JP2019154578A - 仕切り装置 - Google Patents

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Ryosuke Iwata
遼祐 岩田
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Abstract

【課題】電源線等を、結束バンドを用いることなく容易に、かつ見栄えよく配線することができ、かつ配線の取り回しも容易な仕切り装置を提供する。【解決手段】格子状の仕切面部11を有する仕切り部材3の前面に横方向に沿って延びて配設された、線材からなる配線受け部材18を備える仕切り装置とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、格子状をなす仕切り部材を複数連設して、室内を所定の空間に仕切る仕切り装置に関する。
各種の作業機械が設置される工場や、サーバールーム等においては、安全性やセキュリティの観点から機械やサーバー等の周辺を囲むように区画する仕切り装置が用いられている。
このような仕切り装置としては、例えば特許文献1に記載されているようなものがある。この仕切り装置は、床面に立設された格子状をなす複数の仕切り部材同士を、所望の外形形状となるように互いに連結して形成されている。
また、互いに隣接する仕切り部材間に形成された出入口部に開閉扉を設け、通常時に部外者が妄りに立ち入らないように閉鎖されるようになっている。
特開2016−176249号公報(図1)
特許文献1に記載されているような仕切り装置においては、その内部に設置される機械やサーバー等に接続される電源線や通信線などを取り回して配線する場合がある。また、部外者が開閉扉を開いて内部に侵入しようとした場合に備えて、仕切り部材に警告灯や警告ブザー等を設け、それらに電源線等を接続する場合もある。
特許文献1に記載されている仕切り装置においては、電源線や通信線等を取り回して配線するための部材が取り付けられておらず、電源線等の配線の取り回しについては何ら考慮されていない。そのため、電源線等を配線する場合には、それらの複数箇所を結束バンドを用いて仕切り部材の枠体等に直接固定しているのが実情である。
このように、電源線等の複数箇所を結束バンドを用いて枠体等に固定する作業は繁雑で手間がかかるだけでなく、結束バンドが露呈するため見栄えも悪い。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、電源線等を、結束バンドを用いることなく容易に、かつ見栄えよく配線することができ、かつ配線の取り回しも容易な仕切り装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明の仕切り装置は、
格子状の仕切面部を有する仕切り部材を複数連設して空間を仕切る仕切り装置であって、前記仕切り部材の前面及び後面の少なくともいずれか一方に横方向または上下方向に沿って延びて配設された、線材からなる配線受け部材を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、格子状の仕切面部を有する仕切り部材に、線材からなる配線受け部材を配設することにより、仕切り部材の仕切面部と配線受け部材には多くの間隙が形成されているので、任意の箇所から電源線や通信線等を配線受け部材に挿入することができ、それらの取り回しが容易となる。
また、従来のような結束バンドを用いることなく、電源線や通信線等を配線受け部材に沿って整然と配線しうるので、配線作業を効率よく行なうことができ、かつ配線後の見栄えもよくなる。
さらに、配線受け部材は線材により構成されているので、配線状態を外部から容易に確認することができる。
前記仕切り部材は、前記仕切面部を囲う枠体を有し、前記配線受け部材を、前記枠体に沿って並設したことを特徴としている。
この特徴によれば、電源線や通信線等を見栄えよく取り回して配線することができる。
前記仕切り部材は、前記仕切面部を囲う枠体を有し、前記配線受け部材を、前記枠体を構成する枠部材の対向部間に渡設したことを特徴としている。
この特徴によれば、電源線や通信線等を仕切り部材の任意の高さに取り回して配線したり、仕切り部材の幅方向の任意の位置において上下方向に取り回して配線することができる。
前記枠体を構成する横枠部材にその前面または後面よりも突出するようにブラケットを取付け、当該ブラケットに、前記横方向に延びる配線受け部材を載置して固定したことを特徴としている。
この特徴によれば横方向に延びる配線受け部材を、ブラケットを介して仕切り部材の横枠部材に容易に、かつ強固に取付けることができる。
所定角度交差させて連設された前記仕切り部材のそれぞれに、前記横方向に延びる配線受け部材が取付けられ、当該両配線受け部材の対向端部は、コーナー連結部材により連結されていることを特徴としている。
この特徴によれば電源線や通信線等を、交差する一方の仕切り部材に取付けた配線受け部材から他方の仕切り部材に取り付けた配線受け部材に、コーナー連結部材を介して容易に、かつ体裁よく配線することができる。
前記配線受け部材は、格子状部材を断面コ字形に折曲して形成され、前記横方向に延びる配線受け部材には側面視上向きコ字状の横向き配線通路が、または前記上下方向に延びる配線受け部材には平面視前向きまたは後向きコ字状の縦向き配線通路が、それぞれ長手方向に沿って形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、格子状線材を断面コ字形に折曲するだけで、配線受け部材を容易に、かつ安価に製作することができる。
また、電源線や通信線等を、横方向に延びる配線受け部材に形成された側面視上向きコ字状の横向き配線通路内や、上下方向に延びる配線受け部材に形成された平面視前向きコ字状または後向きコ字状の縦向き配線通路内に安定よく保持して、体裁よく配線することができる。
前記縦向き配線通路の長手方向の開口端部は、前記横向き配線通路に向けて開放していることを特徴としている。
この特徴によれば、電源線や通信線等を、横方向に延びる配線受け部材の横向き配線通路内から上下方向に延びる配線受け部材の縦向き配線通路内へ、またはその逆に容易に、かつ体裁よく配線することができる。
隣設する前記仕切り部材同士を離間させて形成された出入口部に開閉扉が設けられ、前記開閉扉の上方に配設された、前記隣設する仕切り部材同士を連結する上部連結部材に、前記横方向に延びる配線受け部材が取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、出入口部を跨いで配線される電源線や通信線等を、開閉扉に干渉させることなく容易に取り回すことができる。
本発明に係る仕切り装置の実施例を示す外観斜視図である。 横向き配線受け部材の形成要領を示す斜視図である。 図1のA部の拡大図である。 同じく、A部における横向き配線受け部材の固定構造を分解して示す斜視図である。 図3のV−V線に沿う拡大縦断面図である。 図1のB部の拡大図である。 図1のC部の拡大図である。 同じくC部における縦向き配線受け部材の固定構造を分解して示す斜視図である。 同じくC部における縦向き配線受け部材と横向き配線受け部材との固定構造を分解して示す斜視図である。 図1のD部の拡大図である。
本発明の係る仕切り装置の実施形態を、実施例及び図面に基づいて以下に説明する。
なお、以下の説明において、仕切り装置を構成する仕切り部材3等の「右」「左」及び「左右方向」は、図1において仕切り装置1の外から各仕切り部材3に対面した状態で言うものとする。また、仕切り部材3の左右方向を横方向として説明することもある。
図1は、本発明に係る仕切り装置の実施例を示すもので、この仕切り装置1は、例えば工場やサーバールーム等に設置され、安全性やセキュリティの観点から機械やサーバー等の周辺を囲むように区画するものである。
平面視概ねコ字形に形成された仕切り装置1は、所定寸法離間させて床面に立設された複数の支柱2と、互いに隣接する左右の支柱2、2間に配設された複数の仕切り部材3とを備え、仕切り装置1の開放端側を工場等の室内の壁面(図示省略)に当接させて設置されるものである。
直角に交差する仕切り装置1の2箇所において互いに隣接する左右の支柱2、2間には、仕切り部材3の代わりに開放された出入口部4、4が形成され、これらの出入口部4、4には、それぞれ、格子状の開閉扉5と引き戸6が設けられている。開閉扉5及び引き戸6は、部外者が妄りに仕切り装置1内に入らないように、通常時は施錠して閉じられている。
支柱2は、上下両方向に開口する角筒状の金属管により形成され、上方の開口端部は、キャップ7(図3参照)により閉塞されている。支柱2の下方の開口端部には、床面にアンカーボルト(図示省略)により固定される脚部8が嵌合して固着されている。
仕切り部材3は、図3に示すように、上下方向に延びる金属製の複数の縦線材9と、左右方向(横方向)に延びる金属製の複数の横線材10とを結合して形成された格子状の仕切面部11と、仕切面部11を囲う金属製の枠体12とからなっている。
枠体12は、上下に対向する1対の横枠部材12a、12a及び左右に対向する1対の側枠部材12b、12bの端部同士を結合して矩形枠状に形成され、側枠部材12b、12bの外側面の上下複数箇所が、隣接する左右の支柱2、2の対向面に固定されている。横枠部材12a及び側枠部材12bは、対向面が開放されたコ字状断面をなしており、縦線材9と横線材10の端部は、それぞれ、横枠部材12a及び側枠部材12bのコ字状空間内において、それらの前側の折曲片の内面に溶接により固着されている。
開閉扉5は、出入口部4の右側の支柱2に、図示しないヒンジを介して開閉自在に支持されている。出入口部4を挟んで対向する左右の支柱2、2の上端部同士は、上部連結部材13により連結されている。
上部連結部材13は、開閉扉5、及び開閉扉5を挟んで隣接する仕切り部材3、3の上面よりも若干高くなるように配設されている(図6参照)。
開閉扉5は、出入口部4の左側の支柱2の側面に固定された戸当たり部材14に当接して閉じられる。
引き戸6を閉じる方向側の右方の支柱2には、戸当たり部材15が固着されており、この戸当たり部材15の上端部と、その左側の2本の支柱2、2の上端部とには、引き戸6の上端に左右方向に離間させて突設されたローラ(図示省略)を吊支して案内する上部ガイドレール16が、支柱2の前面よりも前方に位置するように取り付けられている。この上部ガイドレール16は、引き戸6の上方において上部ガイドレール16の両側の仕切り部材3、3の上面及び支柱2の上端よりも若干高い位置に配設されている。このため、上部ガイドレール16の前面に後述する横向き配線受け部材18を配設しても、引き戸6が横向き配線受け部材18に干渉することはない。
引き戸6の出入口部4に隣接する左方の仕切り部材3における下部の横枠部材12aの前面には、側面視上向コ字状の下部ガイドレール17が、上部ガイドレール16と対向するようにして取り付けられている。この下部ガイドレール17は、引き戸6の下端に左右方向に離間させて突設されたローラ(図示省略)を保持して引き戸6の移動を案内するものである。
仕切り装置1を構成している複数の仕切り部材3の上端部前面、上部連結部材13の前面、及び引き戸6の上部ガイドレール16の前面には、左右方向(横方向)に沿って延びる複数の横向き配線受け部材18が配設されている。
図2に示すように、横向き配線受け部材18は、互いに並行をなして左右方向に延びる金属製の複数(本実施例では4本)の長線材19aと、それと直交する方向を向いて所定寸法ずつ離間させた金属製の多数の短線材19bとを、平面視格子状をなすように結合して形成された格子状部材19を、断面上向きコ字状に折曲して形成されている。横向き配線受け部材18には、左右両方向及び上方に開放された側面視上向きコ字状の横向き配線通路20が、長手方向である左右方向に沿って形成されている。
このように、横向き配線受け部材18は、格子状部材19を断面上向きコ字状に折曲して形成されているので、横向き配線受け部材18を容易に、かつ安価に製作することができる。また、横向き配線受け部材18に形成された上向きコ字状の横向き配線通路20内に、電源線や通信線等を安定よく保持して、体裁よく配線することができる。
図3ないし図5は、図1のA部を拡大して示すもので、平面視直角に交差する仕切り部材3に配設される横向き配線受け部材18、18の隣接端部は、枠体12の上部の横枠部材12aに、次のようにして固定されている。なお、横向き配線受け部材18の両端部の固定構造は同じであるので、隣接端部の固定構造のみ説明する。
まず、上部の横枠部材12aにおける支柱2寄りの端部の上面に、側面視下向きクランク状に折曲された金属板よりなるブラケット21を、次のようにして固定する。ブラケット21は、取付孔22を有する最上位の後向き固定片21aと、その外端より垂下する下向き片21bと、この下向き片21bの下端から外方に延出する、横向きの長孔23が穿設された前向き支持片21cとを有している。
上部の横枠部材12aの端部上面に後向き固定片21aを載置し、上方から取付孔22に挿入した固定ボルト24を、横枠部材12aの端部上面に穿設された固定孔25に挿通させ、横枠部材12aの下方に突出する固定ボルト24にナット26を螺合させて締め付ける。これにより、ブラケット21は、その前向き支持片21cが横枠部材12aの前面よりも突出するようにして、横枠部材12aに固定される。
ブラケット21を横枠部材12aに固定した後、横向き配線受け部材18における左右方向に延びる底部側の2本の長線材19a、19aの端部を、ブラケット21の前向き支持片21cに載置し、挿通孔27を有する板状の固定金具28を、2本の長線材19a、19aを跨ぐようにその上面に載置する。なお、固定金具28の両端部は、若干下向きに折曲してある(図5参照)。
次いで、上方から挿通孔27に挿入した丸頭ボルト29を、前向き支持片21cの長孔23に挿通させて、横枠部材12aの下方より丸頭ボルト29にナット26を螺合させて締め付ければ、横向き配線受け部材18は、仕切り部材3の上部に、横枠部材12aの前面よりも突出するように、横枠部材12aに沿って並設される。
このように、横枠部材12aに固定したブラケット21に横向き配線受け部材18の端部を載置して固定すると、横向き配線受け部材18を、ブラケット21を介して仕切り部材3の横枠部材12aに容易に、かつ強固に取付けることができる。また、横向き配線受け部材18は、枠体12の横枠部材12aに沿って並設されるので、電源線や通信線等を見栄えよく取り回して配線することができる。
このようにして、直角に交差する仕切り部材3に横向き配線受け部材18、18を取付けた後、両横向き配線受け部材18の隣接端部同士は、金属製のコーナー連結部材30により連結される。コーナー連結部材30は、支柱2の外側の2面に沿った形状の切欠部30aを有する平面視概ね扇形をなす板状の配線受け部30bと、横向き配線受け部材18、18の隣接端部の前方を囲うように、配線受け部30bの外周縁部より起立する配線ガイド部30cとを有している。配線受け部30bの両端部には、横方向を向く(すなわち向いて延びる)横長孔30d、30dが形成されている。
図3及び図4に示すように、コーナー連結部材30の配線受け部30bの両端部に、横向き配線受け部材18、18の隣接端部を載置し、前述と同様に、固定金具28、丸頭ボルト29及びナット26を用いて、横向き配線受け部材18、18の底部の2本の長線材19a、19aを配線受け部30bの両端部上面に固定する。
これにより、コーナー部において横向き配線受け部材18、18の隣接端部同士が、コーナー連結部材30を介して連結され、電源線や通信線等のケーブルKを、直交する一方の横向き配線受け部材18から他方の横向き配線受け部材18に、コーナー連結部材30を介して容易に、かつ体裁よく配線することができる。
図6は、図1のB部の拡大図で、開閉扉5の上方の上部連結部材13の前面への横向き配線受け部材18の端部の固定構造を示している。この固定構造に用いられるブラケット31は、前述したブラケット21よりも若干幅広に形成され、後向き固定片31aは、2本の固定ボルト24によって上部連結部材13の上面に固定されている。
また、下向き片31bの上下寸法を、前述したブラケット21の下向き片21bよりも短寸としたものが使用される。固定する手順は、前述した図4に示す固定手順と同じであるので、詳細な説明は省略する。
下向き片31bの上下寸法を短寸とするのは、上部連結部材13に固定した横向き配線受け部材18が開閉扉5と干渉するのを防止するためである。
なお、図示は省略するが、引き戸6の上部ガイドレール16の前面に配設される横向き配線受け部材18の固定についても、引き戸6が横向き配線受け部材18に干渉しないように、下向き片31bの上下寸法を短寸としたブラケットが使用される。
上部連結部材13に固定される横向き配線受け部材18と、それに隣接する右方の仕切り部材3の上端部に固定される横向き配線受け部材18間には若干段差が形成されるが、隣接する横向き配線受け部材18の端部は近接しているので、電源線や通信線等のケーブルKを支障なく配線することができる。
図7ないし図9は、図1のC部の拡大図で、上下方向に沿って延びる縦向き配線受け部材32の上端部を仕切り部材3の上部の横枠部材12aに固定する固定構造、及び縦向き配線受け部材32の上端部に、縦向き配線受け部材32を挾んで隣接する左右の横向き配線受け部材18の対向端部を連結する連結構造を示している。
縦向き配線受け部材32は、上下寸法を長寸とした以外は、基本的に横向き配線受け部材18と同一構造をなし、横向き配線受け部材18を垂直にして使用するものである。縦向き配線受け部材32には、上下両方向及び前方に開放された平面視前向きコ字状の縦向き配線通路33が、長手方向である上下方向に沿って形成されている。
まず、縦向き配線受け部材32の上端部を仕切り部材3の上部の横枠部材12aに固定する固定構造について説明する。
図8に示すように、支柱2を挟んで隣接する上部の横枠部材12a、12aに、金属製のブラケット34を取付ける。ブラケット34は、支柱2を挟んで対向し、互いに左右反対方向に延びる後向き固定片34a、34aと、両後向き固定片34aの対向部の前縁から垂下する垂下片34bと、この垂下片34bの下端より前方に延出する前向片34cと、この前向片34cの前端から垂下する下向き支持片34dとを有している。
後向き固定片34a、34aには、縦長の取付孔35、35が、下向き支持片34dの中央部には、縦長の長孔36がそれぞれ形成されている。
ブラケット34の後向き固定片34a、34aを隣接する横枠部材12a、12aの端部上面に載置し、上方から取付孔35に挿入した固定ボルト24を横枠部材12aの端部上面に穿設された固定孔25に挿通させ、横枠部材12aの下方に突出する固定ボルト24にナット26を螺合させて締め付ける。これにより、ブラケット34は、その垂下片34bが支柱2の前面に当接または近接するとともに、下向き支持片34dが支柱2及び横枠部材12aよりも前方に突出するようにして、横枠部材12aに固定される。
ブラケット34を固定した後、縦向き配線受け部材32における上下方向に延びる2本の縦線材32a、32aの上端部を、下向き支持片34dの前面に当接させ、前述と同様の固定金具28を、2本の縦線材32a、32aを跨ぐようにその前面に押し当てる。この状態で、前方から固定金具28の挿通孔27と下向き支持片34dの長孔36に挿入した丸頭ボルト29に、後方からナット26を螺合させて締め付ければ、縦向き配線受け部材32の上端部が、ブラケット34を介して、隣接する仕切り部材3よりも前方に突出するようにして、横枠部材12aに固定される。
なお、図示は省略するが、縦向き配線受け部材32の下端部は、支柱2を挟んで隣接する下部の横枠部材12aに、ブラケット34と上下対称をなすブラケットを用いて固定される。
また、この実施例では、縦向き配線受け部材32を支柱2に沿って並設するようにしたが、仕切り部材3の左右方向の任意の位置において、上下の横枠部材12aの対向部間に、縦向き配線受け部材32を上下2個のブラケット34を介して渡設することもできる。
次に、図9を参照して、縦向き配線受け部材32の上端部と、左右に隣接する横向き配線受け部材18、18の対向端部との連結構造について説明する。なお、縦向き配線受け部材32と左右の横向き配線受け部材18との連結構造は、左右対称で同一構造であるので、右側の連結構造のみ説明する。
横向き配線受け部材18の右端部は、前述したブラケット21を用いて横枠部材12aに固定され、横向き配線受け部材18の左端部が正面視倒立L字状の連結金具37を用いて縦向き配線受け部材32の上端部に連結される。
連結金具37の下向き片37aを、縦向き配線受け部材32の上端部の前後方向を向く2本の短線材32b、32bの右面に当接させた状態で、前述と同様の固定金具28を、短線材32b、32bを跨ぐようにその左面に押し当て、左側方から固定金具28の挿通孔27と下向き片37aの縦長孔38に挿入した丸頭ボルト29に、右側方からナット26を螺合させて締め付ける。これにより、縦向き配線受け部材32の上端部の右側面に、連結金具37が固定される。
連結金具37を縦向き配線受け部材32の上端部の右側面に固定した後、連結金具37の右方を向く支持片37bの上面に、横向き配線受け部材18の底部の前後方向を向く2本の短線材19b、19bを載置し、前述と同様の固定金具28を、2本の短線材19b、19bを跨ぐようにしてその上面に当接させる。
この状態で、上方から固定金具28の挿通孔27と支持片37bの横長孔39に挿入した丸頭ボルト29に、下方からナット26を螺合させて締め付ければ、縦向き配線受け部材32の上端部の右側面と、横向き配線受け部材18の左端部とが連結金具37を介して連結される。
この実施例では、図7に示すように、縦向き配線受け部材32の上端の左右両側部が、左右の横向き配線受け部材18、18の対向端部の直下に位置するように互いに連結され、左右の横向き配線受け部材18の横向き配線通路20の対向端部と、縦向き配線受け部材32の縦向き配線通路33の上端部とが近接するようにしてある。このようにすると、左右の横向き配線受け部材18の横向き配線通路20にそれぞれ配線した電源線等のケーブルKを、縦向き配線受け部材32の縦向き配線通路33内に上方から落とし込んで容易に、かつ体裁よく配線することができる。
図10は、図1のD部の拡大図で、縦向き配線受け部材32の下端部と横向き配線受け部材18の右端部の固定構造を示している。
縦向き配線受け部材32の上端部は、上部ガイドレール16の左方の仕切り部材3の上部の横枠部材12aに取付けた短寸の横向き配線受け部材18の左端部と近接するように、上部の横枠部材12aの中間部にブラケット(図示略)により固定されている。
横向き配線受け部材18の右端部は、前述したブラケット21と上下対称をなすブラケット40を介して下部の横枠部材12aに、前面よりも突出するように固定されている。なお、下部の横向き配線受け部材18の固定構造は、前述した上部の横向き配線受け部材18の固定構造と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
縦向き配線受け部材32の下端部は、横向き配線受け部材18の右端部の直上において、下部の横枠部材12aにブラケット41を介して固定されている。ブラケット41は、前述のブラケット34と上下対称をなし(支柱を挟まないため後向き固定片の形状のみ異なる)、また固定構造も前述した図7、図8に示す上部の固定構造と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
なお、縦向き配線受け部材32は、ケーブルKの取り回し位置に対応して、左右方向の任意の位置において枠体12の上下の横枠部材12a、12a間に渡設することができる。
また、下部の横向き配線受け部材18についても、上下方向の任意の位置において枠体12の左右の側枠部材12b、12b間に渡設することができる。この際には、左右の側枠部材12bの前面に、側面視倒立L字状のブラケットを取付け、その前向き支持片に横向き配線受け部材18の両端部を載置して固定すればよい。
このように固定すると、縦向き配線受け部材32に形成された上下方向の縦向き配線通路33の下方の開口端部は、仕切り部材3の下部の横枠部材12aに取付けた横向き配線受け部材18の横向き配線通路20の側端部に向かって開放され、電源線等のケーブルKを、横方向に延びる横向き配線受け部材18の横向き配線通路20内から、上下方向に延びる縦向き配線受け部材32の縦向き配線通路33内へ、またはその逆に容易に、かつ体裁よく配線することができる。また、横向き配線受け部材18の前後方向長さは縦向き配線受け部材32の前後方向長さよりも長いため、横向き配線通路20内から縦向き配線通路33内へ、またはその逆に容易に、かつ体裁よく配線することができる。
なお、詳細な説明は省略するが、前述した図1のC部の縦向き配線受け部材32の下端部についても、最右方の仕切り部材3の下部の横枠部材12aに取り付けられた横向き配線受け部材18の左端部の直上に固定されており、電源線等のケーブルKを、横方向に延びる横向き配線受け部材18の横向き配線通路20内から、上下方向に延びる縦向き配線受け部材32の縦向き配線通路33内へ、またはその逆に容易に、かつ体裁よく配線しうるようになっている。
また、図1に示すように、仕切り装置1の上部に配設された複数の横向き配線受け部材18の端部同士を互いに近接させて左右方向に連続するようにし、かつ上部と下部の横向き配線受け部材18同士を、縦向き配線受け部材32を介して互いに連続させているので、電源線等のケーブルKを、上部の横向き配線受け部材18から下部の横向き配線受け部材18へ、またはその逆へ連続的に、かつ体裁よく配線することができる。
以上説明したように、本実施例の仕切り装置1においては、格子状の仕切面部11を有する仕切り部材3に、格子状部材19を断面コ字形に折曲して形成された横向き配線受け部材18及び縦向き配線受け部材32を配設したことにより、仕切り部材3の仕切面部11と横向き配線受け部材18及び縦向き配線受け部材32には多くの間隙が形成されている。従って、間隙の任意の箇所から電源線や通信線等のケーブルKを横向き配線受け部材18や縦向き配線受け部材32に挿入することができ、ケーブルKの取り回しが容易となる。
また、従来のような結束バンドを用いることなく、電源線等のケーブルKを横向き配線受け部材18や縦向き配線受け部材32に沿って整然と配線しうるので、配線作業を効率よく行なうことができ、かつ配線後の見栄えもよくなる。
さらに、横向き配線受け部材18及び縦向き配線受け部材32は、格子状部材19を断面コ字形に折曲して形成されているので、配線状態を外部から容易に確認することができる。
以上、本発明の仕切り装置1を実施例に基づいて説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、次のような種々の変形や変更があっても、本発明に含まれる。
前記実施例では、全ての横向き配線受け部材18及び縦向き配線受け部材32を、仕切り装置1の前面側(外面側)に配設しているが、それらを仕切り装置1の後面側(内面側)に配設したり、前後両面に配設したりすることもできる。
また、前記実施例では、平面視概ねコ字形をなす仕切り装置1としたが、方形等に連続する仕切り装置や、左右の壁面間を仕切る直線状の仕切り装置等にも本発明を適用することができる。
さらに、前記実施例では、開閉扉5と引き戸6を有する仕切り装置1としたが、それらのいずれか一方または両方を省略した仕切り装置にも適用することができる。
1 仕切り装置
2 支柱
3 仕切り部材
4 出入口部
5 開閉扉
6 引き戸
7 キャップ
8 脚部
9 縦線材
10 横線材
11 仕切面部
12 枠体
12a 横枠部材
12b 側枠部材
13 上部連結部材
14、15 戸当たり部材
16 上部ガイドレール
17 下部ガイドレール
18 横向き配線受け部材
19 格子状部材
19a 長線材
19b 短線材
20 横向き配線通路
21 ブラケット
21a 後向き固定片
21b 下向き片
21c 前向き支持片
22 取付孔
23 長孔
24 固定ボルト
25 固定孔
26 ナット
27 挿通孔
28 固定金具
29 丸頭ボルト
30 コーナー連結部材
30a 切欠部
30b 配線受け部
30c 配線ガイド部
30d 横長孔
31 ブラケット
31a 後向き固定片
31b 下向き片
31c 前向き支持片
32 縦向き配線受け部材
32a 縦線材
32b 短線材
33 縦向き配線通路
34 ブラケット
34a 後向き固定片
34b 垂下片
34c 前向片
34d 下向き支持片
35 取付孔
36 長孔
37 連結金具
37a 下向き片
37b 支持片
38 縦長孔
39 横長孔
40、41 ブラケット
K ケーブル

Claims (8)

  1. 格子状の仕切面部を有する仕切り部材を複数連設して空間を仕切る仕切り装置であって、
    前記仕切り部材の前面及び後面の少なくともいずれか一方に横方向または上下方向に沿って延びて配設された、線材からなる配線受け部材を備えることを特徴とする仕切り装置。
  2. 前記仕切り部材は、前記仕切面部囲う枠体を有し、前記配線受け部材を、前記枠体に沿って並設したことを特徴とする請求項1に記載の仕切り装置。
  3. 前記仕切り部材は、前記仕切面部を囲う枠体を有し、前記配線受け部材を、前記枠体を構成する枠部材の対向部間に渡設したことを特徴とする請求項1に記載の仕切り装置。
  4. 前記枠体を構成する横枠部材にその前面または後面よりも突出するようにブラケットを取付け、当該ブラケットに、前記横方向に延びる配線受け部材を載置して固定したことを特徴とする請求項2または3に記載の仕切り装置。
  5. 所定角度交差させて連設された前記仕切り部材のそれぞれに、前記横方向に延びる配線受け部材が取付けられ、当該両配線受け部材の対向端部は、コーナー連結部材により連結されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の仕切り装置。
  6. 前記配線受け部材は、格子状部材を断面コ字形に折曲して形成され、前記横方向に延びる配線受け部材には側面視上向きコ字状の横向き配線通路が、または前記上下方向に延びる配線受け部材には平面視前向きまたは後向きコ字状の縦向き配線通路が、それぞれ長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の仕切り装置。
  7. 前記縦向き配線通路の長手方向の開口端部は、前記横向き配線通路に向けて開放していることを特徴とする請求項6に記載の仕切り装置。
  8. 隣設する前記仕切り部材同士を離間させて形成された出入口部に開閉扉が設けられ、前記開閉扉の上方に配設された、前記隣設する仕切り部材同士を連結する上部連結部材に、前記横方向に延びる配線受け部材が取付けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の仕切り装置。
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