JP2019159487A - 配送システム - Google Patents

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Takuya Hara
卓也 原
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Abstract

【課題】対面で荷物を受け取る必要のない効率的な配送システムを実現すること。【解決手段】荷物側装置1は、荷物の配送依頼者によって情報入力部10に荷物の目的地の位置情報が入力され、施錠・開錠部12により荷物が施錠状態となると、現在地と目的地を管理装置2に送信する。管理装置2はそれを受信すると、報酬算出部21により目的地までの報酬額を算出し、開錠コード生成部23により開錠コードを生成して荷物の受取人に開錠コードを通知し、報酬額を荷物側装置1に送信する。荷物側装置1は報酬額を受信すると、情報出力部11に目的地と、報酬額を表示する。その表示を見た運び手により情報入力部10に荷物を配送したい旨と、自己のID情報が入力されると、そのID情報を管理装置2に送信し、管理装置2はID情報を受信すると、IDの照合を行い、登録されたIDと一致する場合には、配送許可の旨を荷物側装置1に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を目的地まで配送する配送システムに関するものであり、特に、運び手と受取人とが対面せずに済む配送システムに関するものである。
近年、インターネットを利用した通信販売等の拡大により荷物量が増大している。また、当日配達などサービスの質の向上も求められている。そのため、より効率的な配送システムが求められている。
現在の荷物配送の多くは、依頼者から受け取った荷物を近くの配送センターに集約し、そこから目的地近くの配送センターまで配送し、さらにその配送センターから各戸まで配送する方式である。この方式では、配送センター間の配送は高効率、低コストに実現できているが、配送センターから各戸までの配送は効率が悪い。その理由の1つは、配送員と受取人とが対面で荷物の受け取りをしなければならず、受取人が不在の場合、配送員は荷物を再配達する必要があり、その結果配送員の不足や高コスト化を招いているためである。いわゆるラストワンマイル問題である。
このラストワンマイル問題を解決するために、宅配ボックスを利用することが行われている。宅配ボックスでは、配送員はボックスに荷物を入れて施錠し、受領証を受け取り、受取人は暗証番号などによってボックスを開錠して荷物を受け取る。このように、配送員と受取人とが対面せずに荷物を受け取ることができる。
他のラストワンマイル問題を解決する方法として、自動運転車やドローンなどを用いた無人配達が検討され、研究、開発が進められている。これにより配送員の不足の問題を解決しようというものである。
また、配送員の不足を解消するため、配送員をクラウドソース化、シェアリング化することも行われている。たとえば、不特定のドライバーと荷主とをマッチングして配送するサービスが存在している(たとえば非特許文献1、2)。その具体的な方法は次の通りである。荷主は、PCやスマートフォンのアプリを用いて出発地、目的地、日程などの情報を入力する。ドライバーにはアプリを介して配送依頼が通知される。ドライバーは、条件に合う配送依頼があれば、配送可能である旨のエントリーを行う。そして、荷主には、条件にマッチングしたドライバーと見積額が提示される。荷主は提示されたドライバーの中からいずれかを選択する。選択されたドライバーは荷物の集荷に赴き、荷主から荷物を受け取り、目的地まで荷物の配送を行う。
また、配送システムのセキュリティ向上を図った技術として、特許文献1がある。特許文献1には、重要な荷物を確実に受取人に配送するために、所定の収納容器に荷物を収納して配送することが記載されている。
より詳細な特許文献1の配送システムの動作は次の通りである。預け入れ人は、収納容器に荷物を入れ、収納容器は荷物を検知する。次に、預け入れ人は自身の携帯電話を使用して、収納容器に表示されている電話番号に電話する。収納容器はこれを受信して預け入れ人の電話番号を記憶する。次に、預け入れ人は、収納容器の入力部の操作により受取人の電話番号を入力し、収納容器はこの電話番号を記憶する。そして、収納容器は施錠状態となる。次に、預け入れ人は、施錠状態となった収納容器を配送員に預け、配送員は受取人に届ける。受取人は、収納容器に表示されている電話番号に電話する。収納容器はこれを受信して受取人の電話番号を記憶する。そして、その電話番号が、預け入れ人の入力した受取人の電話番号と一致していれば、収納容器は開錠状態となる。このように、特許文献1の配送方法では、携帯電話の番号を個人のIDとして利用することで、受取人に確実に荷物を配送することができる。
特許第4759934号公報
ピックゴー、http://pickgo.town/ ハコベル、https://www.hacobell.com/
しかし、非特許文献1、2の配送システムでは、配送員が受取人と対面して荷物を受け取る必要があり、再配達の問題の解消にはならない。また、非特許文献1、2の配送システムは、一般人にまで配送員を拡張してクラウドソース化、シェアリング化を押し進めた場合にはセキュリティ上の懸念がある。特許文献1の配送システムでは、セキュリティ向上を図ることはできるが、収納容器を直接配送員から受取人へと手渡すことが前提とされており、やはり再配達の問題を解消することはできない。
また、宅配ボックスは、対面しなければならない問題は解決するが、設置場所、設置コストなどの別の問題があり、十分に普及していない。
また、自動運転車やドローンなどを用いた無人配達は実用化の段階にはまだ遠い。仮に実現したとしても、路上から建物の入り口、さらにはその入り口から各戸までの配送については無人配達でカバーすることは困難であり、ボトルネックとなってしまう。
そこで本発明の目的は、対面で荷物を受け取る必要のない効率的な配送システムを実現することである。
本発明は、荷物に付随される荷物側装置と、荷物側装置と双方向に通信する管理装置と、を有する配送システムであって、
荷物側装置は、配送に係る各種情報を入力する情報入力部と、配送に係る各種情報を出力する情報出力部と、荷物の施錠状態と開錠状態とを相互に移行可能な施錠・開錠機能部と、自身の位置情報を随時測定する位置情報認識部と、管理装置と通信し、位置情報認識部に測定された位置情報を管理装置に随時送信する荷物側通信部と、施錠状態から開錠状態へと不正に移行した場合に検知する不正通知部と、を有し、
管理装置は、荷物側装置と通信し、位置情報を随時受信する管理側通信部と、荷物の施錠状態を開錠状態へとするための開錠コードを生成する開錠コード生成部と、運び手のID情報を管理するID管理部と、運び手に対して提示する報酬額を算出する報酬算出部と、荷物側装置の位置情報を随時記憶する荷物位置記憶部と、配送の状態を記憶し管理する配送プロセス管理部と、を有し、
荷物側装置は、荷物の配送依頼者によって情報入力部に荷物の目的地の位置情報が入力され、施錠・開錠部により荷物が施錠状態となると、荷物側通信部により、位置情報認識部に測定された現在地の位置情報と、目的地の位置情報を管理装置に送信し、
管理装置は、管理側通信部により現在地の位置情報と目的地の位置情報を受信すると、現在地を荷物位置記憶部に記憶し、配送プロセス管理部に目的地を記憶するとともに配送待ち状態である旨を記憶し、報酬算出部により目的地までの報酬額を算出し、開錠コード生成部により開錠コードを生成して荷物の受取人に開錠コードを通知し、管理側通信部により報酬額の情報を荷物側装置に送信し、
荷物側装置は、荷物側通信部により報酬額の情報を受信すると、情報出力部に目的地と、報酬額を表示し、その表示を見た運び手により情報入力部に荷物を配送したい旨と自己のID情報とが入力されると、荷物側通信部によりそのID情報を管理装置に送信し、
管理装置は、管理側通信部によりID情報を受信すると、ID管理部によりIDの照合を行い、登録されたIDと一致する場合には、配送プロセス管理部に配送状態となった旨を記憶するとともに、管理側通信部により配送許可の旨を荷物側装置に送信し、
荷物側装置は、荷物側通信部により配送許可の旨を受信すると、情報出力部に配送開始の旨を表示し、運び手により配送されて荷物が目的地に到着し、情報入力部に配送完了の旨が入力されると、荷物側通信部により位置情報認識部に測定された現在地の位置情報と、配送完了の旨を管理装置に送信し、
管理装置は、管理側通信部により現在地の位置情報と配送完了の旨を受信すると、荷物位置記憶部に記憶された現在地と目的地が一致しているか照合し、一致している場合には、運び手に報酬額を付与し、配送プロセス管理部に配送完了の旨を記憶し、
荷物側装置は、目的地において受取人により情報入力部に正しい開錠コードが入力されると、施錠・開錠部により荷物を開錠状態とする、
ことを特徴とする配送システムである。
また、本発明は、配送経路を任意に分割して異なる運び手によって数珠つなぎ式、ヒッチハイク式に配送することも可能である。その場合、以下のようにすればよい。
荷物側装置は、運び手により情報入力部に荷物を配送したい旨と、自己のID情報が入力される際に、現在地と目的地との間の中間地まで配送したい旨が入力されると、荷物側通信部により中間地の位置情報を管理装置に送信し、
管理装置は、管理側通信部により中間地の位置情報を受信すると、報酬算出部により現在地から中間地までの報酬額と、中間地から目的地までの報酬額を算出し、その中間地までの報酬額の情報を荷物側通信部により荷物側装置に送信し、
荷物側装置は、荷物側通信部により中間地までの報酬額の情報を受信すると、その報酬額を情報出力部に表示し、その表示を見た運び手により情報入力部に荷物を中間地まで配送したい旨が入力されると、荷物側通信部によりその旨を管理装置に送信し、情報出力部に配送開始の旨を表示し、
管理装置は、荷物を中間地まで配送したい旨を受信すると、配送プロセス管理部に中間地までの配送状態である旨を記憶し、
荷物側装置は、運び手により配送されて荷物が中間地に到着し、情報入力部に配送完了の旨が入力されると、荷物側通信部により位置情報認識部に測定された現在地の位置情報と、配送完了の旨を管理装置に送信し、
管理装置は、管理側通信部により現在地の位置情報と配送完了の旨を受信すると、荷物位置記憶部に記憶された現在地と中間地が一致しているか照合し、一致している場合には、運び手に中間地までの報酬額を付与し、配送プロセス管理部に配送待ち状態である旨を記憶し、管理側通信部により配送待ち状態である旨と、中間地から目的地までの報酬額を荷物側装置に送信し、
荷物側装置1は、荷物側通信部により配送待ち状態である旨と中間地から目的地までの報酬額を受信すると、情報出力部に目的地と、中間地から目的地までの報酬額を表示する。
荷物側装置の施錠・開錠部は、たとえば、開閉自在なボックス、口を開閉可能な袋、荷物にくくり付けられるベルトである。
荷物側装置の情報入力部、情報出力部、位置情報認識部、および荷物側通信部は、たとえば、タブレット型端末とすることができる。
本発明によれば、運び手と受取人とが対面せずに荷物の受け取りを行うことができる。そのため、受取人不在による再配達が不要となる。また、運び手のクラウドソース化、シェアリング化を図ることができる。そのため、運び手の不足を解消することができ、効率的に荷物を配送することがてきる。
実施例1の配送システムの構成を示した図。 荷物側装置1の構成を示した図。 配送経路を示した図。 配送経路を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1の配送システムの構成を示した図である。図1のように、実施例1の配送システムは、荷物側装置1と、管理装置2によって構成され、荷物側装置1と管理装置2との間で通信が行われる。以下、各構成についてより詳しく説明する。
(荷物側装置1の構成)
荷物側装置1は、配送対象となる荷物に付随する装置であり、情報入力部10と、情報出力部11と、施錠・開錠部12と、位置情報認識部13と、荷物側通信部14と、不正開錠検知部15と、によって構成されている。そのうち、施錠・開錠部12と不正開錠検知部15以外はタブレット型端末16である。
情報入力部10および情報出力部11は、配送に必要な各種情報を入力、出力するためのものであり、タッチパネルディスプレイである。ディスプレイに文字、画像、動画等を表示することで情報を出力する。また、ディスプレイに接触することで情報の入力を行う。
情報入力部10および情報出力部11はタッチパネルディスプレイに限らない。たとえば、情報入力部10はキーボードやマウスなどでもよい。また、情報出力部11は単なるディスプレイであってもよい。加えてマイクとスピーカーを設けて、音声による情報入出力を可能としてもよい。また、配送依頼者、運び手、あるいは受取人自身が所持する携帯電話やタブレット型端末を情報入力部10および情報出力部11としてもよい。
施錠・開錠部12は、荷物の施錠状態と開錠状態とを相互に可逆的に移行させることができる機能を有したものである。開錠状態とは、荷物から荷物側装置が取り外せる状態、あるいは取り外した状態である。また、施錠状態とは、荷物に荷物側装置1を付随させて開錠状態へと移行できなくした状態である。施錠・開錠部12は、施錠状態と開錠状態とを区別して検知できるのであれば任意の構成でよい。たとえば、図2(a)のように、施錠・開錠部12は荷物にくくり付けて使用するベルトである。あるいは、図2(b)のように、荷物を収納可能で開閉自在なボックスである。あるいは、図2(c)のように、中に荷物を入れることができる袋状のもので、口を紐やジッパーなどで開閉可能としたものである。
位置情報認識部13は、荷物側装置1の位置を随時測定するものである。位置の測定方法は従来知られている任意の方法でよい。たとえば、GPSなどの衛星測位システムを用いて位置を測定する。無線LANスポットや携帯電話基地局との通信などによって位置精度を高めてもよい。
荷物側通信部14は、管理装置2との通信を行うものである。これにより、荷物側装置1と管理装置2との間で、荷物の配送に必要な各種の情報や不正検知の情報を送受信する。通信は、携帯電話網や無線LANなどの無線通信網を利用する。
不正開錠検知部15は、施錠・開錠部12による施錠状態が、不正の手段によって開錠状態に移行した場合に検知する装置である。不正開錠検知部15は、施錠・開錠部12に内蔵されたセンサである。たとえば、施錠・開錠部12がベルトである場合、ベルトの切断などをセンサにより検知する。施錠・開錠部12が箱や袋である場合、箱や袋の開封をセンサにより検知したり、箱や袋の破壊をセンサにより検知する。電子錠などにより施錠と開錠を検知してもよい。また、不正開錠検知部15はカメラを有し、不正開錠が検知された場合に荷物側装置1の周囲を撮影する。
(管理装置2の構成)
管理装置2は、管理側通信部20と、報酬算出部21と、ID管理部22と、開錠コード生成部23と、荷物位置記憶部24と、配送プロセス管理部25と、不正通知部26と、によって構成されている。管理装置2は、コンピュータにおいてハードウェアとソフトウェアにより実現される。
管理側通信部20は、荷物側装置1と通信を行うものである。荷物側装置1と管理装置2との間で、荷物の配送に必要な情報を送受信する。荷物の配送に必要な各種の情報や不正検知の情報を送受信する。
報酬算出部21は、荷物の現在地や目的地などに応じて、荷物の運び手に対する報酬額を算出するものである。具体的な算出方法については後述する。報酬額は金銭に限らず、商品やサービス等と交換可能なポイントでもよい。
ID管理部22は、運び手のIDを記憶し、管理するものである。運び手のIDは、荷物側装置1の情報入力部10から行ってもよいし、スマートフォンやPCのアプリなどによって事前登録するようにしてもよい。また、ID情報は、氏名、住所、顔画像、などの個人を特定する情報であればよい。また、指紋、虹彩、顔の距離画像などの生体情報であってもよい。
開錠コード生成部23は、配送依頼があった場合に、その配送に固有の開錠コードを生成するものである。開錠コードは、たとえば英数字の文字列である。受取人のID情報として生体情報が登録されている場合には、生体情報を開錠コードとしてもよい。
荷物位置記憶部24は、荷物側装置1から送られてくる荷物側装置1の位置情報を記憶し管理するものである。
配送プロセス管理部25は、荷物の情報、荷物の出発地、目的地、中間地、配送依頼者、運び手、受取人、配送料、報酬額、開錠コードなどの配送に係る各種の情報を記憶し管理する。
不正通知部26は、荷物側装置1からの不正開錠の通知や、荷物側装置1の位置情報などを基にして、荷物の持ち逃げ、配送放棄などの不正を検知し、それらの不正を実施例1の配送システムの運用者に通知するものである。また、必要に応じてそれらの不正の情報を警察に提供するものである。
次に、実施例1の配送システムにより荷物が目的地まで配送される動作について説明する。
まず、図3のように、出発地がA地点、目的地がB地点である場合に、A地点からB地点まで荷物を配送する場合について説明する。
荷物の配送依頼者は、まず荷物側装置1を入手する。そして、荷物側装置1の情報入力部10により、自身のID情報、目的地の位置情報、荷物の種類、大きさ、重さ、受取人のID情報、希望する受け取り日時などを入力する。荷物側装置1は、これらの情報を管理装置2に送信する。荷物側装置1と管理装置2との間での通信は、荷物側装置1の荷物側通信部14、管理装置2の管理側通信部20により行われるが、以下では説明の簡略のため、荷物側通信部14、管理側通信部20による旨を省略する。
なお、荷物側装置1は自己の位置情報を位置情報認識部13によって随時取得し、管理装置2に送信しており、管理装置2は荷物位置記憶部24にその位置情報を随時記憶している。
管理装置2は、荷物側装置1からこれらの情報を受信すると、報酬算出部21によって配送料を算出する。配送料は、荷物の大きさ、重さ、種類、現在地(A地点)から目的地(B地点)までの距離、希望到着日時などに応じて決定される。配送料は、後述の報酬額算出に置けるコスト減少額Xでもよいし、Xに適当なマージン率bを加えた値X(1+b)であってもよい。また、受け取り時間内に配送が不可能であれば、その旨および可能な到着日時の情報を生成する。そして、配送の可否および配送料の情報を荷物側装置1に送信する。
荷物側装置1は、管理装置2から配送の可否および配送料の情報を受信すると、情報出力部11に到着日時内の配送が可能であるかを表示し、不可能であれば、可能な到着日時を提示する。また、情報出力部11に配送料を表示する。配送依頼者は、配送の可否、および配送料を確認し、その条件での配送を承諾するなら、その旨を情報入力部10に入力し、荷物側装置1を荷物に付随させて施錠・開錠部12により荷物を施錠状態にする。
荷物側装置1は、配送が確定した旨、荷物が施錠状態となった旨を送信する。管理装置2は、その情報を受信すると、配送プロセス管理部25において、その配送に係る各種情報(荷物の出発地、現在地、目的地の位置情報、荷物の種類、大きさ、重さ、配送依頼者のID情報、受取人のID情報、希望する受け取り日時など)を記憶し、管理する。また、管理装置2は、配送プロセス管理部25において、荷物が配送待ち状態となった旨を記憶する。
また、管理装置2は、配送地点(B地点)までの報酬額を報酬算出部21によって算出する。その算出方法は次の通りである。A地点からB地点まで、実施例1の配送システムの運用者である配送業者等が配送する場合を仮定し、A地点からB地点までの荷物配送タスクが1つ減少した場合のコスト減少額Xを算出する。そしてコスト減少額Xに、適当なマージン率aを除いた額X(1−a)を算出する。これを報酬額とする。コスト減少額Xは、たとえば、A地点からB地点まで配送業者が配送する場合の所要時間に、配送員の時給を乗じた額である。運び手の配送実績に応じて、マージン率を抑えたり、追加報酬を加えたりしてもよい。なお、報酬額は、実際に荷物の配送が完了しないと確定しないため、この算出した報酬額はあくまで上限値となる。管理装置2は、上記のようにして算出した報酬額を配送プロセス管理部25に記憶し、報酬額と、配送待ちとなった旨を荷物側装置1に送信する。
また、管理装置2は、開錠コード生成部23により、その配送に固有の開錠コードを生成し、配送プロセス管理部25に記憶する。そして、受取人に配送の通知、配送依頼者の情報、荷物の受取場所(目的地のB地点)、開錠コードを通知する。受取人への通知は、電子メール、電話など任意の方法でよい。また、開錠コードを荷物側装置1に送信し、受け取り時に受取人のID照合した上で荷物側装置1の情報出力部11に開錠コードを出力するようにしてもよい。
荷物側装置1は、管理装置2から報酬額と配送待ちとなった旨を受信すると、配送の目的地(B地点)、受け取り日時、および報酬額を情報出力部11に表示する。また、報酬額は上限値であり、配送が完了しないと報酬額は確定しない旨も表示する。
配送依頼者は、施錠状態となり配送待ち状態となった荷物を、近くの路上脇、コンビニエンスストア入り口など、不特定の運び手の目につきやすい場所に放置する。
なお、配送待ち状態となった荷物は、運び手に自然に発見されるのを待ってもよいが、実施例1の配送システムのID登録者に対して荷物の位置や目的地を通知してもよい。通知は、たとえば、スマートフォンやPCなどのアプリや、電子メールなどによって通知する。
配送待ちの荷物を確認した運び手は、荷物側装置1の情報出力部11に表示された荷物の目的地(B地点)や受け取り日時、報酬額を確認する。そして、自身が配送を承諾する場合、情報入力部10に自己のID情報と、配送したい旨を入力する。この配送システムの新規利用者である場合には、自己のID情報を登録する。荷物側装置1は、ID情報を管理装置2に送信する。管理装置2は、ID管理部22に記憶されたID情報と照合し、一致するIDがあれば配送を許可する旨の情報を荷物側装置1に送信する。一致するIDがなければ、IDの再入力や新規登録をすべき旨を荷物側装置1に送信し、情報出力部11にその旨を表示する。
配送許可の旨を荷物側装置1が受信すると、その旨を情報出力部11に表示するとともに、荷物をどの地点まで配送するかの入力を求める表示をする。ここでは、最終的な目的地(B地点)まで配送する旨を情報入力部10に入力したとする。荷物側装置1は、配送地点の情報を管理装置2に送信する。管理装置2は、配送プロセス管理部25において、配送状態となった旨を記憶する。これにより、荷物は配送状態となる。また、荷物側装置1の情報出力部11に配送開始の旨を表示し、運び手が配送を開始するよう促す。
なお、所定時間までに運び手が現れなかった場合には、実施例1の配送システムを運用する配送業者等が運び手となり、荷物側装置1の位置情報を元に、荷物の場所まで行き、荷物を回収し、目的地まで配送する。
運び手は、荷物を目的地(B地点)まで配送する。管理装置2は、荷物側装置1からの荷物側装置1の位置情報を随時受信し、荷物位置記憶部24に記憶する。ここで、運び手が不正をしないか次のようにして検知する。不正を検知した場合、管理装置2の不正検知部26により実施例1の配送システムの運用者に不正を通知する。
たとえば、次のような場合、運び手は配送を途中で放棄したと判断する。管理装置2の荷物位置記憶部24に記憶された荷物位置により、荷物が一定時間動いていないと判断される場合、運び手に対して、荷物を運んでいるかどうか問い合わせをする。問い合わせは、荷物側装置1の情報出力部11に表示したり、運び手の携帯電話、電子メールなどで行う。この問い合わせに対して一定時間内に返答がない場合、配送放棄とみなす。そして、配送ステータスを配送状態から配送待ち状態に戻す。逃げた運び手に対しては、何らかのペナルティを課す。たとえば、マイナスの報酬を付与したり、実施例1の配送システムを一定期間利用停止とする。
たとえば、次のような場合、運び手は荷物を持ち逃げしたと判断する。管理装置2の荷物位置記憶部24に記憶された荷物位置により、荷物が所定のエリア外に位置すると判断される場合(具体的には、出発地(A地点)と目的地(B地点)とを焦点とする楕円領域の外に位置する場合)、運び手に対して、妥当なルートで配送しているかどうか問い合わせをする。問い合わせの通知の仕方は上記配送放棄の場合と同様である。この問い合わせに対して一定時間内に返答がない場合、荷物の持ち逃げと判断する。また、著しく想定エリアを逸脱している場合には、問い合わせをすることなく持ち逃げと判断してもよい。
持ち逃げと判断した場合、管理装置2は、荷物側装置1の不正開錠検知部15のカメラによって周囲を撮影するように制御する。そして、撮影した画像を管理装置2に送信するように制御する。管理装置2は、必要に応じて、撮影した画像および荷物の位置情報を警察に提供する。
また、次のような場合も、荷物が盗難されたと判断する。荷物側装置1の不正開錠検知部15により、施錠状態から開錠状態となったことが検知された場合、荷物側装置1は、ただちにカメラによって周囲を撮影し、不正開錠の旨、荷物の位置情報、および撮影した画像を管理装置2に送信する。管理装置2は、必要に応じて、撮影した画像および荷物の位置情報を警察に提供する。
なお、これらの不正時において、荷物側装置1のスピーカーから警告音などを発するようにしてもよい。
また、これらの不正時の対応、ペナルティは、運び手に対して十分に周知を図ることが望ましい。犯罪を未然に抑止するためである。また、配送依頼者に対しても、このような不正のリスクがある点は十分に周知しておく必要がある。
運び手が目的地(B地点)に到着したら、運び手は荷物側装置1の情報入力部10に配送完了の旨を入力する。荷物側装置1は、配送完了の旨を管理装置2に送信し、管理装置2は、荷物位置記憶部24に記憶された荷物の現在地と目的地(B地点)が一致しているか照合する。一致している場合、管理装置2は配送完了の旨を荷物側装置1に送信し、配送が完了した旨と報酬額を荷物側装置1の情報出力部11に表示する。また、運び手に対し、所定の方法により報酬額を付与する。また、荷物の現在地と目的地(B地点)が一致していない場合は、管理装置2は、配送を継続する旨を荷物側装置1に送信し、情報出力部11にその旨を表示する。荷物の現在地と目的地との照合は、荷物側装置1で処理してもよい。配送が完了すると、運び手はB地点に荷物を放置する。また、管理装置2は、配送プロセス管理部25において、配送が完了して受取待ち状態となった旨を記憶する。また、管理装置2は、受取人に荷物がB地点に届いた旨を通知する。
B地点に到着した受取人は、事前に通知された開錠コードを荷物側装置1の情報入力部10に入力する。あるいは、受取人のID情報をあらかじめ登録しておき、情報入力部10へのID情報入力によりID照合し、情報出力部11に開錠コードを表示してもよい。荷物側装置1は、入力された開錠コードを管理装置2に送信する。管理装置2は、開錠コードの成否を判定し、正しい開錠コードであれば、開錠状態とする指示を荷物側装置1に送信する。荷物側装置1は開錠状態とする指示により、荷物側装置1は開錠状態となる。なお、あらかじめ正しい開錠コードを荷物側装置1に記憶しておき、荷物側装置1で開錠コードの成否の判定処理を行ってもよい。受取人は、荷物側装置1を取り外し、荷物を受け取る。以上によってA地点からB地点までの荷物の配送は完了する。管理装置2は、配送プロセス管理部25において、配送完了となった旨を記憶する。
一定期間、受取人が現れない場合には、目的地を配送依頼者の所在地とし、配送待ち状態に戻して、同様の配送プロセスにより配送依頼者に荷物が返送されるようにする。また、管理装置2は、配送依頼者に荷物が返送される旨と、開錠コードを通知する。
このように、実施例1の配送システムでは、運び手と受取人とが対面で荷物を受け取る必要がない。そのため、従来の配送システムで問題となっていた再配達は生じず、効率的に荷物を配送することができる。
なお、配送依頼者の手元に荷物側装置1がない場合、実施例1の配送システムと同様の配送プロセスで、配送業者等の元から配送依頼者に荷物側装置1を届けてもよい。つまり、荷物はなしで、目的地を配送依頼者の所在地に指定して、実施例1の配送プロセスで配送すればよい。
また、配送完了後の荷物側装置1についても、同様にして受取人の元から配送業者に荷物側装置1を届けてもよい。あるいは、近くに新たな配送依頼者が存在する場合には、その配送依頼者に荷物側装置1を届けてもよい。
次に、図4のように、A地点とB地点の間にあるC地点まで荷物を配送する場合について説明する。この場合、運び手の目的地指定の手順と、目的地がB地点ではなくC地点となること、報酬額の算出方法が異なること、以外は同様の配送プロセスとなる。
運び手のID照合をし、配送許可の旨を情報出力部11に表示し、荷物をどの地点まで配送するかの入力を求める表示をするところまでは同様である。ここで、運び手は、A地点とB地点の中間地点であるC地点までなら配送できると考えれば、そのC地点を情報入力部10に入力する。荷物側装置1は、中間配送地点(C地点)の情報を管理装置2に送信する。
管理装置2は、中間配送地点の情報を受信すると、その中間配送地点(C地点)までの報酬額を報酬算出部21によって算出する。その算出方法は次の通りである。A地点からB地点まで、実施例1の配送システムの運用者である配送業者が配送する場合を仮定し、A地点からB地点までの荷物配送タスクが1つ減少した場合のコスト減少額Xを算出する。同様に、C地点からB地点までの荷物配送タスクが1つ減少した場合のコスト減少額Yを算出する。そして、X−Yに、適当なマージン率aを除いた額(X−Y)(1−a)を算出する。これをC地点までの配送の報酬額とする。コスト減少額Xは、たとえば、A地点からB地点まで配送業者が配送する場合の所要時間に、配送員の時給を乗じた額である。コスト減少額Yは、たとえば、C地点からB地点まで配送業者が配送する場合の所要時間に、配送員の時給を乗じた額である。運び手の配送実績に応じて、マージン率を抑えたり、追加報酬を加えたりしてもよい。なお、報酬額は、実際に荷物の配送が完了しないと確定しないため、この算出した報酬額はあくまで上限値となる。管理装置2は、上記のようにして算出した報酬額を荷物側装置1に送信する。
なお、報酬額が0以下となる場合(X−Y≦0となる場合)は、管理装置2は、C地点を選択できない旨を荷物側装置1に送信し、荷物側装置1はその旨を情報出力部11に表示し、別の中間配送地点を選択するように促す。配送依頼者により最終目的地であるB地点が入力された段階で、あらかじめ報酬額が0以下となるエリアを算出しておき、運び手の中間配送地点入力のときに報酬額が0以下となるエリアは選択できないように設定してもよい。また、その後の配送が困難となるようなエリアも、あらかじめ選択できないように設定しておくとよい。たとえば、人があまり通らない路地裏や私有地などは選択できないように設定しておくとよい。また、駅、バス停、幹線道路近傍などの交通の要所のみを中間配送地点として選択できるように設定しておいてもよい。
荷物側装置1は、管理装置2からC地点までの報酬額を受信すると、その報酬額を情報出力部11に表示する。また、報酬額は上限値であり、配送が完了しないと報酬額は確定しない旨も表示する。送り手は、その報酬額に納得できる場合にはC地点までの配送を承諾する旨を情報入力部10に入力する。また、荷物側装置1は、配送承諾の旨を管理装置2に送信し、管理装置2はその旨を受信する。管理装置2は、配送プロセス管理部25において、中間配送地点(C地点)までの配送状態となった旨を記憶する。これにより、荷物は配送状態となる。また、荷物側装置1の情報出力部11に配送許可の旨を表示し、運び手が配送を開始するよう促す。
以下は前述した配送プロセスによって中間配送地点(C地点)まで配送する。C地点まで荷物が配送されると、管理装置2は配送プロセス管理部25に配送待ち状態となった旨を記憶し、荷物側装置1にその旨とC地点からB地点までの報酬額Y(1−a)を送信し、荷物側装置1はその情報を受信する。これにより、荷物は再び配送待ち状態となり、荷物側装置1の情報出力部11に目的地(B地点)や受け取り日時、C地点からB地点までの報酬額Y(1−a)を表示する。そして、同様の配送プロセスにより、いくつかの中間配送地点を経て、あるいは直接最終目的地のB地点まで荷物が配送される。
また、運び手は、途中で配送地点を変更することもできる。たとえば、最終目的地のB地点まで配送の予定であったが、中間のC地点に変更する場合や、逆に中間のC地点までの配送の予定から最終目的地のB地点までの配送に変更することもできる。この場合、荷物側装置1の情報入力部10に配送地点の変更の旨と、変更後の配送地点を入力する。そして、変更後の配送地点の情報を管理装置2に送信する。管理装置2は、報酬算出部21によって報酬額を算出し直し、算出した報酬額を荷物側装置1に送信する。そして、荷物側装置1の情報出力部11に変更後の報酬額を表示する。運び手は、この報酬額に納得できる場合は、承諾する旨を情報出力部11に入力する。荷物側装置1は、承諾の旨を管理装置2に送信し、管理装置2は、配送プロセス管理部25において、配送地点の変更を行う。このようにして、運び手は配送途中でも配送地点の変更を行うことができる。
以上、実施例1の配送システムでは、第1に、対面で荷物を受け取る必要がなく、再配達の問題が生じない。第2に、配送員のクラウドソース化、シェアリング化を図ることができる。運び手として配送業者以外の一般人も参加することが可能である。第3に、出発地から目的地まで一人の配送員のみが配送する場合だけでなく、配送経路を運び手の都合に応じて分割して複数の不特定の運び手によって数珠つなぎ式、ヒッチハイク式に配送することも可能であり、様々な配送経路に柔軟に対応することができる。これらの結果、配送員の不足を解消することができ、効率的に荷物を配送することができる。
実施例1の配送システムの運用主体としては、たとえば以下の場合がある。既存の配送業者が人手不足を解消するために運用したり、新規の配送業者がより低コストな配送サービスを提供する目的で運用することが考えられる。また、個人間取引を仲介する業者が、その個人間の荷物配送のために運用することが考えられる。また、集合住宅の入り口までを通常の配送業者による配送として一括して受け取り、集合住宅の入り口から各戸までの配送を集合住宅の管理会社や自治会などが実施例1の配送システムで運用することが考えられる。
実施例1の配送システムのより具体的な利用態様としては、たとえば以下のような場合がある。スーツケースを持っている旅行者が、ホテルから観光地へ向かい、その後ホテルへ戻らずに駅へと向かいたいとする。このとき、ホテルを出てから駅に着くまでの間に、スーツケースをホテルから駅まで届けてほしいという需要がある。このような場合に実施例1の配送システムを利用する。旅行者は、ホテルにて貸し出された荷物側装置1をスーツケースに取り付け、希望時刻と目的地の駅を荷物側装置1の情報入力部10に入力する。そして、スーツケースをホテル入り口などに置いておく。このスーツケースを発見したタクシー運転手などの運び手は、スーツケースをピックアップして駅まで運び、駅待合室などの適当な場所に置く。管理装置2は、旅行者にスーツケースが駅のどの位置にあるかを通知する。観光を終えて駅に着いた旅行者は、通知に従って駅の所定場所に向かい、そこでスーツケースを受け取ることができる。
また、実施例1の配送システムに、自動運転車やドローンなどの自動配送手段を組み込むことも可能である。それらの自動配送手段と実施例1の配送システムにおける管理装置2との間で互いに荷物の場所や目的地などの情報をやりとりし、自動配送手段を実施例1の配送システムにおける運び手として活用することで、さらなる効率的な配送システムを実現することができる。
本発明の配送システムは、効率的な荷物の配送に利用することができる。
1:荷物側装置
2:管理装置
10:情報入力部
11:情報出力部
12:施錠・開錠部
13:位置情報認識部
14:荷物側通信部
15:不正開錠検知部
16:タブレット型端末
20:管理側通信部
21:報酬算出部
22:ID管理部
23:開錠コード生成部
24:荷物位置記憶部
25:配送プロセス管理部
26:不正通知部

Claims (4)

  1. 荷物に付随される荷物側装置と、前記荷物側装置と双方向に通信する管理装置と、を有する配送システムであって、
    前記荷物側装置は、
    配送に係る各種情報を入力する情報入力部と、
    配送に係る各種情報を出力する情報出力部と、
    前記荷物の施錠状態と開錠状態とを相互に移行可能な施錠・開錠機能部と、
    自身の位置情報を随時測定する位置情報認識部と、
    前記管理装置と通信し、前記位置情報認識部に測定された前記位置情報を前記管理装置に随時送信する荷物側通信部と、
    施錠状態から開錠状態へと不正に移行した場合に検知する不正通知部と、
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記荷物側装置と通信し、前記位置情報を随時受信する管理側通信部と、
    前記荷物の施錠状態を開錠状態へとするための開錠コードを生成する開錠コード生成部と、
    運び手のID情報を管理するID管理部と、
    運び手に対して提示する報酬額を算出する報酬算出部と、
    前記荷物側装置の前記位置情報を随時記憶する荷物位置記憶部と、
    配送の状態を記憶し管理する配送プロセス管理部と、
    を有し、
    前記荷物側装置は、前記荷物の配送依頼者によって前記情報入力部に前記荷物の目的地の位置情報が入力され、前記施錠・開錠部により前記荷物が施錠状態となると、前記荷物側通信部により、前記位置情報認識部に測定された現在地の位置情報と、目的地の位置情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記管理側通信部により現在地の位置情報と目的地の位置情報を受信すると、現在地を荷物位置記憶部に記憶し、前記配送プロセス管理部に目的地を記憶するとともに配送待ち状態である旨を記憶し、前記報酬算出部により目的地までの報酬額を算出し、前記開錠コード生成部により開錠コードを生成して荷物の受取人に開錠コードを通知し、前記管理側通信部により報酬額の情報を前記荷物側装置に送信し、
    前記荷物側装置は、前記荷物側通信部により報酬額の情報を受信すると、前記情報出力部に目的地と、報酬額を表示し、その表示を見た運び手により前記情報入力部に前記荷物を配送したい旨と自己のID情報とが入力されると、前記荷物側通信部によりそのID情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記管理側通信部によりID情報を受信すると、前記ID管理部によりIDの照合を行い、登録されたIDと一致する場合には、前記配送プロセス管理部に配送状態となった旨を記憶するとともに、前記管理側通信部により配送許可の旨を前記荷物側装置に送信し、
    前記荷物側装置は、前記荷物側通信部により前記配送許可の旨を受信すると、前記情報出力部に配送開始の旨を表示し、運び手により配送されて前記荷物が目的地に到着し、前記情報入力部に配送完了の旨が入力されると、前記荷物側通信部により前記位置情報認識部に測定された現在地の位置情報と、配送完了の旨を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記管理側通信部により現在地の位置情報と配送完了の旨を受信すると、荷物位置記憶部に記憶された現在地と目的地が一致しているか照合し、一致している場合には、運び手に報酬額を付与し、前記配送プロセス管理部に配送完了の旨を記憶し、
    前記荷物側装置は、目的地において受取人により前記情報入力部に正しい開錠コードが入力されると、前記施錠・開錠部により前記荷物を開錠状態とする、
    ことを特徴とする配送システム。
  2. 前記荷物側装置は、運び手により前記情報入力部に前記荷物を配送したい旨と、自己のID情報が入力される際に、現在地と目的地との間の中間地まで配送したい旨が入力されると、前記荷物側通信部により中間地の位置情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記管理側通信部により中間地の位置情報を受信すると、前記報酬算出部により現在地から中間地までの報酬額と、中間地から目的地までの報酬額を算出し、その中間地までの報酬額の情報を前記荷物側通信部により前記荷物側装置に送信し、
    前記荷物側装置は、前記荷物側通信部により中間地までの報酬額の情報を受信すると、その報酬額を前記情報出力部に表示し、その表示を見た運び手により前記情報入力部に前記荷物を中間地まで配送したい旨が入力されると、前記荷物側通信部によりその旨を前記管理装置に送信し、前記情報出力部に配送開始の旨を表示し、
    前記管理装置は、前記荷物を中間地まで配送したい旨を受信すると、前記配送プロセス管理部に中間地までの配送状態である旨を記憶し、
    前記荷物側装置は、運び手により配送されて前記荷物が中間地に到着し、前記情報入力部に配送完了の旨が入力されると、前記荷物側通信部により前記位置情報認識部に測定された現在地の位置情報と、配送完了の旨を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記管理側通信部により現在地の位置情報と配送完了の旨を受信すると、荷物位置記憶部に記憶された現在地と中間地が一致しているか照合し、一致している場合には、運び手に中間地までの報酬額を付与し、前記配送プロセス管理部に配送待ち状態である旨を記憶し、前記管理側通信部により配送待ち状態である旨と、中間地から目的地までの報酬額を前記荷物側装置に送信し、
    前記荷物側装置は、前記荷物側通信部により配送待ち状態である旨と中間地から目的地までの報酬額を受信すると、前記情報出力部に目的地と、中間地から目的地までの報酬額を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配送システム。
  3. 前記荷物側装置の前記施錠・開錠部は、開閉自在なボックス、口を開閉可能な袋、または、荷物にくくり付けられるベルトである、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配送システム。
  4. 前記荷物側装置の前記情報入力部、前記情報出力部、前記位置情報認識部、および前記荷物側通信部は、タブレット型端末である、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の配送システム。
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