JP2019158508A - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2019158508A
JP2019158508A JP2018044140A JP2018044140A JP2019158508A JP 2019158508 A JP2019158508 A JP 2019158508A JP 2018044140 A JP2018044140 A JP 2018044140A JP 2018044140 A JP2018044140 A JP 2018044140A JP 2019158508 A JP2019158508 A JP 2019158508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic body
external magnetic
external
magnetosensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018044140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7077679B2 (ja
Inventor
承彬 林
Shiyouhin Hayashi
承彬 林
秀一 大川
Shuichi Okawa
秀一 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2018044140A priority Critical patent/JP7077679B2/ja
Publication of JP2019158508A publication Critical patent/JP2019158508A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7077679B2 publication Critical patent/JP7077679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

【課題】複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合の磁気センサ間における干渉を低減する。【解決手段】センサ基板20と、素子形成面20a上において、感磁素子R1,R3と感磁素子R2,R4との間に設けられた外部磁性体30と、第1の部分41、第2の部分42及び第3の部分43を有する外部磁性体40とを備える。外部磁性体40の第3の部分43は、x方向における幅が裏面23から離れるにしたがって狭くなる絞り形状部43aを含み、絞り形状部43aの幅を規定する端面は曲面である。本発明によれば、外部磁性体40の第3の部分43が絞り形状部43aを有していることから、複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合であっても、磁気センサ間における干渉を低減することが可能となる。しかも、絞り形状部が曲面によって構成されていることから、角部にて生じる磁界の漏洩を低減することができる。【選択図】図1

Description

本発明は磁気センサに関し、特に、感磁素子が形成されたセンサ基板と外部磁性体とを備えた磁気センサに関する。
磁気センサには、感磁素子が形成されたセンサ基板の他に、感磁素子に磁束を集めるための外部磁性体が用いられることがある。例えば、特許文献1には、センサ基板の素子形成面上に配置された第1の外部磁性体と、センサ基板の両側面及び裏面を覆う第2の外部磁性体を備えた磁気センサが開示されている。特許文献1に記載された磁気センサのように、センサ基板の素子形成面を覆う第1の外部磁性体だけでなく、センサ基板の両側面及び裏面を覆う第2の外部磁性体を用いることにより、垂直方向の磁界に対する検出感度を高めることが可能となる。
特開2017−161519号公報
しかしながら、複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合、外部磁性体の形状によっては磁気センサ間における干渉が大きくなり、これによって空間分解能が低下することがあった。
したがって、本発明は、複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合であっても、磁気センサ間における干渉を低減することが可能な磁気センサを提供することを目的とする。
本発明による磁気センサは、第1及び第2の感磁素子を含む複数の感磁素子が形成された素子形成面と、素子形成面とは反対側に位置する裏面と、素子形成面及び裏面と略直交し、互いに反対側に位置する第1及び第2の側面とを有するセンサ基板と、素子形成面上において、第1の感磁素子と第2の感磁素子との間に設けられた第1の外部磁性体と、第1の側面を覆う第1の部分、第2の側面を覆う第2の部分及び裏面を覆う第3の部分を有する第2の外部磁性体とを備え、第1の感磁素子は、平面視で、第1の外部磁性体と第2の外部磁性体の第1の部分との間に位置し、第2の感磁素子は、平面視で、第1の外部磁性体と第2の外部磁性体の第2の部分との間に位置し、第2の外部磁性体の第3の部分は、第1及び第2の感磁素子の配列方向である第1の方向における幅が、裏面から離れるにしたがって狭くなる絞り形状部を含み、絞り形状部の幅を規定する端面は、曲面であることを特徴とする。
本発明によれば、第2の外部磁性体の第3の部分が絞り形状部を有していることから、複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合であっても、磁気センサ間における干渉を低減することが可能となる。しかも、絞り形状部が曲面によって構成されていることから、角部にて生じる磁界の漏洩を低減することができる。
本発明において、絞り形状部の素子形成面と平行な断面は、面取りされた矩形状であっても構わない。これによれば、絞り形状部における磁界の漏洩がより低減される。
本発明において、第2の外部磁性体の第1及び第2の部分は、素子形成面を超えて突出していても構わない。これによれば、第1の外部磁性体と第2の外部磁性体との間の磁束の漏れが低減される。その結果、磁束が感磁素子により集中することから、磁界の検出感度を高めることが可能となる。
本発明において、第2の外部磁性体は、第1の部分から素子形成面側に折り曲げられた第1のオーバーハング部分と、第2の部分から素子形成面側に折り曲げられた第2のオーバーハング部分とをさらに有するものであっても構わない。これによれば、第1の外部磁性体と第2の外部磁性体との間の磁束の漏れがより低減され、磁束が感磁素子により集中する。その結果、磁界の検出感度をより高めることが可能となる。
本発明において、素子形成面と平行且つ第1の方向と直交する第2の方向から見て、第1のオーバーハング部分と第1の部分は曲線的に繋がり、第2のオーバーハング部分と第2の部分は曲線的に繋がるものであっても構わない。これによれば、第1及び第2のオーバーハング部分の角部にて生じる磁界の漏洩を低減することが可能となる。
本発明による磁気センサは、平面視でセンサ基板の素子形成面と重なる第1、第2及び第3の磁性体層をさらに備え、第1の感磁素子は、第1の磁性体層と第2の磁性体層との間の第1のギャップによって形成される磁路上に設けられ、第2の感磁素子は、第1の磁性体層と第3の磁性体層との間の第2のギャップによって形成される磁路上に設けられ、第1の外部磁性体は、第1の磁性体層上に設けられていても構わない。これによれば、第1〜第3の磁性体層がセンサ基板の素子形成面上における磁路となることから、磁気抵抗が大幅に低減する。これにより、検出感度をよりいっそう高めることが可能となる。
本発明において、第1のオーバーハング部分は第2の磁性体層の少なくとも一部を覆い、第2のオーバーハング部分は第3の磁性体層の少なくとも一部を覆っても構わない。これによれば、磁気抵抗をよりいっそう低減することが可能となる。
本発明において、素子形成面から最も離れた第1の外部磁性体の先端は、曲面によって構成されていても構わないし、裏面から最も離れた第2の外部磁性体の第3の部分の先端は、曲面によって構成されていても構わない。これらによれば、第1及び第2の外部磁性体の先端部で生じる磁界の集中を緩和することが可能となる。
このように、本発明によれば、複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合であっても、磁気センサ間における干渉が低減される。これにより、複数の磁気センサをアレイ状に配列して使用する場合の空間分解能を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ10Aの外観を示す略斜視図である。 図2は、磁気センサ10Aの略上面図である。 図3は、図2に示すA−A線に沿った略断面図である。 図4は、磁束φが均等に分配される様子を説明するための模式図である。 図5は、感磁素子R1〜R4と端子電極61〜64の接続関係を説明するための回路図である。 図6は、磁気センサ10Aをアレイ状に配列した状態を示す略斜視図である。 図7は、磁気センサ10Aをアレイ状に配列した場合における磁界強度のシミュレーション結果である。 図8は、比較例による磁気センサ10aをアレイ状に配列した場合における磁界強度のシミュレーション結果である。 図9は、比較例による磁気センサ10aの外観を示す略斜視図である。 図10は、本発明の第2の実施形態による磁気センサ10Bの外観を示す略斜視図である。 図11は、図10の断面Bにおける外部磁性体40の形状を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ10Aの外観を示す略斜視図である。また、図2は磁気センサ10Aの略上面図であり、図3は図2に示すA−A線に沿った略断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態による磁気センサ10Aは、センサ基板20と、センサ基板20に付加された第1及び第2の外部磁性体30,40とを備えている。センサ基板20はチップ部品であり、xy平面を構成する素子形成面20a側には、感磁素子R1〜R4、磁性体層51〜53、端子電極61〜64が形成されている。センサ基板20の作製方法としては、集合基板に多数のセンサ基板20を同時に形成し、これらを分離することによって多数個取りする方法が一般的であるが、本発明がこれに限定されるものではなく、個々のセンサ基板20を別個に作製しても構わない。
センサ基板20は、yz平面を構成する第1及び第2の側面21,22と、素子形成面20aとは反対側に位置し、xy面を構成する裏面23とを有している。第1及び第2の側面21,22は、素子形成面20aと実質的に直交する面であるが、完全に直交する必要はない。また、裏面23は素子形成面20aと実質的に平行な面であるが、完全に平行である必要はない。
素子形成面20aのx方向における略中央部は、第1の外部磁性体30で覆われている。また、センサ基板20の第1の側面21、第2の側面22及び裏面23は、第2の外部磁性体40によって覆われている。外部磁性体30,40は、フェライトなど透磁率の高い軟磁性材料からなるブロックであり、接着剤などを用いてセンサ基板20に接着されていても構わないし、センサ基板20とともに図示しない他の基板に搭載され、センサ基板20との相対的な位置関係が固定されているものであっても構わない。
外部磁性体30は、センサ基板20の素子形成面20aからz方向に延在する棒状体であり、z方向から見て、感磁素子R1,R3と感磁素子R2,R4の間に配置される。
外部磁性体40は、センサ基板20の第1の側面21を覆う第1の部分41と、センサ基板20の第2の側面22を覆う第2の部分42と、センサ基板20の裏面23を覆う第3の部分43を有しており、これらが一体化された構造を有している。外部磁性体40を一体化されたブロックとすれば、外部磁性体40の磁気抵抗を最小限とすることができる。尚、外部磁性体40の第1の部分41、第2の部分42及び第3の部分43がセンサ基板20の第1の側面21、第2の側面22及び裏面23とそれぞれ接している必要はなく、両者間に空間が存在していても構わないし、両者間に接着剤などの他の部材が介在していても構わない。
図1に示すように、外部磁性体40の第3の部分43は、x方向における幅がセンサ基板20の裏面23から離れるにしたがって狭くなる絞り形状部43aを有している。絞り形状部43aは、センサ基板20の裏面23と接する幅広部43bと、z方向に突出する幅狭部43cを繋ぐ部分である。幅広部43bのx方向における幅W1は、センサ基板20のx方向における幅よりも広く、幅狭部43cのx方向における幅W2は、センサ基板20のx方向における幅よりも狭い。幅狭部43cのx方向における幅W2は、第1の外部磁性体30のx方向における幅W0と同じであることが好ましい。
さらに、外部磁性体40の第1の部分41は、z方向における位置が素子形成面20aを超えるようz方向に延長され、さらにこの延長された部分から素子形成面20a側に折り曲げられた第1のオーバーハング部分OH1を有している。同様に、外部磁性体40の第2の部分42は、z方向における位置が素子形成面20aを超えるようz方向に延長され、さらにこの延長された部分から素子形成面20a側に折り曲げられた第2のオーバーハング部分OH2を有している。
図2に示すように、センサ基板20の素子形成面20aには、磁性体層51〜53が形成されている。磁性体層51は、素子形成面20aの略中央に位置し、そのx方向における両側に磁性体層52,53が配置される。特に限定されるものではないが、磁性体層51〜53としては、樹脂材料に磁性フィラーが分散された複合磁性材料からなる膜であっても構わないし、ニッケル又はパーマロイなどの軟磁性材料からなる薄膜もしくは箔であっても構わないし、フェライトなどからなる薄膜又はバルクシートであっても構わない。
磁性体層51は、中央に位置し、外部磁性体30によって覆われる主領域M1と、主領域M1からx方向に離れるに従ってy方向における幅が狭くなる収束領域S1〜S4を含む。図2に示すように、収束領域S1,S3は主領域M1に対してx方向マイナス側(左側)に位置し、収束領域S2,S4は主領域M1に対してx方向プラス側(右側)に位置する。
一方、磁性体層52は、外部磁性体40のオーバーハング部分OH1によって覆われる主領域M2と、主領域M2からx方向(プラス側)に離れるに従ってy方向における幅が狭くなる収束領域S5,S7を含む。同様に、磁性体層53は、外部磁性体40のオーバーハング部分OH2によって覆われる主領域M3と、主領域M3からx方向(マイナス側)に離れるに従ってy方向における幅が狭くなる収束領域S6,S8を含む。
外部磁性体30は、z方向の磁束φを取り込む役割を果たす。外部磁性体30を介して取り込まれた磁束φは、主領域M1に入射され、図4に示すように収束領域S1〜S4に対してほぼ均等に分配される。収束領域S1〜S4に達した磁束φは、それぞれy方向に延在するギャップG1〜G4を介して、収束領域S5〜S8に供給される。収束領域S5〜S8に到達した磁束は、主領域M2,M3を介して外部磁性体40に回収される。
図2に示すように、ギャップG1〜G4によって形成される磁路上には、それぞれy方向を長手方向とする感磁素子R1〜R4が配置されている。感磁素子R1〜R4は、ギャップG1〜G4内に配置されていても構わないが、ギャップG1〜G4外であっても、当該ギャップによって形成される磁路上に配置されていれば足りる。また、ギャップG1〜G4の幅方向はx方向であっても構わないし、感磁素子R1〜R4にx方向成分を有する磁束φを印加可能である限り、ギャップG1〜G4の幅方向がz方向成分を有していても構わない。
感磁素子R1〜R4は、磁束密度によって物理特性の変化する素子であれば特に限定されないが、磁界の向きに応じて電気抵抗が変化する磁気抵抗素子であることが好ましい。本実施形態においては、感磁素子R1〜R4の感磁方向(固定磁化方向)は、図2の矢印Pが示す方向(x方向におけるプラス側)に全て揃えられている。
かかる構成により、外部磁性体30を介して主領域M1に集められた磁束φは、図4に示すように左右にほぼ均等に分配された後、第1及び第2のオーバーハング部分OH1,OH2を介して外部磁性体40に吸い込まれる。この時、磁束φの一部が感磁素子R1〜R4を通過するため、感磁素子R1,R3と感磁素子R2,R4には、互いに逆方向の磁束が与えられることになる。上述の通り、感磁素子R1〜R4の磁化固定方向は、矢印Pが示すxプラス方向に揃えられていることから、磁束のx方向における成分に対して感度を持つことになる
図5は、感磁素子R1〜R4と端子電極61〜64の接続関係を説明するための回路図である。
図5に示すように、端子電極61,64には、それぞれグランド電位Gnd及び電源電位Vddが供給される。また、端子電極61,64間には、感磁素子R1,R2が直列に接続されるとともに、感磁素子R4,R3が直列に接続される。そして、感磁素子R3,R4の接続点は端子電極62に接続され、感磁素子R1,R2の接続点は端子電極63に接続される。このようなフルブリッジ接続により、端子電極63に現れる電位Vaと端子電極62に現れる電位Vbを参照することにより、磁束密度に応じた感磁素子R1〜R4の電気抵抗の変化を高感度に検出することが可能となる。
具体的には、感磁素子R1〜R4が全て同一の磁化固定方向を有していることから、外部磁性体30とオーバーハング部分OH1の間に位置する感磁素子R1,R3の抵抗変化量と、外部磁性体30とオーバーハング部分OH2との間に位置する感磁素子R2,R4の抵抗変化量との間には差が生じる。この差は、図5に示したフルブリッジ回路によって2倍に増幅され、端子電極62,63に現れる。したがって、端子電極62,63に現れる電位Va,Vbの差を検出することによって、磁束密度を測定することが可能となる。
そして、本実施形態においては、外部磁性体40の第3の部分43が絞り形状部43aを有していることから、図6に示すように、複数の磁気センサ10Aをxy方向にアレイ状に配列した場合であっても、隣接する磁気センサ10Aの幅狭部43c同士の間隔が十分に確保される。これにより、隣接する磁気センサ10A間における磁気的な干渉が低減される。しかも、絞り形状部43aのx方向における幅を規定する端面は曲面であり、y方向から見た絞り形状部43aの形状は実質的に角部を有していない。これにより、角部において生じる磁界の漏洩が低減されることから、磁界の漏洩に起因する干渉も低減される。
また、y方向から見て、第1のオーバーハング部分OH1と第1の部分41は曲線的に繋がり、第2のオーバーハング部分OH2と第2の部分42は曲線的に繋がっている。つまり、オーバーハング部分OH1,OH2の表面であるxy面と、第1及び第2の部分41,42の表面であるyz面が直角に接するのではなく、y方向に延在する角部が面取りされて曲面を構成している。これにより、オーバーハング部分OH1,OH2の近傍における磁界の集中が緩和される。
さらに、外部磁性体30,40の先端部も曲面によって構成されており、y方向から見て実質的に角部を有していない。このため、外部磁性体30,40の先端部における局所的な磁界の集中も生じにくく、磁界がよりスムーズに外部磁性体30,40に取り込まれる。
図7は、本実施形態による磁気センサ10Aをアレイ状に配列した場合における磁界強度のシミュレーション結果であり、図8は、比較例による磁気センサ10aをアレイ状に配列した場合における磁界強度のシミュレーション結果である。比較例による磁気センサ10aの構造は図9に示す通りであり、外部磁性体30aが矩形であるとともに、外部磁性体40aが絞り形状部43a及び幅狭部43cを有していない。また、比較例による磁気センサ10aにおいては、第1のオーバーハング部分OH1と第1の部分41が直角に繋がり、第2のオーバーハング部分OH2と第2の部分42が直角に繋がっている。
図7と図8を比較すれば明らかなように、比較例による磁気センサ10aにおいては、外部磁性体40aの幅広部43bから磁束の漏洩が生じ、この漏洩磁束が隣接する磁気センサ10a同士で結合している。また、比較例による磁気センサ10aにおいては、角部において磁界が集中するため漏洩磁束が発生し、ここを起点として隣接する磁気センサ10a同士の干渉が発生している。これに対し、本実施形態による磁気センサ10Aは、外部磁性体40が絞り形状部43aを有していることから、隣接する磁気センサ10Aとの磁気結合が低減されているだけでなく、絞り形状部43aやオーバーハング部分OH1,OH2などが曲面によって構成されていることから、磁界の集中が緩和されていることが分かる。
<第2の実施形態>
図10は、本発明の第2の実施形態による磁気センサ10Bの外観を示す略斜視図である。また、図11は、図10の断面Bにおける外部磁性体40の形状を示す断面図である。
図10及び図11に示すように、本実施形態による磁気センサ10Bは、外部磁性体30,40のxy断面が面取りされている点において、第1の実施形態による磁気センサ10Aと相違している。その他の構成は、第1の実施形態による磁気センサ10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
外部磁性体30,40のxy断面は、xz面によって構成される辺と、yz面によって構成される辺を有しており、本実施形態においては、これらの辺が接する角部が面取りされている。このため、例えば、外部磁性体40の絞り形状部43aのxy断面は、図11に示すように面取りされた矩形状である。これにより、角部において生じる磁界の集中がより緩和されることから、複数の磁気センサ10Bをアレイ状に配列した場合、隣接する磁気センサ10B間における干渉をより低減することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10A,10B,10a 磁気センサ
20 センサ基板
20a 素子形成面
21 第1の側面
22 第2の側面
23 裏面
30,30a 第1の外部磁性体
40,40a 第2の外部磁性体
41 第1の部分
42 第2の部分
43 第3の部分
43a 絞り形状部
43b 幅広部
43c 幅狭部
51〜53 磁性体層
61〜64 端子電極
G1〜G4 ギャップ
M1〜M3 主領域
OH1 第1のオーバーハング部分
OH2 第2のオーバーハング部分
R1〜R4 感磁素子
S1〜S8 収束領域
φ 磁束

Claims (9)

  1. 第1及び第2の感磁素子を含む複数の感磁素子が形成された素子形成面と、前記素子形成面とは反対側に位置する裏面と、前記素子形成面及び前記裏面と略直交し、互いに反対側に位置する第1及び第2の側面とを有するセンサ基板と、
    前記素子形成面上において、前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子との間に設けられた第1の外部磁性体と、
    前記第1の側面を覆う第1の部分、前記第2の側面を覆う第2の部分及び前記裏面を覆う第3の部分を有する第2の外部磁性体と、を備え、
    前記第1の感磁素子は、平面視で、前記第1の外部磁性体と前記第2の外部磁性体の前記第1の部分との間に位置し、
    前記第2の感磁素子は、平面視で、前記第1の外部磁性体と前記第2の外部磁性体の前記第2の部分との間に位置し、
    前記第2の外部磁性体の前記第3の部分は、前記第1及び第2の感磁素子の配列方向である第1の方向における幅が、前記裏面から離れるにしたがって狭くなる絞り形状部を含み、
    前記絞り形状部の前記幅を規定する端面は、曲面であることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記絞り形状部の前記素子形成面と平行な断面は、面取りされた矩形状であることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記第2の外部磁性体の前記第1及び第2の部分は、前記素子形成面を超えて突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気センサ。
  4. 前記第2の外部磁性体は、前記第1の部分から前記素子形成面側に折り曲げられた第1のオーバーハング部分と、前記第2の部分から前記素子形成面側に折り曲げられた第2のオーバーハング部分とをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の磁気センサ。
  5. 前記素子形成面と平行且つ前記第1の方向と直交する第2の方向から見て、前記第1のオーバーハング部分と前記第1の部分は曲線的に繋がり、前記第2のオーバーハング部分と前記第2の部分は曲線的に繋がることを特徴とする請求項4に記載の磁気センサ。
  6. 平面視で前記センサ基板の前記素子形成面と重なる第1、第2及び第3の磁性体層をさらに備え、
    前記第1の感磁素子は、前記第1の磁性体層と前記第2の磁性体層との間の第1のギャップによって形成される磁路上に設けられ、
    前記第2の感磁素子は、前記第1の磁性体層と前記第3の磁性体層との間の第2のギャップによって形成される磁路上に設けられ、
    前記第1の外部磁性体は、前記第1の磁性体層上に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の磁気センサ。
  7. 前記第1のオーバーハング部分は前記第2の磁性体層の少なくとも一部を覆い、前記第2のオーバーハング部分は前記第3の磁性体層の少なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項6に記載の磁気センサ。
  8. 前記素子形成面から最も離れた前記第1の外部磁性体の先端は、曲面によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  9. 前記裏面から最も離れた前記第2の外部磁性体の前記第3の部分の先端は、曲面によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の磁気センサ。
JP2018044140A 2018-03-12 2018-03-12 磁気センサ Active JP7077679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018044140A JP7077679B2 (ja) 2018-03-12 2018-03-12 磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018044140A JP7077679B2 (ja) 2018-03-12 2018-03-12 磁気センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019158508A true JP2019158508A (ja) 2019-09-19
JP7077679B2 JP7077679B2 (ja) 2022-05-31

Family

ID=67994840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018044140A Active JP7077679B2 (ja) 2018-03-12 2018-03-12 磁気センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7077679B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4060360A1 (en) 2021-03-18 2022-09-21 TDK Corporation Magnetic sensor

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02302922A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Hitachi Ltd 磁気検出素子およびそれを用いた磁気記憶装置
JPH03180786A (ja) * 1989-12-11 1991-08-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁場検出器
WO2008146809A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corporation 磁界検出装置
WO2009151023A1 (ja) * 2008-06-11 2009-12-17 アルプス電気株式会社 磁気センサ及び磁気センサモジュール
JP2017161519A (ja) * 2016-03-03 2017-09-14 Tdk株式会社 磁気センサ
WO2017204151A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 Tdk株式会社 磁気センサ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02302922A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Hitachi Ltd 磁気検出素子およびそれを用いた磁気記憶装置
JPH03180786A (ja) * 1989-12-11 1991-08-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁場検出器
WO2008146809A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corporation 磁界検出装置
WO2009151023A1 (ja) * 2008-06-11 2009-12-17 アルプス電気株式会社 磁気センサ及び磁気センサモジュール
JP2017161519A (ja) * 2016-03-03 2017-09-14 Tdk株式会社 磁気センサ
WO2017204151A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 Tdk株式会社 磁気センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4060360A1 (en) 2021-03-18 2022-09-21 TDK Corporation Magnetic sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP7077679B2 (ja) 2022-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10890630B2 (en) Magnetic sensor
JP6610178B2 (ja) 磁気センサ
WO2017158900A1 (ja) 磁気センサ
CN110709720B (zh) 磁传感器
JP7069960B2 (ja) 磁気センサ
WO2017149831A1 (ja) 磁気センサ
JP2018004618A (ja) 磁気センサ
JP2009175120A (ja) 磁気センサ及び磁気センサモジュール
WO2019167598A1 (ja) 磁気センサ
JP7095350B2 (ja) 磁気センサ
WO2019139110A1 (ja) 磁気センサ
JP2019158508A (ja) 磁気センサ
JP2019074481A (ja) 磁気センサ
JP6981299B2 (ja) 磁気センサ
JP2017040628A (ja) 磁気センサ
JP7192227B2 (ja) 磁気センサ
JP2019163934A (ja) 磁気センサ
JP7172178B2 (ja) 磁気センサ
JP2022143682A (ja) 磁気センサ
JP2019095319A (ja) 磁気センサ
JP2018189388A (ja) 磁界センサ
JP2023046269A (ja) 磁気センサ
JP2021101168A (ja) 磁気センサ
JP2019190890A (ja) 磁路形成部材及びこれを用いた磁気センサ
JP2022138864A (ja) 磁気センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7077679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150