JP2019152997A - 情報処理システム、商品登録装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、商品登録装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本人確認および販売条件を満たすか否かの確認処理のうち、商品登録装置の処理を少なくする。【解決手段】情報処理システム1は、商品登録装置300と、商品登録装置300の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置とを備え、生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、商品登録装置300は、商品登録に際し、ユーザIDを取得するID取得部301を備え、生体認証装置が取得したユーザの生体情報と、ユーザIDに予め対応付けられている生体認証情報とを照合する照合部と、照合結果に基づき、生体情報と生体認証情報が一致した生体認証情報に対応するユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、商品登録に際し取得したユーザIDに対応するユーザ属性情報を参照し、得られたユーザ属性情報に基づいて、販売条件のある商品の販売可否を判定する可否判定部56と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理システム、商品登録装置、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
スーパーやコンビニエンスストア等でアルコール飲料等を購入する際の、レジにおける年齢確認作業を効率化する下記の装置が提案されている。
商品販売データ処理装置(POS端末)の一例が特許文献1に記載されている。このPOS端末は、顧客が購入しようとしている特定商品の年齢条件を顧客が満たすか否かの判断を行う。例えば、顧客が所持する会員カードには、顧客の識別情報、生年月日、パスワード等の情報が記憶されている。このPOS端末は、会計処理中に、会員カードから情報を読み取るとともに、特定商品の年齢条件を顧客が満たすか否かを判断する。さらに、POS端末は、顧客本人しか知り得ない情報(例えば、パスワード)の入力を求め、入力された情報と会員カードから読み取った情報の一致不一致を判断して本人確認処理を行う。これにより、顧客の年齢確認を行えるとともに、顧客が会員カードの正規の所有者であり、成りすましではないことを確認できる。
特許文献2には、年齢確認が必要な場合に、会員証からユーザの識別コードを読み出し、この識別コードを、ユーザのバイオメトリックデータをデータベースから取り出すためのキーにすることが記載されている。さらに、特許文献2に記載されたセルフチェックアウトシステムにおける自動年齢確認システムは、年齢制限のあるアイテムを商品登録する場合、顧客に生年月日の入力を求めて年齢確認を行う。そして、このシステムは、年齢確認がされていない場合には、入力された生年月日をキーとしてユーザのバイオメトリックデータをデータベースから取り出し、認証処理を行う。
特許文献3には、不要な個人情報の開示を抑制するとともに、ICカードの携行を不要とし、年齢確認を可能な装置が記載されている。この装置では、ユーザの生体情報に紐付けられている個人IDを生体認証により取得し、個人情報DBから個人IDをキーとして年齢情報を取得し、年齢閾値を用いて年齢確認を行い、その結果を出力する。
特開2008−257429号公報 特表2007−512587号公報 特開2017−151738号公報
上述した特許文献1および2に記載されたシステムにおいては、商品登録作業を行うPOS端末等で顧客の年齢確認を行うことが前提であり、会員カードの使用時に、顧客に生年月日又はパスワード等の認証情報の入力を求めている。特許文献3に記載された装置においても、個人情報を取得し、年齢確認の結果を出力する時点に、生体情報を取得している。そして、他の文献と同様に特許文献3の装置も、年齢確認を行うためには、商品登録作業を行う時点で生体情報を取得する必要があった。このように、商品登録装置において、商品登録作業以外の本人確認および年齢確認の作業または処理が発生していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、本人確認および販売条件を満たすか否かの確認のための処理のうち、商品登録装置で行われる処理を少なくすることにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、情報処理システムに関する。
第一の側面に係る第1の情報処理システム装置は、
購入する商品を登録する商品登録装置と、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
を含み、
前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段を有し、
前記商品登録装置は、購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段を有し、
前記生体認証装置が取得した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を有する。
第一の側面に係る第2の情報処理システム装置は、
商品を購入のために登録する商品登録装置と、
商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
を含み、
前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置を用いてユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段と、
前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの前記属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を有し、
前記ユーザ情報取得手段により前記ユーザの識別情報が取得できなかった場合、前記照合手段は、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合し、
前記生体認証装置は、前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に予めに対応付けて記憶されているユーザの識別情報を記録した記録媒体を当該ユーザに提供する提供手段をさらに有する。
第二の側面は、商品登録装置に関する。
第二の側面に係る商品登録装置は、
購入する商品を登録する商品登録装置であって、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置にネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、
購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記生体認証装置から受信した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置から受信した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記識別情報取得手段により前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を有する。
第三の側面は、情報処理装置に関する。
第三の側面に係る情報処理装置は、
購入する商品を登録する商品登録装置とネットワークを介して接続され、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設置される、ユーザの識別情報と生体情報を取得する生体認証装置とネットワークを介して接続され、
購入する商品の登録に際し、前記商品登録装置により取得されたユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記生体認証装置により取得された前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置により取得された前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記識別情報取得手段により前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を有する。
第四の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。
第四の側面に係る情報処理方法は、
購入する商品を登録する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置とネットワークを介して接続されるとともに、前記情報処理装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置から、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、
取得した前記ユーザの生体情報と、取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報との照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、
購入する商品の登録に際し、前記ユーザの識別情報を取得し、
販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第四の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置上で、その情報処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、本人確認および販売条件を満たすか否かの確認のための処理のうち、商品登録装置で行われる処理を少なくする情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態のサーバ装置、生体認証装置、およびPLUサーバのそれぞれを実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。 本実施形態の商品登録装置を実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。 本実施形態の照合結果記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の商品属性情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態のユーザ属性情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の生体認証装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態のサーバ装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の商品登録装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れを示す図である。 本実施形態の生体認証装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の商品登録装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図14の商品登録装置の販売可否判定処理の詳細な手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れを示す図である。 第2の実施形態の商品登録装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 第3の実施形態の商品登録装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 第3の実施形態の照合結果記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 第3の実施形態のサーバ装置の動作において、第1の実施形態の動作手順と異なる部分の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の商品登録装置の動作において、第1の実施形態の動作手順と異なる部分の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態のサーバ装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 第4の実施形態のサーバ装置の動作において、第1の実施形態の動作手順と異なる部分の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態の商品登録装置の動作において、第1の実施形態の動作手順と異なる部分の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係るサーバ装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 第5の実施形態に係る生体認証装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 第5の実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れを示す図である。 第5の実施形態の生体認証装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態のサーバ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れの一例を示す図である。 他の実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れの一例を示す図である。 他の実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れの一例を示す図である。 他の実施形態の情報処理システム全体の動作とデータの流れの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
また、本明細書において、「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を取りに行くこと(能動的な取得)、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること(受動的な取得)、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータまたは情報を受信すること等、の少なくともいずれか一方を含む。また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することも含む。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1のシステム構成を概念的に示す図である。情報処理システム1は、サーバ装置100と、生体認証装置200と、商品登録装置300と、PLU(Price Look Up)サーバ400と、を備える。
サーバ装置100、生体認証装置200、商品登録装置300、およびPLUサーバ400は互いにネットワーク3を介して接続される。ネットワーク3は、例えば、LAN(Local Area Network)等であり、ネットワーク回線は無線回線であってもよいし、有線回線であってもよい。また、各装置間に図示されない中継器(例えば、ルータ等)を備えてもよい。
なお、図1では各装置が同じネットワーク3に接続されているが、これに限定されず、複数の異なるネットワークで接続されてもよい。例えば、生体認証装置200とサーバ装置100間のネットワーク、サーバ装置100と商品登録装置300の間のネットワーク、商品登録装置300とPLUサーバ400間のネットワークはそれぞれ別系統のネットワークであってもよい。
本発明において、図1の情報処理システム1は、少なくとも生体認証装置200と、商品登録装置300とを備えていればよい。サーバ装置100およびPLUサーバ400の機能の少なくとも一部は、生体認証装置200または商品登録装置300によって実現されてもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置50の構成を論理的に示す機能ブロック図である。情報処理装置50は、ユーザ情報取得部52と、照合部54と、可否判定部56と、を備える。この情報処理装置50の各構成要素の各機能は、サーバ装置100、生体認証装置200、および商品登録装置300のいずれか又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
ユーザ情報取得部52は、購入する商品の登録に際し、ユーザ(顧客U)の識別情報を取得する。
照合部54は、生体認証装置200が取得したユーザの生体情報と、生体認証装置200が取得したユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する。
可否判定部56は、照合部54による照合結果に基づき、生体情報と生体認証情報が一致した場合、一致した生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、ユーザ情報取得部52により商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応するユーザの属性情報を参照し、参照して得られたユーザの属性情報に基づいて、販売条件のある商品の販売の可否を判定する。
情報処理システム1において、各装置が参照する情報は、図5の照合結果記憶部32、図6の商品属性情報記憶部34、図7のユーザ属性情報記憶部36にそれぞれ記憶されている。いずれの装置がどの記憶部を備えるかは、後述するようにシステム構成に応じて変わる。
生体認証装置200は、ユーザの識別情報と生体情報を取得してサーバ装置100又は商品登録装置300に送信する。
商品登録装置300は、購入する商品を登録する、例えば、POS(Point Of Sales)端末である。
生体認証装置200は、商品登録装置300の設置場所とは異なる場所に設けられている。商品登録装置300の設置場所とは異なる場所とは、店員Cが、顧客U(ユーザとも呼ぶ)が購入する商品の登録作業を行うタイミングより前の時点に顧客Uが通る場所であり、商品登録作業より前に顧客Uの生体情報を取得できる場所を指す。
生体認証装置200の設置場所は、例えば、来店時など、販売条件が限定されている商品20の販売エリアAに入る前に顧客Uが通る場所(例えば、通路7)である。販売エリアAとは、例えば、店舗の建物、店舗内のフロア、フロア内の所定の区域等を指す。あるいは、生体認証装置200は、商品登録装置300とは異なる場所であれば、販売条件が限定されている商品20の販売エリア内であってもよく、例えば、商品20が陳列されている商品棚の周辺に設置されてもよい。
PLUサーバ400は、図6の商品属性情報記憶部34を備えている。商品属性情報記憶部34は、商品のバーコードが示す商品の識別情報(以後、商品IDとも呼ぶ)に紐付けて商品名、価格および商品の属性情報として販売条件などの情報を記憶している。例えば、PLUサーバ400は、商品登録装置300から商品IDを受信すると、商品属性情報記憶部34を参照し、対応する商品の属性情報(商品名、価格および販売条件等)を商品登録装置300に返信する。
PLUサーバ400は、オペレータの指示に従い、商品属性情報記憶部34に記憶されている任意の商品の価格や販売条件等の属性情報の設定または変更できる。オペレータはPLUサーバ400の操作部(不図示)を用いて設定または変更操作を行う。
上記したように、本発明の情報処理システム1は、様々な構成によって実現でき、具体的には、以下の構成例が考えられる。
(a1)情報処理システム1がサーバ装置100と、生体認証装置200と、商品登録装置300と、PLUサーバ400とを備える。サーバ装置100が照合結果記憶部32とユーザ属性情報記憶部36を備え、PLUサーバ400が商品属性情報記憶部34を備える。
(a2)商品登録装置300がサーバ装置100とPLUサーバ400の機能をも備え、情報処理システム1は、サーバ装置100とPLUサーバ400を含まない。商品登録装置300が照合結果記憶部32、商品属性情報記憶部34、およびユーザ属性情報記憶部36を備える。
(a3)商品登録装置300がサーバ装置100の機能をも備え、情報処理システム1は、サーバ装置100を含まない。商品登録装置300が照合結果記憶部32およびユーザ属性情報記憶部36を備え、PLUサーバ400が商品属性情報記憶部34を備える。
(a4)商品登録装置300がPLUサーバ400の機能をも備え、情報処理システム1はPLUサーバ400を含まない。サーバ装置100が照合結果記憶部32およびユーザ属性情報記憶部36を備え、商品登録装置300が商品属性情報記憶部34を備える。
(a5)サーバ装置100が、PLUサーバ400の機能をも備え、情報処理システム1はPLUサーバ400を含まない。サーバ装置100が照合結果記憶部32、商品属性情報記憶部34、およびユーザ属性情報記憶部36を備える。
(a6)商品登録装置300がPLUサーバ400の機能を備え、さらに、生体認証装置200がサーバ装置100の機能を備える。情報処理システム1は、サーバ装置100とPLUサーバ400を含まない。生体認証装置200が照合結果記憶部32およびユーザ属性情報記憶部36を備え、商品登録装置300が商品属性情報記憶部34を備える。
図3は、本実施形態のサーバ装置100、生体認証装置200、およびPLUサーバ400のそれぞれを実現するコンピュータ80の構成の一例を示す図である。商品登録装置300については後述する。本実施形態のコンピュータ80は、CPU(Central Processing Unit)82、メモリ84、メモリ84にロードされたプログラム90、そのプログラム90を格納するストレージ85、I/O(Input/Output)86、およびネットワーク接続用インタフェースである通信I/F(InterFace)87を備える。
CPU82、メモリ84、ストレージ85、I/O86、および通信I/F87は、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路(例えば、バス89)を介して互いに接続されている。ただし、CPU82などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。CPU82は、メモリ84、ストレージ85、I/O86、および通信I/F87などの各装置を制御する。コンピュータ80は、CPU82以外に、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサを含んでもよい。
メモリ84は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。ストレージ85は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはメモリカードなどの記憶装置である。
ストレージ85は、RAMやROMなどのメモリであってもよい。ストレージ85は、コンピュータ80の内部に設けられてもよい。または、コンピュータ80がアクセス可能であれば、コンピュータ80の外部に設けられ、コンピュータ80と有線または無線で接続されてもよい。あるいは、ストレージ85は、コンピュータ80に着脱可能に設けられてもよい。
ストレージ85は、各装置が備える各処理部の機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。CPU82は、これら各プログラムモジュールを実行することで、各処理部(例えば、図2の情報処理装置50のユーザ情報取得部52、照合部54、および可否判定部56の少なくともいずれか)の機能をそれぞれ実現する。ここで、CPU82は、上記各プログラムモジュールを実行する際、これらのプログラムモジュールをメモリ84上に読み出してから実行してもよいし、メモリ84上に読み出さずに実行してもよい。
I/O86は、コンピュータ80と他の入出力装置間のデータおよび制御信号の入出力制御を行う。他の入出力装置とは、たとえば、コンピュータ80に接続されるキーボード、タッチパネル、マウス、およびマイクロフォン等の入力装置(不図示)と、各種ディスプレイ、プリンタ、およびスピーカ等の出力装置(不図示)である。なお、ディスプレイと入力装置は一体化され、タッチパネルとして実現されていてもよい。また、他の入力装置は、上記した入力装置または出力装置とコンピュータ80のインタフェースであってもよい。さらに、I/O86は、他の記録媒体の読み取り及び書き込みの少なくとも一方を行う装置(不図示)とのデータの入出力制御を行ってもよい。
他の記録媒体の読取または書込装置の例として、店舗の会員カードを読み取るカードリーダがある。このカードリーダは、カードが挿入される挿入口と、カード自走機構と、読取部とを含む。カード自走機構は、挿入口に挿入されたカードを自走させて取り込んだり、カードを挿入口から排出させたりする。読取部は、ICカードや磁気カード等に記録された情報を読み取る。また、カードリーダは、非接触型のものであってもよい。その場合は挿入口とカード自走機構は含まれない。また、接触型と非接触型の両方の読取装置をそれぞれ備えてもよい。
通信I/F87は、コンピュータ80と外部の装置との通信を行うためのネットワーク接続用インタフェースである。通信I/F87は、有線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよいし、無線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよい。なお、通信I/F87を介して各装置間を接続する方法は様々である。例えば、この接続は、ネットワーク回線を介したネットワーク接続や、バス回線(例えばUSB(Universal Serial Bus)回線)を介したバス接続などを含む。
図4は、本実施形態の商品登録装置300を実現するコンピュータ80の構成の一例を示す図である。商品登録装置300を実現する図4のコンピュータ80は、図3の構成に加えて、ディスプレイ61と、入力装置62と、プリンタ63と、スピーカ65と、を備えている。以下、図3と異なる点についてのみ説明する。
図4のI/O86に接続される他の入出力装置は、例えば、ディスプレイ61、入力装置62、スピーカ65、およびプリンタ63等の入出力装置である。ディスプレイ61は、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、ランプ、LED(Light Emitting Diode)表示器、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ等を含む。入力装置62は、操作キー、操作ボタン、キーボード、スイッチ、ジョグダイヤル、レバー、タッチパッドなどを含む。なお、ディスプレイ61と入力装置62は一体化され、タッチパネルとして実現されていてよい。
図4では、商品登録装置300を実現するコンピュータ80は、ディスプレイ61と、入力装置62と、プリンタ63と、スピーカ65と、を含む入出力装置を内蔵している構成例を示すが、これに限定されない。他の例では、コンピュータ80は、I/O86と接続される各入出力装置に対応した各インタフェースをそれぞれ有してもよい。コンピュータ80は、外部に設けられる各入出力装置と各インタフェースを介してそれぞれ接続されてもよい。
さらに、I/O86に接続される他の記録媒体の読み取り装置の例としては、商品のバーコード等を読み取るコードスキャナ64がある。コードスキャナ64は、光源とフォトダイオードといった受光素子とを備える。受光素子は、商品を識別するための商品コードを検出するコードスキャナや、レンズとCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサといった撮像素子などである。
図1の本実施形態のサーバ装置100、生体認証装置200、および商品登録装置300およびPLUサーバ400の各構成要素は、図3又は図4のコンピュータ80のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各実施形態の各装置を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
なお、本実施形態の各要素は、複数のコンピュータ80により構成されてもよいし、仮想サーバにより実現されてもよい。
(第1の実施の形態)
まず、上記構成例(a1)について説明する。すなわち、情報処理システム1は、サーバ装置100と、生体認証装置200と、商品登録装置300と、PLUサーバ400とを有する。また、サーバ装置100が照合結果記憶部32およびユーザ属性情報記憶部36を有し、PLUサーバ400が商品属性情報記憶部34を有する。
<生体認証装置200>
以下の説明において、生体認証装置200は、指紋認証装置とするが、これに限定されない。生体認証を行うための生体情報は、例えば、指紋認証、指静脈認証、掌静脈認証、声紋認証、虹彩認証、網膜認証、顔認証、顔貌認証、および耳介認証のうちの少なくとも一つの認証情報を含むことができる。生体認証装置200は、認証処理に用いる生体情報に対応した装置とする。
図8は、本実施形態の生体認証装置200の構成を論理的に示す機能ブロック図である。生体認証装置200は、カード読取部202と、通信部204と、UI部206と、生体情報取得部208と、を備えている。
カード読取部202は、顧客であるユーザUが提示する会員カード10を読み取る。会員カード10を挿入するタイプでもよいし、会員カード10をかざすタイプでもよい。UI部206は、例えば、タッチパネルとスピーカ等を含み、ユーザUに生体認証を行うためのガイダンスを出力するとともに、ユーザの操作を受け付ける。生体情報取得部208は、ユーザの指紋を読み取る。通信部204は、会員カード10からカード読取部202が読み取ったユーザIDと、生体情報得部208が読み取った指紋情報をサーバ装置100に送信する。ここで送信される指紋情報は、指紋の特徴量であってもよいし、指紋を示す画像そのものであってもよい。これは、指紋情報以外の生体情報が用いられる場合でも同様である。
図8のカード読取部202および生体情報取得部208が図2のユーザ情報取得部52に相当する。
ここで、各ユーザには、その識別情報である、会員カード10が予め配布されているものとする。会員カード10には、ユーザIDが記録されている。会員カード10は、磁気カード、ICカード、紙のカードの少なくともいずれか一つである。紙のカードの場合、ユーザIDを示すバーコードやQRコード(登録商標)が印刷されている。あるいは、ユーザUの携帯端末、例えばスマートフォンに店舗のアプリケーションを予めインストールしてくことにより、会員カード10の代わりとしてもよい。この場合、このアプリケーションを起動して、ユーザIDを示すバーコードやQRコードを画面に表示させる。
<サーバ装置100>
図9は、本実施形態のサーバ装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。サーバ装置100は、照合部54と、属性情報取得部104と、を備える。
サーバ装置100には、記憶装置110が接続されている。記憶装置110は、サーバ装置100の外部にあってもよいし、内部にあってもよい。記憶装置110は、図5の照合結果記憶部32と、図7のユーザ属性情報記憶部36とを含む。ユーザ属性情報記憶部36は、ユーザの識別情報に、生体認証情報と属性情報を紐付けて記憶している。ユーザの識別情報は、ユーザ毎に割り当てられたユーザID等である。なお、ユーザ属性情報記憶部36は必ずしもユーザIDを含まなくてもよく、少なくとも生体認証情報と属性情報が紐付けられていれてばよい。
照合部54は、生体認証装置200からユーザの識別情報(以下、ユーザIDとも呼ぶ)を受信して、ユーザ属性情報記憶部36から、受信したユーザIDに紐付けられている生体認証情報を取得して、その生体認証情報と生体認証装置200から受信した生体情報とが一致するか否かを照合する。
照合部54は、ユーザ属性情報記憶部36を参照し、ユーザの識別情報(以下、ユーザIDとも呼ぶ)に紐付けて記憶されているユーザの生体認証情報と生体認証装置200が取得したユーザの生体情報とを照合する。照合結果は、当該ユーザIDに紐付けて、図5の照合結果記憶部32に記録される。ここで、照合結果に紐付けられるユーザIDは、照合部54が照合処理を行った時に、生体認証装置200から生体情報とともに送信されたユーザIDである。
照合結果は、例えば、フラグとして記憶することができる。例えば、ユーザの生体認証情報と生体認証装置200からの生体情報が一致した場合は、照合結果を示すフラグには「1」がセットされ、一致しない場合は、照合結果を示すフラグには「0」がセットされる。
あるいは、照合結果は、生体認証処理が正常に完了した場合、つまり本人確認が完了している場合にのみ、照合結果記憶部32にユーザIDを記憶する構成としてもよい。すなわち、照合結果記憶部32にユーザIDが存在するユーザは本人確認が完了しており、ユーザIDが存在しないユーザは本人確認が完了していないことを示す。
このように、照合結果記憶部32には、本人確認が行われたユーザIDが記録されることになる。よって、他の実施形態では、照合結果記憶部32には、受信した生体情報とユーザ属性情報記憶部36の生体認証情報が一致したユーザIDのみを記憶してもよい。そして、照合結果記憶部32にユーザIDが記憶されているか否かで本人確認が完了したか否かを示してもよい。
後述するように、商品登録装置300では、商品登録作業に先立ちユーザUの会員カード10からユーザIDを読み取り、サーバ装置100に対してユーザIDを送信して生体認証処理が完了しているか否かを問合せる。サーバ装置100では、商品登録装置300からの問合せ(ユーザID)を受信すると、受信したユーザIDが生体認証を完了しているかを確認する。生体認証が完了しているか否かは、照合結果記憶部32を参照し、受信したユーザIDに対応する照合結果が存在するか否かで判断できる。照合結果が存在している場合は、生体認証が完了していると判断し、照合結果が存在しない場合は生体認証が完了していないと判断する。生体認証が完了している場合は、受信したユーザIDに対応する照合結果を照合結果記憶部32から読み出して商品登録装置300に送信する。生体認証が完了していない場合は、生体認証が完了していないことを示す情報を返信してもよい。
属性情報取得部104は、照合部54による照合の結果、生体認証情報と生体情報が一致したとき、ユーザの生体情報と一致する生体認証情報に紐付けられている当該ユーザの属性情報へのアクセス権限を得る。つまり、属性情報取得部104は、来店したユーザが、その店舗の会員登録されている会員本人であることが確認できた場合にのみ、当該ユーザの属性情報へのアクセス権限が与えられる。
属性情報取得部104は、アクセス権限のあるユーザの属性情報を、ユーザ属性情報記憶部36から読み出すことができる。ここで、ユーザの属性情報とは、例えば、年齢、性別、学生か否かを示す情報、会員情報(ランク)の少なくとも一つを示す情報である。ユーザの属性情報は、少なくともその店舗で販売している商品の販売条件を顧客の属性が満たすか否かを判定することができる情報を含む。また、属性情報の年齢を示す情報は、年齢、生年月日、年代、成人であるか否か、および社会人であるか否かの少なくとも一つを示す情報を含んでもよい。
例えば、ユーザ属性情報記憶部36には、ユーザが成人(20歳以上)であるか否かを示す情報が各会員のユーザIDと紐付けられて記憶されている。この場合、属性情報取得部104は、ユーザが成人(20歳以上)であるか否かを示す情報を取得する。取得した情報は、商品登録装置300に送信され、可否判定部56により使用される。
可否判定部56で使用されるユーザの属性情報は、本実施形態では、商品登録装置300により参照される。そこで、商品登録装置300は、参照したいユーザのユーザIDをサーバ装置100に送信することで当該ユーザIDに対応するユーザの属性情報を要求する。
上記したように、ユーザ属性情報記憶部36のユーザの属性情報へは、本人確認が正常に完了した場合にのみアクセスできる。照合結果記憶部32に記憶されている当該ユーザの照合結果に基づいて、ユーザの属性情報へのアクセス権限の有無は判定できる。照合結果のフラグが1の場合にアクセス権限があり、フラグが0の場合はアクセス権限がない。そして、当該ユーザIDのアクセス権限がある場合は、属性情報取得部104はユーザIDに対応する属性情報を取得し、商品登録装置300に送信する。アクセス権限がない場合は、属性情報へのアクセス権限がないことを示す情報を商品登録装置300に返信してもよい。
アクセス権限の有無の確認は、サーバ装置100側、および商品登録装置300側の少なくともいずれかで行うことができる。つまり、商品登録装置300側のみでアクセス権限の有無を確認する場合は、商品登録装置300が、事前に取得している照合結果に基づいて、フラグが1の場合にのみサーバ装置100に属性情報を要求してもよい。よって、サーバ装置100側では商品登録装置300からユーザの属性情報の要求があれば、アクセス権限の有無をサーバ装置100では確認せずに属性情報を商品登録装置300に返信してもよい。また、サーバ装置100側のみでアクセス権限の有無の確認をする場合は、商品登録装置300では照合結果の受信前であっても、サーバ装置100にユーザの属性情報を要求してもよい。そして、サーバ装置100は商品登録装置300からの要求を受けた時に照合結果記憶部32を参照し、当該ユーザの照合結果に基づいて、アクセス権限の有無を判定してもよい。
<商品登録装置300>
図10は、本実施形態の商品登録装置300の構成を論理的に示す機能ブロック図である。商品登録装置300は、例えば、POS(Point Of Sales)端末であり、ユーザUが購入する商品を登録する。商品登録装置300は、ID取得部301と、登録部302と、本人確認部303と、可否判定部56と、結果出力部306と、を備える。
本実施形態では、商品登録作業を行う前に、店員CはユーザUから会員カード10を受け取り、会員カード10に記録されているユーザIDをカード読取装置に読み取らせる。カード読取装置は、会員カード10の種別に応じた適切な装置を用いる。本実施形態では、図4のコードスキャナ64をカード読取装置として使用する。ID取得部301は、コードスキャナ64を用いて読み取ったユーザIDを取得する。
この会員カード10から取得されるユーザIDは、後述するように照合結果の取得や販売可否判定で利用する顧客Uの属性情報の取得の際に利用される。さらに、会員カード10から取得したユーザIDは、商品登録装置300における通常の商品登録処理において、例えば、会員割引の適用、ポイント付与、ポイント利用等の処理に利用されてもよい。
なお、会員カード10の読み取り作業は、商品登録作業の前に行うのが好ましいが、顧客Uからの会員カード10の提示が遅れた場合は、先に商品登録作業を開始し、商品登録作業中であってもよい。
本人確認部303は、ID取得部301が取得したユーザIDをサーバ装置100に送信し、当該ユーザIDのユーザの生体認証処理が完了しているか否かを問合せる。
商品登録作業時に販売条件が限定されている商品20の登録を行う前までに生体認証処理が完了していないと判断された場合には、本人確認部303は、ユーザUに対して直接年齢を確認する等の本人確認処理を実行する。この本人確認処理は、商品登録装置300のディスプレイ61やスピーカ65を用いて、ガイダンスを音声または画面表示で出力しながら進めることができる。
本人確認部303による本人確認処理は、例えば、以下のいずれかの方法で行うことができるが、これらに限定されない。
(b1)ディスプレイ61に販売条件となる年齢以上か否かを確認する操作ボタンを表示し、ユーザUに操作させる。操作を受け付けたことで本人確認ができたものとする。
(b2)ディスプレイ61に本人しか知り得ない暗証番号、パスワード等の秘匿情報の入力部を表示し、ユーザUに入力させる。秘匿情報は予め会員登録時に登録しておき、例えば、ユーザ属性情報記憶部36にユーザIDに関連付けて記憶させておく。入力された秘匿情報とユーザIDをサーバ装置100に送信し、サーバ装置100にユーザ属性情報記憶部36の情報との照合を行わせ、一致した場合は本人確認ができたものとする。一致しなかった場合は本人確認ができなかったものとする。
本人確認部303において、サーバ装置100からの本人確認完了の応答を受信できた場合、又は上記本人確認部303による本人確認処理が完了した場合、販売条件が限定されている商品20の当該ユーザへの販売の可否判定が可能になる。
登録部302は、ユーザUが購入する商品の商品情報の登録を行う。商品情報は、例えば、商品の識別情報(商品ID)、商品の名称、商品の単価、商品別の個数、商品別の割引/値引情報、登録された商品の合計金額の少なくとも一つを含む。商品登録装置300は、登録した商品情報を用いて商品の精算情報を生成する機能も有している。登録作業では、店員は、例えば、コードスキャナ64等を用いて商品のバーコードを読み取る。
登録部302は、読み取られたバーコードを所定の規則で復号することによって、商品IDとしてのJANコードを取得する。なお、バーコードの近傍には、該コードによって示されるJANコードが数字によって表示される。コードスキャナ64によってバーコードが読み取れない場合には、店員Cは該数字を参照して入力装置62を用いてJANコードを入力でき、登録部302は入力されたJANコードを商品IDとして取得する。
登録部302は、商品のバーコードを読み取るとPLUサーバ400に商品IDを送信し、PLUサーバ400から送信した商品IDに対応する商品の属性情報を受信する。登録部302は、受信した商品の属性情報を用いて商品の登録処理を行うことができる。
ここで、店舗で販売されている商品には、販売条件が限定されているものが含まれている。販売条件が限定されている商品20とは、例えば、酒、たばこ等の未成年者への販売が禁止されている商品、レンタル等、貸し出し可能年齢が限定されている商品、および、保護者の同意が必要な取引商品を含む。さらに、商品20は、会員特典等(会員をランク付けして、ランクにより異なる特典(例えば、ランク毎に割引率が異なったり、ランク別の限定品を販売したりする等))がある商品などを含んでもよい。
登録部302がPLUサーバ400から受信する商品の属性情報には、上記販売条件が含まれる。PLUサーバ400から受信した商品の属性情報に販売条件の指定が存在した場合、可否判定部56は、当該商品の販売可否判定を行う。
上記した商品属性情報記憶部34に記憶される販売条件は、複数の条件を含んでもよい。この場合、販売条件は、複数の条件を論理式で示したものでもよい。販売条件は、年齢以外に、性別(女性限定、男性限定)、学生限定、会員限定、優良会員限定等、様々な条件であってよい。また、許可された場合にのみ会員特典商品の販売が行える場合、販売条件は、販売可能な期間を含んでいてもよい。
以下の説明では、年齢条件、例えば成人(20歳以上)であることが販売条件として設定されているものとする。ユーザ属性情報記憶部36に記憶されている情報が、例えば、ユーザの生年月日であった場合には、可否判定部56は、生年月日と現在の日付情報から、ユーザの年齢を算出して、算出された年齢と年齢条件とを比較する処理を行ってもよい。
結果出力部306は、可否判定部56による判定結果を、例えば、商品登録装置300のディスプレイ61に表示する。結果出力部306は、例えば、ユーザUが成人であるか否かを示す情報を表示してもよいし、成人向けの商品の販売の可否を示す情報を、メッセージやアイコン等で表示してもよい。判定結果の出力方法は、特に限定されず、音声やランプの点灯等による通知を行ってもよい。あるいは、結果出力部306は、判定結果が、販売禁止を示す情報であった場合、その会員が購入しようとしている商品20の商品登録処理を禁止する指示を登録部302に出力してもよい。あるいは、判定結果が販売許可を示す情報であった場合、結果出力部306は、その商品20の商品登録処理を許可する指示を登録部302に出力してもよい。禁止と許可の指示は、少なくとも一方を出力すればよい。あるいは、禁止と許可の指示は出力しなくてもよく、販売許可の場合はその商品について登録処理を行い、販売禁止の場合はその商品を登録処理は行わずに別の商品の登録処理に進んでもよい。つまり、登録部302は、販売禁止又は販売許可の指示に従い、その商品の登録処理を行うか否かを判断してよい。
<コンピュータプログラム>
上記したように、本実施形態の情報処理装置50の各構成要素は、図3又は図4のコンピュータ80のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。図3又は図4のCPU82は、プログラム90を構成する各プログラムモジュールを実行することで、各処理部(例えば、ユーザ情報取得部52、照合部54、および可否判定部56等)の機能をそれぞれ実現する。
本実施形態では、生体認証装置200を実現するコンピュータ80がユーザ情報取得部52を実現し、サーバ装置100を実現するコンピュータ80が照合部54を実現し、商品登録装置300を実現するコンピュータ80が可否判定部56を実現する。したがって、以下に説明するプログラム90は、複数のプログラムモジュールを含み、各装置のコンピュータ80のCPU82によってそれぞれ実行される。
本実施形態のコンピュータプログラム90は、コンピュータ80で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム90は、記録媒体からコンピュータ80のメモリ84にロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータ80にダウンロードされ、メモリ84にロードされてもよい。
コンピュータプログラム90を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ80が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ80が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム90が、コンピュータ80上で実行されたとき、コンピュータ80に、情報処理装置50(サーバ装置100、生体認証装置200、商品登録装置300)を実現する下記の情報処理方法を実行させる。
具体的には、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム90は、情報処理装置50を実現させるためのコンピュータ80に、購入する商品を登録する商品登録装置とネットワークを介して接続されるとともに、商品登録装置300の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置から、ユーザの識別情報と生体情報を取得する手順、取得したユーザの生体情報と、取得したユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する手順、照合結果に基づき、生体情報と生体認証情報が一致した場合、一致した生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能にする手順、を実行させるように記述されている。さらに、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム90は、情報処理装置50を実現させるためのコンピュータ80に、販売条件のある商品を登録する際に、商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する照合結果に基づき、ユーザの属性情報が参照可能な場合、当該ユーザの属性情報を参照し、得られたユーザの属性情報に基づいて、販売条件のある商品の販売の可否を判定する手順、を実行させるように記述されている。
<情報処理方法>
このように構成された本実施形態の情報処理システム1の各装置の動作について説明する。まず、図11を用いて、情報処理システム1全体の動作とデータの流れについて説明する。図1で説明したように、ユーザUは、来店した際に、店舗の入り口5等、販売条件が限定されている商品20の販売エリアAに入る前にユーザが通る場所(通路7)などの商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられた生体認証装置200を使って本人確認を行う。
生体認証装置200において、カード読取部202が、ユーザUの会員カード10からユーザIDを取得するとともに、生体情報取得部208が、ユーザUの指紋情報を取得する(ステップS1)。そして、通信部204は、ユーザUのユーザIDと指紋情報(生体情報)をサーバ装置100に送信する(ステップS2)。
そして、サーバ装置100において、照合部54が、ユーザ属性情報記憶部36を参照し、受信したユーザIDに対応する生体認証情報を読み出し、受信した指紋情報と読み出した生体認証情報とを照合する(ステップS3)。照合の結果、指紋情報と生体認証情報が一致した場合、照合部54は、ユーザIDに紐付けて照合結果としてフラグに1をセットして照合結果記憶部32に記録する(ステップS4)。一致しなかった場合、照合部54は、ユーザIDに紐付けて照合結果としてフラグに0をセットして照合結果記憶部32に記録する。
そして、ユーザUは、販売エリアAで商品を選び、レジに持って行く。このとき、商品20が含まれているとする。商品登録装置300において、ユーザUが会員カード10を提示すると、ID取得部301は、コードスキャナ64により会員カード10から読み取られたユーザIDを取得する(ステップS11)。商品登録装置300の本人確認部303は、取得したユーザIDをサーバ装置100に送信して照合結果を要求する。そして、サーバ装置100は、照合結果記憶部32から、商品登録装置300から受信したユーザIDに紐付けられている照合結果を読み出して商品登録装置300に送信する(ステップS12)。商品登録装置300の本人確認部303は、サーバ装置100から照合結果を受信する。判定結果出力部306は、受信した照合結果をディスプレイ61に表示してもよい。
次いで、商品登録装置300において、登録部302は、コードスキャナ64に各商品のバーコードを読み取らせ商品IDを取得する(ステップS13)。登録部302は商品IDをPLUサーバ400に送信して、商品属性情報を要求する。PLUサーバ400は、商品属性情報記憶部34を参照し、商品登録装置300から照会のあった商品IDの属性情報を商品登録装置300に送信する(ステップS14)。
次いで、商品登録装置300の登録部302はPLUサーバ400から商品の属性情報を受信する。そして、受信した商品の属性情報に販売条件の設定があった場合、可否判定部56は、ステップS12で受信していた照合結果を参照し、フラグが1の場合、サーバ装置100にID取得部301が取得したユーザIDを送信して、ユーザの属性情報を要求する。フラグが0だった場合は、当該商品の登録処理は中止し、当該商品の当該ユーザへの販売は行わない。
サーバ装置100において、属性情報取得部104は、商品登録装置300から受信したユーザIDの属性情報のアクセス権限を有している場合(照合結果のフラグが1)、ユーザ属性情報記憶部36を参照し、当該ユーザIDに対応する属性情報を読み出して商品登録装置300に送信する(ステップS15)。
一方、ユーザの属性情報にアクセス権限を有していない場合、ユーザ属性情報を返信しない。このとき、アクセス権限を有していないことを示す情報またはエラーを返信してもよいし返信しなくいもよい。商品登録装置300の可否判定部56は、アクセス権限を有していないことを示す情報またはエラーを受信した場合、あるいは、サーバ装置100からの応答時間が閾値を超えた場合、ユーザ属性情報のアクセス権限を有していないと判断する。
そして、ユーザ属性情報が得られた場合、商品登録装置300の可否判定部56は、受信したユーザ属性情報とPLUサーバ400から受信した商品IDの属性情報の中にある販売条件とに基づいて、商品の販売の可否を判定する(ステップS16)。そして、結果出力部306は、例えば、商品登録装置300のディスプレイ61に商品の販売の可否に関する情報を表示する。店員Cは判定結果を見て、商品20をユーザUに販売可能か否かを確認できる。もし、ユーザUが未成年であった場合には、成人限定の商品20はユーザUに販売できないので、販売不可である通知がなされる。店員はユーザUに商品20は販売できない旨を伝え、ユーザUへの商品20の販売を中止できる。
このように、予め生体認証が完了していればレジで商品精算時に店員は顧客に年齢確認操作を依頼する必要がなく、顧客も年齢確認操作を行う必要がなく、顧客への商品20の販売可否を迅速に確認できる。
次に、各装置の動作についてそれぞれ詳細に説明する。図12は、本実施形態の生体認証装置200の動作の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザUは、店舗の入り口5に設置されている生体認証装置200のカード読取部202に会員カード10をかざす(又は挿入する)。カード読取部202により会員カード10がかざされたこと(又は挿入されたこと)を検知すると(ステップS201のYES)、UI部206は、ユーザに生体認証を行うためのガイダンスを出力する。この出力は、例えば、画像の表示または音声の出力である。このとき、カード読取部202は、会員カード10からユーザIDを読み取り取得する。
ユーザUは、ガイダンスに従って、例えば、指を生体情報取得部208の指紋読取部(不図示)に載せる。生体情報取得部208は、ユーザの指紋情報(生体情報)を取得する(ステップS203)。通信部204は、カード読取部202がユーザUの会員カード10から読み取ったユーザIDを指紋情報(生体情報)とともに送信する(ステップS205)。
図13は、本実施形態のサーバ装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この情報処理方法は、サーバ装置100を実現するコンピュータ80(図3)により実行される。本実施形態の情報処理方法は、サーバ装置100が、ステップS101〜ステップS105を実行することを含む。
具体的には、サーバ装置100において、照合部54は、生体認証装置200からユーザUの指紋情報とユーザIDを受信する(ステップS101)。そして、照合部54は、受信したユーザIDに紐付けられている生体認証情報をユーザ属性情報記憶部36から読み出し、読み出した生体認証情報と、受信したユーザUの指紋情報を照合する(ステップS103)。
そして、照合部54は、照合結果記憶部32(図5)に、照合結果をユーザIDに紐付けて記録する(ステップS105)。生体情報と生体認証情報が一致した場合はフラグに1がセットされ、一致しなかった場合はフラグに0がセットされる。
そして、ユーザUは、商品20を含む商品を選び、レジに向かう。
図14および図15は、本実施形態の商品登録装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、店員C又は顧客に対して、商品登録を行う前に会員カード10の提示を依頼する。
ID取得部301は、ユーザUが提示した会員カード10からコードスキャナ64を用いて読み取ったユーザIDを取得する(ステップS301)。そして、本人確認部303は、ステップS301で取得したユーザIDをサーバ装置100に送信し、当該ユーザIDのユーザの生体認証処理が完了しているか否かを問い合わせる。本人確認部303は、サーバ装置100からの応答を受信する。ここで、サーバ装置100からの応答は、上記した照合部54による照合結果である。サーバ装置100で照合結果記憶部32からユーザIDの照合結果を読み出し、商品登録装置300に返信すると、本人確認部303がその照合結果を受信する(ステップS302)。
受信した照合結果は商品登録装置300のメモリ84又はストレージ85に一時的に記憶される。また、結果出力部306により、照合結果は商品登録装置300のディスプレイ61に表示(フラグが1の場合、「本人確認完了」、フラグが0の場合、「本人確認未完了」と表示)されてもよい。
また、生体認証装置200において指紋情報と会員カード10の読み取り後、例えば、サーバ装置100における照合処理に時間がかかり、商品登録装置300における商品登録作業開始時に生体認証処理が完了していない場合が考えられる。その場合は、商品登録装置300において商品登録作業を行いながら、本人確認部303は、バックグラウンドで生体認証処理完了確認処理を所定のタイミングで販売条件が限定されている商品20の登録を行う前まで繰り返し行ってもよい。なお、照合結果が得られなかった場合も、結果出力部306は、未だ生体認証処理が完了していないこと示す情報をディスプレイ61に表示してもよい。
所定時間以上サーバ装置100から応答がなかった場合、エラーが返された場合、および、生体認証処理が完了していないことを示す情報を受信した場合、のいずれかの場合に、本人確認部303は、生体認証処理が完了していないと判断する。
ステップS302の時点で照合結果が得られなかった場合、以下の商品登録処理と並行してサーバ装置100に照合結果の要求を所定のタイミングで繰り返し行ってもよい。あるいは、サーバ装置100における照合が完了した時に、サーバ装置100が商品登録装置300に通知又は照合結果を送信してもよい。
そして、店員Cは商品の登録作業を始める。登録部302は、コードスキャナ64を用いて読み取られた登録処理を行う商品のバーコードから商品IDを取得する(ステップS303)。そして、登録部302は、取得した商品IDを取得してPLUサーバ400に送信して商品の属性情報を要求する。PLUサーバ400から商品登録装置300から照会のあった商品IDの属性情報が返信され、登録部302は商品の属性情報を受信する(ステップS304)。
そして、登録部302は、PLUサーバ400から受信した商品の属性情報から、その商品は販売条件を有する商品20か否かを判定する(ステップS305)。商品20の場合(ステップS305のYES)、販売可否判定処理を開始する(ステップS306)。販売可否判定処理については図15を用いて後述する。商品20でない場合(ステップS305のNO)、通常の商品登録処理を行う(ステップS307)。
ステップS306又はステップS307の後、他に登録すべき商品があれば(ステップS308のYES)、ステップS303に戻り、登録商品がなければ(ステップS308のNO)本処理を終了し、例えば、精算処理に進む(不図示)。
図15の販売可否判定処理では、可否判定部56が、ステップS302(図14)で受信した照合結果に基づいて、本人確認(生体認証)が完了しているか否かを判断する(ステップS321)。
上記したように、ユーザ属性情報記憶部36のユーザの属性情報は、サーバ装置100の照合部54による照合の結果、生体情報と生体認証情報が一致した場合(フラグが1)にのみ参照可能(アクセス権限が有る)となる。生体情報と生体認証情報が一致しない場合(フラグが0)は、ユーザ属性情報記憶部36のユーザの属性情報は参照できない(アクセス権限が無い)。つまり可否判定部56は可否判定ができないので、そのユーザには、販売条件が限定されている商品20を販売できないこととなる。
照合結果のフラグが1の場合、本人確認(生体認証)が完了していると判断し(ステップS321のYES)、ステップS323に進む。一方、照合結果のフラグが0の場合、本人確認が完了してないと判断し(ステップS321のNO)、上述した顧客に対して直接行う本人確認処理(ステップS322)に進む。この本人確認処理については前記した通りであるので、ここでは説明を省略する。本人確認ができた場合は、ステップS323に進み、本人確認できなかった場合(不図示)、この商品の販売を不可として、登録処理を中止し、図14のフローに戻る。
そして、可否判定部56が、ステップS301(図14)で取得したユーザIDをサーバ装置100に送信して当該ユーザの属性情報を要求する(ステップS323)。可否判定部56は、ステップS323でサーバ装置100から返信されたユーザの属性情報と、ステップS304(図14)でPLUサーバ400から受信した商品20の属性情報の中にある販売条件とに基づいて、当該商品20の販売の可否を判定する(ステップS324)。
また、この時点(販売条件が限定されている商品20の登録処理時)で商品登録装置300側で生体認証完了の確認ができていない場合であっても、サーバ装置100にユーザの属性情報を要求してもよい。サーバ装置100からユーザの属性情報を受信できなかった場合は、属性情報へのアクセス権限が得られなかったものと判断し、商品20の登録処理を中止し、当該ユーザへの商品20の販売を行わない。可否判定部56は、サーバ装置100からユーザの属性情報を受信できた場合、受信したユーザの属性情報と、PLUサーバ400から受信した商品の販売条件とに基づいて、ユーザの属性情報が商品の販売条件を満たすか否かを判定してもよい。
商品20の販売が可能な場合(ステップS324のYES)、登録部302は、当該商品20の登録処理を行い、図14のフローに戻る。
例えば、商品20の販売条件が成人であった場合、ユーザUの属性情報の年齢が20歳以上であり、販売条件を満たした場合、当該ユーザUに商品20の販売が許可される。ユーザUの年齢が20歳未満であり、販売条件を満たさなかった場合、当該ユーザUに商品20の販売は許可されない。商品20の販売が許可されなかった場合(ステップS324のNO)、ステップS325の商品登録処理はバイパスされ、図14のフローに戻る。
また、結果出力部306は、ステップS302で受信した照合結果を、例えば、商品登録装置300のディスプレイに表示してもよい。例として、結果出力部306は、このユーザUは成人であるか否かを示す情報をディスプレイに表示して、このユーザUは成人であるか否かを店員C又はユーザUに通知してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、商品登録装置300とは異なる場所に設置された、生体認証装置200を用いて本人確認を行う。そして、サーバ装置100は、予め、本人確認されたユーザIDであるか否かを記録する。そして、商品登録装置300は、商品登録を行う際に、本人確認されたユーザIDであればユーザUに紐付けられた属性情報をサーバ装置100から読み出して、当該ユーザに販売条件のある商品20の販売が許可されているか否かを判定して、表示又は音声出力することができる。また、販売が許可されない商品についは商品登録処理を中止することができる。
このように、本実施形態によれば、店員は商品登録装置300で顧客の年齢確認を行う必要がない。従って、商品登録処理を効率化でき、レジ待ち時間を短縮できる。特に、身分証明書の提示を顧客に求めての年齢確認は、店員にとっても顧客にとっても負担が大きかったが、その必要がなくなり、両者の負担が低減する。また、顧客も、酒やタバコ等の成人限定の商品20の購入時に年齢確認を行われることの煩わしさから解放される。このように、本実施形態によれば、本人確認および販売条件を満たすか否かの確認のための処理のうち、商品登録装置で行われる処理を少なくする情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
また、生体認証により本人確認を行うので、本実施形態によれば、未成年が他人の身分証明書を用いて他人になりすまして成人限定の商品20を購入することを防止できる。また、成人であるにも関わらず未成年に見える者にとっては、年齢確認作業は迷惑であったが、そのような作業が不要となる。
(第2の実施の形態)
本実施形態の情報処理システム1は上記構成例(a2)の構成を有する。
図16は、情報処理システム1全体のデータの流れを示す図である。情報処理システム1は、サーバ装置100とPLUサーバ400は備えず、生体認証装置200と商品登録装置300を備え、サーバ装置100とPLUサーバ400の機能を商品登録装置300が実現する。そして、商品登録装置300が、照合結果記憶部32と、商品属性情報記憶部34と、ユーザ属性情報記憶部36と、を有している。
図17は、本実施形態の商品登録装置300の構成を論理的に示す機能ブロック図である。商品登録装置300は、ID取得部301と、登録部302と、本人確認部303と、照合部54、可否判定部56と、結果出力部306と、を備える。
各ユニットは上記実施形態と同様の機能を有する。以下、図16を用いて、本実施形態の各装置の動作について、上記実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、ステップS1で取得したユーザUのユーザIDと指紋情報を通信部204が商品登録装置300に送信する(ステップS2)。そして、商品登録装置300において、照合部54が、生体認証装置200からユーザIDと指紋情報を受信する。
そして、照合部54が、ユーザ属性情報記憶部36を参照し、受信したユーザIDに対応する生体認証情報を読み出し、受信した指紋情報と読み出した生体認証情報とを照合する(ステップS3)。照合の結果、指紋情報と生体認証情報が一致した場合、照合部54は、ユーザIDに紐付けて照合結果としてフラグに1をセットして照合結果記憶部32に記録する(ステップS4)。一致しなかった場合、照合部54は、ユーザIDに紐付けて照合結果としてフラグに0をセットして照合結果記憶部32に記録する。
本人確認部303は、ステップS11でID取得部301が取得したユーザIDに対応する照合結果を照合結果記憶部32から読み出す(ステップS12)。次いで、登録部302は、ステップS13で取得した商品IDに対応する商品属性情報を商品属性情報記憶部34から読み出す(ステップS14)。
ステップS14で読み出した商品属性情報に販売条件の設定があった場合、可否判定部56は、ステップS12で取得した照合結果に基づいて、フラグが1の場合、ユーザ属性情報記憶部36からステップS11で取得したユーザIDに対応するユーザ属性情報を読み出す(ステップS15)。一方、フラグが0の場合、ユーザ属性情報のアクセス権限がないので当該商品の登録処理は中止し、当該商品の当該ユーザへの販売は行わない。
可否判定部56は、ステップS14で読み出した商品の販売条件とステップS15で読み出したユーザ属性情報に基づいて、商品の販売の可否を判定する(ステップS16)。
生体認証装置200および商品登録装置300の各ユニットの各機能は、図3および図4のコンピュータ80がそれぞれプログラム90を実行することにより実現される。
この構成によれば、サーバ装置100とPLUサーバ400の機能を生体認証装置200と商品登録装置300が実現するので、構成を簡素化できる。また、新たな装置を追加することなく、既存の装置のプログラムをアップデートすることで実現することができる。
(第3の実施の形態)
本実施形態は、上記の実施形態とは、照合部54による照合結果を時刻情報とともに照合結果記憶部32に記憶する点以外は同様である。以下、上記第1の実施形態の構成と組み合わせた例について説明するが、本実施形態は、第2の実施形態、又は後述する実施形態のいずれかとの組み合わせも可能である。
図18は、本実施形態の商品登録装置300の構成を論理的に示す機能ブロック図である。また、サーバ装置100については、図9を用いて説明する。
商品登録装置300は、図10の構成に加え、さらに、有効期限判定部308を備える。また、照合結果記憶部32は、図19のデータ構造を有する。
照合部54は、照合結果を時刻情報とともにユーザIDに紐付けて照合結果記憶部32(図19)に記憶する。ここで、時刻情報は、生体認証装置200から取得した生体情報に含まれる時刻情報、照合部54による生体情報の取得時刻、照合部54による照合時刻および記憶時刻のうちの少なくともいずれか一つである。
本人確認部303は、サーバ装置100から照合結果とともに時刻情報を取得する。有効期限判定部308は、取得した時刻情報に基づいて、当該照合結果が有効か否かを判定する。可否判定部56は、時刻情報に基づき有効と判断された照合結果に基づいて、商品20の販売可否判定を行う。
例えば、照合結果には、有効期限が予め定められているものとする。有効期限は、少なくともユーザUが来店時に生体認証処理を行った時点から買い物を終了させて退店するまでの間は有効であるように設定されるのが好ましい。有効期限は、時刻情報が示す時点から所定期間、例えば、2〜3時間とすることができる。有効期限の所定期間は、店舗(販売エリアA)の規模や顧客のその店舗(販売エリアA)における平均滞在時間等に基づき適宜設定可能とする。
そして、有効期限判定部308は、取得した時刻情報が示す時点からの経過時間が有効期限の所定期間内か否かで、当該照合結果が有効か否かを判定する。有効期限判定部308は、取得した時刻情報が示す時点からの経過時間が有効期限の所定期間内であれば、照合結果は有効であると判定する。一方、有効期限判定部308は、取得した時刻情報が示す時点からの経過時間が有効期限の所定期間内でなければ、照合結果は無効であると判定する。
このように構成された本実施形態の情報処理システム1の各装置の動作について説明する。図20は、本実施形態のサーバ装置100の動作のうち、図13の第1の実施形態の動作手順と異なる部分の一例を示すフローチャートである。本実施形態のサーバ装置100の動作手順は、ステップS105の処理内容が異なる以外は、図13の第1の実施形態と同じである。
照合結果と時刻情報を取得した(ステップS103)後のステップS105において、照合部54は、ステップS103で取得した照合結果とともに、時刻情報を、当該ユーザUのユーザIDに紐付けて照合結果記憶部32(図19)に記憶する。
図21(a)および図21(b)は、本実施形態の商品登録装置300の動作のうち、図14および図15の第1の実施形態の動作手順と異なる部分の一例をそれぞれ示すフローチャートである。本実施形態の商品登録装置300の動作手順は、図14のステップS302で、照合部54が照合結果とともに時刻情報を取得し、生体認証処理が完了しているか否かを確認する点と、さらに、図15に示す販売可否判定処理のステップS321の前にも生体認証処理が完了しているか否かを確認する点以外は、第1の実施形態と同じである。
まず、図14のステップS301の後、図21(a)のステップS302において、本人確認部303は、サーバ装置100から照合結果とともに時刻情報を受信する。具体的には、本人確認部303は、ステップS301で取得したユーザIDをサーバ装置100に送信し、当該ユーザIDのユーザの生体認証処理が完了しているか否かを問い合わせる。サーバ装置100では、商品登録装置300からユーザIDを受信すると、受信したユーザIDに対応する照合結果と時刻情報を照合結果記憶部32から読み出し、商品登録装置300に返信する。すると、本人確認部303がその照合結果と時刻情報を受信する。
そして、有効期限判定部308は、ステップS302で取得した時刻情報が示す時点からの経過時間が有効期限内か否かを判定する(ステップS311)。有効期限内でない場合、受信した照合結果は無効となるので、例えば、照合結果のフラグを0に書き換えて、照合結果として商品登録装置300のメモリ84又はストレージ85に一時的に記憶してもよいし、または、照合結果が無効であることを示す情報を記憶してもよい。一方、有効期限内の場合、受信した照合結果はそのまま商品登録装置300のメモリ84又はストレージ85に一時的に記憶される。また、結果出力部306により、照合結果は商品登録装置300のディスプレイ61に表示(フラグが1の場合、「本人確認完了」、フラグが0の場合、「本人確認未完了」と表示)されてもよい。そして、図14のステップS303に進む。
また、販売可否判定処理において、図21(b)に示すように、有効期限判定部308は、図21(a)のステップS302で取得した時刻情報が示す時点からの経過時間が有効期限内か否かを判定する(ステップS313)。有効期限内の場合(ステップS313のYES)、図15のステップS321に進み、照合結果に基づき本人確認(生体認証)が完了しているか否かを判断する。一方、有効期限内でない場合(ステップS313のNO)、図15のステップS322に進み、顧客に対して直接行う本人確認処理を行う。図21(a)のステップS311で照合結果を0に書き換えた場合は、図21(b)のステップS313は省略してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏するとともに、照合結果に有効期限を設け、有効期限が切れている照合結果は無効とするので、例えば、顧客による期限切れの他人の会員カード10を借用しての成りすましを防止できる。
また、結果出力部306は、有効期限が切れた照合結果は出力(表示)しない、または、照合結果が無効であることを表示するので、照合結果の有効期限が切れていることを店員は認識でき、顧客に販売条件が限定されている商品20の販売を行わないようにすることができる。
(第4の実施の形態)
本実施形態は、第3の実施形態と同様に、照合結果に有効期限を設けた点で第1および第2の実施形態と相違する。また、本実施形態は、第3の実施形態とは、照合結果の有効期限を監視し、有効期限が切れた照合結果を照合結果記憶部32から削除する監視部108を有する点で相違し、それ以外は同じである。サーバ装置100の説明に際しては図9を用い、商品登録装置300の説明に際しては図18を用いる。
図22は、本実施形態のサーバ装置100の論理的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施形態のサーバ装置100は、監視部108を有する点を除いて、第1〜第3の実施形態と同じである。また、照合結果記憶部32は、図19と同じデータ構造を有する。
照合部54は、照合結果を時刻情報とともに記録する。監視部108は、時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、ユーザUのユーザIDに紐付けられた照合結果および時刻情報を照合結果記憶部32(図19)から削除する。
所定期間は、第3の実施形態で説明した有効期限の所定期間と同じであってよい。つまり、時刻情報が示す時点から、例えば、2〜3時間程度経過した時間としてよい。所定期間は、店舗の規模や顧客の店舗における平均滞在時間等に基づき適宜設定可能とする。
本実施形態の商品登録装置300は、有効期限判定部308(図18)をさらに有する点以外は、第1または第2の実施形態と同じである。また、本実施形態の商品登録装置300は、有効期限判定部308の処理内容が第3の実施形態と異なる以外は、第3の実施形態と同じである。
有効期限判定部308は、サーバ装置100から当該ユーザUのユーザIDに紐付けられた照合結果を取得できたか否かを判定する。
以下、本実施形態の情報処理システム1の各装置の動作について説明する。図23は、本実施形態のサーバ装置100の動作のうち、図13または図20に示した動作手順と異なる部分の一例を示すフローチャートである。本実施形態のサーバ装置100の動作手順は、図20に示したフローチャートに、ステップS111およびステップS113をさらに含む点以外は第3の実施形態と同じである。
図23のステップS105において、照合部54は、照合結果と時刻情報を当該ユーザUのユーザIDに紐付けて照合結果記憶部32(図19)に記憶する。その後、監視部108が、所定期間が経過したか否かを監視する(ステップS111)。そして、所定期間が経過すると(ステップS111のYES)、監視部108は、当該ユーザUのユーザIDに紐付けられている照合結果と時刻情報を照合結果記憶部32から削除する(ステップS113)。
図24は、本実施形態の商品登録装置300の動作の一部を示すフローチャートである。本実施形態の商品登録装置300の動作手順は、ステップS302の後、さらに、ステップS313を含む点で、第1または第2の実施形態と相違する。
本人確認部303は、ステップS301(図14)で取得したユーザIDをサーバ装置100に送信して、このユーザIDに紐付けられた照合結果を要求する(ステップS302)。サーバ装置100は、照合結果記憶部32を参照し、当該ユーザIDに紐付けられた照合結果を探し、照合結果が見つかると商品登録装置300にその照合結果を送信する。そして、本人確認部303は、サーバ装置100から照合結果を受信する。そして、本人確認部303は、ステップS302で照合結果が取得できたか否かを確認する(ステップS313)。ステップS302で受信した照合結果は商品登録装置300のメモリ84又はストレージ85に一時的に記憶される。また、結果出力部306により、照合結果は商品登録装置300のディスプレイ61に表示(フラグが1の場合、「本人確認完了」、フラグが0の場合、「本人確認未完了」と表示)されてもよい。
一方、サーバ装置100の照合結果記憶部32に当該ユーザIDの照合結果がなかった場合、サーバ装置100は商品登録装置300のその旨を通知するか、あるいは、商品登録装置300側でタイムオーバー等のエラー検出により、当該ユーザUの情報がなかったものと判断する。
当該ユーザUの情報が得られなかった場合、第1の実施形態では、商品登録処理と並行してサーバ装置100に照合結果の要求を所定のタイミングで繰り返し行っていた。しかし、第1の実施形態とは異なり、この場合は、生体認証処理が完了していないために照合結果が存在しないのではなく、照合結果の有効期限が切れているために照合結果が存在しないので、サーバ装置100への要求を繰り返しても照合結果が得られることがない。そのため、本実施形態では、ステップS302で照合結果が得られなかった場合、サーバ装置100への再要求は行わない。ただし、図15の販売可否判定処理のステップS321前に、本人確認部303が照合結果をサーバ装置100に要求してもよい。そして、ステップS313の後、図14のステップS303に進み、上記実施形態と同様に動作する。
また、照合結果が得られていない場合、図15の販売可否判定処理では、生体認証処理が完了していないものとして(ステップS321のNO)、顧客に対して直接行う本人確認処理(ステップS322)に進む。以降、第1の実施形態と同様に動作する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏するとともに、照合結果に有効期限を設け、監視部108により、有効期限が切れた照合結果は照合結果記憶部32から削除される。このため、第3の実施形態と同様に、有効期限が切れている照合結果は削除されるので、例えば、顧客による他人の会員カード10を借用しての成りすましを防止できる。
また、結果出力部306は、有効期限が切れた照合結果は出力(表示)しない、または、生体認証が完了していないことを表示するので、店員は顧客に本人確認を求めたり、販売条件が限定されている商品20の販売を行わないようにしたりすることができる。
(第5の実施の形態)
図25は、本実施形態に係るサーバ装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。図26は、本実施形態に係る生体認証装置200の構成を論理的に示す機能ブロック図である。また、商品登録装置300については、図10を用いて説明する。本実施形態は、顧客ユーザが会員カード10を忘れた場合に対応するための構成を有する以外は上記いずれかの実施形態と同様の構成を有する。ここでは、第1の実施形態と組み合わせた例を説明するが、本実施形態を他の実施形態と組み合わせることもできる。
図25のサーバ装置100は、図9の構成に加え、さらに、識別情報発行部120を備える。図26の生体認証装置200は、図8の構成に加え、さらに、提供部210を備える。
サーバ装置100において、識別情報発行部120は、ユーザが会員カード10を忘れた場合に、照合部54に生体認証装置200から受信した生体情報に対応するユーザIDを検索させ、得られたユーザIDを生体認証装置200に送信する。
生体認証装置200において、生体認証装置200のUI部206は、ユーザが会員カード10を忘れたことを示すカード忘れ操作ボタン(不図示)等を含む。この操作ボタンは、ハード的な押下ボタンでもよい、ディスプレイ上に表示されるソフト的な操作ボタン等のGUI(Graphical User Interface)でもよい。
提供部210は、サーバ装置100から受信したユーザIDを記録した媒体を当該ユーザに提供する。ここで、媒体の提供は、紙からなるシートやプラスチックカードに、ユーザIDを示すバーコード、QRコード等を印刷して出力したり、磁気カードにユーザIDを記録して発行したりして行うことができるが、これらに限定されない。生体認証装置200は、出力される媒体に適した出力装置をさらに備える。
その他の各装置の各ユニットは、上記実施形態と同様の機能を有する。以下、図27を用いて、本実施形態の各装置の動作の概要について、図11の上記実施形態のフローと異なる点について説明する。
まず、生体認証装置200において、UI部206は、ユーザによるカード忘れ操作ボタンの押下を受け付けると、その旨を通信部204に通知する。通信部204は、カード忘れ操作ボタンが操作されたことを示す情報を、ステップS1で生体情報取得部208が取得したユーザの生体情報(指紋情報)とともに、サーバ装置100に送信する(ステップS2)。
なお、カード忘れを示す情報は、必ずしも生体認証装置200からサーバ装置100に送信しなくてもよい。例えば、生体認証装置200から指紋情報とユーザIDをサーバ装置100に送信する構成においては、生体認証装置200からユーザUの指紋情報のみを受信したことに基づいて、サーバ装置100がカード忘れを認識してもよい。
あるいは、生体認証装置200は、ユーザが装置の前に立ったことを検知する検知部(不図示)をさらに備え、検知部がユーザの存在を検知すると、UI部206がユーザに会員カード10の挿入を促すメッセージ等を表示または音声出力してもよい。そして、カード読取部202は会員カード10からユーザIDを読み取る。カード読取部202は、ユーザの検知から所定時間経過した後も、会員カード10の挿入が検知できない場合又はユーザIDが取得できない場合に、カード忘れと判断してもよい。そして、カード読取部202は、生体情報取得部208が取得したユーザの生体認証情報とともに、サーバ装置100にユーザのカード忘れを示す情報を送信してもよい。このように、カード忘れ操作ボタンの操作を受け付けなくてもカード忘れとして処理できてよい。
そして、サーバ装置100において、照合部54は、ユーザ属性情報記憶部36に予め登録されている生体認証情報の中から、生体認証装置200から受信した生体情報と一致するものを探す(ステップS3)。照合の結果、指紋情報と生体認証情報が一致した場合、識別情報発行部120は、その生体認証情報に紐付けられているユーザIDを生体認証装置200に送信する(ステップS31)。さらに、照合部54は、そのユーザIDの生体認証処理が完了したことを示す情報、すなわち、照合結果のフラグに1をセットして照合結果記憶部32に記憶する(ステップS4)。一致しなかった場合、本人確認ができない旨を生体認証装置200に通知する。
生体認証装置200において、通信部204は、サーバ装置100からユーザIDを受信する。そして、提供部210は、サーバ装置100から受信したユーザIDを記録した媒体12を当該ユーザに提供する(ステップS32)。媒体12は、例えばユーザIDを示すQRコードが印刷された紙のシートである。
また、ユーザUの携帯端末に本システム用のアプリケーションを予めインストールしておき、携帯端末が、このアプリケーションを用いて、生体認証装置200から非接触通信等でユーザIDを受信して携帯端末内のメモリ又はICメモリ等に記録してもよい。この場合、このアプリケーションは、必要に応じて、メモリ又はICメモリに記録したユーザIDを示すバーコード又はQRコードを表示させてもよい。
そして、ユーザUは、商品20を選んだ後、ユーザIDを記録した媒体と商品20を持ってレジに向かう。商品登録装置300において、ID取得部301は、コードスキャナ64を用いて、ユーザUから提示される媒体12からユーザIDを読み取る(ステップS11)。例えば、ID取得部301は、コードスキャナ64を用いて紙のシート(媒体12)に記録されているバーコード、または、ユーザUのスマートフォンに表示されているQRコード等を読み取り、ユーザIDを取得する。あるいは、磁気カード読取装置(不図示)を用いてカードに記録されているユーザIDを読み取る。あるいは、ユーザUのスマートフォンと通信してICメモリに記録されているユーザIDを示す情報を非接触通信等で受信してもよい。
そして、商品登録装置300の本人確認部303は、取得したユーザIDをサーバ装置100に送信して照合結果を要求する。そして、サーバ装置100は、照合結果記憶部32から、商品登録装置300から受信したユーザIDに紐付けられている照合結果を読み出して商品登録装置300に送信する(ステップS12)。商品登録装置300の本人確認部303は、サーバ装置100から照合結果を受信する。以下、図11と同様に動作する。
以下、サーバ装置100、生体認証装置200、および商品登録装置300の動作について、上記実施形態と異なる点について、図28、図29、及び図30を用いて説明する。
図28は、本実施形態の生体認証装置200の動作の一例を示すフローチャートである。図28は、図12の第1の実施形態のフローチャートのステップ201〜ステップS205に加え、ステップS202、ステップS207〜ステップS209を含む。また、図28のステップS205は、図12のステップS205と処理内容が異なる。
図29は、本実施形態のサーバ装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図29は、図13の第1の実施形態のステップS101〜ステップS105に加え、ステップS121〜ステップS129をさらに含む。
まず、ユーザUが生体認証装置200の前に立つと、生体認証装置200の検知部がユーザUの存在を検知して、図28の処理手順が開始される。そして、カード読取部202は、会員カード10を検知するまで待機する(ステップS201)。このとき、UI部206はユーザに会員カード10をカード読取部202にかざす又は挿入するように促すガイダンスを表示または音声出力してもよい。さらに、ユーザUの存在の検知後、会員カード10がかざされる又は挿入されるのを待ってもよいし、生体認証装置200に設けられたカード忘れ操作ボタンの押下を待ってもよい(ステップS202)。上記したように、所定時間経過してもいずれも検知できなかった場合、カード忘れとして判断(ステップS202のYES)してよい。
カード読取部202は、会員カード10を検知するか(ステップS201のYES)、又は、カード忘れ操作ボタンの押下を受け付けると(ステップS201のNOかつステップS202のYES)、生体情報取得部208はユーザUの指紋情報を取得する(ステップS203)。このとき、UI部206は、ユーザに指紋読取部に指を載せる指示を表示又は音声出力してもよい。
また、カード読取部202が会員カード10を受け付けたとき(ステップS201のYES)、カード読取部202は、会員カード10からユーザUのユーザIDを読み取る。そして、通信部204は、生体情報取得部208が取得したユーザUの指紋情報と、ステップS201で読み取ったユーザIDをサーバ装置100に送信する(ステップS205)。この処理は、第1実施形態と同じである。
一方、会員カード10を受け付けず(ステップS201のNO)、かつ、UI部206がカード忘れ操作ボタンの押下を受け付けた場合(ステップS202のYES)、あるいは、会員カード10が所定時間検知されなかった場合(ステップS202のYES)、ステップS203で、生体情報取得部208はユーザUの指紋情報を取得し、通信部204は、生体情報取得部208が取得したユーザUの指紋情報と、ステップS202で判断したカード忘れを示す情報をサーバ装置100に送信する(ステップS205)。なお、カード忘れを示す情報は、送信しなくてもよい。
次に、図29において、サーバ装置100の照合部54が、生体認証装置200からユーザUの指紋情報とカード忘れ情報、又はユーザIDを受信する(ステップS101)。そして、ユーザが会員カード10を忘れていないかを判定する(ステップS121)。
生体認証装置200からユーザが会員カード10を忘れたことを示す情報を受信している場合、又は、ユーザUのユーザIDを受信してない場合、ユーザUは会員カード10を忘れたと判断する(ステップS121のYES)。
一方、生体認証装置200からユーザが会員カード10を忘れたことを示す情報を受信していない場合、又は、ユーザUのユーザIDを受信している場合、ユーザUは会員カード10を忘れていないと判断してよい(ステップS121のNO)。会員カード10を忘れていないと判定された場合は(ステップS121のNO)、ステップS103に進み、第1実施形態と同様に動作する。
会員カード10を忘れていると判定された場合(ステップS121のYES)、照合部54は、ユーザ属性情報記憶部36(図7)を参照し、受信したユーザUの指紋情報に一致する生体認証情報を検索する(ステップS123)。受信した指紋情報に一致する生体認証情報がユーザ属性情報記憶部36に登録されていた場合(ステップS125のYES)、その生体認証情報に紐付けられているユーザIDを取得する(ステップS127)。そして、取得したユーザIDを生体認証装置200に送信する(ステップS129)。受信した指紋情報に一致する生体認証情報がユーザ属性情報記憶部36に登録されていなかった場合(ステップS125のNO)、そのまま処理を終了するか、又はサーバ装置100に生体認証(本人確認)に失敗した旨を通知してから(不図示)、本処理を終了する。
次に、図28に戻り、生体認証装置200において、通信部204は、サーバ装置100からユーザIDを受信すると(ステップS207のYES)、提供部210は、受信したユーザIDを媒体に記録し、この媒体をユーザに提供し(ステップS208)、本処理を終了する。例えば、提供部210は、紙のシートにユーザIDを記録したQRコードを印刷して出力してユーザUに提供する。ユーザUは、この紙のシートと商品20を持ってレジに行き、ユーザIDを記録した媒体と商品20を店員に渡す。
一方、サーバ装置100からユーザIDを受信しなかった場合、又は、生体認証(本人確認)に失敗した旨の通知を受信した場合(ステップS207のNO)、UI部206が、ユーザに本人確認ができなかった旨を通知するメッセージを表示または音声出力し(ステップS209)、本処理を終了する。
本実施形態において、商品登録装置300の動作は、第1の実施形態とは、図14のステップS301において、ユーザから提示される会員カード10に替えて、媒体12からユーザIDを読み取る点以外は、全て同じである。ID取得部301は、コードスキャナ64を用いて紙のシートに記録されているQRコードを読み取り、ユーザIDを取得することができる。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム1によれば、顧客が会員カード10を忘れた場合であっても、ユーザ又は店員に余計な手間をかけずに、ユーザの本人確認と、販売条件を満たしているか否かを判別できる。そして、その照合結果を店員に通知することができ、上記いずれかの実施形態と同様な効果を奏する。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記実施形態では、照合結果に依らず、販売エリアAへのユーザUの進入は自由であった。例えば、販売条件が限定されている商品20のみを取り扱っている店舗やテナント等においては、通路7から販売エリアAに入る境界にゲート(不図示)を設けてもよい。サーバ装置100は、照合部54の照合結果に応じて、ゲートの開閉を制御する制御装置に対して、ゲートの開閉を制御する指示を送信する制御部(不図示)をさらに有してよい。
制御部は、ユーザUの属性情報が商品20の販売条件を満たしていない場合は、ゲートを閉じる指示、又はゲートを開けない指示をゲート制御装置に送信する。一方、制御部は、ユーザUの属性情報が商品20の販売条件を満たしている場合は、ゲートを開ける指示をゲート制御装置に送信する。
この構成では、販売条件を満たしている顧客のみが販売エリアAに入ることができるので、商品登録装置300側でユーザUの照合結果を確認する必要はない。よって、商品登録装置300側での確認処理が不要であり、商品登録装置300の本人確認部303、結果出力部306、および有効期限判定部308等は不要である。つまり、商品登録装置300には、特別な構成を含めなくてよく、従前の装置をそのまま利用できる。
また、他の実施形態において、ユーザUが販売エリアAから退出する時、照合結果記憶部32からユーザUのユーザIDに紐付けられている照合結果(および時刻情報)を削除する構成を有してもよい。例えば、ユーザUが販売エリアAから退出する際に通るゲートの手前に、ユーザUの会員カード10を読み取るカード読取部(不図示)を設置する。カード読取部は、会員カード10から読み取ったユーザIDをサーバ装置100に送信し、サーバ装置100の監視部108は、カード読取部から受信したユーザIDに紐付けられている照合結果(および時刻情報)を照合結果記憶部32から削除する。
他の実施形態において、販売条件は、商品毎、商品分類毎に異なる条件を設定できてよい。商品属性情報記憶部34に、商品毎又は商品分類毎に販売条件を予め設定しておいてよい。さらに、可否判定部56は、商品毎又は商品分類毎に販売可否判定を行う。
また、以下、上記構成例(a3)〜(a6)について、システム全体の動作を示すフローを、図30〜図33にそれぞれ示す。
図30は、構成例(a3)のシステム全体の動作を示すフロー図である。情報処理システム1は、生体認証装置200と、商品登録装置300と、PLUサーバ400とを備える。サーバ装置100の機能は商品登録装置300が備え、情報処理システム1はサーバ装置100を含まない。
図31は、構成例(a4)のシステム全体の動作を示すフロー図である。情報処理システム1は、サーバ装置100と、生体認証装置200と、商品登録装置300とを備える。PLUサーバ400の機能は商品登録装置300が備え、情報処理システム1はPLUサーバ400を含まない。
図32は、構成例(a5)のシステム全体の動作を示すフロー図である。情報処理システム1は、サーバ装置100と、生体認証装置200と、商品登録装置300とを備える。PLUサーバ400の機能はサーバ装置100が備え、情報処理システム1はPLUサーバ400を含まない。
図33は、構成例(a6)のシステム全体の動作を示すフロー図である。情報処理システム1は、生体認証装置200と、商品登録装置300とを備える。PLUサーバ400の機能は商品登録装置300が備え、サーバ装置100の機能は生体認証装置200が備え、情報処理システム1はサーバ装置100とPLUサーバ400を含まない。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 購入する商品を登録する商品登録装置と、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
を備え、
前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段を備え、
前記商品登録装置は、購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段を備え、
前記生体認証装置が取得した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備える、情報処理システム。
2. 1.に記載の情報処理システムにおいて、
前記照合手段は、前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録し、
前記可否判定手段は、前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する、情報処理システム。
3. 2.に記載の情報処理システムにおいて、
前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する手段をさらに備える、情報処理システム。
4. 1.から3.いずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記可否判定手段による判定結果の少なくとも一方を出力する結果出力手段をさらに備える、情報処理システム。
5. 商品を購入のために登録する商品登録装置と、
商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
を備え、
前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置を用いてユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段と、
前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの前記属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備え、
前記ユーザ情報取得手段により前記ユーザの識別情報が取得できなかった場合、前記照合手段は、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合し、
前記生体認証装置は、前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に予めに対応付けて記憶されているユーザの識別情報を記録した記録媒体を当該ユーザに提供する提供手段をさらに備える、情報処理システム。
6. 5.に記載の情報処理システムにおいて、
前記照合手段は、前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録し、
前記可否判定手段は、前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する、情報処理システム。
7. 6.に記載の情報処理システムにおいて、
前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する手段をさらに備える、情報処理システム。
8. 5.から7.いずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記可否判定手段による判定結果の少なくとも一方を出力する結果出力手段をさらに備える、情報処理システム。
9. 購入する商品を登録する商品登録装置であって、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置にネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、
購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記生体認証装置から受信した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置から受信した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記識別情報取得手段により前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備える、商品登録装置。
10. 9.に記載の商品登録装置において、
前記照合手段は、前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録し、
前記可否判定手段は、前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する、商品登録装置。
11. 10.に記載の商品登録装置において、
前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する手段をさらに備える、商品登録装置。
12. 9.から11.いずれか一つに記載の商品登録装置において、
前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記可否判定手段による判定結果の少なくとも一方を出力する結果出力手段をさらに備える、商品登録装置。
13. 購入する商品を登録する商品登録装置とネットワークを介して接続され、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設置される、ユーザの識別情報と生体情報を取得する生体認証装置とネットワークを介して接続され、
購入する商品の登録に際し、前記商品登録装置により取得されたユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記生体認証装置により取得された前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置により取得された前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記識別情報取得手段により前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備える、情報処理装置。
14. 13.に記載の情報処理装置において、
前記照合手段は、前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録し、
前記可否判定手段は、前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する、情報処理装置。
15. 14.に記載の情報処理装置において、
前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する手段をさらに備える、情報処理装置。
16. 13.から15.いずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記可否判定手段による判定結果の少なくとも一方を出力する結果出力手段をさらに備える、情報処理装置。
17. 購入する商品を登録する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置とネットワークを介して接続されるとともに、前記情報処理装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置から、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、
取得した前記ユーザの生体情報と、取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報との照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、
購入する商品の登録に際し、前記ユーザの識別情報を取得し、
販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する、
情報処理方法。
18. 17.に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置は、さらに、
前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録し、
前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する、情報処理方法。
19. 18.に記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置は、さらに、
前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する、情報処理方法。
20. 17.から19.いずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記情報処理装置は、さらに、
前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記販売の可否の判定による判定結果の少なくとも一方を出力する、情報処理方法。
21. コンピュータに、
購入する商品を登録する商品登録装置とネットワークを介して接続されるとともに、前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置から、ユーザの識別情報と生体情報を取得する手順、
取得した前記ユーザの生体情報と、取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する手順、
照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能にする手順、
を実行させるためのプログラム。
22. 21.に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、さらに、
販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記照合結果に基づき、前記ユーザの属性情報が参照可能な場合、当該ユーザの属性情報を参照し、得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する手順、
を実行させるためのプログラム。
23. 22.に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、さらに、
前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録する手順、
前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する手順、
を実行させるためのプログラム。
24. 23.に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、さらに、
前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する手順、
を実行させるためのプログラム。
25. 22.から24.いずれか一つに記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、さらに、
前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記販売の可否を判定する手順における判定結果の少なくとも一方を出力する手順、
を実行させるためのプログラム。
1 情報処理システム
3 ネットワーク
5 入り口
7 通路
10 会員カード
12 媒体
20 商品
32 照合結果記憶部
34 商品属性情報記憶部
36 ユーザ属性情報記憶部
50 情報処理装置
52 ユーザ情報取得部
54 照合部
56 可否判定部
80 コンピュータ
82 CPU
84 メモリ
85 ストレージ
86 I/O
87 通信I/F
89 バス
90 コンピュータプログラム
61 ディスプレイ
62 入力装置
63 プリンタ
64 コードスキャナ
65 スピーカ
100 サーバ装置
104 属性情報取得部
108 監視部
110 記憶装置
120 識別情報発行部
200 生体認証装置
202 カード読取部
204 通信部
206 UI部
208 生体情報取得部
210 提供部
300 商品登録装置
301 ID取得部
302 登録部
303 本人確認部
306 結果出力部
308 有効期限判定部
400 PLUサーバ
C 店員
U ユーザ
A 販売エリア
第一の側面は、情報処理システムに関する。
第一の側面に係る第1の情報処理システム装置は、
購入する商品を登録する商品登録装置と、
前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
サーバ装置と、
を含み、
前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段を有し、
前記商品登録装置は、購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段を有し、
前記生体認証装置が取得した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を有し、
前記照合手段の各機能は、前記サーバ装置、前記商品登録装置および前記生体認証装置のいずれか又はこれらの組み合わせによって実現され、
前記可否判定手段の各機能は、前記サーバ装置、および前記商品登録装置のいずれか又はこれらの組み合わせによって実現される。
第一の側面に係る第2の情報処理システム装置は、
商品を購入のために登録する商品登録装置と、
商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
サーバ装置と、
を含み、
前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
前記生体認証装置を用いてユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段と、
前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの前記属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を有し、
前記ユーザ情報取得手段、および前記照合手段の各機能は、前記サーバ装置、前記商品登録装置および前記生体認証装置のいずれか又はこれらの組み合わせによって実現され、
前記可否判定手段の各機能は、前記サーバ装置、および前記商品登録装置のいずれか又はこれらの組み合わせによって実現され、
前記ユーザ情報取得手段により前記ユーザの識別情報が取得できなかった場合、前記照合手段は、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合し、
前記生体認証装置は、前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に予めに対応付けて記憶されているユーザの識別情報を記録した記録媒体を当該ユーザに提供する提供手段をさらに有する。

Claims (10)

  1. 購入する商品を登録する商品登録装置と、
    前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
    を備え、
    前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
    前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段を備え、
    前記商品登録装置は、購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段を備え、
    前記生体認証装置が取得した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備える、情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記照合手段は、前記生体情報と前記生体認証情報とが一致したか否かを示す照合結果を時刻情報とともに、当該ユーザに紐付けて記録し、
    前記可否判定手段は、前記時刻情報に基づき有効と判断された前記照合結果に基づき、前記商品の販売の可否を判定する、情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記時刻情報が示す時点から所定期間経過後に、前記ユーザに紐付けられている前記照合結果および前記時刻情報を削除する手段をさらに備える、情報処理システム。
  4. 請求項1から3いずれか一項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記生体情報と前記生体認証情報が一致したか否かを示す情報、および、前記可否判定手段による判定結果の少なくとも一方を出力する結果出力手段をさらに備える、情報処理システム。
  5. 商品を購入のために登録する商品登録装置と、
    商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置と、
    を備え、
    前記商品登録装置と前記生体認証装置とは、ネットワークを介して接続され、
    前記生体認証装置を用いてユーザの識別情報と生体情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得したユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの前記属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備え、
    前記ユーザ情報取得手段により前記ユーザの識別情報が取得できなかった場合、前記照合手段は、前記生体認証装置が取得した前記ユーザの前記生体情報と、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合し、
    前記生体認証装置は、前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に予めに対応付けて記憶されているユーザの識別情報を記録した記録媒体を当該ユーザに提供する提供手段をさらに備える、情報処理システム。
  6. 購入する商品を登録する商品登録装置であって、
    前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置にネットワークを介して接続され、
    前記生体認証装置は、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、
    購入する商品の登録に際し、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記生体認証装置から受信した前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置から受信した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記識別情報取得手段により前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備える、商品登録装置。
  7. 購入する商品を登録する商品登録装置とネットワークを介して接続され、
    前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設置される、ユーザの識別情報と生体情報を取得する生体認証装置とネットワークを介して接続され、
    購入する商品の登録に際し、前記商品登録装置により取得されたユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記生体認証装置により取得された前記ユーザの生体情報と、前記生体認証装置により取得された前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、販売条件のある商品を登録する際に、前記識別情報取得手段により前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、参照して得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する可否判定手段と、を備える、情報処理装置。
  8. 購入する商品を登録する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置とネットワークを介して接続されるとともに、前記情報処理装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置から、ユーザの識別情報と生体情報を取得し、
    取得した前記ユーザの生体情報と、取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報との照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能であり、
    購入する商品の登録に際し、前記ユーザの識別情報を取得し、
    販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記ユーザの属性情報を参照し、前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する、
    情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    購入する商品を登録する商品登録装置とネットワークを介して接続されるとともに、前記商品登録装置の設置場所とは異なる場所に設けられる生体認証装置から、ユーザの識別情報と生体情報を取得する手順、
    取得した前記ユーザの生体情報と、取得した前記ユーザの識別情報に対応する、ユーザの識別情報に予め対応付けて記憶されている生体認証情報とを照合する手順、
    照合結果に基づき、前記生体情報と前記生体認証情報が一致した場合、一致した前記生体認証情報に対応する、生体認証情報に予め対応付けて記憶されているユーザの属性情報を参照可能にする手順、
    を実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムにおいて、
    コンピュータに、さらに、
    販売条件のある商品を登録する際に、前記商品の登録に際し取得した前記ユーザの識別情報に対応する前記照合結果に基づき、前記ユーザの属性情報が参照可能な場合、当該ユーザの属性情報を参照し、得られた前記ユーザの属性情報に基づいて、前記販売条件のある商品の販売の可否を判定する手順、
    を実行させるためのプログラム。
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