を間接的に表す入力であり得る。間接的に表す入力は、例えば、保険商品の対象分野を表す入力であり得る。保険商品の対象分野は、例えば、備え得るリスクまたは保険商品の仕様と関連付けられることができる。例えば、「お葬式」という対象分野は、死後整理資金および残された家族の生活のリスクに備えることができることから、「家族の生活」という備え得るリスクまたは「終身」という保障期間と関連付けられることができる。例えば、「治療・入院」という対象分野は、病気・けがのリスクに備えることができるため、「病気・けが」という備え得るリスクまたは「入院給付」という保障項目と関連付けられることができる。
提供されるインターフェースは、保険商品に関する質問を提示するものであってもよい。この場合、保険会社による入力は、提示された質問に対する回答であってもよい。保険商品に関する質問は、保険商品の名称、保険商品によって備え得るリスク、および/または、保険商品の仕様を直接的に問う質問であってもよいし、保険商品によって備え得るリスクおよび/または保険商品の仕様を間接的に問う質問であってもよい。間接的に問う質問は、例えば、保険商品の対象分野を問う質問であり得る。
提供されるインターフェースは、例えば、図1C−1〜図1D−2の画面30−1、30−2、40−1、40−2に示されるような入力欄および各入力欄に付された質問を含むインターフェースであってもよい。この場合、保険会社による入力は、各入力欄に入力された、各質問に対する回答であり得る。
サーバ装置400のプロセッサ部430は、入力に応じて、関連付けを示す情報を生成する。
保険会社による入力が、例えば、既存の保険商品によって備え得るリスクである場合、プロセッサ部430は、その入力に応じた指標(例えば表1を参照)を保険商品の情報に付する。保険会社による入力が、例えば、既存の保険商品の保障項目、支給方法、給付金額、保障期間等の仕様を表す入力である場合、プロセッサ部430は、その入力に応じた指標(例えば表2〜3を参照)を保険商品の情報に付する。これにより、図4に示されるように、既存の保険商品の情報に指標が付される。
エンドユーザーの理想の保険商品にも、その備え得るリスク、および/または、その仕様に応じた指標(例えば、表1〜3を参照)が付され得る。従って、既存の保険商品の情報に指標を付することにより、既存の保険商品は、指標を介して、仮想の保険商品と関連付けられることになる。すなわち、既存の保険商品の情報に付された指標が、関連付けを示す情報となり得る。
サーバ装置400のプロセッサ部430は、例えば、保険会社から入力を受信するごとに、関連付けを示す情報を生成するようにしてもよいし、保険会社から入力を受信した後にメモリ部420に一時的に格納しておき、一定数の入力が蓄積された後に、まとめて関連付けを示す情報を生成するようにしてもよい。
ステップS502では、サーバ装置400のプロセッサ部430が、関連付けを示す情報をデータベース部500に格納する。サーバ装置400のプロセッサ部430は、例えば、図4に示されるデータ構成で、関連付けを示す情報をデータベース部500に格納する。サーバ装置400のプロセッサ部430は、例えば、ステップS501で関連付けを示す情報を生成するごとに、ステップS502で、関連付けを示す情報をデータベース部500に格納するようにしてもよいし、ステップS501で関連付けを示す情報を生成した後にメモリ部420に一時的に格納しておき、一定数の関連付けを示す情報が生成された後に、ステップS503で、まとめてデータベース部500に格納するようにしてもよい。
このようにしてデータベース部500に格納された関連付けを示す情報は、その保険商品の提供者である保険会社によって入力された情報に基づいているため、格納された情報は、より正確かつ詳細なものとなり得る。これにより、保険設計アプリケーションは、データベース部500に格納された、より正確かつ詳細な情報に基づいて、エンドユーザー一人一人に合った保険商品の提案を行うことができる。また、データベース部500に格納された関連付けを示す情報が、仮想の保険商品によって備え得るリスクと関連付けられる指標を含む場合、備え得るリスクに基づいた検索が可能となり、エンドユーザーが気にかけているリスク毎に保険商品を抽出することが可能となる。また、データベース部500に格納された関連付けを示す情報が、仮想の保険商品の仕様と関連付けられる指標を含む場合、保険商品の仕様に基づいた検索が可能となり、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たすまたはエンドユーザーの理想の保険商品の仕様に近似する保険商品を抽出することが可能となる。
上述した例では、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップをサーバ装置400において実行する例を説明したが、本発明は、これに限定されない。保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップは、プロセッサ部を備える他の情報処理装置によって実行されることができる。例えば、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップは、端末装置300のプロセッサ部350によって実行されることができる。これは、例えば、端末装置300にインストールされたアプリケーションで、保険商品の情報をデータベース部500に格納する処理を実装する場合である。
この場合、ステップS501では、端末装置300のプロセッサ部350が、仮想の保険商品と1つ以上の既存の保険商品との関連付けを保険商品の提供者(保険会社)が行うことを可能にするインターフェースを提供する。
端末装置300のプロセッサ部350が、関連付けに応じて、関連付けを示す情報を生成する。端末装置300のプロセッサ部350は、例えば、入力を受信するごとに、関連付けに応じて、関連付けを示す情報を生成するようにしてもよいし、入力を受信した後にメモリ部340に一時的に格納しておき、一定数の入力が蓄積された後に、まとめて関連付けを示す情報を生成するようにしてもよい。
ステップS502では、端末装置300のプロセッサ部350が、通信インターフェース部310を介して、関連付けを示す情報をサーバ装置400に送信し、サーバ装置400のプロセッサ部430が関連付けを示す情報をデータベース部500に格納する。端末装置300のプロセッサ部350は、例えば、ステップS501で関連付けを示す情報を生成するごとに、ステップS502で、関連付けを示す情報をサーバ装置400に送信するようにしてもよいし、ステップS501で関連付けを示す情報を生成した後にメモリ部340に一時的に格納しておき、一定数の関連付けを示す情報が生成された後に、ステップS502で、まとめてサーバ装置400に送信するようにしてもよい。
このようにして構築されたデータベース部500を用いて、保険商品をエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステム1000は、エンドユーザーに提案すべき保険商品を決定することができる。例えば、コンピュータシステム1000では、図1A−1、図1A−2を参照して上述したように、初めに、エンドユーザーに対する質問に対する回答から、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を決定する。次に、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たすまたはエンドユーザーの理想の保険商品の仕様に近似する保険商品をデータベース部500から探索することになる。
例えば、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様として保障項目および給付金額が決定された場合、その保障項目および給付金額を満たす少なくとも1つの保険商品をデータベース部500の中から検索し、該当した少なくとも1つの保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定する。例えば、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様が、保障項目=死亡保障(指標:1)、給付金額=4000万円(指標:4000)であると決定された場合、保障項目に関連付けられた指標が「1」であり、かつ、給付金額に関連付けられた指標である「4000」が契約可能である保険商品を検索する。給付金額に関連付けられた指標である「4000」が契約可能である保険商品は、指標「4000」が最低契約可能金額と最高契約可能金額との間の範囲内にある保険商品である。これに該当する保険商品が、保険会社Aの「○○○の「一生保障」の終身保険」である場合、保険会社Aの「○○○の「一生保障」の終身保険」が、エンドユーザーに提案すべき保険商品として決定される。
例えば、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様として保障項目、支給方法、および給付金額が決定された場合、その保障項目、支給方法、および給付金額を満たす少なくとも1つの保険商品をデータベース部500の中から検索し、該当した少なくとも1つの保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定する。例えば、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様が、保障項目=入院給付(指標=6)、支給方法=日額払い(指標=2)、および給付金額:5000円(指標=0.5)であると決定された場合、保障項目に関連付けられた指標が「6」であり、支給方法に関連付けられた指標が「2」でありかつ、給付金額に関連付けられた指標である「0.5」が契約可能である保険商品を検索する。給付金額に関連付けられた指標である「0.5」が契約可能である保険商品は、指標「0.5」が最低契約可能金額と最高契約可能金額との間の範囲内にある保険商品である。保険会社Aの「スマート保険」がこれを満たす保険商品であるので、保険会社Aの「スマート保険」が、エンドユーザーに提案すべき保険商品として決定される。
例えば、複数の保険商品がエンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たす場合、保険料額が安い保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定してもよく、あるいは、絞り込み条件を付して、条件を満たす保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定してもよい。エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たす保険商品が存在しない場合、複数の保険商品の組み合わせによって、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たすようにし、仕様を満たす複数の保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定するようにしてもよい。あるいは、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を満たさないがエンドユーザーの理想の保険商品の仕様に最も近い仕様の保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定するようにしてもよい。あるいは、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様の95%、90%、85%、80%等の所定の割合を満たす少なくとも1つの保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定するようにしてもよい。このとき、所定の割合は高い方が好ましい。所定の割合が高い方がエンドユーザーの理想により近いといえるからである。
このように、エンドユーザーの理想の保険商品の仕様を決定し、その仕様に基づいて、少なくとも1つの保険商品をエンドユーザーに提案すべき保険商品として決定することによって、エンドユーザーの潜在的または本来的なニーズに合った保険商品を提案することができ、これは、エンドユーザー目線で納得感の高い保険提案につながる。
エンドユーザーに提案すべき保険商品を決定する処理は、サーバ装置400において実行されるようにしてもよいし、プロセッサ部を備える他の情報処理装置(例えば、端末装置200)において実行されるようにしてもよい。前者は、例えば、保険商品をエンドユーザーに提案する処理をサーバ装置400上で実行されるウェブアプリケーションで実装する場合であり、後者は、例えば、保険商品をエンドユーザーに提案する処理を端末装置200にインストールされたアプリケーションで実装する場合である。
上述した例では、コンピュータシステム1000を用いて保険商品をエンドユーザーに提案することを例に説明したが、提案される対象は保険商品に限定されない。任意の商品または任意のサービスをエンドユーザーに提案することができるコンピュータシステムも本発明の範囲内である。任意の商品または任意のサービスは、エンドユーザーの個人情報およびエンドユーザーに対する質問に対する回答に基づいて少なくとも1つを決定することが可能な任意の商品または任意のサービスであり得る。
任意の商品または任意のサービスは、例えば、時間の経過につれて価格が変動するリスクを伴う商品またはサービスであってもよい。時間の経過につれて価格が変動するリスクを伴う商品またはサービスは、例えば、預金、投資信託、株式、国債、外国通貨、コモディティ等の金融商品を含む。例えば、これらの金融商品は、政治情勢、国際情勢、経済情勢、時期等の複数の要因で価格が変動する。例えば、政治情勢の変化に応じて価格が大きく変動する金融商品もあれば、国際情勢の変化に応じて価格が大きく変動する金融商品もあれば、経済情勢に応じて価格が大きく変動する金融商品もある。また、これらの金融商品は、それぞれ利益の大きさおよび損失の大きさが異なる。例えば、利益が大きいが損失も大きいハイリスクハイリターンの金融商品もあれば、利益が小さいが損失も小さいローリスクローリターンの金融商品もある。エンドユーザーの有するポートフォリオやエンドユーザーが気にかけているリスクおよびエンドユーザーが希望している利益の程度に依存して、各エンドユーザーで提案すべき商品またはサービスが異なり得る。本発明のコンピュータシステムによると、各エンドユーザーの潜在的または本来的なニーズに合った商品またはサービスをエンドユーザーに提案することができる。
任意の商品または任意のサービスをエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステムは、コンピュータシステム1000と同様の処理、例えば図5に示される処理によって、任意の商品または任意のサービスの情報をデータベース部500に格納することもできる。
ステップS501ではサーバ装置400のプロセッサ部430が、通信インターフェース部410を介して、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けを商品またはサービスの提供者が行うことを可能にするインターフェースを少なくとも1つの端末装置300に提供する。既存の商品またはサービスの提供者は、例えば、提供されるインターフェースに既存の商品またはサービスの情報を入力することにより、仮想の商品またはサービスと既存の商品またはサービスとの関連付けを行うことができる。
既存の商品またはサービスの提供者は、少なくとも1つの端末装置300を介して提供されたインターフェースに既存の商品またはサービスの情報を入力する。入力は、例えば、商品またはサービスの名称、商品またはサービスによって備え得るリスク、および/または、商品またはサービスの仕様を表す入力であり得る。入力は、例えば、商品またはサービスによって備え得るリスク、および/または、商品またはサービスの仕様を間接的に表す入力であり得る。間接的に表す入力は、例えば、商品またはサービスの対象分野を表す入力であり得る。商品またはサービスの対象分野は、例えば、商品またはサービスによって備え得るリスクまたは商品またはサービスの仕様と関連付けられることができる。
提供されるインターフェースは、商品またはサービスに関する質問を提示するものであってもよい。この場合、商品またはサービスの提供者による入力は、少なくとも1つの端末装置300に提示された質問に対する回答であってもよい。商品またはサービスに関する質問は、商品またはサービスの名称、商品またはサービスによって備え得るリスク、および/または、商品またはサービスの仕様を直接的に問う質問であってもよいし、商品またはサービスによって備え得るリスク、および/または、商品またはサービスの仕様を間接的に問う質問であってもよい。間接的に問う質問は、例えば、商品またはサービスの対象分野を問う質問であり得る。
サーバ装置400のプロセッサ部430は、入力に応じて、関連付けを示す情報を生成する。
既存の商品またはサービスの提供者による入力が、例えば、既存の商品またはサービスによって備え得るリスクである場合、プロセッサ部430は、その入力に応じた指標を商品またはサービスの情報に付する。既存の商品またはサービスの提供者による入力が、例えば、既存の商品またはサービスの仕様を表す入力である場合、プロセッサ部430は、その入力に応じた指標を商品またはサービスの情報に付する。これにより、例えば図4に示されるように、既存の商品またはサービスの情報に指標が付される。
エンドユーザーの理想の商品またはサービスにも、その備え得るリスク、および/または、その仕様に応じた指標が付され得る。従って、既存の商品またはサービスの情報に指標を付することにより、既存の商品またはサービスは、指標を介して、仮想の商品またはサービスと関連付けられることになる。すなわち、既存の商品またはサービスの情報に付された指標が、関連付けを示す情報となり得る。
サーバ装置400のプロセッサ部430は、例えば、入力を受信するごとに、関連付けを示す情報を生成するようにしてもよいし、入力を受信した後にメモリ部420に一時的に格納しておき、一定数の入力が蓄積された後に、まとめて関連付けに応じて、関連付けを示す情報を生成するようにしてもよい。
ステップS502では、サーバ装置400のプロセッサ部430が、関連付けを示す情報をデータベース部500に格納する。サーバ装置400のプロセッサ部430は、例えば図4に示されるようなデータ構成で、関連付けを示す情報をデータベース部500に格納する。サーバ装置400のプロセッサ部430は、例えば、ステップS501で関連付けを示す情報を生成するごとに、ステップS502で、関連付けを示す情報をデータベース部500に格納するようにしてもよいし、ステップS501で関連付けを示す情報を生成した後にメモリ部420に一時的に格納しておき、一定数の関連付けを示す情報が生成された後に、ステップS502で、まとめてデータベース部500に格納するようにしてもよい。
このようにしてデータベース部500に格納された関連付けを示す情報は、その商品またはサービスの提供者によって入力された情報に基づいているため、格納された情報は、より正確かつ詳細なものとなり得る。これにより、後述する商品またはサービスをエンドユーザーに提案する処理は、データベース部500に格納された、より正確かつ詳細な情報に基づいて、エンドユーザーの潜在的または本来的なニーズに合った商品またはサービスを提案することができる。また、データベース部500に格納された関連付けを示す情報が、仮想の商品またはサービスによって備え得るリスクと関連付けられる指標場合、備え得るリスクに基づいた検索が可能となり、エンドユーザーが気にかけているリスク毎に商品またはサービスを抽出することが可能となる。また、データベース部500に格納された関連付けを示す情報が、仮想の商品またはサービスの仕様と関連付けられる指標を含む場合、商品またはサービスの仕様に基づいた検索が可能となり、エンドユーザーの理想の商品または理想のサービスの仕様を満たすまたはエンドユーザーの理想の商品または理想のサービスの仕様に近似する保険商品を抽出することが可能となる。
上述した例では、商品またはサービスの情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップをサーバ装置400において実行する例を説明したが、本発明は、これに限定されない。商品またはサービスの情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップは、プロセッサ部を備える他の情報処理装置によって実行されることができる。例えば、商品またはサービスの情報をデータベース部500に格納する処理の各ステップは、端末装置300のプロセッサ部350によって実行されることができる。これは、例えば、端末装置300にインストールされたアプリケーションで、商品またはサービスの情報をデータベース部500に格納する処理を実装する場合である。
このようにして構築されたデータベース部500を用いて、商品またはサービスをエンドユーザーに提案するためのコンピュータシステムは、コンピュータシステム1000と同様の処理で、商品またはサービスをエンドユーザーに提案することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、1つ以上の既存の商品またはサービスの提供者が、仮想の商品またはサービスと1つ以上の既存の商品またはサービスとの関連付けを容易に行うことを可能にするコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムおよび方法を提供するものとして有用である。
1000 コンピュータシステム
200 端末装置
300 端末装置
400 サーバ装置
500 データベース部
600 ネットワーク
200 端末装置
300 端末装置
400 サーバ装置
500 データベース部
600 ネットワーク
Claims (1)
- 本明細書に記載の発明。
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Publications (1)
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-
2019
- 2019-02-05 JP JP2019018737A patent/JP2019164765A/ja active Pending
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