JP2019164722A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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惣一朗 田畑
Soichiro Tabata
惣一朗 田畑
達哉 村井
Tatsuya Murai
達哉 村井
正太 有地
Shota Yuchi
正太 有地
昌洋 井上
Masahiro Inoue
昌洋 井上
江森 正
Tadashi Emori
正 江森
文紀 安藤
Fuminori Ando
文紀 安藤
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Abstract

【課題】疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うこと。【解決手段】本願にかかる情報処理装置は、広告制御部と、配信部とを有する。広告制御部は、遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて発症リスクのある疾患に基づいて、リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う。配信部は、広告制御部による制御に応じて、リスクユーザに広告コンテンツを配信する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットに代表されるネットワークの発展によって、ユーザに様々なサービスが提供されるようになってきている。
例えば、特許文献1には、ユーザの遺伝子検査情報に応じて、ユーザの健康に有用な情報を提供する技術が開示されている。
特開2016−33795号公報
しかしながら、上記の従来技術では、必ずしも疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された、当該対象ユーザに関連する疾患および当該疾患の因子の少なくとも一方を検索キーとした検索で検出されたコンテンツを当該対象ユーザに送信する。
このような、上記の従来技術では、例えば、ユーザの健康に有用な情報を効率よく配信することができたとしても、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて前記発症リスクのある疾患に基づいて、前記リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う広告制御部と、前記広告制御部による制御に応じて、前記リスクユーザに広告コンテンツを配信する配信部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる遺伝子情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる疾患情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる設定情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる広告コンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態にかかる情報処理装置100による情報処理にかかる処理手順を示すフローチャートである。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理装置プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。実施形態にかかる情報処理は、図1に示す情報処理装置100によって行われる。
また、実施形態にかかる情報処理システム1は、図1に示すように、端末装置10と、情報処理装置100とを含む。端末装置10、情報処理装置100は、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。例えば、端末装置10は、情報処理装置100から受信した情報を画面表示したり音声出力する。
ここで、本実施形態の前提について説明する。例えば、遺伝子解析によりアルコール依存症を発症する発症リスクがあると推定されたユーザがいるとする。こういったユーザは、アルコール飲料を好む傾向にあるため、例えば、アルコール飲料に関する広告が頻繁に配信されてしまった場合、必要以上にアルコール飲料を購入・摂取してしまい、結果的に、アルコール依存症を発症してしまう、といったことになり得る。このため、アルコール飲料に関する広告は配信して欲しくないと考えるユーザがいる。
一方で、アルコール依存症を発症する発症リスクがあったとしても、気にしないため、アルコール飲料に関する広告が配信されてもよい、と考えるユーザもいる可能性がある。
また、広告を配信する配信者側の立場に立った場合、アルコール依存症を発症する発症リスクがあると推定されたユーザには、アルコール飲料に関する広告の配信を抑え、アルコール依存症の発症抑制に効果的な情報を広告として配信したいと考える。
したがって、実施形態にかかる情報処理装置100は、上記のようなユーザの立場と、広告配信者側の立場、双方の考えを考慮した適切な広告配信を目的とした広告制御を行うものである。具体的には、情報処理装置100は、遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて、この発症リスクのある疾患に基づいて、リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う。そして、情報処理装置100は、制御内容に応じて、リスクユーザに広告コンテンツを配信する。このようなことから。情報処理装置100は、広告配信にかかる一連の制御処理を行うサーバ装置(広告配信装置)である。
より具体的には、情報処理装置100は、発症リスクのある疾患に基づきリスクユーザにより設定された設定情報であって、広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報をこのリスクユーザから受け付け、受け付けた設定情報に基づいて、このリスクユーザに対して広告コンテンツが配信されるよう制御する。例えば、情報処理装置100は、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、リスクユーザに配信する配信頻度についてリスクユーザに設定された設定情報を受け付ける。また、情報処理装置100は、設定情報として、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信する配信頻度についてリスクユーザに設定された設定情報を受け付ける。以下では、実施形態にかかる情報処理について、一例を用いて説明する。
まず、情報処理装置100は、遺伝子解析を行っており(遺伝子検査を受検しており)遺伝子情報が判明しているユーザについて、当該ユーザの遺伝子解析結果、すなわち遺伝子情報に基づいて、疾患が発症する発症リスクを有するか否か推定する(ステップS1)。例えば、情報処理装置100は、遺伝子情報が示す遺伝子タイプに基づいて、ユーザ毎に疾患が発症する発症リスクを有するか否か推定する。
遺伝子情報とは、遺伝子検査によって得られた解析結果であり、例えば、ユーザが有する遺伝子の一覧である。また、遺伝子情報とは、特定の病気が発症することと関わりのある遺伝子が、どのようなタイプ(遺伝子型)であるか、といったことを示す情報である。例えば、「がん」の発症と関わりのある遺伝子を説明の便宜上「GINE1」とする。そして、「GINE1」のタイプが「a」型である人は、特に「がん」の発症率が高いことが知られているとすると、「がん」を発症する発症リスクを有するといえる。
なお、情報提供装置100は、このような遺伝子情報を、遺伝子検査を行った検査機関から予め取得しておくことができる。例えば、情報提供装置100は、かかる検査機関に属するサーバ装置(検査機関サーバ)にアクセスすることで、遺伝子情報を取得する。なお、情報提供装置100を管理する事業主(以下、「事業主Z」とする)と、かかる検査機関との間で所定の契約が交わされ、さらに遺伝子検査を受検したユーザに承諾が得られている場合に、このような遺伝子情報の取得は可能となる。なお、情報提供装置100は、遺伝子検査を受検したユーザから直接、遺伝子情報の提供を受けてもよい。つまり、情報提供装置100がどの様な形で遺伝子情報を取得するかは限定されない。
また、情報提供装置100は、取得した遺伝子情報を自装置内の所定の記憶部(不図示)に格納してよい。例えば、情報提供装置100は、遺伝子情報として、各ユーザがどのようなタイプの遺伝子を有するかを記憶することができる。例えば、情報提供装置100は、遺伝子情報として、SNP(Single Nucleotide Polymorphism)を有することにより複数のタイプを有する遺伝子のうち、各ユーザがどのようなタイプの遺伝子を有するかを記憶することができる。また、情報提供装置100は、遺伝子情報として、病気の発症に関与する遺伝子において、各ユーザがどのようなタイプの遺伝子を有するかを記憶することができる。
ここで、図1の例では、情報処理装置100は、遺伝子検査を受検済みのユーザのうち、ユーザU1について、特定の遺伝子がアルコール依存症(以下、「疾患A」とする)の発症因子となる遺伝子タイプであるため、疾患Aを発症する発症リスクを有すると推定したとする。以下では、ユーザU1を「リスクユーザU1」と表記する場合がある。
さて、このような状態において、情報処理装置100は、リスクユーザU1に対して、広告コンテンツの配信態様に関して設定させる設定ページP50を配信する(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は、リスクユーザU1から所定のポータルサイトの配信要求を受け付けた場合に、所定のポータルサイトとして、設定ページ50を含むポータルサイトを配信することができる。なお、本実施形態では、情報処理装置100は、1つの独立した設定ページP50を配信するものとする。
端末装置10は、情報処理装置100から受け付けた設定ページP50を表示画面Dに表示する。図1(a)は、表示画面Dに表示された設定ページP50の一例を示す。図1(a)の例では、設定ページP50には、広告コンテンツの配信態様、すなわち広告コンテンツの配信頻度をリスクユーザU1に設定させる項目を含む、設定領域AR50が含まれる。さらに、設定領域AR50には、疾患AをリスクユーザU1が発症することを促進させる要因(例えば、アルコール飲料を飲む、タバコを吸う等)に関する情報を含む広告コンテンツ(以下、「促進広告」と表記する場合がある)の配信頻度を、リスクユーザU1に設定させる項目領域AR51が含まれる。また、設定領域AR50には、疾患AをリスクユーザU1が発症することを抑制させる要因(例えば、特定のサプリメントを摂取する、あるいは、スポーツジムに通う)に関する情報を含む広告コンテンツ(以下、「抑制広告」と表記する場合がある)の配信頻度を、リスクユーザU1に設定させる項目領域AR52が含まれる。
ここで、例えば、リスクユーザU1は、図1(a)に示すように、設定ページP50に対して、促進広告の配信頻度を「低」に設定し、抑制広告の配信頻度を「高い」に設定し、「次へ」ボタンを押下したとする。なお、本実施形態では、配信頻度「高」は、「1週間当たり10回以上」対象の広告コンテンツが配信されることを示す。また、配信頻度「中」は、「1週間当たり5〜9回」対象の広告コンテンツが配信されることを示す。また、配信頻度「低」は、「1週間当たり1〜4回」対象の広告コンテンツが配信されることを示す。
そして、情報処理装置100は、「次へ」ボタンが押下されたことにより、端末装置10から上記の様に設定されたことを示す設定情報を受け付ける(ステップS3)。不図示であるが、情報処理装置100は、受け付けた設定情報に基づいて、設定情報が示すように広告コンテンツが配信されるよう制御する。
このような状態において、ユーザU1は、端末装置10を操作し、事業主ZのトップページP60にアクセスしたとする(トップページP60は、例えば、コンテンツサーバ40によって配信される)。トップページP60には、広告コンテンツが表示される広告枠F1が含まれている。このようなことから、端末装置10は、広告枠F1に表示させるべき広告コンテンツの配信要求である広告配信要求を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、端末装置10から広告配信要求を受け付けると(ステップS4)、ステップS3で受け付けた設定情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、促進広告の配信頻度が「1週間当たり1〜4回」となるよう配信対象の広告コンテンツを抽出する。また、情報処理装置100は、抑制広告の配信頻度が「1週間当たり10回以上」となるよう配信対象の広告コンテンツを抽出する。かかる例では、情報処理装置100は、抑制広告として広告コンテンツC3を抽出したものとする。
したがって、情報処理装置100は、広告コンテンツC3を端末装置10に配信する(ステップS6)。そして、端末装置10は、広告コンテンツC3が広告枠F1に表示されたトップページP60を表示画面Dに表示する。図1(b)は、表示画面Dに表示されたトップページP60の一例を示す。図1(b)の例では、リスクユーザU1が疾患Aの発症リスクがあるため、疾患Aの発症を抑制させる要因である薬剤に関する広告コンテンツC3が広告枠F1に表示されている。
さて、これまで説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて、この発症リスクのある疾患に基づいて、リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う。そして、情報処理装置100は、制御内容に応じて、リスクユーザに広告コンテンツを配信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができる。例えば、情報処理装置100は、疾患の発症リスクのあるユーザに対して、促進広告および抑制広告の配信頻度を設定させることができるため、疾患の発症リスクのあるユーザ側の要望に則した広告配信を行うことができる。
〔2.システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかる情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、検査機関サーバ30と、コンテンツサーバ40と、情報処理装置100とを含む。端末装置10と、検査機関サーバ30と、コンテンツサーバ40と、情報処理装置100とは、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
検査機関サーバ30は、遺伝子検査を行う所定の検査機関に属するサーバ装置であり、検査結果でる遺伝子情報を蓄積している。例えば、検査機関サーバ30は、情報処理装置100からの要求に応じて、情報処理装置100に遺伝子情報を送信する。
また、コンテンツサーバ40は、広告コンテンツや記事コンテンツを含むウェブページの配信を行うコンテンツサーバである。例えば、コンテンツサーバ40は、図1(b)に示すトップページP60を配信する。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図3は、実施形態にかかる情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10、検査機関サーバ30、コンテンツサーバ40との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、遺伝子情報記憶部121と、疾患情報記憶部122と、設定情報記憶部123と、広告コンテンツ記憶部124とを有する。
(遺伝子情報記憶部121について)
遺伝子情報記憶部121は、遺伝子検査によって得られた遺伝子情報を記憶する記憶部である。また、遺伝子情報記憶部121に記憶される遺伝子情報は、取得部131により取得されたものである。ここで、図4に実施形態にかかる遺伝子情報記憶部121の一例を示す。図4の例では、遺伝子情報記憶部121は、「ユーザID」、「遺伝子情報」、「リスク疾患」、「氏名」、「住所」、「生年月日」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザまたはユーザの端末装置10を識別するための識別情報を示す。図1でも説明したが、「遺伝子情報」は、遺伝子検査によりユーザの遺伝子を解析して得られた解析結果に基づく遺伝子情報を示す。遺伝子情報とは、具体的には、SNPを有することにより複数のタイプを有する遺伝子のうち、各ユーザがどのようなタイプの遺伝子を有するか、といった情報である。また、遺伝子情報とは、疾患の発症に関与する遺伝子において、各ユーザがどのようなタイプの遺伝子を有するか、といった情報である。
「リスク疾患」は、対応する遺伝子情報に基づきユーザに対して発症リスクがあると推定された疾患(例えば、疾患名)を示す。「氏名」は、ユーザの氏名を示す。「住所」は、ユーザの住所を示す。「生年月日」は、ユーザの生年月日を示す。「氏名」、「住所」、「生年月日」は、例えば、遺伝子検査の申込みの際にユーザによって入力されたものである。なお、図4の例では、「氏名」、「住所」、「生年月日」を、概念的な記号で代用している。
すなわち、図4の例では、ユーザU1が、SNPにより複数のタイプが存在する遺伝子「G1」のうち、「a」型の遺伝子「G1」である遺伝子「G1a」を有することを示す。同様に、図1の例では、ユーザU2は、複数のタイプが存在する遺伝子「G1」のうち、「b」型の遺伝子「G1」である遺伝子「G1b」を有することを示す。また、ユーザU1が有する「b」型の遺伝子「G4」である遺伝子「G4b」は、アルコール依存症に関連する遺伝子であるものとする。また、遺伝子「G4b」が「b」型であることは、アルコール依存症を発症する発症リスクが高いことを示す。したがって、図4の例では、情報処理装置100は、ユーザU1に対して、アルコール依存症(疾患A)を発症する発症リスクを有すると推定した例を示す。
(疾患情報記憶部122について)
疾患情報記憶部122は、疾患毎に、当該疾患の発症リスクを促進させる要因は何であり、その要因に関する情報を含む広告(促進広告)とはどのような広告かを記憶する。また、疾患情報記憶部122は、疾患毎に、当該疾患の発症リスクを抑制させる要因は何であり、その要因に関する情報を含む広告(抑制広告)とはどのような広告かを記憶する。ここで、図5に実施形態にかかる疾患情報記憶部122の一例を示す。図5の例では、疾患情報記憶部122は、「疾患リスク遺伝子」、「リスク疾患」、「発症リスクを促進させる要因」、「促進広告」、「発症リスクを抑制させる要因」、「抑制広告」といった項目を有する。
「疾患リスク遺伝子」は、対応する「リスク疾患」の発症に起因する遺伝子の遺伝子情報を示す。「リスク疾患」は、対応する「疾患リスク遺伝子」が発症リスクの原因となっている疾患(例えば、疾患名)を示す。
「発症リスクを促進させる要因」は、対応する「リスク疾患」の発症を促進させる要因を示す情報である。例えば、「発症リスクを促進させる要因」には、対応する「リスク疾患」の発症を促進させる商品あるいは当該商品のカテゴリや、対応する「リスク疾患」の発症を促進させる行動を示す情報が入力される。「促進広告」は、「発症リスクを促進させる要因」に関する情報を含む広告コンテンツとはどのような広告コンテンツであるかを示す情報である。例えば、「促進広告」には、広告のカテゴリが入力される。
「発症リスクを抑制させる要因」は、対応する「リスク疾患」の発症を抑制させる要因を示す情報である。例えば、「発症リスクを抑制させる要因」には、対応する「リスク疾患」の発症を抑制させる商品あるいは当該商品のカテゴリや、対応する「リスク疾患」の発症を抑制させる行動を示す情報が入力される。「抑制広告」は、「発症リスクを抑制させる要因」に関する情報を含む広告コンテンツとはどのような広告コンテンツであるかを示す情報である。例えば、「抑制広告」には、広告のカテゴリが入力される。
(設定情報記憶部123について)
設定情報記憶部123は、リスクユーザにより設定された設定情報であって、広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報を記憶する。ここで、図6に実施形態にかかる設定情報記憶部123の一例を示す。図6の例では、設定情報記憶部123は、「ユーザID」、「促進広告」、「抑制広告」といった項目を有する。
「ユーザID」は、配信頻度を設定したユーザまたはユーザの端末装置10を識別する識別情報を示す。「促進広告」に対応付けられる項目「高」、「中」、「低」は、「促進広告」を配信させる配信頻度を示す。「抑制広告」に対応付けられる項目「高」、「中」、「低」は、「抑制広告」を配信させる配信頻度を示す。
すなわち、図6の例では、ユーザU1が、「促進広告」の配信頻度として「低」を設定し、「抑制広告」の配信頻度として「高」を設定した例を示す。
(広告コンテンツ記憶部124について)
広告コンテンツ記憶部124は、広告コンテンツに関する情報を記憶する。広告コンテンツ記憶部124に格納されている広告コンテンツは、配信候補の広告コンテンツといえる。ここで、図7に実施形態にかかる広告コンテンツ記憶部124の一例を示す。図7の例では、広告コンテンツ記憶部124は、「広告主ID」、「広告ID」、「カテゴリ」、「広告データ」、「入札単価」、「クリック率」、「eCPM」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主または広告主の端末装置を識別する識別情報を示す。「広告ID」は、広告コンテンツを識別する識別情報を示す。「カテゴリ」は、広告コンテンツが属するカテゴリを示す。「カテゴリ」は、広告コンテンツによって広告される情報(例えば、商品やサービス等)が属するカテゴリを示す。「広告データ」は、「広告ID」によって識別される広告コンテンツのデータを示す。図7の例では、「広告データ」に概念的な記号を用いているが、実際には、「広告データ」は、テキストデータ、画像データ、動画データ等である。
なお、図7に示す「カテゴリ」は、図5において「促進広告」および「抑制広告」として入力されるカテゴリに対応する。したがって、情報処理装置100は、図5に示す疾患情報記憶部122および図7に示す広告コンテンツ記憶部124を参照することにより、広告コンテンツ記憶部124に格納されている広告のうち、どの広告コンテンツが「促進広告」でどの広告コンテンツが「抑制広告」であるかを特定することができる。
「入札単価」は、広告コンテンツを掲載する対価として、広告主に課金する課金額を示す。「クリック率」は、広告コンテンツが選択される確率を示す。「eCPM」(effective Cost Per Mille)は、入札単価とクリック率とを乗じることにより算出される値であり、広告コンテンツを評価する評価値の一つである。
すなわち、図7の例では、広告主A1が、カテゴリ「野菜ジュース」に属する広告コンテンツC1のデータDA1を入稿している例を示す。
(制御部130について)
図3に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、推定部132と、設定受付部133と、広告制御部134と、抽出部135と、配信部136と、算定部137とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、ユーザの遺伝子情報を取得する。例えば、取得部131は、遺伝子検査を行った検査機関から遺伝子情報を取得する。例えば、取得部131は、かかる検査機関に属するサーバ装置である検査機関サーバ30にアクセスすることで、遺伝子情報を取得する。例えば、取得部131は、検査機関サーバ30に定期的にアクセスし、遺伝子情報を取得する。また、取得部131は、取得した遺伝子情報を、図4に示すように、遺伝子情報記憶部121に格納する。
(推定部132について)
推定部132は、遺伝子情報記憶部121に記憶されているユーザについて、当該ユーザの遺伝子解析結果、すなわち遺伝子情報に基づいて、疾患が発症する発症リスクを有するか否か推定する。特定の遺伝子が特定の遺伝子タイプである場合、ある疾患を発症しやすいといった疾患リスク情報が事前に判明している。
例えば、疾患リスク情報が、「b」型の遺伝子「G4」である遺伝子「G4b」は疾患A(アルコール依存症)の発症因子となることを示している情報が含まれていたとする。かかる場合、推定部132は、遺伝子情報記憶部121に格納される遺伝子情報と、この疾患リスク情報とを比較し、例えば、遺伝子情報が遺伝子「G4b」を示すユーザがいれば、かかるユーザは疾患A(アルコール依存症)を発症する発症リスクがあると推定する。
(設定受付部133について)
設定受付部133は、推定部132により疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザによって設定された設定情報を受け付ける。具体的には、設定受付部133は、発症リスクのある疾患に基づきリスクユーザにより設定された設定情報であって、広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報をリスクユーザから受け付ける。より具体的には、設定受付部133は、発症リスクのある疾患に基づきリスクユーザにより設定された設定情報であって、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツ、または、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報をリスクユーザから受け付ける。
例えば、設定受付部133は、設定情報として、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、このリスクユーザに配信する配信頻度について、このリスクユーザに設定された設定情報を受け付ける。また、設定受付部133は、設定情報として、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、このリスクユーザに配信する配信頻度について、このリスクユーザに設定された設定情報を受け付ける。また、設定受付部133は、設定情報として、基準となる所定の配信頻度、当該所定の配信頻度よりも高い配信頻度、または、当該所定の配信頻度よりも低い配信頻度のいずれかがリスクユーザにより選択されたことを示す設定情報を受け付ける。
例えば、設定受付部133は、リスクユーザに対して、上記のような設定を行わすためのコンテンツ(図1の例では、設定ページP50)をリスクユーザに配信し、当該コンテンツを介して、設定情報を受け付ける。設定受付部133は、かかるコンテンツを任意のタイミングで配信することができる。
(広告制御部134について)
広告制御部134は、遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて、発症リスクのある疾患に基づいて、リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う。例えば、広告制御部134は、設定受付部133により受け付けられた設定情報に基づいて、リスクユーザに対して広告コンテンツが配信されるよう制御する。
図1の例では、設定受付部133が、リスクユーザU1が設定ページP50において、促進広告の配信頻度を「低」に設定し、抑制広告の配信頻度を「高い」に設定したことを示す設定情報を端末装置10から受け付けている。また、配信頻度「高」は、「1週間当たり10回以上」対象の広告コンテンツが配信されることを示す。また、配信頻度「中」は、「1週間当たり5〜9回」対象の広告コンテンツが配信されることを示す。また、配信頻度「低」は、「1週間当たり1〜4回」対象の広告コンテンツが配信されることを示すものとする。なお、配信頻度「中」は、「基準となる所定の配信頻度」の一例である。
このような状態において、広告制御部134は、リスクユーザU1の端末装置10から広告配信要求を受け付けたとする。そうすると、広告制御部134は、抽出部135に対して、促進広告の配信頻度が「1週間当たり1〜4回」となるよう配信対象の広告コンテンツを抽出するよう指示する。また、広告制御部134は、抽出部135に対して、抑制広告の配信頻度が「1週間当たり10回以上」となるよう配信対象の広告コンテンツを抽出するよう指示する。また、広告制御部134は、リスクユーザUが疾患Aの発症リスクを有することを示す情報を抽出部134に送信する。
(抽出部135について)
抽出部135は、配信対象の広告コンテンツを抽出する。具体的には、抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、配信候補の広告コンテンツの中から、リスクユーザに配信される配信対象の広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部135は、配信候補の広告コンテンツそれぞれに対応する入札単価に基づき配信候補の広告コンテンツそれぞれに対して順位付けされた順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。
例えば、抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信しない場合には、当該広告コンテンツを順位付けされた配信候補の広告コンテンツの中から除外した状態で、順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信しない場合には、当該広告コンテンツを順位付けされた配信候補の広告コンテンツの中から除外した状態で、順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。
この点について、図7の例を用いて説明する。なお、かかる例では、説明を簡単にするために、入札単価のみに絞って説明するが、抽出部135は、クリック率やeCPMを用いることもできる。また、かかる例では、広告制御部134による制御に応じて、促進広告を配信しない(配信対象の広告コンテンツとしない)タイミングであるものとする。また、かかる例では、抽出部135は、配信対象の広告コンテンツを2つ抽出するものとする。
まず、抽出部135は、図7に示す広告コンテンツ記憶部124に格納されている6つの配信候補の広告コンテンツ(広告コンテンツC1〜C6)それぞれの入札単価に基づいて、広告コンテンツC1〜C6に対して順位付けを行う。例えば、抽出部135は、入札単価が高い広告コンテンツほど高い順位を付与する。したがって、図7の例では、抽出部135は、広告コンテンツC1に順位「1」、広告コンテンツC3に順位「2」、広告コンテンツC2に順位「3」、広告コンテンツC4に順位「4」、広告コンテンツC6に順位「5」、広告コンテンツC5に順位「6」を付与する。
このような状態において、抽出部135は、リスクユーザU1に対応する促進広告を特定する。リスクユーザU1は、疾患Aを発症する発症リスクを有することから、抽出部135は、疾患情報記憶部122を参照し、カテゴリ「アルコール飲料」に属する広告コンテンツがリスクユーザU1にとっての促進広告であると特定する。ここで、通常であれば、抽出部135は、順位の高い上位2つの広告コンテンツとして、広告コンテンツC1およびC3を配信対象として抽出する。しかし、今は、促進広告を配信しないタイミングである。したがって、抽出部135は、リスクユーザU1にとっての促進広告である広告コンテンツC3を除外し、次に順位の高い広告コンテンツC2を抽出する。すなわち、抽出部135は、広告コンテンツC1およびC2を配信対象として抽出する。
なお、抽出部135は、促進広告を配信するタイミングであれば、例えば、上位2つの広告コンテンツの中に促進広告が含まれていなくとも、優先的に促進広告を配信対象としてもよい。また、かかる例では、促進広告の除外を例に説明したが、抑制広告を除外する場合であっても、抑制広告について同様の処理を行う。
(配信部136について)
配信部136は、広告制御部134による制御に応じて、リスクユーザに広告コンテンツを配信する。具体的には、配信部136は、広告制御部134による制御に応じて抽出部135により抽出された配信対象の広告コンテンツをリスクユーザに配信する。
(算定部137について)
算定部137は、広告コンテンツの入稿元(広告主)に課金される課金額(広告費)を算定する。具体的には、算定部137は、配信候補の広告コンテンツに対応する入札単価に基づいて、配信対象の広告コンテンツの入稿元に対して課金する課金額を算定する。例えば、算定部137は、抽出部137により抽出された配信対象の広告コンテンツに対応する順位情報と、配信候補の広告コンテンツに対応する順位情報とに基づいて、当該配信対象の広告コンテンツの入稿元に対して課金される課金額を算定する。すなわち、算定部137は、セカンドプライスオークション方式を採用して課金額を算定する。この点について、抽出部135の説明で示した一例を用いて説明する。
抽出部135は、配信候補の広告コンテンツの中から、促進広告である広告コンテンツC3を除外した。しかし、算定部137は、促進広告である広告コンテンツC3を除外しない状態でセカンドプライスオークションを採用する。具体的には、算定部137は、セカンドプライスオークションを採用し、配信対象の広告コンテンツの順位より低い順位の広告コンテンツに対応する入札単価を、配信対象の広告コンテンツの入稿元に課金される課金額として算定する。
まず、抽出部135により、広告コンテンツC1に順位「1」、広告コンテンツC3に順位「2」、広告コンテンツC2に順位「3」、広告コンテンツC4に順位「4」、広告コンテンツC6に順位「5」、広告コンテンツC5に順位「6」、といったように順位付けされている。また、抽出部135により、広告コンテンツC1およびC2が配信対象として抽出されている。
したがって、かかる例では、算定部137は、広告コンテンツC1の広告主A1、広告コンテンツC2の広告主A2に対して課金される課金額を算定する。ここで、広告コンテンツC1の順位は「1」であるため、1つ順位の低い(順位「2」)広告コンテンツは、広告コンテンツC3である。そして、広告コンテンツC3に対応する入札単価は、図7の例では、「120円」である。このため、算定部137は、広告コンテンツC1の広告主A1に対して課金額「120円」を算定する。
また、広告コンテンツC2の順位は「3」であるため、1つ順位の低い(順位「4」)広告コンテンツは、広告コンテンツC4である。そして、広告コンテンツC4に対応する入札単価は、図7の例では、「105円」である。このため、算定部137は、広告コンテンツC2の広告主A2に対して課金額「105円」を算定する。
〔4.処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100が実行する情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態にかかる情報処理装置100による情報処理にかかる処理手順を示すフローチャートである。
まず、推定部132は、取得部131により取得された遺伝子情報に基づいて、疾患を発症する発症リスクを有するリスクユーザを推定する(ステップS101)。具体的には、推定部132は、遺伝子情報記憶部121に記憶されているユーザについて、当該ユーザの遺伝子情報に基づいて、疾患が発症する発症リスクを有するか否か推定する。
次に、設定受付部133は、推定部132により推定されたリスクユーザU1から、設定ページP50の配信要求を受け付けたか否か判定する(ステップS102)。設定受付部133は、配信要求を受け付けていない場合には(ステップS102;No)、受け付けるまで待機する。一方、設定受付部133は、配信要求を受け付けた場合には(ステップS102;Yes)、設定ページP50を配信する(ステップS103)。
このような状態において、設定受付部133は、設定ページP50においてリスクユーザU1により設定された設定情報であって、広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報をリスクユーザU1から受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、設定受付部133は、促進広告をリスクユーザU1に配信させる配信頻度の設定をリスクユーザU1から受け付けたか否かを判定する。また、設定受付部133は、抑制広告をリスクユーザU1に配信させる配信頻度の設定をリスクユーザU1から受け付けたか否かを判定する。設定受付部133は、設定情報を受け付けていない場合には(ステップS104)、受け付けるまで待機する。
一方、広告制御部134は、設定受付部134により設定情報が受け付けられた場合には(ステップS104;Yes)、リスクユーザU1から広告コンテンツの配信要求を受け付けたか否か判定する(ステップS105)。広告制御部134は、配信要求を受け付けていない場合には(ステップS105;No)、受け付けるまで待機する。一方、広告制御部134は、配信要求を受け付けた場合には(ステップS105;Yes)、リスクユーザU1が発症リスクのある疾患Aに基づいて、リスクユーザU1に対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う(ステップS106)。例えば、広告制御部134は、抽出部135に対して、設定受付部133によりリスクユーザU1から受け付けられた設定情報(配信頻度)に応じて広告コンテンツが配信されるよう制御する。
抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、配信候補の広告コンテンツの中から、リスクユーザU1に配信される配信対象の広告コンテンツを抽出する(ステップS107)。例えば、抽出部135は、配信候補の広告コンテンツそれぞれに対応する入札単価に基づき配信候補の広告コンテンツそれぞれに対して順位付けされた順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。そして、配信部136は、抽出部135により抽出された配信対象の広告コンテンツをリスクユーザU1に配信する(ステップS108)。
〔5.変形例〕
実施形態にかかる情報処理装置100は、上記実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
〔5−1.情報設定について(1)〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が、リスクユーザに対して、促進広告および抑制広告の配信頻度を設定させる例を示した。しかし、情報処理装置100は、促進広告および抑制広告をリスクユーザに配信する許可が当該リスクユーザから得られた場合に、当該リスクユーザに対して、促進広告および抑制広告の配信頻度を設定させてもよい。
具体的には、設定受付部133は、リスクユーザに対応する促進広告が属するカテゴリをリスクユーザに提示することにより、このカテゴリに属する促進広告をリスクユーザに配信するか否かの設定をまずリスクユーザから受け付ける。そして、設定受付部133は、リスクユーザが配信を許可した場合に、許可した促進広告が属するカテゴリの下位のカテゴリ(下位カテゴリ)を提示することにより、各下位カテゴリに属する促進広告毎に配信頻度の設定をリスクユーザから受け付ける。
同様に、設定受付部133は、リスクユーザに対応する抑制広告が属するカテゴリをリスクユーザに提示することにより、このカテゴリに属する抑制広告をリスクユーザに配信するか否かの設定をまずリスクユーザから受け付ける。そして、設定受付部133は、リスクユーザが配信を許可した場合に、許可した抑制広告が属するカテゴリの下位のカテゴリ(下位カテゴリ)を提示することにより、各下位カテゴリに属する抑制広告毎に配信頻度の設定をリスクユーザから受け付ける。なお、ここでの提示は、設定受付部133以外の処理部によって行われてもよい。この点について、適宜、図1の例を用いて説明する。
設定受付部133は、リスクユーザU1が疾患A(アルコール依存症)の発症リスクを有するため、リスクユーザU1から要求を受け付けた場合に、リスクユーザU1に対応する促進広告が属するカテゴリとして、例えば、カテゴリ「飲酒」と、抑制広告が属するカテゴリとして、例えば、カテゴリ「サプリメント」を提示することにより、これらカテゴリ毎に促進広告および抑制広告の配信を許可するか否かの設定を受け付ける。
このような状態において、設定受付部133は、リスクユーザU1からカテゴリ「飲酒」に属する促進広告の配信を拒否し、カテゴリ「サプリメント」に属する抑制広告の配信を許可する旨の設定情報を受け付けたとする。かかる場合、設定受付部133は、例えば、抑制広告のカテゴリ「サプリメント」に対する下位カテゴリ「ストレス改善サプリ」および「野菜系サプリ」を提示することにより、これら2つのカテゴリ毎に促進広告の配信頻度(高、中、低)の設定を受け付ける。つまり、かかる例では、リスクユーザU1は、下位カテゴリ「ストレス改善サプリ」に対して、配信頻度(高、中、低)のいずれかを設定することができる。また、リスクユーザU1は、下位カテゴリ「野菜系サプリ」に対して、配信頻度(高、中、低)のいずれかを設定することができる。なお、このとき配信頻度の中に、配信頻度「0」、すなわち配信を拒否する旨の項目も設定されてよい。
また、設定受付部133は、促進広告が属する複数のカテゴリ(例えば、飲酒カテゴリ、タバコカテゴリ)と、抑制広告が属する複数のカテゴリ(例えば、サプリメントカテゴリ、スポーツカテゴリ)とを提示し、これら4つのカテゴリ毎に促進広告および抑制広告の配信を許可するか否かの設定を受け付けてもよい。
〔5−2.情報設定について(2)〕
上記変形例では、設定受付部133が、まず促進広告および抑制広告それぞれについて、リスクユーザから配信の可否を受け付け、リスクユーザが許可した場合に、許可した広告の配信頻度を受け付ける例を示した。つまり、設定受付部133が、配信の可否設定、配信頻度の設定を順に受け付ける例を示した。しかし、設定受付部133は、配信の可否設定と、配信頻度の設定とを同じタイミングで受け付けてもよい。この点について、適宜、図1の例を用いて説明する。
例えば、設定受付部133は、促進広告および抑制広告それぞれについて、設定ページP50に示されるように、配信頻度を提示することにより配信頻度の設定を受け付けるとともに、配信の可否のいずれかの設定も受け付ける。かかる場合、設定ページP50には、配信頻度を示す3つの項目(高、中、低)に加えて、4つ目の項目「配信拒否」が含まれるイメージである。例えば、リスクユーザU1が、促進広告に対応付けられる項目「配信拒否」にチェックを入力し、「次へ」ボタンを押下した場合、情報処理装置100は、リスクユーザU1に対して促進広告を一切配信しない。
〔5−3.情報設定について(3)〕
上記実施形態では、情報処理装置100が、例えば、図1に示す設定ページP50を介して設定情報を受け付ける例を示した。このとき、情報処理装置100は、設定ページP50において、リスクユーザにとって促進広告および抑制広告はどのような広告であるか、広告コンテンツの実物を一例として提示してもよい。
〔5−4.動的設定〕
上記実施形態では、情報処理装置100が、リスクユーザに対して、促進広告および抑制広告の配信頻度を設定させ、設定された配信頻度に基づいて、広告配信を行う例を示した。しかし、情報処理装置100は、リスクユーザに対して設定させるのではなく、動的に配信頻度を設定し、設定した配信頻度に基づいて、広告配信を行ってもよい。
具体的には、広告制御部134は、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信に関する制御を行う。例えば、広告制御部134は、促進広告を配信する配信頻度を所定の配信頻度より低くする。
また、広告制御部134は、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信に関する制御を行う。例えば、広告制御部134は、抑制広告を配信する配信頻度を所定の配信頻度より高く設定する。また、例えば、広告制御部134は、抑制広告が優先的に配信されるよう制御する。例えば、広告制御部134は、抽出部135に対して、抑制広告を優先的に抽出するよう制御する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、促進広告についてはフィルタリングし、抑制広告についてはレコメンドすることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
実施形態にかかる情報処理装置100は、広告制御部134と、配信部136とを有する。広告制御部134は、遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて発症リスクのある疾患に基づいて、リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う。配信部は、広告制御部による制御に応じて、リスクユーザに広告コンテンツを配信する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100は、設定受付部133を有する。設定受付部133は、発症リスクのある疾患に基づきリスクユーザにより設定された設定情報であって、広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報をリスクユーザから受け付ける。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、発症リスクのある疾患に関する広告コンテンツの配信態様をユーザ側に制御させることができるため、ユーザにとって満足度の高い広告配信を実現することができる。
また、設定受付部133は、設定情報として、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、リスクユーザに配信する配信頻度についてリスクユーザに設定された設定情報を受け付ける。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザに発症リスクのある疾患を当該ユーザに認識させたうえで、促進広告の配信頻度をユーザ側に設定させることができるため、促進広告に対するユーザの考えを尊重した広告配信を実現することができる。
また、設定受付部133は、設定情報として、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、リスクユーザに配信する配信頻度についてリスクユーザに設定された設定情報を受け付ける。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザに発症リスクのある疾患を当該ユーザに認識させたうえで、抑制広告の配信頻度をユーザ側に設定させることができるため、抑制広告に対するユーザの考えを尊重した広告配信を実現することができる。
また、設定受付部133は、設定情報として、基準となる所定の配信頻度、当該所定の配信頻度よりも高い配信頻度、または、当該所定の配信頻度よりも低い配信頻度のいずれかがリスクユーザにより選択されたことを示す設定情報を受け付ける。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザに対して配信頻度を用意き設定させることができる。
また、広告制御部134は、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信に関する制御を行う。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができる。
また、広告制御部134は、広告コンテンツを配信する配信頻度を所定の配信頻度より低く設定する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザの健康に害があると考えられる情報を含む広告コンテンツの配信を効果的に抑制することができる。
また、広告制御部134は、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信に関する制御を行う。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができる。
また、広告制御部134は、広告コンテンツを配信する配信頻度を所定の配信頻度より高く設定する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザの健康に有用と考えられる情報を含む広告コンテンツを優先的に配信することができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100は、抽出部135と、算定部137とを有する。抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、配信候補の広告コンテンツの中から、リスクユーザに配信される配信対象の広告コンテンツを抽出する。算定部137は、配信候補の広告コンテンツに対応する入札単価に基づいて、配信対象の広告コンテンツの入稿元に対して課金される課金額を算定する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、疾患の発症リスクのあるユーザに対して適切な広告配信を行うことができる。
また、抽出部135は、配信候補の広告コンテンツそれぞれに対応する入札単価に基づき配信候補の広告コンテンツそれぞれに対して順位付けされた順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、促進広告および抑制広告を配信候補の広告コンテンツに含めた状態で順位付けすることができるため、セカンドプライスオークションの効果を高めることができる。
また、抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信しない場合には、当該広告コンテンツを順位付けされた配信候補の広告コンテンツの中から除外した状態で、順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、促進広告を配信候補の広告コンテンツに含めた状態で順位付けすることができるため、セカンドプライスオークションの効果を高めることができる。
また、抽出部135は、広告制御部134による制御に応じて、発症リスクのある疾患をリスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信しない場合には、当該広告コンテンツを順位付けされた配信候補の広告コンテンツの中から除外した状態で、順位情報に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、抑制広告を配信候補の広告コンテンツに含めた状態で順位付けすることができるため、セカンドプライスオークションの効果を高めることができる。
算定部136は、抽出部135により抽出された配信対象の広告コンテンツに対応する順位情報と、配信候補の広告コンテンツに対応する順位情報とに基づいて、当該配信対象の広告コンテンツの入稿元に対して課金される課金額を算定する。
これにより実施形態にかかる情報処理装置100は、広告収益を高めることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる
1 情報処理システム
10 端末装置
30 検査機関サーバ
40 コンテンツサーバ
100 情報処理装置
121 遺伝子情報記憶部
122 疾患情報記憶部
123 設定情報記憶部
124 広告コンテンツ情報記憶部
131 取得部
132 推定部
133 設定受付部
134 広告制御部
135 抽出部
136 配信部
137 算定部

Claims (16)

  1. 遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて前記発症リスクのある疾患に基づいて、前記リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う広告制御部と、
    前記広告制御部による制御に応じて、前記リスクユーザに広告コンテンツを配信する配信部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記発症リスクのある疾患に基づき前記リスクユーザにより設定された設定情報であって、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツ、または、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信態様に関して設定された設定情報を前記リスクユーザから受け付ける受付部をさらに有し、
    前記広告制御部は、前記受付部により受け付けられた設定情報に基づいて、前記リスクユーザに対して前記広告コンテンツが配信されるよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付部は、前記設定情報として、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、前記リスクユーザに配信する配信頻度について前記リスクユーザに設定された設定情報を受け付ける
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受付部は、前記設定情報として、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを、前記リスクユーザに配信する配信頻度について前記リスクユーザに設定された設定情報を受け付ける
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付部は、前記設定情報として、基準となる所定の配信頻度、当該所定の配信頻度よりも高い配信頻度、または、当該所定の配信頻度よりも低い配信頻度のいずれかが前記リスクユーザにより選択されたことを示す設定情報を受け付ける
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記広告制御部は、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信に関する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記広告制御部は、前記広告コンテンツを配信する配信頻度を所定の配信頻度より低く設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記広告制御部は、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツの配信に関する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1、6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記広告制御部は、前記広告コンテンツを配信する配信頻度を所定の配信頻度より高く設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記広告制御部による制御に応じて、配信候補の広告コンテンツの中から、前記リスクユーザに配信される配信対象の広告コンテンツを抽出する抽出部と、
    前記配信候補の広告コンテンツに対応する入札単価に基づいて、前記配信対象の広告コンテンツの入稿元に対して課金される課金額を算定する算定部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記抽出部は、配信候補の広告コンテンツそれぞれに対応する入札単価に基づき配信候補の広告コンテンツそれぞれに対して順位付けされた順位情報に基づいて、前記配信対象の広告コンテンツを抽出する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記抽出部は、前記広告制御部による制御に応じて、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを促進させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信しない場合には、当該広告コンテンツを前記順位付けされた配信候補の広告コンテンツの中から除外した状態で、前記順位情報に基づいて、前記配信対象の広告コンテンツを抽出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記抽出部は、前記広告制御部による制御に応じて、前記発症リスクのある疾患を前記リスクユーザが発症することを抑制させる要因に関する情報を含む広告コンテンツを配信しない場合には、当該広告コンテンツを前記順位付けされた配信候補の広告コンテンツの中から除外した状態で、前記順位情報に基づいて、前記配信対象の広告コンテンツを抽出する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記算定部は、前記抽出部により抽出された配信対象の広告コンテンツに対応する前記順位情報と、前記配信候補の広告コンテンツに対応する前記順位情報とに基づいて、当該配信対象の広告コンテンツの入稿元に対して課金される課金額を算定する
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて前記発症リスクのある疾患に基づいて、前記リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う広告制御工程と、
    前記広告制御工程による制御に応じて、前記リスクユーザに広告コンテンツを配信する配信工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  16. 遺伝子解析による解析結果に基づき疾患を発症する発症リスクを有すると推定されたユーザであるリスクユーザにおいて前記発症リスクのある疾患に基づいて、前記リスクユーザに対する広告コンテンツの配信に関する制御を行う広告制御手順と、
    前記広告制御手順による制御に応じて、前記リスクユーザに広告コンテンツを配信する配信手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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