JP2019153631A - 電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の一つに係る電解コンデンサについて、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、陽極部が、陽極体と陽極体から延出する陽極ワイヤとを有し、陽極ワイヤが陽極リードフレームに接合されている場合を例示するが、これに限定されるものではない。図1は、本実施形態に係る電解コンデンサの断面模式図である。図2は、本実施形態に係る屈曲前の陰極リードフレームの斜視図である。図3は、屈曲後の陰極リードフレームの斜視図である。
第2実施形態は、第1接触部621が、陰極部7の第1主面10Xと一辺を共有する第1側面10Yに接触するように、さらに屈曲されていること以外、第1実施形態と同様である。図5は、本実施形態に係る陰極リードフレーム60Bを示す斜視図である。図6は、図5の陰極リードフレーム60Bを備える電解コンデンサの断面模式図である。
第3実施形態は、第1接触部621が、コンデンサ素子10の第2主面10Zに接触するように、さらに屈曲されていること以外、第2実施形態と同様である。図7は、本実施形態に係る陰極リードフレーム60Cの斜視図である。図8は、図7の陰極リードフレーム60Cを備える電解コンデンサ100の断面模式図である。
第4実施形態は、接触領域62が、2本の第1分割線L1と、それぞれの第1分割線に交わる2本の第2分割線L2により分割されていること以外、第3実施形態と同様である。図9は、本実施形態に係る屈曲前の陰極リードフレーム60Dの斜視図である。図10は、図9の陰極リードフレーム60Dを屈曲させた後の状態を示す斜視図である。
第5実施形態は、接触領域62が、2本の第1分割線L1と、第1分割線L1を繋ぐ1本の第2分割線L2により分割されていること以外、第3実施形態と同様である。図11は、本実施形態に係る屈曲前の陰極リードフレーム60Eの斜視図である。図12は、図11の陰極リードフレーム60Eを屈曲させた後の状態を示す斜視図である。
陽極部6は、陽極体1と、陽極体1の一面から延出して陽極リードフレーム50と電気的に接続する陽極ワイヤ2と、を有する。
陽極体1は、例えば、金属粒子を焼結して得られる直方体の多孔質焼結体である。上記金属粒子として、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)などの弁作用金属の粒子が用いられる。陽極体1には、1種または2種以上の金属粒子が用いられる。金属粒子は、2種以上の金属からなる合金であってもよい。例えば、弁作用金属と、ケイ素、バナジウム、ホウ素等とを含む合金を用いることができる。また、弁作用金属と窒素等の典型元素とを含む化合物を用いてもよい。弁作用金属の合金は、弁作用金属を主成分とし、弁作用金属を50原子%以上含むことが好ましい。
陰極部7は、誘電体層3上に形成された固体電解質層4と、固体電解質層4を覆う陰極層5とを有している。
固体電解質層4は、誘電体層3の少なくとも一部を覆うように形成されていればよい。固体電解質層4には、例えば、マンガン化合物や導電性高分子が用いられる。導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリアセン、ポリチオフェンビニレン、ポリフルオレン、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルフェノール、ポリピリジン、あるいは、これらの高分子の誘導体などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。また、導電性高分子は、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。これらのうちでは、導電性に優れる点で、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロールなどが好ましい。なかでも、撥水性に優れる点で、ポリピロールが好ましい。
陽極リードフレーム50は、陽極ワイヤ2を介して、陽極体1と電気的に接続している。陽極リードフレーム50の材質は、電気化学的および化学的に安定であり、導電性を有するものであれば特に限定されず、金属であっても非金属であってもよい。その形状は、例えば、長尺かつ平板状である。陽極リードフレーム50の厚み(陽極リードフレーム50の主面間の距離)は、低背化の観点から、25μm〜200μmが好ましく、25μm〜100μmがより好ましい。
陰極リードフレーム60は、陰極部7と電気的に接続している。陰極リードフレーム60の材質も、電気化学的および化学的に安定であり、導電性を有するものであれば、特に限定されず、金属であっても非金属であってもよい。その形状も特に限定されず、例えば、長尺かつ平板状である。陰極リードフレーム60の厚みは、低背化の観点から、25〜200μmが好ましく、25〜100μmがより好ましい。
外装体70は、陽極リードフレーム50と陰極リードフレーム60とを電気的に絶縁するために設けられており、絶縁性の材料から構成されている。外装体70は、例えば、熱硬化性樹脂の硬化物を含む。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、ポリイミド、不飽和ポリエステル等が挙げられる。
本実施形態に係る電解コンデンサ100の製造方法の一例を、説明する。
(1)準備工程
第1に、コンデンサ素子10を準備する。
弁作用金属粒子と陽極ワイヤ2とを、陽極ワイヤ2の一部が弁作用金属粒子に埋め込まれるように型に入れ、加圧成形した後、真空中で焼結することにより、陽極ワイヤ2の他の部分が多孔質焼結体の一面からその内部に埋設される陽極部6を作製する。加圧成形の際の圧力は特に限定されず、例えば、10〜100N程度である。弁作用金属粒子には、必要に応じて、ポリアクリルカーボネート等のバインダを混合してもよい。
導電性高分子を含む固体電解質層4は、例えば、誘電体層3が形成された陽極体1に、モノマーやオリゴマーを含浸させ、その後、化学重合や電解重合によりモノマーやオリゴマーを重合させる方法、あるいは、誘電体層3が形成された陽極体1に、導電性高分子の溶液または分散液を含浸し、乾燥させることにより、誘電体層3上の少なくとも一部に形成される。
以上の方法により、コンデンサ素子10が製造される。
1枚の導電性の板材を、陽極リードフレーム50および陰極リードフレーム60の外形に沿った形状に打ち抜く。陰極リードフレーム60の接触予定領域に、第1分割線L1(必要に応じて、さらに第2分割線L2)を形成する。陰極リードフレーム60の打ち抜きと分割線の形成とは同時に行ってもよい。
陰極層5の所定の位置に導電性接着材を塗布する。陽極リードフレーム50と陰極リードフレーム60とを所定の位置に配置して、コンデンサ素子10を載置する。陽極ワイヤ2と陽極リードフレーム50との接触部を、レーザ溶接や抵抗溶接などにより接合する。このとき、陰極リードフレーム60の接触領域62の少なくとも一部は、導電性接着材を介して陰極層5に接着される。
陽極リードフレーム50および陰極リードフレーム60が接続されたコンデンサ素子10および樹脂(外装体70の材料。例えば、未硬化の熱硬化性樹脂およびフィラー)を金型に収容し、トランスファー成型法、圧縮成型法等により、コンデンサ素子10を封止する。このとき、陽極リードフレーム50および陰極リードフレーム60の一部を金型から露出させる。成型の条件は特に限定されず、使用される熱硬化性樹脂の硬化温度等を考慮して、適宜、時間および温度条件を設定すればよい。
以上の方法により、電解コンデンサ100が製造される。
10:コンデンサ素子
10X:第1主面
10Y:第1側面
10Z:第2主面
1:陽極体
2:陽極ワイヤ
3:誘電体層
4:固体電解質層
5:陰極層
6:陽極部
7:陰極部
50:陽極リードフレーム
60、60A〜60E:陰極リードフレーム
61:露出領域
62:接触領域
621:第1接触部
621a:交差領域
622:第2接触部
622a:交差領域
63:立ち上がり領域
601:第1屈曲部
602:第2屈曲部
602a:第3屈曲部
602b:第4屈曲部
L1:第1分割線
L2:第2分割線
70:外装体
70X:露出面
200:電解コンデンサ
210:コンデンサ素子
206:陽極部
207:陰極部
250:陽極リードフレーム
260:陰極リードフレーム
261:露出領域
262:接触領域
263:立ち上がり領域
270:外装体
Claims (6)
- 陽極部および陰極部を備えるコンデンサ素子と、
前記陽極部と電気的に接続する陽極リードフレームと、
前記陰極部と電気的に接続する陰極リードフレームと、
前記コンデンサ素子を覆い、かつ、前記陽極リードフレームおよび前記陰極リードフレームの一部をそれぞれ露出させる露出面を有する外装体と、を備え、
前記陰極リードフレームは、前記露出面に沿って配置される露出領域と、少なくとも前記陰極部の前記露出面側の第1主面に接触する接触領域と、前記露出領域と前記接触領域との間に介在し、前記外装体の内部に配置される立ち上がり領域と、を有し、
前記露出領域と前記立ち上がり領域との境界は、前記露出面に沿って延びる前記陰極リードフレームを、前記コンデンサ素子の前記第1主面に向けて折り曲げる第1屈曲部であり、
前記立ち上がり領域と前記接触領域との境界は、前記第1屈曲部で屈曲された前記陰極リードフレームを、前記第1主面に沿う方向に折り曲げる第2屈曲部であり、
前記接触領域は、前記陰極リードフレームの延在方向に沿う第1分割線を含む分割線により、2以上の領域に分割されており、
前記第2屈曲部は、前記接触領域の前記第1分割線により分割された一部の領域を前記第1主面に沿って第1の方向に折り曲げる第3屈曲部と、前記接触領域の残部の領域を前記第3屈曲部とは反対の第2の方向に折り曲げる第4屈曲部と、を有し、
前記接触領域は、前記第3屈曲部から前記第1の方向に延びる第1接触部と、前記第4屈曲部から前記第2の方向に延びる第2接触部と、を有する、電解コンデンサ。 - 前記第1接触部は、前記陰極部の前記第1主面と一辺を共有する第1側面に接触するように、屈曲されている、請求項1に記載の電解コンデンサ。
- 前記第1接触部は、前記陰極部の前記第1側面と一辺を共有し、前記第1主面に対向する第2主面に接触するように、屈曲されている、請求項2に記載の電解コンデンサ。
- 前記接触領域は、複数の前記第1分割線により、3以上の領域に分割されており、
前記第2屈曲部は、前記第3屈曲部および前記第4屈曲部の少なくとも一方を複数有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電解コンデンサ。 - 前記分割線は、さらに前記第1分割線に交わる第2分割線を含み、
前記第1接触部は、前記第2分割線に沿う方向に延びる領域を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電解コンデンサ。 - 前記分割線は、さらに前記第1分割線に交わる第2分割線を含み、
前記第2接触部は、前記第2分割線に沿う方向に延びる領域を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電解コンデンサ。
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