JP2019160752A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波電圧が印加される電極体によって形成される電界の変動(ばらつき)を低減することにより、プラズマ照射によるエッチングレートを均一化する。【解決手段】基体と、基体に対する上昇位置および下降位置の間で昇降可能な蓋体と、を有する筐体を備えたプラズマ処理装置において、基体は、高周波電圧が印加される電極体の上方に配置された誘電体部であって、基台部と、基台部から隆起する中央隆起部と、中央隆起部の周縁部からさらに隆起する周縁凸部と、を有する誘電体部と、一対の長尺部を連結し、蓋体を上昇位置に向かって付勢するように基体に取り付けられた枠体と、を備え、蓋体は、枠体によって付勢されて上昇位置にあるとき、長尺部が被処理基板を支持するとともに、枠体を押圧して下降位置にあるとき、中央隆起部が被処理基板を支持する。【選択図】図5

Description

本発明は、プラズマ照射により被処理基板の表面をクリーニングやエッチングを行うプラズマ処理装置に関する。
半導体ウェーハまたは電子部品が実装された基板等の処理対象物の表面に対し、プラズマ照射によりクリーニングまたはエッチング等の表面処理を行うプラズマ処理装置が知られている。具体的には、プラズマ処理装置は、筐体で囲まれた減圧雰囲気の真空チャンバ内に処理対象物が配置され、真空チャンバ内にプロセスガスを導入するとともに、処理対象物が載置されたステージの下方に配置された電極体に高周波電圧を印加して(電極体の周りに所定の電界を形成し)真空チャンバ内で放電することによりプロセスガスのプラズマを発生させて、処理対象物の表面処理を行う。
また、プラズマ処理装置を生産ラインに効率的に導入するため、プラズマ処理装置の外部に配置されたローダーおよびアンローダーと接続されるレールに沿って基板を滑らせることにより、基板をプラズマ処理装置に自動的に搬入および搬出することがこれまで提案されている。
例えば特許文献1では、基体と、蓋体とを有する筐体と、処理対象の基板の背方に配置される電極体と、電極体上に配置され基板が載置される載置板と、電極体と蓋体との間に電極体を横断するように昇降可能に配置され、上昇時には基板の搬送経路を形成し、下降時にはプラズマ処理中の基板を電極体に載置するレールと、筐体内にプラズマを発生させるプラズマ発生用電源部とを備えるプラズマ処理装置が提案されている。
特開2015−12045号公報
特許文献1のプラズマ処理装置の場合、基板の昇降に用いられる基板昇降部材(レール)が、電極体上に載置された基板に隣接して配置された状態となるため、基板昇降部材(レール)に沿った基板端とそれ以外の基板端とで、高周波電圧が印加される電極体によって形成される電界の変動(ばらつき)が生じ、エッチングレートのばらつきやクリーニング状態のばらつきが生じやすい。
そこで本発明の実施形態に係るプラズマ処理装置は、高周波電圧が印加される電極体によって形成される電界の変動(ばらつき)を低減することにより、プラズマ照射によるエッチングレートやクリーニング状態を均一化し、生産歩留まりを改善することを目的とする。
本発明に係る第1の態様は、プラズマ処理装置に関し、このプラズマ処理装置は、基体と、前記基体に対し昇降する蓋体と、を有する筐体と、前記基体とは電気的に絶縁され、高周波電圧が印加される電極体と、前記電極体を覆うとともに被処理基板が載置される誘電体部と、前記誘電体部の上方において、前記被処理基板の搬入および搬出を行う際の上昇位置と、前記被処理基板に対してプラズマ処理を行う際の下降位置との間で昇降可能に設けられ、昇降中の前記被処理基板の両端を保持する保持部を備える、一対の長尺部と、を備える。
前記保持部は、前記被処理基板の周縁部を下方から支持する支持面と、前記被処理基板の前記周縁部に沿って前記支持面から前記長尺部の上面まで延びるように設けられ、前記被処理基板の前記周縁部をガイドするガイド面とを備える。
また前記誘電体部は、下降位置にある前記長尺部と対向する一対の第1領域と、前記一対の第1領域に挟まれた第2領域とを有し、前記第2領域において、前記一対の第1領域の間に延在するとともに、前記第1領域から上方に突出するように形成された中央隆起部と、前記中央隆起部の周囲に配置された周縁凸部とを備える。
本発明に係る第2の態様は、同様にプラズマ処理装置に関し、このプラズマ処理装置は、基体と、前記基体に対する上昇位置および下降位置の間で昇降可能な蓋体と、を有する筐体を備える。
プラズマ処理装置は、前記基体と電気的に絶縁された状態で取り付けられ、高周波電圧が印加される電極体と、前記電極体の上に配置され、基台部と、前記基台部から隆起する中央隆起部と、前記中央隆起部の周縁部からさらに隆起する周縁凸部と、を有する誘電体部と、基板を保持するための一対の長尺部と、前記長尺部を保持し、付勢手段を介して前記基体に取り付けられ、昇降可能に設けられた枠体と、をさらに備える。
前記蓋体が前記上昇位置にあるとき、前記枠体は付勢手段によって付勢されて上昇し、前記長尺部が被処理基板を支持するとともに、前記蓋体が前記下降位置にあるとき、前記蓋体は前記枠体を押圧して下降させ、前記中央隆起部が前記被処理基板を支持する。
本発明の一態様に係るプラズマ処理装置によれば、高周波電圧が印加される電極体によって形成される電界のばらつきを低減することにより、プラズマ照射によるエッチングレートやクリーニング状態を均一化し、生産歩留まりを改善できる。
本発明の実施形態に係るプラズマ処理装置を示す斜視図である。 図1のプラズマ処理装置を示す分解斜視図である。 図2に示す枠体の拡大斜視図である。 (a)および(b)は、プラズマ処理装置1を図2のXZ平面で切断したときの模式的な断面図であり、(a)は、蓋体が上昇位置にある状態を示し、(b)は、蓋体が下降位置にある状態を示す。 (a)は、枠体が取り付けられた基体を上から見た平面図であり、(b)は、枠体が取り外された基体を上から見た平面図である。 (a)および(b)は、図5(a)のVI−VI線(YZ平面)からみた拡大断面図であって、蓋体が上昇位置および下降位置にあるときの板状部材の保持部、基体の電極体および誘電体部の一部を示す。 図5(b)のVII−VII線(XZ平面)からみた拡大断面図であって、蓋体が上昇位置および下降位置にあるときの基体の電極体および誘電体部の一部を示す。
本実施形態に係るプラズマ処理装置は、概略、基体10と、基体10に対する上昇位置および下降位置の間で昇降可能な蓋体20と、を有する筐体2を備える。
基体10には、高周波電圧が印加される電極体15が、基体10と電気的に絶縁された状態で取り付けられている。電極体15の上には、基台部13と、基台部13から隆起する中央隆起部14と、中央隆起部14の周縁部からさらに隆起する周縁凸部16と、を有する誘電体部12が配置されている。さらに被処理基板40を保持するための一対の長尺部32と、長尺部32を保持するとともに、付勢手段を介して基体10に取り付けられ、昇降可能に設けられた枠体30が設けられる。
蓋体20が上昇位置にあるとき(基板の搬送時)、枠体30は付勢手段によって付勢されて上昇し、長尺部32が被処理基板40を支持する。一方、蓋体20が下降位置にあるとき(プラズマ処理時)、蓋体20は枠体30を押圧して下降させ、中央隆起部14が被処理基板40を支持する。
上述のようにプラズマ処理装置を構成することにより、中央隆起部14の周縁部に周縁凸部16を設けることにより、被処理基板40の周縁部のうち、長尺部(板状部材)32に隣接する部分、および周縁凸部16が隣接する部分における高周波電界(プラズマ照射条件)を均一にし、被処理基板40の周縁部全体において、プラズマ照射によるエッチングレートのばらつきを低減し、被処理基板40の生産歩留まりを向上させることができる。
蓋体20は、枠体30を押圧して下降位置にあるとき、長尺部32が基台部13と離間するように構成される。これにより、蓋体20の押圧部材22が付勢部材31による付勢力に抗して長尺部32を下方に押圧したとき、長尺部32が誘電体部12に衝突して破損することを回避することができる。
蓋体20は、枠体30を押圧して下降位置にあるとき、長尺部32および周縁凸部16のそれぞれの頂面が実質的に面一となるように構成されることが好ましい。これにより、被処理基板40の周縁部全体に対する高周波電界(プラズマ照射条件)を均一にし、プラズマ照射によるエッチングレートのばらつきを低減し、被処理基板40の生産歩留まりを向上させることができる。
長尺部32および周縁凸部16の少なくとも一方は、被処理基板40を中央隆起部14に案内する傾斜面34c,16bを有することが好ましい。これにより、被処理基板40を確実に中央隆起部14に載置することができる。
中央隆起部14および周縁凸部16は、一対の長尺部32の間において、ともに略円形の平面形状を有するものであってもよい。被処理基板40が円形の平面形状を有する半導体ウェーハであるとき、半導体ウェーハの円周に沿った周縁部全体に対する高周波電界を均一にし、プラズマ照射によるエッチングレートのばらつきを低減することができる。
ここで添付図面を参照して本発明に係るプラズマ処理装置の実施形態を以下説明する。実施形態の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(たとえば「上下」、「左右」、および「X,Y,Z」等)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本発明を限定するものでない。なお各図面において、プラズマ処理装置の各構成部品の形状または特徴を明確にするため、これらの寸法を相対的なものとして図示し、必ずしも同一の縮尺比で表したものではない。
図1は、本実施形態に係るプラズマ処理装置1を示す斜視図であり、図2は、図1のプラズマ処理装置1を示す分解斜視図である。プラズマ処理装置1は、概略、基体10および蓋体20を有する筐体2を備える(図1)。蓋体20は、昇降機構(図示せず)を用いて、基体10に対して上昇位置および下降位置の間で昇降できるように構成されている。蓋体20が下降位置にあるとき、基体10および蓋体20は、筐体2内を気密封止し、真空チャンバ3(図4(b))を形成する。
真空チャンバ3は、基体10に設けられた通気口11を介して真空ポンプ(図示せず)と連通し、真空ポンプは、真空チャンバ3内のガスを排出して減圧することができる。またプラズマ処理装置1は、アルゴン、酸素、窒素等のプロセスガスをチャンバ内に導入するためのガス供給手段(図示せず)を有する。
またプラズマ処理装置1は、基体10に取り付けられた枠体30をさらに備える(図2)。枠体30は、基体10との間にばね等の付勢部材31を有し、付勢部材31は、枠体30を上昇位置に向かって付勢するように構成されている。
枠体30は、板状部材32を連結するとともに、付勢部材31を介して基体10に支持されている。すなわち付勢部材31は、枠体30とともに板状部材32を上昇位置に向かって上昇させる機能を有する。枠体30および板状部材32は、任意の材料で構成してもよいが、例えばセラミック等の絶縁材料を用いて形成することが好ましい。
図3は、図2に示す枠体30の拡大斜視図である。この枠体30は、半導体ウェーハ等の円形の被処理基板40をプラズマ処理(クリーニングおよびエッチング等)するために設計されたものである。図4(a)および図4(b)は、本実施形態に係るプラズマ処理装置1を、図2のXZ平面で切断したときの模式的な断面図である。図4(a)は、蓋体20が上昇位置にある状態を示し、図4(b)は、蓋体20が下降位置にある状態を示す。本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、上述のとおり、基体10、蓋体20、枠体30、および枠体30に固定された板状部材32を備える。図4(a)および図4(b)では、付勢部材31および一対の板状部材32を誇張して図示している。
半導体ウェーハのような被処理基板40は、薄くて破損しやすいため、前掲特許文献1に記載されたように、レールに沿ってスライド移動させることによりプラズマ処理装置内に搬入および搬出することは困難である。そこで、本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、外部に配置されたロボットアームの先端部に取り付けられたチャック(ともに図示せず)を用いて、半導体ウェーハ40を把持し、蓋体20が上昇位置にあるとき(図4(a))、枠体30に連結された一対の板状部材32に半導体ウェーハ40を受け渡し、蓋体20が下降位置にあるとき(図4(b))、蓋体20に固定された押圧部材22によって枠体30(および板状部材32)が下方に押圧されて、半導体ウェーハ40を誘電体部12の中央隆起部14の上に載置するように構成されている。
またプラズマ処理装置1は、絶縁部材53を介して基体10に固定された電極体15と、その上方に配置された誘電体部12と、自動整合器52を介して電極体15に高周波電圧を印加する高周波電源50と、を備える。蓋体20が下降位置にあるとき、筐体2は真空チャンバ3を形成する(図4(b))。真空チャンバ3の気密性を改善するために、互いに押圧される基体10と蓋体20の面に、Oリング等の封止部材54を設けてもよい。
真空チャンバ3を減圧した後にプロセスガスを導入し、電極体15に高周波電圧を印加することにより、電極体15と接地された蓋体20との間に高周波電界を形成し、プロセスガスのプラズマ雰囲気を発生させる。こうして発生させたプラズマ雰囲気に半導体ウェーハ40の表面を晒すことにより、半導体ウェーハ40の表面をプラズマ処理(クリーニングおよびエッチング等)することができる。なお、自動整合器52は、高周波電源50と電極体15との間に流れる高周波電流の進行波と反射波との干渉を防止する機能を有する。
図5(a)は、枠体30が取り付けられた基体10を上から見た平面図である。上述のとおり、枠体30は、上昇位置に向かって付勢する付勢部材31を介して基体10に取り付けられている。本実施形態では、一対の板状部材32(長尺部)は、X方向に延びるものとして説明するが、Y方向やその他の方向に延びるものであってもよい。図5(a)の中央にある略円形の破線は、一対の板状部材32に受け渡される半導体ウェーハ40を示す(図4(a))。
図5(b)は、枠体30が取り外された基体10を上から見た平面図である。本実施形態に係る誘電体部12は、略平坦な上面13aを有する基台部13(図4(a))と、基台部13の上面13aから上方(Z方向)に隆起する中央隆起部14と、中央隆起部14の周縁部からさらに上方(Z方向)に隆起する周縁凸部16(図5(a)および図5(b))とを有する。図5(b)の円形の破線は、誘電体部12の下方に配置された電極体15を示す。
図6(a)および図6(b)は、図5(a)のVI−VI線(YZ平面)からみた拡大断面図であって、それぞれ蓋体20が上昇位置および下降位置にあるときの板状部材32の保持部34、電極体15、および誘電体部12の一部を示す。図示のように、板状部材32は、互いに対向する略平坦な頂面32aおよび底面32bを有する。また板状部材32は、円形の半導体ウェーハ40の周縁部を保持するとともに、位置合わせするように形成された保持部34を有する。より具体的には、保持部34は、図6(b)に示すように、半導体ウェーハ40の周縁部を支持する支持面34a、および頂面32aと支持面34aの間に設けられたガイド面34c(斜面)を有する。なお、図6(a)および図6(b)の破線は、半導体ウェーハ40より紙面奥手側に配置される誘電体部12の周縁凸部16を示す。
保持部34の平面形状は、プラズマ処理される半導体ウェーハ40の径に依存する。すなわち板状部材32は、半導体ウェーハ40の径に基づいて選択され、枠体30の適当な位置に固定される。さらに換言すると、本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、適当な形状を有する保持部34を備えた板状部材32を、枠体30の適当な位置に固定することにより、任意の径を有する半導体ウェーハ40をプラズマ処理することができる。
図6(a)は、蓋体20が上昇位置にあるときに、半導体ウェーハ40がロボットアームのチャックから保持部34の支持面34aの上に受け渡されたときの状態を示す。ロボットアームのチャックの動作は、サーボモータ等によって精緻に制御されているものの、半導体ウェーハ40が保持部34に対する受け渡し位置が予定した位置から(Y方向に)ずれることがある。しかしながら、本実施形態の保持部34は、ガイド面34cを有するので、たとえ半導体ウェーハ40がガイド面34cに架かるようにずれて設置されたとしても、重力の作用によりガイド面34c(斜面)に沿ってスライドして、これを支持面34a上の適正な位置に配置することができる。
半導体ウェーハ40を支持面34a上の適正な位置に配置した後、昇降機構を用いて、蓋体20を下降位置に下降させる。図4(a)および図4(b)に示すように、蓋体20が下降すると、蓋体20に固定された押圧部材22が、付勢部材31による付勢力に抗して、枠体30(および板状部材32)を下方に押圧する。このとき、図6(b)に示すように、半導体ウェーハ40は、保持部34の支持面34aから離間した状態で、誘電体部12の中央隆起部14の上に載置される。その後、図示しない静電吸着機構または真空吸着機構を用いて、載置された半導体ウェーハ40を中央隆起部14に吸着させて固定してもよい。
なお本願では、蓋体20が下降位置にあるとき、板状部材32の底面32bが誘電体部12の基台部13と対向する領域を「第1領域R」といい、一対の板状部材32の間にあって、板状部材32の底面32bが誘電体部12の基台部13と対向しない領域を「第2領域R」と定義する(図6(b))。
図7は、図5(b)のVII−VII線(XZ平面)からみた拡大断面図であって、蓋体20が下降位置にあるときの基体10の電極体15および誘電体部12の一部を示す。図7の周縁凸部16は、保持部34と同様、周縁凸部16の頂面16aと中央隆起部14との間にガイド面16b(斜面)を有する。したがって、半導体ウェーハ40が保持部34に対し(X方向に)ずれて受け渡されたとしても、周縁凸部16のガイド面16bがX方向の位置ずれを矯正して、半導体ウェーハ40を中央隆起部14上の適正な位置に載置することができる。
本願では、図6(b)および図7に示すように、基台部13から中央隆起部14までの高さA、中央隆起部14から周縁凸部16までの高さB、板状部材32の底面32bから支持面34aまでの高さC、および板状部材32の支持面34aから頂面32aまでの高さDを定義したとき、誘電体部12および板状部材32は、高さAが高さCより大きくなるように構成されている(A>C)。すなわち、蓋体20は、枠体30を押圧して下降位置にあるとき、板状部材32が半導体ウェーハ40および基台部13と離間するように構成されている。この場合、蓋体20が、枠体30を押圧して下降位置にあるとき、半導体ウェーハ40は、端部が板状部材32から離間するとともに中央隆起部14に支持される。プラズマ処理中に半導体ウェーハ40と板状部材32とが離間しているため、板状部材32に起因するエッチングレートのばらつきが抑制される。また、高さAが高さCより大きくなるように構成する(A>C)ことにより、特に板状部材32がセラミック等の衝撃に弱い材料で形成されている場合、蓋体20の押圧部材22が付勢部材31による付勢力に抗して板状部材32を下方に押圧したとき、板状部材32が誘電体部12に衝突して破損することを回避することができる。
本実施形態に係る誘電体部12は、上述のとおり、基台部13と、基台部13から隆起する中央隆起部14と、中央隆起部14の周縁部からさらに隆起する周縁凸部16と、を有する。ここで周縁凸部16を設けた理由について説明する。
減圧した真空チャンバ3に例えばArガス等のプロセスガスを導入し、電極体15に高周波電圧を印加することにより、電極体15と接地された蓋体20との間に高周波電界を形成し、プロセスガスのプラズマ雰囲気(Arプラズマ)を発生させ、Arイオンを半導体ウェーハ40の表面に衝突させることによりプラズマ処理される。
例えば、半導体ウェーハ40が載置される誘電体部12が半導体ウェーハ40より大きい略円形の平面形状を備え、かつ、電極体15が半導体ウェーハ40より大きい場合、電極体15と蓋体20との間に形成される高周波電界は、半導体ウェーハ40の表面全体において実質的に均一に形成され、Arイオンが半導体ウェーハ40の表面に衝突する速度も実質的に一定となりやすく、したがって、Arプラズマ照射によるエッチングレートは、半導体ウェーハ40の表面全体にわたって均一となりやすいと考えられる。
しかしながら、本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、一対の板状部材32を下降させることにより、半導体ウェーハ40を誘電体部12の中央隆起部14に載置する。すなわち、蓋体20が下降位置にあるとき、板状部材32は、誘電体部12と半導体ウェーハ40の周縁部との間に留置されている。また板状部材32の保持部34には、半導体ウェーハ40を位置合わせするためのガイド面34cを設けたことから、板状部材32は、実質的な厚みを有し、その厚み(高さC+D、例えば3mm)は、半導体ウェーハ40の厚み(例えば0.7mm)より厚い。したがって、セラミックで形成された板状部材32の存在に起因して、半導体ウェーハ40の周縁部付近に形成される高周波電界が歪められ、もしくは弱められ、Arプラズマ照射によるエッチングレートが小さくなる傾向がある。
そこで本実施形態のプラズマ処理装置1は、誘電体部12に周縁凸部16を設けることにより、半導体ウェーハ40の周縁部のなかでも、板状部材32に隣接する部分(図6(b))、および周縁凸部16が隣接する部分(図7)に生じる高周波電界をできるだけ均一化しようとするものである。したがって本実施形態によれば、半導体ウェーハ40の周縁部全体において、プラズマ照射によるエッチングレートのばらつきを低減し、半導体ウェーハ40を個片化して製造された素子チップの特性のばらつきを極力抑え(不具合のある素子チップを低減し)、素子チップの生産歩留まりを向上させることができる。
換言すると、本実施形態のプラズマ処理装置1によれば、板状部材32と周縁凸部16は、半導体ウェーハ40の周縁部における高周波電界(プラズマ照射条件)に与える影響を均一にするように構成される。より具体的には、基台部13から中央隆起部14までの高さAおよび中央隆起部14から周縁凸部16までの高さBの合計の高さ(A+B)は、板状部材32の底面32bから支持面34aまでの高さCおよび支持面34aから頂面32aまでの高さDの合計の高さ(C+D)と実質的に一致することが好ましい(A+B≒C+D)。ただし、前者の合計高さ(A+B)が後者の合計高さ(C+D)より小さい場合(A+B<C+D)、蓋体20が下降位置に降下したとき、板状部材32が半導体ウェーハ40に当接して、半導体ウェーハ40が中央隆起部14に載置されない虞、または板状部材32が基台部13に衝突して破損する虞がある。よって、前者の合計高さ(A+B)は、後者の合計高さ(C+D)より大きくなるように設計することが好ましい(A+B>C+D)。この場合、より好ましくは、板状部材32の頂面32aと、周縁凸部16の頂面16aが実質的に面一となるように構成される。これにより、被処理基板40の周縁部全体に対する高周波電界(プラズマ照射条件)を均一にし、プラズマ照射によるエッチングレートのばらつきを低減することができる。
なお、ロボットアームによる半導体ウェーハ40の搬入と搬出は、筐体2の一方の側からのみ行ってもよいし、搬入と搬出を互いに異なる方向から行ってもよい。
ロボットアームによる半導体ウェーハ40の把持は、半導体ウェーハ40の上面側で把持してもよいし、半導体ウェーハ40の下面側を把持してもよい。また、ロボットアームによる半導体ウェーハ40の把持は、ロボットアームの先端部に取り付けられた真空吸着チャック、静電吸着チャック、ベルヌーイチャックなどにより行うことができる。
ロボットアームが半導体ウェーハ40の下面側を把持する場合、ロボットアームによる半導体ウェーハ40の把持は、上述したチャックを用いずに、アームの先端部に半導体ウェーハ40を載置することにより行ってもよい。
なお上記実施形態では、枠体30を2つ設けて一対の板状部材32のそれぞれを別の枠体30で支持したが、本発明はこれに限定されるものではない。枠体30を4つ設けて一対の板状部材32が備える4つの端部のそれぞれを別の枠体30で支持してもよい。あるいは、電極体を取り囲むように1つの枠体を設け、一対の板状部材32を1つの枠体で支持してもよい。
半導体ウェーハ40の下面側をロボットアームで把持して搬送する場合、半導体ウェーハ40を把持したロボットアームは、上昇位置にある枠体30の上方の所定の位置に移動した後、枠体30の下方に下降することにより、半導体ウェーハ40を板状部材32に受け渡すこととなる。この時、枠体30とロボットアームとが干渉するおそれがある。しかしながら、例えば図2に示したように、一対の板状部材32を複数の枠体30で支持するようにすれば、枠体30と別の枠体30の間にロボットアームが出入り可能な寸法の間隔を設けることにより、枠体30とロボットアームとの干渉を回避できる。
特に、ロボットアームによる半導体ウェーハ40の搬入と搬出を互いに異なる方向から行う場合、枠体30とロボットアームとの干渉を回避するためのスペースを確保しやすくなるため、1対の板状部材32を複数の枠体30で支持することが好ましい。例えば、図2のように、枠体30を2つ設けて一対の板状部材32のそれぞれを別の枠体30で支持する場合、2つの枠体30の間にロボットアームが出入り可能な寸法の間隔を設けることにより、搬入を図2におけるX軸方向の一方の側から行い、搬出をX軸方向の他方の側から行うプラズマ処理装置を比較的容易に実現できる。
上記実施形態では、被処理基板40が円形の半導体ウェーハである場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、被処理基板40は、矩形形状を有するプリント基板であってもよい。この場合、中央隆起部14は、矩形の平面形状を有し、周縁凸部16は、一対の板状部材32の間にY方向に直線的に延びるように構成される。
また上記実施形態では、半導体ウェーハ40は、位置決めするためのオリフラ42を有するものとして図示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、被処理基板40は、オリフラを含まず、真円の平面形状を有するものであってもよい。
他方、上記実施形態では、オリフラ42を有する半導体ウェーハ40を載置する誘電体部12が真円の平面形状を有する周縁凸部16を有するものとして図示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、むしろ周縁凸部16は、半導体ウェーハ40のオリフラ42に沿った輪郭を有するように形成されていることが好ましい。
本発明は、被処理基板の周縁部に対し、均一にプラズマ照射できるプラズマ処理装置に利用することができる。
1…プラズマ処理装置、2…筐体、3…真空チャンバ、10…基体、11…通気口、12…誘電体部、13…基台部、13a…基台部の上面、14…中央隆起部、15…電極体、16…周縁凸部、16b…周縁凸部の傾斜面、20…蓋体、22…押圧部材、30…枠体、31…付勢部材、32…板状部材(長尺部)、32a…板状部材の頂面、32b…板状部材の底面、34…保持部、34a…保持部の支持面、34c…保持部のガイド面(斜面)、40…被処理基板、42…オリフラ、50…高周波電源、52…自動整合器、53…絶縁部材、54…封止部材、R…第1領域、R…第2領域

Claims (10)

  1. 基体と、前記基体に対し昇降する蓋体と、を有する筐体と、
    前記基体とは電気的に絶縁され、高周波電圧が印加される電極体と、
    前記電極体を覆うとともに被処理基板が載置される誘電体部と、
    前記誘電体部の上方において、前記被処理基板の搬入および搬出を行う際の上昇位置と、前記被処理基板に対してプラズマ処理を行う際の下降位置との間で昇降可能に設けられ、昇降中の前記被処理基板の両端を保持する保持部を備える、一対の長尺部と、を備えるプラズマ処理装置であって、
    前記保持部は、
    前記被処理基板の周縁部を下方から支持する支持面と、
    前記被処理基板の前記周縁部に沿って前記支持面から前記長尺部の上面まで延びるように設けられ、前記被処理基板の前記周縁部をガイドするガイド面とを備え、
    前記誘電体部は、
    下降位置にある前記長尺部と対向する一対の第1領域と、前記一対の第1領域に挟まれた第2領域とを有し、
    前記第2領域において、前記一対の第1領域の間に延在するとともに、前記第1領域から上方に突出するように形成された中央隆起部と、
    前記中央隆起部の周囲に配置された周縁凸部とを備える、プラズマ処理装置。
  2. 前記長尺部の底面から前記支持面までの高さが、前記第1領域における前記誘電体部から前記中央隆起部までの高さよりも小さい、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記下降位置における前記長尺部の前記上面が、前記誘電体部の前記周縁凸部と面一となるように構成された、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記ガイド面、および前記中央隆起部に対向する前記周縁凸部の側面の少なくとも一方がテーパ面を備える、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記一対の長尺部が、前記誘電体部を横断するように配置される一対の板状部材からなり、
    前記誘電体部に隣接して設けられるとともに前記板状部材を保持する枠体と、
    前記枠体を前記基体に係合させる付勢手段と、をさらに備え、
    前記蓋体は、前記蓋体が前記基体に対して相対的に移動する際に、前記蓋体による前記付勢手段の付勢状態を変化させることにより、前記板状部材の昇降を可能とする、押圧部材を備える、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  6. 基体と、前記基体に対する上昇位置および下降位置の間で昇降可能な蓋体と、を有する筐体を備えたプラズマ処理装置であって、
    前記基体と電気的に絶縁された状態で取り付けられ、高周波電圧が印加される電極体と、
    前記電極体の上に配置され、基台部と、前記基台部から隆起する中央隆起部と、前記中央隆起部の周縁部からさらに隆起する周縁凸部と、を有する誘電体部と、
    基板を保持するための一対の長尺部と、
    前記長尺部を保持し、付勢手段を介して前記基体に取り付けられ、昇降可能に設けられた枠体と、をさらに備え、
    前記蓋体が前記上昇位置にあるとき、前記枠体は付勢手段によって付勢されて上昇し、前記長尺部が被処理基板を支持するとともに、
    前記蓋体が前記下降位置にあるとき、前記蓋体は前記枠体を押圧して下降させ、前記中央隆起部が前記被処理基板を支持する、プラズマ処理装置。
  7. 前記蓋体は、前記枠体を押圧して前記下降位置にあるとき、前記長尺部が前記基台部と離間するように構成された、請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記蓋体は、前記枠体を押圧して前記下降位置にあるとき、前記長尺部および前記周縁凸部のそれぞれの頂面が実質的に面一となるように構成された、請求項6または7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記長尺部および前記周縁凸部の少なくとも一方は、前記被処理基板を前記中央隆起部に案内する傾斜面を有する、請求項6〜8のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記中央隆起部および前記周縁凸部は、前記一対の長尺部の間において、ともに略円形の平面形状を有する、請求項6〜9のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
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