JP2019155659A - 削孔機 - Google Patents

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【課題】コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具をガイドする削孔機を提供する。【解決手段】コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具9をガイドする削孔機であって、前記コンクリート構造物に削孔する回転工具9と前記回転工具9をガイドするガイド機構とを備え、前記ガイド機構は、支柱4と、前記支柱4を前記コンクリート構造物に固定する支柱台座部3と、前記支柱4にスライド可能な状態で嵌合するトップ保持部6と、前記トップ保持部6は、前記回転工具9を取り付ける工具取付部8と、バネとポールを有するポール部20と、前記ポール部20の上位を保持するポールトップ部7と、前記ポールトップ部7は、前記ポール部20の下位に前記コンクリート構造物と密着するポールベース部40と、を備えることを特徴とする削孔機。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具をガイドする削孔機に関する。
従来より、鉄筋コンクリートで建造される構造物(建物、道路、橋脚や橋梁など)は、コンクリートにより多く建設、建造されてきている。近年では、プレストレストコンクリート(PC:Prestressed Concrete)により建設、建造される大型の構造物も多い。このプレストレスコンクリートは鉄筋コンクリートに比べ、コンクリートにあらかじめ圧縮応力がかけられているので、コンクリートの表面に割れやひびを生じさせにくい構造となっている。
プレストレストコンクリートでは、通常の鉄筋より約5〜6倍の強度を備えるPC鋼材が使用され、大別すると『プレテンション方式』と『ポストテンション方式』がある。どちらの方式もPC鋼材を導入して、このPC鋼材に張力をあらかじめ行うことでコンクリートに圧縮力を与える。『プレテンション方式』はコンクリートを打設する前に張力を与え、『ポストテンション方式』は打設した後に張力を与える点で異なる。
また、『プレテンション方式』は通常は設備がある工場で行われる方法であるのに対し、『ポストテンション方式』は工事現場で打設する建造物や構造物にも容易に適用できるため、大型の建造物へは『ポストテンション方式』が適するとされる。『ポストテンション方式』は打設したコンクリートが固まった後に、その内部にあらかじめ通しておいたシース(ダクト)内に配置したPC鋼材に緊張を与え、ジャッキなどの定着具を用いてプレストレスを行い、その後にシース内にグラウトを充填する。
グラウトには、一般的にはモルタルが用いられることが知られている。モルタルは、セメントと水を混ぜて作られる素材であるため、充填後、内部の水が乾燥することによって収縮する。このため、シースの内部や周囲に空隙やひび割れが生じることとなる。
旧来からのコンクリートで形成された橋脚、建築物等のコンクリートの構造物は、長年の雨水あるいは酸性雨の浸入による劣化、二酸化炭素による中性化、あるいは経年変化による劣化等による影響で、空隙やひび割れが拡大してきている。このため、コンクリートの内部を診断し、問題となる個所を補修する必要がある。
コンクリートの構造物の削孔作業には、ダイヤモンドコアビットが使用されており、ダイヤモンドコアビットは、現状では、直径が45mm〜25mmの大径のコアビットが標準として使用される。しかし、穴径が大きくなるとコンクリート構造物の強度を低下させたり、内部の鉄筋を切断する可能性もあるため、小さな穴径で削孔作業の削孔工具も知られている。この場合だと、例えば25mm以内の径のダイヤモンドコアビットが相当する。
このような小径のダイヤモンドコアビットを使用して削孔作業をする場合、コンクリートの構造物の中に含まれる材質、材料の硬さや形状の違いにより、削孔の位置が削孔作業の途中でわずかにずれたりすることがある。このため、削孔作業で削孔する作業孔がずれないように、削孔作業にドリルの削孔位置と正確に調整し、作業面の削孔開始の位置にダイヤモンドコアビットの先端を正確に接触させられるよう台座を基準に水平位置、左右の位置をガイドし、そのガイドの通りに削孔する削孔作業が知られている(例えば、特許文献1の明細書の段落番号[0038]〜[0049]、図2〜図3、図10参照)。
特開2009−160780号公報
しかしながら、従来のような構成では、コンクリートの作業面に削孔機を設置し、削孔作業が行えるまで、回転工具のドリル先端がガイドを行う部品の中心位置にくるように垂直方向と水平方向の位置合わせの調整を行った上、削孔機の台座に接続する部品で、ドリル先端がコンクリート中の粗骨材(砂利)に当接してずれないようにガイドする必要があった。そのため、その調整に複数のボルトやナット等の固定具の緩締等が必要となっていた。
例えば、削孔作業を行う場所や空間に、他の構造物があったり、作業場所の天井が低く、狭い場所であったり、あるいは削孔作業する空間が取れたとしても、コンクリートの作業面が地面などの足元に平面ではなく、目の前の垂直な壁面である場合もある。さらには、削孔作業する位置が、作業者の背丈よりも高い位置であったり、あるいは作業面に急な角度がある場所もある。
このような場所での削孔作業の場合は、作業員は削孔機の台座を固定するための準備と作業において、固定するための複数のボルトやナット、あるいはレバー等の固定具による緩締する作業が必要であり、このことが作業者の労力を消費し、削孔作業にかかる時間を余計に要することとなっていた。
そこで本発明は、上述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具をガイドする削孔機を提供することにある。
第1発明に係る削孔機は、コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具をガイドする削孔機であって、前記コンクリート構造物に削孔する回転工具と前記回転工具をガイドするガイド機構とを備え、前記ガイド機構は、支柱と、前記支柱を前記コンクリート構造物に固定する支柱台座部と、前記支柱にスライド可能な状態で嵌合するトップ保持部と、前記トップ保持部は、前記回転工具を取り付ける工具取付部と、バネとポールを有するポール部と、前記ポール部の上位を保持するポールトップ部と、前記ポールトップ部は、前記ポール部の下位に前記コンクリート構造物と密着するポールベース部と、を備えることを特徴とする。
第2発明に係る削孔機は、第1発明において、前記ポール部は、一対のバネ及び一対のポールを有することを特徴とする。
第3発明に係る削孔機は、第1発明において、前記ポールベース部は、前記ポール部の下位で固定される第1平面部と、前記回転工具に連結される軸を軸支する第2平面部を有することを特徴とする。
第4発明に係る削孔機は、第3発明において、前記ポールベース部は、前記第2平面部が凹状の形状を有することを特徴とする。
第1発明〜第4発明によれば、支柱台座部の支柱にスライド可能な状態で嵌合するトップ保持部と、回転工具を保持する工具取付部と貫通するポール部と、前記回転工具に連結される軸を回転可能な状態で支持するポールベース部と、ポールトップ部とポールベース部の間にバネを備える2本のポールにより、ポールベース部を作業面に固定する構成を有する。これにより、トップ保持部及びポールトップ部が強結され、さらにポールトップ部とポール部も強結されるので、回転工具の先端部を真っ直ぐに降ろすことができ、正確に削孔の中心と回転工具の先端部(ビット)とを一致することができる。このため、台座と合わせて回転工具の先端部を適切な位置や高さにガイドする調整や作業が必要なくなり、台座と合わせて調整及び設定されるガイド部品や部材を必要がなくなる。従って、作業者の労力を消費し、削孔作業にかかる時間を余計に削減することが可能となる。
特に、第2発明及び第3発明によれば、ポール部は、ポールベース部と連結される2本のポールと、ポールトップ部とポールベース部の間に備わる2本のバネと、その各ポールの下端がポールベース部と各々結合される。各ポールの上端がポールトップ部と各々貫通する構成を有し、回転工具に連結されるシャンク、ロッドを両側から支え、ポールベース部の第1平面に固定される。ポールベース部の中央の第2平面と異なる平面でポール部を固定する。これにより、ポールトップ部の工具取付部に固定された回転工具の先端部を保持でき、真っ直ぐに、確実に作業面と密着するように降ろすことができる。このため、台座に連結される各ガイドの部品や部材の左右や上下の調整及び設定が不要となる。従って、回転工具の先端部を作業面に密着でき、初期の位置合わせ調整や再調整及び設定も容易となる。作業者の労力を消費し、削孔作業にかかる時間を余計に削減することが可能となる。
特に、第4発明によれば、ポールベース部は、第2平面部は並行する2辺に垂直平面を2面に備え、前記第1平面部の間に凹んだ状態で前記第1平面部の2辺と連続する構成を有する。これにより、第1平面部で前記ポール部を確実に保持でき、第2平面部で回転工具に連結されるシャンク、ロッドを軸支できる。さらに、ポールベース部は凹状の形状を備えることで、斜めに削孔する作業では、作業面に対して支柱に角度をつけたとしても、削孔機を斜めに設置し、最大45度の角度まで削孔作業することができる。この場合も、前記ポール部との組み合わせにより、確実に作業面と密着するように降ろすことができる。このため、作業面に対して回転工具を斜めに設定し、斜孔作業する場合でも、台座に連結される各ガイドの部品や部材の調整及び設定が不要となる。作業者の労力を消費し、削孔作業にかかる時間を余計に削減することが可能となる。
図1は、本実施形態における削孔機の全体構成の一例を示す正面図である。 図2(a)は、本実施形態における削孔機の全体構成の一例を示す左側面図であり、図2(b)は、本実施形態における削孔機の全体構成の一例を示す右側面図である。
以下、本発明の実施形態における削孔機の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<削孔機>
先ず、図1〜図2用いて、本発明の実施形態における削孔機について説明する。本発明の実施形態に係る削孔機1は、建築物や橋梁などの土木構造物等のコンクリート構造物の内部構造の状態検査や亀裂等の補修作業の確認、あるいは建築物等に各種の通信機器の新設や増設で使用する配線や電線等を通すパイプが埋設されている位置の確認など配管工事等で、ドリル等の回転工具を備えた回転駆動機構により削孔作業がなされる。
<水循環装置>
この削孔装置は、削孔機1の他に、削孔作業で水を循環させるための水循環装置(図示せず)、削孔機1の支柱台座部3をPC(Prestressed Concrete)建造物等である作業面Xに固定するための真空ポンプ(図示せず)、内部補強筋に接触した際の鉄粉を検知する金属センサを備える(図示せず)。
水循環装置は、削孔により発生した粉塵とともに供給した水を排水として吸い上げる機能を有している。水循環装置からの給水は、給水装置に備わる給水口から給水ホースにて削孔機1のトップ保持部6に備わる給水部(給水口)10に接続される。削孔作業では、水循環装置からの給水により削孔した孔内へと水が流され、流された水は水循環装置の排水口から再び吸い上げられる。排水は、水循環装置と削孔機1のポールベース部40に備わる排水部(排水口)91が排水ホースで接続され、削孔作業の間は給水と排水の処理が継続される。
<金属センサ>
コンクリート構造物に埋設される内部補強筋やシース管に接触したかどうかの検知は、金属センサ及び電流検出センサ(図示せず)により、排水ホース内を流れる排水に金属粉が含まれていることを検知する非接触透過型の金属センサである。金属センサは、前述の自動電流・金属探知ユニットにセンサケーブルで接続される(図示せず)。この自動電流・金属探知ユニットには、一般的なユニットでは、金属センサコントローラー、電流検出センサ、ブザーなどが備わる。
なお、シース管は、一般的にブリキや亜鉛めっき鋼板からなり、内部補強筋は鉄筋からなるため、金属センサは、金属一般を検知できる金属センサではなく、鉄(鉄粉)のみを検知できるものであっても構わない。金属センサは、金属センサヘッドを固定するプレートで削孔機1の支柱台座部3に固定される。
<真空ポンプ>
削孔機1の支柱台座部3の固定は、真空ポンプ(図示せず)で作業面Xになされる。真空ポンプは、真空パット2と真空ポンプとをホースでつなげ、真空パット2内の空気を吸引することで、作業面Xとの隙間を真空状態とする。真空状態の確認は、ポンプ本体の真空圧力メーターにより状態を確認する。この真空パット2の作業面Xへの取り付け後、削孔機1の支柱台座部3を真空パット2のボルトに差し込み、支柱台座部3の留め具(ボルト)31をレンチ等で固定する。
図1は、本実施形態における削孔機の全体構成の一例を示す正面図であり、図1に示すように、作業面Xに前述の真空パット2に支柱台座部3が固定される。固定は、支柱台座部3に備わる複数の留め具(ボルト)31で固定される。支柱台座部の固定後、支柱4の角度調整が行われ、支柱台座部3に備わる支柱4を固定するための留め具(ボルト)31で垂直または所定の角度を有して固定する。
なお、支柱4の角度は、支柱台座部3に備わる角度目盛(図示せず)にて調整及び設定が可能である。この角度設定は、支柱4を真空パット2に取り付けた状態を垂直とし、0度〜45度の範囲で角度設定が可能である。角度を付けた接地例(45°)を図5に示す。
<支柱>
支柱4は、本実施形態では組み立て式(図示せず)であり、支柱4の上部のネジと支柱4下部のネジ穴で結合される。支柱上部と支柱下部の結合部にはネジ穴が複数あり(本実施例では3箇所)、ネジ位置を合わせて支柱上部を嵌めこみ、ドライバーなどの締め付け具でネジ締めを行い連結する。支柱4には、回転工具を取り付けるためのトップ保持部6が備わり、支柱4とは噛合するピニオンを昇降機構5の一部として設けている。
なお、昇降機構5は、支柱4に設けたラック&ピニオンと、このピニオンを操作するためのハンドル51と所定の位置でトップ保持部6を固定するためのストッパー52を備える。
<トップ保持部>
トップ保持部6は、トップ保持部6と給水部(給水口)10が備わる。トップ保持部6の上側(上面)には、後述するポール部20の2本のポールが貫通し、留め具(バンド)71で上下に固定される。また、トップ保持部6の下側(下面)には給水部(給水口)10が固定される。このドリルの給水部(給水口)10は、前述の水循環装置からの給水パイプが接続され、回転工具9に連結されるシャンク91とロッド92、ロッド92の先にはビット(先端)93がさらに備わる。
なお、ロッド92は、継足することが可能である。ロッド92は、削孔機1の削孔の深さに応じて継足される。シャンク91とロッド92は、接合部で各々がスパナ等の緩締具にて外され、延長されるロッド92が接続され、その後にシャンク91と継足したロッド92を締め付ける。
<ポールトップ部>
ポールトップ部7は、前述のトップ保持部6に固定され、回転工具9を保持する工具取付部8と組み合わさる。工具取付部8は、本実施形態では回転工具9(電動ドリル)としたが、他の工具でも良い。ポールトップ部7はポール部20の2本のポールを左右に貫通しており、ポールトップ部7のポール用の穴は、左ポール21と右ポール22の直径と密接した状態で貫通している。
ポールトップ部7は、トップ保持部6とポール部20を固定する留め具(バンド)71の締め付けが緩められている場合は、前述のストッパー52の固定も同様に緩められている状態であれば、ハンドル51を回転させることで、昇降機構5により上下に昇降できる。これにより、ポールトップ部7を昇降機構5により上下に合わせて移動させることが稼動することが可能となる。
<ポール部>
ポール部20は、回転工具9、工具取付部8、トップ保持部6、シャンク91、ロッド92を中心に、その中心の左右の正面左側に左ポール21及び正面右側に右ポール22の2本のポールを備える。この左ポール21及び右ポール22の下端にポールベース部40と結合される。トップ保持部6は縦方向に厚みがあり、その厚みの中を左ポール21及び右ポール22が密着する状態で貫通する。
さらに、前述のポールベース部40とは、前記ポールトップ部とポールベース部40の間にバネ(コイル状または板バネ)を有し、これにより、ポールベース部40の先端部はコンクリート構造物の作業面Xに密着できる。ポール部20の固定は、トップ保持部6とポール部20の左ポール21と右ポール22を固定する留め具(バンド)71だけである。
これらの構成により、コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具をガイドが容易な作業ででき、確実にポールベース部を作業面Xに密着できることとなる。なお、本実施形態では、トップ保持部6の上側で固定する留め具をバンドとしたが、締めることで一時的に固定でき、緩めることで上下に可動できるものであれば、ボルト、ネジ、フック等、その他の代替手段でも良い。
<ポールベース部>
ポールベース部40は、下側でポールベース部40に左ポール21及び右ポール22を連結して固定する。トップ保持部6の上面の留め具(バンド)71で固定される。ポールベース部は、ポール部の一方の下端を各々固定する面と回転工具に連結される軸を軸支する面とが段差をもった凹状の形状を有する。
前記ポールベース部40は、ポール部の下端が各々固定される平面である左右の第1平面部41と、その間に位置し、回転工具9に連結されるロッド92を軸支する平面である第2面部42とを備える。第1平面部41と第2面部42は、凹状の形状を有しており、90度の角度で連続する。この形状及び構成により、ポールベース部40に強度を持たせ、ポール部20の固定を可能とする。
以上述べた本実施形態に係る削孔機1によれば、作業面Xに真空パット2により設置された支柱台座部3の支柱4にスライド可能な状態でトップ保持部6が嵌合される。トップ保持部6はポールトップ部7と工具取付部8を強結し、ポールトップ部7はポールトップ部7を左右に貫通するポール部20を備えており、支柱4、トップ保持部6、ポールトップ部7、工具取付部8、回転工具9が直線状に各々強結されることから、回転工具の先端部を真っ直ぐに降ろすことができ、正確に削孔の中心と回転工具の先端部(ビット)とを一致することができる。
さらに、ポールトップ部7は、左右の位置に貫通する一対のバネとポールで構成されるポール部20を備え、その先端のポールベース部40と連結する。ポールベース部40は、ポール部20の一対のバネとポールと上位のポールトップ部7に備わる留め具(バンド)71の緩締の調整によりで所定の位置で固定されるため、従来のような台座に隣接するガイドの左右や水平の調整や固定、その後、そのガイドと回転工具の先端部を適切な位置や高さに合わせる調整や作業が必要なくなる。
支柱台座部3に備わるドリル先端をガイドする機構の調整や設定が不要であり、トップ保持部6を貫通するポール部20を固定する留め具(バンド)71を緩締することで、ポール部20に備わるバネの伸張によりポールベース部40を作業面Xに密着することができるため、作業者の労力を消費し、削孔作業にかかる時間を余計に削減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態に係る削孔機について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。特に、ドリルビットの材質は、コンクリート構造物の強度や金属管の種類に応じて適宜選択すればよい。また、削孔機を駆動する回転工具は電動のものを例示したが、エンジンその他、シャフトを回転駆動できるものであれば適用することができる。
1:削孔機
2:真空パット
3:支柱台座部
4:支柱
5:昇降機構
6:トップ保持部
7:ポールトップ部
8:工具取付部
9:回転工具
10:給水部(給水口)
20:ポール部
21:左ポール
22:右ポール
31:留め具(ボルト)
40:ポールベース部
41:第1平面部
42:第2平面部
50:排水部(排水口)
51:ハンドル
52:ストッパー
71:留め具(バンド)
91:シャンク
92:ロッド
93:ビット(先端)
X:PC(Prestressed Concrete)構造物

Claims (4)

  1. コンクリート構造物の作業面に削孔する回転工具をガイドする削孔機であって、
    前記コンクリート構造物に削孔する回転工具と前記回転工具をガイドするガイド機構とを備え、
    前記ガイド機構は、支柱と、前記支柱を前記コンクリート構造物に固定する支柱台座部と、前記支柱にスライド可能な状態で嵌合するトップ保持部と、
    前記トップ保持部は、前記回転工具を取り付ける工具取付部と、バネとポールを有するポール部と、前記ポール部の上位を保持するポールトップ部と、
    前記ポールトップ部は、前記ポール部の下位に前記コンクリート構造物と密着するポールベース部と、
    を備えることを特徴とする削孔機。
  2. 前記ポール部は、一対のバネ及び一対のポールを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の削孔機。
  3. 前記ポールベース部は、前記ポール部の下位で固定される第1平面部と、前記回転工具に連結される軸を軸支する第2平面部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の削孔機。
  4. 前記ポールベース部は、前記第2平面部が凹状の形状を有すること
    を特徴とする請求項3に記載の削孔機。
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