JP2019161360A - 高周波伝送線路 - Google Patents
高周波伝送線路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019161360A JP2019161360A JP2018043301A JP2018043301A JP2019161360A JP 2019161360 A JP2019161360 A JP 2019161360A JP 2018043301 A JP2018043301 A JP 2018043301A JP 2018043301 A JP2018043301 A JP 2018043301A JP 2019161360 A JP2019161360 A JP 2019161360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission line
- frequency transmission
- conductor
- signal
- signal via
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Waveguides (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
Description
このような背景から、例えば特許文献1には、10GHz以上の高周波信号の通過損失及び反射損失を低減した多層基板が提案されている。同文献に記載の多層基板を用いた高周波伝送線路は、基板平面に沿って形成された信号線路と、基板を貫通する信号ビア(信号が伝送するビア)の接続点付近において、高周波信号が基板平面方向から垂直方向に折り曲がる際に反射や空間中への放射を抑制することによって、高周波信号の通過損失及び反射損失を低下可能としている。
前記グランドプレーンと接続された導体接続部と、前記信号ビア及び前記グランドプレーンと離間するとともに、前記導体接続部から前記信号ビアの周辺に配される導体アーム部と、を備えることを特徴とする。
次に、本発明の第1実施形態に係る高周波伝送線路100の詳細について、図3〜5を参照して説明する。図3は、高周波伝送線路100について、上記した同軸コネクタ21との接続部付近(後述する信号ビア112付近)を拡大した斜視図である。また、図4は図3の上面図、図5(A)は図3のA−A方向断面図、図5(B)は図3のB−B方向断面図である。
なお、回路シミュレーションにおける主要パラメータは以下の通りである。
・信号入力部Term1のインピーダンスZ1= 50Ω
・信号出力部Term2のインピーダンスZ2= 50Ω
・信号ビア112及び信号線路114のインダクタ成分L2=0.05nH
・導体接続部122(一部、導体アーム部120を含む)のインダクタ成分L1=0.1nH
・導体アーム部120と信号ビア112間の容量性結合C1=0.12pF
・信号ビア112と信号線路114間の屈曲部における容量性結合C3=0.026pF
・導体アーム部120とグランドプレーン116L間の容量性結合C2=0.08pF
・信号線路114とグランドプレーン116L間の容量性結合C4=0.01pF
従って、枠線部のLC共振回路がある場合、ミリ波帯の高周波数帯であっても、高周波伝送線路100は共振周波数帯において低反射損失で信号を伝送することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る高周波伝送線路を、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態の高周波伝送線路200の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路200は、アンチパッド領域118内に島状に配置される導体アーム部220の形状が第1実施形態と異なる。第1実施形態の導体アーム部120は上面視で半円弧形状であるのに対して、本実施形態の導体アーム部220は、上面視で円弧形状であって、その中心角θの角度を適宜設定可能である(θ=180°の場合は第1実施形態となる)。
次に、第3〜5実施形態を例に、このような導体アーム部の形状が異なる実施形態について具体的に説明する。
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る高周波伝送線路を、図13を用いて説明する。図13は、本実施形態の高周波伝送線路300の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路300は、アンチパッド領域118内に島状に配置される導体アーム部320の形状がV字状である点が他の実施形態と異なる。
本発明の第4の実施形態に係る高周波伝送線路を、図15を用いて説明する。図15は、本実施形態の高周波伝送線路400の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路400は、アンチパッド領域118内に島状に配置される導体アーム部420の形状がコ字状である点が他の実施形態と異なる。
本発明の第5の実施形態に係る高周波伝送線路を、図17を用いて説明する。図17は、本実施形態の高周波伝送線路500の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路500は、アンチパッド領域118内に島状に配置される導体アーム部520の形状が直線状である点が他の実施形態と異なる。
(第6実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る高周波伝送線路を、図19を用いて説明する。図19は、本実施形態の高周波伝送線路600の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路600において、導体アーム部620は第1実施形態の導体アーム部120と同一の形状と大きさであるが、アンチパッド領域118内における配置位置が導体アーム部120と異なる。導体アーム部620は、導体アーム部120を、信号ビア112を中心に上面視で時計回りに回転させて配置したものである。この回転角度は図18に示す角度に限られず、導体アーム部620の一方の端部621と信号線路114の中心線とのなす角αが、導体アーム部620のもう一方の端部622と信号線路114の中心線とのなす角βと異なる範囲において適宜設定できる(α=βの場合は第1実施形態となる)。
本発明の第7の実施形態に係る高周波伝送線路を、図21を用いて説明する。図21は、本実施形態の高周波伝送線路700の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路700においては、導体接続部722は第1実施形態の導体接続部122と同一の形状と大きさであるが、アンチパッド領域118内における配置位置が導体接続部122と異なる。導体接続部722は、導体接続部122を、信号ビア112を中心に上面視で時計回りに回転させて配置したものである。この回転角度は図21に示す角度に限られず、導体接続部722の中心線と信号線路114の中心線とのなす角γは適宜設定できる(γ=180°の場合が第1実施形態となる)。
本発明の第8の実施形態に係る高周波伝送線路を、図23を用いて説明する。図23は、本実施形態の高周波伝送線路800の信号ビア付近を示す上面図である。高周波伝送線路800は、第6実施形態の導体アーム部620と、第7実施形態の導体接続部722を組み合わせたものである。
例えば、第2〜8実施形態においては、導体アーム部の大きさ、形状、及び配置位置、並びに導体接続部の配置位置の変化に伴う、低反射損失の周波数帯の変化について示したが、低反射損失となる周波数帯の調整方法はこれに限られない。図6の等価回路図の枠線部のLC共振回路において、容量性結合C1、C2、及びインダクタ成分L1の少なくともいずれか一つを変化させることができれば、低反射損失となる周波数帯を変更することができる。
例えば、導体接続部122の長さ、幅、形状の変化により、インダクタ成分L1を変化させることができ、導体アーム部120が配置されるアンチパッド領域118の大きさや形状によっても、容量性結合C1、C2を変化させることができる。
20 同軸ケーブル
21 (同軸)コネクタ
22 信号ピン
30 外部の通信装置
100、200、300、400、500、600、700、800 高周波伝送線路
110 多層基板
110i 絶縁層
112 信号ビア
114 信号線路
115 グランドビア
116、116U、116M、116L グランドプレーン
118 アンチパッド領域
120、220、320、420、520、620、720、820 導体アーム部
122、222、322、422、522、622、722、822 導体接続部
Claims (7)
- 導体層と絶縁層が交互に積層された多層基板と、
前記多層基板の層間方向において電気的に接続する信号ビアと、
前記導体層に配置され前記信号ビアと接続された信号線路と、
前記導体層に配置され基準電位に接続されたグランドプレーンと、
前記グランドプレーンと前記信号ビアとの離間領域であるアンチパッド領域と、
前記アンチパッド領域内に配置され、前記グランドプレーンと接続されたパッド領域とを有し、
前記パッド領域は、
前記グランドプレーンと接続された導体接続部と、
前記信号ビア及び前記グランドプレーンと離間するとともに、前記導体接続部から前記信号ビアの周辺に配される導体アーム部とを備える
ことを特徴とする高周波伝送線路。 - 前記導体アーム部及び前記導体接続部が配置された層において、
前記信号ビアの中心から前記アンチパッド領域の外周縁に向かって、前記信号ビアの外縁、前記アンチパッド領域、前記導体アーム部、前記アンチパッド領域がこの順に存在する
ことを特徴とする請求項1に記載の高周波伝送線路。 - 前記グランドプレーンに接続され、前記多層基板の層間方向に延伸するグランドビアを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高周波伝送線路。 - 前記導体アーム部は上面視で円弧状であり、前記導体接続部は直線状である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の高周波伝送線路。 - 前記信号ビア又は前記信号線路は、外部の通信装置が接続されたコネクタの信号ピンと導通している
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の高周波伝送線路。 - ミリ波帯のアンテナと接続される
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の高周波伝送線路。 - 前記アンテナの給電点が前記信号ビア又は前記信号線路と導通しており、
前記外部の通信装置の送信信号により前記アンテナが発振する
ことを特徴とする請求項6に記載の高周波伝送線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018043301A JP2019161360A (ja) | 2018-03-09 | 2018-03-09 | 高周波伝送線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018043301A JP2019161360A (ja) | 2018-03-09 | 2018-03-09 | 高周波伝送線路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019161360A true JP2019161360A (ja) | 2019-09-19 |
Family
ID=67995026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018043301A Pending JP2019161360A (ja) | 2018-03-09 | 2018-03-09 | 高周波伝送線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019161360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111712044A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-25 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种pcb板的反焊盘方向调整方法、装置及设备 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0593080U (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-17 | 沖電気工業株式会社 | 高速信号用回路基板 |
JP2005051330A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Kyocera Corp | 誘電体導波管線路と高周波伝送線路との接続構造およびそれを用いた高周波回路基板ならびに高周波素子搭載用パッケージ |
JP2013074256A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Nec Corp | 多層配線基板及びその多層配線基板に実装された高周波回路 |
JP2015050680A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 日本電信電話株式会社 | 高周波伝送線路 |
US9054403B2 (en) * | 2012-06-21 | 2015-06-09 | Raytheon Company | Coaxial-to-stripline and stripline-to-stripline transitions including a shorted center via |
JP2015173248A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-10-01 | 三菱電機株式会社 | 多層回路基板 |
JP2016025476A (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-08 | 日本ピラー工業株式会社 | 同軸ケーブル・マイクロストリップ線路変換器 |
JP2017201680A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | 明泰科技股▲分▼有限公司 | 伝送路のインピーダンス整合構造 |
-
2018
- 2018-03-09 JP JP2018043301A patent/JP2019161360A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0593080U (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-17 | 沖電気工業株式会社 | 高速信号用回路基板 |
JP2005051330A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Kyocera Corp | 誘電体導波管線路と高周波伝送線路との接続構造およびそれを用いた高周波回路基板ならびに高周波素子搭載用パッケージ |
JP2013074256A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Nec Corp | 多層配線基板及びその多層配線基板に実装された高周波回路 |
US9054403B2 (en) * | 2012-06-21 | 2015-06-09 | Raytheon Company | Coaxial-to-stripline and stripline-to-stripline transitions including a shorted center via |
JP2015050680A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 日本電信電話株式会社 | 高周波伝送線路 |
JP2015173248A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-10-01 | 三菱電機株式会社 | 多層回路基板 |
JP2016025476A (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-08 | 日本ピラー工業株式会社 | 同軸ケーブル・マイクロストリップ線路変換器 |
JP2017201680A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | 明泰科技股▲分▼有限公司 | 伝送路のインピーダンス整合構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111712044A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-25 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种pcb板的反焊盘方向调整方法、装置及设备 |
CN111712044B (zh) * | 2020-06-24 | 2022-02-18 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种pcb板的反焊盘方向调整方法、装置及设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11417938B2 (en) | Printed circuit board with substrate-integrated waveguide transition | |
JP5431433B2 (ja) | 高周波線路−導波管変換器 | |
JP2016105583A (ja) | アンテナ装置、無線通信装置、及びレーダ装置 | |
EP3361570B1 (en) | Split ring resonator antenna | |
WO2011021677A1 (ja) | アンテナモジュール | |
JP6293038B2 (ja) | 多層回路基板 | |
TWI663785B (zh) | 電子裝置、射頻裝置及其訊號傳輸構件 | |
JP2016105584A (ja) | アンテナ装置、無線通信装置、及びレーダ装置 | |
JP4620576B2 (ja) | 無線装置 | |
JP6741186B2 (ja) | 回路基板、回路基板モジュールおよび、アンテナモジュール | |
JP5527493B1 (ja) | フラットケーブルおよび電子機器 | |
JP2019161360A (ja) | 高周波伝送線路 | |
JP2014241482A (ja) | マイクロ波回路 | |
JP2020145603A (ja) | 導波管変換器 | |
JP4439423B2 (ja) | アンテナ | |
US20110241803A1 (en) | Signal transmission line | |
JP7072563B2 (ja) | 高周波伝送線路、その高周波伝送線路を備えるレーダ装置及び無線機器 | |
JP4749234B2 (ja) | 開口面アンテナ | |
JP6690586B2 (ja) | マイクロ波装置 | |
US11310908B2 (en) | Circuit board, inductor, and radio apparatus | |
JP2004259959A (ja) | 配線基板 | |
JP7397872B2 (ja) | 同軸マイクロストリップ線路変換回路 | |
JP4606351B2 (ja) | 高周波線路−導波管変換器 | |
JP2007235234A (ja) | 開口面アンテナ | |
JP2016158112A (ja) | 無線装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20180926 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210816 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220308 |