JP2019154578A - 仕切り装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、互いに隣接する仕切り部材間に形成された出入口部に開閉扉を設け、通常時に部外者が妄りに立ち入らないように閉鎖されるようになっている。
格子状の仕切面部を有する仕切り部材を複数連設して空間を仕切る仕切り装置であって、前記仕切り部材の前面及び後面の少なくともいずれか一方に横方向または上下方向に沿って延びて配設された、線材からなる配線受け部材を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、格子状の仕切面部を有する仕切り部材に、線材からなる配線受け部材を配設することにより、仕切り部材の仕切面部と配線受け部材には多くの間隙が形成されているので、任意の箇所から電源線や通信線等を配線受け部材に挿入することができ、それらの取り回しが容易となる。
また、従来のような結束バンドを用いることなく、電源線や通信線等を配線受け部材に沿って整然と配線しうるので、配線作業を効率よく行なうことができ、かつ配線後の見栄えもよくなる。
さらに、配線受け部材は線材により構成されているので、配線状態を外部から容易に確認することができる。
この特徴によれば、電源線や通信線等を見栄えよく取り回して配線することができる。
この特徴によれば、電源線や通信線等を仕切り部材の任意の高さに取り回して配線したり、仕切り部材の幅方向の任意の位置において上下方向に取り回して配線することができる。
この特徴によれば横方向に延びる配線受け部材を、ブラケットを介して仕切り部材の横枠部材に容易に、かつ強固に取付けることができる。
この特徴によれば電源線や通信線等を、交差する一方の仕切り部材に取付けた配線受け部材から他方の仕切り部材に取り付けた配線受け部材に、コーナー連結部材を介して容易に、かつ体裁よく配線することができる。
この特徴によれば、格子状線材を断面コ字形に折曲するだけで、配線受け部材を容易に、かつ安価に製作することができる。
また、電源線や通信線等を、横方向に延びる配線受け部材に形成された側面視上向きコ字状の横向き配線通路内や、上下方向に延びる配線受け部材に形成された平面視前向きコ字状または後向きコ字状の縦向き配線通路内に安定よく保持して、体裁よく配線することができる。
この特徴によれば、電源線や通信線等を、横方向に延びる配線受け部材の横向き配線通路内から上下方向に延びる配線受け部材の縦向き配線通路内へ、またはその逆に容易に、かつ体裁よく配線することができる。
この特徴によれば、出入口部を跨いで配線される電源線や通信線等を、開閉扉に干渉させることなく容易に取り回すことができる。
なお、以下の説明において、仕切り装置を構成する仕切り部材3等の「右」「左」及び「左右方向」は、図1において仕切り装置1の外から各仕切り部材3に対面した状態で言うものとする。また、仕切り部材3の左右方向を横方向として説明することもある。
上部連結部材13は、開閉扉5、及び開閉扉5を挟んで隣接する仕切り部材3、3の上面よりも若干高くなるように配設されている(図6参照)。
開閉扉5は、出入口部4の左側の支柱2の側面に固定された戸当たり部材14に当接して閉じられる。
下向き片31bの上下寸法を短寸とするのは、上部連結部材13に固定した横向き配線受け部材18が開閉扉5と干渉するのを防止するためである。
なお、図示は省略するが、引き戸6の上部ガイドレール16の前面に配設される横向き配線受け部材18の固定についても、引き戸6が横向き配線受け部材18に干渉しないように、下向き片31bの上下寸法を短寸としたブラケットが使用される。
図8に示すように、支柱2を挟んで隣接する上部の横枠部材12a、12aに、金属製のブラケット34を取付ける。ブラケット34は、支柱2を挟んで対向し、互いに左右反対方向に延びる後向き固定片34a、34aと、両後向き固定片34aの対向部の前縁から垂下する垂下片34bと、この垂下片34bの下端より前方に延出する前向片34cと、この前向片34cの前端から垂下する下向き支持片34dとを有している。
後向き固定片34a、34aには、縦長の取付孔35、35が、下向き支持片34dの中央部には、縦長の長孔36がそれぞれ形成されている。
また、この実施例では、縦向き配線受け部材32を支柱2に沿って並設するようにしたが、仕切り部材3の左右方向の任意の位置において、上下の横枠部材12aの対向部間に、縦向き配線受け部材32を上下2個のブラケット34を介して渡設することもできる。
この実施例では、図7に示すように、縦向き配線受け部材32の上端の左右両側部が、左右の横向き配線受け部材18、18の対向端部の直下に位置するように互いに連結され、左右の横向き配線受け部材18の横向き配線通路20の対向端部と、縦向き配線受け部材32の縦向き配線通路33の上端部とが近接するようにしてある。このようにすると、左右の横向き配線受け部材18の横向き配線通路20にそれぞれ配線した電源線等のケーブルKを、縦向き配線受け部材32の縦向き配線通路33内に上方から落とし込んで容易に、かつ体裁よく配線することができる。
縦向き配線受け部材32の上端部は、上部ガイドレール16の左方の仕切り部材3の上部の横枠部材12aに取付けた短寸の横向き配線受け部材18の左端部と近接するように、上部の横枠部材12aの中間部にブラケット(図示略)により固定されている。
なお、縦向き配線受け部材32は、ケーブルKの取り回し位置に対応して、左右方向の任意の位置において枠体12の上下の横枠部材12a、12a間に渡設することができる。
2 支柱
3 仕切り部材
4 出入口部
5 開閉扉
6 引き戸
7 キャップ
8 脚部
9 縦線材
10 横線材
11 仕切面部
12 枠体
12a 横枠部材
12b 側枠部材
13 上部連結部材
14、15 戸当たり部材
16 上部ガイドレール
17 下部ガイドレール
18 横向き配線受け部材
19 格子状部材
19a 長線材
19b 短線材
20 横向き配線通路
21 ブラケット
21a 後向き固定片
21b 下向き片
21c 前向き支持片
22 取付孔
23 長孔
24 固定ボルト
25 固定孔
26 ナット
27 挿通孔
28 固定金具
29 丸頭ボルト
30 コーナー連結部材
30a 切欠部
30b 配線受け部
30c 配線ガイド部
30d 横長孔
31 ブラケット
31a 後向き固定片
31b 下向き片
31c 前向き支持片
32 縦向き配線受け部材
32a 縦線材
32b 短線材
33 縦向き配線通路
34 ブラケット
34a 後向き固定片
34b 垂下片
34c 前向片
34d 下向き支持片
35 取付孔
36 長孔
37 連結金具
37a 下向き片
37b 支持片
38 縦長孔
39 横長孔
40、41 ブラケット
K ケーブル
Claims (8)
- 格子状の仕切面部を有する仕切り部材を複数連設して空間を仕切る仕切り装置であって、
前記仕切り部材の前面及び後面の少なくともいずれか一方に横方向または上下方向に沿って延びて配設された、線材からなる配線受け部材を備えることを特徴とする仕切り装置。 - 前記仕切り部材は、前記仕切面部囲う枠体を有し、前記配線受け部材を、前記枠体に沿って並設したことを特徴とする請求項1に記載の仕切り装置。
- 前記仕切り部材は、前記仕切面部を囲う枠体を有し、前記配線受け部材を、前記枠体を構成する枠部材の対向部間に渡設したことを特徴とする請求項1に記載の仕切り装置。
- 前記枠体を構成する横枠部材にその前面または後面よりも突出するようにブラケットを取付け、当該ブラケットに、前記横方向に延びる配線受け部材を載置して固定したことを特徴とする請求項2または3に記載の仕切り装置。
- 所定角度交差させて連設された前記仕切り部材のそれぞれに、前記横方向に延びる配線受け部材が取付けられ、当該両配線受け部材の対向端部は、コーナー連結部材により連結されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の仕切り装置。
- 前記配線受け部材は、格子状部材を断面コ字形に折曲して形成され、前記横方向に延びる配線受け部材には側面視上向きコ字状の横向き配線通路が、または前記上下方向に延びる配線受け部材には平面視前向きまたは後向きコ字状の縦向き配線通路が、それぞれ長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の仕切り装置。
- 前記縦向き配線通路の長手方向の開口端部は、前記横向き配線通路に向けて開放していることを特徴とする請求項6に記載の仕切り装置。
- 隣設する前記仕切り部材同士を離間させて形成された出入口部に開閉扉が設けられ、前記開閉扉の上方に配設された、前記隣設する仕切り部材同士を連結する上部連結部材に、前記横方向に延びる配線受け部材が取付けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の仕切り装置。
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