JP2019164495A - 決済システム - Google Patents

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【課題】無線発信器を利用した新しい決済システムを提供する。【解決手段】本発明の決済システム1は、決済処理のための処理コードの読み取り可能な携帯端末10と、自身を特定するための発信器特定コードの信号を発信する無線発信器20と、発信器特定コードに対応した無線発信器の設置場所を記憶した記憶部30と、を備え、携帯端末10は、信号が所定の信号強度以上である範囲に位置するときに、発信器特定コードに対応する設置場所に応じた処理コードに基づく決済処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は決済システムに関するものである。
従来、施設等に無線タグ発信装置を配置し、無線タグ発信装置から発信される電波を監視し、その受信強度が閾値を超えると、施設が管理する施設管理装置にアクセスし、例えば、施設の案内地図等を施設管理装置から取得するアプリケーションをユーザの携帯端末にインストールして、その携帯端末の位置に応じた位置情報を提供する位置情報サービスが知られている(特許文献1参照)。
特開2016−51355号公報
ところで、無線タグ発信装置(以下、無線発信器ともいう。)は、低価格で提供できる部品である一方で、特定の信号を発信するに留まるため、活用幅が狭い問題もあり、うまく利用することで、更に活用できる幅を広げることが求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、無線発信器を利用した新しい決済システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の決済システムは、決済処理のための処理コードの読み取り可能な携帯端末と、自身を特定するための発信器特定コードの信号を発信する無線発信器と、前記発信器特定コードに対応した前記無線発信器の設置場所を記憶した記憶部と、を備え、前記携帯端末は、前記信号が所定の信号強度以上である範囲に位置するときに、前記発信器特定コードに対応する前記設置場所に応じた前記処理コードに基づく決済処理を行う。
(2)上記(1)の構成において、前記処理コードは、商品を識別するための商品コードであり、前記設置場所は、前記商品の販売を行っている店舗として記憶されており、前記決済処理が、前記携帯端末で読み取られた前記商品コードに対応する前記商品の代金を前記発信器特定コードに対応した前記店舗に支払う支払い処理である。
(3)上記(1)の構成において、前記処理コードは、コード決済サービスのコードであり、前記記憶部は、前記設置場所で利用可能な前記処理コードも記憶しており、前記携帯端末は、読み取った前記処理コードが前記発信器特定コードに対応する前記設置場所で利用可能でない場合、前記決済処理を中止し、読み取った前記処理コードが前記発信器特定コードに対応する前記設置場所で利用可能な場合、前記決済処理を実行する。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記携帯端末には、前記決済サービスを実行するためのアプリケーションがインストールされ、前記アプリケーションは、前記アプリケーションごとに与えられたユニークなアプリケーション識別コードを有し、前記記憶部には、前記決済処理を実行した前記アプリケーションの前記アプリケーション識別コードと前記アプリケーション識別コードに対応する前記決済処理の決済内容が記憶される。
本発明によれば、無線発信器を利用した新しい決済システムを提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の決済システムを説明するための図である。 本発明に係る第1実施形態の携帯端末で決済システムを利用するところを説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の決済システム1を説明するための図であり、図2は携帯端末10(10A)で決済システム1を利用するところを説明するための図である。
図1に示すように、決済システム1は、ユーザが所有する携帯端末10と、複数の無線発信器20と、記憶部30と、決済サーバ40と、を備えている。
携帯端末10は、バーコード及びQRコード(登録商標)等を読み取り可能なカメラ機能を有している、一般のユーザが所持しているスマートフォン、携帯電話及びタブレット等の携帯端末でよく、携帯端末10には、後ほど説明する決済システム1を利用するためのアプリケーションがインストールされる。
無線発信器20は、信号を10mから100m程度の範囲で三次元空間に放射するビーコン等である。
例えば、無線発信器20は、消費電力が抑えられることから近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標) low energy(以下、BLEという場合がある。)に準拠した信号を発信するものがよく、この場合、信号が20m程度の範囲に放射される。
この無線発信器20のそれぞれには、各無線発信器20を識別するためのユニークな発信器特定コード(例えば、ID等)が与えられており、無線発信器20は、その自身を特定するための発信器特定コードに対応する信号を発信する。
そして、無線発信器20は、図1に示すように、無線発信器20が発信する信号の電波EWが店内全体で、後述する所定の電波強度(以下、信号強度ともいう。)以上となるように、例えば、1店舗(コンビニ、スーパー及び商店等の1つの店舗)につき、1つの無線発信器20が設置される。
なお、複数の店舗が複合している複合施設等の場合でも、それぞれの店舗ごとに無線発信器20が設置される。
この場合、隣接する店舗に隣の店舗からの発信器特定コードに対応する信号が届いている場合があるが、その場合には、例えば、信号強度の強い方の発信器特定コードを採用すればよい。
記憶部30は、この決済システム1を提供する事業者のネットワークに接続されたPCやサーバ等の有する記憶部でよく、各無線発信器20の発信器特定コードと、その発信器特定コードを有する無線発信器20がどこの店舗に設置されているのかといった設置場所等を記憶している。
なお、記憶部30は、単独でネットワークに接続されているデータサーバ等の形態であってもよく、後ほど、説明する各種のデータの記憶や携帯端末10からの要求に応じてデータの提供が可能であればよい。
決済サーバ40は、例えば、クレジット会社等の決済処理のためのサーバであり、わかりやすく一例をあげれば、ネット通販等で支払いをするとき等にアクセスされる支払サイトを運営するサーバ等である。
ただし、現金カードのように、銀行の口座から直接支払いをする銀行等が提供する支払サイト等も存在し、この場合、決済サーバ40は、銀行等の支払サイトを運営するサーバ等である。
なお、近年は、仮想通貨でのネット決済等も行われるようになっていることから、決済サーバ40は、各国が発行する現実通貨での決済を行うためのサーバに限られる必要はなく、仮想通貨での決済が行えるサイトを運営しているサーバであってもよい。
次に、具体的に、決済システム1の利用方法等を説明しながら、さらに、詳細な構成等について説明する。
先に少し触れたように、ユーザは、この決済システム1を提供する事業者のサイト等に携帯端末10でアクセスし、事業者が提供する決済サービスを実行するためのアプリケーション(以下、決済アプリという場合もある。)をダウンロードして、携帯端末10に、そのアプリケーションをインストールする。
この決済サービスのためのアプリケーションは、アプリケーションごとに与えられたユニークなアプリケーション識別コードを有しており、記憶部30は、決済処理を実行したアプリケーションのアプリケーション識別コードとアプリケーション識別コードに対応する決済処理の決済内容を記憶する決済内容記憶領域が設けられている。
そして、後ほど説明するように、決済内容記憶領域には、アプリケーション識別コードとアプリケーション識別コードに対応する決済処理の決済内容が蓄積されていき、消費動向のビッグデータが構築されるようになっている。
具体的に、一事例を紹介しながら決済システム1について説明する。
決済システム1では、図1に示すように、無線発信器20が発信する信号の信号強度が、決済アプリに設定されている所定の信号強度未満になるところにいる携帯端末10(以下、携帯端末10Bともいう。)では、決済アプリを起動することはできるが、後ほど説明するように、決済が禁止されるようになっている。
一方、決済システム1では、無線発信器20が発信する信号の信号強度が、決済アプリに設定されている所定の信号強度以上になるところにいる携帯端末10(以下、携帯端末10Aともいう。)に対しては、後ほど説明するように、決済が許可されるようになっている。
例えば、決済アプリを起動した状態で携帯端末10Aを所持するユーザが無線発信器20の設置された店舗に入店すると、携帯端末10Aは、決済アプリで設定されている信号強度以上で、その店舗に設置されている無線発信器20が発信する発信器特定コードの信号を受信する。
ただし、店舗に入店してから決済アプリを起動してもよいことは言うまでもない。
なお、決済アプリは、携帯端末10での決済を実現させるためのプログラム的なものであるため、携帯端末10が決済アプリの指示に従って実際に動作し、決済処理を行うことになるので、以下では、処理の主体を携帯端末10として記載する。
ただし、以下で説明する携帯端末10の動作(処理)は、決済アプリが携帯端末10に実行させているという見方もできる点については留意されたい。
図2に示すように、決済アプリを起動すると、携帯端末10Aは、携帯端末10Aの画面11に、商品を選択するための選択アイコン11A(カゴに入れる)と、選択した商品の支払を実行するための決済アイコン11B(支払)と、選択したものを全て取り消すための全削除アイコン11C(全て削除)と、を表示する。
また、決済アプリが起動すると、図2に示すように、携帯端末10は、携帯端末10Aのカメラ機能を起動する処理を実行し、画面11の選択アイコン11Aを表示した位置の少し上の位置に、そのカメラで撮影しているライブビュー画像を表示する。
ここで、ユーザが、商品に設けられている商品を識別するための商品コードであるバーコードがライブビュー画像に表示されるようにして、選択アイコン11Aを押すと、カメラのシャッタが作動し、携帯端末10Aは、そのバーコードの画像を取得する。
このようにバーコードを取得すると、携帯端末10Aは、その商品コードであるバーコードから撮影された商品を特定する処理を実行し、図2に示すように、買い物リストに入れる。
なお、後ほど説明する決済処理は、この撮影された商品コードによって特定される商品を購入するための決済であることから、この商品コードは決済処理のための処理コードとしての役割を担っている。
例えば、コンビニやスーパー等で販売されている商品に設けられているバーコードは、商品を特定するためのユニークなコードになっているため、バーコードから商品を特定することが可能である。
具体的には、記憶部30は、発信器特定コードと、その発信器特定コードを有する無線発信器20がどこの店舗に設置されているのかといった設置場所の情報に加え、各バーコードに対応する商品の情報(商品名、その店舗での販売価格)を記憶しているので、携帯端末10Aは、携帯端末10Aの通信機能を利用して、記憶部30にアクセスして、取得したバーコード及び無線発信器20からの発信器特定コードに基づいて、記憶部30から商品名及び販売価格を取得し、携帯端末10Aの画面11に表示されている買い物リストに入れる。
図2は、ユーザがこのバーコードを撮影する操作を3回行い、買い物リストに3つの商品(牛乳(¥200)、カレーパン(¥120)及びプリン(¥100))が入り、買い物リストの一番下に、それらの商品を購入するのに必要な合計金額¥420が表示されているところを示している。
なお、買い物リストに表示されている商品のそれぞれに対して右側に、個別に、その商品の選択を止めるときのための、個別削除アイコン11D(削除)が、携帯端末10Aの画面11に表示されているので、ユーザは、一度、買い物リストに入れた商品で購入を取り止めたい商品があるときには、その個別削除アイコン11Dをタップすることで、買い物リストからその商品を削除する。
また、先に触れたように、買い物リストに入れた商品の購入を全て取り止めたいときは、ユーザが買い物リストの下に表示されている全削除アイコン11Cをタップすれば、買い物リストから全ての商品が削除される。
このようにして、ユーザがその店舗で販売されている商品から購入したい商品を選択したら、ユーザは、携帯端末10Aの画面11に表示されている決済アイコン11Bをタップする。
そうすると、携帯端末10Aは、発信器特定コードに対応する設置場所に応じた処理コードに基づく決済処理として、ユーザの操作によって携帯端末10Aで読み取られた商品コードに対応する商品(本例では、牛乳、カレーパン及びプリン)の代金(本例では、¥420)を発信器特定コードに対応した店舗に支払う支払い処理を実行する。
例えば、記憶部30には、発信器特定コードに対応して支払を行うことができるサイト(具体的には、クレジット会社等の決済サーバ40が運営する支払サイト)のアドレス(例えば、URL等)も記憶されているので、携帯端末10Aは、携帯端末10Aの通信機能を利用して、記憶部30にアクセスして、無線発信器20からの発信器特定コードに基づいて、記憶部30から支払サイトのアドレスを取得し、決済処理を実行するために、支払サイトにアクセスする。
なお、同一の店舗で支払いが可能な支払サイトが1つとは限らず、この場合には、記憶部30には、発信器特定コードに対応して複数の支払サイトのアドレスが登録されているので、携帯端末10Aは、複数の支払サイトのアドレスを取得した場合、携帯端末10Aの画面11に、どの支払サイトで決済を行うのかをユーザが選択するための支払サイト選択画面を表示する。
このため、同じ店舗で支払いが可能な複数の支払サイトが存在する場合には、ユーザがその中から1つの支払サイトをタップして選択し、携帯端末10Aが、決済処理を実行するために、ユーザによって選択された、その支払サイトにアクセスすることになる。
そして、携帯端末10Aは、支払サイトにアクセスするときに、どこの店舗のどういった商品の決済を行うのかについての情報を支払サイトに送るので、支払サイトは、どこの店舗のどういった商品の決済を行うのかを知ることができる。
最後に、携帯端末10Aは、決済サイトにアクセスすると、決済の操作(例えば、ユーザ名、パスワード等の入力)を行うための画面を画面11に表示するので、ユーザが決済の操作を行うと、携帯端末10Aは決済処理を実行する。
なお、携帯端末10Aは、この決済処理を実行すると、買い物リストに登録されている商品を削除する処理も実行する。
一方、ユーザが店舗を出て、無線発信器20が発信する信号の信号強度が決済アプリに設定されている所定の信号強度未満になると、発信器特定コードが取得できなくなるので、携帯端末10Aは、記憶部30にアクセスして支払サイトのアドレスを取得する処理自体を実行しない。
つまり、携帯端末10Aは、発信器特定コードの信号が所定の電波強度(以下、信号強度ともいう。)以上である範囲に位置するときにだけ、決済処理を行うための動作を実行する。
このため、決済システム1では、先に触れたように、無線発信器20が発信する信号の信号強度が、決済アプリに設定されている所定の信号強度未満になるところにいる携帯端末10Bに対しては決済が禁止されるようになっており、無線発信器20が発信する信号の信号強度が、決済アプリに設定されている所定の信号強度以上になるところにいる携帯端末10Aに対しては、決済が許可されるようになっている。
一方、買い物リストに商品を登録したが、購入するのを止めてユーザが店舗を去るときに、仮に、ユーザが全削除アイコン11C(全て削除)等をタップして商品を削除するを忘れていた場合には、ユーザが店舗外に移動し、無線発信器20が発信する発信器特定コードの信号の信号強度が決済アプリに設定されている所定の信号強度未満になったところで、携帯端末10Aは、買い物リストに登録した商品の削除を行う。
そして、例えば、携帯端末10Aを所持するユーザが、図1に示す入店している店舗からもう一方の店舗に移動すると、もう一方の店舗に設置されている無線発信器20が発信する発信器特定コードの信号を携帯端末10Aは決済アプリに設定されている所定の信号強度以上で受信することになる。
このような場合に、先に入店していた店舗で買い物リストに登録した商品が削除されていないと、間違って、後から入店した店舗での支払いに紛れ込むおそれがあるが、上述のように、本実施形態では、ユーザが店舗外に出たところで、買い物リストに登録した商品が削除されるので、そのようなトラブルが発生することを未然に防止できる。
ところで、先に少し触れたように、記憶部30には、決済内容記憶領域が設けられており、本実施形態の決済アプリを利用して、携帯端末10で決済処理が実行されると、携帯端末10が、記憶部30にアクセスして、決済内容記憶領域にアプリケーション識別コードとアプリケーション識別コードに対応する決済処理の決済内容(本例では、牛乳、カレーパン及びプリンの購入)を登録するようになっているので、本実施形態の決済システム1では、順次、このようなデータが蓄積されることで消費動向のビッグデータが構築される。
そして、このビッグデータを解析することで、例えば、商品のデータから、商品Aを購入するユーザは、併せて商品Bも購入する傾向があるといった消費動向を掴むことができ、そうすると、商品Aを置いている店舗には、商品Bも置くことで売り上げが上がるといったアドバイスを行うことができる。
また、アプリケーション識別コードを記憶しているので、ユーザごとの消費動向を解析することも可能となる。
例えば、ユーザAとユーザBの消費動向が似ていることが解析でわかれば、ユーザAがよく来店する店舗で、ユーザBが来店したことのない店舗をユーザB宛に紹介するといったビジネスモデルを構築することも可能であり、本実施形態の決済システム1は、単に、決済を行うに留まらず、その後のビジネス展開のある決済システムになっている。
さらに、本実施形態の決済システム1では、店舗側は無線発信器20を設置するだけでよく、そして、決済は、ユーザがユーザの携帯端末10で行うものとなるため、初期投資の費用がほとんどかからずに、無人店舗を実現できるというメリットもある。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の決済システム1について説明する。
例えば、インドや中国といった国では、露店等の小規模店舗で決済を行う場合、その店舗に振込先にアクセスするためのQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードが設置されている。
そして、ユーザは、そのQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードを携帯端末10のカメラで撮影することで決済を行うことになる。
なお、この場合は、QRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードが決済処理のための処理コードとしての役割を担うことになる。
そして、このようなコード決済サービスにおいては、店舗に設置又は店舗が発行する振込先にアクセスするためのQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードが偽物にすり替えられると、本来、振り込まれるべき振込先に代金が振り込まれなくなってしまうという問題がある。
しかしながら、無線発信器20を利用した決済システム1であれば、このような問題も解決することが可能であり、以下、具体的に説明する。
第2実施形態でも、決済システム1は、ユーザが所有する携帯端末10と、複数の無線発信器20と、記憶部30と、決済サーバ40と、を備えている。
そして、第1実施形態と同様に、携帯端末10には、アプリケーションごとに与えられたユニークなアプリケーション識別コードを有する決済サービスを実行するためのアプリケーションがインストールされ、決済後に記憶部30の決済内容記憶領域にアプリケーション識別コードとアプリケーション識別コードに対応する決済処理の決済内容が登録され、このようなデータが蓄積されることで消費動向のビッグデータが構築される。
また、店舗ごとに、無線発信器20が設置され、その無線発信器20の発信する信号の信号強度が、決済アプリに設定されている所定の信号強度未満になるところにいる携帯端末10に対しては決済が禁止され、所定の信号強度以上になるところにいる携帯端末10に対しては決済が許可される点も第1実施形態と同様である。
一方、先ほどは、記憶部30に、決済処理のためにアクセスする発信器特定コードに対応する支払サイトのアドレス(例えば、URL)を登録していたが、第2実施形態では、記憶部30に、店舗に設置又は店舗が発行するQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードが登録されている。
つまり、記憶部30には、無線発信器20が設置された発信器特定コードに対応する設置場所で利用可能なコード決済サービスのコードが登録されている。
そして、ユーザが携帯端末10でコード決済サービスのコードを撮影し、携帯端末10に決済処理を実行させようとすると、携帯端末10は、携帯端末10Aの通信機能を利用して、記憶部30にアクセスして、決済アプリで設定された信号強度以上で受信している無線発信器20の発信器特定コードに基づいて、記憶部30から発信器特定コードに対応するQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードを取得する。
そして、携帯端末10は、ユーザの操作によって、カメラで撮影して読み取ったQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコード(処理コード)を記憶部30から取得したQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードに基づいて認証する処理を行う。
ここで、記憶部30から取得したQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコードに基づいて行われる認証が通らなければ、携帯端末10は、実行しようとしている決済処理を中止する。
一方、その認証が通れば、携帯端末10は、カメラで撮影して読み取ったQRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコード(処理コード)に従った決済サーバ40の運営する支払サイト(振込先)にアクセスして決済処理を実行する。
このように、第2実施形態では、携帯端末10は、読み取った処理コードが発信器特定コードに対応する設置場所で利用可能でない場合、決済処理を中止し、読み取った処理コードが発信器特定コードに対応する設置場所で利用可能な場合、決済処理を実行するので、処理コード(QRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコード)のすり替え等による詐欺の被害にあうことを防止することができる。
なお、本実施形態の場合、QRコード(登録商標)等のコード決済サービスのコード自身が、決済内容に関する情報も含むため、携帯端末10は、決済処理を実行すると、先に触れたように、記憶部30の決済内容記憶領域にアプリケーション識別コードとアプリケーション識別コードに対応する決済処理の決済内容を登録する処理を行う。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものである。
例えば、アプリケーションのインストールは、携帯端末10を所有するユーザがインストール作業を行う場合に限らず、いわゆる、ネット上のストア等でアプリを選択すると、自動的にインストールされ、そのアプリのアイコンが携帯端末10に表示されるものであってもよく、あらかじめ、携帯端末10のOSにプリインストールされていてもよい。
また、携帯端末10で店舗に関連するURLのサイトにアクセスすると、そのサイトが携帯端末10に対して、先のアプリケーションと同様の動作を実現するWebアプリケーションを提供する形態になっていてもよい。
この場合には、携帯端末10にアプリケーションをインストールする手間は不要となる。
このように、本発明は、上記実施形態に変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 決済システム
10 携帯端末
20 無線発信器
30 記憶部
40 決済サーバ

Claims (4)

  1. 決済処理のための処理コードの読み取り可能な携帯端末と、
    自身を特定するための発信器特定コードの信号を発信する無線発信器と、
    前記発信器特定コードに対応した前記無線発信器の設置場所を記憶した記憶部と、を備え、
    前記携帯端末は、前記信号が所定の信号強度以上である範囲に位置するときに、前記発信器特定コードに対応する前記設置場所に応じた前記処理コードに基づく決済処理を行うことを特定する決済システム。
  2. 前記処理コードは、商品を識別するための商品コードであり、
    前記設置場所は、前記商品の販売を行っている店舗として記憶されており、
    前記決済処理が、前記携帯端末で読み取られた前記商品コードに対応する前記商品の代金を前記発信器特定コードに対応した前記店舗に支払う支払い処理であることを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
  3. 前記処理コードは、コード決済サービスのコードであり、
    前記記憶部は、前記設置場所で利用可能な前記処理コードも記憶しており、
    前記携帯端末は、読み取った前記処理コードが前記発信器特定コードに対応する前記設置場所で利用可能でない場合、前記決済処理を中止し、読み取った前記処理コードが前記発信器特定コードに対応する前記設置場所で利用可能な場合、前記決済処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
  4. 前記携帯端末には、前記決済サービスを実行するためのアプリケーションがインストールされ、
    前記アプリケーションは、前記アプリケーションごとに与えられたユニークなアプリケーション識別コードを有し、
    前記記憶部には、前記決済処理を実行した前記アプリケーションの前記アプリケーション識別コードと前記アプリケーション識別コードに対応する前記決済処理の決済内容が記憶されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の決済システム。
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