JP2019164428A - 自動改札機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定利用者に、より適切な通過の制御を行うことができる自動改札機を提供することである。【解決手段】実施形態の自動改札機は、扉部と、読取部と、制御部とを持つ。扉部は、利用者の通過を制限する。読取部は、媒体から効力情報を読み取る。制御部は、前記読取部により読み取られた効力情報に基づいて前記利用者の通過を許可すると判定された場合に前記扉部を開放状態にする制御を行い、前記利用者の通過を許可しないと判定された場合に前記扉部を閉止状態にする制御を行う。また、制御部は、前記効力情報が他社の路線の効力情報であることで前記利用者の通過を許可しないと判定された場合において、前記効力情報に含まれる前記利用者の種別が特定利用者である場合に、前記扉部を開放状態にする制御を行う。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、自動改札機に関する。
従来、乗車券やチケット等の媒体から読み取った情報に基づいて、利用者の通過可否を判定し、判定結果に基づいて利用者の通行を制御する自動改札機が知られている。自動改札機は、利用者の通過を許可しない場合に、扉を閉じて通路の一部を遮蔽することで、利用者が通行できないようにする。しかしながら、高齢者や子供等の特定利用者に対して扉の閉まる制御を行った場合には、扉と接触することで特定利用者が転倒したりケガをする可能性があった。
特開平8−83363号公報 特開2004−280685号公報 特開2001−175897号公報 特開2004−302832号公報 特開2000−113245号公報
本発明が解決しようとする課題は、特定利用者に、より適切な通過の制御を行うことができる自動改札機を提供することである。
実施形態の自動改札機は、扉部と、読取部と、制御部とを持つ。扉部は、利用者の通過を制限する。読取部は、媒体から効力情報を読み取る。制御部は、前記読取部により読み取られた効力情報に基づいて前記利用者の通過を許可すると判定された場合に前記扉部を開放状態にする制御を行い、前記利用者の通過を許可しないと判定された場合に前記扉部を閉止状態にする制御を行う。また、制御部は、前記効力情報が他社の路線の効力情報であることで前記利用者の通過を許可しないと判定された場合において、前記効力情報に含まれる前記利用者の種別が特定利用者である場合に、前記扉部を開放状態にする制御を行う。
実施形態の自動改札システム1の構成の一例を示す図。 実施形態の自動改札機100を上方から見た図。 実施形態の自動改札機100のリーダライタ111を上方から見た図。 実施形態の自動改札機100の機能構成の一例を示す図。 実施形態の設定情報174の内容の一例を示す図。 実施形態の監視装置200の機能構成の一例を示す図。 実施形態の自動改札機100による処理の流れの一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の自動改札機を、図面を参照して説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態の自動改札システム1の構成の一例を示す図である。自動改札システム1は、例えば、自動改札機100と、監視装置200とを備える。駅構内やテーマパーク等の施設の入出場口には、少なくとも一つの自動改札機100が設置される。以下の説明において、自動改札機100は、主に利用者U1が駅構内に入場して鉄道等の路線を利用するために通過する自動改札機であるものとして説明するが、駅構内から出場するために通過する自動改札機であっても同様の処理が実行される。
利用者U1は、自動改札機100を通過する場合に、利用者U1が所持する乗車券T1の情報を自動改札機100に読み取らせる。乗車券T1は、例えば、IC(Integrated Circuit)チップ等の電子部品が埋設された交通系ICカードである。ICカードには、例えば、適用可能な路線種別、利用者種別、有効期間、利用区間、入場駅(発駅)の識別情報、乗車券を識別する乗車券識別情報、乗車時刻、駅構内からの出場或いは駅構内への入場を示す入出場コード、電子マネーの残高等を含む効力情報が記憶される。路線種別には、例えば、鉄道を運営する鉄道会社等の識別情報が含まれる。利用者種別には、例えば、子供(小学生以下)、大人(中学生以上)、高齢者(70歳以上)が含まれる。効力情報は、例えば、券売機等により、乗車券T1が発券される場合或いは乗車券T1に記憶されていた効力情報が更新される場合に、利用者U1または駅係員の指示により乗車券T1に記憶されるものである。なお、乗車券T1は、券の表面あるいは裏面に磁気記録面を有する磁気券や、QRコード(登録商標)等の二次元コードが印刷された紙券であってもよい。
自動改札機100は、例えば、乗車券T1から読み取られた情報に基づいて、利用者U1の通過を許可または禁止する。また、自動改札機100は、駅構内への入場時に、利用券T1とWi−Fi等の近距離無線を用いた通信を行う。また、自動改札機100は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して監視装置200と通信を行う。
監視装置200は、例えば駅ごとに設けられ、LAN等のネットワークを介して、自動改札機100と通信を行い、自動改札機100の動作を監視する。また、監視装置200は、LANやWAN(Wide Area Network)等を含むネットワークを介して、センターサーバ装置(不図示)等に監視結果を送信してもよい。
以下、上述した自動改札機100および監視装置200について詳細に説明する。
[自動改札機]
まず、自動改札機100の説明を行う。図2は、実施形態の自動改札機100を上方から見た図である。自動改札機100は、例えば、通路を挟んで対向配置される主機110と従機130とを備える。主機110は、例えば、リーダライタ111と、上面表示部112と、正面表示部113と、扉部114および115と、スピーカ116と、警報ランプ117と、改札機側制御部150とを備える。また、従機130は、リーダライタ131と、上面表示部132と、正面表示部133と、扉部134および135と、スピーカ136と、警報ランプ137とを備える。リーダライタ111および131は、「読取部」の一例である。また、スピーカ116、136、警報ランプ117、137は、上面表示部112、正面表示部113、133、およびタッチ面表示部111b、131bは、「警報部」の一例である。
主機110のリーダライタ111は、図2に示すa方向に通過しようとする利用者U1によって翳された乗車券T1と通信することで効力情報を読み取り、読み取った効力情報を改札機側制御部150に送信する。
上面表示部112は、リーダライタ111に対して乗車券T1が翳された場合に、改札機側制御部150によって処理された結果に基づく画像を表示する。正面表示部113は、図2に示すa方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字、模様、所定色の画像等を表示する。正面表示部113の表示内容または表示の有無は、改札機側制御部150によって決定される。
一方、従機130のリーダライタ131は、図2に示すb方向に通過しようとする利用者U1によって翳された乗車券T1と通信することで効力情報を読み取り、読み取った効力情報を改札機側制御部150に送信する。上面表示部132は、リーダライタ131に対して乗車券T1が翳された場合に、改札機側制御部150によって処理された結果に基づく画像を表示する。正面表示部133は、図2に示すb方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字、模様、所定色の画像等を表示する。正面表示部133の表示内容または表示の有無は、改札機側制御部150によって決定される。
改札機側制御部150は、図2に示すa方向への利用者U1の通過を許可する動作モードに自動改札機100が設定されている場合、扉部115および135を開放状態に維持すると共に、扉部114および134を開放状態または閉止状態に制御することで、a方向の利用者U1の通過を許可または禁止する。また、改札機側制御部150は、図2に示すb方向への利用者U1の通過を許可する動作モードに自動改札機100が設定されている場合、扉部114および134を開放状態に維持すると共に、扉部115および135を開放状態または閉止状態に制御することで、b方向の利用者U1の通過を許可または禁止する。
また、自動改札機100の動作モードには、図2に示すa方向の通過とb方向の通過との双方を許可する動作モードが含まれていてもよい。この場合、改札機側制御部150は、例えば、利用者U1が通過中でなければ正面表示部113と正面表示部133の双方に通過を許可することを示すマークや図形、文字、模様、所定色の画像等を表示させる制御を行う。また、改札機側制御部150は、例えば、利用者U1がa方向およびb方向のいずれかの側から進入し、リーダライタ111とリーダライタ131とのいずれか一方に乗車券T1が翳されると、他方のリーダライタを無効化すると共に、利用者U1が進入してきていない側の表示部(正面表示部113または正面表示部133)に、通過を禁止することを示すマークや図形、文字、模様、所定色の画像等を表示させる制御を行う。
また、スピーカ116、136は、改札機側制御部150により出力される情報に従って所定の音声を出力する。また、警報ランプ117、137は、改札機側制御部150により出力される情報に従って所定の色の発光部を発光させる。発光部は、例えば、LED(Light Emitting Diode)ランプである。
なお、自動改札機100は、上述したように利用者U1が双方向に通過可能なものに限らず、主機と補機(従機)により構成される、利用者U1が一方向にのみ通過可能なものであってもよい。
図3は、実施形態の自動改札機100のリーダライタ111を上方から見た図である。リーダライタ111は、例えば、アンテナ111aおよびタッチ面表示部111bを備える。アンテナ111aは、通信対象である乗車券T1の無線通信規格に応じた電波を発信する。例えば、アンテナ111aは、13.56[MHz]や900[MHz]等の周波数帯の電波を発信する。そして、アンテナ111aは、乗車券T1により発信された電波を受信し、受信した電波の信号から効力情報を取得する。
タッチ面表示部111bは、例えば、LEDランプや、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であり、上方から見てアンテナ111aの前面に配置される。例えば、タッチ面表示部111bは、アンテナ111aにより送信される電波に干渉しないものであると好適である。
なお、図3に示すリーダライタ111の構成は、従機130のリーダライタ131にも同様に適用してもよい。すなわち、従機130のリーダライタ131は、アンテナ131aおよびタッチ面表示部131bを備える構成であってよい。
自動改札機100のそれぞれの構成要素の位置や形状、数については、図2の例に限定されない。また、自動改札機100には、例えば、乗車券T1が磁気券である場合に、磁気記録面から効力情報を読み取る読取部が含まれてもよい。
図4は、実施形態の自動改札機100の機能構成の一例を示す図である。自動改札機100は、図2および図3に示す構成の他、例えば、監視装置200等の外部装置と通信を行う改札機側通信部145と、種々の情報を格納する改札機側記憶部170とを更に備える。
改札機側通信部145は、例えば、ネットワークインタフェースコントローラ等の通信用のハードウェアである。
改札機側制御部150は、例えば、通信制御部151と、リードライト制御部152と、通過可否判定部153と、通過制御部154と、警報制御部155とを備える。通過可否判定部153と、通過制御部154と、警報制御部155とを合わせたものが、「制御部」の一例である。
改札機側制御部150の構成要素の一部または全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが改札機側記憶部170に記憶されたプログラムを実行することにより実現されてよい。また、改札機側制御部150の構成要素の一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
改札機側記憶部170は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等によって実現される。改札機側記憶部170は、プロセッサが実行するプログラムを格納する他、自機が設置された駅の識別情報や、各種表示部に表示させる画像データまたはテキストデータ、運賃テーブル172、設定情報174等を格納する。運賃テーブル172は、例えば、利用区間に対して運賃が対応付けられた情報である。また、運賃テーブル172は、利用区間に加えて利用者種別ごとの運賃が対応付けられた情報であってもよい。
図5は、実施形態の設定情報174の内容の一例を示す図である。設定情報174は、例えば、利用者種別に、閉止フラグ、音声情報、および警報ランプ情報が対応付けられている。利用者種別は、例えば、効力情報に含まれる利用者U1を識別する識別情報である。利用者種別には、例えば、子供(小学生以下)、大人(中学生以上)、高齢者(70歳以上)等の情報が含まれる。
閉止フラグは、通過可否判定部153により利用者U1の通過が許可されなかった場合に、通過制御部154によって、扉部114、115、134、135を閉止状態にする制御を行うか否かを判定するためのフラグである。例えば、図5の例において、通過可否判定部153により利用者U1の通過を許可しないと判定された場合において、閉止状態にする制御を行う場合には閉止フラグに「1」が設定され、閉止状態にする制御を行わない場合には、閉止フラグに「0」が設定される。
音声情報は、例えば、通過可否判定部153により利用者U1の通過が許可されなかった場合に、警報制御部155によりスピーカ116、136から出力される音声に関する情報が含まれる。音声に関する情報とは、例えば、出力される警報音やメッセージの内容、音の大きさ等である。例えば、利用者種別が子供や高齢者である場合には、通常の場合(例えば、大人の場合)よりも、異なる内容(例えば、短い文章)で分かりやすいメッセージ音声を、大きい音で出力するような設定がなされる。
警報ランプ情報は、例えば、ランプの色に関する情報と、ランプを点灯させるか、または点滅させるかを示す情報とが含まれる。なお、設定情報174には、例えば、上面表示部112、132、正面表示部113、133、およびタッチ面表示部111b、131bのそれぞれに表示される内容が含まれていてもよい。上述した運賃テーブル172および設定情報174は、例えば、監視装置200からの更新データ等により更新される。
通信制御部151は、改札機側通信部145を用いて、後述する通過可否判定部153による判定結果等を、監視装置200に送信する。また、通信制御部151は、改札機側通信部145を用いて、監視装置200により送信された情報を受信する。また、通信制御部151は、監視装置200から運賃テーブル172または設定情報174の更新データを受信した場合に、改札機側記憶部170に記憶された運賃テーブル172または設定情報174を更新する。
リードライト制御部152は、例えば、リーダライタ111、131に乗車券T1が翳されたか否かを判定し、乗車券T1が翳された場合に、各リーダライタのアンテナ111a、131aに電波を発信させる。例えば、リードライト制御部152は、アンテナ111a、131aに常時または所定周期で電力供給のための電波を発信させる(ポーリングを行う)。このとき、電波の有効通信範囲内に乗車券T1が存在すると、乗車券T1には電力が供給される。そして、乗車券T1は、電力供給を受けて起動し、応答として電波を発信する。これをアンテナ111a、131aが受信した場合、リードライト制御部152は、リーダライタ111、131に乗車券T1が翳されたと判定する。そして、リードライト制御部152は、乗車券T1から効力情報を読み出すための電波(コマンド)をアンテナ111a、131aに発信させる。この電波を受けると乗車券T1は、効力情報を電波として発信する。これによって、リーダライタ111、131により効力情報が取得される。
また、リードライト制御部152は、通過可否判定部153の判定結果に応じて、乗車券T1が翳されたリーダライタのアンテナ111a、131aに電波を発信させることで、乗車券T1に記憶された効力情報を書き換えたり、乗車券T1に新たな情報を書き込んだりする。
通過可否判定部153は、リーダライタ111、131による効力情報の読取結果に基づいて、利用者の通過可否を判定する。例えば、乗車券T1から読み取られた効力情報に含まれる路線種別に基づいて、乗車券T1から読み取られた効力情報が、第1許可条件を満たすか否かを判定する。第1許可条件とは、例えば、効力情報に含まれる路線種別が自社の路線であることである。また、通過可否判定部153は、効力情報に含まれる利用区間に基づいて、第1許可条件を満たすか否かを判定してもよい。
通過可否判定部153は、効力情報が第1許可条件を満たさない場合、利用者U1の通過を許可しないと判定する。また、通過可否判定部153は、効力情報が第1許可条件を満たす場合、効力情報が第2許可条件を満たすか否かを判定する。第2許可条件とは、例えば、効力情報に含まれる有効期間を過ぎていないことである。通過可否判定部153は、効力情報が第2許可条件を満たさない場合、利用者U1の通過を許可しないと判定する。
また、通過可否判定部153は、効力情報が第2許可条件を満たす場合、効力情報が第3許可条件を満たすか否かを判定する。第3許可条件とは、例えば、自動改札機100が設置された駅が効力情報に含まれる利用区間に含まれることである。また、効力情報に含まれる電子マネーを用いて精算処理を行う場合において、入場時では効力情報に含まれる電子マネーの残高が所定金額以上であることであり、出場時では運賃テーブル172を参照して取得した入場駅から出場駅までの利用者種別に応じた運賃が、電子マネーの残高以下であることである。通過可否判定部153は、効力情報が第3許可条件を満たさない場合、利用者U1の通過を許可しないと判定し、効力情報が第3許可条件を満たす場合に、利用者U1の通過を許可する。通過可否判定部153は、上述した許可条件に代えて、予め設定された拒否条件を用いて通過の可否判定を行ってもよい。
また、通過可否判定部153は、通過可否の判定結果を示す情報を、監視装置200に送信する。通過可否の判定結果を示す情報には、例えば、通過可否の判定結果や判定日時、通過可否を判定した対象の効力情報が含まれる。
通過制御部154は、通過可否判定部153による判定結果に基づいて、利用者U1の通過を許可、あるいは禁止する制御を行う。例えば、通過制御部154は、通過の許可または禁止の判定に基づいて、扉部114、115、134、135の開閉を制御する。具体的には、通過制御部154は、通過可否判定部153により利用者U1の通過を許可すると判定された場合に、扉部114、115、134、135を開放状態にする制御を行う。
また、通過制御部154は、通過可否判定部153により利用者U1の通過を許可しないと判定された場合に、扉部114、115、134、135を閉止状態にする制御を行う。ここで、通過制御部154は、効力情報が第1許可条件を満たさずに(他社の路線の効力情報であることで)、利用者U1が通過できないと判定された場合において、効力情報に含まれる利用者種別が特定利用者(例えば、子供や高齢者)であるか否かを判定する。そして、利用者U1が特定利用者である場合、通過制御部154は、扉部114、115、134、135を開放状態にする制御を行う。ここでの開放状態にする制御とは、扉部114、115、134、135を閉止状態にする制御を抑制する制御である。閉止状態する制御を抑制するとは、例えば、利用者U1の通過時に扉部114、115、134、135を閉じないようにすることである。これにより、子供や高齢者が閉じている扉部に気づかずに接触して転倒したり、開放状態から閉止状態に移動中の扉部に接触することでケガをしてしまうことを防止することができる。
また、通過制御部154は、通過可否判定部153により利用者U1の通過を許可しないと判定された場合に、乗車券T1の効力情報に含まれる利用者種別を用いて、改札機側記憶部170に記憶された設定情報174の利用者種別を参照し、合致する利用者種別に対応付けられた閉止フラグに基づいて、扉部114、115、134、135の開閉状態を制御してもよい。例えば、通過制御部154は、閉止フラグが「1」である場合には、扉部114、115、134、135を閉止状態にする制御を行い、閉止フラグが「0」である場合には、扉部114、115、134、135を開放状態にする制御を行う(閉止状態にする制御を抑制する)。これにより、閉止フラグに基づいて、扉部114、115、134、135を閉止状態にするか否かを容易に制御することができる。したがって、自動改札システム1の管理者等は、監視装置200を用いて、自動改札機100が設置されている場所や時間帯、曜日等に基づいて、閉止フラグの書き換えを行う更新データを生成し、生成した更新データを自動改札機100に送信することで、自動改札機100ごとに、より柔軟な通過制御を実行させることができる。
警報制御部155は、通過可否判定部153による判定結果に基づいて、利用者U1の通過を許可しないと判定された場合に、複数の警報部(例えば、スピーカ116、136、警報ランプ117、137、上面表示部112、132、正面表示部113、133、およびタッチ面表示部111b、131b)のうち、少なくとも一つに利用者U1が通過できないことを示す情報を出力させる。
例えば、警報制御部155は、効力情報が第1許可条件を満たさないことで、利用者U1の通過が許可できないと判定された場合において、利用者種別が特定利用者である場合に、複数の警報部のうち少なくとも一つから所定の警報を出力する。例えば、特定利用者が、扉部114、115、134、135の閉止制御を行わない高齢者である場合に、扉部が閉止していないので、そのまま通りすぎてしまう場合がある。したがって、警報制御部155は、特定利用者である場合には、特定利用者でない利用者に対して出力する場合に比して、スピーカ116、136から出力される音量を大きくしたり、警報ランプ117、137に対してランプの色を変えたり、点灯表示ではなく点滅表示させる等の出力制御を行う。
また、警報制御部155は、通過可否判定部153により利用者U1の通過を許可しないと判定された場合に、乗車券T1の効力情報に含まれる利用者種別を用いて、改札機側記憶部170に記憶された設定情報174の利用者種別を参照し、合致する利用者種別に対応付けられた音声情報や警報ランプ情報に基づいて、スピーカ116、136からの音声出力や、警報ランプ117、137による発光出力を行ってもよい。これにより、利用者種別に基づいて、警報の内容を異ならせることができるため、利用者U1は、扉部114、115、134、135が閉止状態でなくても、通過が許可されていないことを、より明確に把握することができ、駅係員等の周囲の関係者には、通過が許可されていない利用者が通過したこと、および通過した利用者の種別を容易に把握することができる。
[監視装置]
次に、監視装置200の説明を行う。図6は、実施形態の監視装置200の機能構成の一例を示す図である。監視装置200は、例えば、監視装置側通信部210と、監視装置側入出力部220と、監視装置側制御部230と、監視装置側記憶部240とを備える。
監視装置側通信部210は、例えば、ネットワークインタフェースコントローラ等の通信用のハードウェアである。
監視装置側入出力部220は、例えば、管理者等からの指示を入力する入力インターフェースを備える。また、監視装置側入出力部220は、監視装置側制御部230により出力される情報に従って生成された画像を表示するLCDや有機ELディスプレイを備える。監視装置側入出力部220は、例えば、入力と出力とが一体になったタッチパネル装置でもよい。
監視装置側制御部230は、CPU等のプロセッサが監視装置側記憶部240に記憶されたプログラムを実行することにより実現されてよい。また、監視装置側制御部230は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
監視装置側制御部230は、例えば、監視装置側通信部210を制御して、自動改札機100から通過可否の判定結果を示す情報を受信し、受信した情報に基づく画像を監視装置側入出力部220に表示させる。また、監視装置側制御部230は、受信した通過可否の判定結果を示す情報を、監視装置側記憶部240に記憶させる。また、監視装置側制御部230は、監視装置側入出力部220による管理者等からの入力指示により、各自動改札機100の改札機側記憶部170に記憶される運賃テーブル172や設定情報174に対する情報の削除、追加、変更等の更新を行う更新データを生成し、生成した更新データを監視装置側通信部210により各自動改札機100に送信させる。
監視装置側記憶部240は、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD、SDカード等によって実現される。監視装置側記憶部240プロセッサが実行するプログラムを格納する他、通過可否の判定結果を示す情報等を格納する。また、監視装置側記憶部240は、自動改札機100ごとの運賃データ、設定情報、更新データ等を格納してもよい。
[処理フロー]
図7は、実施形態の自動改札機100による処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し行われてよい。
まず、リードライト制御部152は、リーダライタ111、131により乗車券T1から読み取られた効力情報を取得する(ステップS100)。次に、通過可否判定部153は、予め定められた通過の許可条件等に基づいて、利用者U1の通過を許可するか否かを判定する(ステップS102)。利用者U1の通過を許可すると判定された場合、通過制御部154は、扉部114、115、134、135を開放状態にする制御を行う(ステップS104)。
また、利用者U1の通過を許可しない(通過を禁止する)と判定された場合、通過制御部154は、他社の路線の効力情報であることで利用者U1の通過を許可しないのか否かを判定する(ステップS106)。他社の路線の効力情報であることで利用者U1の通過を許可しないと判定された場合、通過制御部154は、利用者U1が特定利用者であるか否かを判定する(ステップS108)。利用者U1が特定利用者である場合、通過制御部154は、扉部114、115、134、135を開放状態にする制御を行う(ステップS110)。次に、警報制御部155は、特定利用者に対応付けられた警報を出力する(ステップS112)。
また、ステップS106の処理において、乗車券T1から取得した効力情報が、他社の路線の効力情報であることで利用者U1の通過を許可しない判定されていない場合、またはステップS108の処理において、利用者U1が特定利用者でない場合、通過制御部154は、扉部114、115、134、135を閉止状態にする制御を行う(ステップS114)。次に、警報制御部155は、利用者U1に対し通常の警報を出力する(ステップS116)。これにより、本フローチャートの処理は、終了する。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、自動改札機100が、利用者U1の通過を制限する扉部114、115、134、135と、媒体から効力情報を読み取るリーダライタ111、131と、前記読取部により読み取られた効力情報に基づいて利用者U1の通過を許可すると判定された場合に扉部114、115、134、135を開放状態にする制御を行い、利用者U1の通過を許可しないと判定された場合に扉部を閉止状態にする制御を行う通過制御部154と、を備え、通過制御部154は、効力情報が他社の路線の効力情報であることで利用者U1の通過を許可しないと判定された場合において、効力情報に含まれる利用者U1の種別が特定利用者である場合に、扉部を開放状態にする制御を行うことにより、特定利用者に、より適切な通過の制御を行うことができる。例えば、少なくとも一つの実施形態によれば、扉部を閉じないことで、高齢者等の扉部による転倒やケガ等を未然に防止することができる。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
利用者の通過を制限する扉部と、
媒体と無線通信を行うことで前記媒体から情報を読み取る読取部と、
記憶部と、
前記記憶部に記憶されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記記憶部には、前記ハードウェアプロセッサに、
前記読取部により読み取られた効力情報に基づいて前記利用者の通過を許可すると判定された場合に前記扉部を開放状態にする制御を行い、前記利用者の通過を許可しないと判定された場合に前記扉部を閉止状態にする制御を行い、
前記効力情報が他社の路線の効力情報であることで前記利用者の通過を許可しないと判定された場合において、前記効力情報に含まれる前記利用者の種別が特定利用者である場合に、前記扉部を開放状態にする制御を行う、
処理を実行させる前記プログラムが格納されている、
自動改札機。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動改札システム、100…自動改札機、111、131…リーダライタ、112、132…上面表示部、113、133…正面表示部、114、115、134、135…扉部、116、136…スピーカ、117、137…警報ランプ、145…改札機側通信部、150…改札機側制御部、151…通信制御部、152…リードライト制御部、153…通過可否判定部、154…通過制御部、155…警報制御部、170…改札機側記憶部、200…監視装置、210…監視装置側通信部、220…監視装置側入出力部、230…監視装置側制御部、240…監視装置側記憶部、T1…乗車券

Claims (3)

  1. 利用者の通過を制限する扉部と、
    媒体から効力情報を読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた効力情報に基づいて前記利用者の通過を許可すると判定された場合に前記扉部を開放状態にする制御を行い、前記利用者の通過を許可しないと判定された場合に前記扉部を閉止状態にする制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記効力情報が他社の路線の効力情報であることで前記利用者の通過を許可しないと判定された場合において、前記効力情報に含まれる前記利用者の種別が特定利用者である場合に、前記扉部を開放状態にする制御を行う、
    自動改札機。
  2. 周囲に警報を出力する警報部を更に備え、
    前記制御部は、前記効力情報が他社の路線の効力情報であることで前記利用者の通過を許可しないと判定された場合において、前記効力情報に含まれる前記利用者の種別が特定利用者である場合に、前記警報部により所定の警報を出力する、
    請求項1に記載の自動改札機。
  3. 前記制御部は、前記利用者の通過を許可すると判定された場合に、前記利用者の種別ごとに前記扉部を閉止状態にする制御を行うか否かが設定された設定情報を参照し、参照した設定情報が閉止状態にする制御を行わない設定である場合に、前記扉部を開放状態にする制御を行う、
    請求項1または2のうち何れか1項に記載の自動改札機。
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