JP2019155542A - 搬送装置、搬送システム、コントローラ、および搬送方法 - Google Patents

搬送装置、搬送システム、コントローラ、および搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的に物体を移動させることができる搬送装置、搬送システム、コントローラ、および搬送方法を提供することである。【解決手段】実施形態の搬送装置は、保持部と、移動機構と、センサと、動作制御部と、パラメータ推定部とを持つ。前記保持部は、物体を保持可能である。前記移動機構は、前記保持部を移動させる。前記センサは、前記保持部または前記移動機構に設けられている。前記動作制御部は、前記保持部により前記物体が保持された状態で前記保持部を動かすテスト動作を行う。前記パラメータ推定部は、前記テスト動作中に前記センサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、搬送装置、搬送システム、コントローラ、および搬送方法に関する。
物体を保持して移動させる搬送装置が知られている。
ところで、搬送装置は、より効率的に物体を移動させることが期待されている。
特開2009−36557号公報 特開2016−196077号公報
本発明が解決しようとする課題は、より効率的に物体を移動させることができる搬送装置、搬送システム、コントローラ、および搬送方法を提供することである。
実施形態の搬送装置は、保持部と、移動機構と、センサと、動作制御部と、パラメータ推定部とを持つ。前記保持部は、物体を保持可能である。前記移動機構は、前記保持部を移動させる。前記センサは、前記保持部または前記移動機構に設けられている。前記動作制御部は、前記保持部により前記物体が保持された状態で前記保持部を動かすテスト動作を行う。前記パラメータ推定部は、前記テスト動作中に前記センサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定する。
第1の実施形態の搬送システムを模式的に示す図。 第1の実施形態の搬送装置のシステム構成を示すブロック図。 第1の実施形態の搬送装置のテスト動作の第1例を示す正面図。 第1の実施形態の搬送装置のテスト動作の第2例を示す正面図。 第1の実施形態の搬送装置による物体の移動計画の一例を示す斜視図。 第1の実施形態の搬送装置のテスト動作の第3例を示す斜視図。 第1の実施形態の保持状態判定部のスコア算出の一例を説明するための正面図。 第1の実施形態の保持状態判定部のスコア算出の別の一例を説明するための図。 第1の実施形態の移動計画の第1の修正例を示す斜視図。 第1の実施形態の移動計画の第2の修正例を示す斜視図。 第1の実施形態の保持部の姿勢に関する係数αの特性を示す斜視図。 第1の実施形態の移動計画の第3の修正例を示す斜視図。 第1の実施形態の制御装置の処理の流れの一例を示すフローチャート。 第2の実施形態の搬送装置のシステム構成を示すブロック図。 第2の実施形態の搬送装置のテスト動作の第1例を示す正面図。 第2の実施形態の搬送装置のテスト動作の第2例を示す正面図。 第2の実施形態の変形例の保持部を示す正面図。 第3の実施形態の搬送システムを模式的に示す図。
以下、実施形態の搬送装置、搬送システム、コントローラ、および搬送方法を、図面を参照して説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また、本願でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(第1の実施形態)
図1から図11を参照して、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態の搬送システム1を模式的に示す図である。本実施形態では、搬送システム1は、例えば、物流用のハンドリングシステムである。搬送システム1は、移動元S1に位置する物体(搬送対象物)Oを、移動先S2に移動させる。移動元S1および移動先S2の各々は、例えば、ボックスパレットや台車、トート、オリコン、各種のコンベア、ソータなどであるが、これらに限定されない。また搬送システム1は、物流用のハンドリングシステムに限定されず、工場で使用される産業用ロボットシステムやその他のシステムなどにも広く適用可能である。本願でいう「搬送装置」、「搬送システム」、および「搬送方法」とは、物体の搬送を主目的とした装置やシステム、方法に限定されず、製品組立や別の目的の一部として物体の搬送(移動)を伴う装置やシステム、方法も含む。
まず、搬送システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、搬送システム1は、例えば、搬送装置11と、管理装置12とを含む。
搬送装置11は、例えばロボット装置であり、移動元S1に位置する物体Oを保持し、保持した物体Oを移動先S2に移動させる。搬送装置11は、有線または無線により、管理装置12と通信可能である。なお、搬送装置11については詳しく後述する。
管理装置(上位制御装置)12は、搬送システム1の全体の管理および制御を行う。例えば、管理装置12は、搬送装置11に対するオペレータの指示を受け付ける入力受付部と、オペレータに対して搬送装置11の動作状態を表示する情報出力部とを有する。管理装置12は、入力受付部に入力された指示に基づき、搬送装置11を制御する。なお、管理装置12は、入力受付部および情報出力部を有さずに、サーバ装置のような情報処理のみを行う装置でもよい。
次に、搬送装置11の一例について説明する。
図1に示すように、搬送装置11は、例えば、保持部100、移動機構200、物体検出用カメラ300、計測部400、および制御装置500を含む。
保持部100は、移動元S1に位置する物体Oを保持する保持装置である。例えば、保持部100は、真空ポンプのような吸引装置と、吸引装置に連通した吸着部(例えば吸着パッド)とを有し、吸着により物体Oを保持する。ただし、保持部100は、複数の挟持部材で物体Oを挟持することで物体Oを保持する保持部でもよいし、その他の機構により物体Oを保持する保持部でもよい。図1を含むいくつかの図では、保持部100は模式的に示されている。
移動機構200は、保持部100を所望の位置に移動させる機構である。例えば、移動機構200は、6軸のロボットアームであり、複数のアーム部材201と、複数のアーム部材201を回動可能に連結した複数の回動部202と、これら回動部202を駆動する不図示のアクチュエータ(例えばモータ)とを含む。ただし、移動機構200は、3軸の直交ロボットアームでもよいし、その他の構成により保持部100を所望の位置に移動させる機構でもよい。例えば、移動機構200は、回転翼により保持部100を持ち上げて移動させる飛行体(例えばドローン)などでもよい。
物体検出用カメラ300は、移動元S1に位置する保持対象の物体Oを撮影する。例えば、物体検出用カメラ300は、保持部100または移動機構200に設けられている。ただし、物体検出用カメラ300は、移動元S1の側方や直上などの位置に固定されて、移動元S1に位置する物体Oを撮影してもよい。
ここで、本実施形態では、大きさや形状が異なる複数種類の物体Oが移動元S1にランダムに置かれる場合がある。物体検出用カメラ300は、保持対象の物体Oの種類を判定するための情報を取得する検出器の一例である。物体検出用カメラ300は、例えば、物体Oの外形形状の画像データを取得してもよく、物体Oの特徴部分の画像データを取得してもよい。「物体の特徴部分」とは、物体Oのなかで物体Oの種類により固有な形状を含む部分でもよいし、物体Oに付されたタグ(物体識別用の文字情報やバーコードなど)などでもよい。物体検出用カメラ300は、撮影した画像データを制御装置500に出力する。
計測部400は、1つ以上のセンサを含み、物体Oに作用する1つ以上の物理量を計測する。本実施形態では、計測部400は、力センサ401と、保持力検出用センサ402とを含む。
力センサ401は、保持部100または移動機構200に設けられている。力センサ401は、「センサ」の一例である。力センサ401は、物体Oを保持した保持部100に作用する力およびモーメントを計測することで、保持部100により保持された物体Oの重量と、後述するテスト動作で物体Oに作用する力およびモーメントを計測する。例えば、力センサ401は、6軸の力センサであり、直交座標系における3軸の加速度と、それら3軸周りの3つのモーメントとを計測する。力センサ401は、計測された情報を制御装置500に出力する。
保持力検出用センサ402は、例えば保持部100に設けられ、物体Oに対する保持部100の保持力に関する値を計測する。保持力検出用センサ402は、「検出器」の一例である。例えば、吸着部を有した保持部100が用いられる場合、保持力検出用センサ402は、前記吸着部内の圧力値を検出可能な圧力センサである。圧力センサは、物体Oに対する保持部100の保持力に関する値として、吸着部内の圧力値を計測する。一方で、挟持部材を有した保持部100が用いられる場合、保持力検出用センサ402は、前記挟持部材に設けられた感圧センサ(例えばピエゾ素子)である。感圧センサは、物体Oに対する保持部100の保持力に関する値として、前記挟持部材と前記物体Oとの間の接触圧力を計測する。保持力検出用センサ402は、計測された情報を制御装置500に出力する。
制御装置500は、搬送装置11の全体動作を制御する。制御装置500は、「コントローラ」の一例である。図2は、搬送装置11のシステム構成を示すブロック図である。制御装置500は、例えば、情報取得部510、画像解析部520、物体判定部530、計画部540、動作制御部550、および記憶部560を含む。
制御装置500の各機能部(例えば、情報取得部510、画像解析部520、物体判定部530、計画部540、および動作制御部550)の全部または一部は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)のような1つ以上のプロセッサがプログラムメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の全部または一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)などのハードウェア(例えば回路部;circuitry)により実現されてもよい。また、記憶部560は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(read-only memory)、またはRAM(random access memory)などにより実現される。
ここで、説明の便宜上、記憶部560について先に説明する。記憶部560は、物体データベース561(以下、「物体DB561」と称する)を記憶している。物体DB561には、例えば、1つ以上の物体Oの種類と、その物体Oの特徴情報と、その物体Oに関する各種パラメータとが対応付けられて登録されている。物体DBに登録されている物体Oは、搬送装置11により過去に搬送された物体Oでもよく、管理装置12により事前に登録された物体でもよい。「特徴情報」とは、その物体Oを特定可能(他の物体と識別可能)な情報であり、物体Oの外形(大きさや形状)、色、または物体Oに付されたタグに示された情報などである。「物体に関するパラメータ」とは、物体Oの物理的性質を示す値であり、物体Oの重量、物体Oの重心の3次元位置、および物体Oの表面の摩擦係数などである。
情報取得部510は、物体検出用カメラ300により撮影された画像データを、物体検出用カメラ300から取得する。さらに、情報取得部510は、計測部400で計測された情報を、計測部400から取得する。本明細書で言う「取得」とは、送信リクエスト信号を発信することで情報を取得する場合に限定されず、受け身で受信することで情報を取得する場合も含む。情報取得部510は、物体検出用カメラ300から取得した画像データを画像解析部520に出力する。また、情報取得部510は、計測部400から取得した情報を、計画部540に出力する。
画像解析部520は、物体検出用カメラ300により取得された画像データに対して所定の画像解析を行い、物体Oの位置情報、外形情報、および特徴情報を認識する。画像解析部520は、画像解析により得られた物体Oの位置情報および外形情報を計画部540に出力する。また、画像解析部520は、画像解析により得られた物体Oの特徴情報を物体判定部530に出力する。
物体判定部530は、画像解析部520により得られた特徴情報と、記憶部560の物体DB561に登録されている特徴情報とを比較する。これにより、物体判定部530は、保持対象の物体Oが、搬送装置11によって既知の物体であるか、未知の物体であるかを判定する。「既知の物体」とは、物体Oに関するパラメータが、物体DB561に登録されている物体を意味する。一方で、「未知の物体」とは、物体Oに関するパラメータが、物体DB561に登録されていない物体を意味する。
例えば、物体判定部530は、画像解析部520により得られた特徴情報と、物体DB561に登録されている特徴情報との違いが閾値未満である場合に、保持対象の物体Oが既知の物体であると判定する。一方で、物体判定部530は、画像解析部520により得られた特徴情報と、物体DB561に登録されている特徴情報との違いが閾値以上である場合に、保持対象の物体Oが未知の物体であると判定する。物体判定部530は、物体判定部530による判定結果を計画部540に出力する。
計画部540は、物体Oを移動元S1から移動先S2に移動させる移動計画を生成する。本実施形態では、計画部540は、所定のテスト動作を行うことで、より効率的に、且つ、より確実に、物体Oを移動させる移動計画を生成する。計画部540は、例えば、保持動作生成部541、移動計画生成部542、テスト動作生成部543、パラメータ推定部544、保持状態判定部545、移動計画修正部546、および保持リトライ動作生成部547を含む。
まず、保持動作生成部541について説明する。保持動作生成部541は、物体Oの位置および特性(大きさや形状など)に基づき、物体Oを保持する保持動作計画を生成する。例えば、保持動作計画は、物体Oの表面なかで保持部100が保持する保持位置や、物体Oに対する保持部100の保持姿勢などを含む。保持動作生成部541は、生成した保持動作計画を動作制御部550に出力する。
次に、移動計画生成部542について説明する。移動計画生成部542は、物体Oの特性(大きさや形状など)、移動元S1と移動先S2との間の障害物、およびその他の制約条件などに基づき、移動元S1で保持した物体Oを移動先S2まで移動させる移動計画を生成する。移動計画は、例えば、物体Oを移動させるための、保持部100の移動経路(軌道)、保持部100の速度、保持部100の加速度などを含む。本実施形態では、移動計画生成部542は、移動元S1から移動先S2へ物体Oを搬送装置11が可能な最短時間で移動させる移動計画を生成する。言い換えると、移動計画生成部542は、物体Oを効率的に移動させる所定条件を満たす移動計画を生成する。
次に、テスト動作生成部543について説明する。テスト動作生成部543は、保持対象の物体Oが未知の物体である場合、物体Oのパラメータを推定するためのテスト動作を行う動作計画を生成する。テスト動作は、保持部100より物体Oが保持された状態で、保持部100を動かすことで行われる。ここで、「保持部100を動かす」とは、保持部100の位置および姿勢のうち少なくとも一方を変更することを意味し、例えば移動機構200を制御することで実現される。このテスト動作は、物体Oを移動先S2へ向けて移動させる搬送動作に先立って行われる。例えば、テスト動作は、以下に示すいくつかのテスト動作のなかから任意に選択されて、または組み合わせて行うことができる。
(テスト動作の第1例)
まず、テスト動作の第1例について説明する。図3は、搬送装置11によって行われるテスト動作の第1例を示す正面図である。ここで、保持部100が鉛直方向に向く場合、6軸の力センサ401により得られる計測結果に基づき物体Oの重心の水平方向の位置は算出できるが、鉛直方向の位置は分からない。そこで、本第1例のテスト動作は、動作制御部550により移動機構200の回動部202を回転させ、物体Oを保持した保持部100を傾ける動作を含む。これにより、保持部100に対する物体Oの重心位置が水平方向および鉛直方向で変化し、力センサ401により計測される力およびモーメントが変化する。すなわち、物体Oを傾ける前の状態と、物体Oを傾けた状態とで、力センサ401により計測される力およびモーメントを比較することで、物体Oの重心の3次元位置(水平方向の位置および鉛直方向の位置)を算出することができる。例えば、このテスト動作は、物体Oを保持した保持部100を傾けた状態で、保持部100および物体Oを一時的に静止させることを含む。例えば、力センサ401は、保持部100が傾けられる前(または傾けた状態から元の状態に復帰した後)に物体Oが静止した状態で、物体Oを保持した保持部100に作用する力およびモーメントを計測するとともに、保持部100が傾けられて物体Oが静止した状態で、物体Oを保持した保持部100に作用する力およびモーメントを計測する。例えば、本第1例のテスト動作は、保持部100を移動先S2へ向けて移動させずに、保持部100が物体Oを移動元S1から持ち上げた位置で行われる。
本第1例のテスト動作では、物体Oが静止した状態で力センサ401により静的な計測を行うことができるため、後述する第2例のテスト動作に比べて物体Oに関するパラメータをより精度良く推定することができる場合があり得る。このため、テスト動作生成部543は、例えば、物体Oの特性が所定の条件を満たす場合(例えば物体Oを傾ける十分な空間がある場合)は、第2例のテスト動作よりも第1例のテスト動作を優先して実行してもよい。
(テスト動作の第2例)
次に、テスト動作の第2例について説明する。図4は、搬送装置11によって行われるテスト動作の第2例を示す正面図である。本第2例では、テスト動作は、保持部100を傾けることなく、物体Oを保持した保持部100に加速度(並進加速度)を加える動作を含む。これにより、力センサ401により計測される力およびモーメントが変化する。すなわち、保持部100に並進加速度が加えられたときに物体Oに作用する慣性力および慣性モーメントを計測することで、物体Oの重心の3次元位置を算出することができる。例えば、本第2例のテスト動作は、物体Oを移動先S2へ向かう方向とは異なる方向に移動させることで行われてもよい。
本第2例のテスト動作では、物体Oを傾ける空間が必要ない。このため、テスト動作生成部543は、例えば、物体Oを傾ける十分な空間がない場合は、第1例のテスト動作よりも第2例のテスト動作を優先して実行してもよい。また、本第2例は、物体Oを動かしながら計測を行うことができるため、次の動作にそのまま移れる可能性がある。このため、物体Oに関するパラメータの推定精度よりも動作時間の短縮を優先すべき場合は、第1例のテスト動作よりも第2例のテスト動作が優先して実行されてもよい。
(テスト動作の第3例)
次に、テスト動作の第3例について説明する。ここで、図5Aは、移動計画生成部542により生成された移動計画の一例を示す斜視図である。この移動計画では、物体Oに第1時点(例えば移動の初期段階)で第1方向における最大加速度である第1加速度a1が作用し、第2時点(例えば移動の最終段階)で第2方向における最大加速度である第2加速度a2が作用する。例えば、第1加速度a1は、物体Oを移動先S2に向けて加速させるための加速度である。例えば、第2加速度a2は、物体Oを移動先S2に停止させるため(すなわち減速するため)の加速度である。
図5Bは、搬送装置11によって行われるテスト動作の第3例を示す斜視図である。本第3例のテスト動作では、移動計画生成部542により生成された移動計画で想定される最大加速度を物体Oに加えることで行われる。例えば、図5Aの移動計画に対応するテスト動作では、物体Oに前記第1方向で第1加速度a1を加え、物体Oに前記第2方向で第2加速度a2を加える動作を含む。このテスト動作は、例えば、物体Oを移動計画のようには移動させずに、物体Oが移動元S1から持ち上げられた位置で行われる。
次に、テスト動作の第1例から第3例の応用例について説明する。例えば、テスト動作生成部543は、力センサ401により計測された物体Oの重量に基づき、テスト動作の内容を変更してもよい。例えば、テスト動作計画部543は、物体Oの重量が第1重量閾値よりも重い場合、物体Oの重量が第1重量閾値と同じかそれよりも軽い場合に比べて、小さな加速度でテスト動作を行う。これにより、物体Oをより落としにくい状態でテスト動作を行うことができる。一方で、テスト動作計画部543は、物体Oの重量が第2重量閾値と同じかそれよりも軽い場合、物体Oの重量が第2重量閾値よりも重い場合に比べて、大きな加速度でテスト動作を行う。これにより、テスト動作の時間短縮を図ることができる。なお、第1重量閾値と第2重量閾値とは同じ値でもよい。
次に、パラメータ推定部544について説明する。パラメータ推定部544は、上述のテスト動作により物体Oに作用する1つ以上の物理量(言い換えると、テスト動作により保持部100に作用する1つ以上の物理量)に基づき、物体Oに関するパラメータを推定する。本実施形態では、パラメータ推定部544は、保持対象の物体Oが既知の物体であると物体判定部530により判定された場合(すなわち、物体DB561にパラメータの登録がある物体Oである判定され、テスト動作が行われない場合)、物体Oに関するパラメータの推定は行わない。一方で、パラメータ推定部544は、保持対象の物体Oが未知の物体であると物体判定部530により判定された場合(すなわち、物体DB561にパラメータの登録がない物体Oである判定され、テスト動作が行われる場合)、物体Oに関するパラメータを推定する。
以下、パラメータ推定部544によるパラメータの推定について説明する。これらパラメータは、例えば、保持部100に作用して力センサ401により計測される力およびモーメントに基づいて推定される。本実施形態では、パラメータ推定部544は、物体Oに関するパラメータとして、物体Oの重量と、物体Oの重心の3次元位置とを推定する。
例えば、パラメータ推定部544は、物体Oの重量を、保持部100により物体Oを保持して持ち上げた状態で、保持部100に作用する力に基づいて推定する。
また、パラメータ推定部544は、上記第1例のテスト動作が行われる場合、物体Oの重心の3次元位置を、テスト動作前(物体Oを傾ける前)の保持部100の姿勢と、その姿勢で保持部100に作用する力およびモーメント、および、テスト動作中(物体Oを傾けた状態)の保持部100の姿勢と、その姿勢で保持部100に作用する力およびモーメントとの間の関係式に基づき推定する。ここで、保持部100の姿勢は、例えば、移動機構200に設けられた検出器(エンコーダなど)または動作制御部550から出力される制御目標値などに基づいて得られる。
また、パラメータ推定部544は、上記第2例または第3例のテスト動作が行われる場合、物体Oの重心の三次元位置を、テスト動作中に保持部100に作用する慣性力および慣性モーメントに基づき推定する。
次に、保持状態判定部545について説明する。保持状態判定部545は、保持力検出用センサ402により検出された保持力に関する値と、物体Oに関するパラメータ(例えば重量および重心の3次元位置)とに基づき、保持部100による物体Oの保持状態を判定する。本実施形態では、保持状態判定部545は、保持力検出用センサ402により検出された保持力に関する値と、物体Oに関するパラメータとに加え、物体Oの移動先S2へ向けた物体Oの移動計画(例えば、移動計画生成部542により生成された移動計画)に基づき、保持部100による物体Oの保持状態を判定する。
ここで、保持状態判定部545は、物体Oが既知の物体である場合、物体DB561に登録されている物体Oに関するパラメータを用いて、物体Oの保持状態を判定する。一方で、保持状態判定部545は、物体Oが未知の物体である場合、パラメータ推定部544により推定された物体Oに関するパラメータを用いて、物体Oの保持状態を判定する。
本実施形態では、保持状態判定部545は、保持部100による物体Oの保持状態をスコアとして算出する。図6は、保持状態判定部545によるスコア算出の一例を説明するための正面図である。図6は、保持部100の吸着部101により物体Oが保持される場合を示す。ここで、物体Oの質量をm、物体Oに作用する想定加速度をa(3次元ベクトル)、物体Oに作用する重力加速度をg(3次元ベクトル)、想定加速度aと重力加速度gとに基づく合力(吸着部101にかかる並進力)をF(3次元ベクトル)、吸着部101と物体Oとが重なる方向とは略直交する方向に沿う吸着部101の断面(以下、「特定断面」と称する)の断面積をA、上記特定断面における吸着部101の半径をr、大気圧と吸着部101の内部との圧力差をΔP、物体Oの重心の3次元位置の位置ベクトルをc(3次元ベクトル)、吸着部101にかかるモーメントをT(スカラ)、合力Fの方向に対する保持部100(吸着部101)の姿勢に関する係数をα、モーメントに関する係数をβとすると、保持状態判定部545は、物体Oの保持状態を示すスコアSを、以下の式(1)に基づいて算出する。
Figure 2019155542
ここで、物体の質量mは、力センサ401の計測結果に基づき算出される。物体Oに作用する想定加速度aは、移動先S2に向けた物体Oの移動計画において物体Oに加わることが想定される最大加速度であり、例えば移動計画生成部542により生成された移動計画から得られる。圧力差ΔPは、例えば圧力センサである保持力検出用センサ402により計測された吸着部101内の圧力値に基づいて算出される。物体Oの重心の3次元位置の位置ベクトルcは、上記特定断面での吸着部101の中心を基点とした物体Oの重心の3次元位置を示す位置ベクトルであり、物体Oが未知の場合はパラメータ推定部544により推定された重心の3次元位置が用いられ、物体Oが既知の場合は物体DB561に登録された重心の3次元位置が用いられる。
合力Fの方向に対する保持部100の姿勢に関する係数αは、想定加速度aと重力加速度gとに基づく合力Fが作用する方向と、保持部100の姿勢との関係により変化する係数である。例えば、係数αは、吸着部101と物体Oとが並ぶ方向と合力Fが作用する方向とが一致する場合に最小となり、吸着部101と物体Oとが並ぶ方向と合力Fが作用する方向との間の角度が大きくなるに従い大きくなり、吸着部101と物体Oとが並ぶ方向と合力Fが作用する方向とが略直交する場合に最大となる。この係数αは、保持部100の特性(形状や材質など)によって定まる。
モーメントに関する係数βは、モーメントにより吸着部101の保持力がどれだけ損なわれやすいかを反映した値であり、吸着部101の材質や形状などにより定まる。モーメントに関する係数βは、モーメントが作用した場合に吸着部101の保持力が維持されやすいほど小さな値となる。
図7は、保持状態判定部545によるスコア算出の別の一例を説明するための図である。図7は、保持部100の一対の挟持部材102により物体Oが挟持されて保持される場合を示す。ここで、物体Oの質量をm、物体Oに作用する想定加速度をa(3次元ベクトル)、物体Oに作用する重力加速度をg(3次元ベクトル)、想定加速度aと重力加速度gとに基づく合力(挟持部材102にかかる並進力)をF(3次元ベクトル)、挟持部材102から物体Oに作用する把持力をH、一対の挟持部材102で物体Oを挟む方向とは略直交した方向における挟持部材102の幅の半分をr、物体Oの重心の3次元位置の位置ベクトルをc(3次元ベクトル)、挟持部材102にかかるモーメントをT(スカラ)、合力Fの方向に対する保持部100(挟持部材102)の姿勢に関する係数をα、摩擦に関する係数をβとすると、保持状態判定部545は、物体Oの保持状態を示すスコアSを、以下の式(2)に基づいて算出する。
Figure 2019155542
ここで、物体の質量m、物体Oに作用する想定加速度a、物体Oの重心の3次元位置の位置ベクトルcの各々の意味および算出方法は、図6に示す場合と略同じである。把持力Hは、感圧センサである保持力検出用センサ402により計測された挟持部材102と物体Oとの間の接触圧力と、挟持部材102と物体Oとの接触面積とに基づいて算出される。合力Fの方向に対する保持部100の姿勢に関する係数αは、想定加速度aと重力加速度gとに基づく合力Fが作用する方向と、挟持部材102の姿勢との関係により変化する係数である。摩擦に関する係数βは、挟持部材102の表面の摩擦係数により定まる係数である。例えば、係数βは、挟持部材102の表面の摩擦係数が大きいほど大きな値となる。
保持状態判定部545は、図6または図7に示すモデルを用いて算出したスコアSに基づいて、物体Oの保持状態を判定する。例えば、保持状態判定部545は、スコアSが第1閾値K1以上である場合(第1条件が満たされる場合の一例)に、移動計画生成部542により生成された移動計画(初期の移動計画、修正なしの移動計画)に基づいて保持部100により物体Oを移動させても問題ないと判定する。保持状態判定部545は、スコアSが第1閾値K1未満、且つ、第2閾値K2以上である場合(第2条件が満たされる場合の一例)に、移動計画が修正されれば、保持部100により物体Oを移動させても問題ないと判定する。保持状態判定部545は、スコアSが第2閾値K2未満である場合(第3条件が満たされる場合の一例)に、保持部100による物体Oの保持を一旦解放し、保持部100により物体Oを保持し直す必要があると判定する。
次に、移動計画修正部546について説明する。移動計画修正部546は、保持状態判定部545により算出されたスコアSが第1閾値K1未満、且つ、第2閾値K2以上である場合に、物体Oの移動計画を修正する。移動計画修正部546は、例えば、保持力検出用センサ402により検出された保持力に関する値と、パラメータ推定部544により推知された物体Oに関するパラメータ、または物体DB561から取得されたパラメータとに基づき、移動計画を修正する。なお、以下に示す第1から第3の移動計画の修正例は、互いに組み合わされて実施されてもよい。
まず、移動計画の第1の修正例について説明する。図8は、移動計画の第1の修正例を示す図である。移動計画修正部546は、例えば、物体Oの移動経路(軌道)はそのままにして、物体Oに作用する最大加速度が小さくなるように、移動計画を修正する。例えば、移動計画修正部546は、修正前の移動計画では移動の初期段階と最終段階とでそれぞれ大きな最大加速度a11,a21が物体Oに作用する場合、移動の初期段階と最終段階とで物体Oに作用する最大加速度が小さくなるように(最大加速度a11,a21に比べて小さな加速度a12,a22が最大加速度として作用するように)移動計画を修正する。移動計画修正部546は、保持状態判定部545による再判定(修正された移動計画に基づく再判定)において、スコアSが第1閾値K1となるように移動計画を修正する。
次に、移動計画の第2の修正例について説明する。図9は、移動計画の第2の修正例を示す図である。移動計画修正部546は、例えば、物体Oの移動経路(軌道)を変更することで、物体Oに作用する最大加速度が小さくなるように移動計画を修正する。ここで、修正前の移動計画に含まれる軌道t1は、障害物Hを回避しつつ物体Oの移動経路を極力短くするために、障害物Hの周囲で軌道が急激に曲がる部分を含み得る。この場合、軌道t1が急激に曲がる部分で物体Oに大きな加速度(最大加速度a31)が作用する。このような場合、移動計画修正部546は、障害物Hに対して物体Oを少し遠回りさせてゆるやかに移動させることで急激な方向転換を抑制した軌道t2で物体Oを移動させ、物体Oに作用する最大加速度が小さくなるように(最大加速度a31に比べて小さな加速度a32が最大加速度として作用するように)移動計画を修正する。移動計画修正部546は、保持状態判定部545による再判定(修正された移動計画に基づく再判定)において、スコアSが第1閾値K1以上となるように移動計画を修正する。
次に、移動計画の第3の修正例について説明する。ここで、図10Aは、合力Fの方向に対する保持部100の姿勢に関する係数αの特性を示す図である。図10A中の矢印の長さは、矢印の方向に合力Fが作用した場合の係数αの大きさを示す。上述したように、係数αは、保持部100と物体Oとの位置関係により定まる特定方向(例えば吸着部101と物体Oとが並ぶ方向)と合力Fが作用する方向とが一致する場合に最小となり、上記特定方向と合力Fが作用する方向との間の角度が大きくなるに従い大きくなり、上記特定方向と合力Fが作用する方向とが略直交する場合に最大となることがある。
図10Bは、移動計画の第3の修正例を示す図である。移動計画修正部546は、例えば、物体Oの移動先S2に向けた移動中における保持部100の姿勢を変更するように、物体Oの移動計画を修正する。例えば、移動計画修正部546は、合力Fが作用する方向を係数αが最も小さくなる方向に近付けるように、移動中における保持部100の姿勢を変更する。移動計画修正部546は、保持状態判定部545による再判定(修正された移動計画に基づく再判定)において、スコアSが第1閾値K1以上となるように移動計画を修正する。
次に、保持リトライ動作生成部547について説明する。保持リトライ動作生成部547は、保持状態判定部545により算出されたスコアSが第2閾値K2未満である場合、物体Oの保持動作をリトライ(再試行)するための動作計画を生成する。すなわち、保持リトライ動作生成部547は、物体Oを一度、移動元S1に置き直し、保持部100により改めて物体Oを保持し直す動作計画を生成する。例えば、保持リトライ動作生成部547は、物体Oの表面のなかで保持部100が保持する保持位置や、物体Oに対する保持部100の保持姿勢を変更した保持リトライ動作計画を生成する。保持リトライ動作生成部547は、生成した保持リトライ動作計画を動作制御部550に出力する。
次に、動作制御部550について説明する。動作制御部550は、計画部540により計画された動作計画に基づき、保持部100および移動機構200を制御する。例えば、動作制御部550は、保持動作生成部541により生成された保持動作計画に基づき、保持部100および移動機構200を制御し、移動元S1に位置する物体Oを保持する。動作制御部550は、テスト動作生成部543により生成されたテスト動作の動作計画に基づき移動機構200を制御することで、保持部100により物体Oを動かすテスト動作を実行する。動作制御部550は、保持状態判定部545により算出されたスコアSが第1閾値K1以上である場合、移動計画生成部542により生成された物体Oの移動計画(初期の移動計画、修正なしの移動計画)に基づいて保持部100により物体Oを移動させる。動作制御部550は、保持状態判定部545により算出されたスコアSが第1閾値K1未満であり、且つ、第2閾値K2以上である場合、移動計画修正部546により修正された物体Oの移動計画に基づいて保持部100により物体Oを移動させる。動作制御部550は、保持状態判定部545により算出されたスコアSが第2閾値K2未満である場合、保持リトライ動作生成部547により生成された物体Oの保持リトライ動作計画に基づいて保持部100により物体Oを保持し直す。
次に、制御装置500の処理の流れの一例について説明する。図11は、制御装置500の処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、保持動作生成部541は、物体Oの保持動作計画を生成する。動作制御部550は、保持動作生成部541により生成された保持動作計画に基づき、保持部100および移動機構200を制御することで移動元S1に位置する物体Oを保持する(S101)。また、移動計画生成部542は、物体Oの移動計画を生成する(S102)。
次に、物体判定部530は、例えば物体検出用カメラ300により撮影された画像データに基づき、保持部100が保持する物体Oが、既知の物体であるか否かを判定する(S103)。なお、S103の処理は、S101またはS102の処理と略同時、またはS101およびS102の少なくとも一方の処理よりも先に行われてもよい。
物体Oが既知の物体であると判定された場合、制御装置500は、テスト動作を行うことなく、後述する保持状態の判定(ステップS106)に移る。一方で、物体Oが既知の物体でないと判定された場合、テスト動作生成部543は、テスト動作の動作計画を生成する。動作制御部550は、テスト動作生成部543により生成されたテスト動作の動作計画に基づき、保持部100により物体Oを保持した状態でテスト動作を行う(S104)。このとき、力センサ401は、テスト動作前に力センサ401に作用する力およびモーメントと、テスト動作中に力センサ401に作用する力およびモーメントとを計測する。
テスト動作が行われた場合、パラメータ推定部544は、力センサ401により計測された情報に基づき、物体Oに関するパラメータとして、重量および重心の3次元位置を推定する(S105)。ここで、パラメータ推定部544により推定された重量および重心の3次元位置は、その物体Oの特徴情報と関連付けて物体DB561に登録されてもよい。この場合、次に同じ物体Oが保持対象となった場合に、テスト動作およびパラメータの推定の処理を省略することができる。
次に、保持状態判定部545は、物体Oに対する保持部100の保持状態を判定する。ここで、S103の処理において物体Oが既知の物体と判定された場合、物体Oに関するパラメータは、物体DB561から取得される。一方で、S103の処理において物体Oが未知の物体と判定された場合、パラメータ推定部544により推定されたパラメータが物体Oに関するパラメータとして用いられる。
保持状態判定部545は、例えば上述の式(1)または(2)に基づき、保持状態をスコアSとして算出する(S106)。そして、保持状態判定部545は、まず、保持部100により物体Oを十分に保持することができているか、言い換えると、移動計画生成部542により生成された移動計画(例えば、物体Oを搬送装置11が可能な最短時間で移動させる移動計画)でも物体Oを落とすことがなく搬送可能か否かを判定する(S107)。このS107の処理は、例えば、保持状態判定部545により算出されたスコアSと第1閾値K1とを比較することで行われる。保持状態判定部545は、スコアSが第1閾値K1以上である場合に、保持部100により物体Oが十分に保持されており、移動計画生成部542により生成された移動計画でも物体Oを落とすことがなく搬送可能と判定する。この場合、動作制御部550は、移動計画生成部542により生成された移動計画に基づき、物体Oを移動させる(S110)。
保持状態判定部545は、S107の処理において、スコアSが第1閾値K1未満である場合、保持部100による物体Oの保持が十分ではなく、移動計画生成部542により生成された移動計画では物体Oを落とす可能性があると判定する。この場合、保持状態判定部545は、物体Oの移動計画を修正すれば、物体Oを落とすことなく搬送可能か否かを判定する(S108)。このS108の処理は、例えば、保持状態判定部545により算出されたスコアSと第2閾値K2とを比較することで行われる。
保持状態判定部545は、S108の処理において、スコアSが第2閾値K2以上である場合、移動計画を修正すれば物体Oを落とすことなく搬送可能と判定する。この場合、移動計画修正部546により移動計画が修正される(S109)。そして、動作制御部550は、移動計画修正部546により修正された移動計画に基づき、物体Oを移動させる(S110)。
一方で、保持状態判定部545は、S108の処理において、スコアSが第2閾値K2未満である場合、移動計画を修正しても物体Oを落とす可能性があると判定する。この場合、保持リトライ動作生成部547は、保持リトライ動作計画を生成する。そして、動作制御部550は、保持リトライ動作生成部547により生成された保持リトライ動作計画に基づき、物体Oを保持し直す(S111)。この場合、再びS106以降の処理が行われる。
このような構成によれば、より効率的に物体Oを搬送させることができる。すなわち、搬送装置による物体Oのピッキング作業において、作業を速く正確に行うためには、物体Oの特性や保持部100の保持状態に応じて、物体Oを落とすことなく最短時間で移動させることができる最短な経路で物体を移動させることが望ましい。このためには、高速、高加速度で保持部100を移動させたいが、保持部100の保持状態がそれに対応した保持状態であるか否かを確認する必要がある。しかしながら、物体Oに関するパラメータが不明な場合、上記確認が困難になる場合がある。このため、物体Oに関するパラメータが不明な場合(例えば重心の3次元位置が不明な場合)、物体Oを落とさないように、保持部100の移動速度や加速度が抑えられた移動計画が生成される。この場合、効率的に物体Oを搬送させることができない場合があり得る。
一方で、本実施形態では、搬送装置11は、保持部100により物体Oが保持された状態で保持部100を動かすテスト動作を行う動作制御部550と、テスト動作中に力センサ401により検出された検出結果に基づき、物体Oに関するパラメータを推定するパラメータ推定部544とを備える。このような構成によれば、物体Oが未知な場合(物体Oに関するパラメータが不明な場合)でも、テスト動作を通じて物体Oに関するパラメータを推定し、推定されたパラメータに基づいて物体Oの保持状態を確認することができる。これにより、高速、高加速度の移動計画に対応した保持状態であることが確認された上で、高速、高加速度の移動計画に従って物体Oを移動させることができる。これにより、より効率的に物体Oを搬送させることができる。
本実施形態では、テスト動作は、物体Oを移動先S2へ向けて移動させる搬送動作に先立って行われる。このような構成によれば、実際に物体Oを移動させる前に、テスト専用の動作を行うことで物体Oに関するパラメータをより精度良く推定することができる。
本実施形態では、パラメータ推定部544は、物体Oが記憶部560にパラメータが記憶された物体であると判定された場合に、物体Oに関するパラメータの推定は行わず、物体Oが記憶部560にパラメータが記憶された物体でないと判定された場合に、物体Oに関するパラメータを推定する。このような構成によれば、物体Oのパラメータが既知の場合は、テスト動作およびパラメータの推定の処理を省略することができるので、より効率的な搬送を実現することができる。
本実施形態では、パラメータの1つは、物体Oの重心位置である。このような構成によれば、物体Oの重心位置に基づくモーメントなども考慮して物体Oの保持状態を判定することができる。これにより、物体Oの保持状態をより精度良く判定することができる。
本実施形態では、テスト動作は、物体Oを保持した保持部100を傾ける動作を含む。このような構成によれば、簡単な動作で物体Oの重心の3次元位置を算出することができる。例えば、本テスト動作は、保持部100を移動先S2へ向けて移動させずに、保持部100が物体Oを移動元S1から持ち上げた位置で行われる。このような構成によれば、保持部100の保持状態が不安定であった場合に、すぐに物体Oを移動元S1に置き直し、保持部100により物体Oを保持し直すことができる。これにより、より効率的に物体Oを搬送させることができる。
テスト動作は、保持部100を傾けることなく物体Oを保持した保持部100に加速度を加える動作を含む。このような構成によれば、例えば物体Oが重量物である場合にその物体Oを傾けることなくテスト動作を行うことができる。また、保持部の姿勢によって上記係数αの値が大きく変わる場合であっても、係数αの値が大きな状態(物体Oをより落としにくい状態)でテスト動作を行うことができる。
本実施形態では、テスト動作は、保持部100を物体Oの移動先へ向かう方向とは異なる方向に移動させることで、物体Oに加速度を加える動作を含む。このような構成によれば、より安全な方向や、より空間的に余裕がある領域を利用してテスト動作を行うことができるなど、テスト動作の自由度を高めることができる。
本実施形態では、テスト動作は、移動先S2へ向けた物体Oの移動計画において物体Oに第1時点で第1方向における最大加速度である第1加速度が作用し、第2時点で第2方向における最大加速度である第2加速度が作用する場合に、物体Oに前記第1方向で前記第1加速度を加え、物体Oに前記第2方向で前記第2加速度を加える動作を含む。このような構成によれば、実際の移動計画に則してテスト動作を行うことができる。これにより、物体Oの保持状態をより精度良く判定することができる。
本実施形態では、保持状態判定部545は、保持力検出用センサ402により検出された保持力に関する値と、パラメータ推定部544により推定された物体Oに関するパラメータと、物体Oの移動先S2へ向けた物体Oの移動計画とに基づき、保持部100による物体Oの保持状態を判定する。このような構成によれば、移動計画の内容(例えば物体Oに作用する最大加速度)と、物体Oに関するパラメータとに基づき、物体Oに作用するモーメントなどを考慮して保持状態を精度よく判定することができる。
ここで、第1閾値K1および第2閾値K2の決定方法の一例について説明する。第1閾値K1および第2閾値K2は、例えば、試行錯誤的に搬送装置11を動作させながら決めることが可能である。例えば、第1閾値K1については、移動機構200が出せる最大加速度でテスト動作を実行し、物体Oを落とさなければその時のスコアS(S1)を第1閾値K1にする。そして、次に保持する物体Oに対しても同様に、移動機構200が出せる最大加速度でテスト動作を実行し、物体Oを落とさず、その時のスコアS(S2)が第1閾値K1より小さければ、第1閾値K1の値をそのスコアS(S2)の値に更新する。この動作を繰り返すことで、第1閾値K1を決めることができる。これにより、物体Oを落とさない範囲で第1閾値K1の値をなるべく小さく設定することができる。その結果、移動計画を修正することなく、高速、高加速度の移動計画で物体Oを移動させる回数を増やすことができる。これにより、物体Oをより効率的に搬送することができる。
第2閾値K2については、時間的に許容される最少加速度でテスト動作を実行し、物体Oを落とさなければその時のスコアS(S3)を第2閾値K2にする。そして、次に保持する物体Oに対しても同様に、時間的に許容される最少加速度でテスト動作を実行し、物体Oを落とさず、その時のスコアS(S4)が第2閾値K2より小さければ、第2閾値K2の値をそのスコアS(S4)の値に更新する。この動作を繰り返すことで、第2閾値K2を決めることができる。これにより、物体Oを落とさない範囲で第2閾値K2の値をなるべく小さく設定することができる。その結果、物体Oを保持し直すことなく、移動計画の修正のみで物体Oを移動させる回数を増やすことができる。これにより、物体Oをより効率的に搬送することができる。
(第2の実施形態)
次に、図12から図14を参照し、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、物体Oの挙動を監視する挙動監視器403が設けられた点で、第1の実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
図12は、第2の実施形態の搬送装置11のシステム構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施形態では、計測部400は、挙動監視器403を有する。挙動監視器403は、保持部100または移動機構200に設けられ、テスト動作中における物体Oの挙動を監視する。ここで「物体Oの挙動」とは、保持部100に対する物体Oの相対的な動きを意味し、保持部100に対する物体Oの揺れ(ぐらつき)や、保持部100に対する物体Oの位置ずれなどを意味する。
挙動監視器403は、例えば、物体Oを撮影するカメラ、または物体Oと挙動監視器403との間の距離を測定する距離センサである。挙動監視器403の検出結果は、制御装置500に出力される。なお、物体検出用カメラ300によりテスト動作中における物体Oの挙動を撮影可能な場合は、物体検出用カメラ300が挙動監視器403の一例として機能してもよい。
図13は、本実施形態におけるテスト動作の第1例を示す図である。挙動監視器403は、物体Oが傾けられるときに物体Oに生じる挙動を監視する。例えば、挙動監視器403は、保持部100または移動機構200の一部と一体に設けられ、保持部100が傾けられる場合に保持部100と一体に傾く。これにより、物体Oに挙動が生じない場合、挙動監視器403と物体Oとの間の距離は一定に保たれる。これにより、挙動監視器403は、物体Oに挙動が生じた場合、その挙動を精度よく捉えることができる。
図14は、本実施形態におけるテスト動作の第2例を示す図である。挙動監視器403は、物体Oに並進加速度が加えられるときに物体Oに生じる挙動を監視する。例えば、挙動監視器403は、保持部100または移動機構200の一部と一体に設けられ、保持部100が移動する場合に保持部100と一体に移動する。これにより、物体Oに挙動が生じない場合、挙動監視器403と物体Oとの間の距離は一定に保たれる。これにより、挙動監視器403は、物体Oに挙動が生じた場合、その挙動を精度よく捉えることができる。
また、保持力検出用センサ402は、上記テスト動作の第1例および第2例において、テスト動作中に物体Oに対する保持部100の保持力が低下しないかを検出することができる。例えば、吸着部101を有する保持部100の場合、圧力センサである保持力検出用センサ402は、テスト動作中に、吸着部101内の圧力を検出することで、物体Oに対する保持部100の保持力が低下しないかを検出することができる。一方で、挟持部材102を有する保持部100の場合、感圧センサである保持力検出用センサ402は、テスト動作中に、挟持部材102と物体Oとの間の接触圧力を検出することで、物体Oに対する保持部100の保持力が低下しないかを検出することができる。
次に図12に戻り、説明を続ける。本実施形態では、制御装置500は、挙動監視器403の監視結果に基づき、物体Oの挙動を検出する挙動検出部548を有する。挙動検出部548は、例えば、カメラである挙動監視器403により取得された画像データに対する画像解析部520の画像解析に基づき、物体Oの挙動を検出する。また、挙動検出部548は、例えば、距離センサである挙動監視器403により取得された情報に基づき、物体Oの挙動を検出する。
本実施形態では、保持状態判定部545は、保持力検出用センサ402により検出された保持力に関する値と、物体Oに関するパラメータと、物体Oの移動先S2へ向けた物体Oの移動計画とに加え、テスト動作中の物体Oの挙動にも基づき、保持部100による物体Oの保持状態を判定する。すなわち、保持状態判定部545は、テスト動作中における物体Oの挙動の大きさを閾値と比較し、物体Oの挙動が前記閾値よりも大きい場合に、物体Oに対する保持状態が弱いと判定する。例えば、保持状態判定部545は、物体Oの挙動の大きさが前記閾値よりも大きい場合に、上述したスコアSが小さくなるようにスコアSを補正する。
また、保持状態判定部545は、テスト動作中に物体Oに対する保持部100の保持力が低下することが確認された場合、その結果を保持部100による物体Oの保持状態に反映させる。例えば、保持状態判定部545は、テスト動作中における保持力の低下が閾値よりも大きい場合に、上述したスコアSが小さくなるようにスコアSを補正する。
このような構成によれば、上述した第1の実施形態の作用に加え、物体Oの保持状態をより精度良く判定することができる。
(第2実施形態の変形例)
次に、図15を参照し、第2実施形態の変形例について説明する。本変形例では、物体Oに関するパラメータの1つとして、保持部100と物体Oとの間の摩擦係数が推定される点で、第2の実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第2の実施形態と同様である。
図15は、本変形例の保持部100を示す正面図である。図15に示すように、テスト動作において、保持部100が物体Oを保持力F´で保持している状態で、保持部100と物体Oとが並ぶ方向に対して略直交する方向に力Fが作用した場合に、保持部100に対して物体Oがずれたとする。この場合、保持部100と物体Oとの間の摩擦係数をμとすると、次の式(3)が成り立つ。
F=μF´ …(3)
すなわち、パラメータ推定部544は、保持部100に対して物体Oがずれた場合、物体Oに作用した力Fと保持力F´とに基づいて、保持部100と物体Oとの間の摩擦係数を推定する。
本実施形態では、保持状態判定部545は、保持部100と物体Oとの間の摩擦係数にも基づき、物体Oの保持状態を判定する。すなわち、保持状態判定部545は、パラメータ推定部544により推定された保持部100と物体Oとの間の摩擦係数の値に基づき、上記式(2)の係数β2の値を設定または補正してもよく、上記式(1)または(2)における係数αの値を補正してもよい。このような構成によれば、物体Oの保持状態をより精度良く判定することができる。
(第3の実施形態)
次に、図16を参照し、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態では制御装置500に設けられた機能部のいくつかが管理装置12に設けられた点で、第1の実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
図16は、本実施形態の搬送システム1を模式的に示す図である。図16に示すように、本実施形態では、少なくとも、情報取得部510、画像解析部520、物体判定部530、記憶部560、テスト動作生成部543、およびパラメータ推定部544が管理装置12に設けられている。テスト動作生成部543は、搬送装置11の制御装置500に対して、テスト動作に関する制御指示を出力する。
このような構成によれば、上述した第1の実施形態と同様に、より効率的に物体Oを移動させることができる。
以上、第1から第3の実施形態およびそれらに伴う変形例について説明した。ただし、実施形態は、上述した例に限定されない。第1から第3の実施形態は、互いに組み合わされて実施されてもよい。
例えば、情報取得部510は、物体Oを特定可能な情報を物体検出用カメラ300から取得するのではなく、ネットワークを介して管理装置12または別の外部装置から取得してもよい。例えば、情報取得部510は、物体Oの集荷時や積み込み時に外部装置で取得される情報を、物体Oを特定可能な情報として取得してもよい。この場合、物体検出用カメラ300は、省略されてもよい。
例えば、保持部100(例えば吸着部101または挟持部材102)には、接触式スイッチが設けられてもよい。接触式スイッチは、保持部100に物体Oが保持された場合に、物体Oに接触することでOFF状態からON状態に遷移する。保持状態判定部545は、所定の条件が満たされる場合(例えば物体Oが既知の場合)に、スコアSを算出することに代えて、保持部100に設けられたスイッチのON/OFF状態に基づいて、物体Oに対する保持状態を判定してもよい。これにより、所定の条件が満たされる場合において、より簡易な保持状態の判定に基づき、物体Oを移動させることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、保持部により物体を動かすテスト動作を行う動作制御部と、前記テスト動作中にセンサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定するパラメータ推定部とを持つことにより、より効率的に物体を移動させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…搬送システム、11…搬送装置、100…保持部、401…力センサ、402…保持力検出用センサ(検出器)、543…テスト動作生成部、544…パラメータ推定部、545…保持状態判定部、546…移動計画修正部、547…保持リトライ動作生成部、550…動作制御部、560…記憶部、O…物体(把持対象物)、S1…移動元、S2…移動先。

Claims (19)

  1. 物体を保持可能な保持部と、
    前記保持部を移動させる移動機構と、
    前記保持部または前記移動機構に設けられたセンサと、
    前記保持部により前記物体が保持された状態で前記保持部を動かすテスト動作を行う動作制御部と、
    前記テスト動作中に前記センサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定するパラメータ推定部と、
    を備えた搬送装置。
  2. 前記テスト動作は、前記物体を前記物体の移動先へ向けて移動させる搬送動作に先立って行われる、
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 記憶部をさらに備え、
    前記パラメータ推定部は、前記物体が前記記憶部にパラメータが記憶された物体であると判定された場合に、前記物体に関するパラメータの推定は行わず、前記物体が前記記憶部にパラメータが記憶された物体でないと判定された場合に、前記物体に関するパラメータを推定する、
    請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記パラメータは、前記物体の重心位置を含む、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記テスト動作は、前記物体を保持した前記保持部を傾ける動作を含む、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記テスト動作は、前記物体を保持した前記保持部を前記物体の移動先へ向けて移動させずに、前記保持部を傾ける動作を含む、
    請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記テスト動作は、前記物体を保持した前記保持部に加速度を加える動作を含む、
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記テスト動作は、前記保持部を前記物体の移動先へ向かう方向とは異なる方向に移動させることで、前記物体を保持した前記保持部に加速度を加える動作を含む、
    請求項7に記載の搬送装置。
  9. 前記テスト動作は、前記物体の移動先へ向けた前記物体の移動計画において前記物体に第1時点で第1方向における最大加速度である第1加速度が作用し、第2時点で第2方向における最大加速度である第2加速度が作用する場合に、前記物体に前記第1方向で前記第1加速度を加え、前記物体に前記第2方向で前記第2加速度を加える動作を含む、
    請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. 前記テスト動作の計画を生成するテスト動作生成部をさらに備え、
    前記テスト動作生成部は、前記物体の重量に基づき前記テスト動作の内容を変更する、
    請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記物体に対する前記保持部の保持力に関する値を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された前記保持力に関する値と、前記パラメータ推定部により推定された前記物体に関するパラメータとに基づき、前記保持部による前記物体の保持状態を判定する判定部と、
    をさらに備えた、
    請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
  12. 前記判定部は、前記検出器により検出された前記保持力に関する値と、前記パラメータ推定部により推定された前記物体に関するパラメータとに加え、前記物体の移動先へ向けた前記物体の移動計画に基づき、前記保持部による前記物体の保持状態を判定する、
    請求項11に記載の搬送装置。
  13. 前記判定部は、前記保持部による前記物体の保持状態をスコアとして算出し、
    前記動作制御部は、前記スコアが第1条件を満たす場合に、前記物体の移動計画に基づいて前記保持部により前記物体を移動させ、前記スコアが第2条件を満たす場合に、前記物体の修正された移動計画に基づいて前記保持部により前記物体を移動させ、前記スコアが第3条件を満たす場合に、前記保持部により前記物体を保持し直す、
    請求項11または請求項12に記載の搬送装置。
  14. 前記物体の移動計画を修正する移動計画修正部をさらに備え、
    前記移動計画修正部は、前記スコアが前記第2条件を満たす場合に、前記物体に加わる最大加速度を下げるように前記移動計画を修正する、
    請求項13に記載の搬送装置。
  15. 前記物体の移動計画を修正する移動計画修正部をさらに備え、
    前記移動計画修正部は、前記スコアが前記第2条件を満たす場合に、前記物体の移動先に向けた前記物体の移動経路を変更するように前記移動計画を修正する、
    請求項13に記載の搬送装置。
  16. 前記物体の移動計画を修正する移動計画修正部をさらに備え、
    前記移動計画修正部は、前記スコアが前記第2条件を満たす場合に、前記物体の移動先に向けた移動中における前記保持部の姿勢を変更するように前記移動計画を修正する、
    請求項13に記載の搬送装置。
  17. 保持部により物体が保持された状態で前記保持部を動かすテスト動作の制御指示を生成するテスト動作生成部と、
    前記テスト動作中に前記保持部または前記保持部を移動させる移動機構に設けられたセンサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定するパラメータ推定部と、
    を備えた搬送システム。
  18. 保持部により物体が保持された状態で前記保持部を動かすテスト動作を行う動作制御部と、
    前記テスト動作中に前記保持部または前記保持部を移動させる移動機構に設けられたセンサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定するパラメータ推定部と、
    を備えたコントローラ。
  19. 保持部により物体が保持された状態で、前記保持部を動かすテスト動作を行い、
    前記テスト動作中に前記保持部または前記保持部を移動させる移動機構に設けられたセンサにより検出された検出結果に基づき、前記物体に関するパラメータを推定する、
    搬送方法。
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