JP2019153459A - 電池 - Google Patents

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賢治 上田
昇広 山田
Norihiro Yamada
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神谷 正人
Masato Kamiya
正人 神谷
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Abstract

【課題】電極体を構成する第1電極板の第1露出部の近傍において、第1セパレータ及び第2セパレータの熱収縮に起因して第1電極板と第2電極板とが短絡するのを防止できる電池を提供すること。【解決手段】電池1は、第1セパレータ41、第1電極板31、第2セパレータ43及び第2電極板21をこの順に重ねた電極体20を備える。第1電極板31は、第1活物質部31nと第1露出部31mを有し、第1セパレータ41は、第1本体部41aと第1端部41bを有し、第2セパレータ43は、第2本体部43aと第2端部43bを有する。第1セパレータ41の第1端部41bと第2セパレータ43の第2端部43bとは、第1電極板31の第1露出部31mを貫通する開口31hを通じて溶着されてなる。【選択図】図4

Description

本発明は、樹脂製の第1セパレータ、第1電極板、樹脂製の第2セパレータ及び第2電極板をこの順に重ねた電極体を備える電池に関する。
リチウムイオン二次電池などの電池の内部に収容される電極体として、例えば、帯状の正極板及び帯状の負極板を、一対の帯状のセパレータを介して互いに重ね、軸線周りに扁平状または円筒状に捲回した捲回型の電極体が知られている。また、それぞれ矩形状等をなす複数の正極板及び複数の負極板を、矩形状等をなすセパレータを介して交互に積層した積層型の電極体も知られている。
ところで、電池の使用時に何らかの原因で電極体が高温になると、セパレータが熱収縮してセパレータの端部が引き下がるため、セパレータから正極板或いは負極板が突出して、正極板と負極板とが短絡するおそれがある。この問題に対し、特許文献1の電池では、正極リード及び負極リードを有する捲回型の電極体について、一対のセパレータのうち、電極体の軸線方向の両端部(正極板及び負極板よりも軸線方向の外側にそれぞれ突出する部分)同士を、それぞれ熱溶着することが記載されている(特許文献1の請求項1、図1等を参照)。
特開2004−199924号公報
しかしながら、正極リードや負極リードを有しない形態の捲回型または積層型の電極体では、特許文献1のように一対のセパレータの端部同士を熱溶着できない。即ち、正極板の一部を、正極集電箔の厚み方向に正極活物質層を有さず正極集電箔が露出する正極露出部として、この正極露出部に直接(正極リードを介さずに)、電池の正極端子を接続する。また、負極板の一部を、負極集電箔の厚み方向に負極活物質層を有さず負極集電箔が露出する負極露出部として、この負極露出部に直接(負極リードを介さずに)電池の負極端子を接続する。
このような形態の電極体では、正極露出部は、一対のセパレータよりも突出しているため、この正極露出部においてセパレータの端部同士を溶着できない。このため、この正極露出部の近傍において、セパレータの熱収縮に伴ってセパレータの端部が引き下がると、正極板と負極板とが短絡するおそれがある。同様に、一対の負極露出部も、セパレータよりも突出しているため、この負極露出部においてセパレータの端部同士を溶着できない。このため、この負極露出部の近傍において、セパレータの熱収縮に伴ってセパレータの端部が引き下がると、正極板と負極板とが短絡するおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電極体を構成する第1電極板の第1露出部の近傍において、第1セパレータ及び第2セパレータの熱収縮に起因して第1電極板と第2電極板とが短絡するのを防止できる電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、樹脂製の第1セパレータ、第1電極板、樹脂製の第2セパレータ及び第2電極板をこの順に重ねた電極体を備える電池であって、上記第1電極板は、第1集電箔の厚み方向に第1活物質層を有する第1活物質部と、上記第1集電箔の厚み方向に上記第1活物質層を有さず上記第1集電箔が露出する第1露出部と、を有し、上記第1セパレータは、上記第1電極板の上記第1活物質部に重なる第1本体部と、上記第1電極板の上記第1露出部に重なる第1端部と、を有し、上記第2セパレータは、上記第1電極板の上記第1活物質部に重なる第2本体部と、上記第1電極板の上記第1露出部、及び、上記第1露出部を介して上記第1セパレータの上記第1端部に重なる第2端部と、を有し、上記第1セパレータの上記第1端部と上記第2セパレータの上記第2端部とは、上記第1電極板の上記第1露出部を貫通する開口を通じて溶着されてなる電池である。
上述の電池では、第1セパレータの第1端部と第2セパレータの第2端部とを、第1電極板の第1露出部を貫通する開口を通じて溶着している。このため、電極体が高温になったときに、第1セパレータ及び第2セパレータが熱収縮するのに伴って第1セパレータの第1端部及び第2セパレータの第2端部が移動する(引き下がる)ことを防止できる。よって、第1電極板の第1露出部の近傍において、第1セパレータ及び第2セパレータの熱収縮に起因して第1電極板と第2電極板とが短絡するのを防止できる。
なお、電極体としては、例えば、それぞれ帯状をなす第1セパレータ、第1電極板、第2セパレータ及び第2電極板をこの順に重ねて、軸線周りに円筒状または扁平状に捲回した捲回型の電極体や、それぞれ矩形状等をなす第1セパレータ、第1電極板、第2セパレータ及び第2電極板をこの順に複数積層した積層型の電極体が挙げられる。
第1電極板の第1露出部の「開口」としては、例えば、円状、楕円状、長円状等の貫通孔や、切り欠きなどが挙げられる。
更に、上記の電池であって、前記電極体は、それぞれ帯状をなす前記第1セパレータ、前記第1電極板、前記第2セパレータ及び前記第2電極板を、扁平状に捲回してなり、上記第1セパレータ、上記第1電極板、上記第2セパレータ及び上記第2電極板が半円筒状に曲げられた一対の電極体R部と、上記一対の電極体R部同士の間に挟まれ、上記第1セパレータ、上記第1電極板、上記第2セパレータ及び上記第2電極板が平板状に重なった電極体平板部と、を有する扁平状捲回型の電極体であり、上記第1セパレータの前記第1端部と上記第2セパレータの前記第2端部とは、上記電極体のうち、少なくとも上記電極体平板部において、上記第1電極板の前記第1露出部を貫通する前記開口を通じて溶着されてなる電池とするのが好ましい。
扁平状捲回型の電極体のうち、一対の電極体R部では、電極体の形成時に第1セパレータ及び第2セパレータに掛かる張力や摩擦力により、第1セパレータ及び第2セパレータの熱収縮に伴う第1セパレータの第1端部及び第2セパレータの第2端部の移動が生じ難い。一方、電極体平板部では、第1セパレータ及び第2セパレータの熱収縮に伴う第1セパレータの第1端部及び第2セパレータの第2端部の移動が生じ易い。これに対し、上述の電池では、電極体平板部において、第1セパレータの第1端部と第2セパレータの第2端部とを、第1電極板の第1露出部を貫通する開口を通じて溶着している。このため、第1セパレータ及び第2セパレータの熱収縮に伴って第1セパレータの第1端部及び第2セパレータの第2端部が移動する(引き下がる)ことを防止して、第1電極板と第2電極板とが短絡するのをより確実に防止できる。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池の縦断面図である。 実施形態に係る電極体の斜視図である。 実施形態に係る電極体の展開図である。 実施形態に係る電極体の部分拡大断面図である。 変形形態1に係る負極板の平面図である。 変形形態2に係る電極体の斜視図である。 負極板の負極露出部を貫通する開口の他の例を示す説明図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)1の斜視図及び縦断面図を示す。また、図3に電池1の電極体20の斜視図を、図4に電極体20の展開図を、図5に電極体20の部分拡大断面図を示す。なお、以下では、電池1の縦方向BH、横方向CH及び厚み方向DHを、図1及び図2に示す方向と定めて説明する。また、電極体20の電極体軸線方向EH、電極体幅方向FH及び電極体厚み方向GHを、図3〜図5に示す方向と定めて説明する。
この電池1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。この電池1は、角型の電池ケース10と、この内部に収容された扁平状捲回型の電極体20と、電池ケース10に支持された正極端子部材50及び負極端子部材60等から構成される(図1及び図2参照)。また、電池ケース10内には、電解液15が収容されており、その一部は電極体20内に含浸され、一部は電池ケース10の底部に溜まっている。
このうち電池ケース10は、直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。この電池ケース10は、上側のみが開口した有底角筒状のケース本体部材11と、このケース本体部材11の開口を閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材13とから構成される。ケース蓋部材13には、アルミニウムからなる正極端子部材50がケース蓋部材13と絶縁された状態で固設されている。この正極端子部材50は、電池ケース10内で電極体20のうち正極板(第2電極体)21に接続し導通する一方、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延びている。また、ケース蓋部材13には、銅からなる負極端子部材60がケース蓋部材13と絶縁された状態で固設されている。この負極端子部材60は、電池ケース10内で電極体20のうち負極板(第1電極板)31に接続し導通する一方、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延びている。
電極体20(図2〜図5参照)は、扁平状をなし、横倒しにした状態で電池ケース10内に収容されている。電極体20と電池ケース10との間には、絶縁フィルムからなる袋状の絶縁フィルム包囲体19が配置されている。この電極体20は、樹脂製で帯状の多孔質膜からなる第1セパレータ41、帯状の負極板31、樹脂製で帯状の多孔質膜からなる第2セパレータ43、及び、帯状の正極板21を、この順に重ね、軸線AX周りに扁平状に捲回したものである。
この電極体20は、電極体幅方向FHの両端に位置する一対の電極体R部20r,20rと、これらの間に挟まれ、電極体幅方向FHの中央に位置する電極体平板部20fとからなる。電極体R部20rは、第1セパレータ41、負極板31、第2セパレータ43及び正極板21が半円筒状に曲げられた部位である。一方、電極体平板部20fは、第1セパレータ41、負極板31、第2セパレータ43及び正極板21が平板状にされて電極体厚み方向GHに重なった部位である。
正極板21は、帯状のアルミニウム箔からなる正極集電箔(第2集電箔)22を有する。この正極集電箔22の両主面のうち、幅方向IH2の一部でかつ長手方向JH2に延びる領域上には、それぞれ正極活物質層(第2活物質層)23,23が帯状に形成されている。この正極活物質層23には、正極活物質、導電材及び結着剤が含まれる。正極板21のうち、厚み方向KH2に正極活物質層23を有する部位を、正極活物質部(第2活物質部)21nとする。一方、正極板21のうち、幅方向IH2の片方(図3及び図4中、上方、図5中、左方)の端部は、厚み方向KH2に正極活物質層23が存在せず、正極集電箔22が厚み方向KH2に露出した正極露出部(第2露出部)21mとなっている。この正極露出部21mには、前述の正極端子部材50が溶接されている。
負極板31は、帯状の銅箔からなる負極集電箔(第1集電箔)32を有する。この負極集電箔32の両主面のうち、幅方向IH1の一部でかつ長手方向JH1に延びる領域上には、それぞれ負極活物質層(第1活物質層)33,33が帯状に形成されている。この負極活物質層33には、負極活物質、結着剤及び増粘剤が含まれる。負極板31のうち、厚み方向KH1に負極活物質層33を有する部位を、負極活物質部(第1活物質部)31nとする。一方、負極板31のうち、幅方向IH1の片方(図3及び図4中、下方、図5中、右方)の端部は、厚み方向KH1に負極活物質層33が存在せず、負極集電箔32が厚み方向KH1に露出した負極露出部(第1露出部)31mとなっている。この負極露出部31mには、前述の負極端子部材60が溶接されている。
なお、負極露出部31mのうち、電極体20の電極体平板部20f内に位置する部位を、負極平板露出部31mfとする。各々の負極平板露出部31mfには、それぞれ負極露出部31m(負極平板露出部31mf)を貫通する円孔(開口)31hが複数設けられている。これらの円孔31hは、負極平板露出部31mfの長手方向JH1の全体にわたり等間隔に設けられている。
第1セパレータ41は、第1本体部41aと第1一方側端部(第1端部)41bと第1他方側端部41cとからなる。このうち第1本体部41aは、長手方向JH3に延びる帯状で、負極板31の負極活物質部31nに重なる部位である。
また、第1一方側端部41bは、第1本体部41aの幅方向IH3の一方側(図3及び図4中、下方、図5中、右方)に位置して長手方向JH3に延びる帯状で、負極板31の負極露出部31mに重なる部位である。この第1一方側端部41bのうち、電極体20の電極体平板部20f内に位置する部位を、第1一方側平板端部41bfとする。
また、第1他方側端部41cは、第1本体部41aの幅方向IH3の他方側(図3及び図4中、上方、図5中、左方)に位置して長手方向JH3に延びる帯状で、負極板31とは重ならない部位である。この第1他方側端部41cのうち、電極体20の電極体平板部20f内に位置する部位を、第1他方側平板端部41cfとする。
第2セパレータ43は、第2本体部43aと第2一方側端部(第2端部)43bと第2他方側端部43cとからなる。このうち第2本体部43aは、長手方向JH4に延びる帯状で、負極板31の負極活物質部31nに重なると共に、負極活物質部31nを介して第1セパレータ41の第1本体部41aに重なる部位である。
また、第2一方側端部43bは、第2本体部43aの幅方向IH4の一方側(図3及び図4中、下方、図5中、右方)に位置して長手方向JH4に延びる帯状で、負極板31の負極露出部31mに重なると共に、負極露出部31mを介して第1セパレータ41の第1一方側端部41bに重なる部位である。この第2一方側端部43bのうち、電極体20の電極体平板部20f内に位置する部位を、第2一方側平板端部43bfとする。
また、第2他方側端部43cは、第2本体部43aの幅方向IH4の他方側(図3及び図4中、上方、図5中、左方)に位置して長手方向JH4に延びる帯状で、負極板31とは重なることなく直接、第2セパレータ43の第1他方側端部41cに重なる部位である。この第2他方側端部43cのうち、電極体20の電極体平板部20f内に位置する部位を、第2他方側平板端部43cfとする。
第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとは、負極板31の負極露出部31mを貫通する前述の各円孔31hを通じて溶着されている。即ち、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとは、複数の一方側溶着部45により繋がっている。
具体的には、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとは、電極体R部20r,20rでは溶着されずに、電極体平板部20fにおいて溶着されている。即ち、第1セパレータ41の第1一方側端部41bのうち第2一方側平板端部43bfと、第2セパレータ43の第2一方側端部43bのうち第2一方側平板端部43bfとが、負極露出部31mのうち負極平板露出部31mfにのみ設けられた各円孔31hを通じて溶着されている。
また、第1セパレータ41の第1他方側端部41cと第2セパレータ43の第2他方側端部43cとは、他方側溶着部46により繋がっている。
具体的には、第1セパレータ41の第1他方側端部41cと第2セパレータ43の第2他方側端部43cとは、電極体R部20r,20rでは溶着されずに、電極体平板部20fにおいて溶着されている。即ち、第1セパレータ41の第1他方側端部41cのうち第2他方側平板端部43cfと、第2セパレータ43の第2他方側端部43cのうち第2他方側平板端部43cfとが、それらの長手方向JH3,JH4の全体にわたり溶着されて、その溶着部位である他方側溶着部46により繋がっている。
前述のように、本実施形態の電池1では、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを、負極板31の負極露出部31mを貫通する各円孔31hを通じて溶着している。このため、電極体20が高温になったときに、第1セパレータ41及び第2セパレータ43が熱収縮するのに伴って第1セパレータ41の第1一方側端部41b及び第2セパレータ43の第2一方側端部43bが移動する(図3及び図4中、上方に、図5中、左方に移動する(引き下がる))ことを防止できる。よって、負極板31の負極露出部31mの近傍において、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に起因して負極板31と正極板21とが短絡するのを防止できる。
更に本実施形態では、第1セパレータ41の第1他方側端部41cと第2セパレータ43の第2他方側端部43cも溶着している。このため、電極体20が高温になったときに、第1セパレータ41及び第2セパレータ43が熱収縮するのに伴って第1セパレータ41の第1他方側端部41c及び第2セパレータ43の第2他方側端部43cが移動する(図3及び図4中、下方に、図5中、右方に移動する(引き下がる))ことを防止できる。よって、正極板21の正極露出部21mの近傍において、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に起因して負極板31と正極板21とが短絡することも防止できる。
ところで、扁平状捲回型の電極体20のうち、一対の電極体R部20r,20rでは、電極体20の形成時に第1セパレータ41及び第2セパレータ43に掛かる張力や摩擦力により、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に伴う第1セパレータ41の第1一方側端部41b及び第2セパレータ43の第2一方側端部43bの移動が生じ難い。一方、電極体20のうち電極体平板部20fでは、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に伴う第1セパレータ41の第1一方側端部41b及び第2セパレータ43の第2一方側端部43bの移動が生じ易い。これに対し、本実施形態の電池1では、電極体平板部20fにおいて、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを、負極板31の負極露出部31mを貫通する各円孔31hを通じて溶着している。このため、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に伴って第1セパレータ41の第1一方側端部41b及び第2セパレータ43の第2一方側端部43bが移動する(引き下がる)ことを防止して、負極板31と正極板21とが短絡するのをより確実に防止できる。
(変形形態1)
次いで、上記実施形態の変形形態1について説明する(図6参照)。実施形態の電池1では、負極板31のうち負極露出部31mにのみ、円孔31hを設けた(図4及び図5等を参照)。そして、この円孔31hを通じて、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを、一方側溶着部45を介して繋げた。
これに対し、本変形形態1の電池100では、負極板31を構成する負極集電箔32の全面にわたり複数の円孔131hを千鳥格子状に設けている(図6参照)。そして、これらの円孔131hのうち、負極露出部31mに配置された露出部円孔131h1を通じて、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを、一方側溶着部45を介して繋げている。
本変形形態1の電池100でも、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に伴って第1セパレータ41の第1一方側端部41b及び第2セパレータ43の第2一方側端部43bが移動する(引き下がる)ことを防止できる。従って、負極板31の負極露出部31mの近傍において、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に起因して負極板31と正極板21とが短絡するのを防止できる。
また、本変形形態1では、負極集電箔32の全面にわたり円孔131hを設けているので(負極露出部31mだけでなく負極活物質部31nにも円孔131hを設けているので)、電解液15が負極板31(負極活物質部31n)を厚み方向KH2に移動可能である。このため、充放電の繰り返しに伴って電極体20内でリチウムイオン濃度が偏るのを抑制できる。その他、実施形態と同様な部分は、実施形態と同様な作用効果を奏する。
(変形形態2)
次いで、上記実施形態の変形形態2について説明する(図7参照)。実施形態の電池1では、負極板31の負極露出部31mの負極平板露出部31mfに、長手方向JH1の全体にわたり、複数の円孔31hを設けた(図4及び図5等を参照)。そして、これらの円孔31hを通じて、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを、一方側溶着部45を介して繋げた。
これに対し、本変形形態2の電池200では、負極板31の負極露出部31mの負極平板露出部31mfの一部にのみ、具体的には、電極体幅方向FHの両端部にのみ、複数の円孔231hを設けている(図7を参照)。そして、これらの円孔231hを通じて、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを、一方側溶着部245を介して繋げている。
本変形形態2の電池200でも、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に伴って第1セパレータ41の第1一方側端部41b及び第2セパレータ43の第2一方側端部43bが移動する(引き下がる)ことを防止できる。従って、負極板31の負極露出部31mの近傍において、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に起因して負極板31と正極板21とが短絡するのを防止できる。
なお、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを溶着しない場合、熱収縮に起因した負極板31と正極板21との短絡は、特に電極体幅方向FHの両端部で生じ易いことが判っている。従って、本変形形態2のように、電極体幅方向FHの両端部において、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを溶着することにより、熱収縮に起因した負極板31と正極板21との短絡を効果的に防止できる。その他、実施形態と同様な部分は、実施形態と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態及び変形形態1,2に即して説明したが、本発明は上述の実施形態及び変形形態1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態等では、第1セパレータ41の第1一方側端部41bと第2セパレータ43の第2一方側端部43bとを溶着するための開口として、負極板31の負極露出部31mに円孔31h,131h,231hを設けたが、開口の形状は円孔に限られない。例えば、図8(a)に示すように、開口の形状を、負極板31の幅方向IH1に長い長円331hとすることができる。また、図8(b)に示すように、開口の形状を、負極板31の長手方向JH1に長い長円431hとすることができる。また、図8(c)に示すように、開口の形状を、負極板31の幅方向IH1に延びる切り欠き531hとすることもできる。
また、実施形態等では、第1電極板を負極板31とし、第2電極板を正極板21としたが、逆に、第1電極板を正極板21とし、第2電極板を負極板31としてもよい。即ち、正極板21の正極露出部21mに開口を設けて、この開口を通じて、第1セパレータ41の第1他方側端部41cと第2セパレータ43の第2他方側端部43cとを溶着してもよい。これにより、第1電極板の第1露出部(この場合、正極板21の正極露出部21m)の近傍において、第1セパレータ41及び第2セパレータ43の熱収縮に起因して正極板21と負極板31とが短絡するのを防止できる。
1,100,200 リチウムイオン二次電池(電池)
20 電極体
20r 電極体R部
20f 電極体平板部
21 正極板(第2電極板)
31 負極板(第1電極板)
31n 負極活物質部(第1活物質部)
31m 負極露出部(第1露出部)
31mf 負極平板露出部
31h,131h,231h 円孔(開口)
131h1 露出部円孔
331h,431h 長円(開口)
531h 切り欠き(開口)
32 負極集電箔(第1集電箔)
33 負極活物質層(第1活物質層)
41 第1セパレータ
41a 第1本体部
41b 第1一方側端部(第1端部)
41bf 第1一方側平板端部
43 第2セパレータ
43a 第2本体部
43b 第2一方側端部(第2端部)
43bf 第2一方側平板端部
45,245 一方側溶着部
46 他方側溶着部
IH1,IH2,IH3,IH4 幅方向
JH1,JH2,JH3,JH4 長手方向
KH1,KH2 KH3,KH4 厚み方向

Claims (1)

  1. 樹脂製の第1セパレータ、第1電極板、樹脂製の第2セパレータ及び第2電極板をこの順に重ねた電極体を備える電池であって、
    上記第1電極板は、
    第1集電箔の厚み方向に第1活物質層を有する第1活物質部と、
    上記第1集電箔の厚み方向に上記第1活物質層を有さず上記第1集電箔が露出する第1露出部と、を有し、
    上記第1セパレータは、
    上記第1電極板の上記第1活物質部に重なる第1本体部と、
    上記第1電極板の上記第1露出部に重なる第1端部と、を有し、
    上記第2セパレータは、
    上記第1電極板の上記第1活物質部に重なる第2本体部と、
    上記第1電極板の上記第1露出部、及び、上記第1露出部を介して上記第1セパレータの上記第1端部に重なる第2端部と、を有し、
    上記第1セパレータの上記第1端部と上記第2セパレータの上記第2端部とは、
    上記第1電極板の上記第1露出部を貫通する開口を通じて溶着されてなる
    電池。
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