JP2019154168A - テープ巻き付け先端工具及びこれを用いたテープ巻き付け工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】電線などの被覆対象物へのテープ巻き付け作業の労力を軽減し、被覆対象物へのテープ巻き付け作業を容易に行うことができる共用操作棒に装着可能なテープ巻き付け先端工具、及び、これを用いたテープ巻き付け工具を提供する。【解決手段】テープ巻き付け先端工具3は、共用操作棒2の接続端部に装着可能なジョイントアダプタ31と、これに一体に形成された一対の支持片32と、一対の支持片に回動可能に取り付けられた回動部材33と、回動部材に取り付けられたテープ支持棒34とを備える。一対の支持片32は、回動部材33の中間部を回動可能に支持する。回動部材33は、一方の端部に架線の側面に係止可能な係止部37を設け、他方の端部にロール状テープを保持するテープ支持棒34を設ける。テープ支持棒34は、回動部材33の他方の端部が一方の端部の上方に位置する場合に下方へ回動でき、常時においては、復元部材42により水平に保たれる。【選択図】 図1
Description
この発明は、間接活線作業において、架空電線の被覆が破損した箇所や架空電線の接続部に被せられるカバー等の被覆対象物の外周にテープを巻き付ける場合に用いられるテープ巻き付け先端工具、及び、これを用いたテープ巻き付け工具に関し、特に共用操作棒を利用するものに関する。
従来から、架空電線(以下、電線という)の絶縁被覆物の劣化や損傷により、電線の心線(導体)が露出した箇所を被覆する場合には、その露出部分に粘着性ポリエチレンテープ等の絶縁テープを巻き付けるようにしている。また、電線の接続部に被せられるスリーブカバーが電線に対して相対的に動かないようにするために、スリープカバーから電線にかけて絶縁テープを巻き付け、スリーブカバーを電線に対して固定するようにしている。
このような絶縁テープの巻き付け作業(間接活線作業)において使用されるテープ巻き付け工具としては、従来、図8に示されるような工具が採用されている。このテープ巻き付け工具100は、先端工具部101と二軸回転操作棒(絶縁棒)102とで構成されている。
先端工具部101は、図示しない電線を固定すると共にその電線の外周に絶縁テープを巻き付けるためのもので、電線を受け入れるU字状開口部106を有し、ロール状の絶縁テープ107を矢印R1方向に回動可能に支持する回転部材108とこの回転部材108をU字状開口部106の周囲に可動させる図示しない駆動機構とを備えている。
また、二軸回転操作棒102は、操作棒を支持させるために把持する固定軸105と、ハンドル104での回転操作を先端工具部101に伝達するための回転駆動伝達機構を構成する回転軸103の2軸を有している。
このようなテープ巻き付け工具100は、先端工具部101に設けられたU字状開口部106に電線を入れ、ハンドル104を回転操作させることで、絶縁テープ107を支持している回転部材108を電線の外周に沿って矢印R2方向へ回転させ、電線の外周に絶縁テープ107を巻き付けるようにしている(特許文献1参照)。
しかしながら、図8に示した従来のテープ巻き付け工具100は、先端工具部101が複雑な回動機構を備え、また、二軸回転操作棒102が固定軸105と回転軸103の2軸で構成されているため、間接活線作業に広く使用される共用操作棒と比較して非常に重くなっている。
しかも、作業者は、一方の片手で二軸回転操作棒102を把持して重いテープ巻き付け工具100の重量を一方の片手で支持し、他方の片手でハンドル104を回転操作しなければならないため、作業者の疲労が大きくなるという問題を有していた。
しかも、作業者は、一方の片手で二軸回転操作棒102を把持して重いテープ巻き付け工具100の重量を一方の片手で支持し、他方の片手でハンドル104を回転操作しなければならないため、作業者の疲労が大きくなるという問題を有していた。
また、図8で示す従来のテープ巻き付け工具100は、先端側(先端工具部101側)が重いため、作業者が片手でテープ巻き付け工具100の姿勢を保持しにくく、テープ巻きがうまくできないこともあった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、共用操作棒に装着して用いることで、電線などの被覆対象物へのテープ巻き付け作業に対する作業者の労力を軽減でき、被覆対象物へのテープ巻き付け作業を容易に行うことが可能なテープ巻き付け先端工具、及び、これを用いたテープ巻き付け工具を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係るテープ巻き付け先端工具は、共用操作棒の接続端部に装着可能なジョイントアダプタと、このジョイントアダプタに一体に形成され、該ジョイントアダプタの頂部から略平行に延設された一対の支持片と、前記一対の支持片に中間部が回動可能に取り付けられた回動部材とを備え、前記回動部材の一方の端部に被覆対象物に係止可能な係止部を設け、前記回動部材の他方の端部にロール状テープを保持するテープ支持棒を設け、前記テープ支持棒は、前記回動部材の回動面に対して略垂直となる位置から、前記回動部材の前記他方の端部が前記一方の端部の上方に位置する場合に前記回動面に対して略垂直となる鉛直面に沿って下方へ回動可能であり、前記回動面に対して略垂直となるように復元部材により常時付勢されていることを特徴としている。
したがって、上述したテープ巻き付け先端工具を利用して被覆対象物にテープを巻き付けるには、先ず、ロール状テープの引き出されたテープの先端部を間接活線把持工具等を利用して被覆対象物に貼着させてロール状テープを被覆対象物の下方に垂らしておき、また、テープ巻き付け先端工具のジョイントアダプタに共用操作棒の接続端部を装着しておく。
そして、回動部材を回動させてテープ支持棒が設けられた他方の端部が係止部を備えた一方の端部の下方に位置する状態としておき、その状態で、共用操作棒を持ち上げてテープ支持棒を垂れ下がっているロール状テープにアプローチし、ロール状テープの中央孔にテープ支持棒を挿入する。その後、回動部材の係止部を被覆対象物に押し付け、被覆対象物を中心としてテープ支持棒が設けられた他方の端部を被覆対象部の下方から円弧を描くように上方に動かし、テープを被覆対象物の表面に下部から上部にかけて巻き付ける。
しかる後に、係止部を被覆対象部に更に押し付けて、テープ支持棒を被覆対象物を中心として被覆対象物の上方を跨ぐように動かす。
この際、テープ支持棒が設けられた他方の端部が係止部を備えた一方の端部の上方に差し掛かると、テープ支持棒がロール状テープの自重やテープにかかるテンションにより復元部材の復元力に抗して下方に回動し、ここに係止されていたロール状テープが外れて落下する。
これにより、ロール状テープは、被覆対象物の反対側へ落下し、再び被覆対象物の下方に垂れ下がった状態となる。
この際、テープ支持棒が設けられた他方の端部が係止部を備えた一方の端部の上方に差し掛かると、テープ支持棒がロール状テープの自重やテープにかかるテンションにより復元部材の復元力に抗して下方に回動し、ここに係止されていたロール状テープが外れて落下する。
これにより、ロール状テープは、被覆対象物の反対側へ落下し、再び被覆対象物の下方に垂れ下がった状態となる。
そして、以上の操作を繰り返すことで、ロール状テープを被覆対象物に所望の回数だけ巻き付けることが可能となる。
したがって、テープの巻き付け作業は、テープ巻き付け先端工具を共用操作棒の接続端部に取り付ければ行うことが可能となるので、二軸回転操作棒は必要とならず、また、従来のテープ巻き付け工具のように、回転操作部の回転操作を回転部材に伝達するための回転駆動伝達機構や回転部材をU字状開口の周囲に可動させる機構が不要となるので、歯車等の部品を大幅に減らすことができ、軽量化を図ることが可能となる。また、既存の共用操作棒をそのまま利用できるので、専用の工具が必要とならず、既存の操作棒の使用感覚でテープの巻き付け作業を行うことができ、テープの巻き付け作業を容易に行うことが可能となる。
ここで、一対の支持片は、前記共用操作棒の軸方向に延設され、前記回動部材は、前記中間部を前記支持片の延設方向に沿わせた場合に、一方の端部と他方の端部とが、前記中間部を過ぎる前記鉛直面に対して同じ側に位置するように湾曲している構成にするとよい。
このような構成とすることで、テープ支持棒が設けられた他方の端部が係止部が設けられた一方の端部の上方に位置しているか否かを確認しやすくなり、また、被覆対象物とこれに巻き付けられるロール状テープの位置関係が把握し易くなり、作業を的確に行うことが可能となる。
以上述べたように、本発明に係るテープ巻き付け先端工具やこれを共用操作棒に取り付けたテープ巻き付け工具によれば、絶縁操作棒が1軸であり、先端工具部の構造が簡単であるため、従来の2軸のテープ巻き付け工具と比較して全体重量を軽減することが可能となり、作業者の作業労力を軽減することが可能となる。
また、本発明のテープ巻き付け先端工具又はテープ巻付け工具によれば、軽量であるため、作業者が被覆対象物に対する先端工具及びロール状テープの姿勢を安定させて保持し易くなり、また、作業者は使用頻度の多いなじみのある共用操作棒を操作するだけで、ロール状テープを被覆対象物に巻き付けることができるため、テープの巻き付け作業を容易且つ確実に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
図1において、本発明に係るテープ巻き付け工具1の構成例が示されている。このテープ巻き付け工具1は、共用操作棒2と、この共用操作棒2に取り付けられたテープ巻き付け先端工具3とから構成されている。
共用操作棒2は、それ自体周知のもので、図2に示されるように、棒状体11と、この棒状体11の先端に後述するテープ巻き付け先端工具3を着脱自在に装着可能な接続端部12と、棒状体11の基端に別の共用操作棒や延長用の足し棒を着脱自在に装着可能なジョイント金具13とを有して構成されている。尚、棒状体11の軸方向において、接続端部12が設けられている側を先端側、ジョイント金具13が設けられている側を基端側としている。
棒状体11は、絶縁性の長尺かつ中空(パイプ状)に形成された直線状の棒状形状をなし、その軸方向の略中間位置に感電事故を防止するための限界つば14が設けられている。この限界つば14を境に基端側が握っても感電しない部分であり、また、限界つば14より先端側が握ると感電する可能性のある部分となっており、限界つば14とジョイント金具13との間に作業者が握持可能なグリップ部15が構成され、作業者は、このグリップ部15を握持して作業することが要請される。また、棒状体11の限界つば14よりも先端側(限界つば14と接続端部12との略中央)には、降雨時の水切り用の鍔(水切りつば16)が嵌合固定されている。これら限界つば14と水切りつば16は、軟質の合成ゴムによって構成されている。
接続端部12は、テープ巻き付け先端工具3のジョイントアダプタ31等を装着するためのもので、その周面には、円柱状の突起で構成された一対の係止用突起17が、周方向で反対側となる位置に径方向外側に突設されている(180°位相がずれた位置に放射方向に突出されている)。また、接続端部12の上面には、ほぼ中央に図示しない孔が形成され、接続端部12の内側に形成された空間から孔を介して凸状部材18が突設されている。この凸状部材18は、接続端部12内の空間に収容された図示しない内臓スプリングにより突出方向に常時付勢されており、軸方向に変位可能となっている。
また、棒状体11の接続端部12より基端側の部分には、棒状体11の外周面から外側へ突設されたフランジ19が設けられ、このフランジ19と接続端部12との間には、棒状体11の外周面を軸方向に沿って移動可能なロックナット20が設けられている。
このような共用操作棒2が装着されるテープ巻き付け先端工具3は、図3にも示されるように、共用操作棒2の接続端部12(接続端部)に装着可能なジョイントアダプタ31と、このジョイントアダプタ31に一体に形成された一対の支持片32,32と、この一対の支持片32に中間部が回動可能に取り付けられた回動部材33と、この回動部材33に取り付けられたテープ支持棒34とを有して構成されている。
ジョイントアダプタ31は、接続端部12が差込可能となるよう基端が開口された有底円筒状に形成され、その周面には、対向する2箇所にT字状の係合溝35が形成されている。
この係合溝35は、共用操作棒2の軸線に沿った方向に切れ込んだ第1の係合部35aと、この第1の係合部35aの先端から周方向に沿って切れ込んだ第2の係合部35bと、この第2の係合部35bの第1の係合部35aと反対側の端部から共用操作棒2の軸線に沿って基端側へ切れ込んだ第3の係合部35cとから構成されている。
したがって、ジョイントアダプタ31への共用操作棒2の接続端部12の装着は、先ず、ロックナット20を回して、このロックナット20をフランジ19に当接させるロック解除位置へ変位させておく。
そして、ジョイントアダプタ31に共用操作棒2の接続端部12を挿入すると共に係止用突起17を係合溝35の第1の係合部35aに挿入し、その後、接続端部12を軸方向に押し付けて、先端から突出する凸状部材18を内蔵スプリングの弾性力に抗して沈ませ、その状態で接続端部12を回動させて係止用突起17を第2の係合部35bに沿って摺動させ、しかる後に、接続端部12の軸方向の力を解放して凸状部材18の付勢力によって接続端部12を軸方向に戻すことで、係止用突起17を第3の係合部35cに離脱不能に係合(ツイストロック)させるようにしている。
そして、以上の操作が終了した後に、上述した取り付け状態のガタつきを防止するために、ロックナット20を回して、このロックナット20をジョイントアダプタ31に強く当接させるロック位置へ変位させる。
このようなジョイントアダプタ31を末端部に備えたテープ巻き付け先端工具3において、一対の支持片32は、所定の間隔を隔ててジョイントアダプタ31の頂部から共用操作棒2の軸方向に平行に延設されている。この例では、支持片32の先端部分が巾広に形成され、対向する支持片32の先端部分の間に回動部材33の中間部が挿入され、支軸36を介して回動自在に保持されている。
回動部材33は、全体として弓形に湾曲形成されているもので、中間部33aを支持片32の延設方向に沿わせた場合に、一方の端部33bと他方の端部33cとが、回動部材33の回動面に対して垂直であり、且つ、中間部33aを過ぎる鉛直面に対して同じ側に位置するように形成されている。
そして、回動部材33の一方の端部33bには、被覆対象物(電線等)に係止させるために他方の端部側へ幾分屈曲させた係止部37が設けられ、回動部材33の他方の端部33cには、回動部材33の回動面に対して略垂直に延設され、ロール状テープの中央孔に挿通させることでロール状テープを保持可能とするテープ支持棒34が設けられている。
このテープ支持棒34は、回動部材33の他方の端部33cが一方の端部33bの上方に位置する場合に、回動部材33のの回動面に対して垂直となる位置から、この回動面に対して略垂直となる鉛直面に沿って下方へ回動可能となっている。この例では、テープ支持棒34の基端部に下方への回動のみを許容する蝶番41を設けることで回動可能としている。
また、テープ支持棒34は、テープ支持棒34を回動部材33の回動面に対して略垂直となるように復元部材42により常時付勢されている。この例においては、テープ支持棒34の基端部に径方向に突出する突出片43を設け、この突出片43と回動部材33の側面との間に復元部材42としての引張りばねを介在させることで、テープ支持棒34が下方へ回動しようとする力に抗した付勢力をテープ支持棒34に与えるようにしている。
そして、このようなテープ支持棒34や係止部37は、支軸36を中心として約180度の範囲に亘って回動可能となっている。具体的には、テープ支持棒34の回動面が共用操作棒2と平行になり、且つ、共用操作棒2の軸心からの距離が最も離れた状態となって、テープ支持棒34がジョイントアダプタ31側へ回動可能となる位置(図3(b)の実線で示す位置)から、テープ支持棒34の回動面が共用操作棒2と平行になり、且つ、共用操作棒2の軸心からの距離が最も離れた状態となって、テープ支持棒34がジョイントアダプタ31とは反対側へ回動可能となる位置(図3(b)の一点鎖線で示す位置)にかけて回動するようになっている。
以上の構成において、次に、上述したテープ巻き付け工具1を用いて、例えば、電線の被覆表面を補修するためにデープを電線50の表面に巻き付ける例について説明する。
先ず、ロール状テープAから適当な長さだけテープを引き出し、間接活線把持工具などを用いて、テープの先端部分の粘着面を電線50の被覆に貼り付け、図4に示されるように、ロール状テープAを電線50の下方に垂れ下げておく。また、テープ巻き付け先端工具3のジョイントアダプタ31を共用操作棒2の接続端部12に装着して、テープ巻き付け先端工具3を共用操作棒2に取り付けておく。
その後、テープ巻き付け先端工具3をテープ支持棒34がジョイントアダプタ側に近づくように(係止部37がジョイントアダプタ31から最も離れるように)回動部材33の位置を図3(b)の一点鎖線で示される位置に設定した状態で共用操作棒2を持ち上げてテープ巻き付け先端工具3をロール状テープAにアプローチし、テープ支持棒34をロール状テープAの中央孔A1に挿入する。
その後、図5に示されるように、回動部材33の係止部37を電線50に係止させ、その状態を保ちつつ共用操作棒2(ロール状テープA)を電線50の下方を過ぎるように動かし、図6に示されるように、ロール状テープAに幾分テンションをかけた状態で電線50を中心としてテープ支持棒34(ロール状テープA)を円弧を描くように上方へ動かし、ロール状テープAを電線50の被覆表面に下方から貼り付けていく。
その後、図7に示されるように、係止部37を電線50にさらに押し付けて、テープ支持棒34を電線50を跨ぐように電線50の手前側から反対側へ移動させ、テープ支持棒34が電線50を超えたところで共用操作棒2を少し上に押し上げることで、ロール状テープAの自重やテープにかかるテンションにより、テープ支持棒34を復元部材のバネ力に抗して下方へ回動させ、ロール状テープAをテープ支持棒34から外して落下させる。
これにより、ロール状テープAは、電線50の反対側に落下し、再び電線50の下方に垂れ下がる。
これにより、ロール状テープAは、電線50の反対側に落下し、再び電線50の下方に垂れ下がる。
以上の操作を繰り返すことにより、電線50の被覆にロール状テープAを所望の回数だけ巻き付け、しかる後にテープを切断すれば、テープの巻き付け作業は完了する。
したがって、以上の構成によれば、既存の共用操作棒2の接続端部12にテープ巻き付け先端工具3を取り付ければテープ巻き付け工具1として利用できるので、テープの巻き付け作業を容易に行うことが可能となり、従来のような二軸回転操作棒を備えたテープ巻き付け工具が不要となる。また、従来のテープ巻き付け工具のように、回転操作部の回転操作を回転部材に伝達するための回転駆動伝達機構や回転部材をU字状開口の周囲に可動させる機構が不要となるので、歯車等の部品を大幅に減らすことができ、軽量化を図ることが可能になると共に、作業者の作業労力を軽減することが可能となる。
すなわち、本発明のテープ巻き付け先端工具又はテープ巻付け工具によれば、軽量であるため、作業者が被覆対象物に対する先端工具及びロール状テープの姿勢を正確に保持し易くなり、また、作業者が使い慣れた共用操作棒2を操作するだけで、ロール状テープAを被覆対象物の周りに回動させて被覆対象物に巻き付けることができるため、テープ巻き付け作業を容易且つ確実に行うことができる。
1 テープ巻き付け工具
2 共用操作棒
3 テープ巻き付け先端工具
31 ジョイントアダプタ
32 支持片
33 回動部材
33a 中間部
33b 一方の端部
33c 他方の端部
34 テープ支持棒
37 係止部
42 復元部材
50 電線
A ロール状テープ
2 共用操作棒
3 テープ巻き付け先端工具
31 ジョイントアダプタ
32 支持片
33 回動部材
33a 中間部
33b 一方の端部
33c 他方の端部
34 テープ支持棒
37 係止部
42 復元部材
50 電線
A ロール状テープ
Claims (3)
- 共用操作棒の接続端部に装着可能なジョイントアダプタと、このジョイントアダプタに一体に形成され、該ジョイントアダプタの頂部から略平行に延設された一対の支持片と、前記一対の支持片に中間部が回動可能に取り付けられた回動部材とを備え、
前記回動部材の一方の端部に被覆対象物に係止可能な係止部を設け、前記回動部材の他方の端部にロール状テープを保持するテープ支持棒を設け、
前記テープ支持棒は、前記回動部材の回動面に対して略垂直となる位置から、前記回動部材の前記他方の端部が前記一方の端部の上方に位置する場合に前記回動面に対して略垂直となる鉛直面に沿って下方へ回動可能であり、前記回動面に対して略垂直となるように復元部材により常時付勢されている
ことを特徴とするテープ巻き付け先端工具。 - 前記一対の支持片は、前記共用操作棒の軸方向に延設され、前記回動部材は、前記中間部を前記支持片の延設方向に沿わせた場合に、前記一方の端部と前記他方の端部とが、前記中間部を過ぎる前記鉛直面に対して同じ側に位置するように湾曲していることを特徴とする請求項1記載のテープ巻き付け先端工具。
- 請求項1又は2に記載のテープ巻き付け先端工具を備え、前記ジョイントアダプタに前記共用操作棒の接続端部を接続して構成されることを特徴とするテープ巻き付け工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112202110A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-08 | 李德元 | 电力检修自行走预绞丝缠绕装置、安装设备及操作方法 |
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2018
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112202110A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-08 | 李德元 | 电力检修自行走预绞丝缠绕装置、安装设备及操作方法 |
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