JP2019162676A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者が使用する際の把持状態のままで表示部の確認、および/または、操作部の操作が可能であり、さらに、これらの構成が破損し難い電動工具を提供する。【解決手段】この電動工具は、駆動源を内部に収納するハウジングと、前記ハウジングの第1端側に設けられ、そして、前記駆動源からの回転駆動力を受けて駆動する回転駆動部と、前記ハウジングの第1端とは異なる第2端側に設けられ、そして、前記駆動源に電力を供給する電源部と、前記駆動源のオン・オフの切り替えを行うスイッチ部と、操作表示部と、を有し、前記操作表示部は、さらに、前記駆動源の動作設定を切り替える操作部と、前記操作部の切り替え操作に基づく前記駆動源の動作設定の状態を表示する表示部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電動工具に関するものである。
従来から、ハンドグラインダやハンドドリル、丸鋸等のモータを駆動源として用いた電動工具が知られている。この種の電動工具には、駆動源であるモータの動作設定を切り替える操作部と、モータの動作設定の状態を表示する表示部とを備えるものが存在している。例えば、下記特許文献1に記載されたハンドグラインダ(ディスクグラインダ)としての電動工具には、モータの回転速度を設定するためのダイヤルが操作部として設けられるとともに、電池残量表示ランプを備える表示パネルが表示部として設けられている。
国際公開第2016/098564号パンフレット
しかしながら、上掲した特許文献1に開示された電動工具では、本体ハウジングの後端部下面側に表示パネルが配置されているため、操作者が把持部を把持した際には表示パネルの視認性が阻害されるという課題が存在していた。すなわち、操作者が一方の手で把持部を上側から覆うように把持する作業時の把持状態のまま、表示パネルを視認したり、他方の手でダイヤルや表示パネル上の操作ボタンを操作したりする場合には、表示パネルが操作者側を向くように把持する一方の手の手首を捻る必要があり、かかる操作は手首に負担が掛かるものであった。
また、特許文献1に開示された電動工具を床面等に載置するときには、表示パネルが床面等に接触することで破損してしまう虞があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、操作者が使用する際の把持状態のままで表示部の確認、および/または、操作部の操作が可能であり、さらに、これらの構成が破損し難い電動工具を提供する。
第1の特徴に係る電動工具は、駆動源を内部に収納するハウジングと、前記ハウジングの第1端側に設けられ、そして、前記駆動源からの回転駆動力を受けて駆動する回転駆動部と、前記ハウジングの第1端とは異なる第2端側に設けられ、そして、前記駆動源に電力を供給する電源部と、前記駆動源のオン・オフの切り替えを行うスイッチ部と、操作表示部と、を有し、前記操作表示部は、さらに、前記駆動源の動作設定を切り替える操作部と、前記操作部の切り替え操作に基づく前記駆動源の動作設定の状態を表示する表示部と、を含む。
本発明の一態様によれば、操作者が使用する際の把持状態のままで表示部の確認、および/または、操作部の操作が可能であり、さらに、これらの構成が破損し難い電動工具を提供することができる。
本実施形態に係る手持ち式電動工具を前方左斜め上側から見た場合の外観斜視図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具を前方右斜め上側から見た場合の外観斜視図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の上面図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の右側面図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の前面図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の後面図である。 図3におけるA−A断面を示す縦断面図である。 図4におけるB−B断面を示す縦断面図である。 図4におけるC−C断面を示す部分横断面図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の要部を示した部分左側面図である。 図10におけるD−D断面を示す縦断面図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の使用状態を説明するための図である。分図(a)は、操作者が右手で手持ち式電動工具を上側から把持した状態を示す図である。図(b)は、図(a)の状態を左側面側から見た場合の図である。 本実施形態に係る手持ち式電動工具の左側面を上側にして使用する場合の使用状態を説明するための図である。分図(a)は、操作者が右手で手持ち式電動工具を把持した状態を示す図である。図(b)は、操作者が左手で手持ち式電動工具を把持した状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、図1〜図9を用いて、本実施形態に係る電動工具である手持ち式電動工具10の基本構成を説明する。本明細書では、説明の便宜のために、図1〜図6で示すように手持ち式電動工具10の方向を定義した。ただし、この方向は、本実施形態に係る手持ち式電動工具10の使用時の方向を示すものではなく、本実施形態に係る手持ち式電動工具10は、あらゆる姿勢で使用することができる。つまり、図1〜図6で示した「前、後、上、下、左、右」の方向は、説明の便宜のために定義したものである。
本実施形態に係る手持ち式電動工具10は、手持ち式の携帯用グラインダとして構成される。手持ち式電動工具10は、操作者が片手で持つことができるように略円筒状に形成されたハウジング11を備える。また、手持ち式電動工具10は、研削作業を行うための回転駆動部である円盤状の砥石を取り付け可能に構成される。
ハウジング11は、駆動源となるモータ31を内部に収納するケーシングとしてのモータケース12と、モータ31からの回転駆動力を受けてこの回転駆動力を砥石に伝達するための複数の歯車群等からなる駆動力伝達手段を収納するギアケース13とによって構成される。
モータケース12は、樹脂又はアルミニウム合金などの金属製の部材によって構成されてもよい。このモータケース12におけるモータ31収納部分の外周箇所が、操作者から把持される把持部として構成される。モータケース12の外郭形状のうち、モータ31が収納された箇所である把持部となるモータケース12の前方側の箇所は、操作者が把持し易いように略円筒状に形成されており、その表面には、滑り止めのための凹凸形状12aが形成される。
また、本実施形態に係るモータケース12は、左右方向に二分割できるように2つの半割体を組み合わせることで構成される。したがって、左右いずれか一方の半割体にモータ31や複数の歯車群等からなる駆動力伝達手段等を収納した上で、左右いずれか他方の半割体を組み合わせ、ボルト等の締結手段を用いて2つの半割体を結合させることで、図1〜図6等で示すモータケース12が構成される。
さらに、本実施形態に係るモータケース12では、モータケース12の第1端側である前方下側(図1における紙面左下側)に対して砥石を設置可能であるとともに、モータケース12の第2端側である後方側(図1における紙面右上側)には、モータ31に対して電力を供給するための電源部であるバッテリパックを設置可能である。電源部としての本実施形態に係るバッテリパックについては、例えば、所定電圧としての直流18Vの電力供給が可能なものを設置することが可能である。本実施形態では、モータケース12の後端にバッテリパックを設置した状態で、スイッチボタン28をオン状態にすると、モータケース12の上面後方に位置する箇所に設けられたバッテリ残量表示パネル14が有する複数の目盛ライトが所定の時間だけ点灯し、この点灯した目盛ライトの数等を読み取ることで、操作者はバッテリパックのバッテリ残量を把握できる。
モータケース12の前方側(図1における紙面左下側)に連結されるギアケース13は、例えばアルミニウム合金などの金属製の部材により構成されてもよい。ギアケース13の下部には、研削作業を行う回転駆動部としての砥石が配置されている。砥石の背面側には、操作者に対して切粉などが飛散しないようにするための安全カバー15が設置される。
手持ち式電動工具10の内部構造を示す図7にて示されるように、モータケース12の内部には砥石を駆動するための駆動源となるモータ31が収納される。モータ31は、ブラシレスモータとして構成されてもよい。また、モータ31は、回転駆動可能なモータ軸32の軸心が略円筒状をした把持部として機能するモータケース12の前方部分の軸心と略重畳するように配置される。モータ軸32の前端部32aはモータケース12内からギアケース13内へと突出し、モータケース12とギアケース13とで挟まれた位置で固定された前部ベアリング17に支持される。一方、モータ軸32の後端部32bは、モータケース12の後部において後部ベアリング18に支持される。したがって、モータ軸32は、前後部のベアリング17,18により両端部32a,32bを支持されることで、高速回転する。
モータ軸32の前端部32aの側には、モータケース12内に収まるように冷却ファン19が設置される。冷却ファン19は、モータケース12内に配置されることで、モータケース12の内部に冷却風を通す。したがって、モータ軸32と共に冷却ファン19が回転すると、外気がモータケース12内に取り込まれ、取り込まれた外気がモータケース12内の隙間を通ってモータ31等を冷却した後、モータケース12の外に排出される。
ギアケース13内には、モータ軸32の前端部32aに固定される小傘歯車23と、この小傘歯車23に噛み合う大傘歯車24が収納される。大傘歯車24は、ギアケース13内にベアリング25,26を介してモータ軸32の軸線方向に対して直交する方向で支持された駆動軸27に固定される。大傘歯車24を固定する駆動軸27は、ギアケース13の下方側の外方に突出し、この突出箇所に対して砥石を着脱自在に固定することが可能である。これら小傘歯車23、大傘歯車24、駆動軸27等の部材が駆動力を伝達することにより、モータ31が回転すると、この回転駆動力がモータ軸32から小傘歯車23、大傘歯車24へと伝達され、最終的に駆動軸27を介して砥石が回転することになり、被加工対象物に対する研削加工が実行可能となる。
モータケース12の上方前端部には、スイッチボタン28が設置される。このスイッチボタン28は、前後方向に動く。スイッチボタン28には、当該スイッチボタン28の前後方向の動きに連動してモータケース12内を前後方向に移動する操作ノブ28aが連結される。さらに、操作ノブ28aの後端側には、駆動源であるモータ31のオン・オフ切り替えを行うスイッチ部29が配置される。そのため、操作ノブ28aが前方に移動するとスイッチ部29が備えるスイッチノブ29aが押されてオン状態となる。さらに、操作ノブ28aが後方に移動するとスイッチ部29が備えるスイッチノブ29aの押圧が解除されてオフ状態となる。したがって、操作者がスイッチボタン28を前後方向に動かすことでスイッチ部29のオン・オフ状態が切り替え操作されるので、モータ31の回転又は停止が実行され、手持ち式電動工具10の操作を行うことが可能となる。
さらに、モータケース12の内部後方位置には、モータ31の回転駆動を制御するための回路基板16が収納設置される。また、図7に示すように、本実施形態に係る回路基板16には、当該回路基板16の基板面に対して放熱のためのヒートシンク16aが設置される。回路基板16の基板面には、発熱源となるスイッチング素子等の部材が設置されており、ヒートシンク16aは、これら発熱源となるスイッチング素子等の部材を回路基板16と挟み込んだ状態で設置される。また、ヒートシンク16aは、当該ヒートシンク16aの表面積を大きくするために設けられた放熱フィンを複数備えている。この複数の放熱フィンによって、スイッチング素子を含む部材からの熱が効率良く放熱される。
以上のような基本構成を備えることで、本実施形態に係る手持ち式電動工具10は、駆動軸27の下方側の軸端部に砥石を設置するとともに、モータケース12の後方側に対して所定電圧としての直流18Vのバッテリパックを設置して、操作者がモータケース12の前方側を片手で把持し、手の指でスイッチボタン28を前方側にスライド移動させて「ON」にすると、モータ31が回転し、モータ軸32から小傘歯車23、大傘歯車24へと動力が伝達され、砥石が回転する。これにより、被加工対象物に対して研削加工を行うことができる。このとき、モータ軸32の回転と同時に冷却ファン19が回転するので、外気がモータケース12内に取り込まれる。この外気が、モータケース12の内壁面とモータ31との間などの隙間を通ってモータ31やヒートシンク16aなどの発熱体を冷却した後、モータケース12内を通り抜けてモータケース12の外に排出されるので、安全・安定した手持ち式電動工具10の動作が実現される。研削作業が終了し、操作者がスイッチボタン28を後方側にスライド移動させて「OFF」にすると、モータ31が停止し、砥石が回転を停止する。
以上、本実施形態に係る手持ち式電動工具10の基本構成について説明したが、本実施形態に係る手持ち式電動工具10は、別の有意な特徴を有している。そこで次に、図10〜図13を参照図面に加えて、本実施形態に係る手持ち式電動工具10の構成をさらに説明する。
本実施形態に係る手持ち式電動工具10は、駆動源であるモータ31の動作設定を切り替える操作部と、駆動源であるモータ31の動作設定の状態を表示する表示部とを兼ね備える操作表示部としての操作表示パネル41を備えている。この操作表示パネル41は、図1、図3、図4等に示すように、モータケース12の後方側の左側面に配置されており、操作者が操作表示パネル41を押すことで、モータ31の回転数が変速される。本実施形態では、操作表示パネル41によってモータ31の回転数を3,000rpm、6,000rpm、9,000rpmの三段階で切り替えることが可能である。また、本実施形態に係る操作表示パネル41は、三段階のモータ31の回転数の設定状態に応じて異なる色の光を発光してもよい。例えば、モータ31の回転数が3,000rpmのときには白色発光し、6,000rpmのときには青色発光し、9,000rpmのときには赤色発光するように構成されてもよい。つまり、操作表示パネル41は、モータ31の回転数の切り替えを可能にするとともに、操作表示パネル41から発光される光は、操作者に直感的にモータ31の回転数を把握させることができる。
また、本実施形態に係る操作表示パネル41は、ハウジング11を構成するモータケース12の表面であって、バッテリパックの設置位置近傍に配置されてもよい。操作表示パネル41は、モータ31の動作設定を切り替える操作部と、モータ31の動作設定の状態を表示する表示部とを兼ね備えるものであるから、複数の配線コードや発光体を備えるものである(詳細構成は後述する。)。したがって、バッテリパックの設置位置近くに操作表示パネル41が配置されることで、モータケース12内での配線コードの取り回しが容易化し、また、配線コードを短くすることで消費電力の節約や部品コストの削減が可能となる。
また、本実施形態に係る操作表示パネル41は、ハウジング11を構成するモータケース12の表面であってモータケース12の内部に収納されたモータ31の設置位置よりも後方側の位置に配置されている。すなわち、操作表示パネル41は、モータ31の設置位置と重畳しない位置に配置される。さらに、この操作表示パネル41は、ハウジング11を構成するモータケース12の側面視において、モータ軸32の回転軸線の延長線上に当該操作表示パネル41の略中心が配置される(図4と図7を対比して参照。)。これらの構成を備えることで、本実施形態に係る操作表示パネル41は、操作者からの視認性と操作性の向上が図られている。
次に、本実施形態に係る操作表示パネル41の具体的構成を説明する。図9〜図11により詳細に示されるように、本実施形態に係る操作表示パネル41は、モータ31の回転数を切り替えるために用いられる切り替えスイッチ42と、「白、青、赤」の三色の光を発光するための表示用LED43と、が実装された基板44を含む。なお、本実施形態に係る操作表示パネル41では、切り替えスイッチ42が、モータ31の動作設定を切り替える操作部として機能し、表示用LED43が、モータ31の動作設定の状態を表示する表示部として機能する。そして、操作部である切り替えスイッチ42と表示部である表示用LED43が実装された基板44は、モータケース12の取付用開口部に嵌め込むことのできる樹脂ケース45に対してネジ46によって固定される。さらに、基板44が固定された樹脂ケース45の表面側には、樹脂ケース45等を覆うようにパネルカバー47が嵌め込まれる。
一例として、基板44に実装された表示用LED43は、全部で6個設置されており、「白、青、赤」の各色を発光できるLEDが各2個ずつ配置されている。モータケース12に対する操作表示パネル41は、樹脂ケース45に形成された2本の鉤爪状の係合部45aによって固定されている。パネルカバー47は、例えば、樹脂等の軟質材によって形成されており、図9に示されるように、この軟質材からなるパネルカバー47の外周部が、断面略コ字形で形成され、この断面略コ字形の箇所がモータケース12と樹脂ケース45によって挟み込まれた状態で設置される。
操作表示パネル41は、モータケース12に対して外側から押し込んで取り付ける。取り付けの際、2本の鉤爪状の係合部45aは撓んだ状態となる。操作表示パネル41がモータケース12に対して完全に押し込まれると、2本の鉤爪状の係合部45aが元の真っ直ぐな形状に戻ることで、2本の鉤爪状の係合部45aがモータケース12に係合し、操作表示パネル41がモータケース12に対して嵌め込まれる。そのため、操作表示パネル41からパネルカバー47が容易に脱落することを防ぐ。
なお、本実施形態のパネルカバー47の表面には、デザイン化された文字が表示されているが、かかる構成は、例えば、異なる樹脂材料を二色成形することで実現してもよい。すなわち、文字の部分は半透明で白色の樹脂材料を配置する一方、文字以外の部分を黒色の樹脂材料とすることによって、表示用LED43からの光を文字部分から透過発光させるとともに、パネルカバー47全体としては弾性を維持することで操作者から押圧力を受けた際にパネルカバー47の内面側に位置する切り替えスイッチ42を安定して操作することが可能となる。
さらに、本実施形態のパネルカバー47の表面形状は、モータケース12の表面形状である曲面形状に沿うような曲面形状によって構成される。一方、操作表示パネル41を構成する基板44や樹脂ケース45が配置される内部側は、平面形状として構成される。つまり、本実施形態に係る操作表示パネル41の全体形状は、表面側が曲面形状で形成される一方、内部側は平面形状で形成されている。かかる構成によれば、操作表示パネル41の表面側をモータケース12の表面形状である曲面形状に沿うような曲面形状とすることで、モータケース12と操作表示パネル41との境界部に段差が生じないので、操作表示パネル41に対する不要な外力の付与を防止したり、誤操作の防止に寄与したりすることが可能となる。また、操作表示パネル41の反表面側を平面形状とすることで、取付性が向上するとともに製造し易いといった効果を得ることができる。したがって、本実施形態に係る操作表示パネル41は、脱落防止や剥がれ防止、誤操作防止といった使用上の利点と、製造し易いといった製造上の利点を有する形態となっている。
また、本実施形態に係る操作表示パネル41は、手持ち式電動工具10を床面等の水平面上に載置したときに、当該手持ち式電動工具10がどのような姿勢で載置された場合であっても、操作表示パネル41が水平面に接触しないという特徴を有している。したがって、本実施形態に係る操作表示パネル41は、外部との不意な接触を好適に防止できるので、破損し難いという利点を備えている。
一態様として、操作表示パネル41の操作は、スイッチボタン28がオフ状態のときのみ操作が可能となってもよい。本態様によれば、操作者が手持ち式電動工具10を使用中に、不意な操作で操作表示パネル41を押してしまい、意図しない状況でモータ31の回転数の切り替えが行われてしまうことを防止できる。また、本実施形態では、手持ち式電動工具10が停止中であっても、意図しないスイッチボタン28の操作によりモータ31の回転数の切り替えが行われてしまうことを防止するため、操作表示パネル41を所定時間(例えば、0.2秒以上)押し続けなければ、操作表示パネル41によるモータ31の回転数の切り替えが実行されないように設定されてもよい。
次に、把持部を構成するモータケース12の更なる特徴を説明する。
本実施形態に係る手持ち式電動工具10のハウジング11を構成するモータケース12の形状については、上述したように、モータケース12の内部に収納されたモータ31の設置位置であるモータケース12の前方側が操作者からの把持を受ける把持部として形成されている。一方、モータケース12の後方側である、把持部の形成位置から電源部であるバッテリパックが設けられる箇所までは、図1〜図4等に示されるように、後方側に向けて徐々に外形周長が長くなる形状を有する。また、モータケース12の後方側は、側面視において上面が後方に向かってなだらかに上昇した形態となっている。
このようなモータケース12の形状は、切断作業時の握り易さ向上と操作性向上に寄与する。すなわち、モータケース12の後方側に向けて徐々に外形周長が長くなる形状の場合、操作者がモータケース12の後方側を把持した場合でも掌との密着度が上がる。また、モータケース12の後方側に向けて徐々に外形周長が長くなる形状は、操作者が把持する位置を変更すれば、様々なサイズの掌に対して密着度を上げた把持状態が得られる。そのため、本形態のモータケース12の形状は、操作性の面で優れている。さらに、この種の電動工具の場合、砥石と被削材の噛み込みにより不意に発生するキックバックという現象が生じることがある。本実施形態のモータケース12は操作性と保持力が向上する形状であるため、従来技術に比べてキックバックの発生による操作者に対する危険発生をより防止することができる。
本実施形態に係る手持ち式電動工具10では、モータケース12はハウジング11の後方側に向けて末広がりに形成されている。操作表示パネル41は、モータケース12の後方側の左側面中央位置に配置される。このような構成の場合、図12中の分図(a)および分図(b)で示すように、操作者が砥石を地面と平行な水平状態よりも前方下側に傾けて、または、位置させて使用する一般的な使用状態において、把持部が操作者の右手で上側から把持された場合、操作者が、操作者の手によって操作表示パネル41の視認性を阻害される可能性は低い。さらに、図13中の分図(a)および分図(b)で示すように、本実施形態に係る手持ち式電動工具10の左側面を上側にして使用する場合、図13中の分図(a)で示すように操作者が把持部を右手で把持した場合や、図13中の分図(b)で示すように操作者が把持部を左手で把持した場合であっても、操作者が、操作者の手によって操作表示パネル41の視認性を阻害される可能性は低い。つまり、本実施形態に係る操作表示パネル41は、操作者が把持部を把持したときに、操作者の手によって当該操作表示パネル41の視認性が阻害される可能性が低いハウジング11上の領域、または、位置に構成される。以上から、本実施の一態様によれば、操作者が使用する際の把持状態のままで表示部の確認、および/または、操作部の操作が可能であり、さらに、これらの構成が破損し難い電動工具を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、操作表示パネル41がモータケース12の後方側の左側面中央位置に配置された場合を例示して説明したが、この形態例では、操作者が右利きである場合を想定していた。したがって、操作表示パネル41の配置位置については、左側だけでなく右側に配置してもよい。すなわち、本発明に係る操作表示部としての操作表示パネル41は、操作者が砥石を前方下側に位置させて使用する状態においてハウジング表面の左右いずれか一方の側面に配置されていればよい。
また例えば、上述した実施形態では、本発明に係る電動工具が手持ち式の携帯用グラインダとして構成される手持ち式電動工具10である場合を例示して説明したが、本発明は、ハンドグラインダやハンドドリル、丸鋸等といった、あらゆる形式の電動工具に対して適用可能である。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 手持ち式電動工具(電動工具)、11 ハウジング、12 モータケース(把持部)、12a 凹凸形状、13 ギアケース、14 バッテリ残量表示パネル、15 安全カバー、16 回路基板、16a ヒートシンク、17 前部ベアリング、18 後部ベアリング、19 冷却ファン、23 小傘歯車、24 大傘歯車、25,26 ベアリング、27 駆動軸、28 スイッチボタン、28a 操作ノブ、29 スイッチ部、29a スイッチノブ、31 モータ(駆動源)、32 モータ軸、32a 前端部、32b 後端部、41 操作表示パネル(操作表示部)、42 切り替えスイッチ(操作部)、43 表示用LED(表示部)、44 基板、45 樹脂ケース、45a 係合部、46 ネジ、47 パネルカバー。

Claims (6)

  1. 駆動源を内部に収納するハウジングと、
    前記ハウジングの第1端側に設けられ、そして、前記駆動源からの回転駆動力を受けて駆動する回転駆動部と、
    前記ハウジングの第1端とは異なる第2端側に設けられ、そして、前記駆動源に電力を供給する電源部と、
    前記駆動源のオン・オフの切り替えを行うスイッチ部と、
    操作表示部と、を有し、
    前記操作表示部は、さらに、
    前記駆動源の動作設定を切り替える操作部と、前記操作部の切り替え操作に基づく前記駆動源の動作設定の状態を表示する表示部と、を含む、電動工具。
  2. 前記操作表示部は、前記ハウジングの前記第1端を前方側とし、かつ、前記第2端を後方側として前記ハウジングを水平状態とし、前記回転駆動部を当該水平状態より前方下側に位置させて使用する状態において、前記ハウジング表面の少なくとも左右いずれか一方の側面に配置される、請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記操作表示部は、前記ハウジング表面であって前記電源部の設置位置近傍に配置される、請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記操作表示部は、前記ハウジング表面であって前記ハウジングの内部に収納された前記駆動源の設置位置よりも前記第2端側に配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動工具。
  5. 前記駆動源は、回転駆動可能なモータ軸を備えるモータであり、
    前記操作表示部は、前記ハウジングの側面視において、前記モータ軸の回転軸線の延長線上に当該操作表示部の略中心が配置される、請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記ハウジングは、当該ハウジングの内部に収納された前記駆動源の設置位置が操作者からの把持を受ける把持部として形成され、そして、前記把持部から前記電源部が設けられる前記第2端側に向けて徐々に外形周長が大きくなる形状で構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動工具。
JP2018050691A 2018-03-19 2018-03-19 電動工具 Active JP7212826B2 (ja)

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