JP2019153706A - 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019153706A
JP2019153706A JP2018038273A JP2018038273A JP2019153706A JP 2019153706 A JP2019153706 A JP 2019153706A JP 2018038273 A JP2018038273 A JP 2018038273A JP 2018038273 A JP2018038273 A JP 2018038273A JP 2019153706 A JP2019153706 A JP 2019153706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
identification display
semiconductor
semiconductor laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018038273A
Other languages
English (en)
Inventor
直輝 城岸
Naoteru Shirokishi
直輝 城岸
秀樹 福永
Hideki Fukunaga
秀樹 福永
一隆 武田
Kazutaka Takeda
一隆 武田
藤本 貴士
Takashi Fujimoto
貴士 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2018038273A priority Critical patent/JP2019153706A/ja
Publication of JP2019153706A publication Critical patent/JP2019153706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】下部半導体多層膜の底面に達する深さのメサ構造体を備えた面発光型半導体レーザにおいて、配線と識別表示部とを1回のリフトオフで同時に形成する場合と比較して、識別表示部が所望の形状で形成されやすくされた面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法を提供すること。【解決手段】基板上に形成された第1の導電型の第1の半導体多層膜反射鏡16、第1の半導体多層膜反射鏡16上に形成された活性層24、および活性層24上に形成された第2の導電型の第2の半導体多層膜反射鏡26を備えるとともに、第1の半導体多層膜反射鏡16の底面に達する深さのメサ構造体Mと、基板12上に絶縁膜34で形成された識別表示部60と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法に関する。
特許文献1には、基板上に、少なくとも第1導電型の第1の半導体多層膜、活性層、第2導電型の第2の半導体多層膜、および第2導電型のコンタクト層を含む半導体層が積層され、レーザ光を出射するポスト構造とパッド形成領域とが半導体層に形成された第1の溝によって実質的に分離された面発光型半導体レーザ装置であって、ポスト構造のコンタクト層に電気的に接続されたコンタクト電極と、パッド形成領域に設けられ、コンタクト電極と電気的に接続される電極パッドと、パッド形成領域に設けられ、電極パッドから電気的に分離された導電部とを含み、導電部は、パッド形成領域の第2導電型のコンタクト層と電気的に接続される導電層を有し、当該導電層は、ポスト構造に形成されたコンタクト電極の露出面積よりも大きな露出面積を有するとともに識別記号に加工されている面発光型半導体レーザ装置が開示されている。すなわち、特許文献1に係る面発光型半導体レーザ装置の識別記号は、金属膜を用いて形成されている。
特開2007−329193号公報
面発光型半導体レーザには、上記ポスト構造(メサ構造体)が、活性層よりも基板側に位置する下部半導体多層膜の底面に達する深さとされたものがある。この様な高段差の構造において、識別記号(識別表示部)を形成する方法として、基板上にリフトオフを用いて配線とともに配線と同じ材料で形成することが考えられる。しかしながら、メサ構造体が高段差であると、マスクを形成する際のレジストの膜厚が基板上において必要以上に厚くなる。そのため、リフトオフを用いて基板上に識別表示を形成する場合に、識別表示部が正常に形成されない等の現象が発生する場合がある。
本発明は、下部半導体多層膜の底面に達する深さのメサ構造体を備えた面発光型半導体レーザにおいて、配線と識別表示部とを1回のリフトオフで同時に形成する場合と比較して、識別表示部が所望の形状で形成されやすくされた面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の面発光型半導体レーザは、基板上に形成された第1の導電型の第1の半導体多層膜反射鏡、前記第1の半導体多層膜反射鏡上に形成された活性層、および前記活性層上に形成された第2の導電型の第2の半導体多層膜反射鏡を備えるとともに、前記第1の半導体多層膜反射鏡の底面に達する深さのメサ構造体と、前記基板上に絶縁膜で形成された識別表示部と、を含むものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基板上に形成された前記第1の導電型の半導体層をさらに含み、前記メサ構造体は前記半導体層上に形成され、前記識別表示部は前記半導体層上の前記絶縁膜で形成されたものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記識別表示部は、前記絶縁膜が除去された領域で形成されているものである。
上記の目的を達成するために、請求項4に記載の面発光型半導体レーザの製造方法は、基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、前記基板上の少なくとも一部に絶縁膜を成膜するとともに、前記絶縁膜をエッチングして前記基板上に前記絶縁膜による識別表示部を形成する工程と、を含むものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記基板上の少なくとも一部に前記第1の導電型の半導体層を形成する工程と、前記半導体層上に前記第1の導電型の配線を形成する工程と、をさらに含み、前記柱状構造体を形成する工程は、前記半導体層が露出するまでエッチングして前記半導体層上に前記柱状構造体を形成する工程であり、前記識別表示部を形成する工程は、前記絶縁膜をエッチングしてさらに前記配線を露出させる工程であるものである。
上記の目的を達成するために、請求項6に記載の面発光型半導体レーザの製造方法は、基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、第1のリフトオフによって、前記基板上に識別表示部を形成する工程と、第2のリフトオフによって、前記基板上の少なくとも一部に配線層を形成する工程と、を含むものである。
上記の目的を達成するために、請求項7に記載の面発光型半導体レーザの製造方法は、基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、フォトレジストを塗布した後、識別表示部を形成するための第1の露光、および前記基板上の少なくとも一部に配線層を形成するための第2の露光を行う工程と、前記フォトレジストをパターニングしてマスクを形成する工程と、前記マスク上に導電体膜を形成し前記フォトレジストを除去して、前記識別表示部、および前記配線層を形成する工程と、を含むものである。
請求項1、4、6、7に記載の発明によれば、高段差のメサ構造体を備えた面発光型半導体レーザにおいて、配線と識別表示部とを1回のリフトオフで同時に形成する場合と比較して、識別表示部が認識しやすくされた面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法が提供される、という効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、第1の導電型の半導体層を含まない場合と比較して、半絶縁性の基板を用いても本発明に係る面発光型半導体レーザが実現される、という効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、絶縁膜が残留した領域で識別表示部を形成する場合と比較して、絶縁膜によって基板が保護される領域が残りやすい、という効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、識別表示部を形成する工程と絶縁膜をエッチングして配線を露出させる工程とが別工程である場合と比較して、識別表示部の形成と配線の露出工程が一括して行われる、という効果を奏する。
第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの構成の一例を示す、(a)は断面図、(b)は平面図である。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの構成の一例を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法の一例を示す縦断面図の一部である。 第1の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの製造方法の一例を示す縦断面図の一部である。 第2の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの構成の一例を示す、(a)は断面図、(b)は平面図である。 第3の実施の形態に係る面発光型半導体レーザの構成の一例を示す、(a)は断面図、(b)は平面図である。 (a)は逆テーパ形状のレジストを用いた場合の識別表示部の形成を示す図、(b)は順テーパ形状のレジストを用いた場合の識別表示部の形成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1および図2を参照して、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10の構成の一例について説明する。図1(b)は面発光型半導体レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)10の平面図であり、図1(a)は本実施の形態に図1(b)に示す平面図においてA−A’線で切断した断面図であり、図2は図1(b)に示す平面図においてB−B’線で切断した断面図である。
図1(a)、(b)、図2に示すように、面発光型半導体レーザ10は、半絶縁性GaAs(ガリウムヒ素)の基板12上に形成されたn型GaAsのコンタクト層14、下部DBR(Distributed Bragg Reflector)16、活性領域24、酸化狭窄層32、上部DBR26、およびコンタクト層28含んで構成されている。面発光型半導体レーザ10では、コンタクト層14、下部DBR16、活性領域24、酸化狭窄層32、上部DBR26、およびコンタクト層28の各構成がメサ構造体Mを形成し、該メサ構造体Mがレーザ部分を構成している。なお、コンタクト層14は、本発明に係る「第1の導電型の半導体層」に相当する。
メサ構造体Mを含む半導体層の周囲は無機絶縁膜としての層間絶縁膜34が着膜されている。該層間絶縁膜34はメサ構造体Mの側面から基板12の表面まで延伸され、電極パッド42aの下部に配置されている。本実施の形態に係る層間絶縁膜34は、一例として、シリコン窒化膜(SiN膜)で形成されている。なお、層間絶縁膜34の材料はシリコン窒化膜に限らず、例えば、シリコン酸化膜(SiO膜)、あるいはシリコン酸窒化膜(SiON膜)等であてもよい。なお、層間絶縁膜34が、本発明に係る「絶縁膜」に相当する。
図1(a)、図2に示すように、層間絶縁膜34の開口部を介してp側電極配線36が設けられている。p側電極配線36の一端側はコンタクト層28に接続され、コンタクト層28との間でオーミック性接触を形成している。一方、p側電極配線36の他端側はメサ構造体Mの側面から基板12の表面まで延伸され、電極パッド42aを構成している。
p側電極配線36は、例えば、Ti(チタン)/Au(金)の積層膜を着膜して形成される。図1(a)に示すように、電極パッド42aは、一例として基板12上に形成された層間絶縁膜34上に形成されている。
同様に、層間絶縁膜34の開口部を介してn側電極配線30が設けられている。n側電極配線30の一端側はコンタクト層14に接続され、コンタクト層14との間でオーミック性接触を形成している。一方、n側電極配線30の他端側は基板12の表面まで延伸され、図1(b)に示すように、電極パッド42bを形成している(以下、総称する場合は「電極パッド42」という)。n側電極配線30は、例えば、AuGe/Ni/Auの積層膜を着膜して形成される。
上記のように、本実施の形態に係る基板12には、一例として半絶縁性のGaAs基板を用いている。半絶縁性のGaAs基板とは、不純物がドーピングされていないGaAs基板である。半絶縁性のGaAs基板は抵抗率が非常に高く、そのシート抵抗値は数MΩ程度の値を示す。
基板12上に形成されたコンタクト層14は、一例としてSiがドープされたGaAs層によって形成されている。コンタクト層14の一端はn型の下部DBR16に接続され、他端はn側電極配線30に接続されている。すなわち、コンタクト層14は、下部DBR16とn側電極配線30との間に介在し、メサ構造体Mで構成されるレーザ部分に負電位を付与する機能を有する。なお、コンタクト層14は、サーマルクリーニング後、基板表面の結晶性を良好にするために設けられるバッファ層を兼ねてもよい。
コンタクト層14上に形成されたn型の下部DBR16は、面発光型半導体レーザ10の発振波長をλ、媒質(半導体層)の屈折率をnとした場合に、膜厚がそれぞれ0.25λ/nとされかつ屈折率の互いに異なる2つの半導体層を交互に繰り返し積層して構成される多層膜反射鏡である。具体的には、下部DBR16は、Al0.90Ga0.1Asによるn型の低屈折率層と、Al0.15Ga0.85Asによるn型の高屈折率層と、を交互に繰り返し積層することにより構成されている。なお、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10では、発振波長λを、一例として850nmとしている。
本実施の形態に係る活性領域24は、例えば、下部スペーサ層、量子井戸活性層、および上部スペーサ層を含んで構成されてもよい(図示省略)。本実施の形態に係る量子井戸活性層は、例えば、4層のAl0.3Ga0.7Asからなる障壁層と、その間に設けられた3層のGaAsからなる量子井戸層と、で構成されてもよい。なお、下部スペーサ層、上部スペーサ層は、各々量子井戸活性層と下部DBR16との間、量子井戸活性層と上部DBR26との間に配置されることにより、共振器の長さを調整する機能とともに、キャリアを閉じ込めるためのクラッド層としての機能も有している。
活性領域24上に設けられたp型の酸化狭窄層32は電流狭窄層であり、電流注入領域32aおよび選択酸化領域32bを含んで構成されている。p側電極配線36からn側電極配線30に向かって流れる電流は、電流注入領域32aによって絞られる。
酸化狭窄層32上に形成された上部DBR26は、膜厚がそれぞれ0.25λ/nとされかつ屈折率の互いに異なる2つの半導体層を交互に繰り返し積層して構成される多層膜反射鏡である。具体的には、上部DBR26は、Al0.90Ga0.1Asによるp型の低屈折率層と、Al0.15Ga0.85Asによるp型の高屈折率層と、を交互に繰り返し積層することにより構成されている。
コンタクト層28上には、光の出射面を保護する出射面保護層38が設けられている。
出射面保護層38は、一例としてシリコン窒化膜を着膜して形成される。
図1(b)および図2に示すように、面発光型半導体レーザ10では、識別表示部60を有している。識別表示部60は、例えば、ウエハ上の面発光型半導体レーザ10の各素子(チップ)を区別するための記号であり、本実施の形態では当該記号をウエハ上の座標としている。図1(b)では、この座標が2段の数字”00”、”00”で表示されている例を示している。しかしながら、識別表示部60を示す記号はこれに限られず、例えば通し番号(シリアル番号)、製造番号、ロゴマーク等であってもよい。すなわち、識別表示部60は、対象となる面発光型半導体レーザと他の面発光型半導体レーザとが識別可能なものであればよい。さらに、本実施の形態に係る識別表示部60は、図2に示すように、層間絶縁膜34で形成されている。より具体的には、層間絶縁膜34が除去された領域(凹形状の領域)で識別表示部60が形成されている。そして、主として、半絶縁性のGaAs基板が有する色と層間絶縁膜34が有する色との差(コントラスト)により識別表示部60が認識される。なお、層間絶縁膜34が本発明に係る「絶縁膜」に相当する。
ここで、面発光型半導体レーザの製造においては、1枚のウエハに複数の面発光型半導体レーザ素子を形成するが、ウエハ上の各面発光型半導体レーザ素子を区別するために、面発光型半導体レーザ素子ごとに数字等の記号による識別表示部を形成する場合がある。
一方、面発光型半導体レーザ素子では、配線容量(寄生容量)の低減のために、メサ構造体上面の光出射口からの配線を基板のおもて面まで延伸させる場合がある。この場合、メサ構造体の高さは約10μm程度となり、一般的な面発光型半導体レーザ素子のメサ構造体の高さに比べて倍近く高いものとなる。
従来、識別表示部は金属パターンを用いて形成されていたが、高段差を有する面発光型半導体レーザ素子では、識別表示部を基板上の金属配線領域に形成する必要がある。一方、配線の形成は一般にリフトオフを用いられる。リフトオフとは、まず、複数の面発光型半導体レーザの素子が中間段階まで形成されたウエハの全面にフォトレジストを塗布した後、配線のパターンに対応させて露光しマスクを形成する。しかる後に、該マスク上に金属等の導電体膜を成膜し、薬液を用いてレジストを除去する。この際、レジスト上の導電体膜がレジストとともに除去されるため、面発光型半導体レーザの素子上に成膜された導電体膜のみが残留し、配線のパターンが形成される。ここで、リフトオフの際のレジストの端面は、薬液の浸潤性を考慮して、逆テーパ形状に形成されるのが一般的である。
後述する図7を参照して、本実施の形態に係る「逆テーパ形状」、「順テーパ形状」について説明する。「逆テーパ形状」とは、図7(a)<1>に示すように基板12のおもて面から測ったレジストR1の端面までの角度θ1(以下、「傾斜角θ1」)が鈍角(>180度)であることをいう。これに対し、図7(b)<1>に示すように、基板12のおもて面から測ったレジストR2の端面までの角度θ2(以下、「傾斜角θ2」)が鋭角(<180度)である場合を「順テーパ形状」という。
しかしながら、上記の面発光型半導体レーザのように光出射口から基板のおもて面まで高段差のメサを有する場合、重力に起因して塗布されたリフトオフ用のレジストの厚みに偏りが生ずる。すなわち、メサの上面で薄く基板に近くなるに従って厚くなる。すなわち、メサの上面において必要なレジスト厚みを確保しようとすると、基板に近い部分のレジストは必要以上に厚くなる。そして、レジストの開口は先に説明した通り逆テーパ形状となるため、基板に近い部分のレジストにおいては、レジストの表面側の開口幅に対して、レジストの底面側の開口幅が非常に大きくなる。このように、レジストの厚みが必要以上に厚いと、露光で規定した開口幅と、実際に金属が蒸着する幅との間に大きな差を生じ、所望の太さの識別表示部が形成しづらくなる。例えば、細かな文字や数字など、一定の線幅以下の線(細線)を組み合わせた記号を形成することが困難となる場合がある。特に識別表示部が0(ゼロ)等の閉じた部分を有する記号の場合は、開口部が潰れてしまうという問題を発生させる場合がある。識別表示部が正常に形成されないと、ウエハ上の面発光型半導体レーザ素子の誤認識という事態を生ずる場合もある。
図7(a)を参照して、上記問題についてより詳細に説明する。図7(a)は、従来技術に係る金属パターンを用いた識別表示部64の形成工程を示している。図7(a)は、面発光型半導体レーザ10のように、下部DBRの下面に至るような高段差のメサ構造体を有する面発光型半導体レーザにおいて、金属パターンで識別表示部を形成する場合の例であり、この場合、上述したように識別表示部64を形成する領域は、通常、基板上となる。一方、上記したように金属パターンを形成する際には、一般的にリフトオフが採用されることが多い。
図7(a)<1>は、基板上に、識別表示部64(本例では、数字の”0”)用のマスクを、層間絶縁膜34の上にレジストR1を塗布した後露光および現像して形成した状態を示している。リフトオフでは、図7(a)<1>に示すように、レジストR1の端面が逆テーパ形状となるようなレジスト材料(例えばAZ)が使用される。リフトオフにおいてレジストR1の端面を逆テーパ形状にするのは、レジスト材料を除去するための薬液がレジストの端面に入り込みやすくする(浸潤しやすくする)ためである。つまり、レジストの端面が順テーパ形状の場合には、レジストの側面にも金属が蒸着し、薬液がレジストに入らずレジスト材料を除去できないという現象を生ずることがあるためである。
ここで、面発光型半導体レーザ10のような高段差のメサ構造体Mを有する場合には、段差が低い構造と比較し、金属パターンを形成すためのレジストがメサ構造体の下方に多く垂れて溜まりやすくなる。つまり、メサ構造体の上面に同じ厚みのレジストを塗布する場合、高段差のメサ構造体の方がレジストがメサの下方に多く垂れて溜まりやすくなる。
そのため、基板上のレジストをパターニングするための露光時間も長くなり、逆テーパの程度が大きくなる。その結果、識別表示部においては金属が蒸着する幅が広くなりやすく、とりわけ細かな文字や数字など、線を組み合わせて構成される場合は識別しにくくなる。すなわち、識別表示部に起因する歩留まり低下を招いてしまう場合があった。
上記現象を図示したのが図7(a)<2>であり、レジストR1上に金属膜62を成膜した状態を示している。図7(a)<2>に示すように、レジストR1が逆テーパ形状であると、層間絶縁膜34上の金属パターンの幅が広くなる。このため、図7(a)<3>に示す識別表示部64のように、元々幅の狭い部分(例えば、図7(a)<3>に示す数字0の内部の幅W1の部分)があると、その部分の幅がより狭くなり、しいては内部が潰れてしまうこともある。このような状態になると、もはや数字0として識別できないので、面発光型半導体レーザ素子の誤認識を招く恐れがある。
そこで本発明では、識別表示部を配線層の下部に形成される層間絶縁膜(絶縁膜)で形成することとした。層間絶縁膜のパターニングでは一般にリフトオフを用いないので、レジストの端面を逆テーパ状に形成する必要がない。つまり、層間絶縁膜のエッチングにおいては、通常レジストの端面の形状が順テーパ形状になるレジストが用いられるので、細かな文字や数字なども所望の形状で形成されやすくなり、識別表示部が認識されやすくなるという効果を奏する。
図7(b)を参照して、本実施の形態に係る識別表示部66の形成方法について説明する。図7(b)<1>は、レジストの端面が順テーパ形状となるレジストR2(例えば、OFPR)でマスクを形成した状態を示している。図7(b)<1>に示すように、この場合のレジストR2の端面の傾斜角θ2は鋭角となる。次に、図7(b)<2>に示すように、例えばドライエッチングEを用いて層間絶縁膜34をエッチングして、図7(b)<3>に示すように、層間絶縁膜34による識別表示部66を形成する。本例では、層間絶縁膜34が除去された領域が識別表示部66を形成している。むろん、ドライエッチングEに代えてウエットエッチングを用いてもよい。本実施の形態ではレジストの端面が順テーパ形状となるようにレジストをエッチングしているので、逆テーパ形状のレジストを使用してリフトオフで識別表示部を形成する場合と比較し、例えば識別表示部66の記号0の内部の幅W2が狭くなることなく形成され、より識別しやすい識別表示部を形成することができ、識別表示部の誤認が抑制される。
次に、図3および図4を参照して、実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10の製造方法について説明する。本実施の形態では、1枚のウエハ上に複数の面発光型半導体レーザ10が形成されるが、以下ではそのうちの1つの面発光型半導体レーザ10について図示し説明する。
図3(a)に示すように、まず、半絶縁性GaAsの基板12上に、n型のコンタクト層14、n型の下部DBR16、活性領域24、p型の上部DBR26、およびp型のコンタクト層28をこの順にエピタキシャル成長させたウエハを準備する。
その際、n型のコンタクト層14は、一例として、キャリア濃度を約2×1018cm−3とし、膜厚を2μm程度として形成する。また、n型の下部DBR16は、一例として、各々の膜厚が媒質内波長λ/nの1/4とされた、Al0.15Ga0.85As層とAl0.9Ga0.1As層とを交互に37.5周期積層して形成される。Al0.3Ga0.7As層のキャリア濃度およびAl0.9Ga0.1As層のキャリア濃度は、各々約2×1018cm−3とされ、下部DBR16の総膜厚は約4μmとされる。また、n型キャリアとしては、一例として、Si(シリコン)を用いる。
活性領域24は、一例として、ノンドープのAl0.6Ga0.4As層による下部スぺーサ層と、ノンドープの量子井戸活性層と、ノンドープのAl0.6Ga0.4As層による上部スぺーサ層とで形成される。量子井戸活性層は、例えば、Al0.3Ga0.7Asによる4層の障壁層、および各障壁層の間に設けられたGaAsによる3層の量子井戸層で構成される。Al0.3Ga0.7Asによる障壁層の膜厚は各々約8nmとされ、GaAsによる量子井戸層の膜厚は各々約8nmとされ、活性領域24全体の膜厚は媒質内波長λ/nとされる。
p型の上部DBR26は、一例として、各々の膜厚が媒質内波長λ/nの1/4とされた、Al0.15Ga0.85As層とAl0.9Ga0.1As層とを交互に25周期積層して形成される。この際、Al0.15Ga0.85As層のキャリア濃度およびAl0.9Ga0.1As層のキャリア濃度は、各々約4×1018cm−3とされ、上部DBR26の総膜厚は約3μmとされる。また、p型キャリアとしては、一例として、C(カーボン)を用いる。
さらに、上部DBR26中には、後述の工程において酸化狭窄層32を形成するためのAlAs層40が含まれている。
p型のコンタクト層28は、一例として、キャリア濃度を約1×1019cm−3以上とし、膜厚を10nm程度として形成する。
次に、エピタキシャル成長されたウエハのコンタクト層28上に電極材料を成膜した後、該材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図3(b)に示すように、p側電極配線36を取り出すためのコンタクトメタルCMpを形成する。コンタクトメタルCMpは、一例として、Ti/Auの積層膜を用いて形成される。
次に、ウエハ面上に出射面保護層となる材料を成膜した後、該材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図3(c)に示すように、出射面保護層38を形成する。出射面保護層38の材料としては、一例として、シリコン窒化膜を用いる。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりウエハ面上にマスクを形成し、該マスクを用いて上部DBR26、活性領域24を含む部分をドライエッチングし、図3(d)に示すようにメサM1を形成する。
次に、ウエハに酸化処理を施してAlAs層40を側面から選択酸化し、図3(e)に示すように、メサM1内に酸化狭窄層32を形成する。酸化狭窄層32は、電流注入領域32aおよび選択酸化領域32bを含んで構成されている。選択酸化領域32bが上記酸化処理により酸化された領域であり、酸化されないで残された領域が電流注入領域32aである。電流注入領域32aは、円形または円形に近い形状をなしており、この電流注入領域32aにより、面発光型半導体レーザ10のp側電極配線36とn側電極配線30との間を流れる電流が絞られ、例えば面発光型半導体レーザ10の発振における横モードが制御される。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりウエハ面上にマスクを形成し、該マスクを用いて下部DBR16を含む部分をドライエッチングし、図3(f)に示すようにメサM2を形成する。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりウエハ面上にマスクを形成し、該マスクを用いてコンタクト層14をドライエッチングし、図4(g)に示すようにメサM3を形成する。
次に、コンタクト層14上に電極材料を成膜した後、該材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図4(h)に示すように、n側電極配線30を取り出すためのコンタクトメタルCMnを形成する。コンタクトメタルCMnは、一例として、AuGe/Ni/Auの積層膜を用いて形成される。
次に、図4(i)に示すように、ウエハの出射面保護層38、コンタクトメタルCMp、CMnを除く領域にシリコン窒化膜による層間絶縁膜34を成膜する。この際、同時に層間絶縁膜34による識別表示部60を形成する。
次に、ウエハ面上に電極材料を成膜した後、該電極材料を例えばフォトリソグラフィによるマスクを用いてドライエッチングし、図4(j)に示すように、p側電極配線36および電極パッド42a、n側電極配線30および電極パッド42b(図示省略)を形成する。p側電極配線36および電極パッド42a、n側電極配線30および電極パッド42bは、一例として、Ti/Auの積層膜を用いて形成する。本工程により、p側電極配線36がコンタクトメタルCMpと接続され、n側電極配線30が、コンタクトメタルCMnと接続される。
次に、図示しないダイシング領域においてダイシングし、面発光型半導体レーザ10を分離して個片化する。以上の工程により、本実施の形態に係るメサ構造体Mを備えた面発光型半導体レーザ10が製造される。
[第2の実施の形態]
図5を参照して、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10Aについて説明する。
面発光型半導体レーザ10Aは、上記実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10において、識別表示部60を識別表示部60Aに変更した形態である。従って、図1、2に図示した構成と同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。図5(b)は面発光型半導体レーザ10Aの平面図、図5(a)は図5(b)におけるB−B’線で切断した断面図である。なお、図5(b)におけるA−A’線で切断した断面図は図1(a)と同じなので図示を省略する。
図5(a)、(b)に示すように、識別表示部60Aはコンタクト層14上の層間絶縁膜34で形成されている。識別表示部60Aは、2段に形成された数字”00”、”00”で構成されており、層間絶縁膜34の除去された部分で当該数字が表示されている。つまり、本実施の形態に係る識別表示部60Aは、基板12上の層間絶縁膜34のみならず、コンタクト層14上の層間絶縁膜34に形成してもよい。このように、本実施の形態に係る識別表示部は下部に形成された層によらずに形成される、すなわち形成位置に融通性があるので、特に小さい面発光型半導体レーザの素子の場合には識別表示部が配置しやすくなる。
[第3の実施の形態]
図6を参照して、本実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10Bについて説明する。
面発光型半導体レーザ10Bは、上記実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10において、識別表示部60を識別表示部60Bに変更した形態である。従って、図1、2に図示した構成と同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。図6(b)は面発光型半導体レーザ10Bの平面図、図6(a)は図6(b)におけるB−B’線で切断した断面図である。なお、図6(b)におけるA−A’線で切断した断面図は図1(a)と同じなので図示を省略する。
図6(a)、(b)に示すように、識別表示部60Bは識別表示部60と同様に、2段に形成された数字”00”、”00”で構成され、基板12上の層間絶縁膜34で形成されている。しかしながら、識別表示部60Bは、識別表示部60に対してパターンが反転されている。つまり、識別表示部60の各記号(数字”0”)は層間絶縁膜34が除去された領域で形成されているが、識別表示部60Bの各記号(数字”0”)は層間絶縁膜34が残留した領域(凸形状の領域)で形成されている。このように、本実施の形態に係る識別表示部は、相互に反転したパターン(ネガパターン、ポジパターン)のいずれによっても形成される。相互に反転パターンのいずれを採用するかは、識別のしやすさや基板のおもて面の保護等を勘案して行ってもよい。例えば、第1の実施の形態で説明した凹形状(ネガパターン)を採用した方が、層間絶縁膜34によって基板が保護される領域が多く残る。なお、本実施の形態では、基板12上の層間絶縁膜34が除去された領域で識別表示部60Bを形成する形態を例示して説明したが、上記実施の形態に係る面発光型半導体レーザ10Aのようにコンタクト層14上の層間絶縁膜34が除去された領域で識別表示部を形成してもよい。
[第4の実施の形態]
本実施の形態は、識別表示部を層間絶縁膜ではなく、金属膜、すなわち、p側電極配線36またはn側電極配線30(以下、総称する場合は「電極配線」)で形成する。そして、上述した識別表示部の識別性の劣化を回避するために、識別表示部を形成する工程と、電極配線を形成する工程とを分離する。すなわち、マスクパターンを分割し、識別表示部を形成する工程と、電極配線を形成する工程とに分ける。このことにより、識別表示部を形成するためのレジストの露光時間と、電極配線を形成するためのレジストの露光時間とをそれぞれで最適化することができる。その結果、識別表示部を形成するためのレジストが過剰な逆テーパ形状となることが抑制され、識別表示部に幅の狭い部分が含まれていても識別性の低下が抑制される。
次に、識別表示部、および電極配線の具体的な形成方法について説明する。
1つめの方法は、2回のリフトオフ工程を行う形態、すなわち、識別表示部用のリフトオフ工程と、電極配線用のリフトオフ工程を行う形態である。この場合、図4(h)に示す工程の後に、以下の2工程を行う。
<第1のリフトオフ工程>
(1)レジストを塗布する。
(2)識別表示部を形成する上で適切な露光時間でレジストを露光し、レジストをパターニングする。
(3)金属膜を成膜する。
(4)レジストおよびレジスト上の金属膜を除去して、識別表示部を形成する。
<第2のリフトオフ工程>
(1)レジストを塗布する。
(2)電極配線を形成する上で適切な露光時間でレジストを露光し、レジストをパターニングする。
(3)金属膜を成膜する。
(4)レジストおよびレジスト上の金属膜を除去して、電極配線を形成する。
むろん、第1の工程と第2の工程の順序は逆でもよい。
2つめの方法は、リフトオフ工程は1回であるが、レジストの露光時間を変えて2回の露光を行う形態、すなわち識別表示部用の露光時間の露光と、電極配線用の露光時間の露光の2回の露光を行う形態である。この場合、図4(h)に示す工程の後に、以下の工程を行う。
(1)レジストを塗布する。
(2)識別表示部用の露光を行う。
(3)電極配線用の露光を行う。
(4)レジストのパターニングを行う。
(5)金属膜を成膜する。
(6)レジストおよびレジスト上の金属膜を除去して、識別表示部、および電極配線を形成する。
むろん、識別表示部用の露光と、電極配線用の露光の順序は逆であってもよい。また、識別表示部の露光、電極配線用の露光を行う場合は、各々の目的とする露光領域以外の領域は遮光する。
なお、上記実施の形態では、半絶縁性のGaAs基板を用いたGaAs系の面発光型半導体レーザを例示して説明したが、これに限られず、GaN(窒化ガリウム)による基板、あるいはInP(リン化インジウム)による基板を用いた形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、基板にn型のコンタクト層を形成する形態を例示して説明したが、これに限られず、基板にp型のコンタクト層を形成する形態としてもよい。その場合には、上記の説明において、n型とp型を逆に読み替えればよい。
10、10A、10B 面発光型半導体レーザ
12 基板
14 コンタクト層
16 下部DBR
24 活性領域
26 上部DBR
28 コンタクト層
30 n側電極配線
32 酸化狭窄層
32a 電流注入領域
32b 選択酸化領域
34 層間絶縁膜
36 p側電極配線
38 出射面保護層
40 AlAs層
42、42a、42b 電極パッド
60、60A、60B 識別表示部
62 金属膜
64、66 識別表示部
CMp、CMn コンタクトメタル
M メサ構造体
M1、M2、M3 メサ
R1、R2 レジスト
W1、W2 幅

Claims (7)

  1. 基板上に形成された第1の導電型の第1の半導体多層膜反射鏡、前記第1の半導体多層膜反射鏡上に形成された活性層、および前記活性層上に形成された第2の導電型の第2の半導体多層膜反射鏡を備えるとともに、前記第1の半導体多層膜反射鏡の底面に達する深さのメサ構造体と、
    前記基板上に絶縁膜で形成された識別表示部と、を含む
    面発光型半導体レーザ。
  2. 前記基板上に形成された前記第1の導電型の半導体層をさらに含み、
    前記メサ構造体は前記半導体層上に形成され、
    前記識別表示部は前記半導体層上の前記絶縁膜で形成された
    請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 前記識別表示部は、前記絶縁膜が除去された領域で形成されている
    請求項1または請求項2に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、
    前記基板上の少なくとも一部に絶縁膜を成膜するとともに、前記絶縁膜をエッチングして前記基板上に前記絶縁膜による識別表示部を形成する工程と、を含む
    面発光型半導体レーザの製造方法。
  5. 前記基板上の少なくとも一部に前記第1の導電型の半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層上に前記第1の導電型の配線を形成する工程と、をさらに含み、
    前記柱状構造体を形成する工程は、前記半導体層が露出するまでエッチングして前記半導体層上に前記柱状構造体を形成する工程であり、
    前記識別表示部を形成する工程は、前記絶縁膜をエッチングしてさらに前記配線を露出させる工程である
    請求項4に記載の面発光型半導体レーザの製造方法。
  6. 基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、
    第1のリフトオフによって、前記基板上に識別表示部を形成する工程と、
    第2のリフトオフによって、前記基板上の少なくとも一部に配線層を形成する工程と、を含む
    面発光型半導体レーザの製造方法。
  7. 基板上に形成された、第1の導電型の第1の半導体多層膜層、前記第1の半導体多層膜層上の活性層、および前記活性層上の第2の導電型の第2の半導体多層膜層を含む半導体層を、前記基板が露出するまでエッチングして前記半導体層の柱状構造体を形成する工程と、
    フォトレジストを塗布した後、識別表示部を形成するための第1の露光、および前記基板上の少なくとも一部に配線層を形成するための第2の露光を行う工程と、
    前記フォトレジストをパターニングしてマスクを形成する工程と、
    前記マスク上に導電体膜を形成し前記フォトレジストを除去して、前記識別表示部、および前記配線層を形成する工程と、を含む
    面発光型半導体レーザの製造方法。
JP2018038273A 2018-03-05 2018-03-05 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法 Pending JP2019153706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018038273A JP2019153706A (ja) 2018-03-05 2018-03-05 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018038273A JP2019153706A (ja) 2018-03-05 2018-03-05 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019153706A true JP2019153706A (ja) 2019-09-12

Family

ID=67946993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018038273A Pending JP2019153706A (ja) 2018-03-05 2018-03-05 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019153706A (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000228341A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Toshiba Corp 半導体集積回路
JP2001339049A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置、フォトマスクおよび半導体装置の製造方法
JP2003076026A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Sumitomo Special Metals Co Ltd 識別情報記録方法およびフォトマスクセット
JP2010003885A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Rohm Co Ltd 面発光レーザ
CN103208741A (zh) * 2013-03-28 2013-07-17 武汉电信器件有限公司 一种半导体面发射激光器及其制备方法和应用
WO2014103428A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 株式会社村田製作所 垂直共振面発光レーザ
JP2015008226A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
JP2015099870A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 富士ゼロックス株式会社 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザアレイ、面発光型半導体レーザの製造方法、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置
JP2015119150A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 セイコーエプソン株式会社 面発光レーザーおよび原子発振器
US20150380606A1 (en) * 2014-06-30 2015-12-31 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Semiconductor light-emitting element and method for manufacturing the same
WO2017212887A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 株式会社村田製作所 垂直共振器面発光レーザ
JP2018010913A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 発光デバイス

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000228341A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Toshiba Corp 半導体集積回路
JP2001339049A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置、フォトマスクおよび半導体装置の製造方法
JP2003076026A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Sumitomo Special Metals Co Ltd 識別情報記録方法およびフォトマスクセット
JP2010003885A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Rohm Co Ltd 面発光レーザ
WO2014103428A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 株式会社村田製作所 垂直共振面発光レーザ
CN103208741A (zh) * 2013-03-28 2013-07-17 武汉电信器件有限公司 一种半导体面发射激光器及其制备方法和应用
JP2015008226A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
JP2015099870A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 富士ゼロックス株式会社 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザアレイ、面発光型半導体レーザの製造方法、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置
JP2015119150A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 セイコーエプソン株式会社 面発光レーザーおよび原子発振器
US20150380606A1 (en) * 2014-06-30 2015-12-31 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Semiconductor light-emitting element and method for manufacturing the same
WO2017212887A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 株式会社村田製作所 垂直共振器面発光レーザ
JP2018010913A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 発光デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6014400A (en) Surface-emitting laser and a fabrication method thereof
US10447011B2 (en) Single mode vertical-cavity surface-emitting laser
US6678307B2 (en) Semiconductor surface light-emitting device
WO2017212887A1 (ja) 垂直共振器面発光レーザ
US10079474B2 (en) Single mode vertical-cavity surface-emitting laser
US20070091965A1 (en) Vertical-cavity surface-emitting semiconductor laser device
JP6539980B2 (ja) 面発光型半導体レーザ素子および面発光型半導体レーザ素子の製造方法
JP3188658B2 (ja) 面発光半導体レーザおよびその製造方法
WO2017212888A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
CN109860349B (zh) 一种led芯片及其制造方法
JP6004063B1 (ja) 面発光型半導体レーザ素子の製造方法
JP7167451B2 (ja) 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法
JP2020184586A (ja) 面発光レーザ、電子装置、面発光レーザの製造方法
JP4470819B2 (ja) 光素子
JP4224981B2 (ja) 面発光半導体レーザ素子およびその製造方法
JP2015088548A (ja) 面発光レーザアレイ
JP7106820B2 (ja) 光半導体素子
JP2021009999A (ja) 面発光レーザおよびその製造方法
JP2019153706A (ja) 面発光型半導体レーザ、および面発光型半導体レーザの製造方法
JP4879094B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP2006019470A (ja) 面発光半導体レーザおよび光モジュール
JP5322800B2 (ja) 垂直共振器型面発光レーザ
JP4845055B2 (ja) 面発光レーザ素子の製造方法および面発光レーザ素子
CN113491045A (zh) 垂直腔面发光器件
JP6958592B2 (ja) 面発光型半導体レーザ素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230530