JP2019152973A - 情報処理装置、プログラム、発送方法及び作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な宛先を選択してメッセージを発送することができる情報処理装置等を提供する。【解決手段】情報処理装置1は、ユーザと、該ユーザの住所とを対応付けて記憶する第1記憶部と、メッセージの発送元と、該発送元から発送する前記メッセージの印刷データとを対応付けて記憶する第2記憶部と、前記発送元がネットワーク上に出力した情報に対し、前記ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得する取得部と、前記エンゲージメント情報を取得した場合、前記第1記憶部において前記ユーザに対応付けられた住所と、前記第2記憶部において前記発送元に対応付けられた印刷データとに基づき、前記メッセージを印刷して前記ユーザ宛に発送する発送情報を生成する生成部と、生成した前記発送情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、プログラム、発送方法及び作成方法に関する。
ダイレクトメール等の郵送物の作成及び発送を支援する種々のシステムがある。例えば特許文献1では、ダイレクトメールの発送を代理する発送業務を行うシステムであって、百貨店、ショッピングセンター等の大型店舗向けに、大型店舗内の各売場店舗からダイレクトメールの原稿データを取得し、大型店舗全体で一括してダイレクトメールを印刷し、発送するシステムが開示されている。特許文献1によれば、ダイレクトメールを一括で印刷及び発送することで、大型店舗全体でのコストを下げることができる。
一方で、ダイレクトメールはコストだけでなく、ダイレクトメールを発送したことで商品購入等のコンバージョンに繋がるか、つまり宣伝効果も重要となる。特許文献1に記載のシステムのように、ダイレクトメールを決められた顧客宛に発送するだけでは、顧客はダイレクトメールに関心を持たず、開封されないことも多い。
一つの側面では、適切な宛先を選択してメッセージを発送することができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
一つの側面では、情報処理装置は、ユーザと、該ユーザの住所とを対応付けて記憶する第1記憶部と、メッセージの発送元と、該発送元から発送する前記メッセージの印刷データとを対応付けて記憶する第2記憶部と、前記発送元がネットワーク上に出力した情報に対し、前記ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得する取得部と、前記エンゲージメント情報を取得した場合、前記第1記憶部において前記ユーザに対応付けられた住所と、前記第2記憶部において前記発送元に対応付けられた印刷データとに基づき、前記メッセージを印刷して前記ユーザ宛に発送する発送情報を生成する生成部と、生成した前記発送情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
一つの側面では、適切な宛先を選択してメッセージを発送することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、企業等の発送主から依頼を受けて、紙媒体のメッセージカード(図5参照)をユーザ宛に発送する情報処理システムについて説明する。情報処理システムは、情報処理装置1、ユーザ端末2、店舗端末3、及び印刷装置4を含む。各装置は、インターネット等のネットワークNを介して相互に通信接続されている。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、企業等の発送主から依頼を受けて、紙媒体のメッセージカード(図5参照)をユーザ宛に発送する情報処理システムについて説明する。情報処理システムは、情報処理装置1、ユーザ端末2、店舗端末3、及び印刷装置4を含む。各装置は、インターネット等のネットワークNを介して相互に通信接続されている。
情報処理装置1は、種々の情報処理、情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態で情報処理装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。サーバ1は、企業等の発送主から依頼を受けて、メッセージカードの印刷及び発送を行う代理業者のサーバ装置である。メッセージカードは、例えばダイレクトメールであり、企業等が提供する商品又はサービスの販売を促進するべくユーザ宛に発送されるポストカードである。後述するように、サーバ1は、事前に登録されている本システムの会員ユーザと、発送主とのインターネット上での繋がり(エンゲージメント)に基づき、発送主とインターネット上で繋がったユーザに対してダイレクトメールを発送する。
ユーザ端末2は、各ユーザが使用する情報処理端末であり、例えばスマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等である。ユーザ端末2は、インターネットに接続された端末装置であり、後述するように、SNS(Social Networking Service)を利用してユーザによる投稿や他のユーザの投稿の閲覧等が可能に構成してある。また、好ましくは、ユーザ端末2はスマートフォンのように撮像カメラを有し、後述するように、メッセージカードの裏面に印刷された二次元コードを読取可能な構成であることが望ましい。
店舗端末3は、所定の店舗(例えばコンビニエンスストア)に設置された端末装置であり、店舗のレジシステムに同期する端末装置である。後述するように、ユーザ宛に発送されるメッセージカードには二次元コードが印字されており、ユーザは当該二次元コードを利用してクーポンサービスを受けることができる。店舗端末3は店舗のレジで読み取られた二次元コードの読取データをサーバ1に転送し、サーバ1は、二次元コードの読取回数の集計を行う。
印刷装置4は、所定の印刷業者のプリンタであり、サーバ1からメッセージカードの印刷データを取得してメッセージカードの印刷を行う。印刷されたメッセージカードは、所定の郵送手段によってユーザ宛に発送される。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、主記憶部12、通信部13、及び補助記憶部14を備える。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有し、補助記憶部14に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の一時記憶領域であり、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部13は、通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ユーザ端末2等と情報の送受信を行う。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有し、補助記憶部14に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の一時記憶領域であり、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部13は、通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ユーザ端末2等と情報の送受信を行う。
補助記憶部14は大容量メモリ、ハードディスク等であり、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP、その他のデータを記憶している。また、補助記憶部14は、ユーザDB141、発送主DB142、及びメッセージDB143を記憶している。ユーザDB141は、各ユーザの情報を格納するデータベースである。発送主DB142は、メッセージカードの発送主の情報を格納するデータベースである。メッセージDB143は、ユーザに発送するメッセージカードの情報を格納するデータベースである。
なお、補助記憶部14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。また、サーバ1は複数のコンピュータからなるマルチコンピュータであってもよく、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
図3は、ユーザDB141、発送主DB142及びメッセージDB143のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
ユーザDB141は、ユーザID列、氏名列、属性列、住所列、SNSアカウント列、友人列を含む。ユーザID列は、本システムの会員として登録された各ユーザを識別するための識別情報を記憶している。氏名列は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザの氏名を記憶している。属性列は、ユーザIDと対応付けて、例えば生年月日、職業等のユーザの属性情報を記憶している。住所列は、ユーザIDと対応付けて、ユーザの住所を記憶している。SNSアカウント列は、ユーザIDと対応付けて、SNSにおけるユーザのアカウント情報を記憶している。友人列は、ユーザIDと対応付けて、ユーザがSNSで友人として登録してある他のユーザ(第2のユーザ)のユーザIDを記憶している。
ユーザDB141は、ユーザID列、氏名列、属性列、住所列、SNSアカウント列、友人列を含む。ユーザID列は、本システムの会員として登録された各ユーザを識別するための識別情報を記憶している。氏名列は、ユーザIDと対応付けて、各ユーザの氏名を記憶している。属性列は、ユーザIDと対応付けて、例えば生年月日、職業等のユーザの属性情報を記憶している。住所列は、ユーザIDと対応付けて、ユーザの住所を記憶している。SNSアカウント列は、ユーザIDと対応付けて、SNSにおけるユーザのアカウント情報を記憶している。友人列は、ユーザIDと対応付けて、ユーザがSNSで友人として登録してある他のユーザ(第2のユーザ)のユーザIDを記憶している。
なお、ユーザDB141に記憶されているユーザの住所はサーバ1でのみ管理し、メッセージカードの発送主である企業等とは共有されない。メッセージカードの代理発送業務を行うサーバ1でのみユーザの住所を管理することで、ユーザの住所を安全に管理し、かつ、発送主は顧客(ユーザ)の個人情報を管理する必要がない。
発送主DB142は、発送主ID列、発送主列、SNSアカウント列を含む。発送主ID列は、各発送主を識別するための識別情報を記憶している。SNSアカウント列は、発送主IDと対応付けて、発送主が使用するSNSのアカウント情報を記憶している。
メッセージDB143は、カードID列、発送主ID列、属性列、プリントデータ列、荷物列、発送履歴列、集計列を含む。カードID列は、発送主から発送される各メッセージカードを識別するための識別情報を記憶している。発送主ID列は、カードIDと対応付けて、メッセージカードの発送主の発送主IDを記憶している。属性列は、カードIDと対応付けて、メッセージカードの発送対象とするユーザの属性情報を記憶している。プリントデータ列は、カードIDと対応付けて、メッセージカードとして紙媒体に印刷される画像、テキスト等のプリントデータ(印刷データ)を記憶している。本実施の形態では、メッセージカードは五枚一組となって一の封筒に同封されて発送される。荷物列は、カードIDと対応付けて、メッセージカードと共に発送する荷物(同梱物)に関する情報を記憶している。当該荷物は、例えばサンプル商品のように、ユーザに贈呈する贈呈品である。発送履歴列は、カードIDと対応付けて、メッセージカードの発送履歴を記憶している。集計列は、カードIDと対応付けて、二次元コードの読取回数の集計結果を記憶している。
図4は、カード発送処理の概要を示す説明図である。図4に基づき、メッセージカードの発送処理の概要について説明する。
本実施の形態でサーバ1は、ユーザDB141に住所を登録済みの会員ユーザに対し、当該ユーザのSNS上での行動をトリガにメッセージカードを発送する。図4左に、SNS画面の一例を示す。SNS画面は、アカウントを有する各ユーザがSNS上に投稿したテキスト、画像等の投稿情報を表示する表示画面である。図4に示すように、SNS画面は各投稿を表示するほか、各投稿に対して「いいね」を付すための評価ボタン41、投稿に対して返信(コメント)するためのコメントボタン42、投稿を友人登録してある他のユーザと共有(シェア)するためのシェアボタン43等を表示する。
本実施の形態でサーバ1は、ユーザDB141に住所を登録済みの会員ユーザに対し、当該ユーザのSNS上での行動をトリガにメッセージカードを発送する。図4左に、SNS画面の一例を示す。SNS画面は、アカウントを有する各ユーザがSNS上に投稿したテキスト、画像等の投稿情報を表示する表示画面である。図4に示すように、SNS画面は各投稿を表示するほか、各投稿に対して「いいね」を付すための評価ボタン41、投稿に対して返信(コメント)するためのコメントボタン42、投稿を友人登録してある他のユーザと共有(シェア)するためのシェアボタン43等を表示する。
ここで、サーバ1にメッセージカードの発送依頼を行う企業(発送主)は、自社の商品又はサービスの販売を促進するための投稿をSNS上で行う。図4に示す例では、「アパレルA」という企業が商品の販売促進のため、商品の画像を含む投稿を行っている。
発送主の投稿に関心を持ったユーザは、例えば「いいね」で表される評価ボタン41を操作する。サーバ1は、評価ボタン41が操作された場合、投稿情報が示す商品やブランド、あるいは企業自体にユーザが関心を持ったものと判定し、評価ボタン41を操作したユーザに対してメッセージカードを発送する。
具体的には、サーバ1はユーザDB141にユーザのSNSのアカウント情報を、発送主DB142に発送主のSNSのアカウント情報をそれぞれ記憶しておき、発送主の投稿に対してユーザが評価ボタン41を操作したか否かを判定する。例えばサーバ1は、SNSが提供するインサイト機能(「いいね」や「シェア」の有無を投稿者に通知する機能)を利用してもよく、自らSNSのHTMLデータを解析してユーザによる評価ボタン41の操作入力の有無を判定してもよい。また、例えばサーバ1は、会員ユーザによる評価ボタン41への操作入力が行われたか否か、SNSに投稿を行った発送主から通知を受けるようにしてもよい。
なお、上記でサーバ1は、「いいね」で表される評価ボタン41への操作の有無を判定しているが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、例えばコメントボタン42又はシェアボタン43への操作の有無を判定してもよい。また、例えばサーバ1は、ツイッター(登録商標)のハッシュタグ機能のように、ユーザによる間接的な応答の有無を判定してもよい。このように、サーバ1は、発送主がSNSに出力した投稿情報に対するユーザの応答の有無を判定可能であればよく、当該応答は評価ボタン41への操作入力に限定されない。
ユーザによる評価ボタン41への操作が行われた場合、サーバ1はユーザDB141を参照して、当該ユーザの住所、氏名、属性等の情報を読み出す。例えばサーバ1は、SNSのアカウント情報に基づいて評価ボタン41を操作したユーザのユーザIDを特定し、当該ユーザIDに対応付くユーザの住所等の情報を読み出す。
また、サーバ1はメッセージDB143を参照して、ユーザ宛に発送するメッセージカードの印刷データを読み出す。例えばサーバ1は、評価ボタン41への操作を受け付けた投稿を行った発送主を、発送主DB142に登録された各発送主のSNSのアカウント情報から特定する。サーバ1は、特定した発送主のIDに対応付けられたメッセージカードの印刷データをメッセージDB143から読み出す。具体的には後述するように、サーバ1は、一の封筒に同封する複数のメッセージカードそれぞれの両面に印刷する画像、テキスト等のデータと、依頼時に発送主から指定された封筒の色等のデータを読み出す。
この場合にサーバ1は、ユーザの属性情報に応じて内容が異なるメッセージカードの印刷データを読み出す。具体的には、サーバ1は、ユーザの年齢、性別といった属性に応じて、各属性を有するユーザ向けのメッセージカードの印刷データをメッセージDB143に用意しておく。そしてサーバ1は、上記でユーザDB141から読み出したユーザの属性情報に応じて異なるメッセージカードを選択し、印刷データを読み出す。これにより、ユーザに応じて適切なメッセージカードが選択され、さらなる販売促進効果を期待することができる。
また、サーバ1は、メッセージカードの印刷データのほかに、当該メッセージカードと共に発送する荷物の情報を読み出す。当該荷物は、例えばサンプル商品のように、ユーザに贈呈する贈呈品である。例えばメッセージカードが化粧品のダイレクトメールである場合、ユーザへの贈呈品として化粧品のサンプルが贈呈される。
なお、メッセージカードと共に発送する荷物は、メッセージカード(ダイレクトメール)の内容に関連した物に限定されず、メッセージカードの内容とは無関係な物であってもよい。
サーバ1は、ユーザDB141から読み出したユーザの住所、氏名等の宛先のデータと、メッセージDB143から読み出したメッセージカードの印刷データ、及び荷物の情報とを含む、メッセージカードの発送情報を生成して所定の業者(例えばポストカードの印刷業者、荷物の配送業者など)宛に出力(発注)する。具体的には、制御部11は、発送主によって指定された色の封筒に印刷するユーザの住所、氏名等の宛先と、正方形状の複数の紙媒体それぞれに対して印刷するメッセージカードの画像、テキスト、二次元コード等を含むデータを、印刷装置4宛に送信(出力)する(図1参照)。
図5は、メッセージカードの一例を示す説明図である。本実施の形態でサーバ1は、五枚一組にしたメッセージカードをユーザ宛に発送する。図5では、各メッセージカードの表裏のプリントデータを模式的に示している。
本実施の形態に係るメッセージカードは、一般的なポストカードとは異なり、正方形状を有する。正方形状の5枚のメッセージカードにはそれぞれ、表裏に所定の画像、テキスト、及び二次元コード51が印刷される。メッセージカードに印刷される画像、テキスト等はカード発送の依頼者である発送主によって指定され、メッセージDB143に保存されている。
メッセージカードの表の面(第1面)には、所定のデザイン画像が印刷されている。詳細な図示は省略するが、デザイン画像は、例えば発送主の企業名、ブランド名等のロゴが入ったイメージ画像である。より詳しくは、デザイン画像は、例えばファッションモデルを被写体にした写真、風景写真のように、見映えが良く(photogenic)、デザイン性が高い画像であることが好ましい。正方形状という特徴的な形状と、表面に印刷されたデザイン画像によって、他の一般的なダイレクトメールと異なり、メッセージカード自体が美的価値を有する。すなわち、所謂「SNS映え」するカードとなっており、ユーザが友人との話題に挙げたくなるようなカードとなっている。このような外観的特徴により、メッセージカード自体が一つの「ギフト」としての機能を果たし、宣伝効果の向上を図ることができる。5枚のメッセージカードそれぞれの表の面には、別々のデザイン画像が印刷される。
なお、上記ではデザイン画像にロゴを含めることにしているが、デザイン画像自体がユーザの興味を惹きつけることが可能であればよく、デザイン画像は発送主自身や商品等とは無関係の画像であってもよい。
メッセージカードの裏面(第2面)には、発送主からユーザに宛てたテキストメッセージ、又は発送主が提供する商品若しくはサービスの販売を促進するための販売促進情報が印刷されている。図5に示す例では、1枚目のカードの裏面にはユーザへの謝意を示すテキストメッセージが印刷されている。2〜5枚目のカードの裏面には、ユーザに購入を勧める商品の画像(写真)と、当該商品に関するテキスト(説明)とが印刷される。このように、メッセージカードの表面にはデザイン画像を印刷してユーザの興味を惹きつける一方、裏面には商品等に関連した情報を印刷し、ユーザに対する販売促進を行う。
また、メッセージカードの裏面には、発送主が提供する商品等に関連した商品情報を記述した二次元コードが印刷されている。二次元コードは、例えばQRコード(登録商標)、バーコードのように、光学的読取手段で情報の読み取りが可能なプリントデータである。サーバ1は、メッセージカードを受け取ったユーザへのさらなるギフトとして、ユーザが利用可能な所定の情報を二次元コードにして裏面に印刷させる。二次元コードの内容について、詳しくは後述する。
印刷業者等の印刷装置4は、サーバ1(外部装置)から、上述のデザイン画像、テキストメッセージ、販売促進情報、二次元コード等の印刷データと、ユーザの住所、氏名等の宛先情報とを含む発送情報を取得する。印刷装置4は、上述の如く、1枚目のカード(紙媒体)の表の面にデザイン画像を、裏面にテキストメッセージを印刷する。また、印刷装置4は、2〜5枚目の各カードの表の面にデザイン画像を、裏面に販売促進情報及び二次元コードを印刷する。当該業者は、メッセージカードに対応して正方形状を有する封筒にユーザの住所、氏名等の宛先を印刷する。印刷業者は当該封筒に各カードを封入する。その後、封筒に封入されたメッセージカードは、サンプル商品等の荷物を管理する配送業者に送られ、当該荷物と共にユーザへ発送される。
次に、二次元コードに記述される情報と、二次元コードの利用方法について説明する。二次元コードに記述される情報としては、例えば商品購入時に利用可能なクーポン、商品に関するアンケート、プレゼントの応募券、試供品の入手券などである。なお、これらはいずれも一例であり、二次元コードは、カードの発送主が提供する商品等に関連する情報であればよい。例えば二次元コードとして、クーポンのダウンロードページ、アンケートの回答ページ等にアクセスするためのURLコードが印刷されている。
図6は、二次元コードの利用例を示す説明図である。例えば図6左側に示すように、ユーザはユーザ端末2を操作して、自ら二次元コードの読み取りを行ってクーポン等を利用する。ユーザ端末2は、不図示のカメラで二次元コードを撮像し、撮像画像を読み込んでURLコードを取得する。ユーザ端末2は、取得したURLコードに基づきサーバ1にアクセスし、電子クーポンのダウンロード、アンケートへの回答などを行う。
また、図6右上に示すように、ユーザがメッセージカード自体をコンビニエンスストア等の店舗に持参し、店舗で直接二次元コードを読み取ってクーポン等を利用可能としても良い。例えば店舗のレジに設置のリーダ装置で二次元コードを読み取り、店舗端末3(図6では不図示)がサーバ1にアクセスして電子クーポンの配信を受け、商品購入時の会計処理に利用する。
上述の如く、ユーザはメッセージカードに印刷された二次元コードを読み取って種々の情報を利用することができる。本実施の形態でサーバ1は、二次元コードの読取状況に関して集計を行う。例えばサーバ1は、二次元コードに含む情報として、メッセージカードのカードID、及びメッセージカードの発送先であるユーザのユーザIDを記述しておく。ユーザ端末2、店舗端末3等の端末装置は、二次元コードを読み取ってサーバ1にアクセスする場合、カードID及びユーザIDを含むURLコードに基づき通信を行う。そしてサーバ1は、URLコードに含まれるカードID及びユーザIDに基づき、アクセス元であるメッセージカード、及びユーザを識別する。
サーバ1は識別結果に基づき、各ユーザに発送したメッセージカードの二次元コードの読取回数等を集計する。例えば図3で示したように、サーバ1は、二次元コードが読み取られたカードのカードIDと対応付けて、当該カードの発送先であるユーザのユーザIDを記憶すると共に、読取回数をアクセス数に応じてインクリメントしていく。なお、図3では図示の簡潔のため読取回数及びユーザIDのみ集計列にレコードされているが、二次元コードが読み取られた日時、何枚目のカードの二次元コードが読み取られたか等も含めて詳細に集計を行ってもよいことは勿論である。
サーバ1は、二次元コードの読取状況に関する集計結果を発送主に通知する。例えばサーバ1は、カードの発送数、二次元コードの読取回数、読取回数を発送数で除算したコンバージョン率等を計算し、発送主に通知する。なお、サーバ1は上記の読取回数、コンバージョン率等だけでなく、メッセージカードの発送(郵送)に伴う費用も含めて集計を行い、発送主に通知しても良い。このように、サーバ1はメッセージカードをユーザに発送するだけでなく、発送した二次元コードの利用状況を追跡し、ダイレクトメールとしてのメッセージカードの広告分析を行って発送主に報告する。
図7は、カード発送処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7に基づき、メッセージカードの発送処理の処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、発送主がSNS上に出力した投稿情報に対し、ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得する(ステップS11)。上述の如く、エンゲージメント情報はSNS上でユーザ(読者)の関心の度合いを測るKPIであり、例えば「いいね」で表される評価ボタン41への操作入力のように、発送主の投稿に対するユーザの応答操作である。
サーバ1の制御部11は、発送主がSNS上に出力した投稿情報に対し、ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得する(ステップS11)。上述の如く、エンゲージメント情報はSNS上でユーザ(読者)の関心の度合いを測るKPIであり、例えば「いいね」で表される評価ボタン41への操作入力のように、発送主の投稿に対するユーザの応答操作である。
エンゲージメント情報を取得した場合、制御部11はユーザDB141を参照して、発送主の投稿に対して応答したユーザに対応付けられた住所、氏名、属性等の情報を読み出す(ステップS12)。例えば制御部11は、ユーザIDと対応付けてユーザのSNSのアカウント情報を記憶しておき、評価ボタン41を操作したユーザを識別して住所等の情報を読み出す。
制御部11はメッセージDB143を参照して、発送主から印刷及び発送を依頼されたメッセージカードの印刷データと、当該メッセージカードと共に発送する荷物の情報とを読み出す(ステップS13)。例えば制御部11は、発送主のSNSのアカウント情報を発送主DB142に記憶しておき、ユーザによって評価ボタン41への操作入力が行われた投稿の投稿者である発送主を特定する。制御部11はメッセージDB143を参照して、発送主IDに対応付けられたメッセージカードの印刷データを読み出す。例えば上記のように、制御部11は、一の封筒に同封する複数のメッセージカードそれぞれの表裏の印刷データと、発送主から指定された封筒の色等のデータとを読み出す。メッセージカードの印刷データは、正方形状の紙媒体に対して印刷する画像、テキスト、及び二次元コードを含む。二次元コードは、例えば発送主が提供する商品又はサービスに関連するクーポン、アンケート、プレゼント等のような商品情報であるが、これらに限定されるものではない。
また、ステップS13で制御部11は、ステップS12で読み出したユーザの属性情報に応じて異なるメッセージカードの印刷データを読み出す。また、制御部11は、サンプル商品のように、メッセージカードと共に発送する荷物(贈呈品)のデータを読み出す。
制御部11は、ステップS12で読み出したユーザの住所、氏名等の情報と、ステップS13で読み出したメッセージカードの印刷データ等とに基づき、メッセージカードを印刷してユーザ宛に発送するための発送情報を生成し、出力する(ステップS14)。例えば制御部11は、指定された色の封筒に印刷するユーザの住所、氏名等のテキストと、正方形状の複数の紙媒体それぞれに対して印刷するメッセージカードの画像、テキスト、二次元コード等を含むデータを、所定の業者宛に送信(出力)する。
制御部11は、メッセージカードの発送履歴をメッセージDB143に記憶する(ステップS15)。例えば制御部11は、メッセージカードのカードIDと対応付けて、カードの発送先として指定したユーザのユーザIDを、カードの発送予定日と共に記憶する。制御部11は、一連の処理を終了する。
図8は、二次元コードの読取集計処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に基づき、二次元コードの読取状況を集計する集計処理の処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末2、店舗端末3等の端末装置から、メッセージカードに印刷された二次元コードを読み取った読取データ(読取情報)を取得する(ステップS31)。読取データを取得した場合、制御部11は、二次元コードに対応する商品情報を読取元の端末装置に出力する(ステップS32)。例えば制御部11は、ユーザ端末2においてクーポン、アンケート等に係るQRコード(登録商標)が読み取られた場合、クーポンのダウンロードページ、アンケートの回答ページ等をユーザ端末2に出力する。また、例えば制御部11は、店舗端末3においてクーポンに係るQRコード(登録商標)が読み取られた場合、店舗端末3に電子クーポンを配信する。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末2、店舗端末3等の端末装置から、メッセージカードに印刷された二次元コードを読み取った読取データ(読取情報)を取得する(ステップS31)。読取データを取得した場合、制御部11は、二次元コードに対応する商品情報を読取元の端末装置に出力する(ステップS32)。例えば制御部11は、ユーザ端末2においてクーポン、アンケート等に係るQRコード(登録商標)が読み取られた場合、クーポンのダウンロードページ、アンケートの回答ページ等をユーザ端末2に出力する。また、例えば制御部11は、店舗端末3においてクーポンに係るQRコード(登録商標)が読み取られた場合、店舗端末3に電子クーポンを配信する。
制御部11は、二次元コードの読取状況に関する集計を行う(ステップS33)。例えば制御部11はステップS31において、二次元コードの読取データとして、二次元コードが印刷されているメッセージカードのカードIDと、メッセージカードの発送先であるユーザのユーザIDとを取得する。制御部11はカードIDと対応付けてユーザIDをメッセージDB143に格納すると共に、当該カードIDに紐付く読取回数をインクリメントする。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記ではメッセージカードがダイレクトメールである場合を一例に説明を行ったが、メッセージカードは特定の商品等に結びつくダイレクトメールでなくともよい。例えばサーバ1は、ユーザ(個人)のSNSへの投稿に対して評価ボタン41を操作した他のユーザ(個人)に対し、投稿者であるユーザから他のユーザへ、自動的にメッセージカードを発送するものとしてもよい。このように、本システムを所謂BtoC(Business to Customer)ではなく、CtoC(Customer to Customer)に適用してもよい。
また、上記でサーバ1は、SNS上での発送主とユーザとの繋がり(エンゲージメント)に基づいてメッセージカードを発送しているが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えばサーバ1は、ユーザが所定のECサイトで商品を閲覧した場合に、当該商品の提供者からのメッセージカードをユーザに発送するようにしてもよい。また、後述する実施の形態2のように、サーバ1は、新規会員を募る所定のキャンペーンを展開し、キャンペーンへのユーザの参加を契機に、新規会員ユーザに対してメッセージカードを発送するようにしてもよい。このように、サーバ1は発送主とユーザとのネットワークN上での繋がりを契機としてメッセージカードを発送可能であればよく、カード発送のトリガとなる行為はSNSでの応答に限定されない。
以上より、本実施の形態1によれば、インターネット上でのユーザと発送主との繋がり(エンゲージメント)を元に、発送主が提供する商品等に関心を持ったユーザに対し、メッセージカードを発送する。これにより、ユーザらに機械的に発送する場合と比較して、適切なユーザを宛先に選択してメッセージカードを発送することができる。また、ユーザの住所等はサーバ1でのみ管理されており、発送主(企業等)はユーザの住所を知らずともメッセージカードが発送される。これにより、ユーザの個人情報(住所)を安全に管理することができると共に、発送主はユーザの個人情報を管理する必要がない。
また、本実施の形態1によれば、複数のメッセージカードを同封して発送する。これにより、ユーザは、多様なメッセージカードを一度に受け取ることができる。
また、本実施の形態1によれば、ユーザ個人の属性に応じてメッセージカードを選択する、これにより、ユーザは適切なメッセージカードを受け取ることができる。
また、本実施の形態1によれば、メッセージカードと共にサンプル商品のような荷物を発送することができ、ユーザ及び発送主にとって利便性の高い発送サービスを提供することができる。
また、本実施の形態1によれば、発送主が提供する商品等に関連したクーポン、アンケート、プレゼント等を利用するための二次元コードをメッセージカードに印刷し、発送する。これにより、メッセージカードにさらなる付加価値をもたらすことができる。
また、本実施の形態1によれば、正方形状のカードの表面にデザイン画像を、裏面に販売促進情報を印刷したメッセージカードを発送する。表面に印刷されるデザイン画像は、裏面に印刷された販売促進情報とは異なり、デザイン性が高く、見映えの良い画像であることが望ましい。これにより、メッセージカード自体に外観的特徴を持たせ、ユーザに対する宣伝効果を高めることができる。
また、本実施の形態1によれば、二次元コードの読取状況を集計し、宣伝効果を発送主にレポートすることができる。特に本実施の形態では、二次元コードにカードID、ユーザIDといった識別情報を含ませ、個々のメッセージカードのカードIDや発送先のユーザIDを読取情報として取得することで、どの発送先(ユーザ)に対するメッセージカードの発送がコンバージョンに繋がったか、詳細にレポートすることができる。
また、本実施の形態1によれば、発送元がSNS上に出力した投稿情報に対するユーザの応答をトリガとしてメッセージカードを発送することで、ユーザが関心を持っているか否かをより適切に判定し、発送先を選択することができる。また、SNSでのユーザの反応に対し、紙媒体のメッセージカードで個別にメッセージを送ることで、一般的なダイレクトメールのような単純な販売促進策ではなく、長期的な視点に立った「ファン作り」を行うことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、住所等の情報を登録した新規の会員ユーザに対し、メッセージカードを発送する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、実施の形態2の概要を示す説明図である。図9では、ユーザDB141に未登録の一般ユーザに対してキャンペーンを展開し、住所等を登録した新規の会員ユーザにメッセージカードを発送する様子を図示している。
本実施の形態では、住所等の情報を登録した新規の会員ユーザに対し、メッセージカードを発送する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、実施の形態2の概要を示す説明図である。図9では、ユーザDB141に未登録の一般ユーザに対してキャンペーンを展開し、住所等を登録した新規の会員ユーザにメッセージカードを発送する様子を図示している。
本実施の形態では、ユーザDB141に住所等が記憶されていないユーザ、つまり非会員である一般ユーザを対象とする。サーバ1はメッセージカードの発送主である企業等と連携して、一般ユーザ向けのキャンペーンを展開する。具体的には、サーバ1は、新規に会員登録したユーザに対し、特別クーポン等に係る二次元コード51付きのメッセージカードをギフトとして贈呈するキャンペーンを展開する。
例えばユーザ端末2は、本サービスに係る所定のホームページにアクセスし、一般ユーザ向けのキャンペーンページを表示する。図9左上に、当該ページの画面例を示す。当該ページでは、例えば図9に示すように、メッセージDB143に登録されている各発送主のメッセージカードが一覧で表示され、ユーザが所望するカードを選択可能となっている。ユーザ端末2は、ユーザによる操作入力に基づいてメッセージカードを選択(指定)し、選択したメッセージカードの発送をサーバ1に要求する。そしてユーザ端末2は、メッセージカードを受け取るために必要な住所等の情報をサーバ1に登録するため、図9中段に示す登録画面に遷移する。
また、例えばユーザ端末2は、図9左上のページのようなサーバ1のオウンドメディアではなく、所定の外部サイトから登録画面へとリンクさせてもよい。例えば図9右上に示すように、ユーザ端末2は、企業等の発送主のホームページへとアクセスし、バナー広告等で表示されるリンク91を含むWebページを表示する。リンク91は、発送主からメッセージカードを受け取るべく、登録画面へと遷移するためのハイパーリンクである。ユーザ端末2は、リンク91への操作入力に応じて、登録画面へと遷移する。このように、登録画面へのアクセス経路は種々の経路が考え得る。
メッセージカードを指定した発送要求(登録画面へのリンク要求)をユーザ端末2から取得した場合、サーバ1は、図9中段に示す登録画面をユーザ端末2に出力し、氏名、住所、SNSのアカウント情報、ユーザの属性情報等を含む登録情報の入力要求を行う。サーバ1は、登録画面を介して登録情報の入力を受け付け、ユーザDB141に記憶(登録)する。これにより、会員登録が完了する。
会員登録が完了後、サーバ1は、指定されたメッセージカードをユーザ宛に発送する。具体的には、サーバ1は、ユーザDB141に新規に登録した住所、氏名等を宛先として読み出す。また、サーバ1は、ユーザから指定されたメッセージカードの印刷データ、当該メッセージカードに同梱する荷物(サンプル商品等)のデータ等をメッセージDB143から読み出す。そしてサーバ1は、新規会員ユーザの住所等を宛先にして、ユーザが指定したメッセージカードを発送するための発送情報を生成し、所定の業者に送信(出力)する。
図10は、実施の形態2に係るカード発送処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図10に基づき、本実施の形態におけるカード発送処理について説明する。
サーバ1の制御部11は、ユーザDB141に住所等の情報を未登録のユーザから、メッセージカードを指定した発送要求を取得する(ステップS201)。例えば制御部11は、上述の如く、本サービスを提供するホームページ(選択画面)のようなオウンドメディアから、又は送付主のホームページのような外部サイトから、メッセージカードを指定したリンク情報を取得する。
サーバ1の制御部11は、ユーザDB141に住所等の情報を未登録のユーザから、メッセージカードを指定した発送要求を取得する(ステップS201)。例えば制御部11は、上述の如く、本サービスを提供するホームページ(選択画面)のようなオウンドメディアから、又は送付主のホームページのような外部サイトから、メッセージカードを指定したリンク情報を取得する。
発送要求を取得した場合、制御部11は、所定の登録画面をユーザ端末2に出力し、住所、氏名、SNSのアカウント情報、ユーザの属性情報等を含む登録情報の入力を要求する(ステップS202)。制御部11は、登録画面を介して登録情報を取得する(ステップS203)。制御部11は、当該ユーザに対して新規にユーザIDを発行し、取得した登録情報をユーザDB141に記憶して、新規会員の登録を行う(ステップS204)。
制御部11は、ステップS201の発送要求で指定されたメッセージカードの印刷データ等をメッセージDB143から読み出す(ステップS205)。制御部11は、ステップS201で取得した登録情報が示すユーザの住所、氏名等を宛先にして、ステップS203で読み出した印刷データを印刷したメッセージカードを発送する発送情報を生成し、所定の業者に対して出力する(ステップS206)。制御部11は、処理をステップS15に移行する。
以上より、本実施の形態2によれば、本サービスに登録していない未登録ユーザについて、メッセージカードを媒体としたキャンペーンへの参加を契機に会員登録を行い、メッセージカードを発送する。これにより、ユーザと発送主との結びつきを積極的に促すと共に、本システムに登録する新規ユーザの獲得を図ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、ユーザに送付されたメッセージカードを友人宛に発送(共有)可能とする形態について説明する。
図11は、発送済みカードの閲覧画面の一例を示す説明図である。サーバ1はユーザ端末2からのアクセスに応じて、メッセージDB143に記憶されている発送履歴に基づき、図11に示す閲覧画面を出力する。閲覧画面は、ユーザに発送済みのメッセージカードのデジタルデータ(印刷の元となる印刷データ)を表示する表示画面である。閲覧画面には、ユーザに発送済みの各メッセージカードが一覧で表示される。
本実施の形態では、ユーザに送付されたメッセージカードを友人宛に発送(共有)可能とする形態について説明する。
図11は、発送済みカードの閲覧画面の一例を示す説明図である。サーバ1はユーザ端末2からのアクセスに応じて、メッセージDB143に記憶されている発送履歴に基づき、図11に示す閲覧画面を出力する。閲覧画面は、ユーザに発送済みのメッセージカードのデジタルデータ(印刷の元となる印刷データ)を表示する表示画面である。閲覧画面には、ユーザに発送済みの各メッセージカードが一覧で表示される。
本実施の形態でサーバ1は、閲覧画面で表示するメッセージカードを、ユーザが友人登録してある他のユーザ(第2のユーザ)に無料で配ることができるサービスを提供する。
例えば図11に示すように、サーバ1は閲覧画面において、各メッセージカードに対応する位置に共有ボタン111を表示させる。共有ボタン111は、メッセージカードを友人と共有(シェア)するためのアイコンである。サーバ1は、共有ボタン111への操作入力を受け付けることで、共有ボタン111に対応するメッセージカードの発送依頼をユーザから受け付ける。
例えばサーバ1は、共有ボタン111への操作入力を受け付けた場合、不図示の画面に遷移し、予め友人として登録されている他のユーザを一覧で表示させる。そしてサーバ1は、メッセージカードの発送先とする他のユーザ(友人)の指定入力を受け付ける。また、サーバ1は、メッセージカードを他のユーザに発送するに際して、送り主であるユーザから他のユーザへ向けたコメントの入力を受け付ける。
サーバ1は、指定された他のユーザの住所、氏名等の情報をユーザDB141から読み出すと共に、発送するメッセージカードの印刷データをメッセージDB143から読み出す。そしてサーバ1は、指定された他のユーザを宛先にメッセージカードを発送する発送情報を生成する。例えばサーバ1は、実施の形態1と同様の5枚のメッセージカードと、送り主であるユーザから他のユーザに向けたコメントを印刷したカードとを含む、6枚分のメッセージカードの発送情報を生成する。サーバ1は、発送情報を所定の業者に送信(出力)し、メッセージカードの印刷及び発送を依頼する。
このように、サーバ1は、ユーザが一度受け取ったメッセージカードを友人と共有可能とする。これによって、例えばユーザは自身が気に入ったブランド(発送元)のメッセージカードを友人と共有し、そのブランドを勧めるといったことができる。このように、ユーザからユーザへと評判が伝わり、宣伝効果をさらに高めることができる。
なお、サーバ1は、ユーザから友人に対して発送したメッセージカードについて、印刷及び発送に伴う代金を、メッセージカードの元々の発送元である企業等に請求する。例えばサーバ1は、所定の期間毎に(例えば月末に)一連の発送業務の費用請求を行うに当たり、ユーザ間でのメッセージカードの発送分についても費用を請求する。これによって、ユーザは発送費用を負担することなく無料でメッセージカードを送ることができるため、ユーザ間のメッセージカードの発送を促すことができる。
図12は、実施の形態3に係るカード発送処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図12に基づき、本実施の形態におけるカード発送処理について説明する。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末2からの要求に従い、ユーザに発送済みのメッセージカードを閲覧可能な閲覧画面を出力する(ステップS301)。具体的には、制御部11はメッセージDB143に記憶されている発送履歴を参照して、ユーザに発送済みのメッセージカードを特定する。制御部11は、特定したメッセージカードのデジタルデータ(印刷データ)を一覧で表示する閲覧画面をユーザ端末2に出力する。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末2からの要求に従い、ユーザに発送済みのメッセージカードを閲覧可能な閲覧画面を出力する(ステップS301)。具体的には、制御部11はメッセージDB143に記憶されている発送履歴を参照して、ユーザに発送済みのメッセージカードを特定する。制御部11は、特定したメッセージカードのデジタルデータ(印刷データ)を一覧で表示する閲覧画面をユーザ端末2に出力する。
制御部11は、共有ボタン111への操作入力の有無に基づき、閲覧画面に表示したメッセージカードを他のユーザと共有(シェア)するか否かを判定する(ステップS302)。共有しないと判定した場合(S302:NO)、制御部11は一連の処理を終了する。共有すると判定した場合(S302:YES)、制御部11は、ユーザDB141において友人として関連付けられた他のユーザ(第2のユーザ)を発送先に指定する指定入力を受け付ける(ステップS303)。さらに制御部11は、ユーザ端末2から、メッセージカードを発送する際に同封するコメントの入力を受け付ける(ステップS304)。
制御部11は、指定された他のユーザの住所、氏名等の情報をユーザDB141から読み出す(ステップS305)。また、制御部11は、共有するメッセージカードの印刷データをメッセージDB143から読み出す(ステップS306)。そして制御部11は、当該他のユーザ宛のメッセージカードを印刷して発送(転送)する発送情報(転送情報)を生成し、出力する(ステップS307)。例えば制御部11は、実施の形態1と同様のカードの印刷データと共に、ステップS304で入力されたコメントの印刷データを所定の業者に対して送信(出力)する。制御部11はメッセージDB143に発送履歴を記憶し(ステップS308)、一連の処理を終了する。
なお、上記ではメッセージカードを紙媒体で他のユーザと共有するものとしたが、メッセージカードを電子媒体で共有可能としてもよい。すなわち、メッセージカードのデジタルデータ(印刷データ)そのものを他のユーザと共有可能としてもよい。例えばサーバ1は、共有ボタン111への操作入力を受け付けた場合、他のユーザ宛にメッセージカードのデジタルデータを電子メールで送信する。このように、サーバ1は、ユーザに発送済みのメッセージカードを他のユーザに転送する転送情報を生成可能であればよく、転送手段は郵送であってもよく、電子的な送信手段であってもよい。
以上より、本実施の形態3によれば、既に受け取ったメッセージカードを閲覧画面で確認することができる。
また、本実施の形態3によれば、メッセージカードを友人と共有することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 補助記憶部
P プログラム
141 ユーザDB
142 発送主DB
143 メッセージDB
41 評価ボタン
42 コメントボタン
43 シェアボタン
91 リンク
111 共有ボタン
11 制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 補助記憶部
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141 ユーザDB
142 発送主DB
143 メッセージDB
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Claims (14)
- ユーザと、該ユーザの住所とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
メッセージの発送元と、該発送元から発送する前記メッセージの印刷データとを対応付けて記憶する第2記憶部と、
前記発送元がネットワーク上に出力した情報に対し、前記ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得する取得部と、
前記エンゲージメント情報を取得した場合、前記第1記憶部において前記ユーザに対応付けられた住所と、前記第2記憶部において前記発送元に対応付けられた印刷データとに基づき、前記メッセージを印刷して前記ユーザ宛に発送する発送情報を生成する生成部と、
生成した前記発送情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2記憶部は、複数の前記メッセージの印刷データを相互に関連付けて記憶し、
前記生成部は、前記複数のメッセージを前記ユーザ宛に発送する前記発送情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1記憶部は、前記ユーザの属性情報を記憶し、
前記生成部は、前記ユーザの属性情報に応じて異なる前記メッセージを選択し、前記発送情報を生成する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記第2記憶部は、前記メッセージの印刷データと対応付けて、該メッセージと共に発送する荷物に関する情報を記憶し、
前記生成部は、前記メッセージと共に前記荷物を発送する前記発送情報を生成する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記メッセージの印刷データは、前記発送元が前記ユーザに提供する商品又はサービスに関連した情報を記述する二次元コードを含む
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記メッセージの印刷データは、所定のデザイン画像と、前記商品又はサービスの販売を促進するための画像又はテキストである販売促進情報とを含み、
前記生成部は、正方形状の紙媒体の第1面に前記デザイン画像を、該紙媒体の第2面に前記販売促進情報及び二次元コードを印刷する前記発送情報を生成する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記二次元コードの読取情報を取得する読取取得部と、
取得した前記読取情報に基づき、前記二次元コードの読取状況に関する集計を行う集計部と
を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。 - 前記メッセージの発送履歴を記憶する第3記憶部と、
前記発送履歴を参照して、前記ユーザに発送済みの前記メッセージの印刷データを表示する閲覧画面を、前記ユーザに対して出力する画面出力部と
を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第1記憶部は、複数の前記ユーザを相互に関連付けて記憶し、
前記閲覧画面を介して、前記メッセージを発送済みの前記ユーザに関連付けられた第2の前記ユーザを前記メッセージの転送先に指定する指定入力を受け付ける転送先受付部を備え、
前記生成部は、前記第2のユーザ宛に前記メッセージを発送又は送信する転送情報を生成する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記エンゲージメント情報は、前記発送元がソーシャルネットワーク上に出力した投稿情報に対する前記ユーザの応答を示す情報である
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、
前記第1記憶部に未登録である前記ユーザから、前記メッセージを指定した発送要求を取得し、
前記発送要求を取得した場合、前記ユーザに対して登録要求を出力して、住所を含む登録情報を取得し、
前記生成部は、前記発送要求で指定された前記メッセージを、前記登録情報が示す住所宛に発送する前記発送情報を生成する
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - ユーザと、該ユーザの住所とを対応付けて第1記憶部に記憶し、
メッセージの発送元と、該発送元から発送する前記メッセージの印刷データとを対応付けて第2記憶部に記憶し、
前記発送元がネットワーク上に出力した情報に対し、前記ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得し、
前記エンゲージメント情報を取得した場合、前記第1記憶部において前記ユーザに対応付けられた住所と、前記第2記憶部において前記発送元に対応付けられた印刷データとに基づき、前記メッセージを印刷して前記ユーザ宛に発送する発送情報を生成し、
生成した前記発送情報を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - ユーザと、該ユーザの住所とを対応付けて第1記憶部に記憶し、
メッセージの発送元と、該発送元から発送する前記メッセージの印刷データとを対応付けて第2記憶部に記憶し、
前記発送元がネットワーク上に出力した情報に対し、前記ユーザが関心を持ったことを示すエンゲージメント情報を取得し、
前記エンゲージメント情報を取得した場合、前記第1記憶部において前記ユーザに対応付けられた住所と、前記第2記憶部において前記発送元に対応付けられた印刷データとに基づき、前記メッセージを印刷して前記ユーザ宛に発送する発送情報を生成し、
生成した前記発送情報を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする発送方法。 - 商品又はサービスを提供する企業がユーザ宛に発送するポストカードの作成方法であって、
前記企業がソーシャルネットワーク上に出力した投稿情報に対して前記ユーザが応答した場合に、前記ユーザの住所と、所定のデザイン画像、前記ユーザに宛てるメッセージ、及び前記商品又はサービスの販売を促進するための販売促進情報を含む印刷データとを記憶する外部装置から、前記住所及び印刷データを含む前記ポストカードの発送情報を取得し、
前記印刷データに基づき、正方形状の紙媒体の第1面にデザイン画像を、該紙媒体の第2面に前記メッセージを印刷し、
前記メッセージを印刷した前記紙媒体とは別の前記紙媒体の第1面にデザイン画像を、該紙媒体の第2面に前記販売促進情報を印刷し、
前記紙媒体に対応する正方形状の封筒に、前記住所を含む宛先を印刷し、
前記メッセージ及び販売促進情報が夫々印刷された複数の前記紙媒体を前記封筒に封入する
ことを特徴とするポストカードの作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018036576A JP2019152973A (ja) | 2018-03-01 | 2018-03-01 | 情報処理装置、プログラム、発送方法及び作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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JP2018036576A Pending JP2019152973A (ja) | 2018-03-01 | 2018-03-01 | 情報処理装置、プログラム、発送方法及び作成方法 |
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JP (1) | JP2019152973A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021111105A (ja) * | 2020-01-09 | 2021-08-02 | 株式会社Jpメディアダイレクト | ダイレクトメール発送支援システム、ダイレクトメール発送支援方法、及びダイレクトメール発送支援プログラム |
JP6927392B1 (ja) * | 2020-08-28 | 2021-08-25 | 凸版印刷株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム |
JP7020729B1 (ja) | 2021-03-16 | 2022-02-16 | 株式会社アプト | 動画再生評価システムと動画再生評価方法とそのプログラム |
JP2022039998A (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-10 | 凸版印刷株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム |
-
2018
- 2018-03-01 JP JP2018036576A patent/JP2019152973A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7140248B2 (ja) | 2020-08-28 | 2022-09-21 | 凸版印刷株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム |
JP7020729B1 (ja) | 2021-03-16 | 2022-02-16 | 株式会社アプト | 動画再生評価システムと動画再生評価方法とそのプログラム |
JP2022142680A (ja) * | 2021-03-16 | 2022-09-30 | 株式会社アプト | 動画再生評価システムと動画再生評価方法とそのプログラム |
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