JP2019157397A - トンネルインバートの施工方法とトンネルインバート用プレキャスト板 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結箇所における応力集中を防止する。【解決手段】トンネル1の底部にコンクリート製のインバート5を設けるトンネルインバートの施工方法において、インバート5の幅方向中央以外で、該インバート5を幅方向に分割した形状を有するプレキャスト板6,7を複数形成し、これらプレキャスト板6,7同士をトンネル1の幅方向中央以外で連結して設置する。トンネル1のインバート5において、曲げモーメントが最大となる幅方向中央を避けて分割することにより、強度的に優れたインバート5を構築することができる。また、幅方向に隣り合うプレキャスト板6,7同士の連結箇所Kが、トンネル1の長さ方向に隣り合うプレキャスト板6,7で異なるから、トンネル長さ方向に連結箇所K,Kが連続しないため、連結箇所Kへの応力集中が避けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、トンネルの底部に設けるトンネルインバートの施工方法とトンネルインバート用プレキャスト板に関する。
従来、この種のものとして、脚枠部と天台部に分割されたアーチカルバート本体の下部に、基礎底板を設けた組立式アーチカルバートが知られている。
上記組立式アーチカルバートでは、基礎底板をプレキャスト製のインバート用プレキャスト板とした場合、トンネル内の運搬や据付などの施工条件により、1枚物のプレキャスト板では施工ができない場合がある。
これに対して、トンネルの底部にコンクリート製のインバートを設けるトンネルインバートの施工方法において、前記インバートをトンネルの幅方向に二分割した形状を有するプレキャスト板を複数形成し、前記トンネルの幅方向一側に複数の前記プレキャスト板を設置した後、前記トンネルの幅方向他側に複数の前記プレキャスト板を設置する(例えば特許文献2)ものが知られており、この施工方法では、工期の短縮が可能で、片側交通を確保することができ、プレキャスト板はインバートを二分割した形状を有するため、狭いトンネル内でも運搬・据付が可能となる。
特開昭58−7043号公報 特開平10−220186号公報
上記トンネルインバートの施工方法では、プレキャスト板はインバートをトンネルの幅方向中央で二分割しており、トンネル幅方向に隣り合うプレキャスト板の接合個所において、一般的にトンネルに生じる曲げモーメントが最大となるため、連結強度を確保する必要がある。
また、トンネルの長さ方向において前記連結個所が連続するため、連結箇所に応力が集中し易いという問題がある。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑み、連結箇所における応力集中を防止できるトンネルインバートの施工方法とトンネルインバート用プレキャスト板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、トンネルの底部にコンクリート製のインバートを設けるトンネルインバートの施工方法において、前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に分割した形状を有するプレキャスト板を複数形成し、これらプレキャスト板同士をトンネルの幅方向中央以外で連結して設置することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記幅方向に隣り合う前記プレキャスト板同士の連結箇所が、トンネルの長さ方向に隣り合う前記プレキャスト板で異なることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に三分割した形状を有するプレキャスト板の第1の組と、この第1の組の連結箇所と異なる位置で且つ前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に三分割した形状を有するプレキャスト板の第2の組とを、トンネルの長さ方向に交互に設置することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、トンネルの底部に設けられるコンクリート製のインバート用プレキャスト板において、前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に分割した形状を有することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記インバートを幅方向に二分割した形状を有することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に三分割すると共に、トンネル幅方向の左右の連結箇所が左右一側寄りの形状を有することを特徴とする。
請求項1の構成によれば、トンネルのインバートにおいて、曲げモーメントが最大となる幅方向中央を避けて分割することにより、強度的に優れたインバートを構築することができる。
請求項2の構成によれば、トンネル長さ方向に連結箇所が連続しないため、連結箇所への応力集中が避けられる。
請求項3の構成によれば、3分割のプレキャスト板の異なる2組により、連結箇所がトンネル長さ方向に連続しない構造が得られる。
請求項4の構成によれば、トンネルのインバートにおいて、曲げモーメントが最大となる幅方向中央を避けて分割することにより、強度的に優れたインバートを構築可能なプレキャスト板が得られる。
請求項5の構成によれば、インバートを2枚のプレキャスト板で構築することができ、幅方向に一体物を設置することができない現場で効率よく施工を行うことができる。
請求項6の構成によれば、中央のプレキャスト板を左右対称に三分割したプレキャスト板の組と合わせて使用することにより、トンネル長さ方向に連結箇所が連続しない構造が得られる。
本発明の実施例1を示すトンネルの断面図である。 同上、プレキャスト板の正面図である。 同上、トンネル長さ方向に並設したプレキャスト板の平面図である。 同上、トンネル幅方向外側の断面図である。 同上、高さ調整手段の断面図である。 同上、一部を断面にした台座の正面図である。 同上、台座の平面図である。 同上、目地部の断面図である。 同上、目地部の平面図である。 同上、施工を説明する側面図である。 同上、施工を説明する平面図である。 同上、トンネルのモーメント図である。 本発明の実施例2を示すプレキャスト板の正面図である。 本発明の実施例3を示すトンネル長さ方向に並設したプレキャスト板の平面図である。 本発明の実施例4を示す平面説明図である。 本発明の実施例5を示す支持部材の正面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、図面を参照して、本発明のトンネルインバートの施工方法とトンネルインバート用プレキャスト板の実施例1について説明する。
図1〜図11は本発明の実施例1を示す。図1は新設のあるいは既設のトンネルを拡張したアーチ形トンネル1の断面を示し、アーチ形に組んだ山側壁体2と内壁体3とによりアーチ形構造体4を形成しており、それら山側壁体2及び内壁体3は現場打ちコンクリートあるいはプレキャストコンクリート板等により形成される。また、前記アーチ形構造体4の下部をインバート5により連結し、このインバート5はトンネル1の底部の幅を有する湾曲状のインバート用プレキャスト板6,7により形成されている。また、アーチ形構造体4はロックアンカー(図示せず)により地山8に固定され、前記ロックアンカーは地山8に打ち込まれている。
左右の前記プレキャスト板6,7は、コンクリートからなり、図1〜図3などに示すように、インバート5をトンネル1の幅方向中央Sの位置から左右にずらした位置で分割された形状をなし、この分割箇所において、相互の接合面6M,7Mを突き合せて左右のプレキャスト板6,7が一体化される。尚、接合面6M,7Mを突き合わせた箇所が連結箇所Kである。前記プレキャスト板6,7全体はトンネル幅に対応した形状をなすと共に、湾曲状をなす。そして、前記プレキャスト板の上面11と下面12は略円弧状をなし、プレキャスト板6,7は、幅方向両端側を除いて略一定の厚さTをなし、前記下面12の曲率半径は、前記上面11の曲率半径より前記厚さTだけ大きい。
前記インバート5の幅が5〜15メートル程度に対して、前記接合面6M,7Mはトンネル1の幅方向中央Sから0.5〜1.5メートル左右に離れた位置に設けられ、この例では中央Sから間隔Hが1メートル離れた位置に設けられている。尚、間隔Hが大き過ぎると、プレキャスト板6,7の大きさの差が大となり、一方のプレキャスト板7が大きくなると、施工性が低下するから、トンネル幅方向の幅は、プレキャスト板6がプレキャスト板7の0.6倍以上、好ましくは0.7倍以上で、且つ前記間隔Hを300mm以上、好ましくは500mm以上とすることが好ましい。
また、図3に示すように、トンネル1の長さ方向に隣り合うプレキャスト板6,7は、左右一方と他方のプレキャスト板6,7の隣りに、左右他方と一方のプレキャスト板7,6を配置し、この隣りに左右一方と他方のプレキャスト板6,7を配置し、接合面6M,7Mがトンネル長さ方向において、連続しないように千鳥状に配置される。尚、図1などに示すように、接合面6M,7Mは据付状態で垂直になるように形成されている。また、左右のプレキャスト板6,7を接合したものが単位プレキャストインバート部10であり、複数の単位プレキャストインバート部10,10・・・をトンネル1の長さ方向に敷設すると共に、接合してインバート5が形成される。
前記プレキャスト板6の下面12の幅方向両側(左右両側)には、横方向の水平下面13を左右方向外側の端部側に延設することにより凸部14が設けられ、この凸部14は円弧状の下面12から下部側に膨出した部分である。また、前記水平下面13は、前記プレキャスト板6,7の下面12の最下部より高い位置にある。尚、前記プレキャスト板6,7の下面12の最下部は、プレキャスト板6,7のトンネル1の中央Sにある。
図4などに示すように、前記プレキャスト板6,7の左右の端面16,16には、垂直方向の外端面17と、この外端面17の上部から中央側に斜め上向きに形成された上端面18と、前記外端面17の下部から中央側に斜め下向きに形成された下端面19とが設けられている。前記外端面17から横方向外側に下連結部たる下鉄筋17T,17Tが突設され、これら下鉄筋17T,17Tは上下に間隔を置いて配置されており、また、前記上端面18から斜め上外側に、上連結部たる上鉄筋18Tが突設されている。さらに、アーチ形構造体4の下端面4Tには、中央側に斜め下向きの連結部たる連結鉄筋9Tが突設されている。
前記プレキャスト板6,7には、それぞれ複数の裏込め材用充填孔20が穿設され、この充填孔20は単位プレキャストインバート部10の中央左右と、単位プレキャストインバート部10の側部の左右とに設けられており、プレキャスト板6,7の上面11の接線方向に対して略垂直に穿設されている。
また、前記プレキャスト板6,7には、前記左右の凸部14,14に高さ調整手段21が設けられている。この高さ調整手段21は、前記プレキャスト板6,7の前記凸部14の箇所に垂直方向の段付き孔22を形成し、この段付き孔22は、上下に径大部22Aと径小部22Bとを連続して設け、前記径小部22Bには雌螺子部23Aが設けられている。この例では、前記径小部22Bにナット体23がインサート成形により設けられており、そのナット体23の雌螺子部23Aに螺合する高さ調整ボルト24を備え、この高さ調整ボルト24の頭部24Tは、前記径大部22A内に収納される。尚、図5に示すように、単位プレキャストインバート部10にはトンネル長さ方向に複数(2つ)の高さ調整手段21が設けられている。また、段付き孔22は、プレキャスト板6,7の高さ調整後に、充填材を充填することにより埋められる。
前記プレキャスト板6の設置箇所たる掘削箇所31の平坦な底面32の両側には、突出部たる傾斜面33,33が設けられ、この傾斜面33の上部外側に平坦面34が設けられ、この平坦面34の上部に前記アーチ形構造体4の下端面4Tが位置し、前記下端面4Tと平坦面34との間には凹部35が設けられ、この凹部35の外側には縦方向の側面36が設けられている。この例では、前記傾斜面33の上部は、前記水平下面13より高く形成され、また、前記傾斜面33は据付状態の前記下端面19と略平行に形成されている。
図1及び図4に示すように、前記底面32の左右には、前記左右の水平下面13,13に対応して、支持部材たるプレキャストコンクリート製ブロック38が設けられ、このブロック38はトンネル長さ方向に長い長方形形状をなす。前記プレキャスト板6のトンネル長さ方向の長さが500mmの場合、その長さより前記ブロック38の同長さは大きく、例えば900mm程度である。また、前記ブロック38はトンネル長さ方向に連続して配置されたり、トンネル長さ方向に隣合うブロック38,38間に間隔を置いて配置されたりし、複数のブロック38の合計長さは、施工区間のトンネル長さ方向の0.8倍以上とすることが好ましい。そして、この例では、隣り合うブロック38,38の間に100mmの間隔を設けている。尚、1つのブロック38が、トンネル長さ方向に隣り合う2枚の単位プレキャストインバート部10,10の下方に跨って配置される。
そして、ブロック38は、プレキャスト板6,7を掘削箇所31に吊り下す前に底面32に配置される。尚、ブロック38が支持部材であり、そのブロック38の水平方向の上面が支持面38Aである。
そして、施工においては、前記左右の支持面38A,38Aに左右の前記水平下面13,13を載置するようにしてプレキャスト板6,7を仮置きした後、高さ調整ボルト24を使用して支持面38Aと水平下面13の間隔を調整し、プレキャスト板6,7の高さを調整することができる。従って、支持面38Aの角部がプレキャスト板6,7の下面12に部分的に当たることがなく、高さ調整前にプレキャスト板6,7を安定してブロック38に載置することができる。
トンネル1の周方向に彎曲をなす同一形状の前記単位プレキャストインバート部10が、トンネル1の長さ方向に並設される。この場合、図3に示すように、トンネル1の長さ方向に隣り合う単位プレキャストインバート部10,10は、接合面6M,7Mを左右交互にずらして千鳥状に配置している。また、図8及び図9に示すように、該単位プレキャストインバート部10の長さ方向端面間に目地部55が設けられる。また、トンネル1の長さ方向に隣合う単位プレキャストインバート部10,10は、複数の連結具56により連結される。
前記連結具56は、連結具本体たる矩形の連結板57を前記目地部55に跨って配置すると共に、その連結板57を単位プレキャストインバート部10の上面11に配置し、単位プレキャストインバート部10の両側を固定手段たる螺子式締め具58により単位プレキャストインバート部10,10に螺着してなる。また、前記連結板57にはトンネル長さ方向に長い長孔59が穿設され、この長孔59に前記螺子式締め具58が挿通されている。さらに、連結板57は10mm以下の薄い板であり、連結板57を収納する凹部は上面11には形成されていない。尚、螺子式締め具58には、ボルトを用いたり、螺子棒とナットの組み合わせを用いたりすることができる。
既設又は新設のトンネル1の底部を掘削した後、必要に応じて、台座60が用いられ、この台座60は、地山8と前記アーチ形構造体4の下端面4Tとの間に配置され、該アーチ形構造体4を支持する。図4に示すように、地山8には、前記アーチ形構造体4の下端面4Tの下方に、支持面たる水平方向の前記平坦面34を設ける。この平坦面34を有する前記凹部35は、地山8を掘削して形成したり、掘削後、平坦面34をコンクリートなどにより形成したりすることができ、その平坦面34に前記台座60が載置される。
前記台座60は、上板部61と下板部62の間にH形鋼などの縦部63を設け、上板部61に複数(4つ)の透孔64,64,64,64を設けると共に、前記透孔64に連通するナット65を設けている。このように上板部61にナット65を設けることにより雌螺子部65Aを設け、下方から前記雌螺子部65Aに高さ調整具たる高さ調整ボルト66を螺合している。また、前記アーチ形構造体4の下端面4Tに配置する板状の載置部67を備え、この載置部67の下面には、前記高さ調整ボルト66の先端が係入する受筒部68が設けられ、また、前記載置部67の外縁には、前記アーチ形構造体4の外周面下部に係止する係止部69が突設されている。
そして、前記平坦面34に複数の前記台座60,60・・・を載置し、台座60をトンネル1の長さ方向に等間隔で配置すると共に、前記係止部69を前記アーチ形構造体4の外周面下部に沿うように配置し、高さ調整ボルト66を操作して載置部67によりアーチ形構造体4を支持する。
図10に示すように、前記プレキャスト板6の上面11の左右には、アンカー体71,71がインサート成形などにより設けられ、これら左右のアンカー体71,71に吊り具72が着脱可能に連結される。前記吊り具72は横方向の吊り具本体73と、この吊り具本体73の下面左右に設けられ前記アンカー体71に着脱自在に連結される連結部74と、前記吊り具本体73の中央上面に設けられ吊り上げ手段たるクレーン75に連結される連結受部76とを備え、この連結受部76にはクレーン75の索条77に設けたフック(図示せず)が着脱自在に連結される。
次に、前記プレキャスト板6を用いたトンネルインバートの施工方法につき説明する。まず、既設のトンネル1の道路81を、ブレーカーやバックホーなどの掘削機械により掘削し、前記掘削箇所31を形成する。この後、図10及び図11に示すように、掘削箇所31の一側の道路81に、運搬手段たる運搬車両82によりプレキャスト板6を運搬し、掘削箇所31の他側の道路81に、前記クレーン75を配置する。
図10及び図11に示すように、前記アーチ形トンネル1は非常駐車帯部などの拡径部であり、該トンネル1に、大きさが標準の標準部たるアーチ形トンネル1Aが接続されており、前記他側の道路81はアーチ形トンネル1A内に位置する。尚、トンネル1はトンネル1Aより大きく、両トンネル1,1Aは左右方向一側の端部側を合わせて連通している。
このような現場では、運搬や道路81に配置したクレーン75の操作に制約を受けるため、1枚物のプレキャスト板では施工できない場合がある。即ちクレーン75の旋回及びアームの操作に制約を受ける。
そこで、インバート5を幅方向に不均一に二分割したプレキャスト板6,7を複数形成し、これをトンネル1内に据付ける。
具体的には、図10に示すように、プレキャスト板6に吊り具72を連結し、吊り具72にクレーン75の索条77を連結する。尚、吊り具72は、運搬車両82がトンネル1に入る前にプレキャスト板6,7に連結しておいてもよい。据え付け作業においては、前記プレキャスト板6を前記底面32に並べ、まず、プレキャスト板6の左右の水平下面13,13を、ブロック38の支持面38Aに設置した後、高さ調整ボルト24によりプレキャスト板6の高さを調整する。この後同様にプレキャスト板7も設置したあと高さ調整ボルト24で高さを調整する。
吊り下す際は、端面16に上下方向の外端面17が設けられ、中央側の接合面6M,7Mは垂直で、左右の外端面17,17の間隔がアーチ形構造体4の左右の下端の間隔より狭いから、スムーズに吊り下すことができる。尚、プレキャスト板6を掘削箇所31に据え付ける前に、ブロック38及び台座60を掘削箇所31に配置しておく。
それら吊り下したプレキャスト板6,7とトンネル1の長さ方向に隣り合うプレキャスト板7,6とを、接合面7M,6Mが左右異なる側になるように据付ける。このように据付けることにより、接合面6M,7Mをモーメントが最大となる幅方向中央からずれた位置に配置されると共に、トンネル1の長さ方向に千鳥状となって連続しない構造が得られる。
このようにして複数のプレキャスト板6,7,6,7・・・を道路81の長さ方向に並設し、高さ調整を行い、目地部55を形成すると共に、隣り合うプレキャスト板6,7,6,7・・・を連結具56により連結する。この場合、連結具56による連結作業はプレキャスト板6,7の上面11において、簡便に行うことができる。
このようにして複数の単位プレキャストインバート部10,10をトンネル長さ方向に並設して底面32に配置した後、裏込め材用充填孔20からプレキャスト板6,7と掘削箇所31との間の前記充填空間39に裏込め材83を充填し、この裏込め材83としては速硬性のグラウト材などが用いられる。また、前記目地部55にも前記裏込め材83や目地材が充填され、前記裏込め材83等の充填後、道路81を埋戻すことができる。
また、充填空間39と共に、充填空間39に連続する凹部35に裏込め材83又は硬化性の充填材を充填し、裏込め材83により上,下鉄筋18T,17T,17Tと連結鉄筋9Tとを一体化することができ、これによりアーチ形構造体4とプレキャスト板6,7とが連結される。
この場合、充填空間39の幅方向左右には、単位プレキャストインバート部10の下端面19,19に近接又は当接する傾斜面33が設けられているため、対応箇所の空間が小さくなり、充填を短時間で行うことができる。そして、単位プレキャストインバート部10が裏込め材83の型枠となるため、その裏込め材83の充填後、この裏込め材83の養生期間が不要とあり、直ぐに埋戻し作業を行うことができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、トンネル1の底部にコンクリート製のインバート5を設けるトンネルインバートの施工方法において、インバート5の幅方向中央S以外で、該インバート5を幅方向に分割した形状を有するプレキャスト板6,7を複数形成し、これらプレキャスト板6,7同士をトンネル1の幅方向中央以外で連結して設置するから、トンネル1のインバート5において、曲げモーメントが最大となる幅方向中央Sを避けて分割することにより、強度的に優れたインバート5を構築することができる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、幅方向に隣り合うプレキャスト板6,7同士の連結箇所Kが、トンネル1の長さ方向に隣り合うプレキャスト板6,7で異なるから、トンネル長さ方向において連結箇所K,Kが連続しないため、連結箇所Kへの応力集中が避けられる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、トンネル1の底部に設けられるコンクリート製のインバート用プレキャスト板6,7において、インバート5の幅方向中央以外で、該インバート5を幅方向に分割した形状を有するから、トンネル1のインバート5において、曲げモーメントが最大となる幅方向中央を避けて分割することにより、強度的に優れたインバート5を構築することができるプレキャスト板6,7が得られる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、インバート5を幅方向に二分割した形状を有するから、インバート5を2枚のプレキャスト板6,7で構築することができ、幅方向に一体物を設置することができない現場で効率よく施工を行うことができる。
以下、実施例上の効果として、プレキャスト板6の下面12の幅方向両側(左右両側)には、横方向の水平下面13を左右方向外側の端部側に延設することにより凸部14を設けたから、他より高さ寸法の高いトンネル幅方向両側の充填空間39を狭くすることができ、幅方向両側が中央より充填時間が掛かるという問題を解消できる。
また、トンネル幅方向の幅は、プレキャスト板6がプレキャスト板7の0.6倍以上、好ましくは0.7倍以上で、且つ前記間隔Hを300mm以上、好ましくは500mm以上とすることにより、二分割でトンネル幅方向の幅を異なるものにしながら、施工性を確保することができる。
また、既設のトンネル1の底部にコンクリート製のインバート5を設けるトンネルインバートの施工方法において、トンネル1の底部の幅を有するインバート5をプレキャスト板6,7により形成し、プレキャスト板6,7を複数形成し、トンネル1の底部を掘削し、この掘削箇所31にプレキャスト板6,7を設置するから、既設のトンネル1の掘削箇所31に複数のプレキャスト板6,7を設置してインバート5を形成できる。
また、プレキャスト板6,7はトンネル1の幅方向に湾曲しており、プレキャスト板6の下面12には、幅方向両側に水平下面13を形成する凸部14が設けられ、この凸部14に高さ調整手段21が設けられており、水平下面13に対応して掘削箇所31に支持部材たるブロック38を配置し、プレキャスト板6の水平下面13をブロック38の水平方向の支持面38Aに載置した後、高さ調整手段21の高さ調整具たる高さ調整ボルト24によりプレキャスト板6の高さを調整するから、プレキャスト板6,7の水平下面13をブロック38の水平方向の支持面38Aに載置するため、ブロック38の角部などにプレキャスト板6の下面12に部分的に当たることがなく、プレキャスト板6,7を安定して仮置きすることができ、この後、高さ調整を行うことができる。
また、凸部14のトンネル幅方向外側で掘削箇所31の底面32に、水平下面13より上部が高い突出部たる傾斜面33が設けられ、プレキャスト板6,7を設置し、プレキャスト板6,7に穿設した裏込め材用充填孔20からプレキャスト板6,7の下部に裏込め材83を充填するから、予め掘削箇所31に傾斜面33が設けられており、トンネル幅方向に湾曲するプレキャスト板6,7において、その幅方向両側下方の充填空間39を小さくでき、裏込め材83の充填量及び充填時間を削減することができる。
また、トンネル1の底部に設けられるコンクリート製のトンネルインバート用プレキャスト板において、トンネル1の底部の幅を有するインバート5を湾曲したプレキャスト板6,7により形成し、プレキャスト板6,7は略一定厚さをなし、プレキャスト板6,7の下面12には、幅方向両側に水平下面13,13を形成する凸部14を設け、この凸部14に高さ調整手段21を設け、プレキャスト板6には、その上下を連通する裏込め材用充填孔20を穿設したから、プレキャスト板6の水平下面13をブロック38などの支持面38Aに載置することができ、施工性に優れ、土圧に対する強度に優れたトンネルインバートを構築することができる。
さらに、プレキャスト板6に高さ調整手段21を設けることにより、掘削箇所31に敷設した後、プレキャスト板6の高さ合わせを容易に行うことができる。さらに、端面16に上下方向の外端面17が設けられ、左右の外端面17,17の間隔がアーチ形構造体4の左右の下端の間隔より狭いから、スムーズに吊り下すことができる。また、連結具56による連結作業を、プレキャスト板6の上面11において、簡便に行うことができる。
図13は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、インバート5はトンネル1の底部の幅を有する湾曲状のプレキャスト板91,92,91により形成され、据付状態で、中央のプレキャスト板92のトンネル幅方向中央Sにトンネル1の中央が位置する。また、左右のプレキャスト板91,91は同一構成のものを用いて向きを変えて据付けている。
中央のプレキャスト板92のトンネル幅方向両端の接合面92M,92Mに、左右のプレキャスト板91,91のトンネル幅方向中央側の接合面91M,91Mを突き合わせて連結する。尚、図示しないが中央のプレキャスト板92の中央Sに前記高さ調整手段21を設けてもよい。
この場合も、接合面91M,92Mは据付状態で垂直になるように形成されているから、プレキャスト板91,92を吊り下してスムーズに据え付けることができる。
このように本実施例では、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、インバート5を左右対称に三分割した形状を有するプレキャスト板91,92,91を用いることにより、連結箇所Kを中央Sから比較的離れた位置に設けることができ、また、左右のプレキャスト板91,91は同じものを使うことができる。
図14は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、複数(2枚)のプレキャスト板6,6を同じ向きでトンネル長さ方向に並設し、これらプレキャスト板6,6の左右方向他側に複数(2枚)のプレキャスト板7,7を同じ向きでトンネル長さ方向に並設し、2つの単位プレキャストインバート部10,10の接合面が連続し、これらの隣りに、接合面が左右他側に位置する複数(2枚)のプレキャスト板6,6,7,7を並設している。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、連結箇所Kを中央Sからずらした位置に配置できると共に、トンネル長さ方向に連続する連結箇所Kの数を従来の1/2にすることができる。
図15は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記プレキャスト板91,92,91からなる単位プレキャストインバート部10,10の間に、他の単位プレキャストインバート部10を設けており、トンネル1の長さ方向に隣り合う単位プレキャストインバート部10,10の連結個所Kが連続しないように構成している。
前記他の単位プレキャストインバート部10は、前記プレキャスト板91,92,91の連結箇所K,Kの位置より左右方向一側に連結箇所K,Kをずらしてインバート5を分割した第1〜第3のプレキャスト板101,102,103からなる。そして、第1のプレキャスト板101が第3のプレキャスト板103よりトンネル幅方向に長く形成され、第2及び第3のプレキャスト板102,103はトンネル幅方向に略同一長さに形成されている。
そして、第2のプレキャスト板102のトンネル幅方向中央に近い接合面102Mと、第1のプレキャスト板101の接合面101Mとを突き合わせて連結する。第2のプレキャスト板102のトンネル幅方向中央側の接合面102M´と、第3のプレキャスト板103の接合面103Mとを突き合わせて連結する。
また、前記プレキャスト板91,92,91を挟んだ他の単位プレキャストインバート部10,10は、トンネル幅方向において、一方は第1〜第3のプレキャスト板101,102,103の順に配置され、他方は逆に第3〜第1のプレキャスト板103,102,101の順に配置されている。
このように前記プレキャスト板91,92,91を挟んだ他の単位プレキャストインバート部10,10は、第1〜第3のプレキャスト板101,102,103の向きを代えることにより、隣り合う単位プレキャストインバート部10,10・・・の連結箇所Kがトンネル長さ方向に連続せず、しかも、共通する第1〜第3のプレキャスト板101,102,103を用いて施工することができる。
この場合も、接合面101M,102M,102M´,103Mは据付状態で垂直になるように形成されているから、プレキャスト板91,92,101,102,103を吊り下してスムーズに据え付けることができる。
尚、図15では鉄筋17T,18Tを図示省略しているが、プレキャスト板101,103のトンネル長さ方向の端面16,16も、前記プレキャスト板6,7の左右の端面16,16と同様に形成されている。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
このように本実施例では、請求項3に対応して、インバート5の幅方向中央以外で、該インバート5を幅方向に三分割した形状を有するプレキャスト板の第1の組たるプレキャスト板91,92,91と、この第1の組の連結箇所Kと異なる位置で且つインバート5の幅方向中央S以外で、該インバート5を幅方向に三分割した形状を有するプレキャスト板の第2の組たるプレキャスト板101,102,103とを、トンネル1の長さ方向に交互に設置するから、分割のプレキャスト板の異なる2組により、連結箇所Kがトンネル長さ方向に連続しない構造が得られる。
このように本実施例では、請求項6に対応して、インバート5の幅方向中央以外で、該インバート5を幅方向に三分割すると共に、トンネル幅方向の左右の連結箇所Kが左右一側寄りの形状を有するから、中央のプレキャスト板92を左右対称に三分割したプレキャスト板の組たるプレキャスト板91,92,91と合わせて使用することにより、トンネル長さ方向に連結箇所Kが連続しない構造が得られる。
また、実施例上の効果として、3枚のなかでトンネル幅方向の幅が最大となるプレキャスト板101の幅を、単位プレキャストインバート部10の幅の1/2未満とし、該プレキャスト板101の接合面Mを中央Sから間隔Hが300mm以上、好ましくは500mm以上で、且つトンネル幅方向の幅は、プレキャスト板101が2枚のプレキャスト板102,103の合計の0.6倍以上、好ましくは0.7倍以上であるから、施工性に優れたものになる。
図16は本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記支持部材の変形例を示す。
前記底面32には前記高さ調整ボルト24を支持する金属製の支持部材41が載置されている。前記支持部材41は、上下に間隔を置いて配置した上,下板部42,43を備えるH型鋼などの下部材44を備え、上,下板部42,43の間には縦部材45が設けられ、前記下部材44をトンネル長さ方向に複数間隔を置いて配置している。また、前記支持部材41は、複数の下部材44,44・・・上に架け渡すトンネル長さ方向の上部材47を備え、この上部材47は前後方向の上,下板部48,49を備え、これら上,下板部48,49の間に一対の縦部材50,50を設けている。さらに、前記上板部48の上には、複数枚の高さ調整板51,51を重ねて配置し、最上部の調整板51の上面が前記高さ調整ボルト24の先端が当接する支持面51Aであり、この支持面51Aは水平方向に設けられている。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、この例では、プレキャスト板6はトンネル1の幅方向に湾曲すると共に、略一定厚さをなしており、プレキャスト板6の下面12には、幅方向両側に水平下面13を形成する凸部14が設けられ、この凸部14に高さ調整手段21が設けられており、水平下面13に対応して掘削箇所31に支持部材41を配置し、プレキャスト板6の水平下面13を支持部材41の水平方向の支持面51Aに載置した後、高さ調整手段21によりプレキャスト板6の高さを調整するから、プレキャスト板6の水平下面13を支持部材41の水平方向の支持面51Aに載置するため、支持部材41の角部などがプレキャスト板6の下面12に部分的に当たることがなく、プレキャスト板6を安定して仮置きすることができ、この後高さ調整を行うことができる。
ることができ、幅方向両側が中央より充填時間が掛かるという問題を解消できる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の容易の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、実施例においては、既設のトンネルに適用する例を主に説明したが、新設のトンネルに用いることもできる。また、連結箇所の位置は適宜選定可能であり、連結箇所の接合面は垂直以外でも斜めなど形状の適宜選定でき、その場合は平均の位置により中央からの間隔などが決まる。さらに、プレキャスト板のトンネル幅方向の長さは、上,下面の中心位置における長さを用いることができる。
1 アーチ形トンネル
4 アーチ形構造体
5 インバート
6 プレキャスト板(左右一方)
6M 接合面
7 プレキャスト板(左右他方)
7M 接合面
10 単位プレキャストインバート部
K 連結箇所

Claims (6)

  1. トンネルの底部にコンクリート製のインバートを設けるトンネルインバートの施工方法において、前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に分割した形状を有するプレキャスト板を複数形成し、これらプレキャスト板同士をトンネルの幅方向中央以外で連結して設置することを特徴とするトンネルインバートの施工方法。
  2. 前記幅方向に隣り合う前記プレキャスト板同士の連結箇所が、トンネルの長さ方向に隣り合う前記プレキャスト板で異なることを特徴とする請求項1記載のトンネルインバートの施工方法。
  3. 前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に三分割した形状を有するプレキャスト板の第1の組と、この第1の組の連結箇所と異なる位置で且つ前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に三分割した形状を有するプレキャスト板の第2の組とを、トンネルの長さ方向に交互に設置することを特徴とする請求項2記載のトンネルインバートの施工方法。
  4. トンネルの底部に設けられるコンクリート製のインバート用プレキャスト板において、前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に分割した形状を有することを特徴とするトンネルインバート用プレキャスト板。
  5. 前記インバートを幅方向に二分割した形状を有することを特徴とする請求項4記載のトンネルインバート用プレキャスト板。
  6. 前記インバートの幅方向中央以外で、該インバートを幅方向に三分割すると共に、トンネル幅方向の左右の連結箇所が左右一側寄りの形状を有することを特徴とする請求項4記載のトンネルインバート用プレキャスト板。
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