JP2019160631A - 電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法 - Google Patents

電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019160631A
JP2019160631A JP2018046963A JP2018046963A JP2019160631A JP 2019160631 A JP2019160631 A JP 2019160631A JP 2018046963 A JP2018046963 A JP 2018046963A JP 2018046963 A JP2018046963 A JP 2018046963A JP 2019160631 A JP2019160631 A JP 2019160631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
bus bar
component module
connection
conductor plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018046963A
Other languages
English (en)
Inventor
雄大 宇佐見
Takehiro Usami
雄大 宇佐見
力久 弘昭
Hiroaki Rikihisa
弘昭 力久
竹三 杉村
Takezo Sugimura
竹三 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2018046963A priority Critical patent/JP2019160631A/ja
Publication of JP2019160631A publication Critical patent/JP2019160631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】 効率よく電源分配を行うことが可能な車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造等を提供する。【解決手段】 導体板13部は、モジュール部14から延設される。導体板13部は、モジュール部14から延設される。導体板部13には、電子部品と導通する接続凸部15が形成される。バスバ5の導体部には、所定の位置に接続孔17が形成される。接続凸部15は接続孔17に挿通されてナット19で固定される。バスバ5と電子部品モジュール7とは、接続凸部15の雄ねじ部15aに螺合するナット19で接続固定され、バスバ5と電子部品モジュール7とが導通する。【選択図】図2

Description

本発明は自動車に用いられる電子部品モジュールと、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールとの接続構造等に関するものである。
自動車には、電気で駆動する電気機器や、各種の制御等を行うセンサなど、多くの電気部品が用いられている。このような電気部品は、電力線や信号線として種々の電線を介して電力供給源であるバッテリーと接続される。
一方、メカリレーは作動音の問題から、車室内への配置には制限がある。このため、各電気部品へのヒューズリレーBOX等は、例えばエンジンルーム等に配置され、各電子部品へは、ヒューズリレーBOXを介して電線で接続される(例えば特許文献1)。
特開2003−137004号公報
図8は、従来の車両100における電源分配の構成を示す概念図である。エンジルームにはバッテリー103と接続される電源分配BOX104が配置される。電源分配BOX104は、車両100に使用される各電気部品105に対して電源を分配するヒューズリレー等が収容される。電源分配BOX104は、電線101を介して各電気部品105と接続される。このように、従来は、例えばエンジンルーム内の電源分配BOX104から、各電気部品105へ電線101が敷設される。
通常、電線101には、絶縁被覆がなされた被覆導線が使用され、各電気部品ごとに電源分配BOX104から電線101が接続される。被覆導線はその断面積によって許容される電流値が定められており、それを超えると、被覆が燃焼するなどの問題がある。
しかし、近年、自動車に使用される電気部品105が増加している。また、前述したように、電気部品ごとに電線101を敷設する必要があるため、電線101の本数の増加と長尺化が問題となっている。例えば、電気部品105が電源分配BOX104から離れた位置に配置される場合には電線101が長尺化する。このように電線101が増加し長尺すると、その敷設作業が効率低下を招く。また、仮に電線101が断線等を起こした際の交換作業は容易ではない。
これに対し、車両100の車載電力幹線バスバを用いる方法が提案されている。車載電力幹線バスバは、例えば平角断面の板状の導体であり、電線と比較して、許容される電流値は極めて高い。このため、車載電力幹線バスバから各電気機器に電力を分配することで、個々の電線101の長さを短くすることが可能となり、より効率の良い電源分配を行うことで、軽量化が可能である。
しかし、このような車載電力幹線バスバから電線101を分岐させる場合には、例えばヒューズリレー等の電子部品モジュールを接続する必要がある。しかし、従来のメカニカルリレーは、作動音の問題がある。また、車載電力幹線バスバへ電子部品モジュールを接続する際には、良好な作業性と高い信頼性が要求されるが、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールとの接続構造について、現状では有効な方法は提案されていない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、より効率よく電源分配を行うことが可能な車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造であって、前記車載電力幹線バスバは、導体部に形成された接続孔を有し、前記電子部品モジュールは、電子部品と導通する接続凸部を有し、前記接続凸部が、前記接続孔に挿通されて固定され、前記車載電力幹線バスバと前記電子部品モジュールとが導通することを特徴とする車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造である。
前記電子部品モジュールは、導体板部とモジュール部とを有し、前記導体板部は、前記モジュール部から延設され、前記接続凸部は、前記導体板部に形成されることが望ましい。
前記接続孔へ前記接続凸部を挿通して固定した状態で、前記車載電力幹線バスバと前記導体板部とが面接触することが望ましい。
前記車載電力幹線バスバは、少なくとも前記導体板部との接触面側における前記導体板部との接続部を除き、絶縁被覆されることが望ましい。
前記車載電力幹線バスバは、少なくとも前記導体板部との接触面の反対面側が絶縁被覆されることが望ましい。
前記導体板部は、少なくとも前記車載電力幹線バスバとの接触面の反対面側が絶縁被覆されることが望ましい。
前記導体板部と前記車載電力幹線バスバとの接続部の少なくとも一部が、平面視において前記モジュール部と重なってもよい。
前記導体板部と前記車載電力幹線バスバとの接続部と、前記モジュール部との間の前記導体板部に弾性変形容易部が形成されてもよい。
前記導体板部の少なくとも一方の端部が、前記車載電力幹線バスバの端部と略一致することが望ましい。
前記接続凸部は雄ねじ部を有し、前記車載電力幹線バスバと前記電子部品モジュールとは、前記接続凸部に螺合するナットで接続固定され、前記ナットは、少なくとも表面が絶縁性の袋ナットであることが望ましい。
前記車載電力幹線バスバと前記電子部品モジュールとの接続部が、絶縁性のカバーで覆われてもよい。
第1の発明によれば、車載電力幹線バスバに接続孔を形成し、電子部品モジュール側に接続凸部を形成して接続孔に挿入することで、容易に電子部品モジュールを車載電力幹線バスバに接続することができる。また、車載電力幹線バスバ側には、接続凸部の形成が不要であるため、車載電力幹線バスバを敷設する際に、接続凸部が邪魔になることがない。また、車載電力幹線バスバには、あらかじめ所定の場所に接続孔を形成しておくことで、必要に応じて、接続孔に電子部品モジュールを接続すればよく、電子部品モジュールの配置の自由度も高い。
また、電子部品モジュールの導体板部をモジュール部から延設し、導体板部に接続凸部を形成することで、より確実に、電子部品モジュールの導体板部と車載電力幹線バスバとを接続することができる。例えば、電子部品モジュールの導体板部と車載電力幹線バスバとを面接触させることが容易となる。
また、車載電力幹線バスバが、導体板部との接触面側における導体板部との接続部を除いて絶縁被覆されることで、高い絶縁性を確保することができる。同様に、導体板部との接触面の反対面側の車載電力幹線バスバを、絶縁被覆することで、高い絶縁性を確保することができる。さらに、車載電力幹線バスバとの接触面の反対面側の導体板部を絶縁被覆することで、高い絶縁性を確保することができる。
また、導体板部に対して、接続凸部とモジュール部とが同一方向に形成されれば、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続部の全高を低くすることができる。
また、導体板部と車載電力幹線バスバとの接続部の少なくとも一部を、平面視においてモジュール部と重なるように配置することで、モジュール部から発生した熱を、より効率よく車載電力幹線バスバへ伝熱することができる。
また、車載電力幹線バスバとモジュール部との間の導体板部に、弾性変形容易部を形成することで、車両の振動等が車載電力幹線バスバを伝ってモジュール部へ伝わることを抑制することができる。
また、導体板部の少なくとも一方の端部位置を車載電力幹線バスバの端部位置と略一致させることで、導体板部が車載電力幹線バスバからはみ出すことがなく、接続部のサイズを小さくすることができる。また、導体板部と車載電力幹線バスバとの接触面積を大きくすることができるため、接続部の電気抵抗を小さくすることができる。
また、接続凸部に雄ねじ部を形成することで、ナットで容易に車載電力幹線バスバと電子部品モジュールとを接続することができる。この際、ナットが、少なくとも表面が絶縁性の袋ナットであれば、接続部における高い絶縁性を確保することができる。
また、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールとの接続部を絶縁性のカバーで覆うことで、より高い絶縁性を確保することができるとともに、接続部を保護することができる。
第2の発明は、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続方法であって、車両に固定された前記車載電力幹線バスバは、接続孔と、少なくとも前記接続孔の近傍を除く部位に絶縁被覆を有し、前記電子部品モジュールは、導体板部とモジュール部とを有し、前記導体板部は、前記モジュール部から延設され、前記導体板部には、雄ねじ部を有する接続凸部が形成され、前記接続孔に前記電子部品モジュールの前記接続凸部を挿通し、ナットで前記接続凸部を前記導体板部に固定することを特徴とする車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続方法である。
第2の発明によれば、車載電力幹線バスバに接続孔を形成し、電子部品モジュール側に接続凸部を形成して接続孔に挿入することで、容易に電子部品モジュールを車載電力幹線バスバに接続することができる。
第3の発明は、接続孔を有する車載電力幹線バスバに接続可能な電子部品モジュールであって、前記電子部品モジュールは、電子部品と導通する接続凸部を有することを特徴とする電子部品モジュールである。
前記電子部品モジュールは、導体板部とモジュール部とを有し、前記導体板部は、前記モジュール部から延設され、前記接続凸部は、前記導体板部に形成されることが望ましい。
前記接続凸部の周囲の前記導体板部が平坦であることが望ましい。
前記導体板部は、少なくとも前記接続凸部の反対面側が絶縁被覆されることが望ましい。
前記導体板部に対して、前記接続凸部と前記モジュール部とが同一方向に形成されてもよい。
前記導体板部に対して、前記接続凸部と前記モジュール部とが逆方向に形成され、前記接続凸部と前記モジュール部の位置が重なってもよい。
第3の発明によれば、車載電力幹線バスバの接続孔に挿入することで、容易に車載電力幹線バスバに接続することが可能な電子部品モジュールを得ることができる。
特に、電子部品モジュールの導体板部をモジュール部から延設し、導体板部に接続凸部を形成することで、より確実に、電子部品モジュールの導体板部と車載電力幹線バスバとを接続することができる。
また、接続凸部の周囲の前記導体板部が平坦であれば、電子部品モジュールの導体板部と車載電力幹線バスバとを面接触させることが容易となる。
また、車載電力幹線バスバとの接触面の反対面側を絶縁被覆することで、高い絶縁性を確保することができる。
また、導体板部に対して、接続凸部とモジュール部とが同一方向に形成されれば、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続部の全高を低くすることができる。
また、接続凸部とモジュール部とを逆方向に形成し、接続凸部とモジュール部の位置が重なるように配置することで、モジュール部からの熱を、より効率よく車載電力幹線バスバへ伝熱することができる。
本発明によれば、効率よく電源分配を行うことが可能な車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造等を提供することができる。
車両1における電源分配構造を示す図。 接続構造10を示す分解斜視図。 (a)は接続構造10の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図。 接続構造10を収容するカバー21を示す図。 接続構造10aを示す分解斜視図。 (a)は接続構造10aの平面図、(b)は(a)のB−B線断面図。 接続構造10bを示す分解斜視図。 従来の車両100における電源分配構造を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、車両1における電源等の分配構造を示す図である。図示したように、バッテリー3には、車載電力幹線バスバであるバスバ5が接続される。バスバ5は車両1に固定される。なお、本発明において、車載電力幹線バスバとは、バッテリー3に直結され、バッテリ−3から分岐する事なくほぼ全ての電流が流れるものであり、100A以上の電流が一定時間流れるものとする。
バスバ5は、例えば平角断面の板状部材であり、銅またはアルミニウムなどの金属製(合金含む)である。バスバ5は、通常の電線と比較して許容電流が極めて大きい。例えば、5mm厚×60mm幅(断面積300mm)のバスバ5であれば、許容電流は400Aであり、車両1に搭載される各電気部品9に対して十分な許容電流を有する。なお、バスバ5の断面形状およびサイズは、電流値と設置場所のスペース等に応じて設定される。なお、図示したように、電気部品9の配置に応じて、バスバ5は、複数本配置されてもよい。
バスバ5には電子部品モジュール7が接続される。電子部品モジュール7は、電源分配BOXであり、例えば半導体ヒューズを含む回路基板等である。すなわち、バスバ5は、バッテリー3と各電源BOXとを接続する構造である。各電気部品9は、電線11によって電子部品モジュール7と接続される。
次に、本発明にかかるバスバ5と電子部品モジュール7の接続方法について説明する。図2は、本実施形態によって形成されるバスバ5と電子部品モジュール7の接続構造10を示す分解斜視図であり、図3(a)は、接続構造10の平面図、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図である。電子部品モジュール7は、導体板部13とモジュール部14等からなる。
なお、前述したように、モジュール部14は、半導体ヒューズからなる電源BOXとして機能する例を示すが、例えば、回路基板に形成された電路を遮断又は導通するリレー機能、電路に流れる電流の一定時間の時間積分値が所定の積分値以上になると電路を遮断するヒューズ機能、電路の電圧が所定の電圧値以下になるとリセット信号を出力する電圧監視機能、電路に流れるノイズを除去するフィルタ機能、及び、電源遮断時に電源を供給するバックアップコンデンサ機能などを構成する機能回路が実装されてもよい。
導体板部13は、モジュール部14から延設される。すなわち、平面視において、導体板部13は、モジュール部14の一方に突出する。なお、導体板部13は、モジュール部14への電源供給とモジュール部14の放熱板として機能する。このため、導体板部13はモジュール部14の所定の一面に対して全面と接触することが望ましい。
導体板部13には、電子部品と導通し、雄ねじ部15aを有する接続凸部15が形成される。すなわち、電子部品モジュール7の一部には接続凸部15が設けられる。接続凸部15は、導体板部13に対して、モジュール部14と同一方向に形成される。すなわち、本実施形態では、接続凸部15は平面視においてモジュール部14と異なる位置に配置される。接続凸部15には、雄ねじ部15aが形成される。
バスバ5の導体部には、所定の位置に接続孔17が形成される。接続孔17に、電子部品モジュール7の接続凸部15を挿通して、ナット19で接続凸部15を導体板部13に固定することで、電子部品モジュール7がバスバ5へ固定される。
ここで、バスバ5の導体部と電子部品モジュール7の導体板部13の互いの対向面は平坦である。すなわち、電子部品モジュール7の接続凸部15の周囲の導体板部13は平坦である。このため、接続孔17へ接続凸部15を挿通してナット19で固定すると、バスバ5と導体板部13とは面接触する。このように、バスバ5と電子部品モジュール7とは、接続凸部15の雄ねじ部15aに螺合するナット19で接続固定され、バスバ5と電子部品モジュール7とが導通する。
この際、図3(a)に示すように、導体板部13は、バスバ5の側端部からはみ出さない。また、導体板部13とバスバ5との電気抵抗を小さくするためには、可能な限り導体板部13とバスバ5との重なり部を広くすることが望ましい。すなわち、導体板部13の少なくとも一方の端部の位置が、バスバ5の側端部の位置と略一致することが望ましい。
なお、接続構造10は、可能な限り導体の露出面に絶縁被覆がなされる。例えば、バスバ5の導体部は、導体板部13との接触部を除き、絶縁被覆5aで覆われる。すなわち、少なくとも導体板部13との接触面側における導体板部13との接続部である接続孔17近傍を除く部位に、絶縁被覆5aが形成される。さらに、バスバ5の導体板部13との接触面の反対面側にも絶縁被覆5aが形成される。
また、導体板部13の少なくともバスバ5との接触面の反対面側には、絶縁被覆13aが形成される。また、ナット19は、少なくとも表面が絶縁性である袋ナットである。このようにすることで、接続構造10の外面を絶縁被覆することができる。なお、バスバ5への絶縁被覆5aの形成は、導体を露出させる部位にあらかじめマスクをして絶縁材を塗布することで、容易に形成することができる。
なお、さらに絶縁性を高め、接続構造10を保護するためには、図4に示すようにカバー21を用いてもよい。カバー21は、絶縁性の部材で構成され、バスバ5及び電子部品モジュール7の一部を収容可能である。カバー21には、図示を省略した係合部が形成され、カバー21を閉じた状態で保持することができる。このように、カバー21を閉じることで、バスバ5と電子部品モジュール7との接続部近傍を、カバー21で覆うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、バスバ5を用いて電子部品モジュール7と接続することで、各電気部品9までの電線11の長さを短くすることができる。また、バスバ5に接続孔17を形成し、電子部品モジュール7に接続凸部15を形成することで、バスバ5と電子部品モジュール7とを容易に接続することができる。特に、接続凸部15に雄ねじ部15aを形成することで、ナット19によって容易に接続することができる。この際、バスバ5側に接続孔17を形成することで、バスバ5に突起が形成されず、バスバ5を配設する際に突起が邪魔になることがない。
また、バスバ5の所定の位置に接続孔17をあらかじめ形成しておけば、電子部品モジュール7の設置の自由度が高い。例えば、車両のグレード等によって、設置される電子部品モジュール7の配置や種類等が異なる場合にも容易に対応可能であり、また、後から電子部品モジュール7を追加する場合も作業が容易である。
また、電子部品モジュール7に導体板部13を形成することで、バスバ5との接触面積を確保することができるとともに、モジュール部14で生じた熱を、導体板部13を介してバスバ5へ効率良く伝熱させることができる。特に、導体板部13の端部とバスバ5の側端部とを一致させることで、導体板部13がバスバからはみ出さないため設置スペースを小さくすることができるとともに、接触面積を大きくすることができる。
また、接続部における各部を絶縁被覆することで、絶縁性を確保することができ、さらにカバー21を用いることで、接続部をより確実に保護することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図5は、本実施形態によって形成されるバスバ5と電子部品モジュール7の接続構造10aを示す分解斜視図であり、図6(a)は、接続構造10aの平面図、図6(b)は図6(a)のB−B線断面図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同一の機能を奏する構成については、図1〜図4と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
接続構造10aは接続構造10とほぼ同様であるが、電子部品モジュール7の形態が異なる。接続構造10aにおける電子部品モジュール7は、導体板部13に対して、接続凸部15とモジュール部14とが互いに逆方向に形成される。
接続凸部15は、例えば、平面視においてモジュール部14の略中央に配置される。すなわち、平面視において、接続凸部15とモジュール部14の位置が重なる。なお、電子部品モジュール7の幅とバスバ5の幅は一致してもよく、異なっていてもよい。導体板部13の幅とバスバ5の幅は略一致することが望ましい。すなわち、バスバ5から導体板部13ははみ出さず、導体板部13の略全体がバスバ5と面接触することが望ましい。
接続構造10aでは、導体板部13とバスバ5との接続部の少なくとも一部が、平面視においてモジュール部14と重なる。図示した例では、導体板部13とバスバ5との接続部の全面が、平面視においてモジュール部14と重なる。このようにすることで、モジュール部14で生じた熱を効率よくバスバ5へ伝熱することができ、放熱性を高めることができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、平面視において、モジュール部14の少なくとも一部をバスバ5と重なるように配置することで、放熱性を高めることができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態にかかる接続構造10bを示す図である。接続構造10bは、接続構造10とほぼ同様の構造であるが導体板部13の形態が異なる。
接続構造10bにおける導体板部13は、屈曲部や湾曲部等を有し、モジュール部14は、バスバ5から離れた位置に配置される。導体板部13の屈曲部や湾曲部は、導体板部13の弾性変形容易部16となる。すなわち、導体板部13とバスバ5との接続部と、モジュール部14との間の導体板部13に弾性変形容易部16が形成される。なお、弾性変形容易部16は、屈曲部や湾曲部以外にも、幅狭部や薄肉部であってもよい。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、モジュール部14をバスバ5から離れた位置に配置できるため、モジュール部14の配置の自由度が高い。また、車両1からバスバ5に伝達される振動等がモジュール部14へ伝達されることを抑制することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………車両
3………バッテリー
5………バスバ
5a………絶縁被覆
7………電子部品モジュール
9………電気部品
10、10a、10b………接続構造
11………電線
13………導体板部
13a………絶縁被覆
14………モジュール部
15………接続凸部
15a………雄ねじ部
16………弾性変形容易部
17………接続孔
19………ナット
21………カバー

Claims (19)

  1. 車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造であって、
    前記車載電力幹線バスバは、導体部に形成された接続孔を有し、
    前記電子部品モジュールは、電子部品と導通する接続凸部を有し、
    前記接続凸部が、前記接続孔に挿通されて固定され、前記車載電力幹線バスバと前記電子部品モジュールとが導通することを特徴とする車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  2. 前記電子部品モジュールは、導体板部とモジュール部とを有し、前記導体板部は、前記モジュール部から延設され、前記接続凸部は、前記導体板部に形成されることを特徴とする請求項1記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  3. 前記接続孔へ前記接続凸部を挿通して固定した状態で、前記車載電力幹線バスバと前記導体板部とが面接触することを特徴とする請求項2に記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  4. 前記車載電力幹線バスバは、少なくとも前記導体板部との接触面側における前記導体板部との接続部を除き、絶縁被覆されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  5. 前記車載電力幹線バスバは、少なくとも前記導体板部との接触面の反対面側が絶縁被覆されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  6. 前記導体板部は、少なくとも前記車載電力幹線バスバとの接触面の反対面側が絶縁被覆されることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  7. 前記導体板部に対して、前記接続凸部と前記モジュール部とが同一方向に形成されることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  8. 前記導体板部と前記車載電力幹線バスバとの接続部の少なくとも一部が、平面視において前記モジュール部と重なることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  9. 前記導体板部と前記車載電力幹線バスバとの接続部と、前記モジュール部との間の前記導体板部に弾性変形容易部が形成されることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  10. 前記導体板部の少なくとも一方の端部が、前記車載電力幹線バスバの端部と略一致することを特徴とする請求項2から請求項9のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  11. 前記接続凸部は雄ねじ部を有し、前記車載電力幹線バスバと前記電子部品モジュールとは、前記接続凸部に螺合するナットで接続固定され、
    前記ナットは、少なくとも表面が絶縁性の袋ナットであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  12. 前記車載電力幹線バスバと前記電子部品モジュールとの接続部が、絶縁性のカバーで覆われることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造。
  13. 車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続方法であって、
    車両に固定された前記車載電力幹線バスバは、接続孔と、少なくとも前記接続孔の近傍を除く部位に絶縁被覆を有し、
    前記電子部品モジュールは、導体板部とモジュール部とを有し、前記導体板部は、前記モジュール部から延設され、前記導体板部には、雄ねじ部を有する接続凸部が形成され、
    前記接続孔に前記電子部品モジュールの前記接続凸部を挿通し、ナットで前記接続凸部を前記導体板部に固定することを特徴とする車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続方法。
  14. 接続孔を有する車載電力幹線バスバに接続可能な電子部品モジュールであって、
    前記電子部品モジュールは、電子部品と導通する接続凸部を有することを特徴とする電子部品モジュール。
  15. 前記電子部品モジュールは、導体板部とモジュール部とを有し、前記導体板部は、前記モジュール部から延設され、前記接続凸部は、前記導体板部に形成されることを特徴とする請求項14記載の電子部品モジュール。
  16. 前記接続凸部の周囲の前記導体板部が平坦であることを特徴とする請求項15に記載の電子部品モジュール。
  17. 前記導体板部は、少なくとも前記接続凸部の反対面側が絶縁被覆されることを特徴とする請求項15または請求項16のいずれかに記載の電子部品モジュール。
  18. 前記導体板部に対して、前記接続凸部と前記モジュール部とが同一方向に形成されることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれかに記載の電子部品モジュール。
  19. 前記導体板部に対して、前記接続凸部と前記モジュール部とが逆方向に形成され、前記接続凸部と前記モジュール部の位置が重なることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれかに記載の電子部品モジュール。
JP2018046963A 2018-03-14 2018-03-14 電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法 Pending JP2019160631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018046963A JP2019160631A (ja) 2018-03-14 2018-03-14 電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018046963A JP2019160631A (ja) 2018-03-14 2018-03-14 電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019160631A true JP2019160631A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67994945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018046963A Pending JP2019160631A (ja) 2018-03-14 2018-03-14 電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019160631A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427383U (ja) * 1977-07-28 1979-02-22
JPS62211877A (ja) * 1986-03-11 1987-09-17 日産自動車株式会社 電極キヤツプ
JP2006147319A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2009005512A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2009158287A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toyota Industries Corp 接続端子
US20090284213A1 (en) * 2008-05-15 2009-11-19 Gm Global Technology Operations, Inc. Power module layout for automotive power converters
JP2017123294A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 導電部材の製造方法
JP2017218139A (ja) * 2016-06-02 2017-12-14 矢崎総業株式会社 車両のアース配索構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427383U (ja) * 1977-07-28 1979-02-22
JPS62211877A (ja) * 1986-03-11 1987-09-17 日産自動車株式会社 電極キヤツプ
JP2006147319A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2009005512A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2009158287A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toyota Industries Corp 接続端子
US20090284213A1 (en) * 2008-05-15 2009-11-19 Gm Global Technology Operations, Inc. Power module layout for automotive power converters
JP2017123294A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 導電部材の製造方法
JP2017218139A (ja) * 2016-06-02 2017-12-14 矢崎総業株式会社 車両のアース配索構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7335035B2 (en) Electric junction box
JP5150291B2 (ja) 電気接続箱
JP4238797B2 (ja) 電気接続箱
US8395061B2 (en) Electrical junction box
JP2008199840A (ja) 電気接続箱
US10483687B2 (en) Tolerance absorbing structure of power supply distribution box and vehicle circuit body
JP2016220277A (ja) 電気接続箱
US9788441B2 (en) Switching device
JP2012005162A (ja) 電気接続箱
JP5654324B2 (ja) 電気接続箱
JP5147606B2 (ja) ヒューズブロック
US20190009684A1 (en) Power system
JP6923013B2 (ja) 配線モジュール
JP2011234427A (ja) 電気接続箱
JP2019160631A (ja) 電子部品モジュール、車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び接続方法
JP5570313B2 (ja) 電気接続箱
JP2019172130A (ja) 車載電力幹線バスバと電子部品モジュールの接続構造及び車載電力幹線バスバの接続構造
JP6699749B2 (ja) 配線モジュール
US10931071B2 (en) Wiring module and connection member for wiring module
JP2004119187A (ja) バッテリ構成方法
JP6424065B2 (ja) スイッチボックス
KR20180076021A (ko) 차량용 정션 블럭
JP2018076013A5 (ja)
WO2023026857A1 (ja) 電気接続箱
JP2012075286A (ja) 車両用の電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220308